JP4775490B2 - Sipマルチメディアサービスにおける削除メカニズム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、セッション開始プロトコル(SIP)サービス及びSIP for instant messaging and presence leveraging extentions(SIMPLE)サービスに関する。特に、本発明は、インスタントメッセージング(IM)及びプッシュツートーク(PoC)サービスなどのSIP/SIMPLEベースのサービスに関する。
本節は、特許請求の範囲に記載する本発明に至るまでの背景又は状況を示すことを目的とする。本明細書における説明は、追求できる概念を含むことができるが、この概念が必ずしも以前に考案又は追求されたものであるとは限らない。従って、本節で説明する内容は、本明細書において特に示さない限り、本出願における説明及び特許請求の範囲にとっての先行技術ではなく、本節に含まれることにより先行技術であると認められるものではない。
Open Mobile Alliance(OMA)とは、移動電話業界で使用されるオープンスタンダードを共同で開発する標準化団体のことである。OMAは、国家、事業者、及び移動端末を越えて機能する相互運用可能なサービスイネーブラの開発を支援し、市場の必要性により推進される。移動電話市場を拡大するために、Open Mobile Allianceをサポートする企業は、様々な新しい拡張された移動情報、通信及びエンターテインメントサービスの迅速で広範な開発及び展開の支援に努めている。
OMAは、International Engineering Task Force(IETF)のSIMPLEワーキンググループにより開発されたSIP、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)及び拡張可能マークアップ言語(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)というプロトコルに基づくIMサービスを現在開発中である。インスタントメッセージングサービスは、複数の専用技術及びWireless Village仕様により既に展開されている。
draft−ietf−sipping−multiple−refer−04.txt draft−garcia−sipping−file−transfer−mech−00.txt
現在、SIPマルチメディアサービス環境において削除メカニズムの必要性が存在する。http環境では、文書を削除する必要がある場合、単に「http delete」コマンドが出されるだけである。しかしながら、現在、SIP環境用に定義された対応する削除機能又はファンクションは存在しない。実際、サービスのためのSIP拡張でさえも、このような機能を定義してこなかった。現行のマルチメディアサービス、特にOMA SIP/SIMPLE IMでは、メッセージの保存及び取得に関して複数の要件が存在する。保存済みのメッセージを削除及び選択的に削除する必要性は存在するものの、このようなメカニズムはまだ定義されていない。
本発明は、SIPマルチメディアサービスで使用するための新規の削除メカニズムを含む。本発明は、この目的のために様々なSIPマルチメディアサービス環境機能の使用を含む。1つの実施形態では、ネットワーク内に「ごみ箱」が定義され、SIPの統一資源識別子と関連付けられる。ネットワーク内に保存されたメッセージに一意の識別子が割り当てられる。ユーザがメッセージを削除したいと望む場合、当事者は、メッセージと、ネットワークで定義されるゴミ箱との間にSIP/MSRP機能を開設するように要求する。処理されると、メッセージは、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウントを離れてごみ箱に転送される。
SIP REFERメソッド、仮想ユーザエージェント、及びSIP URIなどの既存の定義済みツールを使用するので、本発明のシステム及び方法は単純かつ導入が簡単である。
本発明の上記の及びその他の利点及び特徴、並びにその構成及び動作方法は、以下で説明する複数の図面を通じて同じ要素が同じ番号を有する添付図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明は、SIPマルチメディアサービスで使用するための新規の削除メカニズムを含む。本発明は、この目的のために様々なSIPマルチメディアサービス環境機能の使用を含む。1つの実施形態では、ネットワーク内に削除項目のための「ごみ箱」又は同様の場所が定義され、SIPの統一資源識別子と関連付けられる。ネットワーク内に保存されたメッセージに一意の識別子が割り当てられる。ユーザがメッセージを削除したいと望む場合、当事者は、メッセージとネットワークで定義されるゴミ箱との間にSIP/MSRPセッション機能を開設するように要求する。処理されると、メッセージは、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウントを離れてごみ箱に転送される。
図1は、本発明の1つの実施形態によるSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。特に、図1は、本明細書で定義されるユーザ/クライアント装置100と、メールストレージのユーザアカウント110と、ごみ箱120との間の相互関係を示している。ユーザアカウント110及びごみ箱120の双方は、ユーザ/クライアント装置から遠隔に配置される。図1に示す実施形態では、ユーザ/クライアント装置のSIP URIは、「User@Sonera.com」である。ユーザアカウントのSIP URIは、「User@mailserver57.Sonera.com」である。ごみ箱のSIP URIは、「RecycleBin@mailserver.sonera.com」である。
上述したように、ネットワーク内に保存されたメッセージには、一意のメッセージ識別子を割り当てることができる。このような3つのメッセージを、「13242@mailserver57.Sonera.com」(MSG1)、「13243@mailserver57.Sonera.com」(MSG2)、及び「13244@mailserver57.Sonera.com」(MSG3)という識別子で図1の130に示す。或いは、メッセージをファイルとして保存してもよい。1つの実施形態では、各メッセージにファイル名、ファイルタイプ、及びハッシュ値を与えることができる。このような3つのメッセージを、「File1=(filename,filetype,unique hash value)」、「File2=(filename,filetype,unique hash value)」、及び「File3=(filename,filetype,unique hash value)」という識別子で図2に示す。
図1の140において、ユーザがMSG2を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、ユーザアカウント110におけるメッセージ識別子13243@mailserver57.Sonera.com(このメッセージ識別子が仮想ユーザエージェント155としての役目を果たす)へSIP REFER with INVITE要求150を送信する。SIP REFER要求は、Refer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレス(RecycleBin@mailserver.sonera.com)を有する。SIP REFER with INVITE要求150は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)とのSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。仮想ユーザエージェント155は、160において、ユーザ/クライアント装置100からのSIP REFER要求を「202 ACCEPT」メッセージで受け入れることにより、これに応答する。仮想ユーザエージェント155はまた、170において、ごみ箱120とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。ごみ箱120は、180においてこのセッションを受け入れる。190において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=SendOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設される。仮想ユーザエージェント155は、200において、ユーザ/クライアント100にSIPセッションを通知する段階へと進み、ユーザ/クライアント装置100は、210においてこの通知の確認応答を行う。SIP/MSRPセッションにおいて、MSG2がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、MSG2はユーザアカウント110から消滅する。メッセージMSG2の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。220に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはMSG1及びMSG3のみが存在することになる。
本発明の代替の実施形態では、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とがまとめられる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信170、この要求の確認応答180、及びMSRPによるSIPセッションの開設190は不要となる。
メッセージをファイルとして保存する代替の実施形態を図2に示す。この実施形態では、保存又は選択されたメッセージをごみ箱に回収するためのメカニズムは、別紙Bとして添付するファイル転送の草案に基づくことができ、この草案は本出願に組み入れられる。この実施形態では、REFER要求は、削除される(単複の)ファイルについてのSDP記述を含むことができる。
