JP2004021420A - 通信端末 - Google Patents

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土屋 喜嗣
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Abstract

【課題】プレゼンス情報の共有を効率良く行うことを可能とする。
【解決手段】利用者端末2,3では、仲間リスト管理機能22,32によりデータ共有を行う相手に関する管理を行う。プレゼンス情報管理機能23,33では、プレゼンス情報の管理と、通信ネットワーク1を介して他の利用者端末との直接的なプレゼンス情報の共有とを行う。セッション管理機能24,34は、プレゼンス情報管理機能23,33により管理されるプレゼンス情報に基づくセッションの管理を行う。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークに接続し、利用者が通信相手との間で文字、音声、動画像、その他のファイルなどの情報を共有するアプリケーションおよびそのアプリケーションの実行環境においてプレゼンス情報を共有する通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインスタントメッセージ(IM)等、通信ネットワークを利用し、複数の利用者間で情報の送受信を行うアプリケーションにおいては、通信相手が特定のアプリケーションを利用しているか否か、あるいは、通信ネットワークに接続しているか否か、といった諸状況を示すプレゼンス情報を共有することによって相手の状況を知り、それを考慮して通信相手との間で情報を送受信する形態が増加している。そしてこれに応じて、プレゼンス情報共有技術も市場に提供され、利用されている。
【0003】
また、利用者間のデータ共有を行う際に、通信ネットワーク上のサーバを介さず、直接情報を共有する、ピア・トゥー・ピア(P2P)型の通信形態の利用が増加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、上述のような形態での通信に利用される通信ネットワークとしては、無線ネットワークが一般的となっている。無線ネットワークの利用に際しては、利用者は移動に伴い位置情報や接続中のアクセス網が頻繁に変化する。また、利用者の置かれている状況(位置、時間帯、端末状況、気分、セッションの状況、等)の変化に伴い、利用者のプレゼンス情報は頻繁に変化する。そのため、より複雑な情報がより頻繁にやり取りされることとなる。
【0005】
従来のプレゼンス情報共有技術では、プレゼンス情報は通信ネットワークに接続されたプレゼンスサーバを介して共有される。プレゼンスサーバは、プレゼンス情報共有のための処理や、利用者の接続状況を調べるために、定期的に利用者端末からの応答を調べる等の処理を行っており、このためにネットワークリソースを多く用いている。
【0006】
また、P2P型通信形態の増加に伴い、サーバを介してやり取りされるプレゼンス情報の量が増大する。
【0007】
このため、従来のプレゼンス情報共有技術では、接続中の利用者端末の増加、プレゼンス情報をやり取りする頻度の増加、あるいはプレゼンス情報の複雑化などによりやり取りされるプレゼンス情報の量が増大すると、プレゼンスサーバに多大な負担がかかる。プレゼンスサーバがプレゼンス情報を管理する能力を上回る処理要求が出され、安定してプレゼンス情報を共有することが出来なくなるなどの不具合が生じるおそれがある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、プレゼンス情報の共有を効率良く行うことを可能とする通信端末を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明は、通信ネットワークを介して通信可能な他の通信端末との間でデータ共有を行う通信端末において、前記データ共有を行うことが許容される共有相手を管理する相手管理手段と、前記データ共有のため条件を表わすプレゼンス情報を管理し、前記相手管理手段により前記共有相手として管理されている相手と前記通信ネットワークを介して直接的に前記プレゼンス情報を共有するプレゼンス情報共有手段と、前記相手管理手段により前記共有相手として管理されている相手と前記プレゼンス情報共有手段により管理されたプレゼンス情報に基づいてのデータ共有のためのセッションを管理するセッション管理手段とを備えた。
【0010】
このような手段を講じたことにより、データ共有のため条件を表わすプレゼンス情報は、個々の通信端末で管理され、通信端末間で通信ネットワークを介して直接的に共有される。従って、多数の通信端末が利用される環境下で使用される場合でも、サーバへのプレゼンス情報共有処理の集中が生じることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
