JP2004021540A - 板金設備商品販売方法及びそのシステム - Google Patents

板金設備商品販売方法及びそのシステム Download PDF

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松井 佳之
Koichi Tsuchida
土田 弘一
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Abstract

【課題】販売者5がユーザ3が行う加工のシミュレーションを実証加工付きで行い、より適正な加工提案、加工設備の提案に基づき板金設備商品の販売を行う。
【解決手段】ユーザ3は情報端末7を介して製品のCAD図面を販売者コンピュータ11に送信する。このCADデータに基づき編集部13は製品の立体モデルを作成する。さらに、この製品と同一又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報をデータベース15より検索する。ユーザ3から指示があったとき実証工場19は、展開図情報から加工データを作成して実証加工を行う。そして、提案情報としてユーザ3に提案する。ユーザ3は提案情報を参照して板金設備商品の購入を適正に行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、板金設備商品販売方法及びそのシステムに係り、さらに詳細には、ユーザに提供するバーチャルな提案情報が実際の板金加工と同一であることを保証し、この提案情報に基づき板金商品の販売を行う板金設備商品販売方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば、レーザ加工機、NCタレットパンチプレス機、曲げ加工機等の板金加工をユーザに提案する方法として、以下のようなことが行われていた。すなわち、加工機メーカ等の販売者がユーザを、この販売者の展示会場に誘客する。そして、ユーザに実際に加工機を見てもらい、この加工機の効果を確認、納得させた上で販売等を提案していた。一方、CG上で仮想の加工を行いユーザに提案し販売するということも行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の板金設備商品販売方法は以下のような問題があった。すなわち、加工機メーカ等の販売者が多数のユーザを誘客するには多額の費用が掛かるという問題があった。また、CG等を使った提案方法でも、多数のユーザを対象にした加工機の使い方の映像のため、ユーザは自社の製品での確認ができないという問題があった。同様に、自社の製品でないため、最終の製品完成形に至る過程が確認できないという問題があった。
【0004】
板金加工(特に曲げ工程以降)の場合、リアルに近い板金加工のバーチャルシミュレーションの実現が困難であり、実際にベイルメント導入し試し加工が必要であるという問題があった。これは、曲げ加工属性を持った製品モデルが無く、3D表現するに十分な性能のコンピュータ価格が高い。そして、製品モデルと加工とを結びつけるソフトが無いことによるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、コンピュータネットワークを利用し、販売者がユーザに、適正な板金加工の提案に基づいて板金設備商品の販売を行う板金設備商品販売方法において、
前記ユーザに情報端末からのアクセスを促す工程と、
前記アクセスに基づき、前記販売者が備える販売者コンピュータが前記ユーザに係る製品の製品図面関連情報を受け取りメモリに記憶する工程と、
前記製品図面関連情報を編集し、前記製品の立体モデル、展開図情報、属性情報等である製品図面関連編集情報を生成する工程と、
データベースから前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み込む工程と、
前記登録製品製作情報と、前記製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成しメモリに記憶する工程と、
前記ユーザの指示があったとき実際の設備で前記ユーザに係る製品の実証加工を行い実証加工情報を作成する工程と、
前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報を提案情報として配信する工程とを含む板金設備商品販売方法である。
【0006】
請求項2に係る発明は、前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報をデータベースに蓄積する工程を含む上記板金設備商品販売方法である。
【0007】
請求項3に係る発明は、前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品が検索されなかったとき前記実証加工を行い実証加工情報を作成する工程を含む上記板金設備商品販売方法である。
