JP2004023541A - フレームずれ検知装置 - Google Patents

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仲野 利彦
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【課題】映像再生出力装置から出力される映像信号のフレームずれの発生を検知することが出来るフレームずれ検知装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るフレームずれ検知装置1は、外部からの同期信号に基づいて再生出力動作を実行する映像再生出力装置の接続が可能であって、映像信号には各フレーム映像の所定領域にフレーム番号を付加するデータ処理が施されている。フレームずれ検知装置1は、カウンタ14及びCPU13を具え、カウンタ14は、フレーム周期と同一周期で1ずつカウントアップして得られる基準フレーム番号をCPU13に供給すると共に、同期信号を映像再生出力装置へ出力する動作を実行する。CPU13は、映像再生出力装置から出力される映像信号から各フレーム映像に付加されているフレーム番号を認識し、認識したフレーム番号と基準フレーム番号とを比較して、両フレーム番号が相違するとき、これをフレームずれの発生として検知する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像再生出力装置から出力される映像信号のフレームずれの発生を検知することが可能なフレームずれ検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、MPEG方式により圧縮処理の施された動画データを再生する記録メディアドライブ装置、例えばハードディスクドライブ(HDD)装置やDVDドライブ装置を具えたデジタルプレーヤが開発されている。
HDD装置を具えたデジタルプレーヤにおいては、HDD装置から読み出された動画データは、MPEGデコードされた後、音声信号と映像信号とが分離され、これらの音声信号及び映像信号はそれぞれ、該プレーヤに接続されたスピーカ装置及びモニタ装置に供給される。この結果、スピーカ装置から前記動画データによって構成される番組の音声が出力されると共に、モニタ装置に該番組の映像が映し出されて、番組の視聴が可能となる。
又、上記デジタルプレーヤは、複数台のプレーヤを互いに接続し、互いに同期させて再生出力動作(以下、同期再生出力動作という)を実行させることが可能であって、例えば、2台のプレーヤを互いに接続して、両プレーヤによって再生された2種類の映像を互いに重ねて1つのスクリーンに表示することにより立体映像を表示するシステム(以下、3D立体映像表示システムという)を構築することが行なわれる。又、2台以上のプレーヤを互いに接続して、これらのプレーヤによって再生された2種類以上の映像を並べて1つの大型のスクリーンに表示することにより大型映像を表示するシステム(以下、マルチ画面同期システムという)を構築することが行なわれる。
【0003】
ところで、MPEG方式による圧縮処理によれば、圧縮処理後、1フレーム分のデータ量がフレーム毎に異なる。
上記デジタルプレーヤにおいては、所定のフレームレート、例えば1秒間に30フレームの速度で映像信号がモニタ装置に出力されるのであるが、データ量が過大なフレームについては、デコード処理に長い時間がかかってデコード処理が間に合わないため、該フレームの前のフレームの映像信号が再びモニタ装置に出力される。一方、データ量が過少なフレームについては、極めて短時間でデコード処理が終了するため、該フレームがスキップされて次のフレームの映像信号がモニタ装置に出力される。
この様に、上記デジタルプレーヤにおいては、同一フレームの映像信号が重複して出力される事態や、1或いは複数のフレームの映像信号がスキップされて出力される事態(以下、フレームずれという)が発生することがある。
上述の3D立体映像システムやマルチ画面同期システムにおいて、複数台のデジタルプレーヤの内、何れかのデジタルプレーヤから出力される映像信号にフレームずれが発生した場合、表示される3D立体映像や大型映像に欠陥が生じることになる。
【0004】
そこで、従来においては、3D立体映像表示システムやマルチ画面同期システムに供される動画データについては、後述の如くフレームずれが発生するか否かの検査が行なわれている。
