JP2004018160A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録紙収納部から記録紙を1枚ずつ送り出す給紙手段の修理・交換を容易にし、異機種間における給紙手段の共通化を可能にする。
【解決手段】給紙手段をユニット化し、給紙部を画像形成装置本体から引き出した状態で給紙手段の着脱を可能にする。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、特に、収納された多数枚の記録紙から1枚ずつ分離して給紙する給紙部及び該給紙部を構成し多数枚の記録紙を収納する記録紙収納部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置のような高速の画像形成装置は、一般に多数枚の記録紙を記録紙収納部に収納し、該記録紙収納部から記録紙を1枚に分離して画像形成部に給紙する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)多数枚の記録紙から1枚を分離し給紙する給紙部は一般に、多数枚の記録紙を収納する記録紙収納部と1枚に分離して記録紙を給紙する給紙手段からなる。しかるに給紙手段は、搬送ローラの摩耗等により性能が低下したり、故障が発生することがあるために修理や交換される。従来の画像形成装置では、給紙手段の修理や交換のためには、給紙手段近傍の部品、例えば、給紙手段を覆っている前面カバーや側面カバーを取り外す必要がある。また、多くの画像形成装置は複数の給紙部を備えているが、一つの給紙部の給紙手段の修理又は部品交換のために、他の給紙部も合わせて取り外すことが必要になり、更には、このような大幅な装置の分解を行った場合に再調整に多大な手数と時間を要しサービスコストを押し上げる原因となっていた。
【0004】
また従来の給紙部では、給紙部構成部品が個々に装置に組み込まれる構成であったために、機種を異にし、構造を異にする機種間では給紙部の構造も異なるものとなり、製造工程上の問題となっていた。
【0005】
第1の本発明の目的は、従来の給紙部における前記の問題を解決し、製造コスト及びサービスコストの低減が可能であり、且つ、安定した性能を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
(2)画像形成装置の高速化に伴って、大容量の記録紙収納部が必要になる傾向にある。また、一方において記録紙補給の操作性の観点から、記録紙収納部を単純な挿脱操作で装着可能な記録紙収納部を備えた画像形成装置が普及している。しかるに、記録紙収納部を挿脱操作で装着する場合に、大量の、従って質量の大な記録紙を収納した記録紙収納部を画像形成装置本体に挿入する際に、画像形成装置の構成部品に大きな衝撃が加わることが問題となることが明らかになった。
【0006】
特に、記録紙サイズに応じて変位可能な規制手段を備えたユニバーサルトレイにおいては、規制手段を記録紙サイズに応じた位置で固定する固定手段に強固な固定機能を持たせることが困難なために、記録紙収納手段の装着時に生ずる衝撃により規制手段が設定位置からずれたり、規制手段が傾いたりすることが判明した。このような問題を解決するために、規制手段を強固に固定する固定手段を設けると、記録紙サイズに応じて規制手段を変位させる場合の操作性が低下して使いずらいものになるという問題が生ずる。
【0007】
第2の本発明の目的は大容量記録紙収納部における前記の問題を解決することを目的とする。
【0008】
画像形成装置の用途が拡大するに従って、使用する記録紙のサイズも多様化する傾向にある。即ち、葉書サイズからA3ないしはA2サイズまでの記録紙を使用可能とする画像形成装置が要望されている。しかも、サイズの多様化に従って、記録紙収納部の数を増やすことはできないので、各種サイズの記録紙を収納することが可能なユニバーサルトレイ型の記録紙収納部が用いられる。
【0009】
ユニバーサルトレイ型の記録紙収納部は、基本的には、記録紙の量に応じて昇降する支持手段及び記録紙サイズに応じて移動可能な規制手段で構成される。そして、前記支持手段には前記規制手段の移動範囲に亘って切欠部が形成される。小サイズから大サイズまで対応させるために前記規制手段の移動範囲を大きく取ると、前記切欠部の面積も大きくなりその結果として、前記支持手段の強度が低下して必要な強度を確保することが困難になるという問題がある。
【0010】
また、前記側縁規制手段の移動範囲を大きくするには駆動機構が大型になるか又はコストを押し上げるという問題が生ずる。
【0011】
第3の本発明の目的は、ユニバーサルトレイ型の記録紙収納部における前記の問題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記した本発明の目的は下記の発明により達成される。
【0013】
1.多数枚の記録紙の端部から記録紙を送り出すピックアップ手段及び該ピックアップ手段により送り出された記録紙を1枚に分離する分離手段を有する給紙手段がユニットに形成され、該ユニット及び該ユニットが取り付けられた記録紙収納部を有する挿脱可能な給紙部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0014】
2.前記ユニットは、前記分離手段により搬送される記録紙の先端を一時停止させて記録紙のループを形成した後に記録紙を搬送するレジスト手段を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
