JP6429764B2 - ガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービンに関する。
一般に、ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンとを含み、これらのケーシングが外周部でフランジによりボルトで接合されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−169655号公報
ガスタービンにおいて、圧縮機から燃焼器に至る圧縮空気は、圧力が最も高く、かつ燃焼器に至る以前では温度が最も高い。この圧縮空気は、圧縮機の出口のディフューザから燃焼器に向けて送られ、燃焼器が収容される燃焼器ケーシング内において燃焼器に衝突して一部が燃焼器の外周部に至る。燃焼器の外周部は、燃焼器と燃焼器ケーシングとの間に形成された空間があり、燃焼器に衝突した圧縮空気は、燃焼器の外周部のより外側に広がるため燃焼器の近傍よりもその外側の燃焼器ケーシング近傍の流速が早くなる。このため、燃焼器ケーシングは、その内面が高温の圧縮空気にさらされることになる。近年では、燃費向上のため圧縮機の圧力比を増加させる傾向があり、圧力比を増加させた分、圧縮機の出口から燃焼器に送られる圧縮空気の温度も向上する。
上述した特許文献1に示されているように、ガスタービンのケーシングは、外側でフランジによりボルトで接合されている。具体的に、燃焼器ケーシングとタービンケーシングとがその外側でフランジにより接合されている。そして、上述した燃焼器の外周部の圧縮空気は、燃焼器ケーシングとタービンケーシングとを接合するフランジに向けて流動する。このフランジは、周囲に淀んだ大気が存在して熱伝達率が低く、燃焼器ケーシングの内部では圧縮空気の流速が早く熱伝達率が高いことから、ケーシングの内外でフランジに非常に大きな温度分布が発生する。特に、航空用ガスタービンでは、離陸時に数十秒で回転数を上げて昇圧させて出力を上げるため、この際、フランジは高温の圧縮空気にさらされる。このため、燃焼器ケーシングとタービンケーシングとを接合するフランジは、熱応力が過大となり、クラックなどの故障の発生率が高く部品交換の頻度が高くなる。従って、フランジの熱応力を低減させることが望まれている。
本発明は上述した課題を解決するものであり、燃焼器ケーシングとタービンケーシングとを接合するフランジの熱応力を低減することのできるガスタービンを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のガスタービンは、回転軸の延在方向に沿って圧縮機と燃焼器とタービンとが設けられ、前記燃焼器を収容する燃焼器ケーシングと前記タービンを収容するタービンケーシングとが外側に突出する互いのフランジを介して接合されたガスタービンであって、前記燃焼器ケーシングの内面に、前記燃焼器における燃焼筒の前記圧縮機側の端部と前記フランジとの間の前記回転軸の延在方向の範囲の少なくとも一部で径方向内側に突出する突起部を備えることを特徴とする。
このガスタービンによれば、燃焼器ケーシングの内面に突起部を設けることで、燃焼筒の外側に広がって燃焼器ケーシングの内面に沿って流れる圧縮空気の堰となり、圧縮空気の流れを径方向内側に案内する。この結果、フランジに至る圧縮空気の流れを阻害し、フランジの熱応力を低減することができる。
また、本発明のガスタービンでは、前記突起部は、前記フランジが形成された前記燃焼器ケーシングの径方向内側の位置を除き設けられることを特徴とする。
このガスタービンによれば、フランジが形成された燃焼器ケーシングの径方向内側の位置を除き突起部を設けることで、突起部からフランジへの熱の伝達を防ぐことができる。この結果、フランジの熱応力を低減することができる。
また、本発明のガスタービンでは、前記突起部は、前記燃焼器ケーシングの内面から径方向内側に突出した突出端が、前記燃焼筒における径方向最外位置よりも径方向外側に配置されることを特徴とする。
このガスタービンによれば、燃焼筒における径方向最外側位置よりも、突起部の突出端が径方向外側に配置されることで、取り付け取り外しのために燃焼筒と燃焼器ケーシングとを回転軸の延在方向に相対移動させる際に、相互の干渉を防ぐことができ、組み立て性を向上することができる。