例えば3D立体映像を表示するための2種類の動画データについて検査を行なう際には、先ず、これら2種類の動画データに対して夫々、各フレーム映像に図7(a)(b)に示す如き時間情報を付加するデータ処理を施す。その後、2台のデジタルプレーヤにそれぞれモニタ装置を接続して、これらのデジタルプレーヤに前記時間情報が付加された動画データの同期再生出力動作を実行させる。この様にして、図7(a)(b)の如く2台のモニタ装置にそれぞれ時刻情報を含むフレーム映像を表示させ、これら2台のモニタ装置に表示される2種類のフレーム映像を1台のNTSC(National Television System Committee)方式のビデオカメラによって撮影する。
その後、フレーム単位、或いはフィールド単位で映像信号を再生して出力することが可能なVTRにモニタ装置を接続して、該VTRに、上記撮影によって得られる撮影データを通常再生時の再生速度より低い速度で再生して出力する動作を実行させる。この様にして、モニタ装置に、上述の如く2台のモニタ装置に表示された2種類のフレーム映像を表示させ、両フレーム映像にそれぞれ含まれる時刻情報を比較して、両時刻情報が相違する場合にフレームずれが発生したと判断することとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、フレームずれが発生するか否かを検査する際、上述の如く、2台のモニタ装置に表示された映像をNTSC方式のビデオカメラを用いて撮影する作業や、モニタ装置に映し出される映像に含まれる時間情報を目視により比較する作業を行なわねばならず、これらの作業が極めて煩雑である問題があった。
又、モニタ装置に映し出される時間情報を目視により比較することによって検査が行なわれるので、検査結果についての信頼性が低い問題があった。
更に、モニタ装置に映し出される時間情報を目視により比較するため、撮影データを上述の如く通常再生時の再生速度よりも低い速度で再生させる必要があり、検査に長い時間がかかる問題があった。
本発明の目的は、映像再生出力装置から出力される映像信号のフレームずれの発生を検知することが出来るフレームずれ検知装置を提供し、上記問題を解決することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るフレームずれ検知装置は、外部からの同期信号に基づき映像信号を再生して出力することが可能な1或いは複数台の映像再生出力装置の接続が可能であって、各映像再生出力装置から出力される映像信号には、各フレーム映像の所定領域にフレーム番号を表わすフレーム番号情報を付加するデータ処理が施されている。そして、該フレームずれ検知装置は、
接続されている1或いは複数台の映像再生出力装置の再生出力動作中、映像信号のフレーム周期のn倍(nは1以上の整数)の周期で変化量nずつ変化する基準フレーム番号を発生させると共に、少なくとも1台の映像再生出力装置に同期信号を供給する動作を繰り返す基準フレーム番号発生手段と、
映像再生出力装置から出力される映像信号から、各フレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号情報が表わすフレーム番号を認識する認識手段と、前記基準フレーム番号の初期値を、再生出力開始時に前記認識手段によって認識されたフレーム番号に設定する初期値設定手段と、
前記認識手段によって認識されたフレーム番号と前記基準フレーム番号発生手段から発生する基準フレーム番号とを比較して、両フレーム番号が相違するとき、これをフレームずれの発生として検知する検知処理手段
とを具えている。
【0007】
本発明に係るフレームずれ検知装置を用いてフレームずれの検査を行なう際には、先ず、検査の対象とする映像信号に対して各フレーム映像の所定領域にフレーム番号を表わすフレーム番号情報を付加するデータ処理を施す。
その後、フレームずれ検知装置に1或いは複数台の映像再生出力装置を接続し、これら1或いは複数台の映像再生出力装置に、前記データ処理が施された映像信号を再生して出力する動作を開始させる。
【0008】
映像再生出力装置による映像再生出力動作が開始されると、フレームずれ検知装置の認識手段は、映像再生出力装置から出力された映像信号からフレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号情報が表わすフレーム番号を認識し、初期値設定手段は、基準フレーム番号発生手段の初期値を前記認識されたフレーム番号に設定する。この様にして、基準フレーム番号の初期値が、映像信号の再生開始位置のフレーム番号と同一の値に設定されることになる。その後、基準フレーム番号発生手段は、映像信号のフレーム周期のn倍(nは1以上の整数)の周期で変化量nずつ変化する基準フレーム番号を発生させると共に、少なくとも1台の映像再生出力装置に同期信号を供給する動作を開始する。
