JP2004022085A - 記録再生装置 - Google Patents

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JP2004022085A JP2002176578A JP2002176578A JP2004022085A JP 2004022085 A JP2004022085 A JP 2004022085A JP 2002176578 A JP2002176578 A JP 2002176578A JP 2002176578 A JP2002176578 A JP 2002176578A JP 2004022085 A JP2004022085 A JP 2004022085A
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Akinori Harasawa
原澤 昭典
Masahiro Yamada
山田 雅弘
Noriya Sakamoto
坂本 典哉
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Abstract

【課題】内容的にまとまりのあるタイトルをその単位で取り扱いやすくするフォルダ(ディレクトリ)の導入によって、タイトルの移動/消去をより効率的に行う。
【解決手段】フォルダおよびフォルダキーを導入し、タイトル移動あるいは消去を行う場合に、移動あるいは消去したいタイトルが属するフォルダに関してはそのフォルダキーとそのフォルダ内にある全タイトルキーを再暗号化するが、移動/消去したいタイトルが属さない残りのフォルダに関してはそのフォルダキーのみを再暗号化するだけの処理とする。これにより、暗号化に係る時間の短縮化を図ることができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体に映像や音声など暗号化されたコンテンツを移動あるいは消去を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録再生装置に用いられる暗号化/復号化は、特開2000−232441公報に開示されるデバイスキーKdとタイトルキー(この公報ではマスタキー)Ktにより行われている。
【0003】
図9はこの2つの鍵の役割について説明するための概念図である。タイトルキー93はコンテンツ91を暗号化/復号化するための鍵で、デバイスキー95はタイトルキー93を暗号化/復号化するための鍵である。また、タイトルキー93は各コンテンツごとに異なり、デバイスキー95は全タイトルキー共通の鍵である。以下、暗号化されたコンテンツを暗号化コンテンツ92(Ce)と、暗号化されたタイトルキーを暗号化タイトルキー94(Kte)とする。
【0004】
記録再生装置の主記録媒体に記録されているコンテンツを他の記録媒体に移動する場合、コンテンツ移動前に主記録媒体のバックアップをとっておき、コンテンツ移動後の主記録媒体にそのバックアップを戻すことでコピー操作が実現できるという問題がある。これを解決するため、従来の記録再生装置では、コンテンツ移動後の主記録媒体にバックアップを戻しても、その戻したコンテンツを復号化(再生)できないよう鍵を更新している。
【0005】
図10はこの鍵の更新について説明するためのもので、再生記録装置の主記録媒体に3つのコンテンツがそれぞれタイトルA、タイトルB、タイトルCのタイトルで記録されている場合を考える。
【0006】
タイトルA102の移動と同時にデバイスキー101を更新し、この新しいデバイスキー105により、タイトルBのタイトルキー103とタイトルCのタイトルキー104を再暗号化する。この結果、バックアップタイトルA106を主記録媒体に戻しても、デバイスキーが更新されているためバックアップタイトルA106は復号化できず、不正コピーを防ぐことができる。
【0007】
同様に、記録再生装置の主記録媒体に記録されているコンテンツを消去する場合も、コンテンツの消去後にバックアップが利用できないようコンテンツ移動時と同様な鍵の更新が行われている。
【0008】
しかしながら、上記した従来の技術でタイトルの移動/消去を行う場合、タイトルの移動/消去と同時に、記録媒体が記録しているタイトルキーを全て再暗号化しなければならないため、記録媒体内の記録タイトル数が膨大な数に及ぶ場合は、CPUへの負荷が大きくなり、処理速度が遅くなるなどの問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術でタイトルの移動/消去を行う場合は、タイトルの移動/消去と同時に、記録媒体が記録しているタイトルキーを全て再暗号化しなければならないことから処理速度が遅くなるなどの問題があった。
【0010】