図2の140において、ユーザがMSG2(File2)を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、ユーザアカウント110におけるメール保存サーバ(このサーバが仮想ユーザエージェント155としての役目を果たす)へSIP REFER with INVITE要求150を送信する。SIP REFER要求は、Refer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレス(RecycleBin@mailserver.sonera.com)を有する。SIP REFER with INVITE要求150は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)とのSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。仮想ユーザエージェント155は、160において、ユーザ/クライアント装置100からのSIP REFER要求を「202 ACCEPT」メッセージで受け入れることにより、これに応答する。仮想ユーザエージェント155はまた、170において、ごみ箱120とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。ごみ箱120は、180においてこのセッションを受け入れる。190において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=SendOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設される。仮想ユーザエージェント155は、200において、ユーザ/クライアント100にSIPセッションを通知する段階へと進み、ユーザ/クライアント装置100は、210においてこの通知の確認応答を行う。SIP/MSRPセッションにおいて、File2がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、MSG2はユーザアカウント110から消滅する。ファイルFile2(MSG2)の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。220に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはMSG1(File1)及びMSG3(File3)のみが存在することになる。
本発明の代替の実施形態では、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とがまとめられる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信170、この要求の確認応答180、及びMSRPによるSIPセッションの開設190は不要となる。
本発明の代替の実施形態を図3に示す。この実施形態では、SIP REFER with INVITE要求は、仮想ユーザエージェントを飛び越えてネットワークベースのごみ箱へ直接送信される。例えば、図3の340において、ユーザがMSG2を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、ごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)へSIP REFER with INVITE要求350を送信する。SIP REFER with INVITE要求350は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)と、以下の一方が使用されている場合、ユーザアカウント110又は仮想ユーザエージェント155との間にSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。ごみ箱120は、360において、ユーザ/クライアント装置100からのSIP REFER要求を「202 ACCEPT」メッセージで受け入れることにより、これに応答する。ごみ箱120はまた、370において、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。仮想ユーザエージェント155は、380においてこのセッションを受け入れる。390において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設される。ごみ箱120は、400において、ユーザ/クライアント100にSIPセッションを通知する段階へと進み、ユーザ/クライアント装置100は、410においてこの通知の確認応答を行う。SIP/MSRPセッションにおいて、MSG2がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、MSG2はユーザアカウント110から消滅する。メッセージMSG2の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。420に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはMSG1及びMSG3のみが存在することになる。
前述の実施形態と同様に、代替として、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とがまとめられる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信370、この要求の確認応答380、及びMSRPによるSIPセッションの開設390は不要となる。
図4に示す本発明の実施形態は、図3の実施形態の代替案である。図3と同様に、この実施形態では、SIP REFER with INVITE要求が、仮想ユーザエージェントを飛び越えてネットワークベースのごみ箱へ直接送信される。しかしながら、図4の実施形態では、保存又は選択されたメッセージをごみ箱に回収するためのメカニズムは、別紙Bとして添付するファイル転送の草案に基づく。この実施形態では、REFER要求は、削除される(単複の)ファイルについてのSDP記述を含む。
図4の340において、ユーザがMSG2(File2)を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、ごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)へSIP REFER with INVITE要求350を送信する。SIP REFER with INVITE要求350は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)とのSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。ごみ箱120は、360において、ユーザ/クライアント装置100からのSIP REFER要求を「202 ACCEPT」メッセージで受け入れることにより、これに応答する。ごみ箱120はまた、370において、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。仮想ユーザエージェント155は、380においてこのセッションを受け入れる。390において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=RecOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設される。ごみ箱120は、400において、ユーザ/クライアント100にSIPセッションを通知する段階へと進み、ユーザ/クライアント装置100は、410においてこの通知の確認応答を行う。SIP/MSRPセッションにおいて、File2(MSG2)がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、File2(MSG2)はユーザアカウント110から消滅する。File2(MSG2)の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。420に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはFile1(MSG1)及びFile3(MSG3)のみが存在することになる。
前述の実施形態と同様に、代替として、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とがまとめられる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信370、この要求の確認応答380、及びMSRPによるSIPセッションの開設390は不要となる。
別の実施形態では、ユーザが、複数の保存されたメッセージを選択して削除することができる。図5に示すこの実施形態では、Multiple−REFER要求をごみ箱120へ送信して複数の選択されたメッセージを削除することができる。本出願に組み入れられる別紙Aは、Multiple−REFER要求の1つの実施形態又は実施構成を示すものである。図5に示す実施形態では、SIP Multiple−REFER with INVITE要求が、仮想ユーザエージェントを飛び越えてネットワークベースのごみ箱へ直接送信される。或いは、図1に示す実施形態に関して説明したように、SIP Multiple−REFER with INVITE要求を仮想ユーザエージェントへ送信してもよい。
図5の540において、ユーザがMSG2及びMSG3を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、削除される保存メッセージ(この場合はMSG2及びMSG3)のURIを含むURIリストを含んだSIP Multiple−REFER with INVITE要求550をごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)へ送信する。SIP Multiple−REFER with INVITE要求550は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)とのSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。ごみ箱120は、570及び571において、削除される個々のメッセージごとにそれぞれ、仮想ユーザエージェント155及び156とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。この場合、INVITE要求570はMSG2に対応し、INVITE要求571はMSG3に対応する。仮想ユーザエージェント155及び156は、580及び581においてこのセッションをそれぞれ受け入れる。590において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設され、591において、仮想ユーザエージェント156とのSIPセッションが開設される。SIP/MSRPセッションにおいて、MSG2及びMSG3がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、MSG2及びMSG3はユーザアカウント110から消滅する。MSG2及びMSG3の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155及び156とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。620に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはMSG1のみが存在することになる。