【0008】
請求項4に係る発明は、所定の手順に従い展開図情報、立体モデル情報、属性情報を生成する上記板金設備商品販売方法である。
【0009】
請求項5に係る発明は、前記提案情報は販売者が販売者コンピュータから、ユーザが備えるコンピュータにログインを行いユーザと協同して適正な製品の製作方法を決定する工程を含む上記板金設備商品販売方法である。
【0010】
請求項6に係る発明は、前記提案情報は、最適設備情報、増加利益情報を含む上記板金設備商品販売方法である。
【0011】
請求項7に係る発明は、コンピュータネットワークを利用し、販売者がユーザに、適正な板金加工の提案に基づいて板金設備商品の販売を行う板金設備商品販売システムにおいて、
前記ユーザに情報端末からのアクセスを促す手段と、
前記アクセスに基づき、前記販売者が備える販売者コンピュータが前記ユーザに係る製品の製品図面関連情報を受け取りメモリに記憶する手段と、
前記製品図面関連情報を編集し、前記製品の立体モデル、展開図情報、属性情報等である製品図面関連編集情報を生成する手段と、
データベースから前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み込む手段と、
前記登録製品製作情報と、前記製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成しメモリに記憶する手段と、
前記ユーザの指示があったとき実際の設備で前記ユーザに係る製品の実証加工を行い実証加工情報を作成する手段と、
前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報を提案情報として配信する手段とを備えた板金設備商品販売システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1に本実施に係る板金設備商品販売システム1の概略の構成図を示す。
【0013】
前記板金設備商品販売システム1は、板金設備商品(レーザ加工機、NCタレットパンチプレス、曲げ加工機、金型、ソフトウェア、治具等)を自己の工場に備え板金加工を行うユーザ3と、このユーザ3に対して板金加工の最適な提案に基づき板金設備商品の販売を行う販売者5とを備えている。ユーザ3と、販売者5とはネットワーク(例えば、専用回線、インターネット等)23により通信できるようになっている。
【0014】
前記ユーザ3は、板金設備商品に対しての情報、また、疑問等の回答を得るための情報端末7を備えている。
【0015】
前記販売者5は、ユーザ3の疑問に対して回答を行い板金加工全般の支援を行うコールセンタ9と、販売者5が備える販売者コンピュータ11と、バーチャル加工と実証加工とを同一にする処理を行う板金加工研究所17と、製品の実際の加工を行い撮影する実証工場19と、ユーザ3に実際の加工を見せる実証加工展示場21とを備えている。
【0016】
前記提案者コンピュータ11は、編集部13と、板金データベース(データベース)15とを備えている。ここで、提案者コンピュータ11は、1台のコンピュータのみでなく複数の場所に設置されネットワーク通信できるコンピュータシステムを想定している。
【0017】
前記編集部13は、製品図面関連情報(紙図面、CADデータ、立体モデル等)を編集し、前記製品の立体モデル、展開図情報、属性情報等である製品図面関連編集情報を生成する。そして、板金データベース15からユーザに係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み、登録製品製作情報と、製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成する。さらに、ユーザの指示があったとき実際の設備で前記ユーザに係る製品の実証加工を行い実証加工情報を作成する。
【0018】
前記板金データベース15には、製品図面、製品の製作工程、立体モデル、展開図、板金属性(スクリプト)、加工方法、加工機ツール、ノウハウ、手順、実証データ(品質、精度、時間等)、実証映像等が互いに関連づけられた情報(登録製品製作情報)が格納されている。
【0019】
図2に前記板金設備商品販売システム1の概略の流れを示す。すなわち、ユーザ3が板金設備商品(例えば、NCタレットパンチプレス、レーザ加工機、曲げ加工機等)を購入するために情報端末7から販売者コンピュータ11にアクセスする。そして、自己の板金製品の設計データ(製品の紙図面、CAD図面、立体モデル等)である製品図面関連情報を送信する。
【0020】