また、本発明のガスタービンでは、前記突起部は、前記圧縮機側に向く面が前記タービンに向けて前記燃焼器ケーシングの内面から漸次径方向外側に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする。
このガスタービンによれば、突起部に傾斜面を設けることで、燃焼器ケーシングの内面から圧縮空気を円滑に離れるように案内することができ、圧縮空気の不要な乱流の発生を抑えることができる。
また、本発明のガスタービンでは、前記突起部は、前記タービン側に向く面が前記燃焼器ケーシングの内面から切り立って形成されることを特徴とする。
このガスタービンによれば、タービン側に向く面が燃焼器ケーシングの内面から切り立って形成されると、突起部の突出端から圧縮空気が剥離し易くなる。このため、圧縮空気を燃焼器ケーシングの内面から離すことができ、フランジの熱応力を低減する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明のガスタービンでは、前記突起部は、前記燃焼器ケーシングの内面に対して別体で取り付けられることを特徴とする。
このガスタービンによれば、突起部を燃焼器ケーシングの内面に対して別体で取り付けることで、既存のガスタービンに対して突起部を取り付けることができる。
本発明によれば、燃焼器ケーシングとタービンケーシングとを接合するフランジの熱応力を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係るガスタービンにおける燃焼器付近の拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係るガスタービンにおける要部拡大図である。 図4は、本発明の実施形態に係るガスタービンにおける要部拡大図である。 図5は、本発明の実施形態に係るガスタービンにおける要部拡大図である。 図6は、本発明の実施形態に係るガスタービンにおける要部拡大図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。
図1に示すように、ガスタービン10は、航空用ガスタービンであって、ファンケーシング11と、本体ケーシング12とを有している。ファンケーシング11は、内部にファン13を収容し、本体ケーシング12は、内部に圧縮機14と、燃焼器15と、タービン16とを収容して構成されている。圧縮機14と、燃焼器15と、タービン16とは、回転軸21の軸心Rの延在方向に沿って設けられている。
ファン13は、回転軸21の外周部に複数のファンブレード22が装着されて構成されている。回転軸21は、ファンケーシング11および本体ケーシング12に対して軸心Rの廻りに回転可能に支持されている。ファン13は、回転軸21の回転に伴って軸心Rの廻りに回転し、当該軸心Rに沿って本体ケーシング12に空気を送る。
圧縮機14は、空気の流れの上流側から下流側に配置された低圧コンプレッサ23と高圧コンプレッサ24とを有している。燃焼器15は、圧縮機14よりも空気の流れの下流側に位置し、回転軸21の周りである周方向に沿って配置されている。タービン16は、燃焼器15より空気の流れの下流側に位置し、空気の流れの上流側から下流側に配置された高圧タービン25と低圧タービン26とを有している。そして、ファン13の回転軸21と低圧コンプレッサ23とが連結され、低圧コンプレッサ23と低圧タービン26とが回転軸21に対して同軸心R上で連結された第一ロータ軸27により連結されている。また、高圧コンプレッサ24と高圧タービン25とが、第一ロータ軸27の外周側で同軸心R上に位置された円筒形状をなす第二ロータ軸28により連結されている。
従って、ファン13により送られて圧縮機14にて取り込まれた空気が、低圧コンプレッサ23と高圧コンプレッサ24における複数の静翼と動翼を通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となる。そして、この圧縮空気に対して燃焼器15にて燃料が供給され、作動流体である高温・高圧の燃焼ガスが生成される。この燃焼器15で生成された燃焼ガスが、タービン16を構成する高圧タービン25および低圧タービン26における複数の静翼と動翼を通過することで回転力が発生する。この場合、低圧タービン26の回転力が第一ロータ軸27により低圧コンプレッサ23に伝達されて駆動する。また、高圧タービン25の回転力が第二ロータ軸28により高圧コンプレッサ24に伝達されて駆動する。また、低圧コンプレッサ23の回転力が回転軸21によりファン13に伝達されて駆動する。その結果、タービン16から排出される排気ガスにより推力を得ることができる。