前述の実施形態と同様に、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とをまとめることもできる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信570及び571、これらの要求の確認応答580及び581、及びMSRPによるSIPセッションの開設590及び591は不要となる。
図6に示す実施形態は、保存又は選択されたメッセージをごみ箱に回収するためのメカニズムが、別紙Bとして添付するファイル転送の草案に基づく場合の複数メッセージの削除を示している。この実施形態では、REFER要求は、この場合も削除されるファイルについてのSDP記述を含むことができる。図6の540において、ユーザがMSG2(File2)及びMSG3(File3)を削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、削除される保存メッセージ(ファイル)(この場合はMSG2及びMSG3)に関して、別紙Bで説明する構文を用いてSIP REFER with INVITE要求550をごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)へ送信する。この場合、削除される予定の個々のファイル(メッセージ)のSDPパラメータは、個別のメディア行「m=」で送信される必要がある。SIP REFER with INVITE要求550は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)と、以下の一方が使用されている場合、ユーザアカウント110又は仮想ユーザエージェント155との間にSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。ごみ箱120は、570において、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。仮想ユーザエージェント155は、580及び581において、削除される個々のファイルのセッションをそれぞれ受け入れる。590において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設され、591において、仮想ユーザエージェント156とのSIPセッションが開設される。SIP/MSRPセッションにおいて、File2(MSG2)及びFile3(MSG3)がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120に送信されることにより、MSG2(File2)及びMSG3(File3)はユーザアカウント110から消滅する。File2(MSG2)及びFile3(MSG3)の送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。620に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはFile1(MSG1)のみが存在することになる。
前述の実施形態と同様に、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とをまとめることもできる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信570及び571、これらの要求の確認応答580及び581、及びMSRPによるSIPセッションの開設590及び591は不要となる。
さらに別の実施形態では、ユーザが、保存されている全てのメッセージを選択して削除することができる。図7に示すこの実施形態では、REFER要求をごみ箱120へ送信して、個別のメッセージ又はメッセージのURIリストではなくユーザのメール保存アカウントのSIP URIを参照することにより、全てのメッセージを削除することができる。図7に示す実施形態の場合にも、SIP REFER with INVITE要求は、仮想ユーザエージェントを飛び越えてネットワークベースのごみ箱へ直接送信される。或いは、図1に示す実施形態に関して説明したように、SIP REFER with INVITE要求を仮想ユーザエージェントへ送信してもよい。
図7の740において、ユーザが、自身のメール保存アカウント内のメッセージの全てを削除したいと決定する。この時点で、ユーザ/クライアント装置100は、ユーザのメール保存アカウントのSIP URI(この場合はUser@mailserver57.Sonera.com)を含むSIP REFER with INVITE要求750をごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)へ送信する。SIP REFER with INVITE要求750は、ネットワークベースのごみ箱120(RecycleBin@mailserver.sonera.com)と、以下の一方が使用されている場合、ユーザアカウント110又は仮想ユーザエージェント155との間にSIPセッションを開設するように要求する役目を果たす。ごみ箱120は、760において、ユーザ/クライアント装置100からのSIP REFER要求を「202 ACCEPT」メッセージで受け入れることにより、これに応答する。ごみ箱120はまた、770において、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションを開設するためのINVITE要求を送信する。仮想ユーザエージェント155は、780においてこのセッションを受け入れる。790において、セッション記述プロトコル(SDP)のメディア属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、仮想ユーザエージェント155とのSIPセッションが、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で正式に開設される。ごみ箱120は、800において、ユーザ/クライアント100にSIPセッションを通知する段階へと進み、ユーザ/クライアント装置100は、810においてこの通知の確認応答を行う。SIP/MSRPセッションにおいて、ユーザのメール保存サーバ内の全てのメッセージ(この場合はMSG1、MSG2、及びMSG3)がユーザアカウント110からネットワークベースのごみ箱120へ送信されることにより、全てのメッセージはユーザアカウント110から消滅する。ユーザのメール保存アカウントからの全てのメッセージの送信に成功した後、仮想ユーザエージェント155とごみ箱120との間のSIPセッションは破棄される。820に示す最終結果として、ユーザのメール保存サーバ内のユーザアカウント110内にはメッセージが全く残されていないことになる。
前述の実施形態と同様に、ユーザアカウント110の機能とごみ箱120の機能とをまとめることもできる。この状況では、SIPセッションを開設するためのINVITE要求の送信770、この要求の確認応答780、及びMSRPによるSIPセッションの開設790は不要となる。
図8は、ネットワークを通じて通信することができる複数の通信装置を含むシステム10を示す図であり、該システムにおいて本発明を利用することができる。システム10は、以下に限定されるわけではないが、移動電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、Bluetoothパーソナルエリアネットワーク、Ethernet(登録商標) LAN、トークンリングLAN、広域ネットワーク、インターネット等を含む有線又は無線ネットワークの任意の組み合わせを含むことができる。システム10は、有線及び無線の両方の通信装置を含むことができる。
例示のために、図8に示すシステム10は、移動電話ネットワーク11及びインターネット28を含む。インターネット28への接続は、以下に限定されるわけではないが、長距離無線接続、短距離無線接続、及び限定的な意味ではないが電話回線、ケーブル回線、電力線などを含む様々な有線接続を含むことができる。
システム10の例示的な通信装置は、以下に限定されるわけではないが、移動電話12、PDAと移動電話との組み合わせ14、PDA16、統合メッセージング装置(IMD)18、デスクトップコンピュータ20、及びノートブックコンピュータ22を含むことができる。通信装置は、固定型、又は移動中の個人が携行する場合のように移動型であってもよい。通信装置を、以下に限定されるわけではないが、自動車、トラック、タクシー、バス、船、飛行機、自転車、オートバイ等を含む輸送手段に配置することもできる。通信装置の一部又は全ては、呼及びメッセージを送受信することができ、基地局24への無線接続25を介してサービスプロバイダと通信することができる。移動電話ネットワーク11とインターネット28との間の通信を可能にするネットワークサーバ26に基地局24を接続することができる。システム10は、追加の通信装置及び異なるタイプの通信装置を含むことができる。
図9及び図10は、1つの代表的な移動電話12を示す図であり、該移動電話内で本発明を実行することができる。しかしながら、本発明は、1つの特定のタイプの移動電話12又はその他の電子装置に限定されるものではないということを理解されたい。使用可能な他のタイプの電子装置として、以下に限定されるわけではないが、PDA16、PDAと移動電話との組み合わせ14、IMD18、デスクトップコンピュータ20、及びノートブックコンピュータ22を含むことができる。通信装置は、固定型、又は移動中の個人が携行する場合のように移動型であってもよい。通信装置を、以下に限定されるわけではないが、自動車、トラック、タクシー、バス、船、飛行機、自転車、オートバイ等を含む輸送手段に配置することもできる。
図9及び図10の移動電話12は、ハウジング30、液晶ディスプレイ形式のディスプレイ32、キーパッド34、マイク36、受話口38、電池40、赤外線ポート42、アンテナ44、本発明の1つの実施形態によるUICC形式のスマートカード46、カードリーダ48、無線インタフェース回路52、コーデック回路54、コントローラ56、及びメモリ58を含む。個々の回路及び要素は、全て当業で周知の種類のもの、例えばNokia社の移動電話の範囲内のものである。例示のために、図8に示すシステム10は、移動電話ネットワーク11及びインターネット28を含む。インターネット28への接続は、以下に限定されるわけではないが、長距離無線接続、短距離無線接続、及び限定的な意味ではないが電話回線、ケーブル回線、電力線などを含む様々な有線接続を含むことができる。
