JPS584493Y2 - 静電気利用健康下着

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【考案の詳細な説明】本考案は、静電気のもつ治癒効果を効率的に活用して健
康向上に貢献する下着を提供するものである。

・１従来
、合成繊維製の下着は経済面での優利さのみならずそこ
に発生する静電気によって神経痛、ノウマチ、が治癒さ
れる等健康面にも利点の存することが経験的又学問的に
も認められている。

しかし、それはあくまで付随的に生じた現象の発見にと
どまるものであり、本質的に著効のある健康増進効果が
認められるまでには到っていない。

そこで本考案は、下着に起る当該静電気現象が真に身体
に有効に作用して使用者の健康を大きく前進させるべく
創意工夫を凝らしたものである。

以下実施例の図面を基にその構成を説明・すると、１が
シャツ、パンツ、スリップ、ズボン下等下着類の基布で
あり、ナイロン、ポリエステル等の静電気を発生し易い
合成繊維を主体として織成される。

そしてこの基布１に相互に適当間隔を置いて合成繊維質
糸材の内部に炭素粒子３を分散させて形成した導電性繊
維２を編織して本案下着は構成される。

導電性繊維とは、電気伝導性に秀れた材質の繊維を言う
が、本案では耐屈曲性を向上させる目的で合成繊維質糸
材の内部に炭素粒子を分散させた構造のものを使用する
。

さて、上記構成に基づく本案下着を使用するに、その被
着の方法は従来下着と全く同様に外装着の内側に着用す
る。

すると運動その他の動作によって皮膚と下着又は外装着
と下着とが相互に摩擦し合って下着及び外装着の表面に
多量の静電気が発生し滞電する。

そうしてその滞電電圧が一定の値を越えたとき適当間隔
を保って織り込まれた導電性繊維２を通って当該滞留電
圧が皮膚表面に流電され、即ち電気的刺激となって人体
に作用する。

このとき皮膚接触部はもちろん直接皮膚に触れていない
部分又は外装着に生じた静電気も導電性繊維２を介して
集中的に流電されるがら、人体に与えられる刺激は頻繁
且つ一定強度をもった快的刺激となる。

従って、この電気的刺激が身体各所に与えられるとき、
その皮膚への刺激によって血流が極めて旺盛となり、内
臓諸器官を初め身体各部の働きが頗る。

活発どなり、織組織細胞は賦活され例えば皮膚表面は皺
アナい艶々とした若返りの健康美が保たれる二叉、経路
、壺にも働きかけ指圧法、電気治療法と以上の治癒効果
が得られる。

又、動作中又は洗濯中に有体に強い屈曲力が加えられて
も、柔軟性に富む合成繊維質糸材中に炭素粒子を分散さ
せて導電性繊維を形威しであるので、折り曲げによって
切断される憂もない。

本考案は以上のようで、冒頭に説明した通り静電気を効
率的に活用して人体に快適なる刺激として作用させるこ
とに成功したから、血流の著しい旺盛化を促し、これに
電気的刺激特有の治癒効果も相乗されて、健康増進に飛
躍的進歩をもたらし得た。

そしてそれが日常着用する下着によって具現されるから
特定の運動を要することなく、シかも常時その効果が得
られることになり、とかく三日坊主に終りがちな一般健
康法の欠点が克服される。

又、その製造も安価に量産が可能である点、経済性にも
秀れる等極めて実用性に富んだ考案である。

尚、本案はパジャマ・腹巻等の寝具類にも応用が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本案下着の実施例を示すもので、第１図はシャツ
を例にした場合の斜視図、第２図は第１図の一部拡大斜
視図、第３図は導電性繊維の拡大斜視図である。１・・・・・・基布、２・・・・・・導電性繊維、３・
・・・・・炭素粒子。

【実用新案登録請求の範囲】

合成繊維質糸材の内部に炭素粒子３を分散させて形成し
た導電性繊維２を静電気を発生し易い合成繊維を主体と
して織成した基布１に相互に適当間隔を保って編織して
身体に電気的刺激を付与し得るごとくした静電気利用健
康下着。