JP2004022275A - 電池格納構造 - Google Patents

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長野 耕太
Tomoyuki Kato
加藤 知之
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Abstract

【課題】電池に特殊な形状を設ける必要がなく、操作性に優れ、かつ、コストを削減する上で有利な電池格納構造を提供する。
【解決手段】開閉蓋14が開口1202、1902を開放した第1の開放位置にあるときは、ばね部材16の湾曲した中間部分が電池収容室12に収容された電池20を依然として隔壁1204F方向に押圧する。この押圧力は、電池20を電池収容室12内に保持できる第1の値に設定される。開閉蓋14が第1の開放位置よりも更に開放された第2の開放位置にあるときはばね部材16の曲率が大きくなり、これにより電池20に対する押圧力が零、または、前記電池収容室12に収容された電池20を取出せる前記第1の値よりも小さい第2の値に設定される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池を装脱可能に収容する電池格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電池を装脱可能に収容する電池収容部と、前記電池収容部の開口を開閉する開閉蓋とを有する電池格納構造があるが、このような電池格納構造においては、不用意に開閉蓋を開放すると前記電池収容部に収容されていた電池が前記開口から飛出して外部へ落下することが想定される。
このような電池の落下を防止するため、例えば特開平11−162430号公報には、前記電池に係合凹部を設けるとともに、前記開閉蓋の開閉動作に連動する収容物係止爪を電池格納構造に設け、前記開閉蓋が半開きの状態では前記収容物係止爪が前記係合凹部と係合することで前記電池の落下を防止し、前記開閉蓋が全開の状態で前記収容物係止爪と前記係合凹部との係合が解除されて電池の取出しが可能となるように構成した機構が開示されている。
また、実開平6−19023号公報には電池の落下を防止するための爪を設けた機構が開示され、特開平7−199339号公報には開閉蓋を開ける際に、途中で開閉蓋の回転がいったん止まり、電池格納蓋の形状を利用して電池の落下防止を図る機構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電池に係合凹部を設ける従来機構では、係合凹部などの特殊な形状を設けた専用の電池を用意しなくてはならないので、市販されている一次電池や二次電池を利用することができず汎用性に欠ける欠点がある。
また、電池の落下を防止するための爪を設けた従来機構は、開閉蓋の開閉操作に加えて前記爪の操作を行なわなくてはならず操作性に劣る面がある。
また、開閉蓋の形状を利用して電池の落下防止を図る従来機構は、部品点数が多く機構が複雑となるため、コストがかさむ欠点がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、電池に特殊な形状を設ける必要がなく、操作性に優れ、かつ、コストを削減する上で有利な電池格納構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池格納構造は上記目的を達成するため、深さ方向の端部に開口が設けられた電池収容室と、前記開口を閉じた全閉位置と、前記開口を開いた第1の開放位置と、前記第1の開放位置よりも前記開口をさらに開き前記電池収容室への電池の装脱を可能とした第2の開放位置をとるように構成された開閉蓋とを備えた電池格納構造であって、前記電池収容室に収容された電池を前記深さ方向と交叉する方向から押圧するばね部材と、前記ばね部材の電池への押圧力を変化させるばね力調節手段とが設けられ、前記ばね力調節手段は、前記全閉位置および第1の開放位置において、前記ばね部材の電池に対する押圧力を、電池を電池収容室内に保持できる値に設定し、前記第2の開放位置において、前記ばね部材の電池に対する押圧力を零、または、前記電池収容室に収容された電池を取出せる前記値よりも小さい値に設定するように構成されていることを特徴とする。
【0005】
そのため、本発明によれば、開閉蓋が全閉位置および第1の開放位置にあるときには、ばね力調節手段によってばね部材の電池に対する押圧力が電池を電池収容室内に保持できる値に設定される。これにより、電池は電池収容室内に保持される。
