JP3602512B2 - 携帯インスタントメッセージサービスシステム及び携帯インスタントメッセージサービスプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシュ型通信プロトコルとプル型通信プロトコルを併用して用いる、携帯インスタントメッセージサービスシステム及び携帯インスタントメッセージサービスプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話が採用するデータ通信プロトコルは、プッシュ型と、プル型の通信プロトコルの2つである。
プッシュ型通信プロトコルは、短いメッセージをある携帯電話から他の携帯電話へ一方向に送信するプロトコルであり、一般にメッセージ送信者に対して課金される。一方、プル型通信プロトコルは、携帯電話からサーバに向けて問い合わせを発した後、サーバからその問い合わせに対する結果が送信される携帯電話とサーバ間の往復のプロトコルであり、送受信でやり取りされた全パケットが課金の対象となる。
【0003】
一方、インスタントメッセージソフトが多くのプロバイダから提供されるようになり、同じソフトウェアを用いた登録済みの仲間の間でオンライン、オフラインの確認、インスタントメッセージやファイの送受信、チャット等簡単に行うことができるようになった。
ところが、従来の携帯電話によるインスタントメッセージサービスは、上記した通信プロトコルのいずれか1つを採用しているため、以下に示す諸々の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
プル型通信の場合、図13にプル型通信シーケンスに示されるように、ユーザが他のユーザのイベント情報が欲しい場合は、自分からサーバに問い合わせする必要がある。また、ユーザはどのようなイベントが発生したかを事前に感知することはできず、定期的にサーバに対しイベントが発生しているか否かを問い合わせしなければならない。
このように定期的にサーバに対して問い合わせを実行するため、無駄な問い合わせが頻発してそのための通信コストを要する。更に、ユーザは、タイムリーにイベント通知や情報の取得ができない。
【0005】
一方、プッシュ型通信の場合、短いメッセージしか扱うことができないため、映像や音声などのマルチメディアコンテンツに対応できない。
また、図14にプッシュ型通信シーケンスが示されるように、サーバとの通信には行きと帰りの2通りのメッセージが必要となるため非効率な通信であり、プル型通信と比べてメッセージ当たりの通信コストが非常に高価である。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、プル型通信とプッシュ型通信を併用することで無駄な通信を削除してユーザにタイムリーに適切なイベント情報を提供し、また、ユーザに、プッシュ型通信によりプル型通信開始の契機を情報として通知し、情報量の多いマルチメディアコンテンツの提供を可能にした、携帯インスタントメッセージサービスシステム及び携帯インスタントメッセージサービスプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、携帯端末とインスタントメッセージサービスシステムとは通信網を介して接続される携帯インスタントメッセージサービスシステムであって、前記携帯端末との間でプル型通信プロトコルに従い通信を行うプル型メッセージサービス手段と、前記携帯端末との間でプッシュ型通信プロトコルに従い通信を行うプッシュ型メッセージサービス手段と、上り方向通信は、前記プル型メッセージサービス手段を用いて通信を行ない、下り方向通信は、前記携帯端末を介してメッセージを送受信するユーザの嗜好、並びにプッシュ型通信とプル型通信の特性を加味し、前記プル型メッセージサービス手段による通信と前記プッシュ型メッセージサービス手段による通信とを切替えて行うメッセージサービス切替え手段、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明において、前記メッセージサービス切替え手段は、イベント発生時、プッシュ型メッセージサービス手段を用いユーザの携帯端末に受信開始契機であることを通知し、前記携帯端末に前記プル型メッセージサービス手段を用いてイベント情報の入手を行わせる通知処理手段、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明において、前記メッセージサービス切替え手段は、前記携帯端末を介してユーザが発したイベントに対応する待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか否かを探索し、その結果に従い1回の下り方向通信に1以上のイベント情報を提供するイベント処理手段、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、上り方向通信はプル型通信プロトコルを用い、下り方向通信は、メッセージサービス切替え手段が、ユーザの嗜好やプル型通信とプッシュ型通信の特徴を加味してプッシュ型通信プロトコルかプル型通信プロトコルによる通信のいずれかを最適に選択することで、無駄な通信が発生しないインスタントメッセージサービスシステムを提供することができる。
