JP2004017488A - 多軸同期駆動装置および射出装置および型締装置 - Google Patents

多軸同期駆動装置および射出装置および型締装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の軸を軸毎に位置を制御する制御において、軸の特性を考慮して、複数の軸を複数の組として組ごとに制御することができる多軸同期駆動装置を提供すること。
【解決手段】本発明の多軸同期駆動装置は、複数の軸の回転もしくは移動により、軸方向に移動する一体の被駆動部と、軸を回転もしくは移動させる駆動部と、駆動部を制御する制御部と、各軸に対応する被駆動部の位置に対応する位置を測定する測定部と、を具備する。制御部は、複数の軸を、複数の組とし、組毎に異なる補正ゲインを使用して、軸毎に駆動部の制御を行なう。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多軸同期駆動装置に関し、特に射出成形機の射出装置および型締装置の多軸同期駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定した金型のキャビティに樹脂を射出し成形する射出成形機が使用されている。
加熱され溶かされた樹脂は、所定の量が射出スクリュによって所定の圧力で金型の間のキャビティに射出される。
射出スクリュは、射出シリンダ内に進退可能および回転可能に取り付けられ、射出スクリュ移動機構により移動する。射出スクリュ移動機構には、油圧シリンダ等のシリンダを用いた機構、モータを用いた機構がある。
さらに、射出に高圧を必要とする中型から大型の射出成形機では、射出スクリュの進退に大きな力が必要となるため、複数のシリンダまたはモータなどの複数の駆動部を使用し、複数の軸で射出スクリュを移動させる射出スクリュ移動機構が使用される場合がある。駆動部を複数にすることにより、個々の駆動部を小さくすることができる。
【0003】
複数の駆動部と軸で射出スクリュを移動させる場合、軸の移動を同期させる必要がある。複数の軸を同期させることができる電動射出成形機が特開2002−137269に開示されている。
【0004】
駆動部および軸の数が多くなる場合、制御が困難になる場合がある。具体的には、駆動部は射出スクリュが回転可能に取り付けられた射出スクリュ基部を射出スクリュの軸方向に移動させるが、横型(水平)の射出スクリュでの場合、射出スクリュ基部を移動させる時に、下側の射出スクリュ基部をガイドする部分との摩擦が発生し、下側の駆動部と上側の駆動部に同じ速度指令を与えても、同じ移動量とならない場合がある。
【0005】
金型は、固定側金型、可動側金型で構成され、固定側金型と可動側金型を合わせた時に、これらの間にできるキャビティに樹脂を射出することにより、製品を形成する。可動側金型は固定側金型に、シリンダ、または、電動ねじ+シリンダにより固定される。
【0006】
また、射出成形機には、少し開いた状態の金型のキャビティに樹脂を射出し、その後、可動側金型を締めて樹脂を圧縮する射出圧縮成形機も含まれる。射出圧縮成形機において、移動側金型は、シリンダ、または、電動ねじ+シリンダにより移動、および固定される。
【0007】
これらの射出成形機では、射出される樹脂の圧力に対抗するように、可動側金型を固定側金型に押し付け、所定の位置に固定する必要がある。移動側金型を所定の位置に移動および固定できなければ、樹脂は予定された形状や厚みの製品にならない。
【0008】
金型を移動もしくは固定する電動ねじもしくはシリンダは、複数の軸を可動させて、可動側金型を移動および固定する場合がある。
シリンダで移動および固定する場合は、通常、複数のシリンダが、複数のシリンダ内の圧力が一定になるように連通されている。これにより、全てのシリンダで発生する力が同じになる。また、電動ねじで移動固定する場合も、各軸の移動速度または回転数が同じになるようにセットされている。
【0009】
しかし、金型の形状等により成形する樹脂の重心がずれれば、各軸に掛かる力が異なり、各軸に同じ力を加えても、金型を所定の位置に締められない場合がある。
【0010】
このため、複数の軸の各々を可動させるシリンダや電動ねじを独立させ、軸毎に位置制御を行ない、金型を平行に制御する型締装置が、特開平5−269749、特開平6−270220、及び、特開平11−245272に開示されている。
【0011】
上記のような射出スクリュ移動機構や型締装置の各軸の位置制御指令は、((軸の位置)−(目標位置))×(同期補正ゲイン)の計算値をもとに行なわれる。
しかし、全ての軸の位置を同期させる位置制御において、位置を制御するために各軸に同期補正ゲインとして同じ値を使用しても、移動させる部位の抵抗が上下などで異なる場合や、キャビティの形状による樹脂の圧力の影響が軸毎に異なる場合は、同じ指令であっても同じ応答(移動)が得られず、位置が同期しない場合がある。
【0012】
