JP2004021719A - 情報管理システム、情報管理方法、情報管理プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

情報管理システム、情報管理方法、情報管理プログラム及びその記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の情報管理においては、アクセス権によってデータ集合体に含まれる一部の属性のみのデータの操作を許可することができなかった。
【解決手段】使用者が入力した操作命令に応じて、複数の属性に係る情報の操作を行なう情報管理方法であって、使用者と情報との組み合わせに対してアクセス権を設定する操作権限設定工程ST1と、使用者が操作命令を入力する操作命令入力工程ST2と、使用者と操作命令の対象となる情報との組み合わせに対して設定されたアクセス権によって操作許可される情報に含まれる一部の属性に対する操作命令に基づく操作を行なう操作実行工程ST3とを有する情報管理方法によって上記課題を解決できる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザによるデータへのアクセス権を管理する情報管理システム、情報管理方法、情報管理プログラム及びその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータによって電子化されたデータを管理するために、ユーザとデータの間の関係においてアクセス権を設定し、アクセス権を有するユーザのみがそのアクセス権に対して定義された操作の許可を与えられる情報管理方法が用いられている。
【0003】
図10に、電子化されたデータ集合体の例を示す。データ集合体に含まれるそれぞれのデータには属性が付与されている。図10のデータ集合体の例では、データID番号、タイトル、作成者、作成日時等の属性が付与されている。
【0004】
図11に、操作権限管理リストの例を示す。操作権限管理リストには、各データ集合体とユーザとの関係に対して、その組み合わせ毎に、ユーザによるデータ集合体に対するアクセス権の設定が列挙されている。図11の例では、データID番号の属性が“文書1”として特定されるデータ集合体に対してユーザ1はリード権(以下、read権とする)とライト権(以下、write権とする)の二つのアクセス権を有している。“read権”を有するユーザは、データ集合体に含まれる全ての属性のデータを読み出すことができる。しかし、全ての属性のデータを書き換えることはできない。“write権”を有するユーザは、そのデータ集合体に含まれる全ての属性のデータを書き換えることができるが、読み出すことはできない。すなわち、図11の操作権限管理リストによれば、ユーザ1はデータID番号が“文書1”であるデータ集合体に対して全ての属性のデータを読み出し、書き込むことができる。これに対して、ユーザ1はデータID番号が“文書2”であるデータ集合体に対しては属性全部に係るデータを読み出すことはできるが、書き込むことはできない。
【0005】
以上のように、従来の情報管理方法では、read権又はwrite権の2種類のアクセス権によって、データ集合体に含まれる属性全部のデータに対して一括して読み出し又は書き込みの操作の許可を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術に対して、データ集合体に含まれる一部の属性のみのデータに対してユーザのアクセスを許可したいという要望があった。例えば、文書のタイトル、作成者、作成者の電話番号等のデータ集合体の属性の一部のみのデータを公開し、これらの属性のデータからデータ集合体の内容を推察した他のユーザが所有者に連絡し、そのデータ集合体に含まれる他の属性のデータの読み出しを許可してもらうといった利用形態を実現したい場合が挙げられる。
【0007】
しかしながら、上記従来技術では、データ集合体の属性全部のデータに対して一括して読み出し及び書き込みのアクセス権を設定できるだけであった。従って、データ集合体の一部の属性のみのデータに対してアクセス権を設定できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、当該データ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理システムであって、前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち、一部の属性を選択属性として選択する手段と、当該選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する手段、を含むことを特徴とする。
【0009】
ここで、前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データと組み合わされた前記属性であり、前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることがより好適な形態である。
【0010】
また、本発明は、それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、そのデータ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理方法であって、前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち一部を選択属性として選択する工程と、その選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
