JP2007081500A - 画像処理装置、動画像データのフィールド・オーダを決定する方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、動画像データのフィールド・オーダを決定する方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
予めフィールド・オーダの設定を行わなくても正しいフィールド・オーダにより動画像の処理を行うこと。
【解決手段】
本発明における画像処理装置は、動画像データのフィールド・オーダを決定する画像処理装置であって、動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、比較してそれらの間の動きを表す動きデータを検出する動きデータ検出部と、動きデータを使用して動画像データのフィールド・オーダを判定するフィールド・オーダ判定部と、判定結果に応じてフィールド・データを処理するフィールド・データ処理部とを備える画像処理装置である。このような構成により、正しいフィールド・オーダにて画像処理を行うことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は画像処理に関するものであり、特に、インターレース動画像データの処理における動画像データのフィールド・オーダ決定手法に関する。
1フレームの画像を2つのフィールドに分割して各フィールドを交互に表示するインターレース方式は、テレビ等の動画像再生に主として利用される動画像再生装置に多く利用されている。
インターレース方式の多くは、1フレームを複数のラインに分割し、画面の上から数えて奇数番目に該当する奇数ラインと偶数番目に該当する偶数ラインを交互に表示することにより画像表示が行われる。図15は、インターレース方式におけるフレーム・データの構成を示す図である。ここでは、6ラインで構成されるフレーム・データとする。このうち、奇数ラインで構成されるフィールドをトップ・フィールド、偶数ラインで構成されるフィールドをボトム・フィールドと呼ぶ。
入力する画像データのフレーム化及びフレーム化された画像データの出力において、トップ・フィールドのデータを先に入出力する方法をトップ・ファースト、ボトム・フィールドのデータを先に入出力する方法をボトム・ファーストと呼ぶ。また、どちらを先に入出力するかの順序をフィールド・オーダと呼ぶ。
フィールド・オーダは動画像毎に設定が可能な場合がある。また、複数の動画像データを合成して1つの動画像データにする場合は、構成するそれぞれの動画像データ毎にフィールド・オーダが設定される場合がある。
このとき、フィールド・オーダを誤って設定してしまうと、期待通りの動画像再生ができなくなってしまう。この場合について例を挙げて説明する。図16は、動画像の一例を示す図である。ここで例に挙げる動画像は、図16に示すように図形が画面の左方向から右方向へ一定の速度で動く動画像である。
図17は、トップ・ファーストによるフレーム化を行っている場合において、各フィールドの画像を示す図である。図17に示すように、トップ・ファーストの場合、時間経過に沿った各フレームにおいて、トップ・フィールド、ボトム・フィールドの順になる。
フレーム毎の各フィールドの画像イメージを図18に示す。ここでの例では図形は左方向から右方向へ動いているため、トップ・フィールド30とボトム・フィールド31では、後から画像データを入力するボトム・フィールド31の方が図形は右側に表示されている。このことは、トップ・フィールド33とボトム・フィールド34、トップ・フィールド36とボトム・フィールド37についても同様である。
画像表示のときはインターレース方式により、フィールド毎に表示され、トップ・ファーストで再生を行えば、画像閲覧者は図形が画面の左方向から右方向へ動くように見える。図19に、トップ・ファーストで再生を行った場合のフレーム毎の各フィールドの画像イメージを示す。
しかしながら、この画像データをボトム・ファーストで再生する場合は、期待通りの動画像再生ができなくなってしまう。図20は、ボトム・ファーストで動画像を再生した場合のフレーム毎の各フィールドの画像イメージである。図20に示すようにボトム・フィールドを先に再生してしまうと、各フレームの画像は、先に表示するボトム・フィールドの画像が後に表示するトップ・フィールドの画像よりも右方向に存在してしまい、フレーム毎の画像データは右方向に動いているものの、フィールド毎の画像では左方向に動いているように見えてしまう。
このように、フィールド・オーダを誤って動画像を再生してしまうと期待通りの動画像再生ができなくなってしまう。そのため従来は、フィールド・オーダを予め固定する方法が取られていた。図21は、従来技術における入力画像データフレーム化回路の構成を示すブロック図である。入力画像データフレーム化回路4は、インターレース画像処理装置41、フィールド・オーダ設定回路42、入力画像変換処理回路43、フレーム画像記憶部44を備える。