また、タイムリーにイベント情報を提供する際には、プッシュ型通信プロトコルによるイベント情報発信を行ない、更に、イベント処理手段が、下り方向の通信開始タイミングを制御することで、ユーザ自身が行ったイベント内容に対する通信待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか探索し、この探索した結果を受けて、一回の下り方向通信の中に複数のイベント情報を収納してユーザへイベント情報を提供するため、通信の効率化がはかれる。
【0011】
更に、プッシュ型通信では一度に提供することができないマルチメディアコンテンツなどの容量の大きな情報を提供する場合、通知手段が、プッシュ型通信を利用してユーザに対して受信開始契機であることを通知し、このことにより、ユーザ自らがプル型通信で大容量の情報を入手することができる。
なお、ここで、ユーザ間で発生する「イベント」の内容としては、ログイン、ログアウト、忙しい、暇、ログイン中、ログアウト中等、ユーザのプレゼンス変更、メッセージ送信、イベント問合せ等をいう。インスタントメッセージシステムは、上記したプレゼンスを仲間同士で共有し、仲間同士でメッセージ交換を行うことを、仲間リストを用いて支援するシステムである。
【0012】
上記した課題を解決するために本発明は、携帯端末とインスタントメッセージサービスシステムとは通信網を介して接続される携帯インスタントメッセージサービスシステムに用いられる携帯インスタントメッセージサービスプログラムであって、前記携帯端末を介してユーザによるイベントの発生、及び前記インスタントメッセージサービスシステムからイベント結果を受信する中継処理ステップと、イベント発生時、プッシュ型通信プロトコルを用い前記ユーザの携帯端末に受信開始契機であることを通知し、前記携帯端末に前記プル型通信プロトコルを用いてイベント情報の入手を行わせる通知処理ステップと、前記携帯端末を介してユーザが発したイベントに対応する待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか否かを探索し、その結果に従い1回の下り方向通信に1以上のイベント情報を提供するイベント処理ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の携帯インスタントメッセージサービスシステム(以下、単に携帯IMSという)を実現する通信インフラの構成を説明するために引用した図である。
図1において、1は携帯端末としての携帯電話であり、クライアント用として流通しているインスタントメッセージソフトウェア(IMSクライアント)が実装されているものとする。また、2は携帯IMSであり、プッシュ型メッセージサービス部21と、プッシュ型メッセージサービス部22と、メッセージサービス切替え部23で構成される。
ユーザDB234、イベントDB235、通信待ち時間DB236等、各種データベースについては後述する。
【0014】
プル型メッセージサービス部21は、携帯電話1との間でプル型通信プロトコルに従い通信を行う機能を持ち、プッシュ型メッセージサービス部22は、携帯電話1との間でプッシュ型通信プロトコルに従い通信を行う機能を持つ。
また、メッセージサービス切替え部23は、上り方向通信は、プル型メッセージサービス部21を用いて通信を行ない、下り方向通信は、携帯電話1を介してメッセージを送受信するユーザの嗜好、並びにプッシュ型通信とプル型通信の特性を加味し、プル型メッセージサービス部21による通信とプッシュ型メッセージサービス部22による通信とを切替えて行う機能を持つ。
【0015】
なお、携帯IMS2には、IP(Internet Protocol)ネットワーク等の通信網4を介して複数の携帯端末1が接続されており、また、携帯IMS2は、通信網5を介してIMS3に接続される。
周知のように、IMS3は、ログインしている、ログアウトしている、忙しい、暇等のユーザのプレゼンスを仲間同士で共有し、仲間同士でメッセージ交換を行うことを支援するインスタントメッセージサービスシステムである。なお、ユーザ間で発生する「イベント」の内容としては、ログイン、ログアウト、プレゼンスの変更、メッセージ送信、イベント問合せ等をいう。
【0016】
図2は、図1に示すメッセージサービス切替え部周辺の内部構成を機能展開して示したブロック図である。以下に示す各ブロックは、具体的にはCPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録されたプログラムを読み出し実行することによりそのブロックが持つ機能を実現するものとする。図2中、図1と同一番号が付されたブロックは、図1に示すそれと同じとする。メッセージサービス切替え部23は、中継処理部231と、イベント処理部232と、通知処理部233と、ユーザデータベース234(DB)と、イベントDB235と、通信待ち時間DB236で構成される。
【0017】
中継処理部231は、携帯電話1を介してユーザにより発せられるイベントを受信し、また、IMS3からイベント結果を受信してイベント処理部233へ転送する機能を持つ。
また、イベント処理部232は、携帯電話1を介してユーザが発したイベントに対応する待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか否かを探索し、その結果に従い1回の下り方向通信に1以上のイベント情報を提供する機能を持つ。更に、通知処理手段は、イベント発生時、プッシュ型メッセージサービス部22を用いユーザの携帯電話1に受信開始契機であることを通知し、携帯電話1にプル型メッセージサービス部21を用いてイベント情報の入手を行わせる機能を持つ。