図2は、本実施形態に係るガスタービンにおける燃焼器付近の拡大図である。
図2では、燃焼器15付近であって、高圧コンプレッサ24の一部と、燃焼器15と、高圧タービン25の一部が示されている。
圧縮機14の高圧コンプレッサ24は、圧縮空気を通過させる圧縮空気通路24Aに、動翼24Bと静翼24Cが交互に配置されている。そして、最下流に配置された動翼24Bを通過した圧縮空気が燃焼器15に供給される。
タービン16の高圧タービン25は、燃焼ガスを通過させる燃焼ガス通路25Aに、静翼25Bと動翼25Cが交互に配置されている。そして、最上流に配置された静翼25Bに燃焼器15で生成された燃焼ガスが供給される。
燃焼器15は、外筒15Aと、内筒15Bとを有している。外筒15Aは、本体ケーシング12の一部である燃焼器ケーシング12Aの内部に設けられて軸心Rの周りを囲む環状に形成され、燃焼器ケーシング12Aと共に、圧縮機14の高圧コンプレッサ24とタービン16の高圧タービン25との間に圧縮空気室PAを形成する。外筒15Aは、ディフューザ15Aaを有し、圧縮空気室PAが当該ディフューザ15Aaを介して高圧コンプレッサ24の圧縮空気通路24Aに連通されている。従って、外筒15Aは、圧縮空気室PAにディフューザ15Aaを介して高圧コンプレッサ24から圧縮空気が導入される。
内筒15Bは、燃焼器ケーシング12Aと外筒15Aとが形成する圧縮空気室PA内に収容されている。内筒15Bは、軸心Rの周りを囲む環状に形成され、燃焼ガス室GAを形成する。内筒15Bは、一端側がディフューザ15Aaに対向して開口し燃料噴射ノズル15Baが設けられ、他端側がタービン16の高圧タービン25の燃焼ガス通路25Aに連通されている。従って、内筒15Bは、一端側から燃焼ガス室GAに圧縮空気が供給され、この圧縮空気に燃料噴射ノズル15Baにより燃料を供給することで燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスを他端側から高圧タービン25に供給する。このように、内筒15Bは、その内部で燃焼ガスを生成する燃焼筒として構成されている。
また、燃焼器15において、燃焼器ケーシング12Aは、本体ケーシング12の一部であってタービン16を収容するタービンケーシング12Bと別体で構成されている。燃焼器ケーシング12Aとタービンケーシング12Bとを別体とすることでガスタービンの組み立て性を向上させている。これら、燃焼器ケーシング12Aとタービンケーシング12Bとは、それぞれ外側に突出して延在したフランジ12Aa,12Baを有し、このフランジ12Aa,12Baをボルト31により締結することで互いに接合されている。
このような燃焼器15において、ディフューザ15Aaから外筒15Aの内部である圧縮空気室PAに供給された圧縮空気は、全てが内筒15Bの内部である燃焼ガス室GAに至らず、一部が圧縮空気室PAにおいて内筒15Bの外周に回り込む。この内筒15Bの外周に回り込んだ圧縮空気は、内筒15Bの外周から燃焼ガス室GAに供給されたり、高圧タービン25における静翼25Bや動翼25Cや第一ロータ軸27や第二ロータ軸28に供給されて冷却に供されたりする。
しかし、圧縮空気室PAに至る圧縮空気は、圧縮機14において高温であって、圧縮空気室PAにおいて内筒15Bの外周に回り込んだ一部が図2中に二点鎖線の矢印で示すように燃焼器ケーシング12Aの内面に沿って流れ、かつ内筒15Bの外周面の外側に広がるため内筒15Bの近傍よりも燃焼器ケーシング12Aの内面側の流速が早くなる。このため、高温の圧縮空気により燃焼器ケーシング12Aおよびタービンケーシング12Bのフランジ12Aa,12Baの熱応力が過大となり、クラックなどの故障の発生率が高く部品交換の頻度が高くなる。
そこで、本実施形態のガスタービン10は、燃焼器ケーシング12Aの内面に、内筒15Bの圧縮機14側の端部(一端部)とフランジ12Aa,12Baとの間の回転軸21の延在方向の範囲の少なくとも一部で径方向内側に突出する突起部1を備える。径方向とは回転軸21の軸心Rに直交する方向であって、径方向内側とは軸心Rに近づく側である。また、径方向外側とは軸心Rから離れる側である。突起部1は、周方向に連続して設けられている。