ここで、前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データと組み合わされた前記属性であり、前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることがより好適な形態である。
【0012】
また、本発明は、それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、そのデータ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理プログラムであって、前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち一部を選択属性として選択する工程と、その選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
ここで、前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データと組み合わされた前記属性であり、前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることがより好適である。
【0014】
また、本発明は、上記に記載の情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施の形態における情報管理システムの構成のブロック図を示す。本実施形態における情報管理システムは、データの使用者又は所有者のコンピュータ10及びサーバ12と、それらを接続するネットワーク14を含んでなる。コンピュータ10は制御部16、入力部18、出力部20及びインターフェース22から基本的に構成され、各構成部はデータを伝達可能なバス24によって相互に接続されている。サーバ12は制御部28、記憶部30及びインターフェース26から基本的に構成され、各構成部はデータを伝達可能なバス32によって相互に接続されている。コンピュータ10及びサーバ12は、それぞれインターフェース22及び26によってネットワーク14を介して互いにデータを伝達可能に接続されている。
【0016】
本発明における情報管理システムは上記構成に限定されるものではない。例えば、サーバ12を用いずに、さらに記憶部が設けられたコンピュータ10のみを用いることもできる。
【0017】
記憶部30には、電子化されたデータ集合体34が記憶されている。また、操作権限管理リスト36及び操作権限内容リスト38を記憶することができる。操作権限管理リスト36及び操作権限内容リスト38については、後に詳しく説明する。
【0018】
<第1の実施の形態>
図2に、本発明の第1の実施の形態における情報管理方法のフローチャートを示す。本実施の形態の方法の各工程は、上記情報管理システムのコンピュータ10を用いて処理することができる。以下、本実施形態について説明する。
【0019】
操作権限設定工程ST1では、操作権限管理リスト36を設定する。データ集合体34の所有者は、コンピュータ10の入力部18からデータ集合体34とユーザの組み合わせ毎にアクセス権を設定する。このとき、複数のユーザを組み合わせてグループとし、データ集合体34とグループの組み合わせに対してアクセス権を設定可能とすることが好適である。また、所有者は自己が所有する全てのデータ集合体34に対して、各ユーザのアクセス権を一括して設定可能とすることも好適である。設定されたアクセス権は操作権限管理リスト36として記憶部30に記憶される。
【0020】
図3に、本発明の実施の形態における操作権限管理リストの例を示す。データ集合体34のデータID番号とユーザの組み合わせ毎にアクセス権が設定されている。例えば、データID番号のデータが“文書1”であるデータ集合体34とユーザ1の組み合わせに対してはread権及びwrite権が設定されている。
【0021】
図4に、本実施の形態における操作権限内容リストの例を示す。操作権限内容リスト38には、各アクセス権で許可されるデータ集合体に対する操作の許可範囲が設定されている。例えば、write権が与えられたユーザは、そのデータ集合体34に含まれる全ての属性のデータの書き込みを行なうことができる。存在検知権(以下、know_exist権とする)が与えられたユーザは、データ集合体34に含まれるタイトルの属性のみのデータの読み出しを行なうことができる。他にも、複数組み合わせられた属性のデータに対して読み出し又は書き込みを許可するアクセス権を設定することもできる。また、読み出し又は書き込み以外の操作、例えば属性のフォーマット変換等の操作を許可するアクセス権を設定することもできる。
【0022】
本実施形態では、一部の属性のみのデータに対する操作を許可するアクセス権が設定できることが特徴的である。例えば、図3に示した操作権限管理リスト36では、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34に対するグループ1のアクセス権としてknow_exist権が設定されており、タイトルの属性と組み合わされたデータのみを読み出すことができる。
【0023】
操作命令入力工程ST2では、データ集合体34に対して操作を行なうユーザが操作命令を入力する。本実施形態では、ユーザは入力部18から操作命令を入力することができる。
【0024】
