JP2004023433A - 複合型スピーカ - Google Patents

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Soichi Ota
太田 奏一
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Abstract

【課題】低音域再生用スピーカと高音域再生用スピーカとを結合するために用いていたネジ等の結合部材の部品点数を削減する。また、高音域再生用スピーカの取り付け作業時における作業性の改善を図る。さらに、低音域再生用スピーカおよび高音域再生用スピーカの放熱効率を高める。
【解決手段】低音域再生用スピーカ21と高音域再生用スピーカ35との結合部を構成する結合部材と、低音域再生用スピーカ21のフレーム27とを一体構造とする。また、上記結合部は、先端28に高音域再生用スピーカ35を結合するためのネジ部30を設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車の車室内音響性能を向上するために、低音域再生用スピーカに、高音域再生用スピーカを組み込んだ複合型のスピーカが多く使用されている。
【0003】
図4は、この従来の複合型スピーカの断面構造を示している。図4において、低音域再生用スピーカ1は、センターポール2を形成した下部プレート3と、リング状のマグネット4と、同じくリング状の上部プレート5とによって磁気回路を構成し、その上面に、フレーム6を取り付けている。
【0004】
また、ボイスコイルボビン7の下部に巻回したボイスコイル8が、磁気回路の磁気ギャップへ正しく配置されるように、サスペンション9を設けている。このサスペンション9は、ボイスコイルボビン7の中間部を保持してフレーム6に固着している。さらに、振動板10は、周縁部をフレーム6に貼付するとともに、中央部をボイスコイルボビン7の上部へ結合し、低音域再生用スピーカ1を構成している。
【0005】
一方、高音域再生用スピーカ11は、ヨーク12の内側に、円柱状のマグネット13と、同じく円柱状のプレート14とによって磁気回路を構成し、この磁気回路の外側にハウジング15を固着している。さらに、ドーム型のダイヤフラム16の下方に、ボイスコイル17が設けられ、このボイスコイル17は、磁気回路の磁気ギャップに正しく配置されている。
【0006】
以上のように構成した低音域再生用スピーカ1と高音域再生用スピーカ11との結合は、次のように行われる。まず、樹脂成形品からなるホルダ18を低音域再生用スピーカ1のセンターポール2の上面と、高音域再生用スピーカ11のヨーク12の底面との間に配置する。次に、低音域再生用スピーカ1の下部プレート3の底面側から挿入したネジ19をヨーク12の底面に形成したネジ穴20へねじ込み、ホルダ18をセンターポール2の上面と、ヨーク12の底面との間に締め付け、低音域再生用スピーカ1と高音域再生用スピーカ11とを結合している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の図4に示すような複合型スピーカにあっては、低音域再生用スピーカ1へ高音域再生用スピーカ11を結合する際に、別部材で構成したホルダ18とネジ19を用いる必要があるため、ホルダ18の製作費と部品費、およびネジ19の部品費等のコストがかかるという問題点があった。
【0008】
また、図4のような構造の複合型スピーカでは、ネジ19を止める組み立て作業時において、スピーカ全体を逆さまにしてネジ止め作業を行う必要があり、作業性が悪いという問題点があった。さらに、このように、スピーカ全体を逆さまにし、ネジ止めを行う工程を必要とすることは、自動組み立てラインにおける機械組み立て工程を複雑化するという問題点があった。
【0009】
また、低音域再生用スピーカ1に結合された高音域再生用スピーカ11は、その磁気回路に発生する熱を直接、空気中へ放熱する以外に、放熱手段を備えていないため、放熱効率が悪いという問題点があった。
【0010】
本発明は、従来の複合型スピーカが有していた問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低音域再生用スピーカと高音域再生用スピーカとを結合するために用いていた結合部材の部品点数を削減するとともに、その結合部の構造を簡単な構造で構成し、高音域再生用スピーカの取り付け工程が容易で、自動化しやすく、生産性の向上を図ることができ、また、高音域再生用スピーカの放熱効率の向上を図ることができる複合型スピーカを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の複合型スピーカにおいては、低音域再生用スピーカと高音域再生用スピーカとの結合部を構成する結合部材と、低音域用スピーカのフレームとを一体構造としたものである。
【0012】
また、上記結合部は、先端に高音域再生用スピーカを結合するためのネジ部を設けることが効果的である。
【0013】
さらに、上記結合部は、先端を低音域再生用スピーカの磁気回路を構成するセンターポールに形成した貫通孔へ挿入して上面側へ突出させ、この突出させた先端へ高音域再生用スピーカを結合することが好ましい。
【0014】
また、一体構造の結合部とフレームは、低音域再生用スピーカの磁気回路構成部材を一部で接触して保持するように構成し、結合部およびフレームと磁気回路構成部材との間に間隙を形成することが好ましい。
【0015】
また、上記フレームは、底面部分に放熱孔を形成することが効果的である。
【0016】
さらに、一体構造の結合部とフレームは、非磁性体金属で形成することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係わる複合型スピーカの第1の実施例を示す断面図である。図1において、低音域再生用スピーカ21は、センターポール22を形成した下部プレート23と、リング状のマグネット24と、同じくリング状の上部プレート25とによって、磁気回路を構成している。また、センターポール22の中心の位置には、貫通孔26を設けている。
