JP2004019716A - ガス充填装置 - Google Patents

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【課題】急激な圧力変動が起きて充填ホースが踊っても充填ノズルがノズル掛けから外れることがなく、充填ノズルのノズル掛けへの着脱操作性及び自動車の燃料タンクへの接続作業性が良く、さらに、完全な静電気除去対策を施したガス充填装置を提供する。
【解決手段】ハウジング本体(3)内に充填機構を設け、充填機構に接続されている充填ホース18Aの先端に充填ノズル19Aを設け、充填ノズル19Aを掛けるノズル掛け20Aをハウジング本体(3)に設けたガス充填装置において、充填ノズル(19A)は係合手段(35、44)を介してノズル掛け(20A)に保持されている。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の燃料として実用化されつつある水素ガス、天然ガス(CNG)等の高圧ガス用のガス充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
石油の枯渇及び公害問題から、自動車の燃料として水素ガス、天然ガス等が実用化されつつある。これらのガスは高圧、例えば35Mpa(メガパスカル)以上に加圧されてガス供給タンクに貯められ、ガス充填装置により自動車の燃料タンクへ供給されるようになっている。そして、高圧に耐えるために、ガス充填装置の充填ホースは硬性が高く重量も重く、充填ノズルも大きく重量が重いものが使用されている。さらに、充填ホースに高圧が掛かると、硬性はさらに高くなり重量が重くなる。また、ガスが高圧の上に水素は分子が小さいために、僅かな隙間からも洩れ出る危険があり、接続部にスイベル機構を設けることができない。
【0003】
このように硬性が高い充填ホースを使用しているので、急激な圧力変動が起こると充填ホースが踊り、充填ノズルがノズル掛けから外れる虞がある。また、充填ノズルのノズル掛けへの着脱操作性が悪く、自動車の燃料タンクへの接続作業性も悪い不都合がある。さらに、水素ガスは引火性が高く爆発力が大きいために、高度の静電気除去対策が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、急激な圧力変動が起きて充填ホースが踊っても充填ノズルがノズル掛けから外れることがなく、充填ノズルのノズル掛けへの着脱操作性及び自動車の燃料タンクへの接続作業性が良く、さらに、完全な静電気除去対策を施したガス充填装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ハウジング本体(3)内に充填機構(4)を設け、該充填機構(4)に接続されている充填ホース(18A)の先端に充填ノズル(19A)を設け、該充填ノズル(19A)を掛けるノズル掛け(20A)を前記ハウジング本体(3)に設けたガス充填装置(2)において、前記充填ノズル(19A)は係合手段(35、44)を介して前記ノズル掛け(20A)に保持されているので、急激な圧力変動が起きて充填ホース(18A)が踊っても、充填ノズル(19A)がノズル掛け(20A)から外れることがなくなる。
【0006】
そして、前記係合手段は、充填ノズル(19A)に設けられた被係合部(35)と、前記ノズル掛け(20A)に設けられた係合部(44)で構成されている。
【0007】
また、前記充填ノズル(19A)に設けられている被係合部(35)は円形のフランジで、前記ノズル掛け(20A)に設けられている係合部(44)は円形の凹部であるので、充填ノズル(19A)とノズル掛け(20A)との間に方向性がなくなり、硬性が高い充填ホース(18A)に直接接続されている充填ノズル(19A)でも掛け外しが容易となる。
【0008】
さらに、前記充填ノズル(19A)に設けられている被係合部(35)は多角形のフランジで、前記ノズル掛け(20A)に設けられている係合部(44)は多角形の凹部であるので、充填ノズル(19A)とノズル掛け(20A)との係合関係がより確実となり、急激な圧力変動が生じても充填ノズル(19A)がノズル掛け(20A)から外れることがなくなる。
【0009】
そして、前記充填ノズル(19A)及びノズル掛け(20A)には静電気除去手段が設けられているので、作業者及び自動車に帯電している静電気は除去され、引火性が高いガスであっても高度な安全性を確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明のガス充填装置の実施の形態を説明する。