軸毎に位置を制御する制御において、射出スクリュ移動機構や型締装置の特性、金型の形状により軸毎の特性を考慮して制御される多軸同期駆動制御装置が望まれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複数の軸の移動を軸毎に制御する多軸同期駆動装置において、各軸の特性を考慮して、複数の軸を複数の組として組毎に適当な補正ゲインを使用して制御される多軸同期駆動装置を提供すること。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0015】
本発明の多軸同期駆動装置は、複数の軸の回転もしくは移動により、軸の軸方向に移動する一体の被駆動部と、軸を回転もしくは移動させる駆動部と、駆動部を制御する制御部と、各軸に対応する被駆動部の位置に対応する位置を測定する測定部と、を具備する。制御部は、複数の軸を、複数の組とし、組毎に異なる補正ゲインを使用して、軸毎に駆動部の制御を行なう。
【0016】
本発明の射出装置は、複数の電動ねじ(15A〜D)と、電動ねじ(15A〜D)を回転させる駆動部(17A〜D)と、電動ねじ(15A〜D)が回転することにより電動ねじ(15A〜D)の軸方向に移動する射出スクリュ基部(18)と、射出スクリュ基部(18)に設置される射出スクリュ(12)と、駆動部(17A〜D)を制御する制御部(19)と、各電動ねじ(15A〜D)に対応する射出スクリュ基部(18)の位置に対応する位置を測定する測定部と、を具備する。制御部(19)は、複数の電動ねじ(15A〜D)を、複数の組とし、組毎に異なる補正ゲインを使用して、電動ねじ(15A〜D)毎に駆動部(17A〜D)の制御を行なう。
【0017】
上記射出装置は、組の内の第1組が複数の電動ねじ(15A〜D)の電動ねじA(15A)と電動ねじB(15B)で構成され、第2組が複数の電動ねじの電動ねじC(15C)と電動ねじD(15D)で構成される。
制御部(19)において、電動ねじA(15A)の駆動部(17A)、および電動ねじB(15B)の駆動部(17B)の制御には、K1(XA−XB)の値が使用され、電動ねじC(15C)の駆動部(17C)、および電動ねじD(15D)の駆動部(17D)の制御には、K2(XC−XD)の値が使用される。
XAは電動ねじA(15A)から力を受ける射出スクリュ基部(18)の所定の部分における電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、XBは、電動ねじB(15B)から力を受ける射出スクリュ基部(18)の所定の部分における電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、XCは電動ねじC(15C)から力を受ける射出スクリュ基部(18)の所定の部分における電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、XDは、電動ねじD(15D)から力を受ける射出スクリュ基部(18)の所定の部分における電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示す。
K1とK2は異なる補正ゲインを示す。
【0018】
上記射出装置の駆動部は、モータ(17A〜D)である。
【0019】
上記射出装置の電動ねじ(15A〜D)の複数の組は、射出スクリュ基部(18)の中心を通り射出スクリュ(12)の軸方向に垂直な線に対して、上側に位置する軸の組と下側に位置する軸の組の組合わせ、もしくは、右側に位置する軸の組と左側に位置する軸の組の組合わせのどちらかである。
【0020】
本発明の型締装置は、一組の金型(10a、10b)を構成する、所定の基準に対して固定されている固定側金型(10a)、および固定側金型(10a)に対して相対的に、所定の軸方向に移動する可動側金型(10b)と、軸方向に移動することで可動側金型(10b)を移動させ、および軸方向に力が加えられることにより可動側金型(10b)を固定側金型(10a)に圧着させる、軸方向に概ね平行な複数の軸(7A〜D)と、軸毎(7A〜D)に、軸(7A〜D)を軸方向に移動させる、および軸方向に力を加える、軸(7A〜D)毎に設置され、軸(7A〜D)毎に独立した駆動/締付手段(5A〜Dと3A〜D、もしくは/および、13A〜Dと14A〜D)と、軸から力を受ける可動側金型(10b)の所定の部分における、軸方向の位置に相当する位置を検出するセンサ(4A〜D)と、センサ(4A〜D)の検出値と可動側金型(10b)の目標位置から、駆動/締付手段(3A〜D、もしくは/および、14A〜D)の制御を行なう制御部(2)と、を具備する。
制御部(2)は複数の軸を、複数の組とし、組毎に異なる補正ゲインを使用して、軸毎に駆動/締付手段(3A〜D、もしくは/および、14A〜D)の制御を行なう。
【0021】
組の内の第1組が複数の軸の軸A(7A)と軸B(7B)で構成され、第2組が複数の軸の軸C(7C)と軸D(7D)で構成される。