この発明の目的は、内容的にまとまりのあるタイトルをその単位で取り扱いやすくするフォルダ(ディレクトリ)の導入によって、より効率的なタイトルの移動や消去を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明の記録再生装置では、記録媒体に映像や音声などのコンテンツを暗号化して記録し、暗号化されたコンテンツを復号化する機能を有し、前記記録媒体に記録されている任意のフォルダ内の任意のコンテンツを他の記録媒体に移動するものにあって、前記移動するコンテンツが属さない全フォルダの暗号化フォルダキーを、不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、新たなデバイスキーをデバイスキー発生部により乱数的に発生させ、該新デバイスキーによって移動するコンテンツが属さない全フォルダのフォルダキーを再暗号化する手段と、前記移動するコンテンツが属するフォルダの暗号化フォルダキーを、前記不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、移動するコンテンツが属するフォルダ内の暗号化タイトルキーをフォルダキーによって復号化し、新たなフォルダキーをフォルダキー発生部により乱数的に発生させ、該新フォルダキーによって移動するコンテンツが属するフォルダ内のタイトルキーを再暗号化する手段と、前記新デバイスキーによって移動するコンテンツが属するフォルダのフォルダキーを再暗号化する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
また、この発明の記録再生装置では、記録媒体に映像や音声などのコンテンツを暗号化して記録し、暗号化されたコンテンツを復号化する機能を有し、前記記録媒体に記録されている任意のフォルダ内の任意のコンテンツを消去するものにあって、前記消去するコンテンツが属さない全フォルダの暗号化フォルダキーを不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、新たなデバイスキーをデバイスキー発生部により乱数的に発生させ、該新デバイスキーによって消去するコンテンツが属さない全フォルダのフォルダキーを再暗号化する手段と、前記消去するコンテンツが属するフォルダの暗号化フォルダキーを不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、消去するコンテンツが属するフォルダ内の暗号化タイトルキーをフォルダキーによって復号化し、新たなフォルダキーをフォルダキー発生部により乱数的に発生させ、該新フォルダキーによって消去するコンテンツが属するフォルダ内のタイトルキーを再暗号化する手段と、前記新デバイスキーによって消去するコンテンツが属するフォルダのフォルダキーを再暗号化する手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、この発明の実施の形態を説明する前に、フォルダ(ディレクトリ)とフォルダキーについて説明する。フォルダとは内容的にまとまり(関連)のあるタイトルをその単位で取り扱いやすくするために作成する管理領域である。フォルダキーとはフォルダ内に記録されている全てのタイトルのタイトルキーを暗号化/復号化するもので、各フォルダごとに異なる値を持っている。また、フォルダキーはデバイスキーによって暗号化/復号化される。
【0014】
図1は、この発明における鍵の種類とその役割について説明するための説明図である。
タイトルキー(Kt)13はコンテンツ(C)11を暗号化/復号化するための鍵で、フォルダキー(Kf)15はタイトルキー13を暗号化/復号化するための鍵である。また、タイトルキー13はコンテンツごとに異なり、フォルダキー15はフォルダ内の全タイトルキー共通の鍵である。デバイスキー(Kd)17はフォルダキー15を暗号化して暗号化フォルダキー(Kfe)16を、フォルダキー15はタイトルキー13を暗号化して暗号化タイトルキー(Kte)14を、タイトルキー13はコンテンツ11を暗号化して暗号化コンテンツ(Ce)12をそれぞれ得る。
【0015】
図2はフォルダを考慮した場合のコンテンツ記録例について説明するための説明図である。この例では、デバイスキーKdにより暗号化/復号化されたフォルダA〜Cを有し、フォルダAのフォルダキーKf(A)によりタイトル1〜3のタイトルキーKt(1)〜(3)の暗号化/復号化を行い、タイトル1〜3はタイトルキーKt(1)〜(3)によりそれぞれ暗号化/復号化が行われている。
【0016】
フォルダB,Cについても同じように、それぞれのタイトルに対するタイトルキーによりそれぞれ暗号化/復号化が行われている。
図3は、この発明の一実施の形態について説明するための回路構成図である。図3において、入力インターフェース31は記録再生装置300の外部から供給される映像や音声などのコンテンツを受信し、信号の通路であるバス33上に出力する。出力インターフェース32はバス33からコンテンツを受信し、記録再生装置300の外部に送信する。
【0017】
