JP2004022623A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光造形法を配線基板の製造に効果的に適用して、容易に配線基板を製造可能とする。
【解決手段】電気的絶縁層と配線層とを積層してなる配線基板の製造方法において、光硬化樹脂として絶縁性液状樹脂10を用いる光造形法により、前記電気的絶縁層を形成する工程と、光硬化樹脂として導電性液状樹脂12を用いる光造形法により、導電性液状樹脂12に光照射して配線パターンとなる部位を光硬化させ、光硬化した部位以外の導電性液状樹脂を除去して前記配線層の配線パターンを形成する工程とを備えることを特徴とする。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配線基板の製造方法に関し、より詳細には、光造形法を利用して配線基板を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光造形法は光硬化性樹脂を所定形状の層状に硬化させ、硬化層を順次積層することによって所要の立体形状を形成するものである。
この光造形法を半導体装置の配線基板の製造に利用する方法がいくつか提案されている。たとえば、特開平10−12995号公報には、光造形法により造形品を形成し、造形品の表面にめっきを施し、造形品の表面に形成されためっきを所定のパターンにエッチングすることによって造形品の表面に回路パターンを形成する方法が記載されている。また、特開2000−59005号公報には、表面に銅箔が被着された銅張り基板の表面に、配線パターンのデータに基づいて液状樹脂を硬化させてエッチング用の被覆パターンを形成し、被覆パターンをマスクとして銅箔をエッチングすることにより基板の表面に所要の配線パターンを形成する方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光造形法で使用する光硬化性樹脂には電気的な絶縁材料が使用されるから、導体部を備える配線基板の製造に光造形法を利用する場合は、光造形プロセスとは別に、導体部を形成するためのめっきを施したり、導体部をエッチングして所定の配線パターンを形成したりするといった別の製造装置が必要となり、製造プロセスが複雑になるという課題があった。
【0004】
そこで、本発明は、これらの課題を解決すべくなされたものであり、光造形装置のみを使用して電気的絶縁層と配線層とを形成することを可能とし、製造プロセスを簡素化して、効率的に配線基板を製造することができる光造形法を利用した配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、電気的絶縁層と配線層とを積層してなる配線基板の製造方法において、光硬化樹脂として絶縁性液状樹脂を用いる光造形法により、前記電気的絶縁層を形成する工程と、光硬化樹脂として導電性液状樹脂を用いる光造形法により、導電性液状樹脂に光照射して配線パターンとなる部位を光硬化させ、光硬化した部位以外の導電性液状樹脂を除去して配線層の配線パターンを形成する工程とを備えることを特徴とする。
【0006】
また、前記絶縁性液状樹脂に光照射して電気的絶縁層を形成する際に、層間で配線パターンを電気的に接続するビアを形成する部位については光照射領域から除いて光照射し、電気的絶縁層を形成した後、当該電気的絶縁層の絶縁性液状樹脂を除去することにより、電気的絶縁層にビア穴を形成することを特徴とする。電気的絶縁層を形成した後、絶縁性液状樹脂を除去することによって底面に配線パターンが露出するビア穴を形成することができる。
また、前記ビア穴を形成した電気的絶縁層の表面を導電性液状樹脂により被覆し、前記導電性液状樹脂に光照射して、前記ビア穴内にビアを形成するとともに、前記電気的絶縁層の表面に配線パターンを形成することを特徴とする。