制御部(2)において、軸A(7A)の駆動/締付手段(3A、14A)、および軸B(7B)の駆動/締付手段(3B、14B)の制御には、K1(XA−XB)の値が使用され、
軸C(7C)の駆動/締付手段(3C、14C)、および軸D(7D)の駆動/締付手段(3D、14D)の制御には、K2(XC−XD)の値が使用される。
XAは軸A(7A)から力を受ける可動側金型(10b)の所定の部分における軸方向の位置に相当する位置を示し、XBは、軸B(7B)から力を受ける可動側金型(10b)の所定の部分における軸方向の位置に相当する位置を示し、XCは軸C(7C)から力を受ける可動側金型(10b)の所定の部分における軸方向の位置に相当する位置を示し、XDは、軸D(7D)から力を受ける可動側金型(10b)の所定の部分における軸方向の位置に相当する位置を示し、K1とK2は異なる補正ゲインを示す。
【0022】
駆動/締付手段は、シリンダ(5A〜D)とサーボ弁(3A〜D)、もしくは、電動ねじ(13A〜D)とモータ(14A〜D)のどちらか、もしくは両方である。
【0023】
複数の組は、可動側金型(10b)の中心を通り軸方向に垂直な線に対して、上側に位置する軸の組と下側に位置する軸の組の組合わせ、もしくは、右側に位置する軸の組と左側に位置する軸の組の組合わせのどちらかである。
【0024】
金型(10a、10b)は、射出成形機で使用される金型である。
【0025】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明による型締装置の実施の形態を以下に説明する。
本発明の多軸同期駆動装置は、複数の軸を移動させて、一体の対象物を移動させるときに、複数の軸の動きを同期させる場合に使用される。本実施例では、射出成形機の射出装置および型締装置について説明される。
【0026】
図1に型締装置1の概略が示される。本実施例の型締装置1は、射出圧縮成形機を例に説明されるが、固定した金型に射出する標準射出成形機、又は、射出プレス機などの低圧射出成形機、その他複数の軸の動きを同期させて対象物を圧縮もしくはプレスする装置の型締装置に適用可能である。
【0027】
図1に示される型締装置1は、固定盤8と可動盤9の間に金型10a、10bが設置され、固定側金型10aと可動側金型10bの間のキャビティ11に射出スクリュ12により樹脂が射出される。
本実施例の金型は、射出圧縮成形機に使用されているので、樹脂射出時は固定側金型10aと可動側金型10bは、少しの開いた状態で位置し、樹脂射出後に所定の位置まで締められる。
【0028】
可動盤9は、複数の軸7A、7B、7C、7D(以後、7A〜D)に、固定盤8と概ね平行に固定される。
可動盤9に可動側金型10bが、固定盤8に固定側金型10aが固定されている。
各軸7A〜Dは、他の軸7A〜Dに対して概ね平行である。また、各軸7A〜Dは、固定盤8と可動盤9に対して概ね垂直である。
【0029】
シリンダ5A〜Dは、軸7A〜Dと概ね同じ中心軸を持ち、概ね円筒形の空間を持つ。軸7A〜Dが、シリンダ5A〜Dの概ね中心軸で貫通している。
シリンダ5A〜Dの空間内で、軸7A〜Dにピストン6A〜Dが固定され、ピストン6A〜Dは空間を、軸に概ね垂直に分割している。各軸7A〜Dに固定されるピストン6A〜Dは、固定盤8に固定されたシリンダ5A〜Dに摺動可能に取り付けられる。シリンダ5A〜Dの空間には作動油が充填される。
本実施例では、シリンダ5A〜Dが固定盤8側に設置されているが、可動盤9側に設置される構造でもよい。
【0030】
シリンダ5A〜D毎にサーボ弁3A〜Dが設置される。
サーボ弁3A〜Dの開度が変更されることにより、ピストン6A〜Dで分割されたシリンダ5A〜D内に作動油が送られ、または、抜かれてピストン6A〜Dが各軸7A〜Dの軸方向(以下、軸方向)に摺動する。ピストン6A〜Dの摺動によって、可動盤9が軸方向に移動することにより、可動側金型10bが、移動および固定される、もしくは、緩められる。
サーボ弁3A〜Dは、制御装置2からの制御信号により開度が調整される。
【0031】
更に軸7A〜D毎に電動ねじ13A〜Dが設置される。
電動ねじ13A〜Dが回転することにより、軸7A〜Dが軸方向に移動し、
可動盤9および可動側金型10bを移動させる。
電動ねじ13A〜D毎に、モータ14A〜Dが設置され、電動ねじ13A〜Dを回転させる。
【0032】
各軸7A〜Dに対応する位置に、位置センサ4A〜Dが設置される。
位置センサ4A〜Dは、固定盤8と可動盤9の間を測定するセンサなどに代表され、各軸に対応する可動盤9の位置に相当する位置情報を制御装置2へ出力する。
なお、本実施例では、位置センサ4A〜Dとして、各軸7A〜D部の固定盤8と可動盤9の間隔を測定するセンサが示されているが、各軸7A〜D部の軸方向の固定盤8と可動盤9の位置、固定盤8に対する軸7A〜Dの位置など、固定側金型10aと移動側金型10bの相対的な位置に相当する位置を測定するセンサであれば、上記の例に限定されない。
