JP2004018358A - 接合方法および接合体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の接合方法は、低融点ガラスからなる第1ガラス材料13と、第1ガラス材料13よりも融点が高い第2ガラス材料14とを第1部材11と第2部材12との間に第1ガラス材料13が下になるように重ね合わせて配置するガラス材料配置工程と、第1ガラス材料13を溶融させる第1溶融工程と、第1ガラス材料13を溶融した後に第2ガラス材料14を溶融させる第2溶融工程を備える。これにより、ガラスあるいはセラミックスからなる第1部材11と金属あるいは合金からなる第2部材12との接合部に空隙を生じることなく、第1部材11と第2部材12を強固に接合することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスあるいはセラミックスからなる第1部材と、金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合したり、金属あるいは合金からなる第1部材と、該第1部材の金属あるいは合金とは異なる金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合する接合方法、およびこの接合方法により接合された接合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学ガラスあるいはアルミナ、ルチル(酸化チタン)、ガーネット等の光学結晶などからなる光学部品は、金属ホルダに接合されて固定されるようになされている。そして、これらの光学部品を金属ホルダに接合するに際しては、光学部品と金属ホルダとの接合部に低融点ガラスを介在させ、この低融点ガラスを溶融させることにより、光学部品と金属ホルダとを一体化して固定するようになされている。この場合、一般的には金属ホルダは比較的熱膨張率が小さい鉄−ニッケル合金あるいは鉄−ニッケル−コバルト合金(商品名:コバール(Kovar))、あるいはSUS304,SUS316,SUS450等のステンレス鋼が使用される。
【0003】
ところで、この種の光学部品と金属ホルダとを低融点ガラスで接合する場合、一般的には、まず、図3(a)に示すように、金属ホルダ32の保持部に光学部品(この場合は、ロッドレンズとする)31を挿入し、光学部品31と金属ホルダ32との間隙の上部に、例えば、PbOを主成分とする低融点ガラスからなるガラス接合剤33を載置する。ついで、これらをガラス接合剤33の融点より低い温度に設定された作業温度以上に加熱してガラス接合剤33を溶融させて、図3(b)に示すように、光学部品31と金属ホルダ32とを溶融したガラス接合剤33で接合するようにしている。
【0004】
ところが、光学部品31とガラス接合剤33との濡れ性が悪かったり、あるいは金属ホルダ32とガラス接合剤33との濡れ性が悪かった場合には、ガラス接合剤33が光学部品31と金属ホルダ32との間隙に充分に付き回ることができずに、図4(a)に示すように、ガラス接合剤33が未充填の空間部33aが生じたり、あるいは図4(b)に示すように、ガラス接合剤33が未充填の空間部33b,33cが生じたりするという問題を生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、図5(a)に示すように、金属ホルダ42の保持部に光学部品41を挿入し、光学部品41と金属ホルダ42との間隙の上部に、例えば、PbOを主成分とする低融点ガラスからなるガラス接合剤43を載置する。ついで、ガラス接合剤43の上部にこれとの濡れ性が良くないカーボン製治具44を載置し、これらをガラス接合剤43の融点より低い温度に設定された作業温度以上に加熱してガラス接合剤43を溶融させて、図5(b)に示すように、光学部品41と金属ホルダ42とを溶融したガラス接合剤43で接合する方法が提案されるようになった。
【0006】
このようなカーボン製治具44を用いると、溶融したガラス接合剤43がカーボン製治具44に沿って付き回るようになるため、ガラス接合剤43が光学部品41と金属ホルダ42との間隙に充分に付き回ることができるようになる。これにより、光学部品41と金属ホルダ42との間隙にガラス接合剤43が未充填の空間部が生じるのを防止できるようになる。
【0007】
しかしながら、このようなカーボン製治具44を使用する場合においては、カーボン製治具44の使用回数が増大するに伴って、カーボン製治具44の表面状態が劣化するようになる。このため、カーボン製治具44を定期的に交換する必要が生じて、作業性が低下するとともに、この種の一体化物の単価が高価になるという問題も生じた。そして、カーボン製治具44の表面状態が劣化すると、カーボン製治具44にガラス接合剤43が融着して、接合不良が生じるという問題も生じた。
【0008】
本発明は上述したような問題点を解消するためになされものであって、接合材料の流れ性を向上させて接合品質に優れた接合方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はガラスあるいはセラミックスからなる第1部材と金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合したり、金属あるいは合金からなる第1部材と該第1部材の金属あるいは合金とは異なる金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合する接合方法である。そして、上記目的を達成するため、本発明の接合方法は、低融点ガラスからなる第1ガラス材料と、第1ガラス材料よりも融点が高い第2ガラス材料とを第1部材と第2部材との間に第1ガラス材料が下になるように重ね合わせて配置するガラス材料配置工程と、第1ガラス材料を溶融させる第1溶融工程と、第1ガラス材料を溶融した後に第2ガラス材料を溶融させる第2溶融工程を備えるようにしている。
