JP2004023877A - インバータ付き電気機械 - Google Patents

インバータ付き電気機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2004023877A
JP2004023877A JP2002174734A JP2002174734A JP2004023877A JP 2004023877 A JP2004023877 A JP 2004023877A JP 2002174734 A JP2002174734 A JP 2002174734A JP 2002174734 A JP2002174734 A JP 2002174734A JP 2004023877 A JP2004023877 A JP 2004023877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
power supply
inverter
motor case
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002174734A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Nishidai
西台 秀和
Yutaka Tajima
田島 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority to JP2002174734A priority Critical patent/JP2004023877A/ja
Publication of JP2004023877A publication Critical patent/JP2004023877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】全体を小型化して組立時の作業性を向上できると共に、インバータ装置からの発熱をハウジングを通じて効率的に放熱できるようにする。
【解決手段】インバータ付き電気機械のハウジング1を、電動モータ8を収容するモータケース2と、自動変速機5を収容する筒状の変速機ケース3と、モータケース2と変速機ケース3との間に設けられた仕切板4とにより構成する。モータケース2のテーパ筒部2Bおよび小径筒部2C内には、電動モータ8のステータ9、ロータ10と仕切板4との間に位置して環状の空きスペースSa が形成される。そして、この空きスペースSa 内には、インバータ装置11のパワーモジュール13、電源コンデンサ15および通電用バスバ16,17等をコンパクトに配置する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用自動変速機、制動装置または操舵装置等の回転源として好適に用いられるインバータ付き電気機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、乗用車等の車両には、油圧ポンプ、制動装置または操舵装置等の回転源として誘導電動機が搭載される。そして、このような誘導電動機は多相交流式の電動モータであるから、この電動モータに給電を行うためには、バッテリ等の直流電源を交流に変換するインバータ装置が必要となる。
【0003】
そして、従来技術によるインバータ装置は、電動モータの外殻を構成するハウジングの外側面に取付けられ、外部の直流電源から供給される電流または電圧を交流に変換して前記電動モータの巻線部(通常はステータ)へと給電する構成となっている(例えば、特開平7−115778号公報等)。
【0004】
この場合、インバータ装置は、直流電源を交流に変換する大電流型の半導体素子が実装された所謂パワー部としてのパワーモジュールと、電流の脈動を抑制する電源コンデンサと、該電源コンデンサおよびパワーモジュールを前記直流電源に接続する通電用の配線部等とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、ハウジングの外側面等にインバータ装置を取付ける構成としているため、ハウジング内に設けた電動モータの巻線部と外部のインバータ装置との配線構造が複雑化し、これにより装置全体が大型化する上に、配線作業に手間がかかり、組立時の作業性が低下するという問題がある。
【0006】
また、インバータ装置のパワーモジュールおよび電源コンデンサは、外部の直流電源を通じて大電流が供給されるので発熱源となる。そして、これらの発熱を抑えるためには放熱フィン等をインバータ装置に付設する必要があり、これによってもインバータ装置がハウジングの外部に大きく張り出すことになり、装置全体を小型化するのが難しいという問題がある。
【0007】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、全体を小型化することができ、組立時の作業性を向上できるようにしたインバータ付き電気機械を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、インバータ装置からの発熱をハウジングを通じて効率的に放熱することができ、全体をコンパクトに形成して小型化を図ることができるようにしたインバータ付き電気機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、インバータ装置は、大電流型の半導体素子が実装されたパワーモジュールと、電流の脈動を抑制する電源コンデンサと、該電源コンデンサおよび前記パワーモジュールを直流電源に接続する通電用バスバとを備え、前記パワーモジュールは、ハウジング内の空きスペースに前記通電用バスバと共に配置する構成としたことにある。
【0010】
このように構成することにより、インバータ装置の少なくともパワーモジュールをハウジング内の空きスペースを利用して収納でき、電気機械のハウジングから外部へとインバータ装置が大きく張り出すのを防止することができる。また、パワーモジュールをハウジング内で電動モータの巻線部(例えば、ステータ)に接続することができ、配線構造等を簡略化できると共に、ハウジング内での配線作業を容易に行うことができる。このため、組立時の作業性を向上することができ、インバータ付き電気機械全体を小型化することができる。
【0011】
また、請求項2の発明によると、パワーモジュールは、多相交流式の電動モータに対応して各相毎に分割された複数の分割モジュールからなり、ハウジング内の空きスペースには、これらの分割モジュールを互いに離間して配置する構成としている。
【0012】
これにより、インバータ装置のパワーモジュールを各分割モジュール毎に互いに離した状態で、それぞれをハウジング内の空きスペースに収納でき、ハウジング内の空きスペースを有効に活用できると共に、設計の自由度を高めることができる。
【0013】
また、請求項3の発明によると、ハウジングは、電動モータを収容したモータ室を他の室から分離する金属製の仕切板を有し、該仕切板にはモータ室内に位置してパワーモジュールを通電用バスバと共に取付ける構成としている。
【0014】
これにより、金属製の仕切板を放熱板として活用でき、大電流型の半導体素子が実装されたパワーモジュールが発熱源となっても、該パワーモジュールからの熱を仕切板を介してハウジング側へと効率的に放熱することができる。
【0015】
一方、請求項4の発明によると、ハウジングには、通電用バスバの一部をハウジングの内,外に引出すための切欠開口を設ける構成としている。これにより、ハウジングには仕切板との衝合面側に切欠開口を設けるだけで、通電用バスバの一部を仕切板に沿って切欠開口からハウジングの内,外に引出すことができ、これによっても配線構造を簡略化できると共に、ハウジングの構造を簡素化することができる。
【0016】
また、請求項5の発明によると、電源コンデンサは、パワーモジュールの近傍に位置してハウジング内の空きスペースに配置する構成としている。これによって、インバータ装置の電源コンデンサをパワーモジュールと共にハウジング内の空きスペースに配置することができる。
【0017】
また、請求項6の発明によると、ハウジングには電源コンデンサを収納する収納ポケットを設けてなる構成としている。これにより、ハウジングに設けた収納ポケット内に電源コンデンサをコンパクトに収容することができる。
【0018】
また、請求項7の発明によると、電源コンデンサはハウジングの外側面にバンドを用いて固定する構成としている。これにより、電源コンデンサをハウジングの外側面にバンドを用いて固定でき、例えばハウジングと別体の収納ポケットを用いた場合には、この収納ポケットと共に電源コンデンサをハウジングの外側面にバンドを用いて固定することができる。
【0019】
さらに、請求項8の発明によると、電動モータは、ハウジング内に固定して設けられるステータと、該ステータと対向して回転軸に設けられ該回転軸と一体に回転するロータとにより構成し、インバータ装置のうち少なくともパワーモジュールは、電動モータのステータとロータとの間に位置して前記ハウジング内の空きスペースに配置する構成としている。