【0018】
ユーザDB234、イベントDB235、通信待ち時間DB236それぞれにおけるデータフィールド構造ならびにデータ項目例を図3に示す。
ユーザDB234は、ユーザID、パスワード、プッシュ型メッセージサービス用アドレス、イベント内容、仲間リスト、嗜好(即時性)の各フィールドから成る。また、イベントDB235は、ユーザID、仲間のユーザIDとイベント情報の組(複数)の各フィールドから成る。通信待ち時間DB236は、ユーザIDとプレゼンス変更の待ち時間(X秒)、ログイン・ログアウトの待ち時間(Y秒)、メッセージ送信の待ち時間の各アィールドで構成される。
【0019】
図4は、図1〜図3に示す本発明実施形態の基本動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。以下、図4を参照して、図1〜図3に示す本発明実施形態の基本動作について説明する。
図4は、携帯電話1(ユーザA)、携帯IMS2(メッセージサービス切替え部23、プッシュ型メッセージサービス部22)、携帯電話1(ユーザB)それぞれの動作関係が示されている。
【0020】
図4において、まず、ユーザA、Bが共に携帯IMS2に対してログインする。このとき、携帯IMS2は、ユーザA、Bにログイン完了通知を送信すると共に、プッシュ型メッセージサービス部22を介してユーザBに対してユーザAがログインしたことを通知する。
次に、ユーザAがプレゼンス変更を通知することにより、携帯IMS2は、ユーザAのプレゼンスが変更されたことに関しプッシュ型メッセージサービス部22を介してユーザBへ通知する他に、ユーザAにプレゼンス変更完了を通知する。
【0021】
一方、ユーザAがメッセージ送信を行ったときに携帯IMS2は、イベント探索を行い、ユーザBにプッシュ型通信によりユーザBにプル型通信の開始契機を与え、ユーザB自らがプル型通信で受信の開始を行う。次に、ユーザBがメッセージを送信した場合、携帯IMS2は、イベント探索を行い、プッシュ型メッセージサービス部22を介してユーザBにメッセージ送信完了を通知し、また、ユーザAはプッシュ型メッセージサービス部22を介してそのメッセージを受信する。
このことにより、9回の通信が発生する。図13に示すプル型通信単独の場合の11回、図14に示すプッシュ型通信単独の場合の14回に比較して無駄な通信が省略されていることがわかる。
【0022】
図5に、イベント内容が「イベント問い合わせ」の場合の、ユーザA(携帯電話1)、携帯IMS2(中継処理部231、ユーザDB234、IMS3、通信待ち時間DB236、イベント処理部232、イベントDB235、通知処理部233、プッシュ型メッセージサービス部22、ユーザB(携帯電話1)間における動作シーケンスが示されている。
また、図6に、イベント内容が「イベント問い合わせ」以外であって、ユーザの嗜好が「即時性:重視」、仲間の嗜好が「即時性:重視」であった場合の、ユーザA(携帯電話1)、携帯IMS2(中継処理部231、ユーザDB234、IMS3、通信待ち時間DB236、イベント処理部232、イベントDB235、通知処理部233、プッシュ型メッセージサービス部22、ユーザB(携帯電話1)間における動作シーケンスが示されている。
【0023】
図7に、イベント内容が「イベント問い合わせ」以外であって、ユーザの嗜好が「即時性:重視」、仲間の嗜好が「即時性:普通」であった場合の、ユーザA(携帯電話1)、携帯IMS2(中継処理部231、ユーザDB234、IMS3、通信待ち時間DB236、イベント処理部232、イベントDB235、通知処理部233、プッシュ型メッセージサービス部22、ユーザB(携帯電話1)間における動作シーケンスが示されている。
また、図8に、イベント内容が「イベント問い合わせ」以外であって、ユーザの嗜好が「即時性:普通」、仲間の嗜好が「即時性:重視」であった場合の、ユーザA(携帯電話1)、携帯IMS2(中継処理部231、ユーザDB234、IMS3、通信待ち時間DB236、イベント処理部232、イベントDB235、通知処理部233、プッシュ型メッセージサービス部22、ユーザB(携帯電話1)間における動作シーケンスが示されている。
【0024】
図9に、イベント内容が「イベント問い合わせ」以外であって、ユーザの嗜好が「即時性:普通」、仲間の嗜好が「即時性:普通」であった場合の、ユーザA(携帯電話1)、携帯IMS2(中継処理部231、ユーザDB234、IMS3、通信待ち時間DB236、イベント処理部232、イベントDB235、通知処理部233、プッシュ型メッセージサービス部22、ユーザB(携帯電話1)間における動作シーケンスが示されている。
【0025】
図10〜図12は、図2に示す中継処理部(図10)、イベント処理部(図11)、通知処理部(図12)におけるそれぞれの動作を示すフローチャートであり、具体的には、いずれも本発明の携帯インスタントメッセージサービスプログラムの処理手順を示す。
以下、図5〜図12を参照しながら図1〜図3に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
【0026】
図10において、中継処理部231は、ユーザAにより生成されるイベントを受信し(S101)、ユーザDB234からユーザ情報を取得する(S102)。そして、IMS3へイベント送信する(S103)。次に、IMSからイベント結果を受信し(S104)、携帯IMS2のイベント処理部232へイベント発生を通知する(S105)。