【0015】
3.記録紙サイズに応じて移動可能であり、記録紙の側縁を規制する規制手段、画像形成装置本体に設けられた作用部材及び記録紙収納部の画像形成装置本体への装着時に、前記作用部材に作用して前記規制手段を前記記録紙収納部に固定する固定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0016】
4.前記作用部材と前記固定手段との間の作用を緩和する緩衝部材を有することを特徴とする前記3に記載の画像形成装置。
【0017】
5.記録紙サイズに応じて移動可能であり、記録紙の側縁を規制する規制手段、収納する記録紙の量に応じて昇降可能であり、前記規制手段の移動のための切欠部を有する支持手段を有する記録紙収納部を備えた画像形成装置において、
前記記録紙収納部に着脱可能であり、前記規制手段が規制可能な記録紙よりも小サイズの記録紙の側縁を規制する小サイズ規制手段を有するとともに、前記支持手段に前記小サイズ規制手段のための孔を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0018】
6.取り外した前記小サイズ規制手段を収納する規制手段収納部を前記記録紙収納部に設けたことを特徴とする前記5に記載の画像形成装置。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図、図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の給紙部及び搬送部を示す図である。
【0020】
本実施の形態の画像形成装置は、画像形成装置本体の上部に自動原稿送り装置1、画像形成装置本体内に画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、搬送部5及び排紙・再給紙部6を有している。
【0021】
自動原稿送り装置1は、画像形成装置本体の上部に設けられ、原稿を1枚ずつ送り出し、原稿の画像読取位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を1枚ずつ分離する原稿分離手段12、原稿分離手段12で分離された原稿を搬送する原稿搬送手段13、原稿搬送手段13で搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段14、原稿排紙手段14によって排紙された原稿を受け止め、載置する原稿排紙台15及び原稿の両面の画像を読み取る際に原稿の表裏を反転させるための原稿反転手段16を有している。
【0022】
原稿載置台11上に載置された複数枚の原稿は、原稿分離手段12によって分離され、1枚ずつ搬送される。原稿分離手段12によって分離・搬送された原稿は、原稿搬送手段13によって搬送され、下方に設けられた画像読取部2によって、スリット21を通して、原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段14によって、原稿排紙台15上へと排紙される。原稿の両面の画像を読み取る際には、表面の画像が読み取られた原稿は、原稿反転手段16によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送手段13によって搬送され、画像読取手段によりスリット21を通して原稿の裏面の画像が読み取られる。そして、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段14により原稿排紙台15上へと排紙される。このような工程が原稿載置台11上に載置された原稿の枚数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0023】
また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒式に構成されており、自動原稿送り装置1を起こしてプラテンガラス22を開放することにより、プラテンガラス22上に原稿を直接載置することができるように構成されている。なお、本実施の形態では、原稿搬送手段13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取る場合と、原稿をプラテンガラス22上に静止させた上で画像を読み取る場合がある。
【0024】
画像読取部2は、原稿の画像を読み取り画像データを生成する手段であり、画像形成装置本体内の上部に設けられている。この画像読取部2は、自動原稿送り装置1の原稿搬送手段13によって搬送されている原稿の画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリット21、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であるプラテンガラス22、原稿に光照射する光源であるランプ231と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー232とを一体化している第1ミラーユニット23、第1ミラー232からの光を反射させる第2ミラー241と第3ミラー242とを一体化したVミラーユニット24、スリット21上或いはプラテンガラス22上の原稿からの反射光をCCD26に結像させる結像手段である結像レンズ25及び結像レンズ25によって結像された光像を光電変換して画像信号を得る画像読取手段であるラインCCD26を有している。
【0025】