【0020】
これにより、インバータ装置のうち少なくともパワーモジュールを、ハウジング内で電動モータのステータとロータとの間に形成される空きスペースを活用して配置でき、インバータ付き電気機械全体をコンパクトに形成して小型化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるインバータ付き電気機械を、車両用の自動変速装置に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0022】
ここで、図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1はインバータ付き電気機械の外殻となる筒状のハウジングで、このハウジング1は、図1に示す如く段付筒状に形成され、後述の電動モータ8を収容するモータケース2と、後述の自動変速機5を収容する筒状の変速機ケース3と、モータケース2と変速機ケース3との間に設けられた仕切板4とにより大略構成されている。
【0023】
そして、ハウジング1のモータケース2、変速機ケース3および仕切板4は、それぞれ良好な熱伝導性を有する金属材料、例えばアルミニウム合金または鉄系合金等を用いて形成され、内部の発熱源から発生する熱を外部に放熱する構成となっている。
【0024】
また、ハウジング1のモータケース2は、軸方向の一側が車両用エンジンのフライホイールケース(図示せず)に連結される大径筒部2Aとなり、軸方向の他側は、該大径筒部2Aの端部からテーパ筒部2Bを介して縮径された小径筒部2Cとなっている。そして、小径筒部2Cの端部には、径方向外向きに突出した環状のフランジ部2Dが形成され、このフランジ部2Dは仕切板4の外周側に衝合されている。
【0025】
一方、ハウジング1の変速機ケース3には、軸方向一側の端部から径方向外向きに突出した環状のフランジ部3Aが形成され、このフランジ部3Aも仕切板4の外周側に衝合されている。そして、仕切板4は、これらのフランジ部2D,3A間に挟持された状態で複数のボルト(図示せず)等によりモータケース2と変速機ケース3との間に着脱可能に固着されている。
【0026】
そして、仕切板4は、ハウジング1内をモータケース2側のモータ室(以下、室Aという)と変速機ケース3側の他の室Bとに画成(分離)し、例えば自動変速機5内に収容した潤滑油(図示せず)の一部等が、室Bから室A(後述の空きスペースSa を含む)内へと浸入するの防止している。
【0027】
また、モータケース2のテーパ筒部2Bおよび小径筒部2C内には、図1に示すように後述する電動モータ8のステータ9、ロータ10と仕切板4との間に位置して環状空間(以下、空きスペースSa という)が形成され、この空きスペースSa 内には、後述のインバータ装置11が配置されるものである。
【0028】
5は変速機ケース3内に収容された自動変速機を示し、該自動変速機5は、公知のトルクコンバータおよび変速歯車機構(いずれも図示せず)等からなり、ハウジング1内に設けた回転軸としての入力軸6の回転を、外部からの制御信号等に応じて変速しつつ、変速した回転を出力軸7に伝達するものである。
【0029】
この場合、回転軸としての入力軸6は、モータケース2内を軸方向に伸び、前記フライホイールケース側でエンジンのクランク軸またはフライホイールにクラッチ(いずれも図示せず)等を介して連結される。そして、このクラッチが連結状態のときには、前記エンジンの回転出力が入力軸6に伝えられるものである。
【0030】
また、前記クラッチの連結を解除したときには、後述する電動モータ8の回転が入力軸6に伝えられ、このときには電動モータ8が入力軸6の回転駆動源となるものである。そして、自動変速機5の出力軸7は、車両の駆動輪(図示せず)に連結され、これらの駆動輪を回転駆動することにより車両を路上走行させるものである。
【0031】
8はハウジング1のモータケース2内に設けられた多相交流式の電動モータを示し、該電動モータ8は、例えば誘導電動機等の3相交流モータにより構成されている。そして、電動モータ8は、モータケース2の大径筒部2Aに固定して設けられた複数の巻線部からなる環状のステータ9と、該ステータ9の径方向内側に位置して入力軸6の外周側に設けられた永久磁石等からなるロータ10とにより構成されている。
【0032】
そして、電動モータ8のロータ10は、ステータ9と径方向で小さな隙間を介して対向するように配設され、入力軸6と一体回転するものである。この場合、入力軸6が前記エンジンによって駆動される間は、ロータ10がステータ9に対して回転されることによりステータ9には誘導起電力が発生し、電動モータ8は後述のバッテリ12に対する充電器として機能する。
【0033】
また、前記エンジンを停止させてクラッチを解除し、電動モータ8を回転源として用いる場合には、後述のインバータ装置11から電動モータ8のステータ9に交流が給電されてロータ10が駆動されることにより、このロータ10と一緒に入力軸6が回転されるものである。
【0034】
11はモータケース2内に設けたインバータ装置で、このインバータ装置11は、図3に示す如く直流電源としてのバッテリ12と電動モータ8との間に配設され、バッテリ12からの直流電源を交流に変換して電動モータ8に給電を行うものである。そして、インバータ装置11は、後述のパワーモジュール13、電源コンデンサ15および通電用バスバ16,17等により構成されている。
【0035】
また、これらのパワーモジュール13、電源コンデンサ15および通電用バスバ16,17は、図1に示すようにモータケース2のテーパ筒部2Bおよび小径筒部2C内に位置する空きスペースSa (具体的には、電動モータ8のステータ9、ロータ10と仕切板4との間の空きスペースSa )内にコンパクトに配置されているものである。
【0036】
13はインバータ装置11の主要部を構成するパワーモジュールで、該パワーモジュール13は、図1、図2に示すように3相交流モータである電動モータ8に対応して各相(例えば、U相、V相、W相)毎に分割された3個の分割モジュール13A,13B,13Cにより構成されている。
【0037】
そして、これらの分割モジュール13A〜13Cは、それぞれ直方体状に形成され、仕切板4上に絶縁性の放熱シート(図示せず)等を介して取付けられている。この場合、分割モジュール13A〜13Cは、モータケース2の小径筒部2C内に位置してロータ10の周囲に、例えば90度程度の間隔をもって互いに離間した状態で配設されている。
【0038】
また、分割モジュール13A〜13Cは、図3に例示するように大電流型の半導体素子であるFET等のパワートランジスタ14,14をそれぞれの基板(図示せず)に実装することにより構成されている。そして、これらのパワートランジスタ14は、図3に示す如くゲートG、ドレインDおよびソースSを有し、ドレインDとソースSが後述の通電用バスバ16,17を介してバッテリ12に接続されている。
【0039】
また、分割モジュール13A〜13C内にそれぞれ設けた各パワートランジスタ14は、バッテリ12から後述の通電用バスバ16,17を介して大電流が供給されることにより発熱する。そして、これらの分割モジュール13A〜13Cに発生する熱は、前記放熱シート等を通じて仕切板4、モータケース2および変速機ケース3側へと伝えられ、放熱されるものである。
【0040】
15はインバータ装置11の一部を構成する電源コンデンサで、該電源コンデンサ15は、図3に示す如く後述の通電用バスバ16,17等を介してバッテリ12に接続され、バッテリ12からパワーモジュール13に通電する電流に脈動が発生するのを抑制するものである。
【0041】
また、電源コンデンサ15は、図2に示す如く丸みをもった略直方体として形成され、分割モジュール13A〜13Cと同様に仕切板4上に絶縁性の放熱シート等を介して取付けられている。なお、電源コンデンサ15は、分割モジュール13A〜13Cよりも大なる高さ寸法(入力軸6の軸方向に沿った寸法)をもって形成されている。
【0042】
そして、電源コンデンサ15は、分割モジュール13A〜13Cと共にモータケース2の小径筒部2C内でロータ10の周囲に間隔をもって配設され、分割モジュール13A,13Cと電源コンデンサ15との間の間隔は、例えば90度程度となっている。また、電源コンデンサ15からの発熱も、前記放熱シート等を通じて仕切板4、モータケース2および変速機ケース3側へと放熱されるものである。
【0043】
16,17は分割モジュール13A〜13Cおよび電源コンデンサ15をバッテリ12に接続する通電用バスバで、該通電用バスバ16,17は、例えば導電性の金属板等を用いて図1、図2に示すように互いに同心円状をなすリングとして形成されている。そして、通電用バスバ16は、例えば図3に示すようにバッテリ12の陽極側に接続され、通電用バスバ17はバッテリ12の陰極側に接続されるものである。
【0044】