図1は、ガス充填装置の全体を示すブロック図である。水素ガス、天然ガス(CNG)等のガスは高圧に加圧されてガス供給タンク1に貯められ、ガス充填装置2により自動車の燃料タンクへ供給するようになっている。ガス充填装置2のハウジング本体3内には充填機構4及び表示制御手段5が収納されている。そして、ガス充填装置2には屋外データ入出力装置6及びPOS7が接続され、ガス充填装置2との制御信号の授受及び供給データの処理が行われるようになっている。
【0011】
ガス供給タンク1に接続された配管8は、ハウジング本体3内に収納された充填機構4の配管9に接続されている。充填機構4の配管9には、一定以上のガス圧の有無を確認する圧力計10、ガスの供給量を計測する流量計11、供給するガスの流量を調整する流量調整弁12、及び流路を閉じる元弁13が介装されている。
【0012】
そして、配管9は分岐され、第一の配管14Aには、流路を閉じる遮断弁15A、供給するガス圧を計測する圧力計16A、及び供給するガスの温度を計測する温度計17Aが介装されている。さらに、第一の配管14Aの先端には充填ホース18Aが接続され、充填ホース18Aの先端には充填ノズル19Aが設けられ、充填ノズル19Aを掛けるノズル掛け20Aにはノズルスイッチ21Aが設けられている。
【0013】
同様に第二の配管14Bにも、流路を閉じる遮断弁15B、供給するガス圧を計測する圧力計16B、及び供給するガスの温度を計測する温度計17Bが介装され、第二の配管14Bの先端には充填ホース18Bが接続され、充填ホース18Bの先端には充填ノズル19Bが設けられ、充填ノズル19Bを掛けるノズル掛け20Bにはノズルスイッチ21Bが設けられている。
【0014】
なお、第一の配管14Aに接続された充填ノズル19Aは、25MPa(メガパスカル)の圧力のガスを供給するものであり、第二の配管14Bに接続された充填ノズル19Bは、35MPaの圧力のガスを供給するものである。そして、これらの充填ノズル19A、19Bは、ガスが供給される自動車によって選択的に使用されるようになっている。
【0015】
また、第三の配管14Cには、必要時に配管14A、14B内の圧力を逃がす脱圧弁22が設けられている。
【0016】
上述した流量計11、圧力計16A、16B、及び温度計17A、17Bの計測信号、及びノズルスイッチ21A、21Bの開閉信号は表示制御手段5の制御装置23に入力され、流量調整弁12、元弁13、遮断弁15A、15B、及び脱圧弁22へ制御装置23から開閉信号が入力するようになっている。
【0017】
表示制御手段5には、制御装置23、表示器24、操作パネル25、及び報知器26が設けられている。そして、制御装置23は屋外データ入出力装置6及びPOS7と信号の授受が行われ、ガス充填装置2の制御及び供給データの処理が行われるようになっている。
【0018】
図2に示すように、ガス充填装置2のハウジング本体3は、充填機構4を収納した下部ケース3Aと、表示制御手段5を収納した上部ケース3Bと、下部ケース3A及び上部ケース3Bの側面に設けられた支柱ケース3Cと、支柱ケース3Cの上端に設けられた頂部ケース3Dとで形成されている。
【0019】
下部ケース3A内の充填機構4に接続された第一の配管14Aは支柱ケース3C内を介して頂部ケース3D内に配設され、第一の配管14Aに接続された充填ホース18Aの先端には充填ノズル19Aが設けられ、充填ノズル19Aは支柱ケース3Cに設けられたノズル掛け20Aに掛けられるようになっている。
【0020】
同様に下部ケース3A内の充填機構4に接続された第二の配管14Bは支柱ケース3C内を介して頂部ケース3D内に配設され、第二の配管14Bに接続された充填ホース18Bの先端には充填ノズル19Bが設けられ、充填ノズル19Bは支柱ケース3Cに設けられたノズル掛け20Bに掛けられるようになっている。
【0021】
図3、4は、充填ホース18Aの先端に接続されている充填ノズル19Aを示すものである。この充填ノズル19Aには、レバー30で開閉される充填弁31と、自動車の燃料タンクのカプラに接続されるカプラ32が設けられている。そして、充填ホース18Aを囲んで第一の握り部33及び第二の握り部34が設けられ、握り部33、34はカプラ32に接続されている。
【0022】
第一の握り部33には被係合部としての円形のフランジ35が設けられ、フランジ35には可回動のフック取付具36が設けられ、フック取付具36にはフックポイント37が設けられている。
【0023】
第二の握り部34の内側にはコイル状のアース線38が設けられ、アース線38は充填ホース18Aに配設されているアース線に接続されている。そして、上述した充填弁31、カプラ32、及び握り部33、34は導電性部材で構成され、充填ノズル19Aの静電気除去対策が完全となっている。
【0024】
