JP2004018345A - 炭化水素、含酸素化合物を原料とする水素の生成装置 - Google Patents

炭化水素、含酸素化合物を原料とする水素の生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水素の生成反応すなわち水素の生成量を高い精度で制御でき、また応答性にも優れた新規な生成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料A中で、パルス放電を行って、前記炭化水素又は含酸素化合物と前記水との反応を誘起し、水素を生成させる装置1であって、反応器10と、前記反応器10内に設けられた放電極11、12と、前記放電極11に電圧を印加する電源14と、前記放電極11に形成され原料Aを放電領域13に供給するための供給路と、前記供給路中の原料Aに対し電界及び磁界を加えて原料Aを流動させるための電極19、20及び磁極21、22とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素の生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水素は、重要な工業用ガスであり、従来、アンモニア、メタノールの合成、水素化脱硫、水素化分解、油脂などの水素化、溶接、半導体製造等に広く用いられている。そして最近では、燃料電池における反応物質や、自動車、航空機、発電、厨房用の燃料等の新しい利用分野が注目されている。
【0003】
上記水素の生成方法として、アルコールや炭化水素と、水蒸気とを反応させる方法(スチームリフォーミング)が従来知られている。スチームリフォーミングは、水蒸気改質とも呼ばれ、具体的には(化1)〜(化3)などの化学反応式で表される。
【0004】
【化1】
Figure 2004018345
【化2】
Figure 2004018345
【化3】
Figure 2004018345
【0005】
このスチームリフォーミングは、従来、アルミナを担体として白金等の貴金属触媒を用い、250〜400℃、1〜50気圧程度の高温高圧条件下で行われていた。しかしながら、この方法は、高価な触媒が必要であり、また高温高圧で反応を行うため、高温高圧に耐えうる堅牢な反応装置を用いる必要があった。また、種々の副反応が生じ、生じた副生成物によって反応管が閉塞したり触媒が劣化したりする問題もあった。
【0006】
そのような状況の中、従来法よりも低温、常圧で実施することができ、高価な触媒を用いなくても実施することができ、転化率が高く、雑多な副反応がほとんど起きない新規なスチームリフォーミング方法及び装置が開発され、特開2001−335302号公報において開示されている。この装置は、反応器と、その反応器に収容された一対の電極と、電極に電圧を印加する直流電源とを備え、前記反応器内へ導入した気体状の鎖式炭化水素と水蒸気とを含む混合ガス中で、直流パルス放電を行って鎖式炭化水素と水蒸気を反応させ、水素を生成させるものである。
【0007】
上記の装置は、非常に低コストで、かつ小型、可搬の反応器により実施可能であるため、例えば、自動車等に搭載して、燃料電池への水素供給に利用することが期待される。そのためには、反応を高い精度で制御でき、また、水素生成の応答性を向上させることが望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記従来の状況に鑑み、水素の生成反応すなわち水素の生成量を高い精度で制御でき、また応答性にも優れた新規な生成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の生成装置は、請求項1として、炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料中で、パルス放電を行って、前記炭化水素又は含酸素化合物と前記水との反応を誘起し、水素を生成させる装置であって、反応器と、前記反応器内に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を印加する電源と、前記放電極に形成され原料を放電領域に供給するための供給路と、前記供給路中の原料に対し電界及び磁界を加えて原料を流動させるための電極及び磁極とを備えてなることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料が、電極及び磁極によって力(ローレンツ力)を受け、放電極に形成された供給路を通して放電領域へ流動し、そこでパルス放電を受けて反応し、目的の水素を生成する。生成した水素は通常、排出口を経て系外に排出される。なお、ここでいう炭化水素には、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素を含む。また、含酸素化合物とは、分子中に酸素原子を含む有機化合物をいい、アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトン、エステル等が含まれる。