また、通電用バスバ16,17は、図1、図2に示す如くそれぞれの外径寸法がモータケース2の小径筒部2Cよりも小径に形成され、内径寸法はロータ10の外径よりも大径に形成されている。そして、通電用バスバ16,17は、分割モジュール13A,13B,13Cにそれぞれ接続ピン18,19を介して連結され、電源コンデンサ15には図2に示す如く接続ピン20,21を介して連結されている。
【0045】
この場合、これらの接続ピン18〜21は、図1に示す如くそれぞれ入力軸6とほぼ平行に配設され、その両端側が通電用バスバ16,17と分割モジュール13A,13B,13C、電源コンデンサ15とに接続されている。また、これらの接続ピン18〜21のうち接続ピン20,21は、残りの接続ピン18,19に比較して電源コンデンサ15の高さ寸法分だけ短尺に形成されている。
【0046】
そして、通電用バスバ16,17は、分割モジュール13A,13B,13Cおよび電源コンデンサ15と共に各接続ピン18,19,20,21を介してモータケース2のテーパ筒部2B内に位置決めされ、ロータ10を径方向外側から取囲む配置となっている。
【0047】
本実施の形態によるインバータ付き電気機械は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0048】
まず、ハウジング1内の入力軸6を車両用エンジン(内燃機関)で回転駆動するときには、入力軸6の回転が自動変速機5により変速され、変速した回転が出力軸7から車両の駆動輪に伝達される。これにより、車両は前記エンジンの回転出力(トルク)に従って路上走行を行う。
【0049】
また、このように入力軸6が前記エンジンによって回転駆動される間は、電動モータ8のロータ10がステータ9に対して回転されることにより、ステータ9側には誘導起電力が発生する。そして、この誘導起電力を利用してバッテリ12への充電が行われるものである。
【0050】
一方、前記エンジンと入力軸6との間のクラッチ等を解除し、電動モータ8を回転源として用いる場合には、バッテリ12からの直流電源がインバータ装置11のパワーモジュール13(分割モジュール13A〜13C)により交流に変換され、3相交流モータからなる電動モータ8には、ステータ9に交流が給電されてロータ10が駆動される。
【0051】
これにより、電動モータ8のロータ10は、前記エンジンに替わって入力軸6を回転駆動するようになり、このときには電動モータ8が入力軸6の回転駆動源となって、自動変速機5の出力軸7を回転させつつ、車両を路上走行させる。そして、インバータ装置11の電源コンデンサ15は、図3に示すようにバッテリ12からパワーモジュール13の各パワートランジスタ14に通電する電流に脈動が発生するのを抑制し、電動モータ8への給電を安定した状態に保つ機能を有する。
【0052】
ここで、本実施の形態にあっては、電動モータ8をステータ9とロータ10とにより構成し、インバータ装置11のパワーモジュール13を3つの分割モジュール13A〜13Cに分割すると共に、該分割モジュール13A〜13C、電源コンデンサ15および通電用バスバ16,17を、電動モータ8のステータ9、ロータ10と仕切板4との間に位置してモータケース2内の空きスペースSa に配置する構成としている。
【0053】
これにより、ハウジング1のモータケース2内でステータ9、ロータ10と仕切板4との間に形成される空きスペースSa を活用して、インバータ装置11の分割モジュール13A〜13C、電源コンデンサ15および通電用バスバ16,17を空きスペースSa 内にコンパクトに配置することができ、ハウジング1からインバータ装置11が外部に張り出すのを防止できる。
【0054】
特に、モータケース2内の空きスペースSa には、分割モジュール13A〜13Cと電源コンデンサ15とを互いにほぼ90度程度の間隔をもって配置する構成としているので、モータケース2の空きスペースSa を有効に活用でき、分割モジュール13A〜13Cおよび電源コンデンサ15を通電用バスバ16,17と共に空きスペースSa 内にコンパクトに配置できると共に、設計の自由度を高めることができる。
【0055】
また、パワーモジュール13の分割モジュール13A〜13Cを、モータケース2の室A内で電動モータ8の巻線部(例えば、ステータ9側)に近付けて配置できるので、両者の接続作業、配線作業を容易に行うことができ、配線構造等の簡略化も図ることができる。
【0056】
従って、本実施の形態によれば、車両用の自動変速機5を内蔵するインバータ付き電気機械全体を、コンパクトに形成して小型化を図ることができると共に、組立時の作業性を大幅に向上することができる。
【0057】
また、当該機械のハウジング1をモータケース2、変速機ケース3および仕切板4により構成し、インバータ装置11の分割モジュール13A〜13Cおよび電源コンデンサ15を、モータケース2の室A(空きスペースSa )内で金属製の仕切板4上に放熱シート等を介して取付ける構成としている。
【0058】
このため、金属製の仕切板4を放熱板として活用でき、パワートランジスタ14等が実装されたパワーモジュール13の分割モジュール13A〜13Cが発熱源となっても、各分割モジュール13A〜13Cおよび電源コンデンサ15からの熱を仕切板4を介してモータケース2、変速機ケース3側へと効率的に放熱することができ、これによっても全体をコンパクトに形成して小型化を図ることができる。
【0059】
次に、図4および図5は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態にあっては、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0060】
しかし、本実施の形態の特徴は、インバータ装置31を、パワーモジュール32、電源コンデンサ33および通電用バスバ16,17等によって構成すると共に、パワーモジュール32の分割モジュール32A,32B,32Cを、モータケース2内での空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲させる形状としたことにある。
【0061】
ここで、インバータ装置31のパワーモジュール32は、第1の実施の形態で述べたパワーモジュール13とほぼ同様に3つの分割モジュール32A,32B,32Cにより構成され、通電用バスバ16,17に対し接続ピン18,19を介して接続(連結)されている。
【0062】
また、電源コンデンサ33は、第1の実施の形態で述べた電源コンデンサ15とほぼ同様に構成され、通電用バスバ16,17に対し接続ピン20,21を介して連結されている。
【0063】
しかし、この場合の分割モジュール32A,32B,32Cは、図5に示す如くモータケース2内で空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲して形成されている。
【0064】
そして、これらの分割モジュール32A,32B,32Cおよび電源コンデンサ33は、仕切板4上に互いに離間して取付けられ、モータケース2の小径筒部2C内で電動モータ8のロータ10を外側から取囲むように配置されているものである。
【0065】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0066】
しかし、本実施の形態では、パワーモジュール32の分割モジュール32A,32B,32Cを、空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲させて形成し、モータケース2の小径筒部2C内で電源コンデンサ33と共に電動モータ8のロータ10を外側から取囲むように配置している。
【0067】
このため、パワーモジュール32の各分割モジュール32A,32B,32Cは、モータケース2の小径筒部2C内で径方向の寸法、高さ方向(軸方向)の寸法等をより小さくして形成でき、モータケース2の空きスペースSa をより有効に活用することができる。
【0068】
また、これによって仕切板4に対する分割モジュール32A,32B,32Cの接触面積(取付面積)を増大できるので、分割モジュール32A,32B,32Cから発生する熱を仕切板4を通じて良好に放熱させ、分割モジュール32A,32B,32Cに対する冷却性能を高めることができる。
【0069】
次に、図6および図7は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、電源コンデンサをパワーモジュールの各分割モジュールと同様に3つに分割する構成としたことにある。なお、本実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0070】
図中、41は本実施の形態で採用したインバータ装置で、該インバータ装置41は、第1の実施の形態で述べたインバータ装置11とほぼ同様に構成され、通電用バスバ16,17と共に後述のパワーモジュール42、電源コンデンサ43等を有している。
【0071】