例えば、映像信号のフレーム番号が1ずつ増大する連続番号であって、再生開始位置のフレーム番号が3であると共に、基準フレーム番号の発生周期が映像信号のフレーム周期と同一(n=1)である場合には、基準フレーム番号発生手段は、初期値が3に設定された後、4、5、6・・・と1ずつ増大する基準フレーム番号を発生させることになる。又、基準フレーム番号の発生周期が映像信号のフレーム周期の3倍(n=3)である場合には、基準フレーム番号発生手段は、初期値が3に設定された後、6、9、12・・・と3ずつ増大する基準フレーム番号を発生させることになる。
映像再生出力装置は、上述の如く基準フレーム番号発生手段から供給された同期信号に基づき、基準フレーム番号発生手段と同期をとって再生出力動作を実行する。この様にして、映像再生出力装置による再生出力動作と、フレームずれ検知装置の基準フレーム番号発生手段による基準フレーム番号発生動作との間で同期がとられる。
【0009】
フレームずれ検知装置の検知処理手段は、上述の如く映像再生出力装置から出力される映像信号から、各フレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号情報が表わすフレーム番号を認識し、認識したフレーム番号と上述の如く基準フレーム番号発生手段から発生する基準フレーム番号とを比較して、両フレーム番号が相違するとき、これをフレームずれの発生として検知する。ここで、映像信号の再生開始位置のフレーム番号から基準フレーム番号発生動作が開始されると共に、映像再生出力装置による再生出力動作と基準フレーム番号発生動作との間で同期がとられているので、映像再生出力装置から映像信号がフレーム番号に従って出力されている状態では、前記両フレーム番号は一致する。一方、同一フレームの映像信号が重複して出力されたときや、1或いは複数のフレームの映像信号がスキップされて出力されたときに、前記両フレーム番号が相違することとなり、これがフレームずれの発生として検知される。
【0010】
本発明に係るフレームずれ検知装置によれば、NTSC方式のビデオカメラを用いた撮影作業やモニタ装置に映し出されるフレーム番号を目視により比較する作業は不要であるので、フレームずれの検査が容易となる。
又、モニタ装置に映し出された時間情報を目視により比較していた従来に比べて、フレームずれの検査結果について高い信頼性が得られる。
更に、従来の様に目視により時間情報を比較するためにVTRの再生速度を通常再生速度よりも低下させる必要はなく、かかる検査に要する時間を短縮することが出来る。
【0011】
具体的には、映像再生出力装置は、映像信号に含まれる輝度信号を出力することが可能であって、前記認識手段は、映像再生出力装置から出力される輝度信号からフレーム番号を認識する。
【0012】
輝度信号は、映像を構成する各画素の明度を表わす。従って、輝度信号に基づいて各フレーム映像の所定領域を構成する各画素の明度を判別することにより、各フレーム映像に付加されているフレーム番号情報を認識し、該フレーム番号情報から該情報が表わすフレーム番号を認識することが出来る。
【0013】
又、具体的には、メモリ手段と、前記検知処理手段によってフレームずれの発生が検知されたときに前記両フレーム番号が相違する位置を表わす位置情報を前記メモリ手段に格納する情報処理手段とを具えている。
【0014】
上記具体的構成においては、フレームずれが検知された場合、検査終了後、メモリ手段には、フレームずれが発生した位置を表わす位置情報が格納されている。従って、その後、かかる位置情報に基づいて検査対象の映像信号を解析することによりフレームずれの発生原因を究明することが出来る。
【0015】
更に具体的には、情報表示装置と、ユーザによる表示操作に応じて前記メモリ手段に格納されている位置情報を前記情報表示装置に表示する表示処理手段とを具えている。
【0016】
上記具体的構成においては、検査終了後、表示操作を行なうことによってフレームずれが発生した位置の位置情報を情報表示装置に表示させることが出来るので、フレームずれが発生した位置を容易に知ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係るフレームずれ検知装置によれば、映像再生出力装置から出力される映像信号のフレームずれの発生を検知することが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係るフレームずれ検知装置は、外部からの3値同期信号に基づいて再生出力動作を実行することが可能な図3に示す如きデジタルプレーヤ(2)の接続が可能であって、かかるデジタルプレーヤ(2)から出力される映像信号のフレームずれの発生を検知することが可能である。先ず、デジタルプレーヤ(2)の構成について説明し、その後、本発明に係るフレームずれ検知装置の構成について説明する。