【0011】
また、請求項2は、炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料中で、パルス放電を行って、前記炭化水素又は含酸素化合物と前記水との反応を誘起し、水素を生成させる装置であって、反応器と、前記反応器内に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を印加する電源と、前記放電極に形成され、原料を放電領域へ毛管現象を利用して吸引可能であるように構成された供給路と、前記供給路中の原料に対し電界及び磁界を加えて原料を流動させるための電極及び磁極とを備えてなることを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、電界及び磁界によって生じる力のみならず、毛管現象により供給路中を原料が自然に移動することを利用して、効率的に原料が供給される。
【0013】
また、請求項3は、請求項1又は2記載の水素の生成装置において、原料に加えられる電界及び磁界の方向が、直交していることを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、原料を流動させる力が大きくなる。
【0015】
また、請求項4は、請求項1〜3のいずれか記載の水素の生成装置において、放電極が、複数の炭素繊維の束から構成され、前記炭素繊維間に供給路が形成されることを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、炭素繊維の束がパルス放電の放電極として機能するとともに、原料は繊維間の隙間(供給路)を流動する。炭素繊維は、良導体であり耐腐食性を有するので、本発明の反応系に適している。なお、ここでいう炭素繊維には、PAN系、レーヨン系、ピッチ系のいずれをも含み、さらに、炭素繊維を高温(1500〜3000℃)で処理したいわゆる黒鉛繊維や、賦活化処理を行った活性炭素繊維を含む概念である。
【0017】
また、請求項5は、請求項4記載の水素の生成装置において、炭素繊維がそれぞれ電気絶縁体で被覆され、前記被覆された炭素繊維の束に沿って電極及び磁極が備えられていることを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、電気絶縁体を介しているので、電極と炭素繊維自体とが接触しない。また、炭素繊維間の隙間を通じて原料と電極とが接触し、原料に電界が加えられる。
【0019】
また、請求項6は、請求項4記載の水素の生成装置において、炭素繊維の束が、表面に孔が形成された電気絶縁体で被覆され、前記被覆された炭素繊維の束に沿って電極及び磁極が備えられていることを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、電気絶縁体を介しているので、電極と炭素繊維自体とが接触しない。また、絶縁体表面の孔を通じて原料と電極とが接触し、原料に電界が加えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態(1)を図1及び図2に示す。図1の生成装置1は、石英その他のガラス、セラミック、合成樹脂などから構成される反応器10を備えている。反応器10内には一対の放電極11、12が対向して設けられ、放電極11と放電極12の間は放電領域13となる。そして、反応器10の外へ延びる放電極11には、負高電庄を印加するための直流電源14が接続され、直流電源14と放電極11の間にはデジタルオシロスコープ15が接続されている。一方、反応器10には三方口16が接続され、三方口16の一方の口へは反応器10から外へ延びる放電極12が貫通してアースされている。また、三方口16の他方の口は、パルス放電によって生成した水素Hを排出するための排出口17となっている。なお、放電極11と放電極12の間の距離は、任意に調節可能となっている。