開閉蓋が第2の開放位置にあるときには、ばね力調節手段によってばね部材の電池に対する押圧力が零、または、電池収容室に収容された電池を取出せる前記値よりも小さい値に設定される。これにより、電池収容室に対する電池の挿脱が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電池格納構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す説明図、図2は開閉蓋が第1の開放位置にある電池格納構造を示す説明図、図3は開閉蓋が第2の開放位置にある電池格納構造を示す説明図である。
図1乃至図3に示すように、第1の実施の形態の電池格納構造100は、電池20と、メモリカード30とが共に装脱可能に収容できるように構成されている。
図6に示すように、前記電池20は、長さL1と、長さL1よりも小さい幅W1と、幅W1よりも小さい高さH1を有する直方体状に構成され、長さ方向の一端部分には不図示のプラス電極およびマイナス電極が設けられている。
図5に示すように、前記メモリカード30は、長さL2と、長さL2よりも小さい幅W2と、幅W2よりも小さい高さH2を有する矩形板状に構成され、長さ方向の一端部分には不図示の電源供給用およびデータ信号供給用の接続端子が設けられている。
【0007】
前記電池格納構造100は、電池収容室12、開閉蓋14、ばね部材16、ばね力調節手段18、メモリカード収容室19などで構成されている。
前記電池収容室12およびメモリカード収容室19は、収容壁1204によってそれぞれ幅、高さ、深さを有して互いに隣接して設けられ、電池収容室12の深さ方向の端部に開口1202が設けられ、メモリカード収容室19の深さ方向の端部に開口1902が設けられている。
前記収容壁1204は、幅および長さを有し互いに対向する正面壁1204A、1204Bと、高さおよび長さを有し互いに対向する両側の側面壁1204C、1204Dと、前記開口1202に対向しこれら正面壁1204A、1204B、側面壁1204C、1204Dの端部を接続する底壁1204Eと、前記正面壁1204A、1204Bの間にこれら正面壁1204A、1204Bと平行に設けられた隔壁1204Fとで構成されている。
前記電池収容室12は、前記正面壁1204A、側面壁1204C、1204D、底壁1204E、隔壁1204Fによって画成され、メモリカード収容室19は、前記正面壁1204B、側面壁1204C、1204D、底壁1204E、隔壁1204Fによって画成されている。
したがって、前記電池収容室12とメモリカード収容室19は前記隔壁1204Fを挟んで互いに隣接して配置されており、前記開口1202と開口1902も隣接して配置されている。
【0008】
前記底壁1204Eのうち、前記電池収容室12に臨む箇所には、前記電池20のプラス電極およびマイナス電極のそれぞれに接触して導通する2つのばね接点1206、1206が設けられている。
前記底壁1204Eのうち、前記メモリーカード収容室19に臨む箇所には、前記メモリカード30の接続端子と挿脱可能に構成された不図示のコネクタ部が設けられている。前記コネクタ部は、前記接続端子が挿入されることで該接続端子に導通することで前記電源やデータ信号の授受を行なうように構成されている。
【0009】
前記電池収容室12は、前記電池20を、その幅方向を電池収容室12の幅方向に合わせ、かつ、該電池20の長さ方向を電池収容室12の深さ方向に沿わせて開口1202から収容できるように構成され、前記電池20が電池収容室12に収容された状態で前記電池20のプラス電極およびマイナス電極がばね接点1206、1206に接触して導通するようになっている。
前記メモリカード収容室19は、前記メモリカード30を、その幅方向を前記メモリカード収容室19の幅方向に合わせ、かつ、該メモリカード30の長さ方向をメモリカード収容室19の深さ方向に沿わせて開口1902から収容できるように構成され、前記メモリカード30が前記メモリカード収容室19に収容された状態で前記メモリカード30の接続端子が前記コネクタ部に挿入されるようになっている。また、メモリカード30は該メモリカード30の接続端子が前記メモリカード収容室19のコネクタ部に挿入されることによって前記メモリカード収容部19に収容された状態が保持されるように構成されている。
【0010】
前記開閉蓋14は、前記電池収容室12を構成する正面壁1204Aの開口1202寄り箇所に配設され、前記開閉蓋14は、前記電池収容室の開口1202およびメモリカード収容室19の開口1902を開閉できるように幅と長さを有する矩形板状に形成されている。
前記開閉蓋14はその基部が、前記正面壁1204Aの開口1202寄りの箇所で前記電池収容室12の幅方向に沿って延在する支軸1402の回りに揺動可能に支持されている。