本発明は、一般的なコンテキストの方法ステップで説明されており、ネットワーク環境におけるコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含むプログラム製品により、上記方法ステップを1つの実施形態において実行することができる。一般的にプログラムモジュールには、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等が含まれ、これらは特定のタスクを実行するか、或いは特定の抽象的なデータ型を実装する。コンピュータ実行可能命令、それに関するデータ構造、及びプログラムモジュールは、本明細書に開示する方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表すものである。特定の順序のこのような実行可能命令又はそれに関するデータ構造は、上記ステップにおいて説明した機能を実行するための対応動作の例を表すものである。
様々なデータベース検索ステップ、相関ステップ、比較ステップ、及び決定ステップを実行するための、規則に基づく論理及びその他の論理を含む標準的なプログラミング技術によって、本発明のソフトウェア及びウェブの実装を実現することができる。本明細書及び特許請求の範囲において用いられる「コンポーネント」及び「モジュール」という用語は、1又はそれ以上の行のソフトウェアコード、及び/又はハードウェアの実装、及び/又は手動入力を受け入れるための機器を用いた実装を含むことを意図している点にも留意されたい。
例示及び説明の目的で本発明の実施形態についての前述の説明を示してきた。上記説明は、本発明を網羅したり、或いは開示された厳密な形態に限定したりすることを意図するものではなく、上記の教示に照らして修正及び変更を行うか、或いは本発明を実施することによりこれらの修正及び変更を習得することができる。上記実施形態は、本発明の原理及びその実際の適用について説明する目的で選択及び説明され、想定される特定の用途に適合する様々な実施形態において、及び様々な修正を伴って、当業者が本発明を利用できるようにするものである。
〔別紙A〕
セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)における複数資源に対する参照
draft−ietf−sipping−multiple−refer−04.txt
本メモの位置づけ
各起案者は、本インターネットドラフトを提出することにより、BCP79のセクション6により当事者が承知している任意の適用可能な特許又は他のIPRによる特許請求の範囲が既に開示されているか、或いは開示されるであろう旨、及び当事者が承知することになるこれらのいずれかが開示されるであろう旨を示すものである。
インターネットドラフトは、Internet Engineering Task Force(IETF)、IETFの領域、及びIETFのワーキンググループによる作業文書である。他のグループからも、作業文書がインターネットドラフトとして配布される可能性がある点に注意のこと。
インターネットドラフトは、最長6ヶ月間有効の草案文書であり、任意の時点で、他の文書により更新、差し替え、又は廃版とされる場合がある。インターネットドラフトを「作業過程の文書」以外として参考資料として使用したり、或いは引用したりすることは適当ではない。
現在公開されているインターネットドラフトの一覧は、下記でアクセスすることができる。
http://www.ietf.org/ietf/lid−abstracts.txt
インターネットドラフトシャドウディレクトリの一覧は、下記でアクセスすることができる。
http://www.ietf.org/shadow.html
このインターネットドラフトの有効期限は、2006年4月24日である。
著作権表示
Copyright(C)The Internet Society(2005)
概要
本書は、SIP REFERメソッドへの拡張機能を定義することにより、このメソッドを用いてサーバに複数の資源を参照させることができるようにするものである。これらの拡張機能は、Refer−toヘッダフィールド内の統一資源識別子(URI)リストへのポインタ及び「multiple−refer」オプションタグの使用を含む。
1.はじめに
SIP[3]REFERメソッド[5]により、ユーザエージェントは、第3者への要求の送信をサーバに求めることができるようになる。それでもなお、多くの用途において、サーバに対して宛先の組へ向けてトランザクションを開始するように求める必要がある。1つの例では、会議の議長が、会議サーバに対して参加者グループへBYE要求を送信するように望む場合がある。別の例では、同じ議長が、会議サーバに対して新規参加者の組をINVITE(招待)するように望む場合がある。
本書は、REFERへの拡張機能を定義することにより、REFERを用いてサーバに複数の宛先を参照させることができるようにするものである。また、REFERの暗黙的加入を抑制する[7]で定義されるREFER拡張を使用する。
2.用語
本書において、「MUST(しなければならない)」、「MUST NOT(してはならない)」、「REQUIRED(する必要がある)」、「SHALL(すべきである)」、[SHALL NOT(すべきでない)」、「SHOULD(すべきである)」、「SHOULD NOT(すべきでない)」、「RECOMMENDED(推奨される)」、「NOT RECOMMENDED(推奨されない)」、「MAY(してもよい)」、及び「OPTIONAL(任意である)」というキーワードは、RFC2119[1]のBCP14で説明されるように解釈すべきであり、柔軟な実施構成に対する要求レベルを示すものである。
ここでは、以下の3つの新しい用語を定義する。
REFER−Issuer(REFER発行者):REFER要求を発行するユーザエージェント
REFER−Recipient(REFER受信者):REFER要求を受信するユーザエージェント
REFER−Target(REFERターゲット):REFER−Recipientにより作成される要求の対象となる最終受信者
3.動作の概要
本書は、SIPユーザエージェントクライアント(UAC)がREFER要求にREFER−Targetリストを含め、これをサーバへ送信できるようにするSIP REFERメソッド[5]に対する拡張機能を定義するものである。サーバは、REFER−Target URIリスト内の個々のエントリに対して新規の要求を作成することになる。
ここでは、URIリストを使用して、REFERの複数のREFER−Targetを表す。サーバに宛先の組を参照させたいUAC(ユーザエージェントクライアント)が、SIP REFER要求を作成する。Refer−Toヘッダは、本文部分に含まれているURIリストへのポインタを含み、またRequiredヘッダフィールド内にオプションタグ「multiple−refer」を含む。このオプションタグは、本仕様で説明する機能をサポートするための要件を表すものである。
サーバは、このような要求を受信すると、宛先ごとに新規の要求を作成し、これらを送信する。
本書は、UACが、複数のREFER−Targetを有するREFERの結果に関する情報を得るためのいかなるメカニズムも提供しない。さらに、SIP REFERメソッドの一部である暗黙的加入メカニズムへのサポートを提供するものでもない。UACがREFERの結果について通知を受け続ける方法として、サービス明細がある。例えば、REFERを送信して参加者の組を会議にINVITE(招待)するUACは、会議状態イベント[9]に加入することにより、どの参加者がうまく会議に参入したかを把握することができる。
4.multiple−refer SIPオプションタグ
ここでは、Require及びSupportedヘッダフィールドのための新規のSIPオプションタグ「multiple−refer」を定義する。
Supportedヘッダ内に「multiple−refer」オプションタグを含めるユーザエージェントは、本仕様の順守を示している。
Refer−Toヘッダフィールド内のURIリストへのポインタを有するREFERを作成するユーザエージェントは、REFERのRequireヘッダフィールド内に「multiple−refer」オプションタグを含め「なければならない」。
5.REFERの暗黙的加入の抑制
単一のRefer−targetを有するREFER要求により、参照イベントへの加入が暗黙的に確立される。Refer−Issuerは、この暗黙的加入を通じて、REFER−Targetに対するトランザクションの結果について通知を受ける。RFC3515[5]で説明されるように、REFER要求によって作成された暗黙的加入の結果として送信されるNOTIFY要求は、REFER−Recipientによって開始されたトランザクションのステータスについて記述する「message/sipfrag」[4]タイプの本文を含む。
複数のREFER−Targetを有するREFERを作成するRefer−Issuerの場合、Refer−Issuerは、通常、REFER−Targetへ向けてトランザクションの結果に関する情報を提供することができる他のイベントパッケージに既に加入している。例えば、会議サーバに対して、参加者の組にBYE要求を送信するように指示する議長は、通常、この会議の会議状態イベントパッケージに加入している。このイベントパッケージへの通知により、議長及び他の契約者に現在の会議参加者リストが通知され続けることになる。
複数のREFERを使用する用途のほとんどは、自己の暗黙的加入を必要としない。結果として、複数のREFER−Targetを有するREFER要求を作成するSIP Refer−Issuerは、Requireヘッダフィールド内に「norefersub」オプションタグを含めて、要求についての通知をRefer−Issuerに送信すべきでない旨を示す「べきである」。「norefersub」SIPオプションタグについては[7]で定義されており、これはREFERの暗黙的加入を抑制するものである。
執筆時点においては、REFERの暗黙的加入を通じて複数のトランザクションのステータス報告を可能にする拡張機能は存在しない。これが、本書が「norefersub」オプションタグの使用を推奨する目的である。将来的にこのような拡張機能が定義されれば、この拡張機能を使用するRefer−Issuerは、「norefersub」オプションタグの使用を控えて、代わりに新規の拡張機能を使用することができるようになる。
6.SIP−REFER Issuerの振る舞い
