JP2004016461A - 導電布の製造方法及びその製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸の耐用性を増し、織りが平らで均等になり、耐用性の高い大きな面積の導電布を作ることのできる導電布の製造方法及びその製品を提供する。
【解決手段】A)原料の選択の際、使用する原料は導電性のよい金属糸、及び自然(短)繊維、あるいは遠赤外線加工処理を経た糸、あるいは弾力性のあるラバーヤーンでもよく、B)カバーリングは、上述の原料を専用の設備によってカバーリング作業を行ない、自然繊維糸の外部に金属糸を巻いて覆い、その巻き具合と密度を適度にして、C)それから導電布を織成し、上述の巻く金属糸は糸供給専用設備によって織成作業を行ない、織成過程において更にゴムの糸、ステンレス糸、遠赤外線糸、羊毛糸等のような糸を加えて、導電布を製造する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導電布の製造方法およびその製品に関する。本発明の導電布の製造方法およびその製品は、従来の導電布の製造方法およびその製品とは全く異なった新しい技術である。
【0002】
【従来の技術】
現在、一般に出回っている医療用の低周波治療器は、基本的には、電気療法の実用性を主眼としている。小効率で比較的低い電流を利用して、人体の特定部位の神経を連続して刺激し、局部の血液の循環等を促進することで治療効果を図るものである。その主な構造は、人体の皮膚に接触する導電布、及び、導電接続によって機能を選択する制御装置からなる。そのうち、メッキ導電布は基本材料、ニッケル、硫化鋼等から構成される複合層構造で、メッキ導電布の一側面にさらに導電粘着層を施し、もう一方の側には導電ホックを取り付ける。その導電粘着層は人体の皮膚上に粘着させるためであり、導電ホックはリード線を利用して制御装置に接続して通電させるためのものである。この構造によって、治療効果を得るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このタイプの低周波治療器はある程度の電気療法効果を上げていて、医学上の利用価値があるものの、以下のような欠点があることも事実である。
1)導電粘着層は環境保護の材質からできていないため、捨てると環境問題を引き起こす。さらに、導電粘着層は通気性がなく、皮膚が弱い患者の場合、皮膚アレルギーの症状が現れる可能性がある上、使い心地もよくない。
2)メッキ導電布の面積が小さいため、治療面積も小さくなり、理想的な効果が得られない。また、メッキ導電粘着布の数量には限りがあり、繰り返して使用しなければならない。このため、衛生面での問題が潜在する。別に導電粘着布を買い足せば、コスト面での問題が生じる。
3)メッキ電動布は導電粘着層があってこそ、始めて導電効果が得られる。したがって、衛生面を考慮して水洗いした場合、導電粘着層はその作用を失ってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の導電布の製造方法及びその製品は、金属糸及び自然繊維を原料とし、まず、金属糸を巻いて短い繊維の糸(例えば、天然羊毛、うさぎの毛、あるいは、遠赤外線処理を経た羊毛、うさぎの毛等)を覆ったカバーリング過程を経て、さらに、編みの過程においてその耐用性を増す糸(例えば、ゴム糸、ステンレス糸、羊毛糸等)を加えて、大きな面積の導電布を構成し、その後、ニーズに合わせて異なった形態にして使用する。この導電布は、成型前に直接糸を各種の顔料で染めることも可能で、成型前の導電布に色彩的な変化を持たせることが可能である。また、この導電布を用いて作られた製品を医療の用途に応用する場合は、外付けの電流制御装置によって適度な電流を流し、電気療法効果を得ることができる。この導電布は天然の短い繊維を採用しているので、表面が常に快適であるという点が優れている。その上、直接洗うことも可能で繰り返し使用ができるので、使用年数が長いという特徴を有する。
【0005】
【発明の実施の態様】
本発明は、導電布の製造方法およびその方法によって製造された導電布の関連製品の2つの部分に分けられる。
以下、図1を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
1)製造方法に関する部分
まず、原料を選択する。使用する原料は、導電性のよい金属糸、最も好ましいのは直径がO.035〜0.08mmの範囲内である。自然(短)繊維、たとえば、羊毛、うさぎの毛等、あるいは、遠赤外線加工処理を経た糸、あるいは、弾力性のあるラバーヤーンでもよい。遠赤外線は一種の物理光線であり、その特徴は比較的強い温熱作用があって、人体の新陳代謝、血液の循環、酵素の成長、及び、組織の復活等を促がす幾つかの大きな効果があるという点である。故に、遠赤外線照射はよく医療目的で使用されている。
したがって、この方法によって製造した導電布の医療効果を高めるには、遠赤外線糸を原料にするのが最良である。
【0006】
次に、適用する加工機について説明する。
上述の金属糸と自然繊維糸等の原料は、糸供給専用の特殊な設備によってカバーリング作業を行なう。自然繊維糸の外部に金属糸を巻いて覆い、その巻き具合と密度(糸が切断しないという前提で)を適度にする。約1mmの長さの自然繊維糸の上に、3〜25巻きの金属糸が最も適当である。巻き終わった金属糸の平坦度は一致していなければならない。これは、低周波を使用した際の治療の安定度を上げるためである。
【0007】
そして、導電布を織成する。
上述の巻く金属糸は、糸供給専用設備によって、織成作業を行なう。同時に、織成過程において、さらにゴムの糸、ステンレス糸、遠赤外線糸、羊毛糸等のような糸を加える。これは糸の耐用性を増すためであり、これによって、大きい面積の導電布を織る時に、均等になり、耐用性を高くすることができる。さらに、環境保護にも適合する外、抗菌、防臭の効果もある。
【0008】
2)関連する製品に関する部分
上述の方法によって製造された導電布材は、実際のニーズに応じて、各種の製品形態を取って、低周波治療器等の医療用途方面に利用される。図2および図3において、導電布は筒状になっていて、継ぎ目がない形態の握るタイプの電気療法補助器具10である。この補助器具10の本体は、適当な位置に導電ホック(オス)11があって、一端にそれに対応する導電ホック(メス)12を取り付けたリード線13を連結することで、通電するようになっている。そして、制御装置14と結合する。
【0009】
実施する際は、この制御装置14によって、導電布の電流の大きさをコントロールする。電気療法を行なう際は、導電布から放出される適度な電流が使用者の患部に連続して流れ、その抹消神経に刺激を与え、同時に、導電布内に遠赤外線が含まれることで、電流を持続させる作用があって、発熱させて活性化現象を起こすのである。そして、患部の血液の循環作用と新陳代謝機能を促進する効果もある。
【0010】
上述の導電布の製造過程において、強調すべき点は、度重なる研究とテストを重ねた結果から得た結論で、導電布を織る際の、金属糸と自然繊維糸の巻きの最も理想的な数値は、1cmの長さの自然繊維糸の上に3〜25巻きの金属糸が最も適しているという点である。この数値によって、本発明の製造方法を行なった時、織りの密度、平坦度が均一な導電布ができ、最も低周波が安定した状態で治療ができることがわかっている。
【0011】
図4において、上述の導電布の成型過程において、自然繊維糸は直接あらかじめ染色処理をすることも可能である。それから、規定のカバーリング処理、製品に織り上げるといった過程をふむ。このようにすれば、各種の変化に富んだ導電布を製造することができ、豊富な色彩変化により、美的効果が望め、単調過ぎることがない。
【0012】
本発明の製品のカバーリングには、各種の異なった領域において応用が可能である。例えば、静電気除去、抗電磁波、切断しにくい効果、導電糸の原料及び、低周波治療用等の方面であり、応用範囲は広い。
【0013】
【発明の効果】
本発明の導電布の製造方法は、従来の製造方法とは全く異なった新しい技術であり、従来の構造が有する、洗えない、不衛生、環境保護に適合しない等の欠点を改良している。本発明の新しい技術は、各種の製品に適用が可能である。例えば、セラミック粉末を混ぜて製造すれば、脱落しにくい上、かなり長い間の使用が可能である。したがって、消費者がこの紡績製品を購入すれば、長い間に渡ってセラミック粉末から放射される遠赤外線によって、血液の循環が促進されるという医療効果が望める。
また、本発明の導電布の製造方法及びその製品は、自然繊維を先に染色処理することが可能である。織りによって大きな面積の導電布を成型し、ニーズに応じて異なった色調にすることができるため、本発明の導電布がもともと持っている触感の心地よさに加え、さらに、豊當た色彩の変化が可能である。
本発明の導電布を各種の製品にした場合、その製品には、以下のような優れた点がある。
1)接触面積が大きい。
2)人体のどの部位にも適用可能である。
3)通気性があり、やわらかで、使い心地がよい。
4)抗菌、防臭効果があり、衛生的である。
5)繰り返し洗えるので、環境保護に適合する。
6)低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の流れを示したフローチャートである。
【図2】本発明の理想的な実施例の製品形態を示す外観図である。
【図3】本発明の理想的な実施例の部分説明図である。
【図4】本発明方法の別の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 補助器具
11 導電ホック(オス)
12 導電ホック(メス)
13 リード線
14 制御装置