インターレース画像処理装置41は、外部から入力または格納されている動画像データからトップ・フィールドとボトム・フィールドそれぞれの画像データに分割し、入力画像変換処理回路43に対して出力する。フィールド・オーダ設定回路42は、レジスタ等の記憶手段を備え、レジスタ設定などによりフィールド・オーダがトップ・ファーストかボトム・ファーストかのフィールド・オーダ情報を入力画像変換処理回路43に対して出力する。入力画像変換処理回路43は、フィールド・オーダ設定回路42から入力したフィールド・オーダ情報に基づいてインターレース画像処理装置41から画像データをフィールド毎に入力し、フレーム・データの生成を行う。フレーム画像記憶部44は、入力画像変換処理回路43の生成したフレーム・データを格納するメモリである。
図22は、従来技術におけるフレーム画像データ出力回路の構成を示すブロック図である。フレーム画像データ出力回路5は、フレーム画像記憶部51、フィールド・オーダ設定回路52、出力画像変換処理回路53、インターレース画像処理装置54を備える。
フレーム画像記憶部51は、フレーム・データを格納するメモリである。フィールド・オーダ設定回路52は、レジスタ等の記憶手段を備え、レジスタ設定などによりフィールド・オーダがトップ・ファーストかボトム・ファーストかのフィールド・オーダ情報を出力画像変換処理回路53に対して出力する。出力画像変換処理回路53は、フィールド・オーダ設定回路52から入力したフィールド・オーダ情報に基づいて、フレーム画像記憶部51に格納されているフレーム・データをフィールド毎にインターレース画像処理装置54に対して出力する。インターレース画像処理装置54は出力画像変換処理回路53からフィールド毎に入力された画像データの表示を行う。
ここで、フィールド・オーダを変更する手段を備えた画像圧縮装置が特許文献1において提案されている。この画像圧縮装置では、画像が静止しているタイミングでボトム・ファーストの画像データをトップ・ファーストの画像データに変更することにより、変更時の画像再生が不自然になることなくフィールド・オーダを変更している。
しかしながら、特許文献1に示す方法は、ボトム・ファーストをトップ・ファーストに変更するだけのものであり、逆の変更のことは考慮していない。また、フィールド・オーダの変更のタイミングも画像静止時のみに限られている。
特開2005−5904号公報
上述のように、従来は、画像データに対応したフィールド・オーダの設定が必要であったため、正常な録画/再生をするためにあらかじめフィールド・オーダの設定を行わなければならなかった。また、従来、録画/再生では決まったフィールド・オーダで処理を行っていたが、ビデオやデジタル・ビデオ等の録画/再生機器の多様化により異なるフィールド・オーダの画像データが存在する様になり、パソコン等による画像データの編集が容易になったため、フィールド・オーダの異なった画像データを1つの画像データにまとめる等の編集が可能になっている。
そのため、必要に応じて処理する画像データに対応したフィールド・オーダの設定が必要になるが、近年、録画/再生機器の多様化によりフィールド・オーダの設定をあらかじめ行うことは特に困難なものとなってきている。
本発明における画像処理装置は、動画像データのフィールド・オーダを決定する画像処理装置であって、動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表す動きデータを検出する動きデータ検出部と、前記検出した動きデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定するフィールド・オーダ判定部と、前記フィールド・オーダ判定部の判定結果に応じてフィールド・データを処理するフィールド・データ処理部とを備える画像処理装置である。このような構成により、動きデータ検出部により検出した動きに基づいてフィールド・オーダ判定部がフィールド・オーダの判定を行うため、正しいフィールド・オーダにて画像処理を行うことが可能となる。
本発明におけるフィールド・オーダの決定手法は、動画像データのフィールド・オーダを決定する方法であって、動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表すデータを取得し、前記取得した動きを表すデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定する方法である。このようにすることにより、検出した動きに基づいてフィールド・オーダの判定を行うため、正しいフィールド・オーダにて画像処理を行うことが可能となる。
本発明におけるフィールド・オーダの決定プログラムは、動画像データのフィールド・オーダを決定するプログラムであって、動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表すデータを取得し、前記取得した動きを表すデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定する、プログラムである。このようにすることにより、検出した動きに基づいてフィールド・オーダの判定を行うため、正しいフィールド・オーダにて画像処理を行うことが可能となる。
本発明によれば、予めフィールド・オーダの設定を行わなくても正しいフィールド・オーダにより動画像の処理が可能となる。
発明の実施の形態1.