セクション4及びセクション5で示したように、複数のREFER−Targetを有するREFER要求を作成するSIP REFER−Issuerは、Requireヘッダフィールド内に「multiple−refer」及び「norefersub」オプションタグを含める。
複数のREFER−Targetを有するREFER要求のRefer−Toヘッダフィールドは、URIリストを含む本文部分を指すポインタ(すなわち、コンテンツIDの統一資源位置指定子(URL)[2])を含ま「なければならない」。REFER−Issuerは、URIリスト内に、いかなる特定のURIも2回以上含める「べきではない」。
7.REFER−Recipientの振る舞い
REFER Recipientは、RFC3515[5]のセクション2.4.2の規則に従って、REFERへの応答のステータスコードを決定する。
URIリストがURIを2回以上含んでいる場合、REFER Recipientは、そのURIがURIリスト内に1回しか現れていないかのように振る舞わ「なければならない」。REFER Recipientは、URIリスト内のURIの各々のURI設計に固有の比較規則を用いて、2回以上現れるURIが存在するか否かを判断する。
REFER Recipientは、RFC3515[5]の規則に従ってREFER−Targetへ向けて必要な要求を作成し、URIリスト内の個々のURIごとに標準(URIリストでない)REFERを受信したかのように振る舞う。
8.デフォルトURIリストフォーマット
複数のREFER要求で使用されるURIリスト本文のデフォルトフォーマットは、[6]に規定されるリソースリスト文書である。複数のREFER−Targetを有するREFERを作成又は受信することができるユーザエージェントは、[6]に規定されるようにこのフォーマットをサポートし「なければならず」、及び他のフォーマットをサポートし「てもよい」。
これにもかかわらず、拡張可能マークアップ言語(XML)構成アクセスプロトコル(XCAP)リソースリスト文書は、階層型リスト及びXCAPルートURIへの相対的参照によりエントリを含める能力などの、本書で定義する複数REFERサービスには必要とされない機能を提供する。従って、デフォルトのリソースリスト文書の使用時には、複数のREFER−Targetを有するREFERを作成するSIP REFER−Issuerは、フラットリスト(すなわち、階層型リストではない)を使用す「べきであり」、<entry−ref>要素を使用す「べきでない」。
ここまで説明してきたよりも多くの情報を有するURIリストを受信するREFER Recipientは、余計な情報を全て破棄「してもよい」。
図1は、リソースリスト文書に従うフラットリストの例を示す図である。
Figure 0004775490
9.実施例
図2は、REFER−Issuerが、REFER Recipientの役を努める会議の焦点へmultiple−REFER要求を送信する場合のフロー例を示している。REFER Recipientは、REFER−TargetごとにBYE要求を作成する。(REFERを用いて会議から参加者を除外する方法については[10]に規定する。)
Figure 0004775490
REFER要求(1)に含まれるRefer−Toヘッダフィールドは、REFER−TargetのURIを有するリストを含むメッセージ本文へのポインタを含む。REFERのRequireヘッダフィールドは、「multiple−refer」及び「norefersub」の両方のオプションタグを含む。図3は、このREFER要求の実施例を示す図である。リソースリスト文書は、REFER Recipientが作成するSIP要求の方法と共に、REFER−Target URIのリストも含む。
Figure 0004775490
図4は、REFER Recipientが第1のREFER−Targetへ送信するBYE要求(3)の実施例を示す。
Figure 0004775490
10.セキュリティ考察
SIP URIリストサービスのフレームワーク及びセキュリティ考察[8]では、SIP URIリストサービスに関する問題について検討がなされる。複数のREFER−Targetを有するREFERを受け入れるサーバがURIリストサービスとして動作する場合、この種のサーバの実装は、[8]のセキュリティ関連規則に従わ「なければならない」。これらの規則は、必須であるクライアントの認証及び許可、並びにopt−inリストを含む。
さらに、サーバは、サーバが理解する用途(例えば会議用途)という状況でのみREFER要求を受け入れる「べきである」。これはつまり、サーバは、自身が理解しない方法に関してREFERを受け入れ「てはならない」ことを示唆する。これらの2つの規則の背後にある考えとして、サーバが、自身が理解しない無作為のメッセージを送出することが唯一の機能であるデータ処理能力の無いサーバとして使用されないようにするということが挙げられる。
11.IANAの考慮事項
本書は、新規のSIPオプションタグ「multiple−refer」を定義するものである。このオプションタグは、SIPパラメータレジストリに登録されるべきである。
「multiple−refer」オプションタグをSupportedヘッダフィールド内に配置するSIPユーザエージェントは、複数のREFER−Targetについて記述するリソースリスト文書を含むREFER要求について理解する。

〔別紙B〕
セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)によるファイル転送を可能にするためのメカニズム
draft−garcia−sipping−file−transfer−mech−00.txt
本メモの位置づけ
各起案者は、本インターネットドラフトを提出することにより、BCP79のセクション6により当事者が承知している任意の適用可能な特許又は他のIPRによる特許請求の範囲が既に開示されているか、或いは開示されるであろう旨、及び当事者が承知することになるこれらの特許が開示されるであろう旨を示すものである。
インターネットドラフトは、Internet Engineering Task Force(IETF)、IETFの領域、及びIETFの下にあるワーキンググループの作業文書である。他のグループからも、作業文書がインターネットドラフトとして配布される可能性がある点に注意のこと。
インターネットドラフトは、最長6ヶ月間有効の草案文書であり、任意の時点で、他の文書により更新、差し替え、又は廃版とされる場合がある。インターネットドラフトを「作業過程の文書」以外として参考資料として使用したり、或いは引用したりすることは適当ではない。
現在公開されているインターネットドラフトの一覧は、下記でアクセスすることができる。
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このインターネットドラフトの有効期限は、2006年8月27日である。
著作権表示
Copyright(C)The Internet Society(2006)
概要
本書は、2つのユーザエージェント(User Agents、UA)間で1又はそれ以上のファイルの転送を可能にするメカニズムを提供するものである。SIP及びセッション記述プロトコル(Session Description Protocol、SDP)のオファー/アンサーモデルを使用して、セッションの確立を通知する。メッセージセッションリレープロトコル(Message Session Relay Protocol、MSRP)を使用して、実際に2つのエンドポイント間でファイルを転送する。
1.はじめに
セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)[5]は、ユーザ間でマルチメディアセッションを開設し、管理するための一般的な機能を提供する。これらのセッションは、音声及び映像などのリアルタイムメディアストリームを含むことが多いが、これらに限定されるものではない。セッション記述プロトコル(Session Description Protocol、SDP)[9]のオファー/アンサーの交換[6]内に、メディア要素タイプのネゴシエーション方法についての仕様が存在する限り、基本的にあらゆるメディア要素タイプをサポートすることができる。
メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)[10]とは、セッションとの関連においてインスタントメッセージ(IM)を送信するためのプロトコルのことである。このプロトコル仕様は、MSRPをSIP及びSDPと共に使用する方法についての記述を含む。プレーンテキストメッセージに加え、MSRPは、画像又はビデオクリップなどの任意の(バイナリの)多目的インターネットメール拡張(MIME)[2]準拠のコンテンツを搬送することもできる。
SIPベースのマルチメディアセッションに関与するユーザがそのセッションとの関連においてファイルを交換したいと思うケースは数多くある。MSRPを使用すれば、インスタントメッセージのストリーム内部にMIMEオブジェクトとしてファイルを埋め込むことが可能となる。MSRPはまた、ファイル転送に役立つ他の機能も有する。メッセージのチャンキングにより、IMをブロックすることなく大容量ファイルの転送と双方向IMの交換との間で同じトランスポート接続の共有が可能になる。MSRPリレー[14]は、ネットワークアドレス変換器(NAT)トラバーサルのためのメカニズムを提供する。最後に、セキュアMIME(S/MIME)[7]を使用して、ピア間の転送の保全性及び機密性を保証することができる。
しかしながら、基本のMSRPは、SIPベースのセッション内においてファイル転送サービスに関して[13]に記載される全ての条件を容易に満たすわけではない。欠けている3つの主な機能は以下の通りである。
受信者は、「ファイル転送」を「IMに添付されたファイル」と区別し「なければならず」、これにより受信者はこれらのケースを別様に扱うことができるようになる。
送信者がファイル転送要求を送信することが可能で「なければならない」。受信者がこれを受け入れるか又は拒否することが可能で「なければならない」。実際の転送は、受信者による受け入れ後にのみ発生し「なければならない」。
送信者が実際の転送前にファイルに関する何らかのメタ情報を渡すことが可能で「なければならない」。これには、少なくともコンテンツタイプ及びサイズ、並びに短い(人間に解読可能な)記述が含まれ「なければならない」。
これらの全ての条件は、セッションの記述及びネゴシエーションに関連するものであり、実際のファイル転送メカニズムには関連しない。従って、MSRP自体は拡張を必要とせずにそのまま使用できるが、上記の条件を満たすには、SDPに対する属性の拡張及び使用規則を定義すればよいというのは当然のことである。さらに、SDP拡張はサポートせずに、基本MSRPが要求する内容の実現だけを行うエンドポイントは、機能性はいくらか低下するものの、ファイル転送セッションにおいて被発呼側としての機能を果たすことができるような方法で全てのSDP拡張を規定することができる。