【0022】
放電極11には、原料Aを放電領域13に供給するための供給路が形成されている。具体的には、図2に示すように、炭素繊維110などの良導体を複数本束ねて放電極を構成しており、それらの炭素繊維110の間が、原料Aが通過する供給路111となっている。また、図1に示すように、放電極11には、原料Aを放電極11の供給路111中へ導入するための導入路18が接続されている。なお、図2では便宜上、炭素繊維110がある程度の太さを有し、数十本程度の束であるように模式的に示しているが、多くの場合には炭素繊維110の太さはマイクロメートルオーダーであり、本数も放電極11の太さに応じて多数である。
【0023】
上記炭素繊維110は、従来知られた種々の炭素繊維を用いることができる。具体的には、ポリアクリロニトリル(PAN)を原料とする炭素繊維、石油、石油タール、液化石炭等を原料とするピッチ系炭素繊維、レーヨン系炭素繊維等が挙げられる。例えば、PAN系炭素繊維は、特殊アクリル繊維(プレカーサー)を空気中で熱処理し、得られた耐炎繊維を不活性ガス中で1000〜1800℃で焼成することにより得ることができる。また、この炭素繊維を、さらに高温の2000〜3000℃で焼成した黒鉛繊維や、賦活ガス(水蒸気、炭酸ガス、窒素ガスなどの混合ガス)中で賦活化処理した活性炭素繊維等も適用可能である。炭素繊維は、化学的に安定であるため、本発明で使用する水などにより腐食しないという利点がある。
【0024】
また、図2に示すように、炭素繊維110は、それぞれが電気絶縁体112によって被覆されている。電気絶縁体112としては、ある程度の耐熱性があって原料に侵されない物質であれば適用でき、一般的にはエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などのゴム・樹脂材料や各種のセラミック材料が用いられる。被覆する方法としては、特に限定されず、浸漬・スプレー等によって電気絶縁体112を炭素繊維110の表面に塗布したり、電気絶縁体112を炭素繊維110の表面に溶射する等の手段を採用することができる。
【0025】
そして、この実施の形態では、図2に示すように、電気絶縁体112で被覆された炭素繊維110の束に沿って、電界及び磁界を加えるための電極19、20及び磁極21、22が、その電界の方向と磁界の方向とが相異なるように備えられている。電極19、20及び磁極21、22を炭素繊維110の束に対して取り付ける方法は、接着剤を介して貼り付けたり、炭素繊維110の束の表面にメッキする等の種々の手段を適宜用いることができる。また、電極19、20には、電圧を任意に制御可能な直流電源23が接続されている。
【0026】
なお、上述のように、電界の方向と磁界の方向とは、相異なっていれば、原料Aを流動させることは可能であるが、特にその中でも、直交していることが好ましい。
【0027】
また、炭素繊維110の端面113は、エッジ状(尖状)に形成することが好ましい。このようにすると、パルス放電を行った際に、エッジの先端部に電流が集中するので放電が起こり易くなり、結果として水素の生成効率が向上する。なお、炭素繊維110が十分に細い(マイクロメートルオーダー)場合には、特に端面113を加工せずともそれ自体をエッジ状とみなすことができる。また、炭素繊維110がミリメートル程度の太さを有する場合には、端面113がエッジ状になるように切断・切削等の手段により適宜加工しても良い。
【0028】
以上の生成装置1を使用する際には、概略次のように行われる。まず、導入路18を通じて、炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料Aが、放電極11中の供給路111に供給される。供給された原料Aには、電極19、20及び磁極21、22によって電界及び磁界が加えられる。その際、原料Aは炭素繊維110同士の間隙から外側へ浸み出すことにより、電極19、20と接触可能になっている。したがって、フレミングの法則により、原料A自体が電界及び磁界の方向に対し垂直な方向へ力(ローレンツ力)を受け、供給路111を通じて放電領域13の方向へ流動する。そして、直流電源14により放電極11に負電圧を印加すると、放電極11、12間にパルス放電が起きて反応が誘起され、水素Hが生成する。生成した水素Hは排出口17から排出され、種々の用途に供される。なお、供給路111を流動してパルス放電により反応する原料Aは、液体の状態であっても良いし、気体の状態であっても良い。
【0029】