【0012】
図1は本実施形態に係る通信端末が適用される通信システムを示すブロック図である。
【0013】
この図1に示すように本実施形態の通信システムは、通信ネットワーク1に、利用者端末2,3およびサーバ4を接続して構成されている。
【0014】
通信ネットワーク1としては、携帯電話網、PHS網、無線LAN、有線LAN、あるいはDSL(Digital Subscriber Line)網等の各種のネットワーク接続が想定される。
【0015】
利用者端末2,3は、IP網への接続機能を持った端末である。利用者端末2,3としては、例えば携帯型パーソナルコンピュータ、PDA、あるいは携帯電話等の通信端末が利用できる。
【0016】
利用者端末2,3は、上記の種々の通信端末が有する周知の一般的な機能に加えて、アプリケーション21,31、仲間リスト管理機能22,32、プレゼンス情報管理機能23,33およびセッション管理機能24,34を備える。
【0017】
アプリケーション21,31は、通信ネットワーク1を介して他の利用者端末との間でデータ共有を行う。アプリケーション21,31は、1種類のみが実装されていても良いし、互いに異なる複数種類が実装されていても良い。
【0018】
仲間リスト管理機能22,32、プレゼンス情報管理機能23,33およびセッション管理機能24,34は、アプリケーション21,31の利用に先立って、プレゼンス情報を活用して通信相手の状況を確かめるための機能である。
【0019】
上記の利用者端末が、通信ネットワークに接続され、移動しながら利用される。利用者の移動に伴って、利用者の状況を表すコンテキストは時々刻々変化する。コンテキストには、例として、利用者端末のバッテリ残量、メモリ残量、利用中の通信ネットワーク種別、利用中の通信デバイス、利用者の位置情報、移動速度、気分、利用中のアプリケーション等が含まれる。
【0020】
仲間リスト管理機能22,32は、利用者がプレゼンス情報を共有したい相手となる他ユーザの一覧(仲間リスト)を管理する。また仲間リスト管理機能22,32は、通信相手あるいはコンテキストに応じて、どこまで詳細なプレゼンス情報を提供するか、といったプレゼンス情報のアクセス設定を行う機能を持つ。仲間リストには、該当する利用者のハンドル名と、その利用者をネットワーク識別するための情報(例えばSIPアドレス、インスタントメッセージURI、HTTP URL、メールアドレス、電話番号等のうちの何れか)が含まれる。
【0021】
なお、従来のプレゼンス技術では、ネットワーク上のプレゼンスサーバのみにおいて仲間リストを管理しているが、仲間リスト管理機能22,32は、上記のプレゼンスサーバが管理する仲間リストをダウンロードし、これをもとにアクセス設定に関する情報を付加して保持する。このように、ネットワーク上のプレゼンスサーバで管理される仲間リストの複製を、利用者端末上に保持しておく。仲間リスト管理機能22,32は、仲間リストを、同じ利用者端末上の他のアプリケーションから参照可能な形で保持する。例として、仲間リストをXML(eXtensible Markup Language)の形式でファイルとして保存することや、仲間リスト参照のためのAPIを提供すること、等の方法がある。
【0022】
プレゼンス情報管理機能23,33は、上記のコンテキストに基づいて、プレゼンス情報を生成する。プレゼンス情報には、利用者が応答可能と設定したアプリケーション毎に識別情報等を一覧の形で含む。プレゼンス情報のデータ表現形式はCPIM(Common Profile for Instant Message)等の標準仕様に基づく。プレゼンス情報管理機能23,33は、自分および他ユーザのプレゼンス情報を保持し、管理することにより、プレゼンス情報を端末間で共有する機能をもつ。プレゼンス情報の共有は、通信ネットワークを介して互いにプレゼンス情報を授受し合うことで実現可能である。
【0023】
プレゼンス情報管理機能23,33は、プレゼンス情報の共有を行うに当っては、標準化が進められているプレゼンスプロトコルを使用する。これにより、プレゼンス情報管理機能間の相互運用性を確保する。例として、プレゼンス情報定義は、IETF(Internet Engineering Task Force)のIMPP(Instant Messageing and Presence Protocol)仕様を用いる。また、IM(Instant Message)およびプレゼンス情報のトランスポートプロトコルとして、SIP(Session Initiation Protocol)をベースとしたSIMPLE(Session initiation protocol for Instant Message and Personal LEveraging)を用いる。SIMPLEはSIPの拡張メソッドであるSUBSCRIBEによってWatcherがPresentityに対してプレゼンス情報を要求し、同じく拡張メソッドであるNOTIFYによってPresentityがWatcherに対してプレゼンス情報をプッシュする仕組みとなっている。