42はインバータ装置41の主要部を構成するパワーモジュールで、該パワーモジュール42は、第1の実施の形態で述べたパワーモジュール13とほぼ同様に構成され、3相交流モータである電動モータ8に対応して各相(例えば、U相、V相、W相)毎に分割された3個の分割モジュール42A,42B,42Cを有している。
【0072】
しかし、これらの分割モジュール42A〜42Cは、図6に示す如くモータケース2内で空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲して形成されている。そして、これらの分割モジュール42A〜42Cは、後述の各分割コンデンサ43A〜43Cと共に仕切板4上に互いに離間して取付けられ、モータケース2の小径筒部2C内でロータ10を外側から取囲むように配置されている。
【0073】
43はインバータ装置41の一部を構成する電源コンデンサで、該電源コンデンサ43は、第1の実施の形態で述べた電源コンデンサ15とほぼ同様に構成されるものの、3個の分割コンデンサ43A,43B,43Cからなる点で異なっている。
【0074】
この場合、3個の分割コンデンサ43A,43B,43Cは、図6、図7に示す如くパワーモジュール42の分割モジュール42A〜42Cに対応して3個に分離され、それぞれが分割モジュール42A〜42Cと同様に仕切板4上に絶縁性の放熱シート等を介して取付けられている。
【0075】
そして、電源コンデンサ43の分割コンデンサ43A〜43Cは、図6に示す如く丸みをもった扇形状体として形成され、分割モジュール42A〜42Cと共にモータケース2の小径筒部2C内でロータ10の周囲に、例えば120度の間隔をもって配設されている。
【0076】
即ち、電源コンデンサ43の分割コンデンサ43Aは分割モジュール42A,42C間に配置され、分割コンデンサ43Bは分割モジュール42A,42B間に配置され、分割コンデンサ43Cは分割モジュール42B,42C間に配置されている。そして、これらの分割コンデンサ43A〜43Cからの発熱も、前記放熱シート等を通じて仕切板4側へと放熱されるものである。
【0077】
ここで、電源コンデンサ43の分割コンデンサ43A〜43Cは、図7に示す如く通電用バスバ16,17間に分割モジュール42A〜42Cと並列になるように接続され、バッテリ12から分割モジュール42A〜42Cに通電する電流に脈動が発生するのを抑制するものである。
【0078】
44,44,…は通電用バスバ16を分割モジュール42A〜42Cにそれぞれ接続した接続ピンを示している。また、45,45,…は他の通電用バスバ17を分割モジュール42A〜42Cにそれぞれ接続した他の接続ピンを示している。そして、これらの各接続ピン44,45は、第1の実施の形態で述べた接続ピン18,19とほぼ同様に構成されるものである。
【0079】
46,46,…は通電用バスバ16を分割コンデンサ43A〜43Cにそれぞれ接続した接続ピンを示している。また、47,47,…は他の通電用バスバ17を分割コンデンサ43A〜43Cにそれぞれ接続した他の接続ピンを示している。そして、これらの各接続ピン46,47は、第1の実施の形態で述べた接続ピン20,21とほぼ同様に構成されるものである。
【0080】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1,第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0081】
特に、本実施の形態では、電源コンデンサ43を、パワーモジュール42の分割モジュール42A,42B,42Cに対応して3つの分割コンデンサ43A,43B,43Cに分離すると共に、これらの分割コンデンサ43A〜43C、分割モジュール42A〜42Cを、モータケース2の小径筒部2C内でロータ10を外側から取囲むように配置している。
【0082】
このため、分割コンデンサ43A〜43Cを分割モジュール42A〜42Cと同様に、モータケース2の小径筒部2C内で径方向の寸法、高さ方向(軸方向)の寸法等を小さく形成でき、モータケース2の空きスペースSa をより有効に活用することができる。
【0083】
また、これによって仕切板4に対する分割コンデンサ43A〜43Cの接触面積(取付面積)を増大できるので、分割コンデンサ43A〜43Cから発生する熱を仕切板4を通じて良好に放熱させ、分割コンデンサ43A〜43Cに対する冷却性能を高めることができる。
【0084】
また、3つの分割コンデンサ43A〜43Cを用いることにより、電源コンデンサ43全体の容量を大きくすることができ、所謂寄生インピーダンス(寄生抵抗)を低減できると共に、ジュール熱の発生を良好に抑えることができる。さらに、分割コンデンサ43A〜43Cを分割モジュール42A〜42Cと近付けて通電用バスバ16,17に接続できるので、分割モジュール42A〜42Cと分割コンデンサ43A〜43Cの間隔が開くことがなく、接続部の寄生インピーダンスを低減することができる。これにより、分割モジュール42A〜42C内でのパワートランジスタ14等の素子動作に伴うサージ電圧を低く抑えることができる。
【0085】
次に、図8および図9は本発明の第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、パワーモジュールの各分割モジュールをハウジング内に配置し、電源コンデンサをハウジングの外部に設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0086】
図中、51はインバータ付き電気機械の外殻となる筒状のハウジングを示し、該ハウジング51は、前記第1の実施の形態で述べたハウジング1とほぼ同様に構成され、変速機ケース3および仕切板4と共に後述のモータケース52を有している。
【0087】
52は本実施の形態で採用したモータケースで、該モータケース52は、第1の実施の形態で述べたモータケース2とほぼ同様に構成され、大径筒部52A、テーパ筒部52B、小径筒部52Cおよびフランジ部52Dを有している。しかし、この場合のモータケース52は、テーパ筒部52Bの軸方向寸法を短くし、小径筒部52Cの軸方向寸法を長く形成している点で異なっている。
【0088】
また、モータケース52のフランジ部52Dは、後述の電源コンデンサ60をハウジング51の外周側に取付けるために図9に示す如く部分的に切欠かれ、変速機ケース3のフランジ部3Aおよび仕切板4についても、これと同様に部分的に切欠かれているものである。
【0089】
53はモータケース52の小径筒部52Cに形成された径方向の開口部で、該開口部53は、図8および図9に示すように小径筒部52Cの軸方向途中部位を四角形状に切取ることにより形成されている。そして、この開口部53は、後述する通電用バスバ56,57の突出部56A,57Aをモータケース52の外部に引出すために用いられるものである。
【0090】
54は本実施の形態で採用したインバータ装置で、該インバータ装置54は、第1の実施の形態で述べたインバータ装置11とほぼ同様に、後述のパワーモジュール55、通電用バスバ56,57および電源コンデンサ60等により構成されている。
【0091】
55はインバータ装置54の主要部を構成するパワーモジュールで、該パワーモジュール55は、第1の実施の形態で述べたパワーモジュール13とほぼ同様に構成され、3相交流モータである電動モータ8に対応して各相(例えば、U相、V相、W相)毎に分割された3個の分割モジュール55A,55B,55Cを有している。
【0092】
しかし、これらの分割モジュール55A〜55Cは、図9に示す如くモータケース52の小径筒部52C内で空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲して形成されている。そして、これらの分割モジュール55A〜55Cは、仕切板4上に互いに離間して取付けられ、モータケース52の小径筒部52C内でロータ10を外側から取囲むように配置されている。
【0093】
56,57は分割モジュール55A〜55Cおよび電源コンデンサ60をバッテリ12に接続する通電用バスバで、該通電用バスバ56,57は、第1の実施の形態で述べた通電用バスバ16,17とほぼ同様に構成され、導電性の金属板等を用いて互いに同心円状をなすリングとして形成されている。
【0094】
しかし、この場合の通電用バスバ56、57には、細長い長方形状をなした径方向の突出部56A,57Aが一体に形成され、これらの突出部56A,57Aは、モータケース52の外部へと開口部53を介して引出されている。そして、突出部56A,57Aの先端側には、後述の電源コンデンサ60が接続されるものである。
【0095】
また、通電用バスバ56,57は、分割モジュール55A,55B,55Cにそれぞれ接続ピン58,59を介して連結され、これらの各接続ピン58,59は、第1の実施の形態で述べた通電用バスバ16,17とほぼ同様に構成されている。
【0096】
60はインバータ装置54の一部を構成する電源コンデンサで、該電源コンデンサ60は、第1の実施の形態で述べた電源コンデンサ15とほぼ同様に構成されているものの、この電源コンデンサ60は、ハウジング51の外側面に設けられている点で異なるものである。