なお、原料Aの種類によっては、導電性が低いために電界を印加できない場合がある。その場合には、原料Aに予めイオン等を溶解させたり金属等の導電性粉末を分散させたりして導電性を上げることができる。
【0030】
電極19、20及び磁極21、22によって加えられる電界及び磁界の強さは、任意に制御することができる。これにより、原料Aが流動する力を変化させることができ、結果として水素の生成量を精密に制御できる。また、電界及び磁界の変化が、原料Aの供給量に直接影響するため、水素生成の応答性を向上させることができる。
【0031】
なお、供給路111の内径を適切に設定することにより、原料Aを毛管現象を利用して自然に放電領域13の方向へ吸引することができる。したがって、この毛管現象による吸引と、上述の電界及び磁界により原料Aを流動させる方法とを組み合わせて、より効率的に原料Aを供給することもできる。その際の、供給路111の内径の適正値は、供給路111の長さ、原料Aの密度、原料Aの表面張力、電界及び磁界の強さなどを総合的に考慮して求めることができる。また、導入路18にポンプ等の送出手段を接続して原料Aを強制的に流動させる方法と、上述の電界及び磁界による方法とを組み合わせても良い。
【0032】
次に、原料について述べる。まず、反応させる炭化水素としては、特に限定されず、種々の炭化水素の中から適宜選択することができる。例として、直鎖状、分岐状、あるいは環状のアルカン、アルケン、アルキン等の脂肪族炭化水素や、種々の芳香族炭化水素、あるいはそれらの混合物が挙げられ、さらに具体的には、天然ガス、石油ナフサ、ガソリン、灯軽油等や、それらの混合物をそのまま用いることもできる。
【0033】
含酸素化合物は、分子中に酸素原子を含む有機化合物であり、上記炭化水素と同様に、種々の物質の中から適宜選択することができる。例として、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、メチルターシャルブチルエーテル等のエーテル、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド等のアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、酢酸エチル、ギ酸エチル、炭酸ジメチル等のエステル等を挙げることができる。
【0034】
また水は、HOを過剰に含む液体もしくは水蒸気の意味であり、一般的な水であれば適用可能である。その他、蒸留水、イオン交換水等や、いわゆる「お湯」も、当然に本発明の水の概念に包含される。
【0035】
そして本発明の装置は、上記炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料Aを放電領域13に供給した上で、パルス放電を行うことを特徴とする。ここでパルス放電とは、放電極間にパルス電流を流すことであり、例えば1μs以下という微小時間内での電子照射を繰り返すため、気相の温度が上昇せず、非常に低温で反応させることができる。なお、パルス放電は、通常は一定間隔で行うが、断続的であっても良い。
【0036】
パルス放電により、例えば原料Aとしてメタンと水蒸気との混合ガスを用いた場合には、次式(化4)のごとく反応が進行し目的の水素が生成する。また、原料Aとして、エタノールと水との混合液を用いた場合には、次式(化5)のように進行して水素を生成する。その際にはアセチレン等の副生成物を生じない。なお、メタノール等のアルコールは、必ずしも水と併用する必要はなく、それ単独で用いることもできる。その場合には、例えば(化6)に示すようにアルコール自身の分解反応が起こって水素を生成する。
【0037】
【化4】
Figure 2004018345
【化5】
Figure 2004018345
【化6】
Figure 2004018345
【0038】
上記の反応は、放電電流、すなわち電子線が放電極から照射されることによりラジカルを生じ、このラジカルが反応を引き起こすものと考えられる。したがって、放電電流を大きくするほど、また、放電極間の距離を大きくするほど、電子線と衝突する分子の数が増えるので、反応速度が大きくなり、また、単位時間内での転化率が高くなる傾向がある。
【0039】