自動車へ燃料を供給するには、充填ノズル19Aのカプラ32を自動車の燃料タンクのカプラへ当て、握り部33、34を押して、カプラ32を燃料タンクのカプラへ接続し、レバー30を回して充填弁31を開いて行う。そして、充填後は、レバー30を戻して充填弁31を閉じ、握り部33、34を引いてカプラ32を燃料タンクのカプラから外す。
【0025】
上述したように、充填ノズル19Aはアースされて完全な静電気除去対策が施されているので、作業員に帯電している静電気は握り部33、34を介してアース線38から逃げ、自動車に帯電している静電気はカプラ32、充填弁31、及び握り部34を介してアース線38から逃げ、充填作業中の安全が確保される。
【0026】
なお、図3中の符号39は、充填弁31を閉じたときにガス圧を逃がす脱圧ホースで、充填弁31及びカプラ32内のガス圧を逃がしてカプラ32を容易に外せるようにするものである。
【0027】
図5乃至7は、充填ノズル19Aを掛けるノズル掛け20Aを示すものである。このノズル掛け20Aは、充填ノズル19Aの後端部を保持する後端保持部40と、先端部を保持する先端保持部41と、先端部を覆うフード部42とで構成され、ハウジング本体3に設けられている。
【0028】
ノズル掛け20Aの後端保持部40には、U字状の凹部43が形成され、U字状の凹部43の上側に係合部としての円形の凹部44が形成されている。このU字状の凹部43は、充填ノズル19Aの第一の握り部33より大きく、フランジ35より小さい大きさであり、円形の凹部44は、フランジ35が自由に出入りできる大きさである。
【0029】
そして、円形の凹部44の内方にはノズルスイッチ21Aが設けられ、ノズルスイッチ21Aのアクチュエータ45が凹部43、44に突出している。そして、後端保持部40の下側には鍵穴46をゆうする凸片47が設けられ、アクチュエータ45の先端には鍵穴48が開けられている。
【0030】
ノズル掛け20Aの先端保持部41には、U字状の凹部49が形成されている。このU字状の凹部49は、充填ノズル19Aのカプラ32が自由に出入りできる大きさである。
【0031】
ノズル掛け20Aのフード部42は、充填ノズル19Aのカプラ32を覆う大きさである。このフード部42により、雨水及び塵がカプラ32に入るのが防止される。
【0032】
そして、上述した後端保持部40及び先端保持部41は導電性部材で構成され、さらにハウジング本体3にアースされ、ノズル掛け20Aの静電気除去対策が完全となっている。
【0033】
図8は、充填ノズル19Aがノズル掛け20Aに掛けられている状態を示すもので、この状態において、充填ノズル19Aはハウジング本体3に対して約10度の傾きでノズル掛け20Aに掛けられている。ノズル掛け20Aに掛けられている充填ノズル19Aを外すには、充填ノズル19Aを少し持ち上げて凹部44とフランジ35との係合を解き、充填ノズル19Aを手前に引いて外す。充填ノズル19Aをノズル掛け20Aから外すと、アクチュエータ45の押圧が解かれてノズルスイッチ21Aが閉じ、ガス充填装置2が可動状態となる。
【0034】
そして上述したように、充填ノズル19Aのカプラ32を自動車の燃料タンクへ接続してガスを供給し、供給後に充填ノズル19Aをノズル掛け20Aに掛ける。
【0035】
充填ノズル19Aをノズル掛け20Aに掛けるには、充填ノズル19Aのフランジ35を凹部44の上側から挿入し、充填ノズル19Aを下げてフランジ35を凹部44に係合する。充填ノズル19Aをノズル掛け20Aに掛けた状態において、第一の握り部33によりアクチュエータ45が押されてノズルスイッチ21Aが開き、ガス充填装置2は駆動不可状態となる。
【0036】
このように係合部である凹部44へ被係合部であるフランジ35を係合して充填ノズル19Aを係合保持しているので、急激な圧力変動が起きて充填ホース18Aが踊っても充填ノズル19Aがノズル掛け20Aから外れることがない。
【0037】
また、係合部である凹部44及び被係合部であるフランジ35が円形であるので、充填ノズル19Aとノズル掛け20Aとの間に方向性がなくなり、硬性が高い充填ホース18Aに直接接続されている充填ノズル19Aでも掛け外しが容易となる。
【0038】
なお、係合部としての凹部44は、被係合部としてのフランジ35の形状により種々選択され、フランジ35が四角形の場合は四角形の凹部44、フランジ35が六角形の場合は六角形の凹部44である。
【0039】
このように凹部44及びフランジ35を多角形にすることにより係合関係がより確実となり、急激な圧力変化により充填ホース18Aが踊っても、充填ノズル19Aがノズル掛け20Aから外れることがなくなる。
【0040】