【0024】
プレゼンス情報管理機能23,33は、SIMPLEプロトコルに基づいて、仲間リスト上の各利用者の識別情報を参照し、これら利用者の持つ端末に対して、SUBSCRIBEメソッドを送信する。プレゼンス情報管理機能23,33は、上記のようなSUBSCRIBEメソッドを受けた場合には、そのSUBSCRIBEメソッドを送信したのが自分の仲間リストに存在するユーザであれば、自分の持つプレゼンス情報を示したNOTIFYメソッドを送出する。この操作を双方向で行うことで、プレゼンス情報を端末間で共有する。
【0025】
セッション管理機能24,34は、SIP等のアプリケーションプロトコルに基づいたメッセージを相手の利用者端末との間で送受することで、セッションの開始・中断・終了を行う。セッション管理機能24,34は、セッション管理を行うに当たって、セッションメンバーの候補である他の利用者を識別するための情報を仲間リスト管理機能22,32における仲間リストを参照することによって得る。
【0026】
サーバ4は、利用者端末2,3上の機能を補完するための各種サーバ機能を提供する。ここではサーバ4は、バックアッププレゼンスサーバ41およびファイル共有サーバ42を有している。
【0027】
バックアッププレゼンスサーバ41は、電源がオフとなっていたり、通信ネットワークヘの接続が不可能である利用者端末2,3を代理してプレゼンス情報を提供する。またファイル共有サーバ42は、直接情報の授受が出来ない利用者端末2,3を代理して一旦情報を蓄積する機能を持つ。なおこのバックアッププレゼンスサーバ41の機能は、例えば特願2002−106914号にて本出願人が提案済みの方法を用いることで実現が可能である。
【0028】
次に以上のような通信システムの動作につき説明する。
【0029】
図2はプレゼンス情報管理機能23,33におけるプレゼンス情報取得のための処理を示すフローチャートである。また図3はプレゼンス情報取得の手順の具体例を示すシーケンス図である。
【0030】
図2の処理を開始するとプレゼンス情報管理機能23,33はまずステップST1において、有効期間をT秒、タイムアウト時間をt秒にそれぞれ設定するとともに、経過時間xを0秒にクリアする。この上でステップST2においてプレゼンス情報管理機能23,33は、プレゼンス情報の取得の対象とするユーザuの利用者端末宛にSUBSCRIBE要求を送出する。図3の例では、イベントE1がこれに対応する。
【0031】
そしてこののち、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST3乃至ステップST5において、NOTIFY通知が到来するか、タイムアウトが発生するか、あるいは経過時間xが有効期間Tを越えるのを待ち受ける。
【0032】
さて、利用者端末2,3は、NOTIFY可能であればSUBSCRIBE要求を受けた以降にNOTIFY通知を一定時間間隔で繰り返し送出する。そして図3のイベントE2やイベントE13のように相手の利用者端末からNOTIFY通知が送信され、これが到来したことをステップST3にて確認したならば、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST6において、そのNOTIFY通知を受けて、そこからプレゼンス情報を抽出する。そしてプレゼンス情報の抽出を終えたならばプレゼンス情報管理機能23,33は、ステップST3乃至ステップST5の待ち受け状態に戻る。
【0033】
一方、相手の利用者端末がNOTIFY通知不可能な状態となっているためにNOTIFY通知がタイムアウト時間tに渡り到来しない場合、図3のイベントE3やイベントE8のようにタイムアウトとなる。そしてこのことをステップST4にて確認したならば、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST7において、バックアッププレゼンスサーバ41宛にSUBSCRIBE要求を送出する。図3の例では、イベントE4やイベントE9がこれに対応する。なおプレゼンス情報管理機能23,33は、バックアッププレゼンスサーバ41を識別するための情報を、仲間リストあるいはプレゼンス情報の何れかを通して知ることが可能である。
【0034】
そしてこののち、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST7乃至ステップST9において、NOTIFY通知が到来するか、タイムアウトが発生するか、あるいは経過時間xが有効期間Tを越えるのを待ち受ける。