放電を行うにあたっては、パルス電源を用いることもできるが、放電極11、12間に一定の電圧をかけ、自励的にパルス放電を行わせる直流自励パルス放電が好適に採用される。この場合、1秒間当たりのパルス放電の回数(以下、「パルス発生頻度」ということがある)は、原料Aの供給量にもよるが、5回〜1000回程度が適当であり、特に50〜100回程度が好ましい。パルス発生頻度は、一定電圧の下では電流が高くなるほど多くなり、また、電極間距離が長くなるほど少なくなる。したがって、好ましい電圧、電流及び放電極間距離は、上記のパルス発生頻度が達成されるように電圧、電流及び放電極間距離を調節することによって自ずから設定される。例として、内径5mm程度の小型の反応器を用いる場合には、印加電圧は1kV〜10kV程度、電流は1〜20mA程度、放電極間の距離は2mm〜10mm程度とすることが好ましい。もちろん、印加電圧、電流、及び放電極間距離は上記の範囲に限定されるものではなく、より製造能力の高い大型の反応装置を用いる場合には、放電極間距離を長くし、上記パルス発生頻度を達成するためにその分、印加電圧及び電流を大きくすることによって実施することができる。
【0040】
反応させる原料Aは、液体・気体のいずれの状態でも良い。気体状態の原料Aを反応させる場合、その反応温度は特に限定されないが、できるだけ低温で行う方がエネルギーコストが安いため好ましい。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等と水蒸気とを原料とする場合には、反応温度は、80℃〜150℃程度(常圧条件下)とすることが好ましい。ここで、上記範囲の低温側が100℃より低温であるのは、アルコールと水とが共沸現象によって気化する場合があるためである。なお、水蒸気は、濃縮される傾向があるため、炭化水素又は含酸素化合物の沸点が水よりも低い場合には、原料Aを予め反応温度よりも高い温度で前加熱した後、反応領域13に供給することが好ましい。
【0041】
原料Aとして気体状態のものを用いる場合の反応器10内の全圧は、特に限定されず、例えば0.1気圧〜10気圧程度で行うことができる。ただし、反応は常圧で十分に進行し、その際には堅牢な反応装置を必要としないので、常圧で行うことが産業上特に好ましいといえる。また、炭化水素又は含酸素化合物と水との混合比率は、化学量論量で良いが、所望により、一方の物質を化学量論量の1/2〜2倍程度もしくはそれ以上に増減させることも可能である。
【0042】
原料Aを、電界及び磁界を加えて連続的に反応器10内へ供給する場合、原料Aの供給速度(電界及び磁界の強さにより決定される)は、水素の所望の生成量に応じて適宜設定すれば良いが、排出口17から排出される水素Hを分析して、原料Aの転化率が一定値以上、例えば60%以上となるような値に設定すると産業上有利である。例えば、内径5mmの反応器を用い、放電極間の距離を1mm〜10mm程度、印加電圧を1〜5kV程度に設定し、原料Aとしてアルコールと水蒸気とを含む混合ガスを用いる場合の供給流量は、10〜1000ml/分程度、就中50〜100ml/分程度が適当である。
【0043】
なお、放電極11には、図2に示すように、触媒26を付着させることができる。触媒26としては、パルス放電による水素の生成反応の効率を向上させ、あるいはC2化合物等の副生成物を低減できるものであれば適用可能である。例として、アルミナを担体とするパラジウムもしくは白金触媒、ニッケル触媒、リンドラー触媒等が挙げられる。これらの触媒は、特にアセチレン等のC2化合物の生成を抑制することができる。なお、触媒26は、パルス放電を受けることにより活性化し、通常よりも触媒能が高まることを知見している。
【0044】
特に、本発明の反応系における触媒26として、本発明者は、ルテニウム、ルテニウムと他の触媒との多元触媒、フラーレン、又はルテニウムを担持させたフラーレンが、水素の生成効率を最も高めうることを見出した。フラーレンとしては、従来知られる種々のフラーレンが適用可能であり、例えば、C60、C70、C76、C80、C82、C84、C86、C88、C90、C92、C94、C96、C120、C240、C560等、もしくはそれらの混合物を挙げることができる。その中でも、C240が最も高い効果が得られることを知見している。これは、C240の水素吸蔵能が高いためと考えられる。また、C60を内包したC240(以下C60@C240のように書く)、C240@C560、C80@C240@C560のような複数層の殻を有するフラーレンも好適に用いられる。フラーレンにルテニウムを担持させる方法としては、特に限定されず、例えば、フラーレンに対してルテニウムをめっき、蒸着、スパッタリングする等して担持させる方法や、フラーレンをレーザー蒸発法により作製する際に、ルテニウムを同時に蒸発させて担持させる方法等を適宜採用することができる。なお、フラーレンに担持させたルテニウムは非常に微粒子であり、活性化した状態にある。ルテニウム粒子が細かくなる理由は定かではないが、フラーレンによってルテニウム粒子同士の接触、粒成長が阻害されるためではないかと考えられる。