本書は、SIPセッション内で転送プロトコルとしてMSRPを使用するセッション内のファイル転送サービスに関する要件を満たすのに必要なSDP属性拡張及び使用規則を定義するものである。
原則的に、本書で定義するSDP拡張を使用して、MIMEオブジェクトを搬送することができる他の任意の同様のプロトコルにMSRPを置き換えることも可能である。必要性が生じた場合、この種の仕様を別文書として記述することができる。
本書で説明するメカニズムにより、遠隔のユーザエージェントとのファイルの送受信いずれかが可能となる。
セクション3では、本書で使用するいくつかの用語を定義する。セクション4では、動作の概要について説明する。新規のSDP属性の詳細な構文及び意味、並びに既存の属性の使用法に関する規則についてはセクション5で定義する。セクション6では、SIP、SDP、及びMSRPに関するプロトコル動作について説明する。セクション7にはいくつかの実施例を示す。
2.用語
本書において、「MUST(しなければならない)」、「MUST NOT(してはならない)」、「REQUIRED(する必要がある)」、「SHALL(すべきである)」、[SHALL NOT(すべきでない)」、「SHOULD(すべきである)」、「SHOULD NOT(すべきでない)」、「RECOMMENDED(推奨される)」、「NOT RECOMMENDED(推奨されない)」、「MAY(してもよい)」、及び「OPTIONAL(任意である)」というキーワードは、RFC2119[1]のBCP14で説明されるように解釈すべきであり、柔軟な実施構成に対する要求レベルを示すものである。
3.定義
本書の目的のために、RFC3264[6]で規定される以下の定義が当てはまる。
Answerer(応答者)
Offerer(提供者)
さらに、以下の用語を定義する。
File sender(ファイル送信者):ファイル受信者にファイルを送信したいエンドポイント。
File receiver(ファイル受信者):ファイル送信者からファイルを受信したいエンドポイント。
File selector(ファイルセレクタ):結果として0又はそれ以上のファイルを選択する複数のSDP属性の共通部分。これについてはセクション6.1でさらに詳細に説明する。
4.動作の概要
本書で規定するファイル転送サービスは、SDPオファー/アンサー[6]を使用して、ファイルを転送するMSRPベースのメディアストリームを確立する。各「m=」行は、単一ファイルの転送に用いられるMSRPベースのメディアストリームを表す。すなわち、複数ファイルの転送には、複数の「m=」行が必要となる。
本書は、ユーザエージェントが遠隔のユーザエージェントと送受信するファイルについて記述できるようにするSDP属性及びいくつかの規則の組を定義する。このように、ユーザエージェントは、ファイル名、サイズ、記述、ハッシュ、アイコン(例えばファイルが写真の場合)等に基づいて所定のファイル転送を受け入れるか否かを決定することができる。
事実上、このメカニズムの目的は、SIPにおけるコンテンツ間接メカニズム[15]の目的と類似したものである。どちらのメカニズムも、ユーザエージェントがファイルに関する情報に基づいてそのファイルをダウンロードするか否かを決定できるようにするものである。しかしながら、SIP MESSAGE[12]要求においてコンテンツ間接メカニズムを使用してファイルを転送する(実際のファイル転送メカニズムは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)[11]になる)ことはできるが、ファイル転送プロトコルがMSRP[10]である場合、オファー/アンサー交換によって確立されるセッション内でコンテンツ間接メカニズムを使用することはできない。
5.SDPへの拡張
本書では、MSRPを用いたファイルの転送について記述するのに必要な情報を提供するSDP[9]内の多数の属性を定義する。以下は、これらの新規の属性の正式なABNF構文[8]である。これは、SDP[9]文法、RFC2045[2]、及びRFC2393[3]よりも上に構築される。
Figure 0004775490
「filename」属性はコンテンツのファイル名を含み、この値は(SDP[9]に定義される)バイト文字列である。
「filetype」属性はコンテンツのMIMEメディアタイプを含む。一般に、Content−Typeヘッダフィールド(RFC2045[21]を参照)内で表すことができるあらゆるものを、「filetype」属性でも表すことができる。使用できるMIME Media Type値は、MIME Media Typeに関してIANAレジストリにリストされたものとなる。これに0又はそれ以上のパラメータを続けることができる。「パラメータ」の構文については、RFC2045[2]に規定されている。
「disposition」属性は、ピアに対して目的とするファイルの配置についての提案を行う。使用できる値は、Mail Content Disposition Valuesに関してIANAレジストリにリストされたものであるが、ファイル転送アプリケーションに関しては、「inline(インライン)」及び「attachment(添付)」値のみが重要である可能性が高い。
「filesize」属性は、ファイルサイズをオクテット単位で示す。
「icon」属性は、画像などの特定のファイルタイプに役立つことができる。この属性により、送信者は、転送されるファイルのコンテンツを表すアイコンを含むポインタを本文に含めることができるようになる。これにより、送信者は、SDPに付随する別の本文としてアイコンを含めることができ、受信者は、潜在的に転送可能なファイルのアイコンを取得できるようになる。アイコンは、意味を成す最小数のバイトに制限することを推奨する。「icon」属性は、RFC 2392[3]に規定されるコンテンツ−IDのURLを含む。
「hash」属性は、転送されるファイルのハッシュを提供する。目的には二面性がある。1つの面は、ファイル受信者が何らかの帯域外のメカニズムによりファイルのハッシュを認識していた場合、ファイル受信者がファイル名ではなくハッシュによってファイルを識別できるようにすることである。もう1つの面は、ファイル送信者が、送信するファイルのハッシュを提供できるようにすることであり、ファイル受信者は、このハッシュを使用してコンテンツの検証を行うか、或いは既に存在するファイルの不要な送信を防ぐことができるようになる。「hash」属性は、ハッシュのタイプ及びその値を含む。使用できるハッシュのタイプは、IPSecレジストリのIANAレジストリのHash Algorismセクションに定義されたものである。本仕様に従う実施構成は、米国のSecure Hash Algorithm 1(SHA1)[4]を実装し「なければならず」、また他のハッシュアルゴリズムを実装し「てもよい」。SDPの創作者はまた、同じファイルに2以上の「hash」属性(恐らくは異なるタイプのハッシュ)を追加し「てもよい」。値は、ファイルのコンテンツにハッシュアルゴリズムを適用した結果得られるバイト文字列である。
以下は、本メモで定義する拡張を含むSDP本文の例である。
Figure 0004775490
6.プロトコルの動作
本セクションは、セクション5で定義したパラメータをオファー/アンサー[6]交換との関連において使用する方法について論じる。さらに、本セクションはまた、MSRPを使用するエンドポイントの動作についても論じる。
通常、ファイル転送セッションは、提供者がSDPオファーを応答者へ送信するときに開始される。応答者は、ファイル転送セッションを受け入れるか又は拒否し、SDPアンサーを提供者へ送信する。
提供者がファイル送信者であるか、又はファイル受信者であるかに応じて、2つの使用ケースに区別することができる。
1.提供者がファイル送信者であり、すなわち、提供者が応答者にファイルを転送したい場合。応答者はファイル受信者である。この場合のSDPオファーは「sendonly」属性を含み、従って、SDPアンサーは「recvonly」属性を含む。
2.提供者がファイル受信者であり、すなわち、提供者が応答者からファイルをフェッチしたい場合。応答者はファイル送信者である。この場合のSDPオファーは「recvonly」属性を含み、従って、SDPアンサーは「sendonly」属性を含む。
6.1.ファイルセレクタ
本書で規定するプロトコルは、遠隔ホスト内のファイルを識別するためのメカニズムを必要とする。ここでは、「hash」、「filename」、「filesize」、及び「filetype」属性の共通部分であるファイルセレクタの概念を導入する。
ファイルセレクタは、SDP内における上述した属性の有無に応じて、及びホストで利用可能なファイルに応じて、0、1、又はそれ以上のファイルを指し示すことができる。本書で規定するファイル転送メカニズムでは、ファイルセレクタが結果的に1つのファイルを選択する必要がある。通常、「hash」属性が分かっている場合、0又は1つのファイルを示すファイルセレクタを作成するためには「hash」属性で十分である。しかしながら、ファイルセレクタは、常に分かっているわけでも利用可能なわけでもない。「filename」、「filesize」、又は「filetype」属性のみが分かった結果、ファイルセレクタが2以上のファイルをもたらす場合があり、これは望ましくないケースである。その逆もまた真であり、ファイルセレクタが「hash」及び「filename」属性を含んではいるが、遠隔ホスト側のユーザがファイル名を変更しており、指示されたハッシュを有するファイルはあるが、ファイル名が一致しないという結果、ファイルセレクタが0のファイルを選択するということになる。
6.2.提供者の振る舞い
応答者との間で1又はそれ以上のファイルを送受信したい提供者は、各々がMSRP[10]手順に従ってMSRPセッション(従って、1つのファイル転送動作)について記述する1又はそれ以上の「m=」行を含むセッションのSDP[9]記述を構築し「なければならない」。MSRP[10]により規定され要求される全てのメディア行属性(例えば、「a=path」、「a=accept−type」、その他)が同様に含まれ「なければならない」。転送される各ファイルごとに、個別の「m=」行が存在し「なければならない」。
6.2.1.提供者がファイル送信者である場合
提供者がファイル送信者である場合、提供者は、セッション又はメディアの「sendonly」属性をSDPオファーに加え「なければならない」。さらに、提供者はまた、ファイルのタイプ、サイズ、及びハッシュをそれぞれ示す「filetype」、「filesize」、及び「hash」属性も追加す「べきである」。