【0097】
そして、電源コンデンサ60は、ハウジング51の外側に突出した通電用バスバ56、57の突出部56A,57Aに接続ピン61,62を介して接続されている。また、電源コンデンサ60は、ハウジング51の外側面にバンド(図示せず)等を用いて着脱可能に取付けられている。
【0098】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、電源コンデンサ60をハウジング51の外部に配設したから、パワーモジュール55の分割モジュール55A〜55Cをモータケース52の空きスペースSa 内によりコンパクトに配置することができる。
【0099】
次に、図10ないし図12は本発明の第5の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ハウジングのモータケースに仕切板との衝合面側に位置して切欠開口を設け、該切欠開口から通電用バスバの一部を仕切板に沿ってハウジングの内,外に引出す構成としたことにある。なお、本実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0100】
図中、71はインバータ付き電気機械の外殻となる筒状のハウジングを示し、該ハウジング71は、前記第1の実施の形態で述べたハウジング1とほぼ同様に構成され、変速機ケース3および仕切板4と共に後述のモータケース72を有している。
【0101】
72は本実施の形態で採用したモータケースで、該モータケース72は、第1の実施の形態で述べたモータケース2とほぼ同様に構成され、大径筒部72A、テーパ筒部72B、小径筒部72Cおよびフランジ部72Dを有している。しかし、この場合のモータケース72は、テーパ筒部72Bの軸方向寸法を短くし、小径筒部72Cの軸方向寸法を長く形成している点で異なっている。
【0102】
73,73,…はモータケース72と仕切板4との衝合面側に形成された切欠開口で、これらの各切欠開口73は、図10および図11に示すように小径筒部72Cの軸方向端部をフランジ部72Dと共に部分的に切欠くことにより形成されている。
【0103】
そして、各切欠開口73は、図11に示す如くモータケース72の小径筒部72Cの周囲に、例えば120度の間隔をもって配設され、後述する通電用バスバ76,77の突出部76A,77A、突出部76B,77B、突出部76C,77Cは、これらの切欠開口73を介してモータケース72の外部に引出されるものである。
【0104】
74は本実施の形態で採用したインバータ装置で、該インバータ装置74は、第1の実施の形態で述べたインバータ装置11とほぼ同様に、後述のパワーモジュール75、通電用バスバ76,77および電源コンデンサ81等により構成されている。
【0105】
75はインバータ装置74の主要部を構成するパワーモジュールで、該パワーモジュール75は、第1の実施の形態で述べたパワーモジュール13とほぼ同様に構成され、3相交流モータである電動モータ8に対応して各相(例えば、U相、V相、W相)毎に分割された3個の分割モジュール75A,75B,75Cを有している。
【0106】
しかし、これらの分割モジュール75A〜75Cは、図11に示す如くモータケース72の小径筒部72C内で空きスペースSa の形状に合わせて多角形状または円弧状に湾曲して形成されている。そして、これらの分割モジュール75A〜75Cは、後述の通電用バスバ76,77等を介して仕切板4上に互いに離間して取付けられ、モータケース72の小径筒部72C内でロータ10を外側から取囲むように配置されている。
【0107】
76,77は分割モジュール75A〜75Cおよび電源コンデンサ81をバッテリ12に接続する通電用バスバで、該通電用バスバ76,77は、第1の実施の形態で述べた通電用バスバ16,17とほぼ同様に構成され、導電性の金属板等を用いてほぼ同一形状のリングとして形成されている。
【0108】
しかし、通電用バスバ76、77は、図12に示す如く絶縁材78を介して互いに積層化され、仕切板4上に絶縁性の放熱シート79を介して取付けられている。また、通電用バスバ76,77には、図11に示す如く細長い長方形状をなした径方向の突出部76A,77A、突出部76B,77Bおよび突出部76C,77Cが、互いに約120度の間隔をもって一体に形成されている。
【0109】
この場合、突出部77A,77B,77Cは、図12に例示する突出部77Bの如くクランク状に折曲げられ、突出部76A〜76Cとほぼ同一の平面上に配設されている。そして、これらの突出部76A〜76Cおよび突出部77A〜77Cは、それぞれモータケース72の外部に各切欠開口73を介して引出され、その先端側には後述の分割コンデンサ81A〜81Cが接続ピン82,83等を介して接続されるものである。
【0110】
また、通電用バスバ76,77は、図12に示す如く絶縁材78を介して互いに絶縁されると共に、仕切板4に対しても絶縁性の放熱シート79を介して絶縁されている。そして、通電用バスバ76,77は、分割モジュール75A,75B,75Cに対しそれぞれ接続ピン(図示せず)等を介して連結されている。
【0111】
80はモータケース72の各切欠開口73に装着されたシール部材(図12中に1個のみ図示)で、該シール部材80は、モータケース72の各切欠開口73と通電用バスバ76,77の突出部76B,77B(76A,77Aおよび76C,77C)との間を液密にシールするものである。
【0112】
81はインバータ装置74の一部を構成する電源コンデンサで、該電源コンデンサ81は、第1の実施の形態で述べた電源コンデンサ15とほぼ同様に構成されているものの、この電源コンデンサ81は、モータケース72の外側に互いに離間して配設された3個の分割コンデンサ81A,81B,81Cにより構成されている。
【0113】
そして、電源コンデンサ81の分割コンデンサ81A〜81Cは、図11に示す如くモータケース72の外側に突出した通電用バスバ76、77の突出部76A〜76C,77A〜77Cにそれぞれ接続ピン82,83を介して接続されている。また、これらの分割コンデンサ81A〜81Cは、モータケース72の小径筒部72C外側面にバンド(図示せず)等を用いて着脱可能に取付けられるものである。
【0114】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、電源コンデンサ81の分割コンデンサ81A〜81Cをモータケース72の外部に配設したから、パワーモジュール75の分割モジュール75A〜75Cをモータケース72の空きスペースSa 内によりコンパクトに配置することができる。
【0115】
また、モータケース72には仕切板4との衝合面側に切欠開口73を設けるだけで、通電用バスバ76,77の突出部76A〜76C,77A〜77Cを仕切板4に沿って各切欠開口73からモータケース72の内,外へと引出すことができ、これによって配線構造を簡略化できると共に、モータケース72の軸方向途中部位に開口(例えば、図8に示す開口部53)等を設ける必要がなくなり、ハウジング71、モータケース72の構造を簡素化することができる。
【0116】
さらに、3つの分割コンデンサ81A〜81Cを用いることにより、電源コンデンサ81全体の容量を大きくすることができ、所謂寄生インピーダンス(寄生抵抗)を低減できると共に、ジュール熱の発生を良好に抑えることができる。
【0117】
次に、図13および図14は本発明の第6の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ハウジングのモータケースに電源コンデンサを収納するための収納ポケットを設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した図10ないし図12に示す第5の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0118】
図中、91,91,…はモータケース72の外周側に設けた収納ポケットで、該各収納ポケット91は、モータケース72と一体または別体に形成され、図13、図14に示すようにモータケース72のテーパ筒部72Bおよび小径筒部72Cの外周側に配設されている。
【0119】
そして、これらの収納ポケット91内には、図14に示すように電源コンデンサ81の分割コンデンサ81A〜81Cが個別に収納されている。また、これらの収納ポケット91内には、分割コンデンサ81A,81B,81Cとの間に放熱材92がそれぞれ充填され、これらの放熱材92は、分割コンデンサ81A〜81Cからの熱をモータケース72側に放熱するものである。
【0120】
93,94は分割モジュール75A〜75Cおよび電源コンデンサ81をバッテリ12に接続する通電用バスバで、該通電用バスバ93,94は、第5の実施の形態で述べた通電用バスバ76,77とほぼ同様に構成され、絶縁材等を介して互いに積層化されると共に、仕切板4上に絶縁性の放熱シート等を介して取付けられている。