【0019】
図3に示すデジタルプレーヤ(2)は、MPEG方式により圧縮処理の施されたデジタル動画データを再生するHDD装置(21)を具えており、該HDD装置(21)には、インターフェース(22)を介して、非リアルタイム性のOS、例えばWindows(Microsoft社の登録商標)が搭載されたCPU(23)が接続されている。CPU(23)には、PCIバス(3)を介して、互いに直列に接続されたTS(Transport Stream)インターフェース(25)、MPEGデコードボード(26)及び同期ボード(27)が接続されている。MPEGデコードボード(26)は、CPU(23)に直接に接続されており、該CPU(23)によって動作が制御されている。
【0020】
又、CPU(23)には、ハードディスクを駆動して制御データを再生するHDD装置(24)が接続されると共に、ISAバス(30)を介して、キー入力装置(28)が接続されている。
キー入力装置(28)は、前記ISAバス(30)に接続されたLCD(液晶ディスプレイ)インターフェース(28a)と、該インターフェース(28a)に接続されたLCD(28b)及び操作キースイッチ群(28c)によって構成されている。LCD(28b)には、操作キースイッチ群(28c)の各操作キーを押下することによって実行される動作を表わすアイコンが表示される。
【0021】
CPU(23)は、制御用のHDD装置(24)から読み出した制御データに応じて、インターフェース(22)に対し動画データ用HDD装置(21)からのデジタル動画データの読出しを指令する。インターフェース(22)は、該指令に応じて、HDD装置(21)からデジタル動画データを読み出して、読み出したデジタル動画データをCPU(23)に供給する。CPU(23)は、供給されたデジタル動画データを一旦、内蔵するバッファに格納した後、該動画データをバッファから読み出してTSインターフェース(25)に供給する。
【0022】
TSインターフェース(25)に供給されたデジタル動画データは、該インターフェース(25)にてタイミングがとられて一定の速度でMPEGデコードボード(26)に供給され、MPEGデコードされると共に音声データと映像データとが分離される。分離された音声データ及び映像データは、該ボード(26)にてD/A変換される。
アナログ音声信号は、スピーカ(図示省略)へ出力される一方、アナログ映像信号は同期ボード(27)に供給され、該ボード(27)にて、外部から供給される3値同期信号に基づき同期がとられた後、ハイビジョンモニタ(図示省略)へ出力される。
【0023】
本発明に係るフレームずれ検知装置(1)は、図1に示す如く、デジタルプレーヤの映像出力端子の内、輝度信号(以下、Y信号という)の出力端子を接続することが可能な2つのY信号入力端子(11)(11)を具えており、これらのY信号入力端子(11)(11)は夫々、A/D変換処理回路(12)を介してCPU(13)に接続されている。
又、上記フレームずれ検知装置(1)は、フレーム番号カウンタ(14)を具えている。フレーム番号カウンタ(14)は、前記CPU(13)から後述の初期値調整信号を受けて、カウンタ値の初期値を該信号に応じた値に設定する。その後、フレーム番号カウンタ(14)は、デジタルプレーヤによって再生される動画データのフレーム周期と同一の周期で1ずつカウントアップして得られるカウンタ値を基準フレーム番号としてCPU(13)に供給すると共に、3値同期信号を同期信号出力端子(14a)から外部へ出力する動作を実行する。
【0024】
上記CPU(13)には、後述の如く基準フレーム番号を格納するためのメモリ(15)と、複数の操作キーからなるキー入力装置(16)が接続されている。又、CPU(13)には、メモリ(15)に格納された基準フレーム番号を表示するための表示装置(17)が接続されている。
【0025】
上記フレームずれ検知装置(1)は、フレームずれが検知された時点で検知動作を終了する第1終了モードと1つの番組が終了した時点で検知動作を終了する第2終了モードとの間でモードの切換え設定が可能であって、フレームずれの検査を行なう際には、予め、装置本体を第1終了モード或いは第2終了モードの何れかのモードに設定しておく。又、検査の対象とする動画データには、図4に示す如く各フレーム映像の所定領域に経過時間t及びフレーム番号fnからなる時間情報Tを付加するデータ処理を施しておく。