前記開閉蓋14は、図1、図4に示すように、前記開口1202、1902を閉じた全閉位置と、図2に示すように、前記開口1202、1902を開いた状態の第1の開放位置と、図3に示すように、前記第1の開放位置よりも前記開口1202、1902をさらに開いた第2の開放位置とをとるように構成されている。
なお、第1の実施の形態では、開閉蓋14が前記第1の開放位置および第2の開放位置に位置した状態で、開閉蓋14は前記電池収容室12への電池20の装脱を行なえる開度で開いた状態となる。
また、開閉蓋14の基部と、この基部に対応する側面壁1404C、1404Dとの間にわたって開閉蓋14の前記第1の開放位置を係止保持するクリック機構が設けられている。このクリック機構は、例えば開閉蓋14の基部に設けられた凹部と、前記凹部に係合可能で側面壁1404C、1404Dに設けられた凸部とで構成されている。
また、前記開閉蓋14には、該開閉蓋14が前記全閉位置に位置した状態を維持させる不図示のロック機構が設けられており、前記ロック機構のロックを解除することによって開閉蓋14を前記全閉位置から第1の開放位置および第2の開放位置に揺動することができるように構成されている。
【0011】
前記ばね部材16は、幅よりも大きな寸法の長さを有する帯板状に構成され、長さ方向を前記電池収容室12の深さ方向に合わせるとともに、幅方向を前記電池収容室12の幅方向に合わせた状態で前記正面壁1204Aの内面箇所に配設され、ばね部材16の中間部分が前記電池収容室12の内部に凸状に突出するように湾曲して配設されている。したがって、第1の実施の形態では、ばね部材16の中間部分が電池20を押圧することで、電池10が電池収容室12に収容された状態が保持されることになる。
前記ばね部材16の長手方向の両端には、それぞれ円筒状に屈曲形成された円筒部が設けられ、一方の円筒部は前記開閉蓋14の内面で支軸1402寄りの箇所に支軸1602を介して回転可能に連結されている。また、前記ばね部材16の他方の円筒部は、前記底壁1204E寄りの前記正面壁1204A箇所に支軸1604を介して回転可能に連結されている。
【0012】
前記ばね力調節手段18は、前記ばね部材16の電池20への押圧力を前記開閉蓋14の開度に応じて変化させるものであり、第1の実施の形態では、前記ばね部材16の他方の円筒部が支軸1604を介して連結された正面壁1204A箇所(特許請求の範囲のばね部材の長さ方向の一端が取着された箇所に相当)と、前記開閉蓋14とにより構成されている。
すなわち、図1に示すように、前記開閉蓋14が前記開口1202、1902を完全に閉じた全閉位置にあるときは、前記支軸1602、1604間の距離が最も接近することにより、前記ばね部材16の湾曲した中間部分が前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁1204F方向に押圧するように構成されている。この押圧力は、電池20を電池収容室12内に保持できる値に設定される。
【0013】
そして、図2に示すように、前記開閉蓋14が開口1202、1902を開放した第1の開放位置にあるときは、前記支軸1602、1604間の距離が前記全閉状態のときよりも若干開き、前記ばね部材16の湾曲した中間部分が前記電池収容室12に収容された電池20を依然として隔壁1204F方向に押圧するように構成されている。この押圧力は、前記開閉蓋14が全閉位置に位置した状態の前記押圧力よりも弱いが、電池20を電池収容室12内に保持できる第1の値に設定される。すなわち、第1の実施の形態では、前記ばね部材16の電池20に対する押圧力は、前記開閉蓋14の全閉位置と第1の開放位置とで異なった値をとるようになっている。なお、この開閉蓋14の第1の開放位置は、上述した不図示のクリック機構により保持される。
【0014】
さらに、図3に示すように、前記開閉蓋14が前記第1の開放位置よりも更に開放された第2の開放位置にあるときは前記支軸1602、1604間の距離が前記第1の開放位置のときよりもさらに開くことで、前記ばね部材16の曲率が大きくなり、これにより電池20に対する押圧力が零、または、前記電池収容室12に収容された電池20を取出せる前記第1の値よりも小さい第2の値に設定される。
また、第1の実施の形態では、2つのばね接点1206、1206が設けられ、これら2つのばね接点により、電池20は開口1202から電池収容室12の外方に付勢されているので、前記第1の値と第2の値は、これら2つのばね接点1206、1206から電池20が受ける押圧力を差し引いて設定される。
【0015】
次に、上述のように構成された前記電池格納構造100の作用について説明する。
開閉蓋の全閉位置