また、前記導電性液状樹脂として、電気的絶縁性を有する液状樹脂にアルミニウム粉末等の金属粉末を添加したものを使用することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜3は本発明に係る配線基板の製造方法によって配線基板を形成する製造工程と、この製造方法で使用する光造形装置の概略構成を示す説明図である。
本実施形態の配線基板の製造方法に使用する光造形装置は、図1に示すように、絶縁性液状樹脂10を貯溜する第1の貯溜槽20aと、導電性液状樹脂12を貯溜する第2の貯溜槽20bを備える2槽構造からなる。
同図で、14は被加工品をセットするテーブル、16はテーブル14を移動操作する移動制御部である。この移動制御部16はテーブル14を第1の貯溜槽20aと第2の貯溜槽20bとの間を搬送制御し、各槽でテーブル14を所定の高さに位置制御する。
【0008】
18aは絶縁性液状樹脂10あるいは導電性液状樹脂12にこれらの液状樹脂を硬化させる紫外線光を照射するレーザ照射装置である。レーザ照射装置18aは位置制御部(不図示)により水平面内においてX−Y方向に任意に移動可能であり、位置制御データに基づいて被加工品に紫外線光を照射する。
なお、絶縁性液状樹脂10は配線基板の電気的絶縁層を形成するためのものであり、導電性液状樹脂12は配線基板の配線層(導体部)を形成するためのものである。いずれの液状樹脂も、レーザ照射装置18aからの紫外線光が照射された部位のみが硬化する。
【0009】
絶縁性液状樹脂には、紫外線硬化用樹脂として一般に使用されているウレタン系等の電気的絶縁性を有する紫外線硬化樹脂が使用される。
一方、導電性液状樹脂は、配線基板の導体部(配線パターン)を形成するためのものであり、硬化した状態で一定の導電性を有する樹脂が使用される。導電性性液状樹脂としては、ウレタン系等の電気的絶縁性を有する紫外線硬化樹脂にアルミニウム粉末、銅粉末、タングステン粉末等の金属粉末を添加したものが使用できる。紫外線硬化樹脂にこれらの金属粉末を添加することにより、光硬化した導電性樹脂は一定の導電性を得ることができる。現在、導電性液状樹脂を用いて0.3Ω/cm程度の抵抗値の導電部が得られている。
【0010】
図1は、テーブル14を絶縁性液状樹脂10を貯溜した第1の貯溜槽20aにセットして、第1の貯溜槽20aにおいて光造形操作を行っている状態を示す。光造形操作は、テーブル14の表面を絶縁性液状樹脂10の液面からわずかに沈め、レーザ照射装置18aから紫外線光を絶縁性液状樹脂10に照射することによって行う。
テーブル14の表面を被覆する絶縁性液状樹脂10の厚さが第1層目の電気的絶縁層の厚さを規定するから、電気的絶縁層の厚さに合わせてテーブル14を絶縁性液状樹脂10の液面から沈める深さを調節する。テーブル14の表面を絶縁性液状樹脂10によって覆った後、テーブル14の表面上でスライドバーを移動させ、テーブル14の表面を覆っている絶縁性液状樹脂10を平坦状にならし、テーブル14の表面を被覆する絶縁性液状樹脂10の厚さを均一にする。これによって、電気的絶縁層の厚さを均一にすることができる。
実施形態ではテーブル14のほぼ全面にわたって紫外線光を照射して、平板状の第1の電気的絶縁層を形成する。
【0011】
図2は、第1層目の電気的絶縁層を形成した後、テーブル14を導電性液状樹脂12が貯溜されている第2の貯溜槽20bに移動し、第2の貯溜槽20bで光造形操作を行っている状態を示す。
第2の貯溜槽20aでは、第1層目の電気的絶縁層の表面全体が導電性液状樹脂12によって被覆される深さにテーブル14を沈め、テーブル14上の導電性液状樹脂12に紫外線光を照射し光造形法によって配線層(導体部)を形成する。導電性液状樹脂12も絶縁性液状樹脂10と同様に、レーザ照射装置18bからレーザ光が照射された部位のみが硬化し、導電性液状樹脂12が硬化された部位が配線パターンとなる。したがって、電気的絶縁層の表面に形成する配線パターンにしたがってレーザ照射装置18bを移動させ、レーザ光によって配線パターンを描くようにすることにより任意の配線パターンを形成することができる。レーザ照射装置18aから照射されるレーザ光によれば、0.2mm程度の幅で配線パターンを形成することが可能である。