販売者コンピュータ11は前記製品図面関連情報を受信して編集(例えば、立体モデル、展開図情報、属性情報等の生成)を行う。続いて、実証加工が必要なとき(例えば、ユーザ3が実際の加工を見たい等の要望があるとき、同一又は類似の製品が検索されなかったとき等)、加工データを作成して実証加工センタ(19、21等を含む)で実際の加工を行う。この実証加工は実証加工データとして、ユーザ3が備える情報端末7に提案情報として送信される。そして、ユーザ3は提案情報を参考に板金設備商品を購入するかどうかを決定する。
【0021】
図3を参照する。ユーザ3と、コールセンタ9と、板金加工研究所17とにおける各データの処理フローを示している。ステップS301は、ユーザ3が紙図面(製品図面関連情報に含まれる)を送付する場合である。ステップS303は、DXF等(製品図面関連情報に含まれる)によるデータで図面を送信する場合である。ステップS305は、立体モデル(製品図面関連情報に含まれる)を送信する場合である。
【0022】
ステップS307では、受け取った図面が紙図面の場合、スキャナー等でイメージデータとして読み込む。また、CADで図面をトレースする。
【0023】
ステップS309では、受信したデータがDXF等のデータのとき、CAD図面データに自動変換処理を行う。
【0024】
ステップS311では、手順通りの操作により立体姿図(立体モデル)を作成する。ステップS313では、立体姿図(立体モデル)が完成する。ステップS315では、展開図情報を作成する。ステップS317では、板金製品の属性情報を抽出し板金データベース(データベース)15に格納する。
【0025】
ステップS319では、前記立体姿図(立体モデル)に編集を加え、製品の立体姿図(立体モデル)の分割等を行い加工の検討を行う(VA/VE提案等がある場合、製品図面関連編集情報として作成される)。
【0026】
この際、板金データベース(データベース)15からユーザ3に係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み込む。そして、登録製品製作情報と、製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成する。
【0027】
ステップS321ではユーザ3に係る製品から抽出された属性情報(例えば、曲げ長さ、成形加工等の形状特徴)を板金データベース(データベース)15に登録する。
【0028】
ステップS323では、実証加工が必要な場合(例えば、ユーザ3が実際の加工を直に見たい場合、同一、類似の製品が検索されなかった場合等)、展開図情報から加工データを作成する。ステップS325では、生産管理が行われる。ステップS327では、実証加工が行われ実証加工情報として作成される。
【0029】
続いて、ユーザ製品製作情報と、実証加工情報とを含む提案情報をユーザ3に送信する。
【0030】
図4を参照する。ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とにより作成された提案情報の詳細を示している。すなわち、製品図面関連情報(紙図面、CAD図面、立体モデル等)401を受け取った販売者(コールセンタ9、実証工場19、板金加工研究所17、実証加工展示場21を含む)5は、ユーザ3に提案情報として、CGモデルデータ403、見積もりデータならびに製品加工時間(納期等を含む)データ405、データ作成方法(NCデータ作成、曲げ加工の加工可否判断、CADオペレーション等のCG、動画提案)データ407、製品加工方法(加工機の操作方法、加工ノウハウ、加工機の動作等のCG、動画提案)409、増加利益検証結果データ411を作成し送信する。これにより、ユーザ3は板金設備商品の購入意思決定スピードアップができる。
【0031】
図5は編集部13の処理の動作を示している。すなわち、受信したCADデータを編集部13が読み込む。ステップS501では、編集部13内に格納された製品の三面図データから、製品の立体姿図(立体モデル)の作成を行う。
【0032】
ステップS503では、作成された立体姿図(立体モデル)を曲げ加工等を考慮して、部品の立体姿図(立体モデル)に分割する。このとき、編集部13が溶接・組み立て指示データ(例えば、立体モデルを利用して組み立て方法等を表示する)を作成しメモリに格納する。
【0033】
ステップS505では、ステップS503で分割された部品の立体姿図(立体モデル)を処理対象順に画面に表示する。
【0034】
ステップS507では、画面に表示された部品の立体姿図(立体モデル)を参照して曲げ加工の可否判断を行う。ここで、編集部13は曲げ工程別に付き当てから曲げ工具位置までの距離であるL値、曲げ工具の下降位置であるD値の算出を行いメモリに記憶する。このL値、D値は加工工程毎に算出される。
【0035】