前記ばね部材16の湾曲した中間部分が前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁方向に押圧し、電池20は電池収容室12内に保持される。
開閉蓋の第1の開放位置
前記開閉蓋14は、電池20およびメモリカード30をそれぞれ開口1202、1902から取出せる開度で開いている。
しかしながら、前記ばね部材16の湾曲した中間部分が前記電池収容室12に収容された電池20を第1の値で隔壁方向に押圧し、電池20は電池収容室12内に保持されているので、電池収容室12に対して電池20を挿脱できず、また、電池20が飛出すこともない。
一方、メモリカード収容室19に対してメモリカード30を挿脱することができる。
開閉蓋の第2の開放位置
前記開閉蓋14は、電池20およびメモリカード30をそれぞれ開口1202、1902から取出せる開度で開いている。
前記ばね部材16の中間部分が前記電池収容室12に収容された電池20を押圧しないか、あるいは、前記第2の値で隔壁方向に押圧しているので、電池収容室12に対する電池20の挿脱が可能となる。
この際、メモリカード収容室19に対するメモリカードの挿脱も可能である。
【0016】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、前記開閉蓋14が全閉位置および第1の開放位置にあるとき、前記ばね力調節手段18によって、前記ばね部材16の電池20に対する押圧力を、電池20を電池収容室12内に保持できる値に設定し、前記開閉蓋14が第2の開放位置にあるとき、前記ばね力調節手段18によって、前記ばね部材16の電池20に対する押圧力を零、または、前記電池収容室12に収容された電池20を取出せる前記値よりも小さい値に設定するように構成した。
したがって、従来と異なって、前記電池20を電池収容室12内に収容保持するために、特殊な形状を電池に設ける必要がないので、市販されている一次電池や二次電池を利用することが可能となり、汎用性を高める上で有利である。
また、前記開閉蓋14の開閉に際しては、従来機構と異なって電池の落下を防止する爪の操作を行なう必要がなく、操作性に優れている。
また、前記電池20を電池収容室12内に収容保持するための構成は、前記ばね部材16とばね力調節手段18といった単純な構成で済むため電池格納構造100のコストを削減する上で有利となる。
【0017】
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の電池格納構造が第1の実施の形態と異なるのは、開閉蓋、ばね部材およびばね力調節手段の構成である。
図7は第2の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す説明図、図8は開閉蓋が第1の開放位置にある電池格納構造を示す説明図、図9は開閉蓋が第2の開放位置にある電池格納構造を示す説明図、図10は開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す斜視図、図11は図10の平面図である。
以下では、第1の実施の形態と同様の部分には図1乃至図6と同じ符号を付して説明する。
【0018】
前記電池格納構造200は、電池収容室12、開閉蓋14A、ばね部材16A、ばね力調節手段18A、メモリカード収容室19などで構成されている。
前記電池収容室12およびメモリカード収容室19は、第1の実施の形態と同様に、収容壁1204の内部で隔壁1204Fにより構成されている。
また、図7、図10に示すようにおり、正面壁1204Aの長さ方向の中間で、かつ、幅方向に間隔をおいた2箇所には、矩形状の開口1204Gが形成されている。
前記側面壁1204C、1204Dには、前記開閉蓋14Aとばね部材16Aを取着するための取付部材1206がそれぞれ膨出形成されている。
また、前記正面壁1204Aの長さ方向の中間部の上方には、矩形板状の取付板1208が配置され、この取付板の両側部は前記2つの取付部材1206のそれぞれにねじN1によって取着されている。
【0019】
前記開閉蓋14Aは、前記電池収容室の開口1202およびメモリカード収容室19の開口1902を開閉できるように幅と長さを有する矩形板状に形成された蓋部1404を備え、蓋部1404の基部が前記正面壁1204Aの開口1202寄りの箇所で前記電池収容室12の幅方向に沿って延在する支軸1408の回りに揺動可能に支持されている。
また、開閉蓋14Aは、支軸1408を挟んで蓋部1404とは反対の方向に突出する第1当接部1406を備えている。
【0020】
前記開閉蓋14Aは、図7に示すように、前記開口1202、1902を閉じた全閉位置と、図8に示すように、前記開口1202、1902を開いた状態の第1の開放位置と、図9に示すように、前記第1の開放位置よりも前記開口1202、1902をさらに開いた第2の開放位置とをとるように構成されている。