発明の実施の形態1における画像処理システムは、フレーム毎に格納された画像データをフィールド毎に再生する場合にフィールド・オーダを判定し、正しいフィールド・オーダにて動画像を再生することができる画像処理システムである。本実施例でのフィールド・タイプは、第1フィールド・タイプであるトップ・フィールドのフィールド・データと第2フィールド・タイプであるボトム・フィールドのフィールド・データより構成されているものとする。
図1は、本発明における画像処理システムの構成の例を示すブロック図である。図1に示すように本発明における画像処理システム1は、画像データ記憶部10、フィールド・オーダ判定部11、出力画像データ変換部12、インターレース画像処理部13を備える。
画像データ記憶部10は、再生が行われる画像データを一時的に格納するためのメモリである。ここで格納する入力画像データは、フレーム・データ毎に格納され、フィールド毎に出力が可能な形式のものとする。入力画像データ記憶部10に格納された入力画像はフィールド毎にフィールド・オーダ判定部11の有するフィールド・バッファ111と動きベクトル検出部112に出力され、フィールド・オーダ判定部11がフィールド・オーダの判定を行う。また、入力画像データ記憶部10に格納された画像データはフレーム毎に出力画像データ変換部12に入力される。
フィールド・オーダ判定部11は、画像データ記憶部10に格納されている画像データのフィールド・オーダの判定を行うための回路である。フィールド・オーダ判定部11は、フィールド・バッファ111、動きベクトル検出部112、動きベクトル・バッファ113、動きベクトル比較部114を備える。
フィールド・バッファ111は、画像データ記憶部10から入力した画像データをフィールド毎に一時的に格納するバッファである。フィールド・バッファ111に格納されたフィールド毎の画像データは、動きベクトル検出部112に出力され、処理される。
動きベクトル検出部112は、フィールド・バッファ111に格納されたフィールド・データと画像データ記憶部10から入力したフィールド・データ間の動きをベクトル情報として検出する回路である。動きベクトルの検出方法については、MPEG(Moving Pictures Experts Group)等で一般的に用いられる検出方法をそのまま使用可能である。動きベクトル検出部112により検出された動きベクトル・データは、動きベクトル・バッファ113に出力され、動きベクトル・バッファ113に格納される。ここでは、動きベクトル検出部は、動きベクトルを動きデータとして検出する動きデータ検出部であるが、方向だけの動きデータや大きさだけの動きデータを検出してフィールド・オーダ判定部に出力し、フィールド・オーダ判定部にて比較することも可能である。
動きベクトル・バッファ113は、動きベクトル検出部112によって検出された動きベクトル・データを一時的に格納するためのバッファである。動きベクトル・バッファ113に格納された動きベクトル・データは、動きベクトル比較部114に出力され、処理される。
動きベクトル比較部114は、動きベクトル・バッファ113に格納された第1の動きデータである動きベクトルと動きベクトル検出部112から入力した第2の動きデータである動きベクトルを比較することにより、フィールド・オーダの判定を行う回路である。動きベクトル比較部114は、判定結果に基づいて判定結果情報を生成する。動きベクトル比較部114により生成された判定結果情報は、出力画像データ変換部12に出力され、処理される。ここでは動きベクトル比較部114は、動きベクトルを動きデータとして比較するフィールド・オーダ判定部であるが、方向だけの動きデータや大きさだけの動きデータを比較して判定することも可能である。
出力画像データ変換部12は、動きベクトル比較部114から判定結果情報を入力し、入力した判定結果情報に基づいたフィールド・オーダにてインターレース画像処理部13に画像データ記憶部10から入力した画像データの出力を行うフィールド・データ処理部である。出力画像データ変換部12は、画像データ記憶部10からフレーム毎に画像データを入力し、決定したフィールド・オーダにてフィールド毎にインターレース画像処理部13に画像データを出力する。
インターレース画像処理部13は、画像データ変換部12からフィールド毎に画像データを入力し、インターレース再生、つまり入力した画像データをフィールド毎に再生する。
続いて、図2に示すフローチャートを用いて、本発明の実施の形態1における画像処理システムの処理の流れについて説明する。初期条件として、再生用の画像データは入力画像データ記憶部10にフレーム毎に格納されているものとする。
まず、フィールド・バッファ111が、入力画像データ記憶部10からフィールド毎に画像データを入力し、一時的に格納する。ここでの入力は、トップ・ファーストかボトム・ファーストかを予め定めておき、後で定めておいたフィールド・オーダの正誤を判定する。ここでは、トップ・ファーストであるとする。
説明のため動画像を構成するフレームを順にフレーム0、1、2、と順番に番号付けする。また、トップ・ファーストの場合、N番目のフレームを構成するトップ・フィールドを2N番目のフィールド、ボトム・フィールドを2N+1番目のフィールドのように番号付けする。フレーム、フィールドの構成は図3に示すようになる。最初は0番目のフィールド・データが入力される。フィールド・データの処理は0番目のフィールドから順に行われる(S11)。
