JP2004019644A - タービンノズルのシール構造 - Google Patents

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Jinichi Miyata
宮田 仁一
Shinya Tao
田尾 伸也
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Abstract

【課題】ガスタービンエンジンにおけるタービンノズルと静止支持構造部との間のシール性向上を図ることのできるシール構造を提供する。
【解決手段】ノズルセグメント37における外側ケーシング部39に、静止支持構造部43に面接触する接触面を備えたフランジ部47を備え、隣接したノズルセグメント37における外側ケーシング部39内に両外側ケーシング部39に亘って設けたシールプレート51を備えると共に隣接したフランジ部47内に両フランジ部47に亘って設けたフランジ部シールプレート61を備えたタービンノズルのシール構造において、前記フランジ部シールプレート61を内装した溝57を、前記フランジ部47の接触面59に開口して斜めに設け、この開口部55においてフランジ部シールプレート61を静止支持構造部に接触した構成である。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば航空エンジン等のガスタービンエンジンにおけるタービンノズルのシール構造に係り、さらに詳細には、タービンノズルと静止支持構造部との間のシール性向上を図ることのできるシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンとしてのジェットエンジン1は、図2に概略的に示すように、中空の筒状のカウル3の内部には全体的構成が筒状のエンジン用のケーシング5を備えている。このケーシング5は、筒状の外側壁5Aと内側壁5Bとの間に環状の空間部5Cを形成した構造であって、前記カウル3の内周面とケーシング5における外側壁5Aとの間には環状のバイパス路7が形成されている。
【0003】
前記ケーシング5の内側壁5B内には高圧圧縮機9、燃焼器11及び高圧タービン13を備えたコアエンジン15が設けてあり、このコアエンジン15における高圧圧縮機9の前側には、空気取り入れ口17側から、インレットコーン19と一体に回転するファン動翼21及び低圧圧縮機23が設けられており、前記高圧タービン13の後側には前記ファン動翼21及び低圧圧縮機23へ回転を伝達する低圧タービン25が配置してあると共にテールコーン27が配置してある。
【0004】
上記構成において、ガスタービンエンジン1を始動すると、ファン動翼21が回転されて空気取入れ口17から空気が取入れられる。この取入れられた空気は、前記バイパス路7を流れるバイパス流29Aと前記コアエンジン15側へ流れるコア流29Bとに分流される。
【0005】
前記コア流29Bは前記低圧圧縮機23および高圧圧縮機9によって断熱圧縮されて次第に高温高圧となる。そして、この高温高圧の空気が前記燃焼器11内へ噴出されると共に燃焼器11内へ燃料が噴射され着火されることにより、高温高圧の燃焼ガスが後方向(図2において右方向)へ噴射される。
【0006】
上記燃料ガスの噴出及び膨張により前記高圧タービン13が回転され、この高圧タービン13の回転は前記高圧圧縮機9へ伝達される。また前記低圧タービン25が回転され、この低圧タービン25の回転は前記ファン動翼21及び低圧圧縮機23へ伝達される。
【0007】
前述の如き構成において、前記燃焼器11と高圧タービン13におけるロータ31との間には、環状のタービンノズル33が設けられている。このタービンノズル33は、前記燃焼器11から噴出される高温の燃焼ガス流を、前記高圧タービン13における前記ロータ31に備えたタービン動翼35に対して適正角度で衝突されて、前記ロータ31に効果的に回転を生起される機能を奏するものである。
【0008】
ところで、前記タービンノズル33は、多数のノズルセグメントを組合わせることによって環状に構成してある。上記ノズルセグメントは、円弧状の外側ケーシング部と内側ケーシング部とを翼形部材によって連結した構成であって、多数の外側ケーシング部と内側ケーシング部とを環状に接続することによって環状のタービンノズル33が構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
多数のノズルセグメントを環状に接続した構成において、各ノズルセグメントの接続部のシール性を向上するために、前記各ノズルセグメントにおける各外側ケーシング部及び内側ケーシング部には周方向の溝が形成してあり、この周方向の溝内に、隣接した外側ケーシング部、内側ケーシング部に亘ってシートプレートを内装することによって接続部のシールが行われている。
【0010】
さらに、前記外側ケーシング部には外方向に突出したフランジ部が形成してあり、このフランジ部には前記周方向の溝に連通した径方向の溝が形成してあり、この径方向の溝に、隣接したフランジ部に亘ってフランジ部シールプレートを内装した構成である。
【0011】
上記構成において、燃焼器11の周囲に流入した未燃焼の高圧エアーの1部が隣接したノズルセグメントの接続部の間隙から周方向の前記溝内に進入し、シールプレートに沿って前記フランジ部シールプレートの部分に至り、内部への進入が抑制される。しかし、前記フランジ部シールプレートの部分から未燃焼の高圧エアーが内部に進入する傾向にあり、より高性能を図る上において改善が望まれている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、ノズルセグメントにおける外側ケーシング部に、静止支持構造部に面接触する接触面を備えたフランジ部を備え、隣接したノズルセグメントにおける外側ケーシング部内に両外側ケーシング部に亘って設けたシールプレートを備えると共に隣接したフランジ部内に両フランジ部に亘って設けたフランジ部シールプレートを備えたタービンノズルのシール構造において、前記フランジ部シールプレートを内装した溝を、前記フランジ部の接触面に開口して斜めに設け、この開口部においてフランジ部シールプレートを静止支持構造部に接触した構成である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1を参照するに、図1は図2におけるA部分の拡大詳細図である。図1において、タービンノズル33を構成する多数のノズルセグメント37(図1には1つのみ表示してある)は、紙面に対し直交する方向が接線方向となる円弧状の外側ケーシング部39を備えると共に内側ケーシング部(図示省略)を備え、上記外側ケーシング部39と内側ケーシング部は翼形部材41によって連結してある。