ステップS509では、曲げの加工可否判断で曲げが可能と判断された部品の立体姿図(立体モデル)を参照して展開図の作成を行う。編集部13は、この展開図を参照することにより、板金シートから展開部品を切断するための加工機のNCデータを作成する(これにより、仮想的に加工機の動作をシミュレーションできる)。以上のステップS505〜ステップS509までの処理を分割された部品数分行う。これにより、製品の製作方法を画面上で仮想的に認識できるバーチャルシミュレーション(製品図面関連編集情報に含まれる)が完成する。
【0036】
図6は見積もり・納期の算出処理の動作を示している。すなわち、製品図面関連情報(例えば、CADデータ)をメモリより編集部13が読み込む。ステップS601では、編集部13に格納された製品の三面図CADデータから、製品の立体姿図(立体モデル)の作成を行う。
【0037】
ステップS603では、作成された立体姿図(立体モデル)を曲げ加工等を考慮して、部品の立体姿図(立体モデル)に分割する。このとき、組み立て時間T601、塗装時間T603、溶接時間T605の算出を行いメモリに記憶する。また、各時間等を参照して、組み立て費K601、塗装費K603、溶接費K605の算出を行いメモリに記憶する。
【0038】
ステップS605では、ステップS603で分割された部品の立体姿図(立体モデル)を処理対象順に画面に表示する。
【0039】
ステップS607では、画面に表示された部品の立体姿図(立体モデル)を参照して曲げ加工の可否判断を行う。ここで、曲げ加工時間T607の算出を行う。さらに、加工時間等を参照し曲げ加工費K607を算出する。
【0040】
ステップS609では、曲げの加工可否判断で曲げが可能と判断された部品の立体姿図(立体モデル)を参照して、展開図の作成を行う。この展開図を参照することにより、ブランク加工時間T609を算出する。そして、ブランク加工時間、材料費等を参照して、ブランク加工費K611を算出する。以上のステップS605〜ステップS609までの処理を分割された部品数分行う。これにより、納期の算出T611が行える。また、材料費K611を参照し、製品のコストK613の算出が行える。これらを総合して、CG見積もりを作成する。また、シミュレーション中にVE/VA提案等がある場合、テキストデータを作成しメモリに記憶する。これにより、ユーザ3は板金設備商品を購入した際の板金製品製作の時間・費用を予め知ることができる。
【0041】
図7は技術伝承処理の動作を示している。ここでは、販売者5が販売者コンピュータ11より、情報端末7にログインして、販売者5が板金データベース(データベース)15よりの類似ワークの実証データ、加工ノウハウをもとに、ユーザ3とが互いに板金加工の検討を行いながら製品の製作方法を決定する加工編集会議が行われる場合を想定している。すなわち、製品図面関連情報(例えば、CADデータ)をメモリより編集部13が読み込む。ステップS701では、編集部13に格納された製品の三面図から、立体姿図(立体モデル)の作成を行う。例えば、ユーザ3の指示に従い、情報端末7の操作を行う。これにより、曲げ加工の専門家と、CAD/CAM技術の専門家の持っている知識を合わせた技術伝承を行うことができる。
【0042】
ステップS703では、作成された製品の立体姿図(立体モデル)を曲げ加工等を考慮して部品の立体姿図(立体モデル)に分割する。ここでも、ユーザ3と販売者5が協同して作業を行う。
【0043】
ステップS705では、ステップS705で分割された部品の立体姿図(立体モデル)を処理対象順に画面に表示する。
【0044】
ステップS707では、画面に表示された部品の立体姿図(立体モデル)で板金データベース15をもとにソフトウェアで曲げ加工の可否判断を行う。
【0045】
ステップS709では、曲げの加工可否判断で曲げが可能と判断された部品の立体モデルから自動的に展開図の作成を行う。
【0046】
以上のステップS705〜ステップS709までの処理を分割された部品数分行う。
【0047】
これにより、実際の製造前にコンピュータ上での物作り(加工編集会議)を行い、加工方法をデジタル化し、共有することができる。すなわち、ユーザ3と、販売者5とが持っている技術を相互に融合させ蓄積することができる。
【0048】
図8を参照する。ユーザ3から受け取った製品図面関連情報に基づき提案情報(特に増加利益)を作成する動作を示している。
【0049】
ステップS801では板金データベース(データベース)15より類似ワークの検索を行う。類似ワークが有ったときこの類似ワークが参照され提案情報が作成される。この類似ワークは過去に於いて実証加工を含む場合もあるので付随している各加工情報の信頼性が高い。
【0050】
一方、類似ワークが見つからないときは、顧客データベースより保有設備情報を読み込み、立体姿図(立体モデル)の作成、部品バラシ、曲げ加工可否判断、展開図作成等が行われる。そして、顧客の保有する設備に対して忠実な加工シミュレーションを行うことができる。板金加工研究所17ならびに実証工場19にて立体姿図(立体モデル)の作成、部品バラシ、曲げ加工可否判断、展開図作成ならびに実証加工をおこない最適加工方法の検討を行う。これにより既納入設備での加工と提案設備での加工の比較を正確に提案できる。