【0121】
また、通電用バスバ93,94には、図14に示す如く細長い長方形状をなした径方向の突出部93A,94A、突出部93B,94Bおよび突出部93C,94Cが、互いに約120度の間隔をもって一体に形成されている。そして、これらの突出部93A〜93Cおよび突出部94A〜94Cは、それぞれモータケース72の外部に各切欠開口73を介して引出され、その先端側には分割コンデンサ81A〜81Cが接続ピン82,83等を介して接続されている。
【0122】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第5の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、モータケース72の小径筒部72C側に設けた各収納ポケット91内に電源コンデンサ81の分割コンデンサ81A〜81Cをコンパクトに収容することができる。
【0123】
また、これらの収納ポケット91内には分割コンデンサ81A,81B,81Cとの間に放熱材92をそれぞれ配置することにより、分割コンデンサ81A〜81Cからの熱をモータケース72側に良好に伝え、分割コンデンサ81A〜81Cに対する冷却性能を高めることができる。
【0124】
次に、図15および図16は本発明の第7の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、モータケースの外側面に電源コンデンサの収納ポケットを締付用のバンド等により固定する構成としたことにある。なお、本実施の形態でも、前記第5の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0125】
図中、101はインバータ付き電気機械の外殻となる筒状のハウジングで、該ハウジング101は、前記第5の実施の形態で述べたハウジング71とほぼ同様に構成され、変速機ケース3および仕切板4と共に後述のモータケース102を有している。
【0126】
102は本実施の形態で採用したモータケースで、該モータケース102は、第5の実施の形態で述べたモータケース72とほぼ同様に構成され、大径筒部102A、テーパ筒部102B、小径筒部102Cおよびフランジ部102Dを有している。
【0127】
しかし、モータケース102の小径筒部102Cには、図16に示す如くほぼ120度の間隔をもって平坦面部102E,102E,…が形成され、これらの平坦面部102Eには、後述の収納ポケット106が衝合して取付けられるものである。
【0128】
103,103,…はモータケース102と仕切板4との衝合面側に形成された切欠開口で、これらの各切欠開口103は、図15および図16に示すように小径筒部102Cの軸方向端部をフランジ部102Dと共に部分的に切欠くことにより形成されている。
【0129】
そして、各切欠開口103は、図16に示す如くモータケース102の小径筒部102Cの周囲で各平坦面部102Eと同様に、例えば120度の間隔をもって配設されている。また、これらの切欠開口103からは、後述する通電用バスバ104,105の突出部104A,105A、突出部104B,105B、突出部104C,105Cがモータケース102の外部に引出されるものである。
【0130】
104,105は本実施の形態で採用した通電用バスバで、該通電用バスバ104,105は、第5の実施の形態で述べた通電用バスバ76,77とほぼ同様に構成され、絶縁材等を介して互いに積層化されると共に、仕切板4上に絶縁性の放熱シート等を介して取付けられている。
【0131】
また、通電用バスバ104,105には、図16に示す如く細長い長方形状をなした径方向の突出部104A,105A、突出部104B,105Bおよび突出部104C,105Cが、互いに約120度の間隔をもって一体に形成されている。
【0132】
そして、これらの突出部104A〜104Cおよび突出部105A〜105Cは、それぞれモータケース102の外部に各切欠開口103を介して引出され、その先端側には分割コンデンサ81A〜81Cが接続ピン82,83等を介して接続されている。
【0133】
106,106,…はモータケース102の外周側に設けた収納ポケットで、該各収納ポケット106は、モータケース102と別体に形成された断面コ字形状の箱体からなり、図15、図16に示すようにモータケース102の小径筒部102Cの外周側で、各平坦面部102Eに衝合されている。
【0134】
そして、これらの収納ポケット106内には、電源コンデンサ81の分割コンデンサ81A〜81Cが放熱材107と共に個別に収納されている。また、これらの放熱材107は、各収納ポケット106と分割コンデンサ81A,81B,81Cとの間に充填され、分割コンデンサ81A〜81Cからの熱をモータケース102側に放熱するものである。
【0135】
108は各収納ポケット106を小径筒部102Cの外周側に締結した締付用のバンドで、該バンド108は、例えば可撓性材料を用いて形成され、各収納ポケット106をモータケース102の小径筒部102C(各平坦面部102E)に外周側から着脱可能に締付けるものである。
【0136】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第5の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、バンド108により各収納ポケット106をモータケース102の小径筒部102C外周側に締結しているから、下記のような作用効果を得ることができる。
【0137】
即ち、各収納ポケット106は、放熱材107と一緒にモータケース102の小径筒部102C(各平坦面部102E)外周に締結状態で保持されるため、分割コンデンサ81A〜81Cからの熱を放熱材107を通じてモータケース102側に良好に伝えることができ、分割コンデンサ81A〜81Cに対する冷却性能を高めることができる。
【0138】
次に、図17および図18は本発明の第8の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、パワーモジュールをハウジング内に配置し、電源コンデンサをハウジングの外部に設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0139】
図中、111はインバータ付き電気機械の外殻となる筒状のハウジングで、該ハウジング111は、前記第1の実施の形態で述べたハウジング1とほぼ同様に構成され、変速機ケース3および仕切板4と共に後述のモータケース112を有している。
【0140】
112は本実施の形態で採用したモータケースで、該モータケース112は、第1の実施の形態で述べたモータケース2とほぼ同様に構成され、大径筒部112A、テーパ筒部112B、小径筒部112Cおよびフランジ部112Dを有している。しかし、この場合のモータケース112は、テーパ筒部112Bの軸方向寸法を短くし、小径筒部112Cの軸方向寸法を長く形成している点で異なっている。
【0141】
113はモータケース112の小径筒部112Cに形成された径方向の開口部で、該開口部113は、図17および図18に示すように小径筒部112Cの軸方向途中部位を四角形状に切取ることにより形成されている。そして、この開口部113は、後述する通電用バスバ116,117の延長部116A,117Aをモータケース112の内,外に引出すために用いられるものである。
【0142】
114は本実施の形態で採用したインバータ装置で、該インバータ装置114は、第1の実施の形態で述べたインバータ装置11とほぼ同様に、後述のパワーモジュール115、通電用バスバ116,117および電源コンデンサ120等により構成されている。
【0143】
115はインバータ装置114の主要部を構成するパワーモジュールで、該パワーモジュール115は、第1の実施の形態で述べたパワーモジュール13とは異なり単一のモジュールとして形成されている。そして、パワーモジュール115は、モータケース112の小径筒部112C内で空きスペースSa を利用して配置され、仕切板4上に固定して取付けられている。
【0144】
116,117はパワーモジュール115および電源コンデンサ120をバッテリ12に接続する通電用バスバで、該通電用バスバ116,117は、例えば第5の実施の形態で述べた通電用バスバ76,77とほぼ同様に絶縁材(図示せず)を介して積層構造に形成されている。
【0145】
しかし、この場合の通電用バスバ116、117は、図18に示す如くモータケース112の外側で略長方形状をなして形成され、細長い延長部116A,117Aが一体に形成されている。そして、通電用バスバ116、117の延長部116A,117Aは、モータケース112の小径筒部112C内へと開口部113を介して挿入され、その先端側にはパワーモジュール115が接続ピン118,119を介して連結(接続)されている。
【0146】