自動原稿送り装置1によって送られている原稿を画像読取部2で読み取る際は、第1ミラーユニット23及びVミラーユニット24は、図1に示すように、第1ミラーユニット23がスリット21の下方に位置している。そして、原稿搬送手段13によってスリット21を通過する原稿をランプ231で光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー232、第2ミラー241、第3ミラー242、結像レンズ25を介してCCD26に入射する。CCD26は入射した光を光電変換して原稿の画像を読み取る。CCD26の出力から画像データが作成され、作成された画像データに基づいて後述するレーザ書込系33による書込が行われる。
【0026】
また、プラテンガラス22上に載置された原稿の読取の場合には、第1ミラーユニット23とVミラーユニット24とを、プラテンガラス22に沿って図1において右方向に移動させながら、原稿の画像が読み取られる。
【0027】
画像形成部3は、画像読取部2が生成した画像データ又は外部から送信された画像データに基づいて所定の予め設定されたプロセススピードで搬送されている記録紙P上に画像を形成する。本実施の形態の画像形成部3は、電子写真プロセスを用いて画像を形成するものである。画像形成部3は、光導電性感光層を有しトナー像を担持する感光体ドラム31、感光体ドラム31を一様帯電する帯電器32、画像データに基づいて感光体ドラム31上を露光して潜像を形成する露光手段であるレーザ書込系33、感光体ドラム31上の潜像を現像してトナー像を形成する現像器34、感光体ドラム31上に担持されたトナー像を記録紙Pに転写する転写器35、トナー像が転写された記録紙Pを感光体ドラム31上から分離する分離器36、転写された後に感光体ドラム31上に残留したトナーを除去するクリーニング手段37、記録紙P上のトナー像を定着する定着手段38を有している。そして、感光体ドラム31の周囲に、帯電器32、レーザ書込系33、現像器34、転写器35、分離器36、クリーニング手段37が配置されている。
【0028】
感光体ドラム31は、図示しない駆動手段によって、矢示の方向に回転し、帯電器32による一様帯電、レーザ書込系33による後述するレジストローラ56の記録紙搬送に同期した露光、現像器34による現像が行われて画像データに基づいたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写器35により記録紙P上に転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、分離器36により感光体ドラム31上から分離され定着手段38へと搬送され、定着処理される。一方、トナー像が記録紙Pへ転写された感光体ドラム31はクリーニング手段37によりクリーニングされる。
【0029】
なお、本実施の形態では、感光体ドラム31とレジストローラ56との間の感光体ドラム31近傍に、レジストローラ56から送り出された記録紙Pを搬送するドラム前搬送ローラ39が設けられており、記録紙Pの搬送力アップに寄与させている。また、分離器36と定着手段38との間には、分離器36によって分離された記録紙Pを搬送するために、記録紙Pの下面側(画像形成された側とは反対側)を支持し、搬送する搬送ローラ(符号なし)及びベルト(符号なし)を設けている。
【0030】
記録紙Pを収納し給紙する給紙部4は複数の記録紙収納部としての給紙トレイ4A、4B、4Cを有する。このように記録紙収納部は画像形成部3の下方に多段配置される。記録紙収納部としての給紙トレイ4A、4Bは、所定のサイズの記録紙Pを収納するものであり、給紙トレイ4Cは小サイズから大サイズまでの各種サイズの記録紙Pを収納することができるユニバーサルトレイ型の記録紙収納部である。
【0031】
搬送部5は、給紙部4から給紙された記録紙Pを画像形成部3へと搬送する搬送部であり、各給紙トレイ4A〜4Cそれぞれに収納された記録紙Pを画像形成部3へと搬送できるように構成している。
【0032】
排紙・再給紙部6は、画像形成部3で画像形成された記録紙Pを排紙或いは再給紙する。排紙・再給紙部6は、トナー像が定着された記録紙Pを定着手段38から排出する定着排出ローラ61、定着排出ローラ61により排出された記録紙Pをそのまま機外へ排出する場合と表裏反転させた後排出する或いは裏面に画像形成するために再給紙する場合とで搬送路を切り替える切替手段62、記録紙Pを機外に排出するための排紙ローラ63、画像形成装置の側面に設けられ排紙ローラ63により排出された記録紙Pを積載する排紙トレイ64、再給紙される記録紙Pの表裏を反転させる反転手段65及び反転手段65で反転された記録紙Pを画像形成部3へと再給紙する再給紙部66を有する。
【0033】
画像形成された記録紙Pをそのまま、即ち、画像形成された面を上側にして排出する場合は、切替手段62を図1において一点鎖線で示す位置に位置させ、定着排出ローラ61、排紙ローラ63によって、機外の排紙トレイ64へと排出する。また、表裏を反転させた記録紙Pの排紙、すなわち、画像形成された面を下側にして排出する場合は、切替手段62を図1において実線で示す位置に配置させ、定着排出ローラ61により搬送される記録紙Pを、一旦、反転手段65の方向へ搬送し、記録紙Pが切替手段62を通過した後搬送方向を逆転させて、排紙ローラ63によって機外の排紙トレイ64へと排出する。一方、記録紙Pの裏面に画像形成する場合は、切替手段62を図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ローラ61により搬送される記録紙Pを反転手段65の方向に搬送し、反転手段65によってスイッチバックを行わせることにより表裏反転を施し、再給紙部66へと搬送する。再給紙部66に搬送された記録紙Pは、後述するループ形成ローラ55と後述する中間搬送ローラ541との間で搬送路に合流し、給紙部4からの給紙と同様に、画像形成部3へと搬送される。