Claims (6)

  1. A)原料の選択の際、
    使用する原料は、導電性のよい金属糸、及び、自然(短)繊維、あるいは、遠赤外線加工処理を経た糸、あるいは、弾力性のあるラバーヤーンでもよく、
    B)カバーリングは、
    上述の原料を、専用の設備によってカバーリング作業を行ない、自然繊維糸の外部に金属糸を巻いて覆い、その巻き具合と密度を適度にして、
    C)それから、導電布を織成し、上述の巻く金属糸は、糸供給専用設備によって織成作業を行ない、織成過程において、さらにゴムの糸、ステンレス糸、遠赤外線糸、羊毛糸等のような糸を加えて、糸の耐用性を増し、これによって、織りが平らで均等になり、耐用性の高い大きな面積の導電布を作ることを特徴とする導電布の製造方法。
  2. 金属糸の直径が0.035〜0.08mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の導電布の製造方法。
  3. 自然繊維糸の外部に金属糸を巻いて覆い、その巻き具合と密度が約1cmの長さの自然繊維糸の上に、3〜25巻きの金属糸が最も適当であることを特徴とする請求項1に記載の導電布の製造方法。
  4. 導電布が構成する製品がいかなる形態でも可能で、製品の適当な位置に導電ホックが取り付けられていて、リード線によって連結して通電し、制御装置と結合することを特徴とする請求項1に記載の導電布の製造方法。
  5. 自然繊維糸の原料は直接あらかじめ染色処理をすることも可能で、それから、規定のカバーリング処理、製品に織り上げるといった過程をふみ、このようにすることにより、各種の変化に富んだ導電布を製造することができることを特徴とする請求項1に記載の導電布の製造方法。
  6. 上記請求項1、2、3、4または5に記載の製造方法により製造された導電布から成ることを特徴とする導電布の製品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7918511B2 (en) * 2008-04-09 2011-04-05 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Vehicle seats
JP2011074512A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fukui Prefecture e−テキスタイル用導電糸およびそれを用いた織編物
KR102047395B1 (ko) * 2019-07-04 2019-11-22 (주)위테이프 기능성이 강화된 구리사 첨가 스포츠테이프의 제조방법

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