以上の動作は、図5〜図9の動作シーケンス図に示す動作全てに共通である。
【0027】
図11において、イベント処理部232は、中継処理部231からイベント発生通知を受信し(S111)、イベント内容が「イベント問い合わせ」か否かを判断する(S112)。ここで、「イベント問い合わせ」であった場合は、イベントDB235から蓄積された全てのイベント情報を取得し(S121)、通知処理部233へ通知先がイベントを発生させたユーザであるイベント情報を送信する(S122)。
一方、「イベント問い合わせ」以外のイベントであった場合、ユーザDB234から仲間リスト、嗜好情報を取得し(S113)、更に、仲間リストにある仲間のユーザDB234から嗜好情報を取得する(S114)。次に、取得した仲間の嗜好情報をチェックする(S115)。
【0028】
ここで、取得した嗜好情報の即時性が普通であった場合は、仲間のイベントDB234にイベント情報を蓄積し(S117)、更に、ユーザの嗜好情報の即時性をチェックする(S118)。取得した嗜好情報の即時性が重要であった場合は、通知処理部233へ通知先がイベントを発生させたユーザであるイベント情報を送信する(S122)。即時性が普通であった場合は、通信待ち時間DB236からイベント内容に対応した待ち時間情報を取得し(S119)、その待ち時間だけ待機する(S120)。そして、イベントDB235から蓄積された全てのイベント情報を取得し(S121)、通知処理部233へ通知先がイベントを発生させたユーザであるイベント情報を送信する(S122)。
【0029】
なお、ステップS115における仲間の嗜好情報のチェックにおいて、即時性が重要であった場合、通知処理部233へ通知先が仲間リストのユーザであるイベント情報を送信し(S116)、S118以降の上記と同様の動作を行う。
【0030】
図12において、通知処理部233は、まず、イベント処理部232からイベント情報を取得する(S131)。ここで、イベント情報から通知先ユーザをチェックし(S132)、イベント発生先ユーザであった場合、プッシュ型メッセージサービス部22を介しプッシュ型通信によりイベント情報を送信して終了する(S137)。
一方、S132における通知先ユーザチェックの結果、仲間リストのユーザであった場合、仲間のユーザDB234からプッシュ型メッセージサービス用アドレスを取得する(S133)。そして、イベント情報はプッシュ型通信で一度に送信することができるか否かをチェックする(S134)。
【0031】
ここで、一度に送信できない場合は、S133で取得したアドレスに基づきプッシュ型メッセージサービス部22に、「イベント問い合わせ」メッセージの送信依頼を行ない(S135)、一方、一度に送信できる場合は、S123で取得したアドレスに基づきプッシュ型メッセージサービス部22に、イベント情報の送信依頼を行なう(S136)。
なお、図10〜図12にフローチャートで示した動作は、図6〜図9に動作シーケンス図としても示されており、説明が重複するため、ここでの説明は省略する。
【0032】
以上説明のように、本発明は、上り方向通信はプル型通信プロトコルを用い、下り方向通信は、メッセージサービス切替え部23が、ユーザの嗜好やプル型通信とプッシュ型通信の特徴を加味してプッシュ型通信プロトコルか、プル型通信プロトコルによる通信のいずれかを最適に選択することで、無駄な通信が発生しないインスタントメッセージサービスシステムを提供するものである。
また、タイムリーにイベント情報を提供する際には、プッシュ型メッセージサービス部22に依頼してプッシュ型通信プロトコルによるイベント情報発信を行ない、更に、イベント処理部232が、下り方向の通信開始タイミングを制御することで、ユーザ自身が行ったイベント内容に対する通信待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか探索し、この探索した結果を受けて、一回の下り方向通信の中に複数のイベント情報を収納してユーザへイベント情報を提供するため、通信の効率化がはかれる。
【0033】
なお、図1、図2に示す携帯IMS2を構成する、プル型メッセージサビス部21、プッシュ型メッセージサービス部22、メッセージサービス切替え部23、及びメッセージサービス切替え部23を構成する、中継処理部231、イベント処理部232、通知処理部233ののそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の携帯インスタントメッセージサービスシステムが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウアを含むものである。
【0034】
更に、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0035】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0036】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、プッシュ型およびプル型通信プロトコルを最適に自動選択することで、プッシュ型単独、もしくはプル型単独で発生する無駄な通信を削除することができる。また、イベント情報を受け取るユーザに対してプッシュ型通信プロトコルとプル型通信プロトコルを併用することで、タイムリーに適切なイベント情報が提供できる。