【0026】
例えば3D立体映像を表示するための2種類の動画データにフレームずれが発生するか否かを検査する場合には、図2に示す如く、フレームずれ検知装置(1)のY信号入力端子(11)(11)に2台のデジタルプレーヤ(2)(2)のY信号出力端子(図示省略)を接続する。又、フレームずれ検知装置(1)のフレーム番号カウンタ(14)の同期信号出力端子(14a)に一方のデジタルプレーヤ(2)の同期ボードの3値同期信号入力端子(図示省略)を接続すると共に、該プレーヤ(2)の3値同期信号出力端子(図示省略)に他方のデジタルプレーヤ(2)の3値同期信号入力端子(図示省略)を接続する。
【0027】
その後、2台のデジタルプレーヤ(2)(2)に、上述の如く時間情報Tが付加された動画データを対象とする通常の同期再生出力動作を開始させる。2台のデジタルプレーヤ(2)(2)が互いに同期をとって再生出力動作を開始すると、各デジタルプレーヤ(2)からフレームずれ検知装置(1)の各A/D変換処理回路(12)にアナログのY信号が供給され、各A/D変換処理回路(12)は、供給されたアナログのY信号を、8ビットの画素データからなるデジタルYデータに変換した後、デジタルYデータから、図4中に破線で囲んだ領域、即ちフレーム番号fnが付加されている所定領域のデータを抽出し、抽出したデータをCPU(13)に供給する。
CPU(13)は、2つのA/D変換処理回路(12)(12)から入力されたデータに基づいて、フレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号を認識する。フレーム番号の認識処理方法については、後述する。
その後、CPU(13)は、認識したフレーム番号に応じた初期値調整信号を作成し、該信号をフレーム番号カウンタ(14)に供給する。フレーム番号カウンタ(14)は、初期値調整信号を受けて、初期値を該信号に応じた値に設定する。この様にして、フレーム番号カウンタ(14)の初期値が、動画データの再生開始位置のフレーム番号と同一の値に設定されることになる。続いて、フレーム番号カウンタ(14)は、上述の如く基準フレーム番号をCPU(13)に供給すると共に3値同期信号を同期信号出力端子(14a)から出力する動作を開始する。
【0028】
フレーム番号カウンタ(14)から出力された3値同期信号は、一方のデジタルプレーヤ(2)に供給され、該プレーヤ(2)は、供給された3値同期信号に基づき、該カウンタ(14)と同期をとってアナログY信号を出力する動作を実行する。又、他方のデジタルプレーヤ(2)は、前記一方のデジタルプレーヤ(2)から供給される3値同期信号に基づき、該プレーヤ(2)と同期をとってアナログY信号を出力する動作を実行する。この様にして、2つのデジタルプレーヤ(2)(2)のアナログY信号出力動作と、フレーム番号カウンタ(14)の基準フレーム番号供給動作との間で同期がとられる。
【0029】
フレームずれ検知装置(1)のA/D変換処理回路(12)(12)にはそれぞれ、デジタルプレーヤ(2)(2)から1フレーム分のアナログY信号が動画データのフレーム周期で供給され、供給されたアナログY信号は、上述の如くデジタルYデータに変換された後、該デジタルYデータからフレーム番号が付加されている所定領域のデータが抽出されてCPU(13)に供給される。
又、CPU(13)には、フレーム番号カウンタ(14)から、動画データの再生開始位置のフレーム番号と同一の番号から連続する基準フレーム番号が動画データのフレーム周期と同一の周期で供給される。
【0030】
CPU(13)は、2つのA/D変換処理回路(12)(12)から供給されるデータに基づいて、各フレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号を認識した後、認識した2つのフレーム番号とフレーム番号カウンタ(14)から供給される基準フレーム番号とを比較する。そして、CPU(13)は、認識した2つのフレーム番号の内、何れか一方のフレーム番号が基準フレーム番号と相違する場合、及びこれら2つのフレーム番号が共に基準フレーム番号と相違する場合に、基準フレーム番号をメモリ(15)に書き込む。上述の如く、動画データの再生開始位置のフレーム番号から基準フレーム番号のカウントアップが開始されると共に、2つのデジタルプレーヤ(2)(2)のアナログY信号出力動作と、フレーム番号カウンタ(14)の基準フレーム番号供給動作との間で同期がとられている。従って、デジタルプレーヤ(2)(2)からアナログY信号がフレーム番号に従って出力されている状態では、認識した2つのフレーム番号と基準フレーム番号は一致する。一方、同一フレームのアナログY信号が重複して出力されたときや、1或いは複数のフレームのアナログY信号がスキップされて出力されたときに、認識したフレーム番号と基準フレーム番号が相違することとなり、これがフレームずれの発生として検知される。