CPU34は演算処理や各ブロックの制御等を行う。暗号化/復号化処理部35はデバイスキー発生部351、フォルダキー発生部352およびタイトルキー発生部353をそれぞれ有し、バス33を介して供給されるコンテンツ、タイトルキーおよびフォルダキーの暗号化/復号化を行う。メモリ36はCPU34が動作上必要なデータの一時記憶等を行う。記録媒体37はDVD等の光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、あるいは半導体メモリ等のディジタルデータ記録媒体を指す。
【0018】
不揮発性メモリ38は暗号化/復号化処理部35が暗号化/復号化する際に必要となるデバイスキーKdの記憶等を行っている。外部記録媒体インターフェース39は他の外部記録媒体とこの記録再生装置300をつなぐインターフェースである。
【0019】
以下、図3を用いながら記録再生装置で行われるフォルダ導入時におけるコンテンツの記録/再生/移動/消去の信号の流れについて図4〜図8を用いて説明する。
(コンテンツ記録)
まず、フォルダ導入時におけるコンテンツの記録について、図4のフローチャートとともに説明する。
記録再生装置300の外部から供給されるコンテンツCを入力インターフェース31が受信し、バス33に出力する。そのコンテンツCはバス33を介してメモリ36に一時記録され、その後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ送られる。暗号化/復号化処理部35内のタイトルキー発生部353によって乱数的に発生されたタイトルキーKtが送られてきたコンテンツCを暗号化する(S401,S402)。記録先のフォルダを新規か既存か決定し(S403)、暗号化された暗号化コンテンツCeをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で記録媒体37に記録する。以後、記録先のフォルダが新規か既存かにより処理方法が分かれる。
【0020】
ステップS403において記録先が新規のフォルダと決定した場合は、ステップS402で暗号化された暗号化コンテンツを新規フォルダに記録する(S404)。暗号化/復号化処理部35内のフォルダキー発生部352がフォルダキーKfを乱数的に発生させる(S405)。暗号化/復号化処理部35はこのフォルダキーKfによって前記タイトルキーKtを暗号化する(S406)。暗号化された暗号化タイトルキーKteは、バス33経由でメモリ36に一時記録された後、バス33経由で記録媒体37に記録される(S407)。
【0021】
さらに、不揮発性メモリ38からデバイスキーKdをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S408)。暗号化/復号化処理部35はこのデバイスキーKdによって前記フォルダキーKfを暗号化する(S409)。暗号化された暗号化フォルダキーKfeはバス33経由でメモリ36に一時記録された後、バス33経由で記録媒体37に記録される(S410)。以上で記録処理を終了する。
【0022】
ステップS403において記録先が既存のフォルダと決定した場合は、ステップS402で暗号化された暗号化コンテンツを既存フォルダに記録する(S411)。記録媒体37から記録先フォルダの暗号化フォルダキーKfeをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S412)。
【0023】
また、不揮発性メモリ38からデバイスキーKdをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S413)。暗号化/復号化処理部35はデバイスキーKdによって暗号化フォルダキーKfeを復号化する(S414)。復号化されたフォルダキーKfは前記タイトルキーKtを暗号化し(S415)、暗号化された暗号化タイトルキーKteはバス33経由でメモリ36に一時記録された後、バス33経由で記録媒体37に記録される(S416)。
【0024】
さらに、デバイスキーKdがフォルダキーKfを暗号化し(S417)、ステップS414で暗号化された暗号化フォルダキーKfeはバス33経由でメモリ36に一時記録された後、バス33経由で記録媒体37に記録される(S418)。以上で記録処理を終了する。
【0025】
(コンテンツ再生)
次にフォルダ導入時におけるコンテンツの再生処理について、図5のフローチャートとともに説明する。
不揮発性メモリ38からデバイスキーKdをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S501)。また、記録媒体37から再生したいコンテンツが記録されているフォルダの暗号化フォルダキーKfeをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S502)。暗号化/復号化処理部35はデバイスキーKdによって暗号化フォルダキーKfeを復号化する(S503)。
【0026】