120はインバータ装置114の一部を構成する電源コンデンサで、該電源コンデンサ120は、合計3個の分割コンデンサ120A,120B,120Cからなり、これらの分割コンデンサ120A〜120Cは、それぞれ円柱状のコンデンサとして形成されている。
【0147】
そして、分割コンデンサ120A〜120Cは、モータケース112の外側で通電用バスバ116、117にそれぞれ接続ピン121,122を介して接続されているものである。
【0148】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、電源コンデンサ120の分割コンデンサ120A〜120Cをモータケース112の外部に配設しているので、パワーモジュール115をモータケース112の空きスペースSa 内に隙間をもって配置することができる。
【0149】
なお、前記第1の実施の形態では、通電用バスバ16,17を互いに離間させて配置する構成としている。しかし、これらの通電用バスバ16,17を、第5の実施の形態で述べた通電用バスバ76,77のように絶縁材等を介して積層化する構成としてもよい。そして、この点は、第2〜第4の実施の形態で述べた通電用バスバ16,17(56,57)についても同様である。
【0150】
また、前記第1の実施の形態では、電動モータ8のステータ9をモータケース2の大径筒部2Aに固定して設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばモータケース2のテーパ筒部2B内に電動モータ8のステータ9を固定して設ける構成としてもよい。そして、この点は第2〜第8の実施の形態についても同様である。
【0151】
また、前記各実施の形態では、インバータ付き電気機械を車両用自動変速機に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば制動装置または操舵装置等の回転源として用いられるインバータ付き電気機械に適用してもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図2】モータケース内に配置したインバータ装置を図1中の矢示II−II方向からみた拡大断面図である。
【図3】図1中のインバータ装置を介して電動モータにバッテリを接続した状態を示す電気回路図である。
【図4】第2の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図5】モータケース内に配置したインバータ装置を図4中の矢示V−V方向からみた拡大断面図である。
【図6】第3の実施の形態によるインバータ装置を示す図5と同様位置での拡大断面図である。
【図7】図6中のインバータ装置を介して電動モータにバッテリを接続した状態を示す電気回路図である。
【図8】第4の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図9】モータケース内に配置したインバータ装置等を図8中の矢示IX−IX方向からみた拡大断面図である。
【図10】第5の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図11】モータケース内に配置したインバータ装置等を図10中の矢示XI−XI方向からみた拡大断面図である。
【図12】インバータ装置の通電用バスバ等を拡大して示す図10中の要部拡大断面図である。
【図13】第6の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図14】モータケースに設けた収納ポケット等を図13中の矢示XIV−XIV方向からみた拡大断面図である。
【図15】第7の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図16】モータケースの外周側にバンドを用いて取付けられた各収納ポケット等を図15中の矢示XVI−XVI方向からみた拡大断面図である。
【図17】第8の実施の形態によるインバータ付き電気機械を示す縦断面図である。
【図18】モータケースに設けたインバータ装置等を図17中の矢示XVIII−XVIII方向からみた拡大断面図である。
【符号の説明】
1,51,71,101,111 ハウジング
2,52,72,102,112 モータケース
3 変速機ケース
4 仕切板
5 自動変速機
6 入力軸(回転軸)
7 出力軸
8 電動モータ
9 ステータ
10 ロータ
11,31,41,54,74,114 インバータ装置
12 バッテリ(直流電源)
13,32,42,55,75,115 パワーモジュール
13A〜13C,32A〜32C,42A〜42C,55A〜55C,75A〜75C 分割モジュール
14 パワートランジスタ(半導体素子)
15,33,43,60,81,120 電源コンデンサ
16,56,76,93,104,116 通電用バスバ
16A,56A,76A,93A,104A 突出部
17,57,77,94,105,117 通電用バスバ
57A,77A,94A,105A 突出部
18,19,44,45,58,59,118,119 接続ピン
20,21,46,47,61,62,82,83,121,122 接続ピン
43A〜43C,81A〜81C,120A〜120C 分割コンデンサ
116A,117A 延長部

Claims (8)

  1. 軸方向に伸びて回転軸が設けられる筒状のハウジングと、該ハウジング内に設けられ前記回転軸を駆動する多相交流式の電動モータと、直流電源と該電動モータとの間に設けられ直流電源を交流に変換するインバータ装置とからなるインバータ付き電気機械において、
    前記インバータ装置は、大電流型の半導体素子が実装されたパワーモジュールと、電流の脈動を抑制する電源コンデンサと、該電源コンデンサおよび前記パワーモジュールを前記直流電源に接続する通電用バスバとを備え、
    前記パワーモジュールは、前記ハウジング内の空きスペースに前記通電用バスバと共に配置する構成としたことを特徴とするインバータ付き電気機械。
  2. 前記パワーモジュールは、前記多相交流式の電動モータに対応して各相毎に分割された複数の分割モジュールからなり、前記ハウジング内の空きスペースには、これらの分割モジュールを互いに離間して配置する構成としてなる請求項1に記載のインバータ付き電気機械。
  3. 前記ハウジングは、前記電動モータを収容したモータ室を他の室から分離する金属製の仕切板を有し、該仕切板にはモータ室内に位置して前記パワーモジュールを通電用バスバと共に取付ける構成としてなる請求項1または2に記載のインバータ付き電気機械。
  4. 前記ハウジングには、前記通電用バスバの一部を前記ハウジングの内,外に引出すための切欠開口を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載のインバータ付き電気機械。
  5. 前記電源コンデンサは、前記パワーモジュールの近傍に位置して前記ハウジング内の空きスペースに配置する構成としてなる請求項1,2,3または4に記載のインバータ付き電気機械。
  6. 前記ハウジングには前記電源コンデンサを収納する収納ポケットを設けてなる請求項1,2,3または4に記載のインバータ付き電気機械。
  7. 前記電源コンデンサは前記ハウジングの外側面にバンドを用いて固定する構成としてなる請求項1,2,3,4または6に記載のインバータ付き電気機械。
  8. 前記電動モータは、前記ハウジング内に固定して設けられるステータと、該ステータと対向して前記回転軸に設けられ該回転軸と一体に回転するロータとにより構成し、前記インバータ装置のうち少なくともパワーモジュールは、前記電動モータのステータとロータとの間に位置して前記ハウジング内の空きスペースに配置する構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に記載のインバータ付き電気機械。
JP2002174734A 2002-06-14 2002-06-14 インバータ付き電気機械 Pending JP2004023877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002174734A JP2004023877A (ja) 2002-06-14 2002-06-14 インバータ付き電気機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002174734A JP2004023877A (ja) 2002-06-14 2002-06-14 インバータ付き電気機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004023877A true JP2004023877A (ja) 2004-01-22

Family