【0033】
制御装置2は、位置センサ4A〜Dからの位置情報を取得し、サーボ弁3A〜Dの開度を調整する制御信号、およびモータ14A〜Dの回転を制御する制御信号を出力する。
制御装置2は、CPUを具備したコンピュータ等に例示される。
【0034】
本例の型締装置は、4本の軸を持つ型締装置の例が示されているが、軸の数は複数で有れば4本に限定されない。
【0035】
図2に射出装置の射出スクリュ移動機構の概略が説明される。射出スクリュ移動機構は、電動ねじ15A〜D(図2では片面方向から示されているため電動ねじ15Aおよび15Cのみ表示、以下同様)、電動ねじナット16A〜D、モータ17A〜D、射出スクリュ基部18、射出スクリュ12、制御装置19で構成される。
【0036】
電動ねじ15A〜Dは、射出スクリュ12と概ね平行の軸を持ち、モータ17A〜Dの駆動により回転する。電動ねじ15A〜Dは、射出スクリュ基部18に固定されている電動ねじナット16A〜Dを貫通しており、回転することにより電動ねじナット16A〜Dおよび射出スクリュ基部18が、電動ねじ15A〜Dの軸方向に移動する。
【0037】
射出スクリュ基部18に射出スクリュ12が射出スクリュ12の長手方向の軸(以下軸)を中心に回転可能に取り付けられ、射出スクリュ基部18が軸方向に移動することにより、射出スクリュ12が軸方向に移動する。
【0038】
この他、各モータ17A〜Dに設置されたエンコーダ(図示無し)、または各電動ねじ15A〜Dに取り付けられた位置センサ(図示無し)が設置される。エンコーダまたは位置センサは、各電動ねじに対応する射出スクリュ基部18の位置に相当する位置を測定し制御装置19へ送信する。
【0039】
制御装置19は各電動ねじ15A〜Dに対応する射出スクリュ基部18の位置を元に、モータ17A〜Dの速度制御指令を作成しモータ17A〜Dへ送信する。
制御装置19は、CPUを含むコンピュータに例示される。
【0040】
本例の射出スクリュ移動機構は、4本の軸を持つ例が示されているが、軸の数は複数で有れば4本に限定されない。
【0041】
図3を参照して、本発明の射出スクリュ移動機構の制御装置と駆動部の関係が説明される。図4は、駆動部として電動ねじ15A〜Dとモータ17A〜Dの場合が示される。
図3は、模式的に接続関係が示されており、位置関係等は正確でない。
【0042】
エンコーダまたはセンサは、射出スクリュ基部18の各電動ねじに対応する部位の位置に対応する位置を計測し、位置データを制御装置19に送信する。
制御装置19は、各電動ねじの速度制御指令を作成し、電動ねじ毎に対応するモータ17A〜Dに送信する。モータ17A〜Dは、制御指令に基づき回転を発生し、電動ねじ15A〜Dを回転させる。電動ねじ15A〜Dの回転により、射出スクリュ基部18が移動し、射出スクリュ12が移動する。
【0043】
図4および図5を参照して、本発明の型締装置の制御と移動機構の関係が説明される。図4は、移動機構として電動ねじ13A〜Dとモータ14A〜Dの場合が示され、図5は、移動機構としてシリンダ5A〜Dとサーボ弁3A〜Dの場合が示される。
図4および図5は、模式的に接続関係が示されており、位置関係等は正確でない。
【0044】
図4に示される移動機構として電動ねじ13A〜Dとモータ14A〜Dの場合が説明される。
センサ4A〜Dは、可動側金型10bの各軸に対応する部位の位置に対応する位置(以下、各軸の位置)を計測し、各軸の位置データを制御装置2に送信する。
制御装置2は、各軸の速度制御指令を作成し、軸毎に、モータ14A〜Dに送信する。モータ14A〜Dは、制御指令に基づき回転を発生し、電動ねじ13A〜Dを回転させる。電動ねじ13A〜Dの回転により、軸7A〜Dが移動し、可動側金型10bが移動する。
【0045】
図5に示される移動機構としてシリンダ5A〜Dとサーボ弁3A〜Dの場合も同様である。
センサ4A〜Dは、可動側金型10bの各軸の位置を計測し、各軸の位置データを制御装置2に送信する。
制御装置2は、各軸の速度制御指令を作成し、軸毎に、サーボ弁3A〜Dに送信する。サーボ弁3A〜Dは、制御指令に基づき流体の量を調整し、シリンダ5A〜D内のピストン6A〜Dを移動させる。ピストン6A〜Dの移動により、軸7A〜Dが移動し、可動側金型10bが移動する。
【0046】
次に、図6を参照して、制御装置19で行なわれる制御指令の作成方法について説明される。
本実施の形態では、電動ねじ15Aと電動ねじ15B、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dが組とされる。
電動ねじを組とするのは、同じ移動傾向を持つ電動ねじを組合わせて、組毎の位置の差により制御し、さらに、組内の電動ねじの位置の差により制御することにより、移動傾向の違う電動ねじ毎に違う制御をする(=違う位置同期補正ゲインを使用する)ためである。