次に、記録媒体37から再生したいコンテンツの暗号化タイトルキーKteをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S504)。暗号化/復号化処理部35は、前述で復号化されたフォルダキーKfによって暗号化タイトルキーKteを復号化する(S505)。
【0027】
最後に、記録媒体37から再生したいコンテンツの暗号化コンテンツCeをバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S506)。暗号化/復号化処理部35は、前述で復号化されたタイトルキーKtによって暗号化コンテンツCeを復号化する(S507)。復号化されたコンテンツCはバス33経由でメモリ36に一時記録された後、バス33から出力インターフェース32を経由して外部へ送信される(S509)。以上で再生処理を終了する。
【0028】
フォルダ導入時におけるコンテンツの移動について説明する。図6は記録再生装置の記録媒体がフォルダ1〜nを記録しており、その内の任意のフォルダy601が内容的にまとまりのある複数のコンテンツをタイトル1〜mのタイトルで記録している状態図である。このとき、フォルダy601内の任意のタイトルx602を他の記録媒体に移動する例を考える。
【0029】
(タイトル移動)
このタイトル移動のプロセスについて、図7のフローチャートとともに説明する。
まず、移動したいタイトルxを、記録媒体37からバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33から外部記録媒体インターフェース39を介し、暗号化した状態で移動先メディアにコピーする(S701)。この段階では、復号キーをコピーしないので、移動先のタイトルxは利用できない。
【0030】
デバイスキーKdを不揮発性メモリ38からバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S702)。また、フォルダy以外の全ての暗号化フォルダキーKfe(1〜n)、フォルダyの暗号化フォルダキーKfe(y)、およびタイトルxが属するフォルダy内の全ての暗号化タイトルキーKte(1〜m)を記録媒体37からバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S703)。
【0031】
暗号化/復号化処理部35はデバイスキーKdを使って、フォルダyを除く暗号化フォルダキーKfe(1〜n)からフォルダキーKf(1〜n)を復号する。同様に、デバイスキーKdを使って、フォルダyの暗号化フォルダキーKfe(y)からフォルダキーKf(y)を復号する(S704)。
【0032】
暗号化/復号化処理部35は3で得られたフォルダyのフォルダキーKf(y)を使って、フォルダy内の暗号化タイトルキーKte(1〜m)からタイトルキーKt(1〜m)を復号する(S705)。
【0033】
暗号化/復号化処理部35はフォルダキー発生部352によってフォルダyの新しいフォルダキーKf(y)(new)を乱数的に発生させる(S706)。暗号化/復号化処理部35は5で得られた新フォルダキーKf(y)(new)を使って、タイトルxを除くフォルダy内のタイトルキーKt(1〜m)を暗号化する(S707)。
【0034】
暗号化/復号化処理部35はデバイスキー発生部351によって新しいデバイスキーKd(new)を乱数的に発生させる(S708)。
暗号化/復号化処理部35は7で得られた新デバイスキーKd(new)を使って、フォルダyを除くフォルダキーKf(1〜n)を暗号化する。同様に、新デバイスキーKd(new)を使って、フォルダyの新フォルダキーKf(y)(new)を暗号化する(S709)。
【0035】
ステップS707で再暗号化したタイトルxを除く新暗号化タイトルキーKte(1〜m)(new)と、ステップ709で再暗号化したフォルダyを除く新暗号化フォルダキーKfe(1〜n)(new)、さらに、ステップS706のプロセスで新たに発生し、ステップS707で暗号化したフォルダyの新暗号化フォルダキーKfe(y)(new)をバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で記録媒体37に記録する(S710)。
【0036】
ステップS708で発生した新デバイスキーKd(new)をバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で不揮発性メモリ38に記録する(S711)。
【0037】
ステップS705で復号化したタイトルxのタイトルキーKt(x)をバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33から外部記録媒体インターフェース39を介し、移動先メディアに伝送する。この伝送方式は移動先メディアとの取り決めに従う(S712)。
【0038】