非営業時間に充填ノズル19Aをノズル掛け20Aにロックするには、図9に示すバンド50を充填ノズル19Aの第一の握り部33に掛け、バンド50の鍵穴51、アクチュエータ45の鍵穴48、及び凸片47の鍵穴46に鍵棒を挿通して行う。この状態で充填ノズル19Aを持ち上げて、凹部44との係合を解こうとしても、グリップエンド部33aの外径がバンド50の直径より大きくグリップエンド部33aが邪魔してバンド50の下端50aと凹部44と係合しているため、充填ノズル19Aとノズル掛け20Aとの係合を解くことはできない。
【0041】
このように充填ノズル19Aをノズル掛け20Aにロックした状態において、アクチュエータ45が押されてノズルスイッチ21Aが開いているので、バンド50を壊して充填ノズル19aがノズル掛け20Aから外されても、ガス充填装置2が可動状態となることがなく安全である。
【0042】
なお、上述した実施の形態では、カプラ32とグリップ33、34が別体であるが、カプラ32とグリップ33、34を一体に構成しても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明のガス充填装置の効果を、以下に列挙する。
1)充填ノズルを係合手段を介してノズル掛けに保持しているので、急激な圧力変動が起きて充填ホースが踊っても充填ノズルがノズル掛けから外れることがない。
(2) 被係合部のフランジ及び係合部の凹部は円形であるので、充填ノズルとノズル掛けとの間に方向性がなくなり、硬性が高い充填ホースに直接接続されている充填ノズルでも掛け外しが容易となる。
(3) 被係合部のフランジ及び係合部の凹部を多角形とすることにより、充填ノズルとノズル掛けとの係合関係がより確実となり、急激な圧力変動が生じても充填ノズルがノズル掛けから外れることがなくなる。
(4) 充填ノズル及びノズル掛けには静電気除去手段が設けられているので、作業者及び自動車に帯電している静電気は除去され、引火性が高いガスであっても高度な安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス充填装置のブロック図。
【図2】本発明のガス充填装置の斜視図。
【図3】ガス充填装置の充填ノズルの一部を断面で示す側面図。
【図4】ガス充填装置の充填ノズルの一部を断面で示す平面図。
【図5】ガス充填装置のノズル掛けの断面図。
【図6】ガス充填装置のノズル掛けの正面図。
【図7】ガス充填装置のノズル掛けの平面図。
【図8】ノズル掛けに充填ノズルを掛けた状態の断面図。
【図9】充填ノズルをノズル掛けにロックするバンドの斜視図。
【符号の説明】
1・・・ガス供給タンク
2・・・ガス充填装置
3・・・ハウジング本体
3A・・・下部ケース
3B・・・上部ケース
3C・・・支柱ケース
3D・・・上部ケース
4・・・充填機構
5・・・表示制御装置
6・・・屋外データ入出力装置
7・・・POS
8、9、14A、14B、14C・・・配管
10、16A、16B・・・圧力計
11・・・流量計
12・・・流量調整弁
13・・・元弁
15A、15B・・・遮断弁
17A、17B・・・温度計
18A、18B・・・充填ホース
19A、19B・・・充填ノズル
20A、20B・・・ノズル掛け
21A、21B・・・ノズルスイッチ
22・・・脱圧弁
23・・・制御装置
24・・・表示器
25・・・操作パネル
26・・・報知器
30・・・レバー
31・・・充填弁
32・・・カプラ
33、34・・・握り部
35・・・フランジ(被係合部)
36・・・フック
37・・・フックポイント
38・・・アース線
39・・・脱圧ホース
40・・・後端保持部
41・・・先端保持部
42・・・フード部
43、49・・・凹部
44・・・凹部(係合部)
45・・・アクチュエータ
46、48、51・・・鍵穴
47・・・凸片
50・・・バンド

Claims (6)

  1. ハウジング本体内に充填機構を設け、該充填機構に接続されている充填ホースの先端に充填ノズルを設け、該充填ノズルを掛けるノズル掛けを前記ハウジング本体に設けたガス充填装置において、
    前記充填ノズルは係合手段を介して前記ノズル掛けに保持されていることを特徴とするガス充填装置。
  2. 前記係合手段は、充填ノズルに設けられた被係合部と、前記ノズル掛けに設けられた係合部である請求項1に記載のガス充填装置。
  3. 前記充填ノズルに設けられている被係合部は円形のフランジで、前記ノズル掛けに設けられている係合部は円形の凹部である請求項2に記載のガス充填装置。
  4. 前記充填ノズルに設けられている被係合部は多角形のフランジで、前記ノズル掛けに設けられている係合部は多角形の凹部である請求項2に記載のガス充填装置。
  5. 前記充填ノズルには静電気除去手段が設けられている請求項1乃至4に記載のガス充填装置。
  6. 前記ノズル掛けには静電気除去手段が設けられている請求項1乃至5に記載のガス充填装置。
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