提供者がSDPオファーを作成するときには、例えば、ホストがまだファイルを処理中であるという理由で、これらの属性が分からない可能性がある。
「hash」属性は、ファイル受信者にとって、このファイルが既に利用可能であり送信される必要がないものであるか否かを識別するための有益な情報を含む。
提供者はまた、転送されるファイルについてさらに記述する「filename」、「icon」、及び「disposition」属性を追加し「てもよい」。「disposition」属性は、表示の提案を行う(例えば、ファイル送信者は、ファイル受信者がファイルを「インライン」で表示するか、或いは「添付」として保存することを望む)。さらに、提供者は、「i=」メディア行を用いて人間に解読可能なファイルの説明を行っ「てもよい」。
6.2.2.提供者がファイル受信者である場合
提供者がファイル受信者である場合、提供者は、セッション又はメディアの「recvonly」属性を含むSDPオファーを作成し「なければならない」。次に、提供者は、ファイルセレクタを構築する属性(「hash」、「filename」、「filesize」、又は「filetype」)の少なくとも1つを加える「べきである」。多くの場合、ファイルのハッシュが分かれば、ファイルの識別にはハッシュで十分なため、提供者は、「hash」属性のみを含めることができる。しかしながら、特にファイルのハッシュが分からない場合、ファイル名、サイズ、及びタイプによって、フェッチされるファイルについての記述を行うことができる。
6.2.3.複数ファイルのためのSDPオファー
1よりも多くのファイルを送受信したい提供者は、ファイルごとに「m=」行を作成する。このように、応答者は、標準SDP[9]手順のように、関連する「m=」行のポート番号を0にセットすることにより、個々のファイルを拒否することができる。
ファイルごとに「m=」行を使用することは、異なるファイルが異なるMSRPセッションを使用して転送されることを意味する。しかしながら、[10]のセクション8.1で説明されるように、これらのMSRPセッション全てを、単一のTCP接続を介して実行するように開設することができる。
6.3.応答者の振る舞い
提供者が提供するファイルを応答者が拒否したい場合、標準SDP[9]手順のように、ファイルに関連する「m=」行のポート番号を0にセットする。応答者がファイルの受け入れを決定する場合は、標準MSRP[10]及びSDP[9]手順のように進む。
6.3.1.応答者がファイル受信者である場合
応答者がファイル受信者で、ファイル転送の受け入れを決定する場合、「recvonly」属性を含むSDPアンサー(RFC3264[6]による)を作成し「なければならない」。オファーが「filetype」、「filesize」、又は「filename」属性を含む場合、応答者はこれらをアンサー内にコピーし「なければならない」。これにより、応答者が本仕様をサポートしていることが提供者に知らされる。応答者がファイル受信者である場合、応答者は、SDPアンサーに「icon」、「hash」、「dispotision」属性を含め「てはならない」。
受信したオファーが「hash」属性を含む場合、応答者はこの「hash」属性を使用して、同じハッシュを有するローカルファイルが既に利用可能であるかを調べることができ、この場合、この行為が、複製されたファイルの受信を暗に意味することになる。複製されたファイルである場合、応答者がファイル転送を受け入れるか否かの判断は応答者次第である。
6.3.2.応答者がファイル送信者である場合
応答者がファイル送信者である場合、応答者は最初に、受信したSDPオファーを調べてファイルセレクタを計算し「なければならない」。ファイルセレクタとは、(以下の4つの属性が存在すれば、)SDPオファー内の同じ「m=」行を変更する「filetype」、「filesize」、「filename」、及び「hash」属性の共通部分の結果のことである(すなわち、上述した4つの属性がSDP内の同じ「m=」行の下に配置されていることになる)。ファイルセレクタは、送信する0又はそれ以上のファイルを識別する。ファイルセレクタがファイルを全く識別できない場合、応答者は、ポート番号を0にセットすることにより、ファイル転送に関するMSRPストリームを拒否し「なければならない」(及びこれがSDPオファー内の唯一のストリームである場合、応答者はRFC3264[6]の手順によりSDPを拒否す「べきである」。)。
ファイルセレクタが単一のファイルを指しており、かつ応答者がファイル転送の受け入れを決定した場合、応答者は、「sendonly」属性を含むSDPアンサー(RFC3264[6]による)を作成し「なければならない」。応答者は、送信されるファイルのハッシュを含む「hash」属性を追加す「べきであり」、ファイルについてさらに記述するために「filename」、「filetype」、「filesize」、「icon」、又は「dispotision」属性を含め「てもよい」。
最後に、ファイルセレクタが複数のファイルを指す場合、応答者は、(ポート番号を0にセットすることにより)ファイル転送に関するMSRPメディアストリームを拒否す「べきである」。
必要性が生じた場合、将来的な仕様として、複数のファイルを選択するか、或いは例えばファイルセレクタと一致するファイルのリストを返すことにより曖昧さを解決できるようになる適当なメカニズムが提供されるようにすることができる。
6.4.MSRPの使用法
本書で規定するファイル転送サービスは、「m=」行を使用してファイルの一方向転送について記述している。結果として、セクション6.2及びセクション6.3の手順に従って確立された個々のMSRPセッションは、単一ファイルの転送のみに使用される。従って、送信者は、SDPオファー又はアンサー内に記述されたファイルを送信するためだけに所定のMSRPセッションを使用し「なけらばならない」。すなわち、送信者は、同じMSRPセッションにおいて追加のファイルを送信し「てはならない」。
ファイル転送が完了すると、ファイル送信者は、MSRPセッションをクローズす「べきであり」、またMSRPセッションのクローズに関してはMSRP[10]手順に従って振る舞わ「なければならない」。
7.実施例
7.1.UACがUASへファイルを送信する場合
本セクションでは、ファイル転送シナリオのフロー例を示す。実施例は、SIPを用いてSDP交換を伝送することを前提とするが、説明を簡潔にするためにSIPの詳細については簡単に示す。
SDP提供者であるアリスは、画像ファイルをボブ(応答者)へ送信したい。アリスのUACは、ボブに送信したいファイルについての記述を含む一方向のSDPオファーを作成する。この記述はまた、転送されるファイルのコンテンツを表すアイコンも含む。順番の流れを図3に示す。
Figure 0004775490
F1:アリスは、送信されるファイルについてのSDP記述を構築し、これをボブ宛てのSIP INVITE要求に添付する。
Figure 0004775490
F2:ボブは、INVITE要求を受信し、SDPオファーを調べ、アイコン本体を展開し、ファイルサイズをチェックして、ファイル転送の受け入れを決定する。従って、ボブは以下のSDPアンサーを作成する。
Figure 0004775490
F4:アリスは、ボブへのTCP接続を開き、MSRP SEND要求を作成する。このSEND要求はファイルの第1の部分を含む。
Figure 0004775490
F5:ボブは第1の部分の受信を確認応答する。
Figure 0004775490
F6:アリスは第2及び最終の部分を送信する。
Figure 0004775490
F5:ボブは第2部分の受信を確認応答する。
Figure 0004775490
F8:アリスはSIP BYE要求を送信してSIPセッションを終了する。
F9:ボブはBEY要求の受信を確認し200(OK)応答を送信する。

7.2.UACがUASからファイルを要求する場合
この実施例では、SDP提供者であるアリスが、SDP応答者のボブからファイルをフェッチしたい。アリスは、彼女がダウンロードしたい特定のファイルをボブが所有していることを知っている。アリスは、何らかの帯域外のメカニズムによりファイルのハッシュを認識している。特定のファイルを示すファイルセレクタを作成するためには、ハッシュ属性があれば十分である。従って、アリスは、ファイル記述子を含むSDPオファーを作成する。ボブは、送信を受け入れ、ファイルをアリスへ送信する。図10は順番の流れを示す図である。
Figure 0004775490
F1:アリスは、自身が受信したいファイルについてのSDP記述を構築し、SDPオファーをボブ宛てのSIP INVITE要求に添付する。
Figure 0004775490
以降、説明を簡潔にするためにSIPの詳細は省く。
F2:ボブは、INVITE要求を受信し、SDPオファーを調べ、ファイル記述子を計算し、ハッシュがSDP内に示されているものと一致するローカルファイルを見つける。ボブは、ファイル送信を受け入れ、以下のようなSDPアンサーを作成する。
Figure 0004775490
F4:アリスはボブへのTCP接続を開く。次に、ボブは、ファイルを含むMSRP SEND要求を作成する。
Figure 0004775490

Figure 0004775490
F6:アリスはSEND要求の受信を確認応答する。
Figure 0004775490
F6:ボブは、SIP BYE要求を送信することによりSIPセッションを終了する。
F7:アリスは、BYE要求の受信を確認応答し、200(OK)応答を送信する。
8.セキュリティについての考察
未定(TBD)
9.IANAについての考察
未定(TBD)
10.謝辞
起案者は、本メモに記載した初期概念について検討したことに対し、Mats Stille、Nancy Greene、Adamu Haruna、及びArto Leppisaariに感謝を表したい。本書の初版を評価して有益なコメントをいただいたことに対して、Pekka Kuureにも感謝する。
本発明の1つの実施形態によるSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明の別の実施形態による、選択されたメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明のさらに別の実施形態による、選択されたメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態による、複数の選択されたメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態による、複数の選択されたメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態による、複数の選択されたメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明の実施形態による、ユーザのメール保存アカウント内の全てのメッセージを削除するためのSIPマルチメディアサービスのための削除メカニズムの動作を示すフロー図である。 本発明を実施することができるシステムの概観図である。 本発明の実施構成で使用することができる移動電話の斜視図である。 図9の移動電話の電話回路の概略図である。