【0047】
具体的には、本射出スクリュ移動機構が、電動ねじ15A〜Dが概ね水平となる射出スクリュ移動機構で、射出スクリュ基部18が移動時に射出スクリュ基部18の下側のレール(図示無し)でガイドされる機構を有し、下側ではレールの摩擦が発生し下側の電動ねじと上側の電動ねじに同じ力を掛けても同じ様に移動しない場合の例が考えられる。
この場合、電動ねじ15Aと電動ねじ15Bを上側の組、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dを下側の組とする。
【0048】
他の例として、左側と右側の電動ねじに同じ力か掛からず、各電動ねじに同じ力を掛けても左側の電動ねじと右側の電動ねじで同じ様に移動しない場合の例が考えられる。
この場合、電動ねじ15Aと電動ねじ15Bを右側の組、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dを左側の組とする。
電動ねじの組合せは、射出スクリュ移動機構の特性により決めることができ、上記の場合に限定されない。
ここで、電動ねじ15Aと電動ねじ15Bを第1組、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dを第2組とする。
【0049】
図6のブロック図が説明される。
位置指令作成部30で射出スクリュ基部18としての目標位置である位置指令d1を作成する。
位置指令d1は、第1演算部20と第2演算部21に入力される。
【0050】
第1演算部20は、電動ねじ15Aの位置XAおよび電動ねじ15Bの位置XBから求められる第1組の平均位置d2=Xavg(XA、XB)と、位置指令d1との差(d1−d2)から、第1組の位置差d4を演算する。
【0051】
第1組の位置差d4が第3演算部31に入力される。第3演算部31は、補正ゲインKpと第1組の位置差d4から指令値d6=f(Kp、d4)を演算する。
【0052】
指令値d6は、第5演算部22に入力される。第5演算部22は、各組の平均位置の差に第2補正ゲインKs1を乗じた値d8=Ks1×(Xavg(XA、XB)―Xavg(XC、XD)と、指令値d6から、第1組指令値d9を演算する。
【0053】
第1組指令値d9は、電動ねじ15Aに対応する第7A演算部24A、電動ねじ15Bに対応する第7B演算部24Bに入力される。
第7A演算部24Aは、第1組指令値d9と、電動ねじ15Aの位置XAと電動ねじ15Bの位置XBの差(XA−XB)に第3補正ゲインKs2を乗じた第1組補正値d11から、指令値d13Aを演算する。
【0054】
指令値d13Aは、第8A演算部25Aに入力される。第8A演算部25Aは、モータ17Aの現状の動作情報d18Aと指令値d13Aとの差から、モータ17Aを加速もしくは減速するための制御値d14Aを演算する。
【0055】
制御値d14Aは、速度指令作成部26Aに入力され、速度制御値d15Aが作成される。速度制御値d15Aは、速度制御の上限および下限を示すテーブル27Aの値と比較部28Aで比較され、所定の範囲の最終速度制御値d17Aとしてモータ17Aに出力される。
【0056】
同様に、第1組指令値d9が入力された第7B演算部24Bは、第1組指令値d9と、電動ねじ15Aの位置XAと電動ねじ15Bの位置XBの差(XA−XB)に第3補正ゲインKs2を乗じた第1組補正値d11から、指令値d13Bを演算する。
【0057】
指令値d13Bは、第8B演算部25Bに入力される。第8B演算部25Bは、モータ17Bの現状の動作情報d18Bと指令値d13Bとの差から、モータ17Bを加速もしくは減速するための制御値d14Bを演算する。
【0058】
制御値d14Bは、速度指令作成部26Bに入力され、速度制御値d15Bが作成される。速度制御値d15Bは、速度制御の上限および下限を示すテーブル27Bの値と比較部28Bで比較され、所定の範囲の最終速度制御値d17Bとしてモータ17Bに出力される。
【0059】
同様に、位置指令d1が入力された第2演算部21は、電動ねじ15Cの位置XCおよび電動ねじ15Dの位置XDから求められる第1組の平均位置d3=Xavg(XC、XD)と、位置指令d1との差(d1−d3)から、第2組の位置差d5を演算する。
【0060】
第2組の位置差d5が第4演算部32に入力される。第4演算部32は、補正ゲインKpと第2組の位置差d5から指令値d7=f(Kp、d5)を演算する。
【0061】
指令値d7は、第6演算部23に入力される。第6演算部23は、各組の平均位置の差に第2補正ゲインKs1を乗じた値d8=Ks1×(Xavg(XA、XB)―Xavg(XC、XD)と、指令値d7から、第2組指令値d10を演算する。
【0062】
第2組指令値d10は、電動ねじ15Cに対応する第7C演算部24C、電動ねじ15Dに対応する第7D演算部24Dに入力される。