まず、動きベクトル検出部112は動きベクトル検出のため、入力画像データ記憶部10からN番目のフィールド・データを入力する(S12)。このとき、フィールド・バッファ111にはN−1番目のフィールド・データが、動きベクトル検出部112にはN番目のフィールド・データが入っている状態となる。次に、動きベクトル検出部112が、入力画像データ記憶部10から入力したN番目のフィールド・データとフィールド・バッファ111に格納されているN−1番目のフィールド・データとを比較し、動きベクトルの方向と大きさを検出する(S13)。ここでは、N番目とN−1番目のように連続する2つのフィールド・データの比較を行っているが、N番目とN+k番目(kは自然数)のように比較を行ってもよい。ただし、トップ・フィールドとボトム・フィールドのフィールド・データの比較を行う必要がある。
動きベクトル検出部112による検出は、1番目のフィールドから順に行われ、N番目のフィールドはN−1番目のフィールドと比較して動きベクトルの検出を行う。動きベクトルの検出については、MPEG等で一般的に用いられる検出方法をそのまま使用可能である。動きベクトルの検出は、複数箇所行うことが可能であるが、ここでは説明を簡単にするため、1箇所のみについて行うものとする。
動きベクトル検出部112により検出した動きベクトルは、フィールド間の相対的な移動距離の2次元ベクトル、例えば(X,Y)のような2次元形式の動きベクトル・データとして表現することが可能である。この場合、単位はピクセル単位でもよいし、別の単位を用いてもよい。動きベクトル検出部112は、フィールド・データ毎に検出した動きベクトルから動きベクトル・データを生成し、動きベクトル・バッファ113に格納する。検出した動きベクトルは図4の矢印に示したようになる。図5は、動きベクトル・バッファ113に格納された動きベクトル・データの一例を示す図である。画面右方向へ1の速度で動き続けている場合、動きベクトル・データは(1,0)となる。
動きベクトルの検出が完了し、動きベクトル・バッファ113に動きベクトル・データが格納されると、当該フィールド・データにおいて生成された動きベクトル・データ1つ前のフィールド・データにおいて生成された動きベクトル・データとの間で動きベクトル・データの比較が行われる(S14)。つまり、N番目のフィールド・データの処理のときは、N−1番目のフィールドとの比較により動きベクトル・データが生成されるが、この動きベクトル・データと、N−1番目のフィールド・データの処理のとき、つまりN−1番目のフィールドとN−2番目のフィールドとの比較により生成された動きベクトル・データとの間で比較が行われる。
図9に示すフローチャートを用いて本発明におけるフィールド・オーダの正誤判定の処理の流れについて説明する。動きベクトル・データの比較は、動きベクトルの方向が逆方向であるか(S21)、動きベクトルの大きさの比が設定された閾値以上であるか(S22)、について行われる。逆方向であるかの条件や、閾値については予め設定された値により行われる。例えば、2つの動きベクトルの角度が120度以上であれば逆方向、閾値は動きベクトルの大きさの比が3倍以上、等が設定条件として考えられが設定条件については特に限定されない。図5の例による比較では、動きベクトルは全て同じ方向で大きさの比も1倍である。
フィールド・データについて動きベクトルの比較が完了すると、動きベクトル比較部114により比較結果に基づいて、フィールド・オーダの正誤が判定される。判定は、先ほど比較した結果、動きベクトルの方向が逆方向であり、かつ動きベクトルの大きさの比が設定された閾値以上である場合等の設定された条件が成立したと判定した場合に回数がカウントされる(S23)。
このとき、カウントされた回数が基準値を超えると(S24)、動きベクトル比較部114は、フィールド・オーダが誤りであると判定する(S25)。例えば、動きベクトルの方向が逆方向であるか、動きベクトルの大きさの比が設定された閾値以上というフィールドが2つ以上存在した場合、フィールド・オーダは誤りであると判定する。このようにしてフィールド・オーダが決定されると(S15)、このときの判定結果に基づいて、動きベクトル比較部114は判定結果情報を生成する。判定結果情報は「正しい」「誤り」のいずれかであり、「1」「0」のビットデータにすることが可能である。動きベクトル比較部114は生成した判定結果情報を出力画像データ変換部12に対して出力する(S16)。
出力画像データ変換部12は、動きベクトル比較部114から入力した判定結果情報に基づいてフィールド・オーダの正誤を判断する。画像データ変換部12は、入力画像データ記憶部10から画像データを入力し、動きベクトル比較部114より入力した判定結果情報が「誤り」であった場合、フィールド・オーダを入れ替えてインターレース画像処理部13に出力する。
判定結果が「誤り」となる場合について例を挙げて説明する。図3に示すフレーム、フィールドの構成において、画像データ入力時のフィールド・オーダが誤っていた場合のフィールドの構成は図6のようになる。この場合、N番目のフレームを構成するボトム・フィールドを2N番目のフィールド、トップ・フィールドを2N+1番目のフィールドのように番号付けする。図6では、トップ・ファーストの画像データをボトム・ファーストの画像データとして入力した例である。