【0031】
又、CPU(13)は、上述の如く基準フレーム番号をメモリ(15)に書き込んだ後、装置本体が第1終了モード或いは第2終了モードの何れのモードに設定されているか否かを判断し、第1終了モードに設定されている場合に上述のフレーム番号認識比較動作を停止する一方、第2終了モードに設定されている場合は、1つの番組の再生が終了した時点でフレーム番号認識比較動作を停止する。
この様にして、上記フレームずれ検知装置(1)を用いて、3D立体映像を表示するための2種類の動画データについて、フレームずれが発生するか否かを検査することが出来る。
尚、上記フレームずれ検知装置(1)は、1台のデジタルプレーヤ(2)を接続して、1種類の動画データについてフレームずれが発生するか否かを検査することも可能である。又、図3に示すデジタルプレーヤ(2)に限らず、DVDドライブ装置等、周知の記録メディアドライブ装置を具えた1台或いは2台のデジタルプレーヤを接続して検査を行なうことも可能である。
【0032】
検査終了後、キー入力装置(16)に対して表示操作を行なうと、上記CPU(13)は、メモリ(15)に基準フレーム番号が格納されている場合に、該基準フレーム番号を読み出して表示装置(17)に表示する。
【0033】
次に、フレーム番号認識処理方法について説明する。
図5(a)は、モニタ装置に表示されたフレーム映像の内、図4中に破線で囲んだ領域、即ちフレーム番号が付加されている所定領域を拡大して表わしたものであり、図5(b)は、同図(a)の一部を更に拡大して表わしたものである。
フレーム映像を構成する複数の画素は、図5(b)に示す如くモニタ装置の画面上にマトリクス状に配列されるのであるが、各画素は、画面上の特定のアドレスに配置される。従って、8ビットの画素データからなるデジタルYデータに基づき、フレーム番号が表示される領域内の各アドレスに配置される画素が黒色或いは白色の何れの色であるかを判別することによって、フレーム番号を認識することが出来る。
【0034】
図6は、上記フレームずれ検知装置(1)のCPU(13)によって実行されるフレームずれ検知手続きを表わしている。
接続されている1或いは2台のデジタルプレーヤの再生出力動作が開始されると、先ずステップS1では、A/D変換処理回路から供給されたデータからフレーム番号を認識し、認識したフレーム番号に応じた初期値調整信号を作成してフレーム番号カウンタに出力する。この結果、フレーム番号カウンタの初期値が動画データの再生開始位置のフレーム番号と同一の値に設定されることになる。
【0035】
続いてステップS2では、A/D変換処理回路から供給されたデータからフレーム番号を認識し、認識したフレーム番号とフレーム番号カウンタから供給された基準フレーム番号とが一致するか否かを判断する。
ステップS2にてイエスと判断された場合は、ステップS3に移行して、番組が終了したか否かを判断し、ノーと判断された場合はステップS2に戻って、フレーム番号の認識比較処理を繰り返す。その後、番組が終了すると、その時点でステップS3にてイエスと判断されて、手続きを終了する。
【0036】
これに対し、1或いは2台のデジタルプレーヤの内、少なくとも何れかの一方のプレーヤから出力されたアナログY信号にフレームずれが発生すると、認識したフレーム番号と基準フレーム番号との間に相違が生じて、ステップS2にてノーと判断され、ステップS4に移行して、該基準フレーム番号をメモリに格納する。次にステップS5では、装置本体が第1終了モードに設定されているか否かを判断し、イエスと判断された場合は手続きを終了する。
一方、ステップS5にてノーと判断された場合は、ステップS3に移行して、番組が終了したか否かを判断し、ノーと判断された場合はステップS2に戻って、フレーム番号の認識比較処理を繰り返す。その後、番組が終了すると、その時点でステップS3にてイエスと判断されて、手続きを終了する。
【0037】
本発明に係るフレームずれ検知装置(1)によれば、NTSC方式のビデオカメラを用いた撮影作業やモニタ装置に映し出されるフレーム番号を目視により比較する作業は不要であるので、フレームずれの検査が容易となる。
又、モニタ装置に映し出された時間情報を目視により比較していた従来に比べて、フレームずれの検査結果について高い信頼性が得られる。