ID=31173631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002174734A Pending JP2004023877A (ja) 2002-06-14 2002-06-14 インバータ付き電気機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004023877A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048823A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Hitachi Unisia Automotive Ltd インバータ付き電気機械
JP2007215299A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置及び電力変換装置一体モータ
JP2008187889A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Gm Global Technology Operations Inc 関連する変速装置の直径の周りに取り付けられたacモータ用の電力コンデンサ
JP2008230750A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kito Corp 巻上機
JP2008230751A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kito Corp 巻上機
JP2011239574A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 電動式駆動装置およびその電動式駆動装置を搭載した電動式パワーステアリング装置
CN102556879A (zh) * 2007-03-19 2012-07-11 鬼头股份有限公司 电动链滑车
US8247937B2 (en) 2009-06-24 2012-08-21 Denso Corporation Semiconductor module and electronic circuit-integrated motor device using same
US8415845B2 (en) 2009-06-24 2013-04-09 Denso Corporation Motor
JP2013136465A (ja) * 2013-04-12 2013-07-11 Kito Corp 巻上機
JP2015006118A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP2015006116A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP2015047050A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ装置及び車両用駆動装置
US9338925B2 (en) 2010-10-27 2016-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Device for controlling drive of motor for electric power steering device

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048823A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Hitachi Unisia Automotive Ltd インバータ付き電気機械
JP2007215299A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置及び電力変換装置一体モータ
JP2008187889A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Gm Global Technology Operations Inc 関連する変速装置の直径の周りに取り付けられたacモータ用の電力コンデンサ
JP2008230750A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kito Corp 巻上機
JP2008230751A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kito Corp 巻上機
CN102556879A (zh) * 2007-03-19 2012-07-11 鬼头股份有限公司 电动链滑车
US8415845B2 (en) 2009-06-24 2013-04-09 Denso Corporation Motor
US8247937B2 (en) 2009-06-24 2012-08-21 Denso Corporation Semiconductor module and electronic circuit-integrated motor device using same
US20120313467A1 (en) * 2010-05-11 2012-12-13 Mitsubishi Electric Corporation Electric driving device and electric power steering system including the same
JP2011239574A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 電動式駆動装置およびその電動式駆動装置を搭載した電動式パワーステアリング装置
US9045156B2 (en) 2010-05-11 2015-06-02 Mitsubishi Electric Corporation Electric driving device and electric power steering system including the same
US9338925B2 (en) 2010-10-27 2016-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Device for controlling drive of motor for electric power steering device
JP2013136465A (ja) * 2013-04-12 2013-07-11 Kito Corp 巻上機
JP2015006118A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP2015006116A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP2015047050A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ装置及び車両用駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6582568B2 (ja) 駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2004023877A (ja) インバータ付き電気機械
JP2003299317A (ja) 車両駆動用電動装置
JP3891533B2 (ja) 駆動装置
JP2004048823A (ja) インバータ付き電気機械
JP2016036246A (ja) 駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2006197781A (ja) インバータ一体型電動機ユニット
WO2007094508A1 (ja) 半導体モジュールおよびそれを備えるハイブリッド車両の駆動装置
WO2013061404A1 (ja) 回転電機
JP2009247119A (ja) 駆動装置
US20160020679A1 (en) Inverter-integrated motor
JP7435728B2 (ja) 車両用駆動装置
JP2004153897A (ja) インバータ付き電気機械
JP2020089171A (ja) 車両用駆動装置
JP3309684B2 (ja) モータ駆動装置
JP7165256B2 (ja) 車両用駆動装置
JP2001119898A (ja) 駆動装置
WO2010058478A1 (ja) ブリーザ装置および駆動装置
JP2014138489A (ja) インバータ付きモータ
JP2020090979A (ja) インホイールモータ
CN111196144B (zh) 车辆用驱动装置
WO2008143000A1 (ja) 回転電機の冷却構造
WO2015064730A1 (ja) 動力発生装置
JP2007022529A (ja) 駆動装置
JP2007039029A (ja) 駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610