【0018】
27はフレームで、アルミニウム等の非磁性体金属で構成している。このフレーム27は、内側の底部の中心位置に、先端28を閉塞した円柱状のホルダ部29を一体的に突出して形成している。さらに、このホルダ部29の先端28の上面中心位置には、高音域再生用スピーカ35を結合するためのネジ部30を突出して形成している。このように構成したフレーム27は、ホルダ部29の先端28を、下部プレート23の底面側から貫通孔26へ挿入し、センターポール22の上面より突出させる。これと同時に、下部プレート23と、マグネット24および上部プレート25で構成した磁気回路がフレーム27内へ装着される。
【0019】
また、ボイスコイルボビン31の下部に巻回したボイスコイル32が磁気回路の磁気ギャップへ正しく配置されるように、サスペンション33を設けている。このサスペンション33は、ボイスコイルボビン31の中間部を保持してフレーム27に固着している。さらに、振動板34は、周縁部をフレーム27に貼付するとともに、中央部をボイスコイルボビン31の上部へ結合し、低音域再生用スピーカ21を構成している。
【0020】
一方、高音域再生用スピーカ35は、ヨーク36の内側に、円柱状のマグネット37と、同じく円柱状のプレート38とによって磁気回路を構成し、この磁気回路の外側にハウジング39を固着している。さらに、ドーム型のダイヤフラム40の下方に、ボイスコイル41が設けられ、このボイスコイル41は、磁気回路の磁気ギャップに正しく配置されている。
【0021】
以上のように構成することによって、低音域再生用スピーカ21と、高音域再生用スピーカ35との結合は、次のように行われる。まず、ヨーク36の底面に形成したネジ穴42を、ホルダ部29の先端28に設けたネジ部30と位置合わせを行った後、高音域再生用スピーカ35全体を回転させてねじ込み、高音域再生用スピーカ35をホルダ部29の先端28へ取り付ける。この組み立て作業により、低音域再生用スピーカ21と高音域再生用スピーカ35とを結合することができる。
【0022】
この第1の実施例の複合型スピーカによれば、先端28にネジ部30を有するホルダ部29と、フレーム27とを一体構造としたことにより、従来の複合型スピーカで用いていた別部材のホルダやネジ等の結合部材を削減することができ、コスト低減を図ることができる。また、高音域再生用スピーカ35を低音域再生用スピーカ21へ結合する際、スピーカ全体を逆さまにすることなく、組み立て作業を行うことができ、作業効率の改善を図ることができる。さらに、結合部の構造が極めて簡単な構成であるため、高音域再生用スピーカ35の組み立て作業が容易で、自動化を可能とし、生産性の向上を図ることができる。
【0023】
また、この第1の実施例の複合型スピーカによれば、高音域再生用スピーカ35のヨーク36と機械的に接続するホルダ部29は、アルミニウム等の非磁性体金属で構成されているので、ヨーク36とホルダ部29およびフレーム27とは、熱的にも接続された構造となる。この結果、高音域再生用スピーカ35の磁気回路に発生した熱は、ヨーク36からホルダ部29を通じて、より広い放熱面積を有するフレーム27へ導出して放熱を行うことが可能となり、高音域再生用スピーカ35の放熱効率を著しく高めることができる。
【0024】
次に、図2および図3に示す本発明に係わる複合型スピーカの第2の実施例について説明する。図2は、図3のAーBーCの位置を断面した複合型スピーカの断面構造を示し、図3は、フレームの構造を示す正面図である。なお、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、その共通する箇所の詳細な説明は重複するため省略する。
【0025】
この図2および図3に示す第2の実施例は、フレーム27の内側の底部に、複数個の突起43を設けている。また、フレーム27と一体的に構成したホルダ部29の下端部の周囲にも、複数個の突起44を設けている。この複数個の突起43と突起44とによって、磁気回路を構成する下部プレート23およびセンターポール22を一部分で保持するように構成している。この結果、下部プレート23およびセンターポール22と、フレーム27の底部およびホルダ部29との間に隙間45が形成される。また、フレーム27の底部には、複数個の放熱孔46を設けている。
【0026】
このように構成したことによって、低音域再生用スピーカ21の磁気回路から発生した熱は、隙間45内の空気を熱し、その熱せられた隙間45内の空気は、放熱孔46を通じて効率よく外部へ放出され、低音域再生用スピーカ21の放熱効率を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、低音域再生用スピーカと高音域再生用スピーカとを結合するために用いていた結合部材の部品点数を削減することができる。また、結合部の構造を簡単な構造で構成することができるので、高音域再生用スピーカの取り付け工程が容易となり、自動化しやすく、生産性の向上を図ることができる。さらに、低音域再生用スピーカおよび高音域再生用スピーカの放熱効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる複合型スピーカの第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係わる複合型スピーカの第2の実施例を示す断面図である。
【図3】図2のフレーム構造を示す正面図である。
【図4】従来の複合型スピーカを示す断面図である。
【符号の説明】
21  低音域再生用スピーカ
22  センターポール
23  下部プレート
24  マグネット
25  上部プレート
26  貫通孔
27  フレーム
28  先端
29  ホルダ部
30  ネジ部
31  ボイスコイルボビン
32  ボイスコイル
33  サスペンション
34  振動板
35  高音域再生用スピーカ
36  ヨーク
37  マグネット
38  プレート
39  ハウジング
40  ダイヤフラム
41  ボイスコイル
42  ネジ穴
43、44  突起
45  隙間
46  放熱孔