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、開閉蓋14Aが前記第1の開放位置および第2の開放位置に位置した状態で、開閉蓋14は前記電池収容室12への電池20の装脱を行なえる開度で開いた状態となる。
また、開閉蓋14の支軸1408近傍の箇所と、該箇所に対応する取付部材1206との間にわたって開閉蓋14Aの前記第1の開放位置を係止保持するクリック機構が設けられている。このクリック機構は、例えば開閉蓋14Aの支軸1408近傍の箇所に設けられた凹部と、前記凹部に係合可能で取付部材1206に設けられた凸部とで構成されている。
また、前記開閉蓋14Aには、第1の実施の形態と同様に、開閉蓋14Aが前記全閉位置に位置した状態を維持させる不図示のロック機構が設けられている。
【0021】
前記ばね部材16Aは、矩形板状の取付部1606と、該取付部1606の一辺の両端からそれぞれ延出され屈曲された2つのばね片1608とを備えて構成され、各ばね片1608の先端には前記電池20に当接するクッション1610が取着されている。
前記ばね部材16Aは、前記取付部1606が前記取付板1208と重ね合わされた状態でねじN2によって取着され、前記各ばね片1608の先端のクッション1610が前記各開口1204Gを介し前記電池収容室12の内部に突出するように構成されている。したがって、第2の実施の形態では、クッション1610を介してばね部材16Aが電池を押圧することで、電池が電池収容室12に収容された状態が保持されることになる。
【0022】
前記ばね力調節手段18Aは、前記ばね部材16Aの電池20への押圧力を前記開閉蓋14Aの開度に応じて変化させるものであり、第2の実施の形態では、前記開閉蓋14Aの第1当接部1406と、アーム部材15(特許請求の範囲のリンク機構に相当)とによって構成されている。
図7、図10、図11に示すように、前記アーム部材15は、前記開閉蓋14Aとばね部材16Aとの間で前記電池収容室12の幅方向に沿って延在する支軸1508の回りに揺動可能に支持され、支軸1508は前記取付部材1206に支持されている。
前記アーム部材15は、支軸1508を挟んで互いに反対方向に突出する第1アーム1504と第2アーム1506とを備えている。
【0023】
図7に示すように、前記開閉蓋14Aが前記開口1202、1902を完全に閉じた全閉位置にあるときは、前記アーム部材15の第1アーム1504は前記開閉蓋14Aの第1当接部1406から離間し、かつ、第2アーム1506は前記各ばね片1608から離間している。これにより、前記ばね部材16Aの各ばね片1608のばね力が前記クッション1610を介して前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁1204F方向に押圧するように構成されている。この押圧力は、電池20を電池収容室12内に保持できる第1の値に設定される。
【0024】
そして、図8に示すように、前記開閉蓋14Aが開口1202、1902を開放した第1の開放位置にあるときは、前記第1アーム1504は前記開閉蓋14Aの第1当接部1406に近づいた状態、あるいは、当接した状態となり、第2アーム1506は前記各ばね片1608に近づいた状態、あるいは、当接した状態となる。これにより、前記各ばね片1608が前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁1204F方向に押圧する押圧力は、前記第1の値に設定されたままとなる。すなわち、第2の実施の形態では、前記ばね部材16の電池20に対する押圧力は、前記開閉蓋14の全閉位置と第1の開放位置とで同一の値をとるようになっている。
【0025】
さらに、図9に示すように、前記開閉蓋14Aが前記第1の開放位置よりも更に開放された第2の開放位置に揺動されたときは、前記第1アーム1504が前記開閉蓋14Aの第1当接部1406に当接して該第1当接部1406を下方に揺動させる。これに連動して前記第2アーム1506が上方に揺動され前記各ばね片1608に当接してこれら各ばね片1608を上方に押圧する。これにより、前記各ばね片1608が上方に変位され、電池20に対する押圧力が零、または、前記電池収容室12に収容された電池20を取出せる前記第1の値よりも小さい第2の値に設定される。
なお、第2の実施の形態においても、前記2つのばね接点1206、1206により、電池20は開口1202から電池収容室12の外方に付勢されているので、前記第1の値と第2の値は、これら2つのばね接点から電池20が受ける押圧力を差し引いて設定される。