すなわち、燃焼器ケーシング12Aの内面に突起部1を設けることで、内筒15Bの外側に広がって燃焼器ケーシング12Aの内面に沿って流れる圧縮空気の堰となり、図2中の破線の矢印で示すように、圧縮空気の流れを径方向内側に案内する。この結果、フランジ12Aa,12Baに至る圧縮空気の流れを阻害し、フランジ12Aa,12Baの熱応力を低減することができる。
内筒15Bの圧縮機14側の端部(一端部)よりも圧縮機14に近づけて突起部1を設けた場合、突起部1のタービン16側を圧縮空気が抜けて内筒15Bの外側に広がって燃焼器ケーシング12Aの内面に沿って流れるため、フランジ12Aa,12Baの熱応力を低減することができない。従って、突起部1は、内筒15Bの圧縮機14側の端部(一端部)とフランジ12Aa,12Baとの間の回転軸21の延在方向の範囲の少なくとも一部に設ける必要がある。また、突起部1は、図2中は単一で示しているが、複数であってもよい。突起部1が複数である場合、径方向内側の突出端1aの位置は、軸心Rと水平、またはタービン16側に向けて軸心Rに近づくことが好ましい。また、突起部1は、突出端1aが内筒15Bの外周面に接触しないことが相互の当たりを防ぐうえで好ましい。
また、本実施形態のガスタービン10では、突起部1は、フランジ12Aaが形成された燃焼器ケーシング12Aの径方向内側の位置を除き設けられることが好ましい。
具体的には、図2に示すように、内筒15Bの圧縮機14側の端部(一端部)とフランジ12Aa,12Baとの間の回転軸21の延在方向の範囲のうち、フランジ12Aaが形成された燃焼器ケーシング12Aの径方向内側の位置を除く範囲Lの少なくとも一部に突起部1を設けることが好ましい。
フランジ12Aaが形成された燃焼器ケーシング12Aの径方向内側の位置を除き突起部1を設けることで、突起部1からフランジ12Aaへの熱の伝達を防ぐことができる。この結果、フランジ12Aa,12Baの熱応力を低減することができる。
また、本実施形態のガスタービン10では、突起部1は、燃焼器ケーシング12Aの内面から径方向内側に突出した突出端1aが、内筒15Bにおける径方向最外側位置よりも径方向外側に配置されることが好ましい。
図2に示すように内筒15Bにおける径方向最外側位置Hよりも、突起部1の突出端1aが径方向外側に配置されることで、取り付け取り外しのために内筒15Bと燃焼器ケーシング12Aとを回転軸21の軸心Rの延在方向に相対移動させる際に、相互の干渉を防ぐことができ、組み立て性を向上することができる。
図3〜図6は、本実施形態に係るガスタービンにおける要部拡大図である。要部とは、上述した突起部1を示す。
図3〜図6に示すように、本実施形態のガスタービン10では、突起部1は、圧縮機14側に向く面がタービン16に向けて燃焼器ケーシング12Aの内面から漸次径方向外側に傾斜する傾斜面1Aを有することが好ましい。
突起部1に傾斜面1Aを設けることで、燃焼器ケーシング12Aの内面から圧縮空気を円滑に離れるように案内することができ、圧縮空気の不要な乱流の発生を抑えることができる。この傾斜面1Aは、図3、図4および図6に示すように、燃焼器ケーシング12Aの内面から径方向外側に真っ直ぐ傾斜して形成されていてもよく、図5に示すように、凹むように湾曲して形成されていてもよい。また、突出端1aは、図3、図5および図6に示すように、角で形成されていてもよいが、図4に示すように、平面1Cで形成されていてもよい。
また、図3〜図6に示すように、本実施形態のガスタービン10では、突起部1は、タービン16側に向く面1Bが燃焼器ケーシング12Aの内面から切り立って形成されることが好ましい。
タービン16側に向く面1Bが燃焼器ケーシング12Aの内面から切り立って形成されると、突起部1の突出端1aから圧縮空気が剥離し易くなる。このため、圧縮空気を燃焼器ケーシング12Aの内面から離すことができ、フランジ12Aa,12Baの熱応力を低減する効果を顕著に得ることができる。突起部1の突出端1aから圧縮空気が剥離し難いと、圧縮空気が燃焼器ケーシング12Aの内面に沿って流れるためフランジ12Aa,12Baの熱応力を低減する効果が低下する。