【0034】
搬送部5は、給紙部の給紙手段により形成される個別搬送路aに続く縦搬送路b及び縦搬送路bに続くレジスト搬送路cを有する。
【0035】
個別搬送路aは、給紙トレイ4A、AB、ACからプレレジストローラ53A、53B、53Cに至るまでの搬送路であり、各給紙トレイ4A〜4Cのそれぞれに対して設けられている。縦搬送路bは、中間搬送ローラ543からループ形成ローラ55に至るまでの搬送路であり、給紙トレイ4Bと、給紙トレイ4Cから搬送された記録紙Pが共通に通過する搬送路である。なお、給紙トレイ4Aからは、中間搬送ローラ542を通ることなく、プレレジストローラ53Aから中間搬送ローラ541を経てループ形成ローラ55に記録紙Pが搬送される。
【0036】
縦搬送路bは、少なくとも一部が共用される搬送路であり、縦搬送路bの一部は、給紙トレイ4Cからの記録紙Pと給紙トレイ4Bからの記録紙Pが共通に通過する共通搬送路となっており、共通搬送路には、給紙トレイ4Cからの記録紙Pと給紙トレイ4Bからの記録紙Pを共通に搬送する中間搬送ローラ542及び給紙トレイ4Cからの記録紙Pと、給紙トレイ4Bからの記録紙Pと、給紙トレイ4Aからの記録紙Pを共通に搬送する中間搬送ローラ541が設けられる。
【0037】
次に、給紙手段の構成について説明する。以下の説明において、ピックアップ手段としてのピックアップローラ、搬送ローラとさばきローラとからなる分離手段、プレレジストローラ、ガイドについては、給紙トレイ4A、4B、4Cのそれぞれに同一のものが設けられており、機能も共通であるので共通の符号を付している。
【0038】
本実施の形態における給紙手段は、ピックアップ手段としてのピックアップローラ51、ピックアップローラ51により送り出された記録紙Pを1枚ずつに分離するために搬送ローラ521とさばきローラ522からなる分離手段52(第1ループ形成手段も兼ねている)及び分離手段52により分離された記録紙Pの先端を一旦停止させた後搬送を再開する第1突き当て手段であるレジスト手段としてのプレレジストローラ53からなる。搬送部5はプレレジストローラ53により搬送された記録紙Pを搬送する中間搬送部である複数の中間搬送ローラ541〜543、中間搬送ローラによって搬送された記録紙Pを搬送する第2ループ形成手段であるループ形成ローラ55、ループ形成ローラ55により搬送された記録紙Pの先端を一旦停止させた後搬送する第2突き当て手段であるレジストローラ56及び各ローラを駆動する駆動手段である複数のモータ(不図示)とを有する。
【0039】
第1曲がり修正手段は、第1突き当て手段であるプレレジストローラ53と、第1ループ形成手段である分離手段52とから構成され、搬送される記録紙Pにループを形成して紙曲がりの修正を行う手段である。さらに、この第1曲がり修正手段に、ループ形成用のガイド572を備えることが好ましい。また、第2曲がり修正手段は、第2突き当て手段であるレジストローラ56と、第2ループ形成手段であるループ形成ローラ55とから構成され、搬送される記録紙Pにループを形成して紙曲がりの修正を行う手段である。さらに、この第2曲がり修正手段に、ループ形成用のガイド581を備えることが好ましい。
【0040】
ピックアップローラ51は、図2において不図示のソレノイド等の駆動手段により上下動可能に設けられており、下位置に移動しているときは、個別搬送路aに臨んで位置し、給紙トレイ4A、4B、4Cに収納された多数枚の記録紙Pの堆積の上面に当接し、図示しない駆動手段により駆動されて、矢示の方向に回転し、最上位の記録紙Pを送り出すことが可能である。また、上位置に移動しているときは、ピックアップローラ51は記録紙Pから離間した退避位置にある。なお、給紙トレイ4A、4B、4Cの各々は、底板等の手段により押し上げられ、収納されている記録紙Pの堆積の上面位置が常に同じ位置になるように構成される。
【0041】
分離手段52は、ピックアップローラ51により送り出された記録紙Pを1枚ずつに分離する機能を有しており、ピックアップローラ51とともに送出手段を構成し、個別搬送路a上に設けられている。本実施の形態では、搬送ローラ521及びさばきローラ522とを有する。搬送ローラ521は、搬送される記録紙Pの上面に当接し、図示しない駆動手段により矢示の方向に回転するローラであり、記録紙Pの搬送方向下流側に隣接するプレレジストローラ53へと記録紙Pを搬送するローラである。さばきローラ522は、トルクリミッターが組み込まれたローラであり、搬送ローラ521の搬送力に対してトルクリミッターが有するトルクでさばきを行い記録紙Pを1枚ずつに分離する。なお、分離手段52は後述するように記録紙Pの曲がりを修正するための第1曲がり修正手段を構成する第1ループ形成手段である。
【0042】
本実施の形態では、給紙トレイ4A、4B、4Cに収納されている記録紙Pを1枚ずつ分離して送り出す送出手段として、ピックアップローラ51と、1枚ずつ分離する分離手段52とに機能を分離して設けているが、これらを一体に機能させた送出手段としてもよい。例えば、ピックアップローラ51と搬送ローラ521との間にベルトを懸架し、このベルトにさばきローラ522を当接させる構成とすることにより、一体に機能させる送出手段とすることができる。この場合、この送出手段が、後述するように、記録紙Pの曲がりを修正するための第1曲がり修正手段を構成する第1ループ形成手段をも兼用する。