新しいキーの発生により不要になったデバイスキーKd、フォルダyのフォルダキーKfe(y)、およびタイトルxのタイトルキーKt(x)とタイトルxを消去する1〜10の途中で処理が中止された場合には、移動は行われずに終わる。11〜12の途中で処理が中止された場合には、移動タイトルが消失する(S713)。これにより、タイトルxの移動が実現する。
【0039】
このプロセスにより、バックアップされていたタイトルxを移動後の主記録媒体のフォルダyに戻しても、フォルダyのフォルダキーが更新されているためバックアップのタイトルxは復号化できない。さらに、タイトルxを復号するためのフォルダキーが同時にバックアップされていても、デバイスキーが更新されているためそのフォルダキーを復号することができず、結局タイトルxは復号化できない。
【0040】
次に、フォルダ導入時におけるコンテンツの消去について説明する。図6で示した任意のフォルダy601内の任意のタイトルx602を消去する例を考える。
(タイトル消去)
このタイトル消去のプロセスについて、図8のフローチャートとともに説明する。
デバイスキーKdを不揮発性メモリ38からバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S801)。また、フォルダy以外の全ての暗号化フォルダキーKfe(1〜n)、フォルダyの暗号化フォルダキーKfe(y)、およびタイトルxが属するフォルダy内の全ての暗号化タイトルキーKte(1〜m)を、記録媒体37からバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で暗号化/復号化処理部35へ読み出す(S802)。
【0041】
暗号化/復号化処理部35はデバイスキーKdを使って、フォルダyを除く暗号化フォルダキーKfe(1〜n)からフォルダキーKf(1〜n)を復号する。同様に、デバイスキーKdを使って、フォルダyの暗号化フォルダキーKfe(y)からフォルダキーKf(y)を復号する(S803)。
【0042】
暗号化/復号化処理部35はステップS802で得られたフォルダyのフォルダキーKf(y)を使って、フォルダy内の暗号化タイトルキーKte(1〜m)からタイトルキーKt(1〜m)を復号する(S804)。
【0043】
暗号化/復号化処理部35はフォルダキー発生部352によってフォルダyの新しいフォルダキーKf(y)(new)を乱数的に発生する(S805)。
暗号化/復号化処理部35はステップ805で得られた新フォルダキーKf(y)(new)を使って、タイトルxを除くフォルダy内のタイトルキーKt(1〜m)を暗号化する(S806)。
【0044】
暗号化/復号化処理部35はデバイスキー発生部351によって新しいデバイスキーKd(new)を乱数的に発生する(S807)。
暗号化/復号化処理部35はステップ807で得られた新デバイスキーKd(new)を使って、フォルダyを除くフォルダキーKf(1〜n)を暗号化する。同様に、新デバイスキーKd(new)を使って、フォルダyの新フォルダキーKf(y)(new)を暗号化する(S808)。
【0045】
ステップS806において再暗号化されたタイトルxを除く新暗号化タイトルキーKte(1〜m)(new)、ステップ807のプロセスで再暗号化されたフォルダyを除く新暗号化フォルダキーKfe(1〜n)(new)、さらにステップS805において新たに発生し、ステップS808で暗号化されたフォルダyの新暗号化フォルダキーKfe(y)(new)をそれぞれバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で記録媒体37に記録する(S809)。
【0046】
ステップS807において発生した新デバイスキーKd(new)をバス33経由でメモリ36に一時記録した後、バス33経由で不揮発性メモリ38に記録する(S810)。
【0047】
新しいキーの発生により不要になったデバイスキーKd、フォルダyのフォルダキーKfe(y)を消去する(S811)。
タイトルxのタイトルキーKt(x)、およびタイトルxを消去する。以上のプロセスでタイトルxの消去が実現する(S812)。
このプロセスにより、バックアップされていたタイトルxを移動後の主記録媒体のフォルダyに戻しても、フォルダyのフォルダキーが更新されているためバックアップのタイトルxは復号化できない。さらに、タイトルxを復号するためのフォルダキーが同時にバックアップされていても、デバイスキーが更新されているためそのフォルダキーを復号することができず、結局タイトルxは復号化できない。
【0048】
以上説明したように、フォルダおよびフォルダキーを導入したタイトル移動あるいは消去では、移動あるいは消去したいタイトルが属するフォルダに関してはそのフォルダキーとそのフォルダ内にある全タイトルキーを再暗号化するが、移動/消去したいタイトルが属さない残りのフォルダに関してはそのフォルダキーのみを再暗号化するだけの処理となる。