第7C演算部24Cは、第2組指令値d10と、電動ねじ15Cの位置XCと電動ねじ15Dの位置XDの差(XC−XD)に第4補正ゲインKs3を乗じた第2組補正値d12から、指令値d13Cを演算する。
【0063】
指令値d13Cは、第8C演算部25Cに入力される。第8C演算部25Cは、モータ17Cの現状の動作情報d18Cと指令値d13Cとの差から、モータ17Cを加速もしくは減速するための制御値d14Cを演算する。
【0064】
制御値d14Cは、速度指令作成部26Cに入力され、速度制御値d15Cが作成される。速度制御値d15Cは、速度制御の上限および下限を示すテーブル27Cの値と比較部28Cで比較され、所定の範囲の最終速度制御値d17Cとしてモータ17Cに出力される。
【0065】
同様に、第2組指令値d10が入力された第7D演算部24Dは、第2組指令値d10と、電動ねじ15Cの位置XCと電動ねじ15Dの位置XDの差(XC−XD)に第4補正ゲインKs3を乗じた第2組補正値d12から、指令値d13Dを演算する。
【0066】
指令値d13Dは、第8D演算部25Dに入力される。第8D演算部25Dは、モータ17Dの現状の動作情報d18Dと指令値d13Dとの差から、モータ17Dを加速もしくは減速するための制御値d14Dを演算する。
【0067】
制御値d14Dは、速度指令作成部26Dに入力され、速度制御値d15Dが作成される。速度制御値d15Dは、速度制御の上限および下限を示すテーブル27Dの値と比較部28Dで比較され、所定の範囲の最終速度制御値d17Dとしてモータ17Dに出力される。
【0068】
上記例では、第1組で使用される第3補正ゲインKs2と、第2組で使用される第4補正ゲインKs3として、別の値を使用することができる。別々の適当な補正ゲインを使用することにより、組毎に異なる傾向を補正することができる。
【0069】
次に図7を参照して、制御装置19で行なわれる制御指令の作成方法について、別の実施の形態が説明される。
本実施の形態では、電動ねじ15Aと電動ねじ15B、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dが組とされる。組の作成方法については上記実施の形態と同じなので説明は省略される。
上記実施の形態と同様、電動ねじ15Aと電動ねじ15Bを第1組、電動ねじ15Cと電動ねじ15Dを第2組とする。
【0070】
図7のブロック図が説明される。
位置指令作成部50が、射出スクリュ基部18全体としての目標位置である位置指令e1を作成する。
位置指令e1は、第1演算部40に入力される。
第1演算部40は、4つの電動ねじの平均e2=Xavg(XA、XB、XC、XD)と位置指令e1の差から、位置平均差e4を演算する。
位置平均差e4が第2演算部51に入力される。第2演算部51は、補正ゲインKqと位置平均差e4から指令値e6=f(Kq、e4)を演算する。
【0071】
指令値e6は、各電動ねじに対応する第3A演算部42A、第3B演算部42B、第3C演算部42C、第3D演算部42Dに入力される。
第3A演算部42Aは、指令値e6と、電動ねじ15Aの位置XAと電動ねじ15Bの位置XBの差(XA−XB)に第2補正ゲインKT2を乗じた第1組補正値e13から、指令値e7Aを演算する。
指令値e7Aは、第4A演算部43Aに入力される。第4A演算部43Aは、モータ17Aの現状の動作情報e12Aと指令値e7Aとの差から、モータ17Aを加速もしくは減速するための制御値e8Aを演算する。
【0072】
制御値e8Aは、速度指令作成部44Aに入力され、速度制御値e9Aが作成される。速度制御値e9Aは、速度制御の上限および下限を示すテーブル45Aの値と比較部46Aで比較され、所定の範囲の最終速度制御値e11Aとしてモータ17Aに出力される。
【0073】
同様に、指令値e6が入力された第3B演算部42Bは、指令値e6と、電動ねじ15Aの位置XAと電動ねじ15Bの位置XBの差(XA−XB)に第2補正ゲインKT2を乗じた第1組補正値e13から、指令値e7Bを演算する。
指令値e7Bは、第4B演算部43Bに入力される。第4B演算部43Bは、モータ17Bの現状の動作情報e12Bと指令値e7Bとの差から、モータ17Bを加速もしくは減速するための制御値e8Bを演算する。
【0074】
制御値e8Bは、速度指令作成部44Bに入力され、速度制御値e9Bが作成される。速度制御値e9Bは、速度制御の上限および下限を示すテーブル45Bの値と比較部46Bで比較され、所定の範囲の最終速度制御値e11Bとしてモータ17Bに出力される。
【0075】
指令値e6が入力された第3C演算部42Cは、指令値e6と、電動ねじ15Cの位置XCと電動ねじ15Dの位置XDの差(XC−XD)に第3補正ゲインKT3を乗じた第2組補正値e14から、指令値e7Cを演算する。
指令値e7Cは、第4C演算部43Cに入力される。第4C演算部43Cは、モータ17Cの現状の動作情報e12Cと指令値e7Cとの差から、モータ17Cを加速もしくは減速するための制御値e8Cを演算する。