【0043】
プレレジストローラ53は、分離手段52により分離された記録紙Pを一旦突き当てた後搬送を再開させる第1突き当て手段であり、レジスト手段を構成する。プレレジストローラ53は、一対の対向ローラによって構成されており、図示しない駆動手段によって矢示の方向に回転可能に、個別搬送路a上に設けられている。プレレジストローラ53は、停止状態で記録紙Pを受け取り、記録紙Pのループを形成する。所定のループが形成された時点でプレレジストローラ53が起動し記録紙Pを搬送する。これによって記録紙Pの搬送タイミング及び姿勢が正確に制御される。
【0044】
さらに、本実施の形態では、このループ形成を確実に行わせるために、分離手段52とプレレジストローラ53との間に、記録紙Pの搬送を案内する案内部材として、上下のガイド571、572を設けており、ガイド572の断面形状を図2に示すように逆山形に構成している(なお、ガイド572は途中で区切られて2つの部材から構成されている)。ガイド572は前記形状により図示のように区切り部において下方に搬送路を広くする形状となっており、記録紙Pのループ形成に好適な形状となっている。
【0045】
なお、本実施の形態では、記録紙Pを突き当てる第1突き当て手段と記録紙Pの曲がりを修正する第1曲がり修正手段の一部とを、このプレレジストローラ53で兼用する構成として、部品点数を減らすことが望ましいが、それぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙Pの突き当てのみを行わせる場合は、ローラ対で構成することなく、例えば、搬送路を遮ることが可能なシャッターやストッパーなどを第1突き当て手段としてもよい。
【0046】
中間搬送ローラ541〜543は、プレレジストローラ53により搬送された記録紙Pを搬送する中間搬送部である。この中間搬送ローラ541〜543は、縦搬送路b上に設けられており、本実施の形態では、それぞれ一対の対向ローラで構成され、駆動手段(図示せず)によって矢示の方向に回転する。中間搬送ローラ541は、給紙トレイ4A〜4Cからの記録紙Pを搬送し、中間搬送ローラ542は、給紙トレイ4B、4Cからの記録紙Pを搬送し、中間搬送ローラ543は、給紙トレイ4Cからの記録紙Pを搬送する。
【0047】
レジストローラ56は、ループ形成ローラ55により搬送された記録紙Pを一旦突き当てた後搬送を再開させる第2突き当て手段である。レジストローラ56は、一対の対向ローラによって構成されており、図示しない駆動手段によって矢示の方向に回転可能にレジスト搬送路c上に設けられている。レジストローラ56は停止した状態で記録紙Pを受け取り、記録紙Pのループを形成した後に回転を開始して記録紙を転写位置に搬送する。レジストローラ56の搬送開始に同期してレーザ書込系33による露光書込が行われる。
【0048】
本実施の形態では、レジストローラ56に記録紙Pの先端が突き当たった後でも、ループ形成ローラ55による記録紙Pの搬送を継続させるように構成しており、これにより記録紙Pのループを形成し、紙曲がりを修正することができる。さらに、本実施の形態では、このループ形成を確実に行わせるために、ループ形成ローラ55とレジストローラ56との間に、記録紙Pの搬送を案内するループ形成用のガイドとして上下のガイド581、582が設けられる。
【0049】
なお、本実施の形態では、記録紙Pを突き当てる第2突き当て手段と記録紙Pの曲がりを修正する第2曲がり修正手段の一部とを、このレジストローラ56で兼用する構成として、部品点数を減らすことが望ましいが、それぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙Pの付き当てのみを行わせている場合は、ローラ対で構成することなく、例えば、搬送路を遮ることが可能なシャッターやストッパーなどを第1突き当て手段としてもよい。
【0050】
本実施の形態においては、給紙部4を複数段設け、各段の給紙部4を記録紙収納部としての給紙トレイとユニットに形成された給紙手段で構成している。図示の例では記録紙収納部は画像形成装置本体に対して挿脱可能な給紙トレイ4A、4B、4Cであり、給紙手段は記録紙収納部と共に画像形成装置本体に対して挿脱可能である。
【0051】
次に、給紙手段としての給紙ユニット600を図3〜6を参照して説明する。
なお、下記の説明は給紙トレイ4Aに組み付けた給紙ユニット600の説明であるが、給紙トレイ4B、4Cの給紙ユニット600の構造も同様である。
【0052】
図3は、給紙ユニット600を給紙トレイ4Aに組み付けた状態の正面断面図、図4は、給紙ユニット600を給紙トレイ4Aから取り外した状態の正面断面図、図5は、給紙ユニット600を給紙トレイ4Aに組み付けた状態の一部を断面で示した側面図、図6は、給紙ユニット600を給紙トレイ4Aから取り外した状態の一部を断面で示した側面図である。
【0053】
給紙ユニット600は、天板を形成する上部枠体601A、底板を形成する下部枠体601B、手前側壁を形成する側板601C及び奥側側壁を形成する側板601Dによりほぼ箱形に形成される。中間には記録紙Pの通路を形成する上下のガイド571、572が形成される。
【0054】