【0026】
したがって、第2の実施の形態では、前記ばね力調節手段18Aのアーム部材15は、前記開閉蓋14Aの前記第1の開放位置と第2の開放位置との間の揺動に連動して揺動し、前記アーム部材15は前記開閉蓋14Aの第2の開放位置において前記ばね部材16を押圧し、該ばね部材16による前記電池20への押圧力を弱めるように構成されていることになる。
【0027】
次に、上述のように構成された前記電池格納構造200の作用について説明する。
開閉蓋の全閉位置
前記ばね部材16Aの各ばね片1608がクッション1610を介して前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁方向に押圧し、電池20は電池収容室12内に保持される。
開閉蓋の第1の開放位置
前記開閉蓋14Aは、電池20およびメモリカード30をそれぞれ開口1202、1902から取出せる開度で開き、この第1の開放位置は前記クリック機構で保持されている。
しかしながら、前記ばね部材16Aの各ばね片1608がクッション1610を介して前記電池収容室12に収容された電池20を隔壁方向に押圧し、電池20は電池収容室12内に保持されているので、電池収容室12に対して電池20を挿脱できず、また、電池20が飛出すこともない。
一方、メモリカード収容室19に対してメモリカード30を挿脱することができる。
開閉蓋の第2の開放位置
前記開閉蓋14Aは、電池20およびメモリカード30をそれぞれ開口1202、1902から取出せる開度で開いている。
前記ばね部材16Aの各ばね片1608がクッション1610を介して前記電池収容室12に収容された電池20を押圧しないか、あるいは、前記第2の値で隔壁方向に押圧しているので、電池収容室12に対する電池20の挿脱が可能となる。
この際、メモリカード収容室19に対するメモリカードの挿脱も可能である。
【0028】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、前記開閉蓋14Aが全閉位置および第1の開放位置にあるとき、前記ばね力調節手段18Aによって、前記ばね部材16Aの電池20に対する押圧力を、電池20を電池収容室12内に保持できる値に設定し、前記開閉蓋14が第2の開放位置にあるとき、前記ばね力調節手段18によって、前記ばね部材16Aの電池20に対する押圧力を零、または、前記電池収容室12に収容された電池20を取出せる前記値よりも小さい値に設定するように構成した。
したがって、第1の実施の形態と同様に、前記電池20を電池収容室12内に収容保持するために、特殊な形状を電池に設ける必要がなく汎用性を高める上で有利である。
また、前記開閉蓋14Aの開閉に際して電池の落下を防止する爪の操作を行なう必要がなく、操作性に優れている。
また、前記電池20を電池収容室12内に収容保持するための構成は、前記ばね部材16Aとばね力調節手段18Aといった単純な構成で済むため電池格納構造200のコストを削減する上で有利となる。
【0029】
なお、上述した各実施の形態では、1つの電池を収納する電池格納構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2つ以上の電池を収容できるように構成してもよい。
また、この電池格納構造は、電子カメラなどの電子機器に用いられて好適なものであるが、電子機器に限らず、ライトやシェーバーなどの家庭用電気機器などにも好適に使えるものであることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電池に特殊な形状を設ける必要がなく、操作性に優れ、かつ、コストを削減する上で有利な電池格納構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態において開閉蓋が第1の開放位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態において開閉蓋が第2の開放位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す斜視図である。
【図5】第1の実施の形態において開閉蓋が第1の開放位置にある電池格納構造を示す斜視図である。
【図6】第1の実施の形態において開閉蓋が第2の開放位置にある電池格納構造を示す斜視図である。
【図7】第2の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態において開閉蓋が第1の開放位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図9】第2の実施の形態において開閉蓋が第2の開放位置にある電池格納構造を示す説明図である。