【0076】
制御値e8Cは、速度指令作成部44Cに入力され、速度制御値e9Cが作成される。速度制御値e9Cは、速度制御の上限および下限を示すテーブル45Cの値と比較部46Cで比較され、所定の範囲の最終速度制御値e11Cとしてモータ17Cに出力される。
【0077】
同様に、指令値e6が入力された第3D演算部42Dは、指令値e6と、電動ねじ15Cの位置XCと電動ねじ15Dの位置XDの差(XC−XD)に第3補正ゲインKT3を乗じた第2組補正値e14から、指令値e7Dを演算する。
指令値e7Dは、第4D演算部43Dに入力される。第4D演算部43Dは、モータ17Dの現状の動作情報e12Dと指令値e7Dとの差から、モータ17Dを加速もしくは減速するための制御値e8Dを演算する。
【0078】
制御値e8Dは、速度指令作成部44Dに入力され、速度制御値e9Dが作成される。速度制御値e9Dは、速度制御の上限および下限を示すテーブル45Dの値と比較部46Dで比較され、所定の範囲の最終速度制御値e11Dとしてモータ17Dに出力される。
【0079】
上記例では、第1組で使用される第2補正ゲインKT2と、第2組で使用される第3補正ゲインKT3として、別の値を使用することができる。別々の適当な補正ゲインを使用することにより、組毎に異なる傾向を補正することができる。
【0080】
上記2例の実施例に示されるように、傾向の異なる組毎に別々の補正ゲインを使用することにより、組毎に適した制御を行なうことができる。複数の電動ねじの組が作成できれば、組の作成方法は任意に可能である。一の組中の電動ねじの数が3以上の場合、組ごとの補正ゲインを使用する補正値(d11、d12、e13、e14)において、2つの電動ねじの場合の電動ねじの位置の差ではなく、当該組の全電動ねじの位置の平均と電動ねじの位置の差を使用することができる。
また、一つの組の中の電動ねじの数が1の場合も可能である。この場合、組み内の差によるゲインを用いないこともできるし、全平均との差のゲインを用いることもできる。
【0081】
上記実施例では、射出スクリュ移動機構の制御について説明されたが、型締装置の移動機構についても同様である。
【0082】
【発明の効果】
本発明の多軸同期駆動装置は、複数の軸を軸毎に位置を制御する制御装置において、軸の特性を考慮して、複数の軸を複数の組として組毎に適当な補正ゲインを使用して制御することにより、軸の駆動を同期させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は型締装置の概略図を示す。
【図2】図2は射出装置の概略図を示す。
【図3】図3は本発明の射出装置の制御装置と射出スクリュ移動機構の関係の概略を示す。
【図4】図4は本発明の型締装置の制御と電動ねじによる移動機構の関係の概略を示す。
【図5】図5は本発明の型締装置の制御とシリンダによる移動機構の関係の概略を示す。
【図6】図6は実施の形態1の射出スクリュ移動機構を制御する制御装置の回路ブロック図を示す。
【図7】図7は他の実施の形態の射出スクリュ移動機構を制御する制御装置の回路ブロック図を示す。
【符号の説明】
1 型締装置
2 制御装置
3A〜D サーボ弁
4A〜D 位置センサ
5A〜D シリンダ
6A〜D ピストン
7A〜D 軸
8 固定盤
9 可動盤
10a 固定側金型
10b 可動側金型
11 キャビティ
12 射出スクリュ
13A〜D 電動ねじ
14A〜D モータ
15A〜D 電動ねじ
16A〜D 電動ねじナット
17A〜D モータ
18 射出スクリュ基部
19 制御装置
20 第1演算部
21 第2演算部
22 第5演算部
23 第6演算部
24A〜D 第7A〜D演算部
25A〜D 第8A〜D演算部
26A〜D 速度指令作成部
27A〜D テーブル
28A〜D 比較部
40 第1演算部
42A〜D 第3A〜D演算部
43A〜D 第4A〜D演算部
44A〜D 速度指令作成部
45A〜D テーブル
46A〜D 比較部
50 位置指令作成部
51 第2演算部

Claims (10)

  1. 複数の軸の回転もしくは移動により、所定の軸方向に移動する一体の被駆動部と、
    前記軸を回転もしくは移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、
    各軸に対応する前記被駆動部の位置に対応する位置を測定する測定部と、を具備し、
    前記制御部は、前記複数の軸を、複数の組とし、前記組毎に異なる補正ゲインを使用して、前記軸毎に前記駆動部の制御を行なう、
    多軸同期駆動装置。
  2. 複数の電動ねじと、
    前記電動ねじを回転させる駆動部と、
    前記電動ねじが回転することにより所定の軸方向に移動する射出スクリュ基部と、
    前記射出スクリュ基部に設置される射出スクリュと、
    前記駆動部を制御する制御部と