給紙トレイ4Aには断面L字型の取付用固定具604が固定され、これにより給紙ユニット600用の空間が確保される。下部枠体610Bの手前端部及び奥側端部には取付部601F、601Gがそれぞれ形成される。側板601C、601Dには、搬送ローラ521の軸521X、さばきローラ522の軸522X及びプレレジストローラ53の軸53Xが回転自在に支持される。軸521Xには、手前側と奥側にそれぞれ支持レバー603の基部が回転自在に支持され、支持レバー603の自由端にはピックアップローラ51が回転自在に取り付けられる。
【0055】
前記に説明したように、ピックアップローラ51、搬送ローラ521、さばきローラ522及びプレレジストローラ53により給紙トレイ4A、4B又は4Cから搬送部5及び画像形成部3(図1に示す)への給紙が行われる。
【0056】
給紙ユニット600は図4の矢印W1で示す方向に給紙トレイ4Aに着脱される。給紙ユニット600を装着するときには、図4、6に示す状態から矢印W1の下方に落とし込んで、取付用固定具604に密着させる。奥側では、ネジG1を給紙トレイ4Aに設けたネジ孔G11に挿入し締め付け、手前側では、ネジG2、G3を給紙トレイ4Aに設けたネジ孔G21、G31にそれぞれ挿入し締め付けることにより給紙ユニット600が給紙トレイ4Aに結合される。また、給紙トレイ4Aから給紙ユニット600を取り外す際には前記と逆の操作、即ち、ネジG1、G2、G3を緩めることにより取り外すことができる。
【0057】
以上説明した給紙ユニット600の着脱操作は、給紙トレイ4Aをアキュライドレール605の案内作用により像形成装置本体から引き出した状態で、他の扉やパネル等の取り外し操作を要することなく行うことが可能である。
【0058】
本実施の形態においては、給紙トレイ4Cが葉書サイズ等の小サイズからA3又はA2サイズ等の大サイズまで各種の記録紙Pを収納することができるユニバーサルトレイに構成されている。図7は、画像形成装置内に収容された給紙トレイ4Cの縦断面図及び側方規制板の係止部を示す図である。
【0059】
図7(a)に示すように、給紙トレイ4C内に支持枠401Aを設けるとともに、記録紙Pを所定給紙位置に収納するために、給紙トレイ4C内には上下動可能な積載板43と共に、支持枠401A上に一対の側方規制板401が移動自在に設けられている。積載板43は積載される記録紙Pの量に応じて昇降する支持手段であり、積載板43の昇降駆動機構及び昇降位置制御手段は周知であり図示しない。側方規制板401は収納される記録紙Pのサイズに応じて移動可能であり、記録紙Pを規制する規制手段である。一対の側方規制板401の下部には各々ラック(図示せず)が形成され、このラックに噛み合うピニオン433が設けられている。一方の側方規制板401を矢印W2方向に移動させることにより、他方の側方規制板401を反対方向に移動させる連動機構であるラック・ピニオン機構は周知であり、一対の側方規制板401はそのいずれか一方を操作することにより記録紙サイズに応じた規制位置に設定される。
【0060】
図7(b)は側方規制板401を規制位置に設定する係止部を示す。側方規制板401に固定され、一体に移動するラック402はツマミ401Fの操作W2方向[図7(a)における左右方向、図7(b)における上下方向]に移動して記録紙Pを規制する。ツマミ401Fが設けられたレバー401Hは側方規制板401に軸401Jで回転自在に軸支されており、その下端が係止部材401Eに圧接するように図示しないバネにより付勢されている。ツマミ401Fを操作してレバー401Hの下端部を係止部材401Eから離して側方規制板401を移動させることができるが、ツマミ401Fを開放すると前記バネの付勢作用でレバー401Hの下端部に形成された爪部401Gが係止部材401Eの爪部401Tに係合して側方規制板401が設定位置に係止される。
【0061】
一対の側方規制板401は前記した係止部により設定位置に係止されるが、給紙トレイ4Cの装填時に、記録紙Pの質量により奥側の側方規制板401が押されて、係止部材401Eによる係止作用が超過して側方規制板401がずれたり、奥側の側方規制板401が傾いたりする場合がある。
【0062】
このような側方規制板401のずれ等の防止するために、給紙トレイ4Cの奥側には、一対の側方規制板401を設定位置で確実に固定されるための固定装置400が設けられており、この固定装置400には側方規制板401と接続したラック403と作動杆406が設けられている。
【0063】
記録紙Pを給紙トレイ4Cに装填するには、給紙トレイ4Cが図1、2における手前方向、即ち、図7の状態から矢印W2の左方向に引き出される。給紙トレイ4Cを画像形成装置本体から引き出した状態で記録紙Pを装填し、記録紙Pサイズに応じて側方規制板401を移動させ記録紙Pに密着させる。記録紙Pの給紙トレイ4Cへの装填が完了したら、給紙トレイ4Cを図7の矢印W2の右方に移動させて給紙トレイ4Cを画像形成装置本体に装着する。
【0064】
この給紙トレイ4Cの装填操作において、給紙トレイ4Cが所定位置まで挿入されると、固定装置400の作動杆406が画像形成装置本体に設けた作用部材としての本体奥壁435に突き当たることにより固定装置400によりラック403と共に一対の側方規制板401が固定される。側方規制板401は固定装置400により固定されて装填時に生ずるずれや傾きが防止される。固定装置400のラック403、爪部材404(後に説明)及びピニオン405(後に説明)は規制手段としての側方規制板401を固定する固定手段を構成する。