【0035】
バックアッププレゼンスサーバ41は、SUBSCRIBE要求を受けた以降にNOTIFY通知を一定時間間隔で繰り返し送出する。そして図3のイベントE5やイベントE10のようにバックアッププレゼンスサーバ41からNOTIFY通知が送信され、これが到来したことをステップST8にて確認したならば、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST7において、そのNOTIFY通知を受けて、そこからプレゼンス情報を抽出する。そしてプレゼンス情報の抽出を終えたならばプレゼンス情報管理機能23,33は、ステップST8乃至ステップST10の待ち受け状態に戻る。
【0036】
プレゼンス情報管理機能23,33がステップST3乃至ステップST5またはステップST8乃至ステップST10の待ち受け状態にあるときに経過時間xが有効期間Tを越え、そのことをステップST5またはステップST10にて確認したならば、プレゼンス情報管理機能23,33はステップST12において、経過時間xを0秒にクリアする。そしてこの上でプレゼンス情報管理機能23,33は、処理をステップST2に戻し、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。すなわち、ユーザuの利用者端末宛にSUBSCRIBE要求を送出してから有効期間Tが経過したならば、プレゼンス情報管理機能23,33はユーザuの利用者端末宛にSUBSCRIBE要求を再度送出する。図3の例ではイベントE6、イベントE7、イベントE11およびイベントE12がこれに対応する。そしてプレゼンス情報管理機能23,33は、以降このSUBSCRIBE要求への応答状況に応じて前述と同様に処理を行う。
【0037】
なお、ステップST8乃至ステップST10のバックアッププレゼンスサーバ41からのNOTIFY通知を待ち受ける状態にあるときにタイムアウトが発生したことをステップST9にて確認したならば、プレゼンス情報管理機能23,33は利用者uが応答不能であると判断し、例えばそれに対処するための処理に移行する。
【0038】
プレゼンス情報管理機能23,33は、相手の利用者端末2,3が使用可能である場合はその利用者端末2,3の識別情報を用いて、また相手の利用者端末が利用可能でない場合は通信ネットワーク1に接続されたバックアッププレゼンスサーバ41の識別情報を用いて、当該利用者にアクセスする手段を他のユーザに知らせる。
【0039】
以上のようにして、プレゼンス情報の共有が図られる。そしてプレゼンス情報に基づいて、データ共有を行うことが可能となる。つまり、各利用者端末2,3上のプレゼンス情報管理機能23,33は、バックアッププレゼンスサーバ41との間でプレゼンス情報に関する状態の同期を行わずして、結果的に、相手に対して、都合の良いサーバが応答するように振舞うことが可能となる。
【0040】
図4はデータ共有のためのファイル転送の手順の具体例を示すシーケンス図である。
【0041】
この図4において、イベント群E21では、利用者端末2と利用者端末3との間で上述のようにプレゼンス情報の共有が行われている。そしてイベントE22にて利用者端末3にてファイル受信が可能となったため、その旨がイベントE23におけるNOTIFY通知により利用者端末2へと通知される。
【0042】
これに応じてイベントE24では、利用者端末2から利用者端末3へと、ファイルを送る旨のメタ情報(ファイル転送メッセージ)が送られる。これを受けて利用者端末3はイベントE25において、ファイルAを利用者端末2からダウンロードする。ここまでは、通常のP2P型のファイルの授受方法と同様である。
【0043】
さて、イベントE26においては、利用者端末3を取り巻く環境が変化し、利用者端末3にてファイルの受信が不可能になったとする。そうすると利用者端末2と利用者端末3との間で、イベント群E27にてプレゼンス情報の共有が再度図られる。そしてこのプレゼンス情報の共有を通して、利用者端末2では、ファイルの受け付け先はファイル共有サーバ42であることを知る。従って、利用者端末2はイベントE28において、ファイル共有サーバ42宛にファイル転送メッセージを送出する。
【0044】
ファイル共有サーバ42はイベントE29において、上記のファイル転送メッセージにもとづいて該当するファイル(ファイルB)をダウンロードし、一時的に蓄える。またファイル共有サーバ42はイベントE30において、ファイルを受信した旨を伝えるファイル転送メッセージを利用者端末3に対して送出する。この際、ファイル共有サーバ42は、ファイルのダウンロードを行うためのURLを利用者端末3に対して伝える。
【0045】
利用者端末3は上記のファイル転送メッセージを受信した後に、イベントE31において利用者と端末の環境が変化してファイルのダウンロードが可能となっならば、イベントE32においてファイル共有サーバ42からファイルBをダウンロードする。