このような場合、検出される動きベクトルは、図7の矢印で示すような形となり、動きベクトル・バッファ113に格納された動きベクトル・データは図8のようになる。この場合、動きベクトル比較部114による比較結果は動きベクトルの向きが反対方向となる。また、動きベクトルの大きさの比も3倍となるため、動きベクトル比較部114による比較毎に回数がカウントされ、回数が予め定められた値を超えると、判定結果が「誤り」となる。
以上の作業を0番目のフィールドから順次繰り返し行う。N番目のフィールドについての処理が終了したら、フィールド・オーダの判定が終了したか否かを判定し(S17)、終了して無い場合は、N+1番目、つまり次のフィールドについて同様の処理を繰り返す(S18)。終了と判定される条件は、当該画像データについてのフィールド・オーダが決定した場合と、当該画像データを構成する全てのフィールドについての処理が完了した場合である。
動画像再生中にフィールド・オーダの変更が不可能な場合は、最初の数フィールドでフィールド・オーダの正誤を判定してそれ以降のフィールドについては判定を行わずに終了となる。このとき、ベクトル比較部114から終了信号を出力画像データ変換部12に対して出力するようにしてもよい。また、動画像再生中にフィールド・オーダの変更が可能な場合は、動画像を構成する最後のフィールドまで判定を行い、判定結果に応じてフィールド・オーダの切替を行う。
このようにして、動きベクトルを比較することによりフィールド・オーダの正誤判定を行い、正しいフィールド・オーダにて画像を出力することが可能となる。この正誤判定は、フレーム化された動画像データの再生時のフィールド・オーダの正誤判定にも利用可能であり、また、フィールド毎に入力しフレーム化を行う際に入力する場合のフィールド・オーダの正誤判定にも利用可能である。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1では、再生時のフィールド・オーダの判定を行ったが、本発明における画像処理システムは、動画像を入力してフレーム・データを作成する場合のフィールド・オーダの判定にも利用することが可能である。
図10は、トップ・ファーストによりフィールド毎に画像入力を行い、フレーム化する場合の一例を示す図である。図10に示すようにフィールド0とフィールド1からフレーム0、フィールド2とフィールド3からフレーム1のフレーム・データが作成される。同様にフィールド2Nとフィールド2N+1からフィールドNのフレーム・データが作成される。ここに示すNは0以上の整数である。
これを誤ってボトム・ファーストで入力してしまった場合、フィールド毎の画像データの構成は図11に示すフィールド0、1、2、3、…、Nのようになる。このように入力した画像データをトップ・ファーストとしてフレーム化してしまうと図11に示すフレーム0、1、…、Nのようになり正しくフレーム化が行われない。
そこで、フィールド・オーダの判定を行い、フィールドの正誤の判定を行う。すると図11で入力したフィールドは、ボトム・ファーストであると判定されるので、フレーム化を行った場合は、図10に示すフレーム0、1、…、Nのようになり正しくフレーム化される。以下、本発明の実施の形態2における画像処理システムの構成について説明する。
図12は、本発明の実施の形態2における画像処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2における画像処理システムは、インターレース画像処理部20、フィールド・オーダ判定部11、入力画像データ変換部22、画像データ記憶部23を備える。
インターレース画像処理部20は、フィールド毎に画像データをフィールド・オーダ判定部11の有するフィールド・バッファ111及び動きベクトル検出部112に対して出力する。また、インターレース画像処理部20は、入力画像データ変換部22に対してもフィールド毎に画像データを出力する。
フィールド・オーダ判定部11は、インターレース画像処理部20から入力した画像データのフィールド・オーダの正誤判定を行う。フィールド・オーダ判定部11は、フィールド・バッファ111、動きベクトル検出部112、動きベクトル・バッファ113、動きベクトル比較部114を備えが、各部の機能は発明の実施の形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。
入力画像データ変換部22は、動きベクトル比較部114から入力した判定結果情報に基づいてフィールド・オーダを決定し、決定したフィールド・オーダにて画像データ記憶部23にインターレース画像処理部20から入力した画像データの出力を行う。入力画像データ変換部22は、インターレース画像処理部20からフィールド毎に画像データを入力し、決定したフィールド・オーダにてフレーム毎に画像データ記憶部23に画像データを出力する。
続いて、本発明の実施の形態2における画像処理システムの処理の流れについて説明する。フィールド・オーダ判定部11によりフィールド毎に画像データを入力し、フィールド・オーダの判定を行う処理の流れについては発明の実施の形態1と同様である。
発明の実施の形態2が発明の実施の形態1と異なる点は、画像データの入力をインターレース画像処理部20からフィールド毎に行う点と、フィールド・オーダ判定部11により判定した判定結果に基づいて行う処理がインターレース画像処理部13による動画像再生ではなく、入力画像データ変換部22によりフレーム化し画像データ記憶部23に格納する点である。それ以外の点については発明の実施の形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態1における画像処理システムにおいて、入力画像データ記憶部と画像データ変換部の間にバッファを設けることにより、先頭のフレームから正しいフィールド・オーダを設定可能にした例である。図13は、本発明の実施の形態3における画像処理システムの構成を示す図である。