また、図6に示すように、本実施形態のガスタービン10では、突起部1は、燃焼器ケーシング12Aの内面に対して別体で取り付けられることが好ましい。
具体的に、図6に示すように、突起部1は、燃焼器ケーシング12Aの内面に形成された凹部12Abに嵌合する嵌合部1Dが形成されていると共に、ボルト2Aの頭部を受ける受面1Eが形成されている。そして、嵌合部1Dを凹部12Abに焼き嵌めし、ボルト2Aを突起部1および燃焼器ケーシング12Aに貫通させ、燃焼器ケーシング12Aの外側にてボルト2Aにナット2Bを締め付けることで、突起部1が燃焼器ケーシング12Aの内面に別体で取り付けられる。
突起部1を燃焼器ケーシング12Aの内面に対して別体で取り付けることで、既存のガスタービン10に対して突起部1を取り付けることができる。なお、新規に作成するガスタービン10では突起部1を燃焼器ケーシング12Aの内面に対して突出成形してもよい。
なお、突起部1の表面や、燃焼器ケーシング12Aの内面に対して遮熱コーティング(例えば、TBC:Thermal Barrier Coating)を施してもよい。遮熱コーティングを施すことで、フランジ12Aa,12Baの熱応力を低減する効果を顕著に得ることができる。
なお、突起部1は、図1に示す航空用のガスタービン10以外に、図には明示しないが火力発電に適用される発電用のガスタービンなどに用いられてもよい。
1 突起部
1a 突出端
1A 傾斜面
1B タービン側に向く面
1C 突出端の平面
1D 嵌合部
1E 受面
2A ボルト
2B ナット
10 ガスタービン
11 ファンケーシング
12 本体ケーシング
12A 燃焼器ケーシング
12Aa フランジ
12Ab 凹部
12B タービンケーシング
12Ba フランジ
13 ファン
14 圧縮機
15 燃焼器
15A 外筒
15Aa ディフューザ
15B 内筒
15Ba 燃料噴射ノズル
16 タービン
21 回転軸
22 ファンブレード
23 低圧コンプレッサ
24 高圧コンプレッサ
24A 圧縮空気通路
24B 動翼
24C 静翼
25 高圧タービン
25A 燃焼ガス通路
25B 静翼
25C 動翼
26 低圧タービン
27 第一ロータ軸
28 第二ロータ軸
31 ボルト
GA 燃焼ガス室
H 径方向最外側位置
L 範囲
PA 圧縮空気室
R 軸心

Claims (6)

  1. 回転軸の延在方向に沿って圧縮機と燃焼器とタービンとが設けられ、前記燃焼器を収容する燃焼器ケーシングと前記タービンを収容するタービンケーシングとが外側に突出する互いのフランジを介して接合されたガスタービンであって、
    前記燃焼器ケーシングの内面に、前記燃焼器における燃焼筒の前記圧縮機側の端部と前記フランジとの間の前記回転軸の延在方向の範囲の少なくとも一部で径方向内側に突出して周方向に連続して設けられる突起部を備えることを特徴とするガスタービン。
  2. 前記突起部は、前記フランジが形成された前記燃焼器ケーシングの径方向内側の位置を除き設けられることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン。
  3. 前記突起部は、前記燃焼器ケーシングの内面から径方向内側に突出した突出端が、前記燃焼筒における径方向最外位置よりも径方向外側に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のガスタービン。
  4. 前記突起部は、前記圧縮機側に向く面が前記タービンに向けて前記燃焼器ケーシングの内面から漸次径方向外側に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のガスタービン。
  5. 前記突起部は、前記タービン側に向く面が前記燃焼器ケーシングの内面から切り立って形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のガスタービン。
  6. 前記突起部は、前記燃焼器ケーシングの内面に対して別体で取り付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のガスタービン。
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