【0049】
これより、記録媒体内の記録タイトル数が膨大な数に及ぶ場合でも、全てのタイトルキーを再暗号化する必要がなくなるため、処理時間の大幅な改善が見込まれる。また、著作権を侵害することなく記録されたコンテンツを移動/消去することができる。
【0050】
この発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば記録媒体37を記録再生装置300は、この記録再生装置300に着脱可能な構成のものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の記録再生装置によれば、内容的にまとまりのあるタイトルを、その単位で取り扱いやすくするフォルダの導入によって、タイトルの移動/消去をより効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における鍵の種類とその役割について説明するための説明図。
【図2】この発明のフォルダを考慮した場合のコンテンツ記録例について説明するための説明図。
【図3】この発明の一実施の形態について説明するための回路構成図。
【図4】この発明のフォルダ導入時におけるコンテンツの記録について説明するためのフローチャート。
【図5】この発明のフォルダ導入時におけるコンテンツの再生処理について説明するためのフローチャート。
【図6】この発明のフォルダ導入時におけるコンテンツの移動について説明するための説明図。
【図7】この発明のタイトルの移動プロセスについて説明するためのフローチャート。
【図8】この発明のタイトルの消去プロセスについて説明するためのフローチャート。
【図9】従来の記録再生装置における鍵の種類とその役割について説明するための説明図。
【図10】従来の課題について説明するための説明図。
【符号の説明】
11・・・コンテンツ(C)
12・・・暗号化コンテンツ(Ce)
13・・・タイトルキー(Kt)
14・・・暗号化タイトルキー(Kte)
15・・・フォルダキー(Kf)
16・・・暗号化フォルダキー(Kfe)
17・・・デバイスキー(Kd)

Claims (3)

  1. 記録媒体に映像や音声などのコンテンツを暗号化して記録し、暗号化されたコンテンツを復号化する機能を有し、前記記録媒体に記録されている任意のフォルダ内の任意のコンテンツを他の記録媒体に移動する記録再生装置において、
    前記移動するコンテンツが属さない全フォルダの暗号化フォルダキーを、不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、新たなデバイスキーをデバイスキー発生部により乱数的に発生させ、該新デバイスキーによって移動するコンテンツが属さない全フォルダのフォルダキーを再暗号化する手段と、前記移動するコンテンツが属するフォルダの暗号化フォルダキーを、前記不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、移動するコンテンツが属するフォルダ内の暗号化タイトルキーをフォルダキーによって復号化し、新たなフォルダキーをフォルダキー発生部により乱数的に発生させ、該新フォルダキーによって移動するコンテンツが属するフォルダ内のタイトルキーを再暗号化する手段と、
    前記新デバイスキーによって移動するコンテンツが属するフォルダのフォルダキーを再暗号化する手段とを具備したことを特徴とする記録再生装置。
  2. 記録媒体に映像や音声などのコンテンツを暗号化して記録し、暗号化されたコンテンツを復号化する機能を有し、前記記録媒体に記録されている任意のフォルダ内の任意のコンテンツを消去する記録再生装置において、
    前記消去するコンテンツが属さない全フォルダの暗号化フォルダキーを不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、新たなデバイスキーをデバイスキー発生部により乱数的に発生させ、該新デバイスキーによって消去するコンテンツが属さない全フォルダのフォルダキーを再暗号化する手段と、
    前記消去するコンテンツが属するフォルダの暗号化フォルダキーを不揮発性メモリに保持されているデバイスキーによって復号化し、消去するコンテンツが属するフォルダ内の暗号化タイトルキーをフォルダキーによって復号化し、新たなフォルダキーをフォルダキー発生部により乱数的に発生させ、該新フォルダキーによって消去するコンテンツが属するフォルダ内のタイトルキーを再暗号化する手段と、
    前記新デバイスキーによって消去するコンテンツが属するフォルダのフォルダキーを再暗号化する手段とを具備したことを特徴とする記録再生装置。
  3. 前記デバイスキーは記録再生装置内の不揮発性メモリに保持され、各記録再生装置ごとに異なる値を持つことを特徴とする請求項1または2記載の記録再生装置。
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