本発明の実施の形態3における画像処理システムは、画像データ記憶部10、フィールド・オーダ判定部11、出力画像データ変換部12、インターレース画像処理部13、バッファ34を備える。画像データ記憶部10が画像データを出力する先が出力画像データ変換部12ではなくバッファ34であることと、出力画像データ変換部12が画像データ記憶部10からではなくバッファ34から画像データを入力すること以外については各部の機能は発明の実施の形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。
続いて、本発明の実施の形態3における画像処理システムの処理の流れについて説明する。発明の実施の形態3における画像処理システムの処理の流れで発明の実施の形態1と異なる点は、入力画像データ記憶部と画像データ変換部の間にバッファがある点である。
画像データ記憶部10に格納されている動画像データは、フィールド・オーダ判定部11の有するフィールド・バッファ111に対して出力されると同時にバッファ34に対して出力される。フィールド・オーダ判定部11における処理については発明の実施の形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
画像データ変換部12は、フィールド・オーダ判定部11の有する動きベクトル比較部114が生成する判定結果情報を入力し、入力した判定結果情報に基づいてフィールド・オーダを決定する。フィールド・オーダ判定部11によるフィールド・オーダの判定は、カウントされた回数が基準値を超えるか否かにより行われるので、判定結果が出るまでには複数のフィールド・データを入力する必要があり、出力画像データ変換部12が入力画像データ記憶部10からフィールド・データを直接入力していた場合、フィールド・オーダ判定部11によるフィールド・オーダの判定結果が出るまでに入力されたフィールド・データは、誤ったフィールド・オーダで画像データ変換部12から出力画像データ記憶部13に出力されてしまう可能性があった。
バッファ34は、フィールド・オーダ判定部11によりフィールド・オーダが決定されるまで、入力画像データ記憶部10から出力されたフレーム・データを格納しておく。バッファ34が格納するフレーム・データの数は、フィールド・オーダ判定部11により判定結果を下すのに必要なフレーム・データの数に応じて決定される。
出力画像データ変換部12は、バッファ34からフレーム・データを入力するため、入力画像データ記憶部10から出力されたフレーム・データを入力するまでに遅延が発生する。その遅延の間にフィールド・オーダ判定部11は判定結果を下し、判定結果情報を出力画像データ変換部12に対して出力することが可能となる。
このようにして、本発明の実施の形態3における画像処理システムは、判定結果が出るまで画像データをバッファに格納しておくことにより先頭のフィールドから、正しいフィールド・オーダにて画像の出力を行うことが可能となる。
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態3における画像処理システムは、発明の実施の形態1における画像処理システムにバッファを設けたものであるが、同様に発明の実施の形態2における画像処理システムにバッファを設けた構成にすることにより、発明の実施の形態3と同様にフィールド毎に画像データを入力しフレーム化を行う際に先頭のフィールドから正しくフレーム化を行うことが可能となる。
図14は、本発明の実施の形態4における画像処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2における画像処理システムは、インターレース画像処理部20、フィールド・オーダ判定部11、入力画像データ変換部22、画像データ記憶部23、バッファ44を備える。インターレース画像処理部20が画像データを出力する先が入力画像データ変換部22ではなくバッファ44であることと、画像データ記憶部23がインターレース画像処理部20からではなくバッファ44から画像データを入力すること以外については各部の機能は発明の実施の形態2と同様であるのでここでは説明を省略する。
バッファ44は、フィールド・オーダ判定部11によりフィールド・オーダが決定されるまで、インターレース画像処理部20から出力されたフィールド・データを格納しておく。バッファ44が格納するフィールド・データの数は、フィールド・オーダ判定部11により判定結果を下すのに必要なフィールド・データの数に応じて決定される。
入力画像データ変換部22は、バッファ44からフィールド・データを入力するため、インターレース画像処理部20から出力されたフィールド・データを入力するまでに遅延が発生する。その遅延の間にフィールド・オーダ判定部11は判定結果を下し、判定結果情報を入力画像データ変換部22に対して出力することが可能となる。
このようにして、本発明の実施の形態4における画像処理システムは、判定結果が出るまで画像データをバッファに格納しておくことにより先頭のフィールドから、正しいフィールド・オーダにて画像の出力を行うことが可能となる。
発明の実施の形態5.