【0012】
配線パターンの厚さは第1層目の電気的絶縁層を被覆する導電性液状樹脂12の厚さによって規定されるから、テーブル14の液面からの沈み量を調節してテーブル14の表面の導電性液状樹脂12の厚さを制御する。第1層目の電気的絶縁層と同様に、スライドバーによって導電性液状樹脂12の表面が平坦面になるようにならしてから、レーザ照射装置18bによって光照射する。
なお、レーザ照射装置18bは第1の貯溜槽20aと第2の貯溜槽20bとに各々設置して、各々の貯溜槽で個別にレーザ照射処理ができるようにしてもよいし、1台のレーザ照射装置を第1の貯溜槽20aと第2の貯溜槽20bとの間を移動させて共通に使用してもよい。各々の貯溜槽に別個にレーザ照射装置を設置した場合は、個別にレーザ照射処理ができることから処理効率を上げることができる。
【0013】
なお、第1の貯溜槽20aから第2の貯溜槽20bにテーブル14を移動させる際には、第1の貯溜槽20aからテーブル14を引き上げ、テーブル14上に残留している絶縁性液状樹脂10をテーブル14上から除去した後、第2の貯溜槽20bに移送する。同様に、第2の貯溜槽20bからテーブル14を第1の貯溜槽20aに移動させる際も、テーブル14上に残留している導電性液状樹脂12を除去した後に、第1の貯溜槽20aに移送する。絶縁性液状樹脂10や導電性液状樹脂12は液体状であるから、硬化していない部分の樹脂はエアブロー等によって簡単に除去することができる。貯溜槽に洗浄槽等を付設しておき、被加工品を洗浄して液状樹脂を除去した後、被加工品を他の槽に移送するように設けることもできる。
このように、異なる液状樹脂を貯溜した第1の貯溜槽20aと第2の貯溜槽20bとの間でテーブル14(被加工品)を移送する際に、不要な液状樹脂を除去して移送するように光造形装置を構成することは容易であり、不要な液状樹脂を除去して他方の貯溜槽に移動する操作を自動化することも容易である。
【0014】
図3は、第2の貯溜槽20bで配線パターンを形成した後、再度、テーブル14を第1の貯溜槽20aに移送して、第2の電気的絶縁層を形成する光造形操作を行っている状態を示す。
第1層目の電気的絶縁層の表面に形成した配線パターンが絶縁性液状樹脂10の液面よりも若干沈むようにテーブル14の高さを制御し、レーザ照射装置18aによって配線パターンを被覆する絶縁性液状樹脂10に紫外線光を照射することによって第2層目の電気的絶縁層を形成することができる。テーブル14を沈めて配線パターンを絶縁性液状樹脂10によって覆った後、スライドバーにより絶縁性液状樹脂10の表面をならし、配線パターンを絶縁性液状樹脂内に埋没させるようにした後、紫外線光を照射して第2層目の電気的絶縁層を形成する。
【0015】
このように、第1の貯溜槽20aと第2の貯溜槽20bの間で被加工品を移送しながら、光造形操作を行うことによって、層間に電気的絶縁層を介して配線層(配線パターン)を積層した配線基板を製造することができる。
図4は、上述した光造形法によって電気的絶縁層と配線層とを形成する際の層構成を拡大して示す説明図である。
図4(a)は、基板30の表面に第1層目の電気的絶縁層32を形成した状態を示す。第1層目の電気的絶縁層32は、図1に示すように、絶縁性液状樹脂10を貯溜した第1の貯溜槽20aでの光造形操作によって形成する。絶縁性液状樹脂10が光硬化し基板30の表面に所定の厚さに形成されている状態を示す。
【0016】
図4(b)は、第1層目の電気的絶縁層32の表面を導電性液状樹脂12によって被覆した状態を示す。テーブル14を第2の貯溜槽20bに移送し、テーブル14を液面から若干沈めた状態である。導電性液状樹脂12の被覆厚は100μm程度である。
図4(c)は、導電性液状樹脂12に紫外線光を照射して配線パターンを形成する部位を光硬化させた状態を示す。12aがレーザ照射装置18bから紫外線光が照射されて光硬化した部位、12bが液状樹脂の部位である。