【0010】
このように、第1ガラス材料よりも融点が高い第2ガラス材料を第1ガラス材の上に重ね合わせた後、第1溶融工程で第1ガラス材料を溶融させるようにすると、融点の高い第2ガラス材料をガイドとして、溶融した第1ガラス材料が第1部材と第2部材との間に充分に充填されるようになる。この後、第2溶融工程で第2ガラス材料を溶融させるようにすると、溶融接合した第1ガラス材料の上に溶融した第2ガラス材料が充填されるようになる。これにより、第1部材と第2部材との間に空隙部を生じることなく、第1部材と第2部材とを強固に接合することが可能となる。特に、第1部材あるいは第2部材に位置合わせのための面取り部が形成されて、均一な接合面を有しない場合にその効果が高くなる。この結果、接合部の気密性が高められた接合体を得ることができるとともに、接合品質および信頼性に優れた接合体を得ることが可能となる。
【0011】
この場合、第1ガラス材料と第2ガラス材料の熱膨張率の差が大きすぎると、第1ガラス材料と第2ガラス材料との間の接合部に歪みを生じて接合品質が低下するため、第1ガラス材料と第2ガラス材料の熱膨張率の差が3×10−6以下になるように第1ガラス材料と第2ガラス材料とを選択するのが望ましい。また、第1ガラス材料と第2ガラス材料の融点の差が大きすぎると、ガラスの種類によっては必要以上の温度に加熱することにより、内部に発泡等の問題を生じてしまう可能性があるため、第1ガラス材料と第2ガラス材料の融点の差が50℃以下になるように第1ガラス材料と第2ガラス材料とを選択するのが望ましい。
【0012】
そして、第1ガラス材料と第2ガラス材料の少なくとも一方はガラス材料を予備成形した成形体であると、これらのガラス材料の取り扱いが容易になって、作業性が向上するので好ましい。この場合、第1ガラス材料の上に配置される第2ガラス材料を治具の作用をさせるためには、少なくとも第2ガラス材料は予備成形した成形体であるのが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
ついで、本発明の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。なお、図1はレンズとレンズホルダーを接合するための第1実施例の接合方法を模式的に示す断面図であり、図1(a)は第1工程を示し、図1(b)は第2工程を示し、図1(c)は第3工程を示し、図1(d)は第4工程を示している。また、図2はリード線をホルダーに接合するための第2実施例の接合方法を模式的に示す断面図であり、図2(a)は第1工程を示し、図2(b)は第2工程を示し、図2(c)は第3工程を示し、図2(d)は第4工程を示している。
【0014】
1.第1実施例
まず、第1実施例を図1に基づいて説明する。本第1実施例においては光学部品10を示しており、略円柱状に形成されたロッドレンズ(第1部材)11と、このロッドレンズ11を固定する金属製レンズホルダ(第2部材)12と、これらを溶融接合する第1ガラス材料13および第2ガラス材料14とから構成される。この場合、ロッドレンズ11はアルミナ(Al2O3)、ルチル(TiO2)などの光学結晶が円柱状に形成されている。
【0015】
また、金属製レンズホルダ12はフェルニコ系のFe54%,Ni29%,Co17%の合金(商品名:コバール(Kovar))又はFe58%,Ni42%の合金(商品名:42アロイ)、あるいはSUS304,SUS316,SUS450等のステンレス鋼などの金属を所定形状に形成して構成されている。さらに、第1ガラス材料13は融点が450℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が430℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラス(例えば、日本電気ガラス社製LS−3051S)を用いている。また、第2ガラス材料14は第1ガラス材料13よりも融点が高く、その融点が490℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が450℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラス(例えば、旭テクノガラス社製T436)を用いている。
【0016】
ついで、このような光学部品10の製造工程について説明する。まず、図1(a)に示すように、ロッドレンズ(第1部材)11と金属製レンズホルダ(第2部材)12とを図示しない治具を用いて組み合わせる。この場合、ロッドレンズ11の一部には位置合用の面取り部(図示せず)が形成されている。また、金属製レンズホルダ12のロッドレンズ11との嵌合部の先端部にはテーパー部12aが形成されている。
【0017】