操作実行工程ST3では、制御部16又は28において操作命令入力工程ST2で入力された操作命令を解読し、その操作を実行するために必要とされるアクセス権及びその判断順序を決定する。次に、記憶部30に記憶された操作権限管理リスト36を参照して使用者と操作の対象となるデータ集合体34の組み合わせを照合し、設定されたアクセス権を確認する。最後に、操作権限内容リスト38を参照して、確認したアクセス権のうち判断順序の高いアクセス権によって許可される情報の属性に対する操作を実行する。必要であれば操作命令入力工程ST2及び操作実行工程ST3を繰り返し、データ集合体34の操作を続行することができる。
【0025】
以下に、操作実行工程ST3における操作実行例を示す。
【0026】
<操作実行工程ST3での検索命令の実行>
図5に、操作実行工程の例としてデータ存在検知命令(以下、SCAN命令とする)を実行するフローチャートを示す。SCAN命令とは、記憶部30に記憶されている全データ集合体34から許容される最大限の情報を出力する命令であるとする。ここでは、グループ1に属するユーザがSCAN命令を入力したときの処理を説明する。SCAN命令に対して必要とされるアクセス権はread権又はknow_exist権であり、アクセス権の優先順位はread権、know_exist権の順であるとする。
【0027】
説明を簡単にするために、記憶部30にはデータID番号が“文書1”及び“文書2”であるデータ集合体34のみが記憶されているとする。また、図3に示した操作権限管理リスト36及び図4に示した操作権限内容リスト38が記憶されているとする。
【0028】
工程ST5−1では、入力部18から入力された命令を制御部16において解析する。ここで、操作命令の内容、その操作に必要なアクセス権及びその優先順位が決定される。
【0029】
本例では、操作命令はSCAN命令であることが解析される。SCAN命令の対象として、記憶部30に記憶されているデータID番号が“文書1”と“文書2”であるデータ集合体34が操作対象として特定される。また、必要とされるアクセス権はread権又はknow_exist権であり、アクセス権の優先順位はread権、know_exist権と決定される。
【0030】
工程ST5−2では、操作権限管理リスト36を参照し、操作命令を入力したユーザが操作対象となるデータ集合体34に対してread権を有するか否かを判断する。read権が有れば工程ST5−3へ移行し、無ければ工程ST5−5に移行する。
【0031】
操作権限管理リスト36から、データID番号が“文書1”であるデータ集合体34に対してグループ1はread権を有するので工程ST5−3に移行する。
【0032】
工程ST5−3では、操作権限内容リスト38を参照し、read権によって許可されるデータ集合体34に含まれる属性のデータの読み出しを行なう。
【0033】
操作権限内容リスト38から、read権は属性全部のデータの読み出しを許可するものであることが判る。従って、データID番号が“文書1”であるデータ集合体34の全属性に係る情報が読み出される。その後、工程ST5−4へ処理が移行される。
【0034】
工程ST5−4では、操作命令に対して全てのデータ集合体34の操作が行なわれたか判断される。
【0035】
本例では、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34が残されているので工程ST5−2へ処理が戻される。
【0036】
工程ST5−2では、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34に対してグループ1がread権を有するか判断される。read権が無いので工程ST5−5に移行する。
【0037】
工程ST5−5では、操作権限管理リスト36を参照し、操作命令を入力した使用者とデータ集合体34との組み合わせがknow_exist権を有するか否かを判断する。know_exist権が有れば工程ST5−6へ移行し、無ければ工程ST5−4に移行する。
【0038】
操作権限管理リスト36から、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34に対してグループ1はknow_exist権を有するので工程ST5−6に移行する。
【0039】
工程ST5−6では、操作権限内容リスト38を参照し、know_exist権によって操作が許可される属性のデータの読み出し操作を行なう。
【0040】
操作権限内容リスト38から、know_exist権を有するグループ1は、タイトルの属性のみのデータを読み出すことができる。従って、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34のタイトルのデータが読み出される。その後、工程ST5−4へ処理が移行される。
【0041】
工程ST5−4では、操作命令に対して全てのデータ集合体34に対する操作が行なわれたか判断される。本例では、全てのデータ集合体34に対する操作が終了しているので工程ST5−7へ処理が進む。
【0042】
工程ST5−7では、コンピュータ10の出力部20等から読み出されたデータが出力される。図6に検索操作の結果の例を示す。グループ1はデータID番号が“文書1”であるデータ集合体34の全属性のデータを見ることができる。一方、データID番号が“文書2”であるデータ集合体34では、タイトルの属性のみのデータを見ることができる。
【0043】
本実施の形態では、“know_exist権”はデータ集合体34のタイトルのデータのみを読み出せるアクセス権としたが、例えば、タイトル、作成者、作成者の電話番号等のデータを読み出せるもの等として、適宜必要な属性を組み合わせて設定しても良い。
