JP2004016698A - 遊技盤及び球検出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】球検出器を複数のパチンコ機に継続的にリユース(再利用)する場合には、球検出器は保証作動回数を超えて使われる可能性がある。このような場合、リユースにおける球検出器の品質を確保できず、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機は品質が確保されないといった課題があった。
【解決手段】遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線及び信号線接続コネクタのうちの少なくとも一方を入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられている遊技盤とした。
【選択図】 図3
【解決手段】遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線及び信号線接続コネクタのうちの少なくとも一方を入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられている遊技盤とした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等の遊技盤及びこの遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技盤には、様々な入賞装置が設けられており、これら入賞装置には、パチンコ球等の球を検出する球検出器が取付けられている。入賞装置としては、例えば一般入賞装置、図柄始動入賞装置、変動入賞装置等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器は、パチンコ機の検定期限(3年)中にパチンコ機をフルに使用したとしても、その作動回数が保証作動回数を超えることがないように保証作動回数が設定されている。しかし、球検出器が複数のパチンコ機に継続的にリユース(再利用)された場合には、球検出器は保証作動回数を超えて使われる可能性がある。このような場合、リユースにおける球検出器の品質を確保できず、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機は品質が確保されないといった課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技盤は、遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線及び信号線接続コネクタのうちの少なくとも一方を入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられているものとした。一般に、球検出器は図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用された場合に作動回数が多いので、例えば、図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用される球検出器の信号線や信号線接続コネクタとして、その他の入賞装置に使用される球検出器の信号線や信号線接続コネクタの色と異なる色のものを使用する。このように入賞装置の違いによって、信号線や信号線接続コネクタが異なる色の球検出器が取付けられている遊技盤から、リユースのために球検出器を取外した場合には、リユースの際に、信号線や信号線接続コネクタの色を確認することによって、以前にどの入賞装置に使用されていたかを識別できるようになるため、例えば、図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用されていた球検出器は、新しい遊技盤においては、作動回数の少ない一般入賞装置に用い、逆に、作動回数の少ない一般入賞装置に使用されていた球検出器は、新しい遊技盤においては、作動回数の多い図柄始動入賞装置や変動入賞装置に用いる等のリユースを行うことにより、リユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいては遊技機の品質を確保できるようになる。
また、遊技盤に設けられた入賞装置に、入賞装置の違いによって互いに異なる識別情報を備えた複数の球検出器が取付けられている遊技盤とした。また、遊技盤に設けられた入賞装置に取付けられる球検出器であって、遊技盤に設けられた入賞装置のうちどの入賞装置に用いられていたかを識別するための識別情報を備えたものとした。以上の遊技盤、球検出器によっても同様な効果が得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、本発明の実施形態1を図1〜図3に基づいて説明する。実施形態1による遊技盤10の遊技盤面10aには、図1に示すように様々な入賞装置が設けられており、これら入賞装置には、パチンコ球等の球を検出する球検出器20が取付けられている。入賞装置としては、例えば、一般入賞装置11、図柄始動入賞装置12、変動入賞装置13等があり、これら入賞装置には、球取込み型の他に、球通過型のもの等がある。尚、変動入賞装置13には、変動入賞装置13の大当たり遊技継続の契機とするように変動入賞装置13に設けられたVゾーンと呼ばれる特定入賞口に入賞した球を検出する特定入賞球検出器20aと、変動入賞装置13の開閉終了の契機とするように変動入賞装置13に設けられた一般入賞口に入賞した球を検出する一般入賞球検出器20bとが設けられる。