【0051】
ステップS803では、上述のステップS801の処理の中で提案の設備、金型、ソフト等の決定を行う。そして、メモリに記憶される。
【0052】
ステップS805では、提案設備による製品加工時間の算出を行う。
【0053】
ステップS807では、ユーザ3の現行設備による製品加工時間の算出を行う。
【0054】
ステップS809では、提案設備による製品加工時間と、ユーザ3の現行設備による製品加工時間を参照(引き算)して増加利益提案資料の作成を行う。
【0055】
ステップS811では、編集部13が提案情報813を作成し情報端末7に送信する。
【0056】
図9を参照する。実証加工の流れを示している。ステップS901では、編集部13が製品加工のシミュレーションを行う。
【0057】
ステップS903では、製品加工のシミュレーションと一致する実証加工を行う。この実証加工は上述した実証加工センタ301において行われる。この実証加工は実加工映像として撮影されメモリに記憶される。
【0058】
ステップS905では、製品加工のシミュレーションの結果と、実証加工の結果とが一致するかどうかの判断を行う。一致すると判断したときステップS907に進む。一致しないと判断したときステップS909に進む。
【0059】
ステップS907では、提案情報が作成されバーチャル提案が行われる。
【0060】
ステップS909では、実証加工センタ301において実際に加工された実証加工に基づくリアル結果で提案情報の補正を行う。これにより、完全に加工の結果が証明できる。
【0061】
ステップS911では、バーチャル補正提案が行われる。これにより、ユーザ3は、加工の結果を信頼できる。
【0062】
ステップS913では、バーチャルと実証加工の不一致原因分析を行う。この不一致の原因を蓄積して、加工シミュレーションに反映させることにより、実証加工を行わなくてもバーチャルな製品加工のシミュレーションで信頼できる提案情報を作成することができる。
【0063】
上述において蓄積されるデータは以下のものを含む。すなわち、基準マスタ(製品バラシ基準、工程設計基準、組み立て設計基準、溶接加工基準、曲げ加工・金型基準、曲げ干渉許容基準、レーザ加工切断条件基準、パンチング加工・金型割付基準、加工精度基準、キズ等の品質基準等)と、計算パラメータ(機械毎の加工時間・段取り時間、マテハン・搬送時間、人間系工程の加工時間・段取り時間、材料種別・曲げ金型別の伸び値等)である。
【0064】
図10は、図9で示した製品加工のシミュレーションと、実際の加工が一致する例を示している。すなわち、材質によるスプリングバックを考慮したD値により金型と部品の干渉が懸念されたが、実証加工の結果製品に影響しないと判断された。この結果を板金データベース15に反映し蓄積することで結果、シミュレーションによる仮想パンチ金型1001と、仮想ダイ金型1003により仮想部品1005を曲げ加工するとき、仮想部品1005の仮想端が仮想パンチ金型1001に干渉するが製品に影響しないと判断できる。
【0065】
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
【0066】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、ユーザは遠方地からでも、自己の製品の加工結果を検証することができ、時間を有効活用することができるという効果がある。また、実証加工を伴った板金加工提案のため、ユーザは実加工をせずに製品の加工工程、加工結果を判断でき、短時間で設備変更等の意思決定の為の情報が揃うという効果がある。また、実証加工と、仮想の加工の不一致原因等を蓄積するため信頼性が向上するという効果がある。
【0067】
販売者は、世界への加工提案が一箇所で可能になるという効果がある。そして、商品の販売コストが低減し、実物(ワーク)を伴わない販売方法ができるという効果がある。そして、提案者はユーザ工場の実体に近い増加利益提案が行えるという効果がある。
【0068】
一方、ユーザの突然の要求変更等の際、再シミュレーションが可能になり、ユーザは購入設備の選択肢が拡大するという効果がある。実加工試しコストが削減し、試し加工を行うための設置場所、設置コスト、教育等が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】板金設備商品販売システムの概略を説明する概略図である。
【図2】板金設備商品販売システムの概略の動作を説明する説明図である。
【図3】コールセンタと板金加工研究所におけるデータ処理を説明する説明図である。