Claims (31)

  1. セッション開始プロトコル(SIPマルチメディア環境においてユーザアカウントから項目を削除する、コンピュータによって実行される方法であって、
    前記項目を前記ユーザアカウントから削除するための要求であって、そのRefer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレスを含むSIP REFER要求を含む要求をユーザ装置から受信するステップと、
    前記Refer−toヘッダ内のネットワークベースのごみ箱のアドレスに基づいて、前記ネットワークベースのごみ箱との間にSIPセッションを確立するステップと、
    前記SIPセッションの確立後、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送するステップと、
    前記ユーザアカウントから前記項目を削除するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記要求の受信に応答して前記要求の確認応答を前記ユーザ装置へ送信するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=SendOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記項目は一意のメッセージ識別子を含み、該一意のメッセージ識別子が前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記要求は、前記ユーザアカウントから複数の項目を削除するためのものであり、該複数の項目のURIリストが前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記要求は、前記ユーザアカウントから全ての項目を削除するためのものであり、該ユーザアカウントのSIP URIが前記ユーザアカウントからの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記ユーザ装置、前記ユーザのアカウント、及び前記ネットワークベースのごみ箱はそれぞれ、一意の統一資源識別子を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. MSRPプロトコルを使用して、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. セッション開始プロトコル(SIPマルチメディア環境においてユーザアカウントから項目を削除するためのコンピュータプログラムであって、
    前記項目を前記ユーザアカウントから削除するための要求であって、そのRefer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレスを含むSIP REFER要求を含む要求をユーザ装置から受信する手順と、
    前記Refer−toヘッダ内のネットワークベースのごみ箱のアドレスに基づいて、ネットワークベースのごみ箱との間にSIPセッションを確立する手順と、
    前記SIPセッションの確立後、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送する手順と、
    前記ユーザアカウントから前記項目を削除する手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=SendOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記項目は一意のメッセージ識別子を含み、該一意のメッセージ識別子が前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記要求は、前記ユーザアカウントから複数の項目を削除するためのものであり、該複数の項目のURIリストが前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記要求は、前記ユーザアカウントから全ての項目を削除するためのものであり、該ユーザアカウントのSIP URIが前記ユーザアカウントからの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記ユーザ装置、前記ユーザのアカウント、及び前記ネットワークベースのごみ箱はそれぞれ、一意の統一資源識別子を有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  17. MSRPプロトコルを使用して、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  18. 電子装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに通信可能に接続されたメモリユニットと、
    を備え、前記メモリユニットは、
    項目をユーザアカウントから削除するためのセッション開始プロトコル(SIP要求であって、そのRefer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレスを含むSIP REFER要求を含むSIP要求をユーザ装置から受信するためのコンピュータコードと、
    前記Refer−toヘッダ内のネットワークベースのごみ箱のアドレスに基づいて、ネットワークベースのごみ箱との間にSIPセッションを確立するためのコンピュータコードと、
    前記SIPセッションの確立後、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送するためのコンピュータコードと、
    前記ユーザアカウントから前記項目を削除するためのコンピュータコードと、
    を含む、
    ことを特徴とする電子装置。
  19. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=SendOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  20. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  21. 前記項目は一意のメッセージ識別子を含み、該一意のメッセージ識別子が前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  22. 前記要求は、前記ユーザアカウントから複数の項目を削除するためのものであり、該複数の項目のURIリストが前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  23. 前記要求は、前記ユーザアカウントから全ての項目を削除するためのものであり、該ユーザアカウントのSIP URIが前記ユーザ装置からの前記要求に含まれる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  24. MSRPプロトコルを使用して、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子装置。
  25. セッション開始プロトコル(SIPマルチメディア環境においてユーザアカウントから項目を削除する、コンピュータによって実行される方法であって、
    前記項目を前記ユーザアカウントから削除するための要求であって、そのRefer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレスを含むSIP REFER要求を含む要求をユーザ装置から受信するステップと、
    前記受信された要求に応答して、前記Refer−toヘッダ内のネットワークベースのごみ箱のアドレスに基づいて、仮想ユーザエージェントとネットワークベースのごみ箱との間にSIPセッションを確立するステップと、
    前記SIPセッションの確立後、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送するステップと、
    前記ユーザアカウントから前記項目を削除するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  26. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=SendOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記SIPセッションは、SDP方向属性がa=RecvOnlyにセットされることにより、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)の形式で確立される、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 前記要求は、削除される前記項目の一意の識別子を含む、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  29. 前記要求は、全ての項目を削除するためのものであると共に、前記ユーザアカウントのSIP URIを含む、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. MSRPプロトコルを使用して、前記ユーザアカウントから前記ネットワークベースのごみ箱に前記項目を転送する、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  31. SIPマルチメディア環境においてユーザアカウントから項目を削除する、コンピュータによって実行される方法であって、
    前記項目を前記ユーザアカウントから削除するための、Refer−toヘッダ内にネットワークベースのごみ箱のアドレスを含むSIP REFER要求をユーザ装置から受信するステップと、
    SIP REFER要求の受信に応答して、前記要求の確認応答を前記ユーザ装置へ送信するステップと、
    前記ユーザアカウントから前記項目を削除するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
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