球検出器20は、図2に示すような例えば球通過型の入賞装置11に形成されている球通過口14に取付けられる。図2の場合、入賞装置11のベース15に形成された挿入孔16を介して球検出器20を挿入して球通過口14に装着する。入賞装置11のベース15の挿入孔16の側縁近辺の裏面15aよりほぼ垂直に突出するようにアーム片50が設けられており、このアーム片50の先端側に設けられた係止部材60が、球検出器20の後端面44、あるいは、球検出器20の左側面21に設けられた複数の溝40,41,42,43のいずれかに係止することにより、球検出器20は、係止部材60と入賞装置本体部17の内部前壁17aとの間に挟持された状態に保持されて、所定の位置に正確に装着されることになる。球検出器20は、薄い直方体状のもので、球を検出する球検出孔(球検出部)25を備える。球検出器20の筐体26内には、上記球検出孔25の周りを取り囲むようにコイルが設けられ、また、このコイルで検出される球検出信号を処理する基板が設けられ、この処理された信号が信号線1を介してパチンコ機の制御装置等に送られる。この信号線1は信号線接続コネクタ2を介して球検出器20に接続されている。尚、図2中のLは制御装置等により点灯制御されるランプである。
【0006】
実施形態1による遊技盤10は、入賞装置11〜13等に、入賞装置の違いによって互いに異なる色の信号線1及び信号線接続コネクタ2を備えた複数の球検出器20が取付けられているものである。
例えば図3に示すように、図柄始動入賞装置12には、赤色の信号線1及び赤色の信号線接続コネクタ2を備えた球検出器20が取付けられ、変動入賞装置13の特定入賞口には、黒色の信号線1及び黒色の信号線接続コネクタ2を備えた特定入賞球検出器20a(球検出器20)が取付けられ、変動入賞装置13の一般入賞口には、黄色の信号線1及び黄色の信号線接続コネクタ2を備えた一般入賞球検出器20a(球検出器20)が取付けられ、その他の一般入賞装置11には、青色の信号線1及び青色の信号線接続コネクタ2を備えた球検出器20が取付けられている遊技盤10とする。
【0007】
例えばパチンコ機の検定期限近くになって機種交換をする場合に、古いパチンコ機の遊技盤10に取付けられていた各球検出器20を、古い遊技盤10から取外して、新しい遊技盤にリユースする。この場合、信号線1を切断して球検出器20を取外すが、球検出器20側に一定長さ以上の信号線1が残るように切断する。そして、取外した球検出器20を新しい遊技盤にリユースする際には、球検出器20には信号線1及び信号線接続コネクタ2が残っているので、この信号線1及び信号線接続コネクタ2の色を確認することで以前にどの入賞装置に用いられていた球検出器20であるかを識別した後にリユース作業を行う。一般に、球検出器20は図柄始動入賞装置12や変動入賞装置13に使用された場合に作動回数が多くなるので、例えば、以前に図柄始動入賞装置12に使われていた球検出器20は新しい遊技盤の一般入賞装置11に取付け、以前に一般入賞装置11に使われていた球検出器20は新しい遊技盤の図柄始動入賞装置12に取付けるようにする。これにより、新しい遊技盤において作動回数が多い図柄始動入賞装置12には、古い遊技盤10において一般入賞装置11に使用されていたまだ作動回数が少なくて保証作動回数までの余裕が多い球検出器20が取付けられるので、リユースにおける球検出器20の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。
【0008】
尚、上記の説明では、入賞装置の違いによって、球検出器20の信号線1及び信号線接続コネクタ2の両方の色を互いに異ならせるようにしたが、遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線1及び信号線接続コネクタ2のうちの一方のみを入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられているものとしてもよい。
【0009】
また、入賞装置の違いによって球検出器の信号線1の色を違わせておくとともに、新品の球検出器かリユース済みの球検出器かを認識するために新品かリユース済みかによって信号線接続コネクタ2の色を違わせておくようにしてもよい(あるいは、入賞装置の違いによって球検出器の信号線接続コネクタ2の色を違わせておくとともに、新品の球検出器かリユース済みの球検出器かを認識するために新品かリユース済みかによって信号線1の色を違わせておくようにしてもよい)。そして、例えば信号線接続コネクタ2(あるいは信号線1)を、新品の場合は白、1度リユースしたものは緑、2度リユースしたものは茶、…というように色を違わせておく(即ちリユース回数情報を設けておく)。このようにすれば次のような効果が得られる。
まず、新品の球検出器とリユース済みの球検出器とを混在して搭載する遊技機から新しい遊技機に球検出器をリユースする際には、まだリユースしていない球検出器を信号線接続コネクタ2(あるいは信号線1)の色から容易に確認できて、球検出器を取外した後に、どの入賞装置に使用されていたかを示す情報に基づいてリユースに供することができて、リユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。
また、すでに1度以上リユース済みの球検出器であっても機種交換の時期が早かったような場合にはさらにリユースに供することが可能な場合もある。この場合、上記のようなリユース回数情報を設けておけば、すでに1度以上リユース済みの球検出器のさらなるリユースの可否を判断できるようになる。即ち、すでにリユース済みであった球検出器であっても、例えば、その球検出器のリユース時期間隔履歴及びどの入賞装置に使用されていたかの履歴情報を別途管理しておくようにすれば、すでに1度以上リユースに供した球検出器であってもさらにリユースに供することが可能な球検出器を抽出することが可能となり、これによりリユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。尚、上記リユース回数情報は、1度リユース情報と2度リユース情報だけにして、例えば、2度リユース情報は、その球検出器をもはやリユースに供さないための情報として用いてもよい(即ち、廃棄するための情報として用いる)。