発明の実施の形態3、4では、バッファを用いることにより先頭のフィールドから正しいフィールド・オーダの設定が可能となるが、バッファを用いずに画像データの先頭にフィールド・オーダ判定用の画像データを組み込むことにより先頭のフィールドから正しいフィールド・オーダを設定することが可能となる。
この場合に先頭に組み込む画像データは、本来の画像データの先頭の必要フレーム数分の画像データをコピーするのが望ましいが、正しいフィールド・オーダの判定が可能であるデータであればよい。
先頭にフィールド・オーダ判定用の画像データを組み込むこと以外の構成、処理の流れについては発明の実施の形態1、2と同様であるためここでは説明を省略する。この方法は、動画像データの再生にもフィールド・データを入力してフレーム化を行う場合にもどちらにも利用可能である。
その他の発明の実施の形態.
上述の例では、画像処理システム内の各処理をそれぞれ専用の回路にて行っていたが、これを、CPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)を用いてプログラムにより行うようにしてもよい。このとき、CPUはプログラムに従って動作する。この場合、CPUは、動きベクトル検出部、動きベクトル比較部、出力画像データ変換部、入力画像データ変換部、インターレース画像処理部の処理を行う。また、RAMは、画像データ記憶部、フィールド・バッファ、動きベクトル・バッファの処理及びプログラムやプログラムで使用するデータの格納を行う。
本発明における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明における画像処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明におけるフレーム、フィールドの構成例を示す図である。 本発明における動きベクトルの例を示す図である。 本発明における動きベクトル・データの例を示す図である。 本発明におけるフィールド・オーダ誤り時のフィールドの構成例を示す図である。 本発明におけるフィールド・オーダ誤り時の動きベクトルの例を示す図である。 本発明におけるフィールド・オーダ誤り時の動きベクトル・データの例を示す図である。 本発明における画像処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明におけるフレーム、フィールドの構成例を示す図である。 本発明におけるフィールド・オーダ誤り時のフィールドの構成例を示す図である。 本発明における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 一般的なインターレースにおけるフレーム・データとフィールド・データの関係を示す図である。 本発明における入力画像データの一例を示す図である。 本発明における画像入力の一例を示す図である。 本発明におけるフレーム・データの構成例を示す図である。 本発明における画像出力の一例を示す図である。 本発明におけるフィールド・オーダ誤り時の画像出力の一例を示す図である。 従来技術における入力画像データフレーム化回路の構成を示すブロック図である。 従来技術におけるフレーム画像データ出力回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 画像データ記憶部
11 フィールド・オーダ判定部
111 フィールド・バッファ
112 ベクトル検出部
113 ベクトル・バッファ
114 ベクトル比較部
12 出力画像データ変換部
13 インターレース画像処理装置
20 インターレース画像処理装置
22 入力画像データ変換部
23 画像データ記憶部
34 バッファ
44 バッファ
4 入力画像データフレーム化回路
41 インターレース画像処理装置
42 フィールド・オーダ設定回路
43 入力画像変換処理回路
44 フレーム画像記憶部
5 フレーム画像データ出力回路
51 フレーム画像記憶部
52 フィールド・オーダ設定回路
53 出力画像変換処理回路
54 インターレース画像処理装置
30 トップ・フィールド
31 ボトム・フィールド
32 フレーム
33 トップ・フィールド
34 ボトム・フィールド
35 フレーム
36 トップ・フィールド
37 ボトム・フィールド
38 フレーム

Claims (18)

  1. 動画像データのフィールド・オーダを決定する画像処理装置であって、
    動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表す動きデータを検出する動きデータ検出部と、
    前記検出した動きデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定するフィールド・オーダ判定部と、
    前記フィールド・オーダ判定部の判定結果に応じてフィールド・データを処理するフィールド・データ処理部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記動きデータ検出部は、
    設定されたフィールド・オーダに従った複数のフィールド・データにおいて、N番目の第1タイプ・フィールド・データとN+k番目の第2タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第1動きデータを検出し(Nは0以上の整数、kは自然数)、
    前記N+k番目の第2タイプ・フィールド・データとN+2k番目の第1タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第2動きデータを検出し、
    前記フィールド・オーダ判定部は、前記第1及び第2動きデータ間の比較結果を使用して前記設定されたフィールド・オーダの正誤を判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動きデータ検出部は、さらに、前記N+2k番目の第1タイプ・フィールド・データとN+3k番目の第2タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第3動きデータを取得し、