【0065】
図8は、固定装置400と側方規制板401の構成を示す斜視図、図9は固定装置400の平面図であり、図9(a)は給紙トレイ4Cが装着される直前の状態を示し、図9(b)は給紙トレイ4Cが装着された状態を示す。
【0066】
固定装置400は、給紙トレイ4Cの奥側で枠体上部に対して支持枠409で固定して設けられている。この支持枠409の内側には、側方規制板401の移動方向と同方向に移動可能の作動杆406が設けられており、更に、この作動杆406内には爪部材404が移動自在に設けられている。そして爪部材404には支持枠409に形成した長孔412を貫通した係止部材413が固定され、係止部材413は長孔412の範囲内で移動可能となっている。爪部材404とピニオン405とは相互に噛み合うような爪部を有する。
【0067】
更に、作動杆406に設けた突起408を支持枠409に形成した長孔412より突出させ、支持枠409上に設けた係止部410と、突起408との間にスプリングS1を設け、作動杆406を図9の上方に付勢する。また、作動杆406に形成した作用端部406Aと、爪部材404との間にスプリングS2を弾持させる。この構造により作動杆406を図9の上方に押し上げるとともに、作動杆406が本体奥壁435に突き当たって停止したとときに、緩衝部材としてのスプリングS2によりピニオン405と爪部材404間の衝撃が緩和される。
【0068】
図9(a)の状態では、給紙トレイ4C内に収納された記録紙Pを側方規制板401で規制しており、この状態は矢印W2の方向に給紙トレイ4Cを給紙部4内に挿入する過程における途中の状態である。この状態では作動杆406の作用端部406Aが給紙部4内の本体奥壁435に接触せず、爪部材404とピニオン405は離間した状態であり、側方規制板401はまだ固定装置400によっては係止されない。
【0069】
図9(a)の位置から図9(b)の位置まで給紙トレイ4Cを挿入することにより、作動杆406の作用端部406Aが本体奥壁435に接触して押圧され、作動杆406はスプリングS1の付勢力に抗して矢印W3方向に給紙トレイ4Cに対して相対的に移動し、爪部材404はピニオン405に突き当たる。このとき、スプリングS2の緩衝作用により爪部材404は作動杆406に対して相対移動する。ピニオン405は爪部材404によりその回転を係止されるので、ラック403は給紙トレイ4Cに固定され、従って、側方規制板401はその上端部において設定位置にしっかりと固定される。その結果、記録紙Pの慣性により側方規制板401が傾いたり、その設定位置がずれたりすることが確実に防止される。
【0070】
以上のような側方規制板401の固定装置400は一例であり、例えば固定装置400を側方規制板401の上下2ヵ所に設けてもよい。また緩衝部材として、スプリングS2に代えて、ゴム等を爪部材404の先端に設けてもよい。
【0071】
本発明の実施の形態においては、葉書サイズ等のような小サイズの記録紙Pをユニバーサルトレイに収容するための構成を有する。以下に、小サイズ記録紙の収納機構を図10〜12を参照して説明する。
【0072】
図10は、給紙トレイ4Cの全体構成を示す斜視図、図11は給紙トレイ4Cに葉書サイズの記録紙Pを収容した状態を示す平面図、図12は、図11のA−A線の断面図である。
【0073】
図10において、給紙トレイ4C内には支持枠401A、記録紙Pを所定給紙位置に収納するための上下動可能の支持手段としての積載板43及び一対の側方規制板401が移動自在に設けられている。また、積載板43には、記録紙Pのサイズに応じて後端規制板434を切り換え設置できるように貫通孔436、437、438が各々形成されており、更に、支持枠401Aに後端規制板434を取り付けるため貫通孔436、347、438に対応して後端規制板434の取付孔、401B、401C、401Dが形成されている。
【0074】
また、第3給紙トレイ4Cの一部には、葉書サイズの記録紙Pを収容するときに使用する小サイズ規制手段としての棒状の規制部材442、443を収容した規制手段収納部としての収容室441が形成されている。そして、支持枠401Aに規制部材442、443を取り付けるための貫通孔439、440が各々形成されている。
【0075】
本実施の形態においては、側方規制板401の移動範囲、即ち、規制可能な記録紙のサイズ範囲はA5LEF(長辺が給紙方向に直交するように積載板43に積載する)〜A3に設定される。葉書サイズのような小サイズの記録紙Pは側方規制板401の移動範囲の外に記録紙Pの規制位置がある。以下の説明においては、側方規制板401で規制可能な記録紙を通常記録紙と言い、側方規制板401では規制できないものを小サイズ記録紙と言う。
【0076】
図11に示すように、収容室441より棒状の規制部材442、443を取り出し、積載板43に形成されている貫通孔439、440より規制部材442、443の先端を図12に示すように、支持枠401Aに形成された孔に挿入する。また、側方規制板401の下方の折り曲げ案内部には、規制部材442、443の挿入に際して障害とならないように逃げ孔444、445が形成されている。尚、規制部材442、443の先端に図示のようにネジを形成するとともに、支持枠401Aに対応するネジ孔を形成し、規制部材442、443を固定することが望ましい。規制部材442、443に対して後端規制板434を貫通孔438より挿入し、取付孔401Bに挿入して固定する。
【0077】