【0045】
触媒26を放電極11に付着させる方法としては、放電極11の表面に触媒26を蒸着、スパッタリング、めっきする等の方法を適宜採用することができる。また、束ねる前の炭素繊維110の表面(電気絶縁体112の表面)に蒸着等によって触媒26を付着させてから、それらを束ねて放電極11としても良い。
【0046】
もっとも、上記の生成装置1は、触媒26を用いなくても水素を生成できるので、触媒を一切用いずに実施しても無論構わない。本発明の生成装置1は、触媒が必須であってかつ高温、高圧でリフォーミングする従来の方法に比べて、はるかに低温、低圧で実施でき、また低コストであることを特徴とする。
【0047】
さらに、図1の生成装置1では、放電極11に接続する電源として直流電源14を用いているが、この他にも、パルス放電が可能な電源であれば適用可能であり、例えば、交流電源にダイオードブリッジ回路、負荷等を適宜組み合わせた電源や、その電源に直流分の電圧を重畳させた電源等を適宜採用することができる。また、放電極に印加する電圧は上記のように一極性が好ましいが、これに限ることなく、交流電圧を印加することも可能である。
【0048】
また、反応器10に収容する放電極11、12は、一対に限らず、必要に応じて複数の放電極を用いることもできる。
【0049】
さらに、本発明の生成装置1は、目的の水素とともに、一酸化炭素を副生する。そこで、生成した水素及び一酸化炭素を、別途、さらに水蒸気と反応させることにより、最終的に水素ガスと二酸化炭素とを製造することも可能である。この反応は水性ガスシフト反応として知られている。水性ガスシフト反応自体はこの分野において周知であり、低温、常圧で進行するという利点がある。この水性ガスシフト反応を本発明の生成装置1に組み込む場合には、例えば、酸化亜鉛一酸化銅系固体触媒などの水性ガスシフト反応用の触媒を、図1の反応器10の排出口17側に充填することにより、パルス放電で生成した一酸化炭素をさらに水蒸気と反応させて水素及び二酸化炭素とし、これによって水素の製造効率を大幅に高めることができる。
【0050】
また、原料Aを流動させることで、電極19、20や磁極21、22の表面に、原料A中のイオン等の不純物が析出する可能性がある。このような場合には、電界もしくは磁界の向きを逆転させることにより、析出物を取り除き、表面を洗浄することが可能である。
【0051】
続いて、本発明の実施の形態(2)を図3に示す。図3は、生成装置における放電極11の拡大図である。上記実施の形態(1)とは異なり、電気絶縁体112で被覆した炭素繊維110の複数本を、放電極11全体の断面が四角形状になるように束ねている。そして放電極11の周面に、電極19、20(図示せず)、及び磁極21、22(図示せず)が直交して備えられている。このようにすると、電界及び磁界を原料に対してより効率的に加えることができる。
その他の構成は上記実施の形態(1)に準ずる。
【0052】
次に、本発明の実施の形態(3)を図4に示す。図4は、実施の形態(3)に係る生成装置における放電極11の拡大図である。放電極11は、上記実施の形態(1)と同様に、複数の炭素繊維110の束から構成されており、炭素繊維110と他の炭素繊維110との間が原料Aの供給路111となっている。そして、炭素繊維110の束は、その全体が電気絶縁体114で被覆され、電気絶縁体114には孔115が貫通して設けられている。そして、電極19、20及び磁極21、22が、電気絶縁体114の表面に沿って備えられている。原料Aを流動させるには電界及び磁界を加えるが、その際に、電極19、20と炭素繊維110とは電気絶縁体114で隔てられているために接触せず、一方で原料Aは孔115を通じて電極19、20と接触するので、原料Aに対して電界が加えられ、結果として原料Aが流動することになる。その他の構成は、上記実施の形態(1)に準ずる。
【0053】
さらに、図4の実施の形態(3)で示すように、本発明の水素の生成装置には、供給路111を通じて放電極11の外側へ至った原料Aを溜めおくための貯留部24を設けることができる。貯留部24は、図4の例では、金属、セラミック、樹脂等の粉末25を、炭素繊維110の表面に付着させることによって構成されている。