【0044】
このように、データ集合体34の一部の属性を確認できるアクセス権を設定可能とすることで、例えば、文書のタイトル、作成者、作成者の電話番号等の属性のみのデータを公開し、それによってデータ集合体34の内容を推察した他のユーザが所有者に連絡を取ることによって、そのデータ集合体34の全属性のデータの開示を求めるといったデータの利用形態を実現することができる。その結果、所有者はデータ集合体34に興味を持つユーザを、自ら確認した上で全属性のデータへのアクセスを許可でき、情報開示の安全性を確保しつつ有効な情報活用を図ることができる。
【0045】
また、例えば、各データ集合体34へのアクセスの頻度(アクセスランキング)がどの程度であるかを確認する際に、これまでは“read権”がなく、データ集合体34の存在すら知ることはできなかったユーザであっても、“know_exist権”が付与されていれば、データ集合体34のアクセスランキングを確認可能とすることができる。
【0046】
同様に、図7のように、“know_exist権”の内容が設定されている場合は、“know_exist権”が与えられたユーザは、データ集合体34に対するアクセス権の設定内容を知ることができる。
【0047】
これによって、“know_exist権”が与えられたユーザは、“read権”がない文書においても、その文書に対しての各ユーザのアクセス権設定を確認することができる。その結果、データ集合体34を削除又は移動する権利を持たないユーザがそのデータ集合体34を削除又は移動したい場合に、そのデータ集合体34を削除又は移動する権利を持つユーザを特定し、そのユーザに削除又は移動の行なうよう要請をする等の措置を行なうことができるようになる。
【0048】
また、ある特定のデータを含むデータ集合体34を検索し、その検索結果として得られたデータ集合体34の一部の属性のみにアクセス権を設定することもできる。例えば、タイトル中に特定の文字列を含むデータ集合体34を検索し、その検索の結果得られたデータ集合体34に対してのみ操作権限管理リスト36の内容を変更し、“know_exist権”を設定することによって、それらのデータ集合体34はタイトルのみを読み出し可能とすることができる。すなわち、タイトル中に特定の文字列を含むデータ集合体34のみ、タイトルの読み出しを許可することができる。同様に、操作権限内容リスト38の内容を変更することによって、タイトルのみ読み出し不可能とすることもできる。
【0049】
以上のように、本実施の形態により、データ集合体34に含まれる全属性の一括操作のみならず、データ集合体34の一部の属性のみのデータに対するアクセス権を設定することができる。その結果、データ集合体34の所有者は、自己が希望する属性のみのデータを公開する等の、必要に応じた細かい情報管理を行なうことができる。
【0050】
<第2の実施の形態>
図8に、本発明の第2の実施の形態の情報管理方法のフローチャートを示す。本実施形態では、操作権限内容リスト38はデータ集合体34の所有者毎に設けられている。
【0051】
操作内容設定工程ST4では、各データ集合体の所有者は所有者毎に準備された操作権限内容リスト38を設定する。所有者は、コンピュータ10の入力部18から各データ集合体34に対して、各ユーザのアクセス権を操作権限内容リスト38に設定する。図9に、操作権限内容リスト38の例を示す。この例では、know_exist権を有するユーザは、タイトル、作者及び電話番号の属性のデータの読み出しができるものとして設定されている。設定された操作権限内容リスト38は、図9のようなリストとして、記憶部30等に記憶することができる。
【0052】
操作権限設定工程ST1及び操作命令入力工程ST2では、上記第1の実施形態と同様に処理が行なわれため、処理内容についての説明は省略する。
【0053】
操作実行工程ST3では、制御部16又は28において操作命令入力工程ST2で入力された操作命令が解読され、その操作を実行するために必要とされるアクセス権及びその優先順位が決定される。本実施形態では、操作対象となるデータ集合体34の所有者毎に操作権限内容リスト38によってアクセス権が参照される。
【0054】
以上のように、本実施形態を用いることで、データ集合体34の所有者は自己の操作権限内容リスト38を有し、その内容を設定することによって、自己に固有のアクセス権の内容を設定することができる。
【0055】
例えば、ある所有者はknow_exist権はデータ集合体34のタイトルの属性のみのデータの操作の許可するものとして設定し、他の所有者はタイトル、作者及び電話番号の属性のデータの操作の許可するものとして設定している場合、同一ユーザ及び同一の操作命令による操作においても所有者毎に異なる属性のデータに対するアクセスを許可することが可能となる。
【0056】
なお、上記本実施の形態の各工程をプログラム化し、コンピュータ10の制御部16又はサーバ12の制御部28で処理することによって上記実施形態を実行することもできる。さらに、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、コンピュータに読み取らせることによって上記実施形態を実行することもできる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によって、アクセス権に基づいて情報に含まれる全属性を一括して操作するだけでなく、アクセス権によって許可された属性の一部のみに対する操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報管理システムの構成のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における情報管理方法のフローチャートを示した図である。