なお、側方規制板401に規制部材442、443を固定するネジ孔を設けて、規制部材442、443を側方規制板401に固定するように構成してもよい。このような構成により、規制部材442、443の位置調整が可能になり、小サイズの記録紙Pの装填がしやすくなるとともに、正確な位置に装填することが可能になる。そして、規制部材442の双方又はいずれか一方(望ましくは奥側の規制部材442)を固定の支持枠401Aに取り付けて固定とし、他方の側方規制板401に取り付けて調整可能にすることもできる。
【0078】
このように通常記録紙を収納する場合には、側方規制板401を用いて記録紙Pを所定位置に装填し、小サイズ記録紙を収納する場合には、規制部材442、443を用いて記録紙Pを所定位置に装填することができる。従って、小サイズ記録紙及び通常サイズ記録紙を含む多種類の記録紙が使用可能であるとともに、積載板43の強度を確保することが可能となり、大容量、且つ、多機能な記録紙収納部が実現される。
【0079】
【発明の効果】
請求項1又は2の発明により、記録紙収納部から記録紙を1枚ずつ送り出す給紙手段の修理や交換を行う場合に、単に給紙部を画像形成装置本体から引き出す操作のみで給紙手段の取り外しが可能になる。従って、給紙手段の修理、交換が容易になり、サービスコストを引き下げることが可能になるとともに、性能が長期間に亘って安定した画像形成装置が実現される。また、給紙手段をユニット化することにより、異機種間で給紙手段を共通化することが可能になり、製造コストが低減される。
【0080】
請求項3又は4の発明により、大容量記録紙収納部の着脱の際に、衝撃により規制手段が位置ずれを起こしたり、傾いたりすることが確実に防止され、しかも、防止手段の設置により規制手段の操作性が低下することがない。
【0081】
請求項5又は6の発明により、葉書サイズ等の小サイズからA2又はA3サイズ等の大サイズまで広範囲のサイズに対応可能な記録紙収納部が実現される。特に、大容量記録紙収納部に必要な強度を備えたユニバーサルトレイ型の記録紙収納部が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る給紙部及び搬送部を示す図である。
【図3】給紙ユニットを給紙トレイに組み付けた状態の正面断面図である。
【図4】給紙ユニットを給紙トレイから取り外した状態の正面断面図である。
【図5】給紙ユニットを給紙トレイに組み付けた状態の一部を断面で示した側面図である。
【図6】給紙ユニットを給紙トレイから取り外した状態の一部を断面で示した側面図である。
【図7】画像形成装置内に収容された給紙トレイの縦断面図である。
【図8】固定装置と側方規制板の構成を示す斜視図である。
【図9】固定装置の平面図である。
【図10】給紙トレイの全体構成を示す斜視図である。
【図11】給紙トレイに葉書サイズの記録紙を収容した状態を示す平面図である。
【図12】図11のA−A線の断面図である。
【符号の説明】
4 給紙部
4A、4B、4C 給紙トレイ
43 積載板
51 ピックアップローラ
52 分離手段
53 プレレジストローラ
400 固定装置
401 側方規制板
403 ラック
404 爪部材
405 ピニオン
406 作動杆
442、443 規制部材
521 搬送ローラ
522 さばきローラ
600 給紙ユニット
S1、S2 スプリング

Claims (6)

  1. 多数枚の記録紙の端部から記録紙を送り出すピックアップ手段及び該ピックアップ手段により送り出された記録紙を1枚に分離する分離手段を有する給紙手段がユニットに形成され、該ユニット及び該ユニットが取り付けられた記録紙収納部を有する挿脱可能な給紙部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユニットは、前記分離手段により搬送される記録紙の先端を一時停止させて記録紙のループを形成した後に記録紙を搬送するレジスト手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録紙サイズに応じて移動可能であり、記録紙の側縁を規制する規制手段、画像形成装置本体に設けられた作用部材及び記録紙収納部の画像形成装置本体への装着時に、前記作用部材に作用して前記規制手段を前記記録紙収納部に固定する固定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記作用部材と前記固定手段との間の作用を緩和する緩衝部材を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 記録紙サイズに応じて移動可能であり、記録紙の側縁を規制する規制手段、収納する記録紙の量に応じて昇降可能であり、前記規制手段の移動のための切欠部を有する支持手段を有する記録紙収納部を備えた画像形成装置において、
    前記記録紙収納部に着脱可能であり、前記規制手段が規制可能な記録紙よりも小サイズの記録紙の側縁を規制する小サイズ規制手段を有するとともに、前記支持手段に前記小サイズ規制手段のための孔を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 取り外した前記小サイズ規制手段を収納する規制手段収納部を前記記録紙収納部に設けたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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