【0046】
この具体例のようにして、利用者端末2,3上で実行されたプレゼンス情報管理機能23,33を通して、ファイル共有サーバ42と連携し、利用者環境に応じたタイミングでファイルの授受が行われる。
【0047】
以上のように本実施形態によれば、プレゼンス情報管理機能23,33およびセッション管理機能24,34は利用者端末2,3上に配備し、プレゼンス情報の管理・共有やセッション管理は各利用者端末2,3で実行する。これによって、仲間リストの入手にプレゼンスサーバを用いるものの、その後のプレゼンス情報共有やセッション管理は、サーバ4を経由せずに行うことが可能である。プレゼンス情報の送出頻度が高まり、情報量が増加した場合でも、その処理は各利用者端末2,3で分散してなされるため、サーバ4に負荷が集中することはなくなる。この結果、サーバ4の処理が要求に追いつかないためにプレゼンス共有が不安定となってしまうような事態を避けることができる。また、セッション管理についても同様に、サーバ4が利用者からの要求を処理しきれないためにセッション管理が不安定になってしまうような事態を避けることができる。
【0048】
また、利用者は自己のプレゼンス情報を他ユーザに開示する際のアクセス情報をより詳細に設定・制御することが可能となる。従来のプレゼンス共有においては、ネットワーク上のサーバ上でこれらの情報を管理していたため、サーバ上の記憶域の制限から個々のユーザ毎のアクセス権や時間帯・状況に応じた処理ロジック等の設定は困難であったが、本発明に基づくプレゼンス情報共有やセッション管理機構では、利用者端末2,3のプレゼンス情報管理機能23,33においてNOTIFYメッセージを送出する際の処理手順をカスタマイズすることでこれを容易に実現することができる。
【0049】
さらに、プレゼンス情報管理機能23,33が通信ネットワーク1上のサーバ4と連携する機能を持つことにより、完全なP2P通信では完結できない機能を補完し、利用者の利便性を高めることができる。利用者端末2,3やユーザの状況が許す限りサーバ4を介さないP2P通信を行うが、通信ネットワーク1ヘの接続状況や利用者の状況が変化した際には、利用者端末2,3上のプレゼンス情報管理機能23,33がこれをもとに情報の転送経路やプレゼンス情報の提供元をサーバ4の各種サーバ機能(例えば、バックアッププレゼンスサーバ41およびファイル共有サーバ42)に切り替えることで、利用者の状況に適応した通信を実現することが可能となる。
【0050】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、プレゼンス情報を、個々の通信端末で管理し、通信端末間で通信ネットワークを介して直接的に共有することとしたので、プレゼンス情報の共有を効率良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信端末が適用される通信システムを示すブロック図。
【図2】図1中のプレゼンス情報管理機能23,33におけるプレゼンス情報取得のための処理を示すフローチャート。
【図3】プレゼンス情報取得の手順の具体例を示すシーケンス図。
【図4】データ共有のためのファイル転送の手順の具体例を示すシーケンス図。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク
2,3…利用者端末
4…サーバ
21,31…アプリケーション
22,32…仲間リスト管理機能
23,33…プレゼンス情報管理機能
24,34…セッション管理機能
41…バックアッププレゼンスサーバ
42…ファイル共有サーバ

Claims (2)

  1. 通信ネットワークを介して通信可能な他の通信端末との間でデータ共有を行う通信端末において、
    前記データ共有を行うことが許容される共有相手を管理する相手管理手段と、
    前記データ共有のため条件を表わすプレゼンス情報を管理し、前記相手管理手段により前記共有相手として管理されている相手と前記通信ネットワークを介して直接的に前記プレゼンス情報を共有するプレゼンス情報共有手段と、
    前記相手管理手段により前記共有相手として管理されている相手と前記プレゼンス情報共有手段により管理されたプレゼンス情報に基づいてのデータ共有のためのセッションを管理するセッション管理手段とを具備した通信端末。
  2. 前記プレゼンス情報共有手段は、前記相手管理手段により前記共有相手として管理されている相手と直接的に前記プレゼンス情報の授受を行うことができない場合には前記通信ネットワークに接続されたサーバに対して前記プレゼンス情報の授受を行う請求項1に記載の通信端末。
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