    各電動ねじに対応する前記射出スクリュ基部の位置に対応する位置を測定する測定部と、を具備し、
    前記制御部は、前記複数の電動ねじを、複数の組とし、前記組毎に異なる補正ゲインを使用して、前記電動ねじ毎に前記駆動部の制御を行なう、
    射出装置。
  3. 前記組の内の第1組が前記複数の電動ねじの電動ねじAと電動ねじBで構成され、第2組が前記複数の電動ねじの電動ねじCと電動ねじDで構成され、
    前記制御部において、前記電動ねじAの前記駆動部、および前記電動ねじBの前記駆動部の制御には、K1(XA−XB)の値が使用され、
    前記電動ねじCの前記駆動部、および前記電動ねじDの前記駆動部の制御には、K2(XC−XD)の値が使用され、
    XAは前記電動ねじAから力を受ける前記射出スクリュ基部の所定の部分における前記電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、XBは、前記電動ねじBから力を受ける前記射出スクリュ基部の所定の部分における前記電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、
    XCは前記電動ねじCから力を受ける前記射出スクリュ基部の所定の部分における前記電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、XDは、前記電動ねじDから力を受ける前記射出スクリュ基部の所定の部分における前記電動ねじの軸方向の位置に相当する位置を示し、
    K1とK2は異なる補正ゲインを示す、
    請求項2に記載された射出装置。
  4. 前記駆動部は、モータである、
    請求項2または3のいずれかに記載された射出装置。
  5. 前記複数の組は、前記射出スクリュ基部の中心を通り前記射出スクリュの軸方向に垂直な線に対して、上側に位置する軸の組と下側に位置する軸の組の組合わせ、もしくは、右側に位置する軸の組と左側に位置する軸の組の組合わせのどちらかである、
    請求項2〜4のいずれかに記載された射出装置。
  6. 一組の金型を構成する、所定の基準に対して固定されている固定側金型、および前記固定側金型に対して相対的に、所定の軸方向に移動する可動側金型と、
    前記軸方向に移動することで前記可動側金型を移動させ、および前記軸方向に力が加えられることにより前記可動側金型を前記固定側金型に圧着させる、前記軸方向に概ね平行な複数の軸と、
    前記軸毎に、前記軸を軸方向に移動させる、および軸方向に力を加える、前記軸毎に設置され、前記軸毎に独立した駆動/締付手段と、
    前記軸から力を受ける前記可動側金型の所定の部分における、前記軸方向の位置に相当する位置を検出するセンサと、
    前記センサの検出値と前記可動側金型の目標位置から、前記駆動/締付手段の制御を行なう制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は前記複数の軸を、複数の組とし、前記組毎に異なる補正ゲインを使用して、前記軸毎に前記駆動/締付手段の制御を行なう、
    型締装置
  7. 前記組の内の第1組が前記複数の軸の軸Aと軸Bで構成され、第2組が前記複数の軸の軸Cと軸Dで構成され、
    前記制御部において、前記軸Aの前記駆動/締付手段、および前記軸Bの前記駆動/締付手段の制御には、K1(XA−XB)の値が使用され、
    前記軸Cの前記駆動/締付手段、および前記軸Dの前記駆動/締付手段の制御には、K2(XC−XD)の値が使用され、
    XAは前記軸Aから力を受ける前記可動側金型の所定の部分における前記軸方向の位置に相当する位置を示し、XBは、前記軸Bから力を受ける前記可動側金型の所定の部分における前記軸方向の位置に相当する位置を示し、
    XCは前記軸Cから力を受ける前記可動側金型の所定の部分における前記軸方向の位置に相当する位置を示し、XDは、前記軸Dから力を受ける前記可動側金型の所定の部分における前記軸方向の位置に相当する位置を示し、
    K1とK2は異なる補正ゲインを示す、
    請求項6に記載された型締装置。
  8. 前記駆動/締付手段は、シリンダとサーボ弁、もしくは、電動ねじとモータのどちらか、もしくは両方である、
    請求項6または7のいずれかに記載された型締装置。
  9. 前記複数の組は、前記可動側金型の中心を通り前記軸方向に垂直な線に対して、上側に位置する軸の組と下側に位置する軸の組の組合わせ、もしくは、右側に位置する軸の組と左側に位置する軸の組の組合わせのどちらかである、
    請求項6〜8のいずれかに記載された型締装置。
  10. 前記金型は、射出成形機で使用される金型である、
    請求項6〜9のいずれかに記載された型締装置。
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