【0010】
実施形態2
球検出器20としては、図4に示すように、球検出器が取付けられる入賞装置に違いによって、互いに異なる識別情報を記録したバーコードやICチップ等の識別手段70を表面に設けたものを用いてもよい。上記ICチップとしては、例えば特開2001−344464号に開示された超小型のRFIDチップを用いることができる。このRFIDチップは例えば半導体基板上に集積回路とこの集積回路のアンテナとが形成されて成るもので、寸法は例えば2mm(縦)×2mm(横)×0.1mm(厚さ)以下のものである。そして、識別情報を読み取る質問機から上記アンテナを介して動作電力を得て、集積回路に記録されている識別情報を質問機に出力するものである。
本実施形態2では、実施形態1と同様な効果が得られる。また、識別情報をデータ管理すれば、例えば頻繁に機種交換が行われる場合、1つの球検出器20を2回以上リユースすることも可能で、かつ、この場合でもリユースにおける球検出器20の品質も確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による遊技盤を示す。
【図2】遊技盤に設けられる入賞装置に対する球検出器の取付方法を説明するための斜視図。
【図3】入賞装置に取付けられる球検出器の信号線及び信号線接続コネクタの色の違いを説明するためのグラフ。
【図4】実施形態2における遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器を示す図。
【符号の説明】
1 球検出器の信号線
2 球検出器の信号線接続コネクタ
10 遊技盤
11,12,13 入賞装置
20 球検出器
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等の遊技盤及びこの遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技盤には、様々な入賞装置が設けられており、これら入賞装置には、パチンコ球等の球を検出する球検出器が取付けられている。入賞装置としては、例えば一般入賞装置、図柄始動入賞装置、変動入賞装置等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器は、パチンコ機の検定期限(3年)中にパチンコ機をフルに使用したとしても、その作動回数が保証作動回数を超えることがないように保証作動回数が設定されている。しかし、球検出器が複数のパチンコ機に継続的にリユース(再利用)された場合には、球検出器は保証作動回数を超えて使われる可能性がある。このような場合、リユースにおける球検出器の品質を確保できず、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機は品質が確保されないといった課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技盤は、遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線及び信号線接続コネクタのうちの少なくとも一方を入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられているものとした。一般に、球検出器は図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用された場合に作動回数が多いので、例えば、図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用される球検出器の信号線や信号線接続コネクタとして、その他の入賞装置に使用される球検出器の信号線や信号線接続コネクタの色と異なる色のものを使用する。このように入賞装置の違いによって、信号線や信号線接続コネクタが異なる色の球検出器が取付けられている遊技盤から、リユースのために球検出器を取外した場合には、リユースの際に、信号線や信号線接続コネクタの色を確認することによって、以前にどの入賞装置に使用されていたかを識別できるようになるため、例えば、図柄始動入賞装置や変動入賞装置に使用されていた球検出器は、新しい遊技盤においては、作動回数の少ない一般入賞装置に用い、逆に、作動回数の少ない一般入賞装置に使用されていた球検出器は、新しい遊技盤においては、作動回数の多い図柄始動入賞装置や変動入賞装置に用いる等のリユースを行うことにより、リユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいては遊技機の品質を確保できるようになる。
また、遊技盤に設けられた入賞装置に、入賞装置の違いによって互いに異なる識別情報を備えた複数の球検出器が取付けられている遊技盤とした。また、遊技盤に設けられた入賞装置に取付けられる球検出器であって、遊技盤に設けられた入賞装置のうちどの入賞装置に用いられていたかを識別するための識別情報を備えたものとした。以上の遊技盤、球検出器によっても同様な効果が得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、本発明の実施形態1を図1〜図3に基づいて説明する。実施形態1による遊技盤10の遊技盤面10aには、図1に示すように様々な入賞装置が設けられており、これら入賞装置には、パチンコ球等の球を検出する球検出器20が取付けられている。入賞装置としては、例えば、一般入賞装置11、図柄始動入賞装置12、変動入賞装置13等があり、これら入賞装置には、球取込み型の他に、球通過型のもの等がある。尚、変動入賞装置13には、変動入賞装置13の大当たり遊技継続の契機とするように変動入賞装置13に設けられたVゾーンと呼ばれる特定入賞口に入賞した球を検出する特定入賞球検出器20aと、変動入賞装置13の開閉終了の契機とするように変動入賞装置13に設けられた一般入賞口に入賞した球を検出する一般入賞球検出器20bとが設けられる。