このようにすると、束にした炭素繊維110の間から外側へ浸み出してきた原料Aが、粉末25の間隙に表面張力によって保持されることで溜められるため、パルス放電によって反応できる原料Aの量が増えて水素の生成効率が向上する。また、原料Aを、放電領域の近傍に常に存在させることができるので、放電に対する水素生成の応答性も向上させることができる。
【0054】
なお、図4の例では、放電極表面に粉末25を付着させることで貯留部24を構成しているが、この他にも、原料Aを貯留できる手段であれば適宜採用することができる。例えば、放電極11の表面をサンドブラスト等により粗面化処理する方法、放電極11の周囲にスポンジ等の吸収体を付設する方法等を挙げることができる。
【0055】
さらに、貯留部24を設ける別の例として、図5に実施の形態(4)を示す。この実施形態では、反応器10の内部が放電領域13の近傍で拡張されており(反応器10の外径が放電領域13の近傍で大きくなっており)、その拡張した分の内部空間が、貯留部24として機能している。すなわち、放電極11中の供給路から外側へ供給された原料A(この場合、一般には気体状)が、貯留部24に滞留するため、その分だけ放電領域13に臨む原料の量が多くなり、水素の生成効率が向上する。
【0056】
続いて、本発明の実施の形態(5)を図6に示す。この実施の形態では、放電極11に、加熱部27を備えたことを特徴とする。ここで加熱部27は、ニクロム線等の一般的な手段で構成されたヒータ等から構成され、放電極11の周囲に配置されている。加熱部27によって放電極11中を流動する原料Aを加熱して気化させることができる。気化した原料Aは、放電極11の端面あるいは側面から外へ蒸発して、放電領域13に到達し、パルス放電によって反応して水素を生成する。加熱温度は、原料Aの種類に応じて適宜設定する。なお、例えば、アルコールと水との混合液を原料とする場合は、共沸現象により100℃以下でも気化させることができる場合がある。また、図6では、加熱部27が放電極27の外側に配置されているが、これに限定されず、例えば、ヒータを放電極11中に埋め込んで、放電極11の内部から直接的に原料Aを加熱することもできる。生成装置1のその他の構成は上記実施の形態(1)に準ずる。
【0057】
また、上述の各実施形態では、放電極11が、束にした複数の炭素繊維110から構成される場合について述べたが、この他にも、原料Aが流動可能であるような供給路を形成した構造であれば特に限定されることなく用いることができる。例えば、通常の炭素電極、金属電極にボール盤やレーザ等を用いて切削加工し供給路を形成したもの、あるいは炭素繊維の織布等に、フェノール樹脂などの熱硬化性合成樹脂や石油ピッチなどのバインダーを含浸させて前駆体を調製し、この前駆体を、複数枚積層して、加圧・加熱してバインダーを硬化させ、さらに不活性雰囲気中で高温焼成してバインダーを炭素化して製造した多孔質材料などを例示することができる。
【0058】
以上のような本発明の生成装置により製造した水素は、例えば、アンモニア、メタノールの合成、水素化脱硫、水素化分解、油脂などの水素化、溶接、半導体製造等に有効に利用することができる。また、タービン燃料としての利用を考慮すると、アルコール等をそのまま燃焼する場合に比べて、水素へ転化させたものを燃焼させた方が発熱量が大きいという利点がある。さらに、小型・可搬の装置とすることができるので、自動車等へ搭載する燃料電池へ水素を供給するための装置として適している。
【0059】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明するが、これらに限定されるものではない。
(実施例1)
生成装置として図1に示す装置を作製した。反応器としては外径10mm、内径9mm、長さ200mmの石英管を用い、対向させる一対の放電極は、予めエポキシ樹脂で被覆した炭素繊維を束にしたものを用いた。また、その炭素繊維の束の周囲に沿って、互いに直交するように電極及び磁極を設けた。なお、放電極の端部の表面にはルテニウムを蒸着により付着させた。
続いて、水とエタノールの混合液(体積比1:1)からなる原料を、導入路から放電極中の供給路へ供給し、電極間に直流電圧を印加して原料を流動させるとともに、放電極間に一定電圧を印加して直流パルス放電を行った。放電の条件は、パルス発生頻度が1秒間に50回、電圧5kV、電流が最大で10mmAである。また、反応器内の温度を原料が蒸発可能な100℃に維持した。