【図3】本発明の実施の形態における操作権限管理リストの例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における操作権限内容リストの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるSCAN命令の処理のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるSCAN命令の処理結果の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における操作権限内容リストの別の例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における情報管理方法のフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における操作権限内容リストの変更例を示す図である。
【図10】情報に含まれる属性の例を示す図である。
【図11】従来の操作権限管理リストの例を示す図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ、12 サーバ、14 ネットワーク、16,28 制御部、18 入力部、20 出力部、22,26 インターフェース、24,32バス、30 記憶部、34 データ集合体、36 操作権限管理リスト、38操作権限内容リスト。

Claims (7)

  1. それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、当該データ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理システムであって、
    前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち、一部の属性を選択属性として選択する手段と、
    当該選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する手段、
    を含むことを特徴とする情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の情報管理システムであって、
    前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データに組み合わされた前記属性であり、
    前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、
    当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることを特徴とする情報管理システム。
  3. それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、そのデータ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理方法であって、
    前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち一部を選択属性として選択する工程と、
    その選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する工程と、
    を含むことを特徴とする情報管理方法。
  4. 請求項3に記載の情報管理方法であって、
    前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データに組み合わされた属性であり、
    前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、
    当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることを特徴とする情報管理方法。
  5. それぞれが属性と組み合わされた複数のデータをデータ集合体とし、そのデータ集合体に含まれる前記データに対するユーザのアクセス権を管理する情報管理プログラムであって、
    前記データ集合体に含まれる前記データと組み合わされた属性のうち一部を選択属性として選択する工程と、
    その選択属性と組み合わされた前記データに対するユーザのアクセス権を設定する工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
  6. 請求項5に記載の情報管理プログラムであって、
    前記選択属性は、前記データ集合体の存在を確認し得る前記データに組み合わされた属性であり、
    前記アクセス権は、前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを許可する権利であって、
    当該アクセス権を与えられたユーザが、前記データ集合体に含まれる前記選択属性と組み合わされた前記データの読み出しを行なうことを可能とすることを特徴とする情報管理プログラム。
  7. 請求項6に記載の情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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