球検出器20は、図2に示すような例えば球通過型の入賞装置11に形成されている球通過口14に取付けられる。図2の場合、入賞装置11のベース15に形成された挿入孔16を介して球検出器20を挿入して球通過口14に装着する。入賞装置11のベース15の挿入孔16の側縁近辺の裏面15aよりほぼ垂直に突出するようにアーム片50が設けられており、このアーム片50の先端側に設けられた係止部材60が、球検出器20の後端面44、あるいは、球検出器20の左側面21に設けられた複数の溝40,41,42,43のいずれかに係止することにより、球検出器20は、係止部材60と入賞装置本体部17の内部前壁17aとの間に挟持された状態に保持されて、所定の位置に正確に装着されることになる。球検出器20は、薄い直方体状のもので、球を検出する球検出孔(球検出部)25を備える。球検出器20の筐体26内には、上記球検出孔25の周りを取り囲むようにコイルが設けられ、また、このコイルで検出される球検出信号を処理する基板が設けられ、この処理された信号が信号線1を介してパチンコ機の制御装置等に送られる。この信号線1は信号線接続コネクタ2を介して球検出器20に接続されている。尚、図2中のLは制御装置等により点灯制御されるランプである。
【0006】
実施形態1による遊技盤10は、入賞装置11〜13等に、入賞装置の違いによって互いに異なる色の信号線1及び信号線接続コネクタ2を備えた複数の球検出器20が取付けられているものである。
例えば図3に示すように、図柄始動入賞装置12には、赤色の信号線1及び赤色の信号線接続コネクタ2を備えた球検出器20が取付けられ、変動入賞装置13の特定入賞口には、黒色の信号線1及び黒色の信号線接続コネクタ2を備えた特定入賞球検出器20a(球検出器20)が取付けられ、変動入賞装置13の一般入賞口には、黄色の信号線1及び黄色の信号線接続コネクタ2を備えた一般入賞球検出器20a(球検出器20)が取付けられ、その他の一般入賞装置11には、青色の信号線1及び青色の信号線接続コネクタ2を備えた球検出器20が取付けられている遊技盤10とする。
【0007】
例えばパチンコ機の検定期限近くになって機種交換をする場合に、古いパチンコ機の遊技盤10に取付けられていた各球検出器20を、古い遊技盤10から取外して、新しい遊技盤にリユースする。この場合、信号線1を切断して球検出器20を取外すが、球検出器20側に一定長さ以上の信号線1が残るように切断する。そして、取外した球検出器20を新しい遊技盤にリユースする際には、球検出器20には信号線1及び信号線接続コネクタ2が残っているので、この信号線1及び信号線接続コネクタ2の色を確認することで以前にどの入賞装置に用いられていた球検出器20であるかを識別した後にリユース作業を行う。一般に、球検出器20は図柄始動入賞装置12や変動入賞装置13に使用された場合に作動回数が多くなるので、例えば、以前に図柄始動入賞装置12に使われていた球検出器20は新しい遊技盤の一般入賞装置11に取付け、以前に一般入賞装置11に使われていた球検出器20は新しい遊技盤の図柄始動入賞装置12に取付けるようにする。これにより、新しい遊技盤において作動回数が多い図柄始動入賞装置12には、古い遊技盤10において一般入賞装置11に使用されていたまだ作動回数が少なくて保証作動回数までの余裕が多い球検出器20が取付けられるので、リユースにおける球検出器20の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。
【0008】
尚、上記の説明では、入賞装置の違いによって、球検出器20の信号線1及び信号線接続コネクタ2の両方の色を互いに異ならせるようにしたが、遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線1及び信号線接続コネクタ2のうちの一方のみを入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられているものとしてもよい。
【0009】
また、入賞装置の違いによって球検出器の信号線1の色を違わせておくとともに、新品の球検出器かリユース済みの球検出器かを認識するために新品かリユース済みかによって信号線接続コネクタ2の色を違わせておくようにしてもよい(あるいは、入賞装置の違いによって球検出器の信号線接続コネクタ2の色を違わせておくとともに、新品の球検出器かリユース済みの球検出器かを認識するために新品かリユース済みかによって信号線1の色を違わせておくようにしてもよい)。そして、例えば信号線接続コネクタ2(あるいは信号線1)を、新品の場合は白、1度リユースしたものは緑、2度リユースしたものは茶、…というように色を違わせておく(即ちリユース回数情報を設けておく)。このようにすれば次のような効果が得られる。
まず、新品の球検出器とリユース済みの球検出器とを混在して搭載する遊技機から新しい遊技機に球検出器をリユースする際には、まだリユースしていない球検出器を信号線接続コネクタ2(あるいは信号線1)の色から容易に確認できて、球検出器を取外した後に、どの入賞装置に使用されていたかを示す情報に基づいてリユースに供することができて、リユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。