一方、略リング状にプリフォームした融点が450℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が430℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラスからなる第1ガラス材料13と、略リング状にプリフォームした融点が490℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が450℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラスからなる第2ガラス材料14とを用意した。この後、図1(b)に示すように、第1ガラス材料13をロッドレンズ11の先端部に挿入して、金属製レンズホルダ12のテーパー部12a上に配置した。ついで、第1ガラス材料13の上に第2ガラス材料14を重ね合わせた後、これらを加熱炉内に配置した。
【0018】
ついで、この加熱炉内を窒素ガスの雰囲気にした後、加熱炉内が430℃(作業温度が430℃)になるまで加熱して、当該加熱炉内を430℃の温度に約10分間維持した。これにより第1ガラス材料13は溶融して、図1(c)に示すように、ロッドレンズ11と金属製レンズホルダ12との嵌合部を充填するとともに、プリフォームされた第2ガラス材料14に沿って広がることとなる。この後、加熱炉内を450℃(作業温度が450℃)になるまで加熱して、当該加熱炉内を450℃の温度に約10分間維持した。これにより第2ガラス材料14は溶融して、図1(d)に示すように、第2ガラス材料14は第1ガラス材料13の上部で、ロッドレンズ11と金属製レンズホルダ12との嵌合部を充填することとなる。
【0019】
これにより、ロッドレンズ11の一部には位置合用の面取り部(図示せず)が形成されていても、プリフォームされた第1ガラス材料13がロッドレンズ11と金属製レンズホルダ12との嵌合部に均一に充填されることとなる。この結果、ガラス接合材料が未充填の空間部を生じることを防止することができるようになる。また、プリフォームされた第2ガラス材料14が治具の作用をするため、カーボン製の治具を用いる必要もなくなり、製造工程を簡略化することが可能となる。
【0020】
2.第2実施例
ついで、第2実施例を図2に基づいて説明する。本第2実施例においてはリード線がハーメチックシールされた気密蓋20を示しており、この気密蓋20は、リード線(第1部材)21と、このリード線21を固定、保持する金属製蓋体(第2部材)22と、これらを溶融接合する第1ガラス材料23および第2ガラス材料24とから構成される。この場合、リード線21はCu,CuWなどの導電性に優れた金属あるいは合金材料により形成されている。
【0021】
また、金属製蓋体22はフェルニコ系のFe54%,Ni29%,Co17%の合金(商品名:コバール(Kovar))又はFe58%,Ni42%の合金(商品名:42アロイ)、あるいはSUS304,SUS316,SUS450等のステンレス鋼などの金属を所定形状に形成して構成されている。さらに、第1ガラス材料23は、上述した第1実施例と同様に、融点が450℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が430℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラス(例えば、日本電気ガラス社製LS−3051S)を用いている。また、第2ガラス材料24も、上述した第1実施例と同様に、第1ガラス材料23よりも融点が高く、その融点が490℃(熱膨張率が6×10−6)で、作業温度が450℃に設定され、その温度での熱膨張率が5×10−6である低融点ガラス(例えば、旭テクノガラス社製T436)を用いている。
【0022】
ついで、このような気密蓋20の製造工程について説明する。まず、図2(a)に示すように、リード線(第1部材)21と金属製蓋体(第2部材)22とを図示しない治具を用いて組み合わせる。この場合、金属製蓋体22のリード線21との嵌合部の先端部にはテーパー部22aが形成されている。
一方、略リング状にプリフォームした融点が450℃(熱膨張率が6×10−6)の低融点ガラスからなる第1ガラス材料23と、略リング状にプリフォームした融点が490℃(熱膨張率が5×10−6)の低融点ガラスからなる第2ガラス材料24とを用意した。
【0023】
この後、図2(b)に示すように、第1ガラス材料23をリード線21の先端部に挿入して、金属製蓋体22のテーパー部22a上に配置した。ついで、第1ガラス材料23の上に第2ガラス材料24を重ね合わせた後、これらを加熱炉内に配置した。ついで、この加熱炉内を窒素ガスの雰囲気にした後、加熱炉内が430℃(作業温度が430℃)になるまで加熱して、当該加熱炉内を430℃の温度に約10分間維持した。これにより第1ガラス材料23は溶融し、溶融した第1ガラス材料23はプリフォームされた第2ガラス材料24に沿って広がり、図2(c)に示すように、リード線21と金属製蓋体22との間隙部に充填されることとなる。
【0024】
この後、加熱炉内を450℃(作業温度が450℃)になるまで加熱して、当該加熱炉内を450℃の温度に約10分間維持した。これにより第2ガラス材料24は溶融して、図2(d)に示すように、第2ガラス材料24は第1ガラス材料23の上部で、リード線21と金属製蓋体22との嵌合部を充填することとなる。
【0025】