そして排出口から排出される1分間当たりの生成ガス量をガスクロマトグラフィで測定した。その結果、目的の水素が高収率で得られることがわかった。また、アセチレン等の副生成物は検出されなかった。
【0060】
【発明の効果】
以上、本発明の生成装置は、原料を供給するための供給路を放電極に形成し、電界及び磁界を加えることで原料自体に流動する力を生じさせる。したがって、電界及び磁界の強さを変化させて原料の供給量を任意に調節でき、その結果、水素の生成反応を高精度で制御することができる。また、水素生成の応答性を向上させることができる。
本発明の生成装置は、低圧、低温で、かつ低コストで実施可能であるという特長を生かして、例えば、燃料電池へ供給する水素の生成装置等として好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)における生成装置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態(1)における電極の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態(2)における電極の部分拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態(3)における電極の部分拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態(4)における生成装置を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態(5)における生成装置を示す図である。
【符号の説明】
1   生成装置
10  反応器
11  放電極
12  放電極
13  放電領域
14  直流電源
15  デジタルオシロスコープ
16  三方口
17  排出口
18  導入路
19  電極
20  電極
21  磁極
22  磁極
23  直流電源
24  貯留部
25  粉末
26  触媒
27  加熱部
110 炭素繊維
111 供給路
112 電気絶縁体
113 端面
114 電気絶縁体
115 孔

Claims (6)

  1. 炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料中で、パルス放電を行って、前記炭化水素又は含酸素化合物と前記水との反応を誘起し、水素を生成させる装置であって、
    反応器と、前記反応器内に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を印加する電源と、前記放電極に形成され原料を放電領域に供給するための供給路と、前記供給路中の原料に対し電界及び磁界を加えて原料を流動させるための電極及び磁極とを備えてなる水素の生成装置。
  2. 炭化水素又は含酸素化合物と水とを含む原料中で、パルス放電を行って、前記炭化水素又は含酸素化合物と前記水との反応を誘起し、水素を生成させる装置であって、
    反応器と、前記反応器内に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を印加する電源と、前記放電極に形成され、原料を放電領域へ毛管現象を利用して吸引可能であるように構成された供給路と、前記供給路中の原料に対し電界及び磁界を加えて原料を流動させるための電極及び磁極とを備えてなる水素の生成装置。
  3. 請求項1又は2記載の水素の生成装置において、原料に加えられる電界及び磁界の方向が、直交していることを特徴とする水素の生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の水素の生成装置において、放電極が、複数の炭素繊維の束から構成され、前記炭素繊維間に供給路が形成されることを特徴とする水素の生成装置。
  5. 請求項4記載の水素の生成装置において、炭素繊維がそれぞれ電気絶縁体で被覆され、前記被覆された炭素繊維の束に沿って電極及び磁極が備えられていることを特徴とする水素の生成装置。
  6. 請求項4記載の水素の生成装置において、炭素繊維の束が、表面に孔が形成された電気絶縁体で被覆され、前記被覆された炭素繊維の束に沿って電極及び磁極が備えられていることを特徴とする水素の生成装置。
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