図4(d)は、第1層目の電気的絶縁層32の表面に光硬化樹脂12aのみを残して、導電性液状樹脂12bを除去した状態を示す。光硬化樹脂12aの部位が配線パターン34に相当し、第1層目の電気的絶縁層32の表面に配線パターン34が形成された状態になる。
【0017】
図4(e)は、配線パターン34を被覆するように第2層目の電気的絶縁層36を形成した状態を示す。上述したように、第2層目の電気的絶縁層36は、第1の貯溜槽20aにおいて、絶縁性液状樹脂10により配線パターン34を所定の厚さに被覆し、レーザ照射装置18aにより紫外線光を照射して光硬化させることによって形成することができる。
こうして、基板30上に配線パターン34を設けた配線基板が得られる。
【0018】
図5は、配線パターンを電気的絶縁層を介して多層に積層して形成する際に、層間で配線パターンを電気的に接続する方法を示す。
図5(a)は、第2層目の電気的絶縁層36を形成する際に、層間で配線パターン34を電気的に接続するビアを形成する部位にビア穴36aを形成した状態を示す。第2層目の電気的絶縁層36を形成する際に、ビア穴36aを形成する部位については光照射領域から除くことにより、ビアを形成する部位については絶縁性液状樹脂10が硬化しないから、光照射処理を行った後、絶縁性液状樹脂10を除去する操作を行うことによって第2層目の電気的絶縁層36にビア穴36aを形成することができる。ビア穴36aは、下層の配線パターン34が底面に露出するように開口した状態に形成される。
【0019】
図5(b)は、第2層目の電気的絶縁層36の表面に次層の配線パターンを形成するため、第2の貯溜槽20bにおいて、電気的絶縁層36の表面を導電性液状樹脂12によって被覆した状態を示す。
図5(c)は、第2層目の電気的絶縁層36の表面を被覆する導電性液状樹脂12にレーザ照射装置18bから配線パターンを形成する部位にしたがって紫外線光を照射し、第2層目の配線パターン38を形成した状態を示す。導電性液状樹脂12はビア穴36aにも充填されているから、レーザ照射装置18bから形成すべき配線パターンにしたがって紫外線光を照射することにより、ビア穴36aの部分が導体部であるビア38aとなり、下層の配線パターン34と第2層目の配線パターン38とがビア38aを介して電気的に接続された状態になる。
【0020】
図5(d)は、上述した操作と同様に、第2層目の電気的絶縁層36の表面に絶縁性液状樹脂を用いた光造形法により第3層目の電気的絶縁層40を形成し、次いで、導電性液状樹脂を用いた光造形法により第3層目の配線パターン42を形成した状態を示す。第2層目の配線パターン38と第3層目の配線パターン42も、第3層目の電気的絶縁層40に設けたビア42aを介して電気的に接続されている。
こうして、層間に電気的絶縁層を配して、配線パターンを層間で電気的に接続した多層の配線基板を得ることができる。
【0021】
本実施形態の配線基板の製造方法によれば、単一の光造形装置内のみで、電気的絶縁層と配線層(配線パターン)を形成することができ、多層配線基板を製造するような場合であっても煩雑な製造工程によらずに容易に配線基板を製造することができる。
また、配線パターンを形成する場合も、レーザ照射装置による光照射を制御するだけで形成できるから、任意の製品に対応することができる。また、配線パターンの配線幅も0.2mm程度に形成できることから、微細な配線の配線基板であっても容易に製造することができる等の利点を有する。
【0022】
なお、上記実施形態においては絶縁性液状樹脂10と導電性液状樹脂12を別槽に貯溜した2槽式の光造形装置を使用して配線基板を製造する方法について説明したが、図6に示すような1槽式の光造形装置を使用して配線基板を製造することも可能である。