更に、本発明に係るフレームずれ検知装置(1)は、デジタルプレーヤ(2)に通常の同期再生出力動作を実行させた状態でフレームずれを検知することが出来るので、フレームずれの検査に要する時間が短縮される。
【0038】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、8ビットの画素データの内、最上位1ビット、或いは上位2ビットのデータに基づいて、フレーム番号が表示される領域内の各アドレスに配置される画素が黒色或いは白色の何れの色であるかを判別する構成を採用することも可能である。
又、フレーム番号の認識比較処理をソフトウエアにより実現する構成を採用しているが、ハードウエアにより実現する構成を採用することも可能である。
又、CPU(13)からフレーム番号カウンタ(14)に初期値調整信号を供給する構成を採用しているが、フレーム番号を認識することが可能なA/D変換処理回路を装備して、該A/D変換処理回路から初期値調整信号を供給する構成を採用することも可能である。
更に、動画データのフレーム周期と同一の周期でカウンタ値を1ずつカウントアップするフレーム番号カウンタ(14)を採用しているが、これに限らず、2倍の周期でカウンタ値を2ずつカウントアップするフレーム番号カウンタ等、任意のn倍の周期でカウンタ値をnずつカウントアップするフレーム番号カウンタを採用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレームずれ検知装置の構成を表わすブロック図である。
【図2】上記フレームずれ検知装置に2台のデジタルプレーヤを接続した状態を表わすブロック図である。
【図3】デジタルプレーヤの構成を表わすブロック図である。
【図4】モニタ装置に表示されるフレーム映像を表わす図である。
【図5】モニタ装置に表示されるフレーム映像の内、フレーム番号が付加されている所定領域を拡大して表わした図である。
【図6】上記フレームずれ検知装置において実行されるフレームずれ検知手続きを表わすフローチャートである。
【図7】従来のフレームずれの検査において、2台のモニタ装置に表示されるフレーム映像を表わす図である。
【符号の説明】
(1) フレームずれ検知装置
(11) Y信号入力端子
(12) A/D変換処理回路
(13) CPU
(14) フレーム番号カウンタ
(15) メモリ
(16) キー入力装置
(17) 表示装置
(2) デジタルプレーヤ

Claims (4)

  1. 外部からの同期信号に基づき映像信号を再生して出力することが可能な1或いは複数台の映像再生出力装置の接続が可能であって、各映像再生出力装置から出力される映像信号には、各フレーム映像の所定領域にフレーム番号を表わすフレーム番号情報を付加するデータ処理が施されており、
    接続されている1或いは複数台の映像再生出力装置の再生出力動作中、映像信号のフレーム周期のn倍(nは1以上の整数)の周期で変化量nずつ変化する基準フレーム番号を発生させると共に、少なくとも1台の映像再生出力装置に同期信号を供給する動作を繰り返す基準フレーム番号発生手段と、
    映像再生出力装置から出力される映像信号から、各フレーム映像の所定領域に付加されているフレーム番号情報が表わすフレーム番号を認識する認識手段と、前記基準フレーム番号の初期値を、再生出力開始時に前記認識手段によって認識されたフレーム番号に設定する初期値設定手段と、
    前記認識手段によって認識されたフレーム番号と前記基準フレーム番号発生手段から発生する基準フレーム番号とを比較して、両フレーム番号が相違するとき、これをフレームずれの発生として検知する検知処理手段
    とを具えていることを特徴とするフレームずれ検知装置。
  2. 映像再生出力装置は、映像信号に含まれる輝度信号を出力することが可能であって、前記認識手段は、映像再生出力装置から出力される輝度信号からフレーム番号を認識する請求項1に記載のフレームずれ検知装置。
  3. メモリ手段と、前記検知処理手段によってフレームずれの発生が検知されたときに前記両フレーム番号が相違する位置を表わす位置情報を前記メモリ手段に格納する情報処理手段とを具えている請求項1又は請求項2に記載のフレームずれ検知装置。
  4. 情報表示装置と、ユーザによる表示操作に応じて前記メモリ手段に格納されている位置情報を前記情報表示装置に表示する表示処理手段とを具えている請求項3に記載のフレームずれ検知装置。
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