更に、下り方向通信の開始タイミングをユーザが行うイベント内容に対応する通信待ち時間を加味して制御し、一回の通信で複数のイベント情報を提供することで、プル型通信の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯インスタントメッセージサービスシステムを実現する通信インフラの構成を説明するために引用した図である。
【図2】図1に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの基本動作シーケンスを示す図である。
【図4】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図5】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図6】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図7】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図8】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図9】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの詳細動作シーケンスを示す図である。
【図10】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの動作を示すフローチャートである。
【図11】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの動作を示すフローチャートである。
【図12】図1、図2に示す携帯インスタントメッセージサービスシステムの動作を示すフローチャートである。
【図13】従来の携帯インスタントメッセージサービスシステムの基本動作シーケンスを示す図である。
【図14】従来の携帯インスタントメッセージサービスシステムの基本動作シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1…携帯端末(携帯電話)、2…携帯インスタントメッセージサービスシステム(携帯IMS)、3…インスタントメッセージサービスシステム(IMS)、4(5)…通信網、21…プル型メッセージサービス部、22…プッシュ型メッセージサービス部、23…メッセージサービス切替え部、231…中継処理部、232…イベント処理部、233…通知処理部、234…ユーザDB、235…イベントDB、236…通信待ち時間DB
Claims (4)
- 携帯端末とインスタントメッセージサービスシステムとは通信網を介して接続される携帯インスタントメッセージサービスシステムであって、
前記携帯端末との間でプル型通信プロトコルに従い通信を行うプル型メッセージサービス手段と、
前記携帯端末との間でプッシュ型通信プロトコルに従い通信を行うプッシュ型メッセージサービス手段と、
上り方向通信は、前記プル型メッセージサービス手段を用いて通信を行ない、下り方向通信は、前記携帯端末を介してメッセージを送受信するユーザの嗜好、並びにプッシュ型通信とプル型通信の特性を加味し、前記プル型メッセージサービス手段による通信と前記プッシュ型メッセージサービス手段による通信とを切替えて行うメッセージサービス切替え手段と、
を備えることを特徴とする携帯インスタントメッセージサービスシステム。 - 前記メッセージサービス切替え手段は、イベント発生時、プッシュ型メッセージサービス手段を用いユーザの携帯端末に受信開始契機であることを通知し、前記携帯端末に前記プル型メッセージサービス手段を用いてイベント情報の入手を行わせる通知処理手段、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯インスタントメッセージサービスシステム。 - 前記メッセージサービス切替え手段は、
前記携帯端末を介してユーザが発したイベントに対応する待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか否かを探索し、その結果に従い1回の下り方向通信に1以上のイベント情報を提供するイベント処理手段、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯インスタントメッセージサービスシステム。 - 携帯端末とインスタントメッセージサービスシステムとは通信網を介して接続される携帯インスタントメッセージサービスシステムに用いられる携帯インスタントメッセージサービスプログラムであって、
前記携帯端末を介してユーザによるイベントの発生、及び前記インスタントメッセージサービスシステムからイベント結果を受信する中継処理ステップと、
イベント発生時、プッシュ型通信プロトコルを用い前記ユーザの携帯端末に受信開始契機であることを通知し、前記携帯端末に前記プル型通信プロトコルを用いてイベント情報の入手を行わせる通知処理ステップと、
前記携帯端末を介してユーザが発したイベントに対応する待ち時間を加味し、その待ち時間内に他のイベントが発生しているか否かを探索し、その結果に従い1回の下り方向通信に1以上のイベント情報を提供するイベント処理ステップと、
をコンピュータに実行させる携帯インスタントメッセージサービスプログラム。
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