また、すでに1度以上リユース済みの球検出器であっても機種交換の時期が早かったような場合にはさらにリユースに供することが可能な場合もある。この場合、上記のようなリユース回数情報を設けておけば、すでに1度以上リユース済みの球検出器のさらなるリユースの可否を判断できるようになる。即ち、すでにリユース済みであった球検出器であっても、例えば、その球検出器のリユース時期間隔履歴及びどの入賞装置に使用されていたかの履歴情報を別途管理しておくようにすれば、すでに1度以上リユースに供した球検出器であってもさらにリユースに供することが可能な球検出器を抽出することが可能となり、これによりリユースにおける球検出器の品質を確保でき、ひいてはこのような球検出器を搭載した遊技機の品質を確保できるようになる。尚、上記リユース回数情報は、1度リユース情報と2度リユース情報だけにして、例えば、2度リユース情報は、その球検出器をもはやリユースに供さないための情報として用いてもよい(即ち、廃棄するための情報として用いる)。
【0010】
実施形態2
球検出器20としては、図4に示すように、球検出器が取付けられる入賞装置に違いによって、互いに異なる識別情報を記録したバーコードやICチップ等の識別手段70を表面に設けたものを用いてもよい。上記ICチップとしては、例えば特開2001−344464号に開示された超小型のRFIDチップを用いることができる。このRFIDチップは例えば半導体基板上に集積回路とこの集積回路のアンテナとが形成されて成るもので、寸法は例えば2mm(縦)×2mm(横)×0.1mm(厚さ)以下のものである。そして、識別情報を読み取る質問機から上記アンテナを介して動作電力を得て、集積回路に記録されている識別情報を質問機に出力するものである。
本実施形態2では、実施形態1と同様な効果が得られる。また、識別情報をデータ管理すれば、例えば頻繁に機種交換が行われる場合、1つの球検出器20を2回以上リユースすることも可能で、かつ、この場合でもリユースにおける球検出器20の品質も確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による遊技盤を示す。
【図2】遊技盤に設けられる入賞装置に対する球検出器の取付方法を説明するための斜視図。
【図3】入賞装置に取付けられる球検出器の信号線及び信号線接続コネクタの色の違いを説明するためのグラフ。
【図4】実施形態2における遊技盤の入賞装置に取付けられる球検出器を示す図。
【符号の説明】
1 球検出器の信号線
2 球検出器の信号線接続コネクタ
10 遊技盤
11,12,13 入賞装置
20 球検出器
Claims (3)
- 遊技盤に設けられた入賞装置に、信号線及び信号線接続コネクタのうちの少なくとも一方を入賞装置の違いによって互いに異なる色にした複数の球検出器が取付けられていることを特徴とする遊技盤。
- 遊技盤に設けられた入賞装置に、入賞装置の違いによって互いに異なる識別情報を備えた複数の球検出器が取付けられていることを特徴とする遊技盤。
- 遊技盤に設けられた入賞装置に取付けられる球検出器であって、遊技盤に設けられた入賞装置のうちどの入賞装置に用いられていたかを識別するための識別情報を備えたことを特徴とする球検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002179648A JP2004016698A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 遊技盤及び球検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002179648A JP2004016698A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 遊技盤及び球検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004016698A true JP2004016698A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31176999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002179648A Pending JP2004016698A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 遊技盤及び球検出器 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004016698A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007082585A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2018175025A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2022097647A (ja) * | 2021-01-28 | 2022-06-30 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
-
2002
- 2002-06-20 JP JP2002179648A patent/JP2004016698A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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