これにより、プリフォームされた第1ガラス材料23がリード線21と金属製蓋体22との間隙部に均一に充填されることとなる。この結果、ガラス接合材料が未充填の空間部を生じることを防止することができるようになる。また、プリフォームされた第2ガラス材料24が治具の作用をするため、カーボン製の治具を用いる必要もなくなり、製造工程を簡略化することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明においては、第1ガラス材料13(23)よりも融点が高い第2ガラス材料14(24)を第1ガラス材料13(23)の上に重ね合わせた後、第1ガラス材料13(23)を溶融させるようにしている。これにより、融点の高い第2ガラス材料14(24)をガイドとして、溶融した第1ガラス材料13(23)が第1部材11(21)と第2部材12(22)との間に充分に充填されるようになる。この後、第2ガラス材料14(24)を溶融させるようにすると、溶融接合した第1ガラス材料13(23)の上に溶融した第2ガラス材料14(24)が充填されるようになる。
【0027】
これにより、第1部材11(21)と第2部材12(22)との間に空隙部を生じることなく、第1部材11(21)と第2部材12(22)とを強固に接合することが可能となる。特に、第1部材11(21)あるいは第2部材12(22)に位置合わせのための面取り部が形成されて、均一な接合面を有しない場合にその効果が高くなる。この結果、接合部の気密性が高められた接合体を得ることができるとともに、接合品質および信頼性に優れた接合体を得ることが可能となる。
【0028】
なお、上述した各実施例においては、リング状にプリフォームした第1ガラス材料13(23)および第2ガラス材料14(24)を用いる例について説明したが、リング状にプリフォームした第1ガラス材料13(23)および第2ガラス材料14(24)に代えてペースト状の第1ガラス材料13(23)および第2ガラス材料14(24)を用いるようにしてもよいが、第2ガラス材料14(24)により治具の作用をさせるためには、少なくとも第2ガラス材料14(24)はリング状にプリフォームする必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズとレンズホルダーを接合するための接合方法を模式的に示す断面図であり、図1(a)は第1工程を示し、図1(b)は第2工程を示し、図1(c)は第3工程を示し、図1(d)は第4工程を示している。
【図2】リード線をホルダーに接合するための接合方法を模式的に示す断面図であり、図2(a)は第1工程を示し、図2(b)は第2工程を示し、図2(c)は第3工程を示し、図2(d)は第4工程を示している。
【図3】従来例の光学部品と金属ホルダとを低融点ガラスで接合する状態を示す断面図であり、図3(a)は接合前の状態を示し、図3(b)は接合後の状態を示している。
【図4】図3の光学部品と金属ホルダとを低融点ガラスで接合した状態を示す上面図であり、図4(a)はその一例を示しており、図4(b)他の例を示している。
【図5】他の従来例の光学部品と金属ホルダとを低融点ガラスで接合する状態を示す断面図であり、図4(a)は接合前の状態を示し、図4(b)は接合後の状態を示している。
【符号の説明】
10…光学部品、11…ロッドレンズ、12…金属製レンズホルダ、12a…テーパー部、13…第1ガラス材料、14…第2ガラス材料、20…気密蓋、21…リード線、22…金属製蓋体、22a…テーパー部、23…第1ガラス材料、24…第2ガラス材料
Claims (6)
- ガラスあるいはセラミックスからなる第1部材と、金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合したり、金属あるいは合金からなる第1部材と、該第1部材の金属あるいは合金とは異なる金属あるいは合金からなる第2部材とをガラスにて接合する接合方法であって、
低融点ガラスからなる第1ガラス材料と、該第1ガラス材料よりも融点が高い第2ガラス材料とを前記第1部材と前記第2部材との間の接合部に前記第1ガラス材料が下になるように重ね合わせて配置するガラス材料配置工程と、
前記第1ガラス材料を溶融させる第1溶融工程と、
前記第1ガラス材料が溶融した後に前記第2ガラス材料を溶融させる第2溶融工程とを備えるようにしたことを特徴とする接合方法。 - 前記第1ガラス材料と前記第2ガラス材料の熱膨張率の差が3×10−6以下になるように前記第1ガラス材料と前記第2ガラス材料とを選択するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
- 前記第1ガラス材料と前記第2ガラス材料の融点の差が50℃以下になるように前記第1ガラス材料と前記第2ガラス材料とを選択するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合方法。
- 前記第1ガラス材料と前記第2ガラス材料の少なくとも一方はガラス材料を予備成形した成形体であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の接合方法。
- 前記第1部材としての光学部品と、前記第2部材としての金属ホルダとを接合一体化した接合体であって、
前記第1部材としての光学部品と前記第2部材としての金属ホルダとを請求項1から請求項4のいずれかに記載の接合方法により接合したことを特徴とする接合体。 - 前記第2部材としての金属ホルダは熱膨張係数が前記第1部材としての光学部品と近似するFe−Niを主成分とする合金あるいはステンレスからなることを特徴とする請求項5に記載の接合体。
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JP2015001158A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 光学素子封止構造体とその製造方法、及び、レーザ点火装置 |
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