【図10】第2の実施の形態において開閉蓋が全閉位置にある電池格納構造を示す斜視図である。
【図11】図10の平面図である。
【符号の説明】
12……電池収容室、14、14A……開閉蓋、15……アーム部材、16、16A……ばね部材、18、18A……ばね力調節手段、19……メモリカード収容室、100、200……電池格納構造。

Claims (9)

  1. 深さ方向の端部に開口が設けられた電池収容室と、前記開口を閉じた全閉位置と、前記開口を開いた第1の開放位置と、前記第1の開放位置よりも前記開口をさらに開き前記電池収容室への電池の装脱を可能とした第2の開放位置をとるように構成された開閉蓋とを備えた電池格納構造であって、
    前記電池収容室に収容された電池を前記深さ方向と交叉する方向から押圧するばね部材と、
    前記ばね部材の電池への押圧力を変化させるばね力調節手段とが設けられ、
    前記ばね力調節手段は、前記全閉位置および第1の開放位置において、前記ばね部材の電池に対する押圧力を、電池を電池収容室内に保持できる値に設定し、前記第2の開放位置において、前記ばね部材の電池に対する押圧力を零、または、前記電池収容室に収容された電池を取出せる前記値よりも小さい値に設定するように構成されている、
    ことを特徴とする電池格納構造。
  2. 前記ばね部材の電池に対する押圧力は、前記全閉位置と第1の開放位置とでは異なった値をとることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  3. 前記ばね部材の電池に対する押圧力は、前記全閉位置と第1の開放位置とでは同一の値をとることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  4. 前記ばね部材は帯板状に形成され、前記ばね部材はその長さ方向を前記電池収容室の深さ方向に合わせ、その中間部分が前記電池収容室の内部に凸状に突出するように湾曲して配設され、前記ばね部材の電池への押圧力は前記中間部分が電池に接触し押圧することで発揮されることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  5. 前記ばね部材の長さ方向の一端は前記電池収容室の深さ方向の端部に取着され、前記ばね部材の長さ方向の他端は前記開閉蓋に取着され、前記ばね力調節手段は前記ばね部材の長さ方向の一端が取着された箇所および開閉蓋により構成され、前記全閉位置および第1の開放位置において、前記ばね部材の電池に対する押圧力が発揮され前記電池収容室に収容された電池を保持できるように前記ばね部材の曲率が維持され、前記第2の開放位置において前記ばね部材の曲率が第1の開放位置よりも大きくなり、前記ばね部材の電池に対する押圧力が零、または、前記電池収容室に収容された電池を取出せる前記値よりも小さい値になるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の電池格納構造。
  6. 前記ばね力調節手段は、前記開閉蓋の前記第1の開放位置と第2の開放位置との間の揺動に連動して揺動するリンク機構を備え、前記リンク機構は開閉蓋が第1の開放位置から第2の開放位置へ開く際に揺動して前記ばね部材に当接し、該ばね部材による前記電池への押圧力を弱めるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  7. 前記電池収容室の深さ方向の端部には、前記電池のプラス電極およびマイナス電極の少なくとも一方に接触して導通するばね接点が設けられ、前記ばね接点により、前記電池は前記開口から前記電池収容室の外方に付勢され、前記全閉位置および第1の開放位置における前記ばね部材の電池に対する押圧力と、前記第2の開放位置における前記ばね部材の電池に対する押圧力は、前記ばね接点から電池が受ける押圧力を差し引いて設定されていることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  8. 前記電池収容室に隣接してメモリカードを収容するメモリカード収容室が設けられ、前記開閉蓋は、前記電池収容室の開口と前記メモリカード収容室の開口の双方を開閉するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電池格納構造。
  9. 前記開閉蓋の第1の開放位置および第2の開放位置において、前記メモリカードが挿脱できるように前記メモリカード収容室の開口が開かれることを特徴とする請求項8記載の電池格納構造。
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