    前記フィールド・オーダ判定部は、前記第1及び第2動きデータ間の比較結果に加えて、前記第2及び第3動きデータ間の比較結果を使用して前記設定されたフィールド・オーダの正誤を判定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1及び第2の動きデータは動きの方向の情報を含み、
    前記設定されたフィールド・オーダが誤であるとの判定条件は、前記第1及び第2の動きデータの動きの方向が逆であることを含む、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1、第2及び第3の動きデータは動きの方向の情報を含み、
    前記設定されたフィールド・オーダが誤であるとの判定条件は、前記第1及び第2の動きデータの動きの方向が逆であること及び前記第2及び第3の動きデータの動きの方向が逆であることを含む、請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1、第2及び第3の動きデータは動きの大きさの情報をさらに含み、
    前記設定されたフィールド・オーダが誤であるとの判定条件は、前記前記第1及び第2の動きデータの比が基準値を超えていること及び前記第2及び第3の動きデータの比が前記基準値を超えていることをさらに含む、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記フィールド・オーダ判定部は、動画像データに本来の画像データと別に組み込まれているフレーム・オーダ判定用データを使用してフレーム・オーダの判定を行う、請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記フィールド・オーダ判定部が、その判定処理に使用するフィールド・データを格納するデータ・バッファをさらに備え、
    前記フィールド・データ処理部は、前記フィールド・オーダ判定部の判定後に前記データ・バッファに格納されているフィールド・データを取得する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 動画像データのフィールド・オーダを決定する方法であって、
    動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、
    前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表すデータを取得し、
    前記取得した動きを表すデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定する、方法。
  10. 前記動きを表すデータはフィールド・データ間の動きの方向の情報を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記動きを表すデータはフィールド・データ間の動きの大きさの情報を含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 設定されたフィールド・オーダに従った複数のフィールド・データの中から、N番目の第1タイプ・フィールド・データとN+k番目の第2タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第1動きデータを取得し(N及びkは自然数)、
    前記N+k番目の第2タイプ・フィールド・データとN+2k番目の第1タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第2動きデータを取得し、
    前記第1及び第2動きデータ間の比較結果を使用して前記設定されたフィールド・オーダの正誤を判定する、請求項9に記載の方法。
  13. 前記フレーム・オーダの判定は、動画像データに本来の画像データと別に組み込まれているフレーム・オーダ判定用データを使用して行う、請求項9に記載の方法。
  14. 動画像データのフィールド・オーダを決定するプログラムであって、
    動画像データの第1フィールド・タイプのフィールド・データと第2フィールド・タイプのフィールド・データとを取得し、
    前記第1タイプ・フィールド・データと第2タイプ・フィールド・データとを比較してそれらの間の動きを表すデータを取得し、
    前記取得した動きを表すデータを使用して前記動画像データのフィールド・オーダを判定する、プログラム。
  15. 前記動きを表すデータはフィールド・データ間の動きの方向の情報を含む、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記動きを表すデータはフィールド・データ間の動きの大きさの情報を含む、請求項14または15に記載のプログラム。
  17. 設定されたフィールド・オーダに従った複数のフィールド・データの中から、N番目の第1タイプ・フィールド・データとN+k番目の第2タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第1動きデータを取得し(N及びkは自然数)、
    前記N+k番目の第2タイプ・フィールド・データとN+2k番目の第1タイプ・フィールド・データとの間の動きを表す第2動きデータを取得し、
    前記第1及び第2動きデータ間の比較結果を使用して前記設定されたフィールド・オーダの正誤を判定する、請求項14に記載のプログラム。
  18. 前記フレーム・オーダの判定は、動画像データに本来の画像データと別に組み込まれているフレーム・オーダ判定用データを使用して行う、請求項14に記載のプログラム。
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