図6に示す光造形装置では、貯溜槽20に連通して絶縁性液状樹脂10を供給する絶縁性樹脂供給部50と、導電性液状樹脂12を供給する導電性樹脂供給部52を設け、絶縁性液状樹脂による光造形操作を行う際には、絶縁性樹脂供給部50から絶縁性液状樹脂10を貯溜槽20に供給し、導電性液状樹脂による光造形操作を行う際には導電性樹脂供給部52から導電性液状樹脂12を貯溜槽20に供給して光造形操作を行う。
【0023】
絶縁性樹脂供給部50と導電性樹脂供給部52は、絶縁性液状樹脂10と導電性液状樹脂12を給排する操作を行う給排制御部を備え、所要の光造形操作ごとに絶縁性液状樹脂10あるいは導電性液状樹脂12を適宜貯溜槽20に給排して光造形処理を行う。本実施形態の光造形装置の場合は、従来の光造形装置で使用しているレーザ照射装置18、テーブル14を昇降移動させる移動制御部16をそのまま利用して配線基板を製造することができるという利点がある。本実施形態の光造形装置を用いて配線基板を形成する方法も上述した2槽式の光造形装置による場合とまったく同様である。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る配線基板の製造方法によれば、上述したように、光造形法によって電気的絶縁層と配線層をともに形成するから、光造形法を配線基板の製造に効果的に適用して、配線基板を容易に製造することができる。また、既存の光造形装置を配線基板の製造に好適に利用することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光造形装置の主要構成と光造形法により電気的絶縁層を形成する方法を示す説明図である。
【図2】光造形法により配線層を形成する方法を示す説明図である。
【図3】光造形法により電気的絶縁層を形成する方法を示す説明図である。
【図4】光造形法により電気的絶縁層と配線層とを形成する方法を示す説明図である。
【図5】配線層を積層して形成する方法を示す説明図である。
【図6】配線基板を製造する光造形装置の他の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 絶縁性液状樹脂
12 導電性液状樹脂
12a 光硬化樹脂
14 テーブル
16 移動制御部
18、18a、18b レーザ照射装置
20、20a、20b 貯溜槽
30 基板
32、36、40 電気的絶縁層
34、38、42 配線パターン
36a ビア穴
38a、42a ビア
50 絶縁性樹脂供給部
52 導電性樹脂供給部

Claims (4)

  1. 電気的絶縁層と配線層とを積層してなる配線基板の製造方法において、
    光硬化樹脂として絶縁性液状樹脂を用いる光造形法により、前記電気的絶縁層を形成する工程と、
    光硬化樹脂として導電性液状樹脂を用いる光造形法により、導電性液状樹脂に光照射して配線パターンとなる部位を光硬化させ、光硬化した部位以外の導電性液状樹脂を除去して配線層の配線パターンを形成する工程とを備えることを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 絶縁性液状樹脂に光照射して電気的絶縁層を形成する際に、層間で配線パターンを電気的に接続するビアを形成する部位については光照射領域から除いて光照射し、
    電気的絶縁層を形成した後、当該電気的絶縁層の絶縁性液状樹脂を除去することにより、電気的絶縁層にビア穴を形成することを特徴とする請求項1記載の配線基板の製造方法。
  3. ビア穴を形成した電気的絶縁層の表面を導電性液状樹脂により被覆し、
    前記導電性液状樹脂に光照射して、前記ビア穴内にビアを形成するとともに、前記電気的絶縁層の表面に配線パターンを形成することを特徴とする請求項2記載の配線基板の製造方法。
  4. 導電性液状樹脂として、電気的絶縁性を有する液状樹脂にアルミニウム粉末等の金属粉末を添加したものを使用することを特徴とする請求項1、2または3記載の配線基板の製造方法。
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