【0014】
前記ノズルセグメント37における前記外側ケーシング部39の外側面の前側(図1において左側)には、前記ケーシング5の1部である静止支持構造部43の環状の前側部分43Aに面接触した前側フランジ部45が設けてあり、また外側ケーシング部39の後側には、前記静止支持構造部43の環状の後側部分43Bに面接触した後側フランジ部47が設けてある。
【0015】
そして、前記外側ケーシング部39の周方向の両側には、周方向の溝49が形成してあり、この周方向の溝49内には、互いに隣接したノズルセグメント37における外側ケーシング部39の接続部のシールを行うためにシールプレート51が内装してある。このシールプレート51は、多数のノズルセグメント37を環状に組合せるときに、前記周方向の溝49内に組入れるものである。
【0016】
また、前記後側フランジ部47には、前記周方向の溝49に連通しかつ前記静止支持構造部43の後側部分43Bに面接触した接触面53に開口した開口部55を備えた傾斜溝57が形成してあり、この傾斜溝57には、内側縁が前記シールプレート51に当接し、外側面の1部が前記静止支持構造部43の後側部分43Bの接触面59に接触したフランジ部シールプレート61が内装してある。前記開口部55は僅かに屈曲してあって、前記フランジ部シールプレート61が抜け出るのを防止すべく抜け止め防止部55Aが形成してある。前記フランジ部シールプレート61は、前記シールプレート51と同様に、前記多数のノズルセグメント37を環状に組合せるときに前記傾斜溝57内に組入れるものである。
【0017】
ところで、前記ノズルセグメント37は高温になって軸方向(図1において左右方向)に熱膨張するものであり、この軸方向の熱膨張を許容し得るように、前記静止支持構造部43の前側部分43Aと前記前側フランジ部45との接触部及び後側部分43Bと前記後側フランジ部47との接触部には、公知構成の熱膨張許容部が設けてある。また、詳細な説明は省略するが、各ノズルセグメント37は径方向(図1において上下方向)に熱膨張可能なように前記静止支持構造部43に支持されているものである。
【0018】
上記構成によれば、多数のノズルセグメント37を環状に組合せた構成において、燃焼器11の周囲に流れた未燃焼の高圧エアーが、隣接したノズルセグメント37の接続部分の間隙から内方向に進入する傾向にあって周方向の溝49に達すると、この溝49内に内装したシールプレート51によって進入が防止される。そして、このシールプレート51に沿って流れて、傾斜溝57に達すると、この傾斜溝57内に内装したフランジ部シールプレート61によって内方向への進入が防止される。また、上記フランジ部シールプレート61の外側縁が静止支持構造部43の後側部分の接触面59に接触していることにより、上記接触部分からの内部への進入が効果的に防止されるものである。
【0019】
なお、前記説明においては、シールプレート51とフランジ部シールプレート61とを別体に設けた場合において説明をしたが、上記両シールプレート51,61はL字形状として一体に設けても良いものである。
【0020】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、要するに本発明は、ノズルセグメントにおける外側ケーシング部に、静止支持構造部に面接触する接触面を備えたフランジ部を備え、隣接したノズルセグメントにおける外側ケーシング部内に両外側ケーシング部に亘って設けたシールプレートを備えると共に隣接したフランジ部内に両フランジ部に亘って設けたフランジ部シールプレートを備えたタービンノズルのシール構造において、前記フランジ部シールプレートを内装した溝を、前記フランジ部の接触面に開口して斜めに設け、この開口部においてフランジ部シールプレートを静止支持構造部に接触した構成であるから、各ノズルセグメントの接続部から未燃焼の高圧エアーが内部に進入することを効果的に防止することができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシール構造を示す主要部分の断面説明図である。
【図2】ガスタービンエンジンの全体的構成を概略的に示した断面説明図である。
【符号の説明】
1 ジェットエンジン
5 ケーシング
9 高圧圧縮機
11 燃焼器
13 高圧タービン
31 ロータ
35 タービンノズル
35 タービン動翼
37 ノズルセグメント
39 外側ケーシング部
41 翼形部材
43 静止支持構造部
43A 前側部分
43B 後側部分
45 前側フランジ部
47 後側フランジ部
49 周方向の溝
51 シールプレート
55 開口部
57 傾斜溝
61 フランジ部シールプレート

Claims (1)

  1. ノズルセグメントにおける外側ケーシング部に、静止支持構造部に面接触する接触面を備えたフランジ部を備え、隣接したノズルセグメントにおける外側ケーシング部内に両外側ケーシング部に亘って設けたシールプレートを備えると共に隣接したフランジ部内に両フランジ部に亘って設けたフランジ部シールプレートを備えたタービンノズルのシール構造において、前記フランジ部シールプレートを内装した溝を、前記フランジ部の接触面に開口して斜めに設け、この開口部においてフランジ部シールプレートを静止支持構造部に接触した構成であることを特徴とするタービンノズルのシール構造。
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