Claims (6)

  1. 低音域再生用スピーカと高音域再生用スピーカとの結合部を構成する結合部材と、低音域再生用スピーカのフレームとを一体構造としたことを特徴とする複合型スピーカ。
  2. 前記結合部は、先端に高音域再生用スピーカを結合するためのネジ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の複合型スピーカ。
  3. 前記結合部は、先端を低音域再生用スピーカの磁気回路を構成するセンターポールに形成した貫通孔へ挿入して上面側へ突出させ、この突出させた先端へ高音域再生用スピーカを結合するように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の複合型スピーカ。
  4. 前記一体構造の結合部とフレームは、低音域再生用スピーカの磁気回路構成部材を一部で接触して保持するように構成し、結合部およびフレームと磁気回路構成部材との間に間隙を形成したことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項記載の複合型スピーカ。
  5. 前記フレームは、底面部分に放熱孔を形成したことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項記載の複合型スピーカ。
  6. 前記一体構造の結合部とフレームは、非磁性体金属で形成したことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項記載の複合型スピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009522931A (ja) * 2006-01-04 2009-06-11 ボストン アコースティックス, インコーポレーティッド オーディオスピーカ
CN115623400A (zh) * 2022-12-16 2023-01-17 共达电声股份有限公司 一种电子设备

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