【図4】提案情報を説明する説明図である。
【図5】加工シミュレーションを説明する説明図である。
【図6】見積もり・納期等の算出を説明する説明図である。
【図7】技術伝承を説明する説明図である。
【図8】バーチャル提案を説明する説明図である。
【図9】バーチャル提案の実証を説明する説明図である。
【図10】加工実証の具体例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 板金設備商品販売システム
3 ユーザ
5 販売者
7 情報端末
9 コールセンタ
11 販売者コンピュータ
13 編集部
15 データベース
17 板金加工研究所
19 実証工場
21 実証加工展示場
23 ネットワーク

Claims (7)

  1. コンピュータネットワークを利用し、販売者がユーザに、適正な板金加工の提案に基づいて板金設備商品の販売を行う板金設備商品販売方法において、
    前記ユーザに情報端末からのアクセスを促す工程と、
    前記アクセスに基づき、前記販売者が備える販売者コンピュータが前記ユーザに係る製品の製品図面関連情報を受け取りメモリに記憶する工程と、
    前記製品図面関連情報を編集し、前記製品の立体モデル、展開図情報、属性情報等である製品図面関連編集情報を生成する工程と、
    データベースから前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み込む工程と、
    前記登録製品製作情報と、前記製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成しメモリに記憶する工程と、
    前記ユーザの指示があったとき実際の設備で前記ユーザに係る製品の実証加工を行い実証加工情報を作成する工程と、
    前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報を提案情報として配信する工程と、
    を含むことを特徴とする板金設備商品販売方法。
  2. 前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報をデータベースに蓄積する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の板金設備商品販売方法。
  3. 前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品が検索されなかったとき前記実証加工を行い実証加工情報を作成する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の板金設備商品販売方法。
  4. 所定の手順に従い展開図情報、立体モデル情報、属性情報を生成することを特徴とする請求項1、2又は3記載の板金設備商品販売方法。
  5. 前記提案情報は販売者が販売者コンピュータから、ユーザが備えるコンピュータにログインを行いユーザと協同して適正な製品の製作方法を決定する工程を含むことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の板金設備商品販売方法。
  6. 前記提案情報は、最適設備情報、増加利益情報を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の板金設備商品販売方法。
  7. コンピュータネットワークを利用し、販売者がユーザに、適正な板金加工の提案に基づいて板金設備商品の販売を行う板金設備商品販売システムにおいて、
    前記ユーザに情報端末からのアクセスを促す手段と、
    前記アクセスに基づき、前記販売者が備える販売者コンピュータが前記ユーザに係る製品の製品図面関連情報を受け取りメモリに記憶する手段と、
    前記製品図面関連情報を編集し、前記製品の立体モデル、展開図情報、属性情報等である製品図面関連編集情報を生成する手段と、
    データベースから前記ユーザに係る製品と同一、又は類似の製品を検索し、この同一、又は類似の製品に関連づけられた登録製品製作情報を読み込む手段と、
    前記登録製品製作情報と、前記製品図面関連編集情報とを利用し前記ユーザに係る製品の適正な製作設備による適正な製作方法の情報であるユーザ製品製作情報を作成しメモリに記憶する手段と、
    前記ユーザの指示があったとき実際の設備で前記ユーザに係る製品の実証加工を行い実証加工情報を作成する手段と、
    前記ユーザ製品製作情報と、前記実証加工情報とのうち作成されている情報を提案情報として配信する手段と、
    を備えたことを特徴とする板金設備商品販売システム。
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