JP2004015827A - 画像読取装置及び画像読取システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換素子群、少なくともR,G,Bの3色の発光色の光源を有する照明装置、結像用のレンズ等からなるイメージセンサーにおいて、原稿の読み取りスピードを上げるとともに、小型で安価なものにする。
【解決手段】 複数の光電変換素子をライン状に配列したセンサーアレー1と、このセンサーアレー1に原稿画像を結像させるレンズアレー2と、R,G,Bの各発光色を有するLEDを用いた照明装置3と、カバーガラス4をフレーム5に支持させて固定する。また、センサーアレー1とレンズ中心までの光学距離をGの発光波長より短かい波長の光に合わせたレンズの共役長の1/2、カバーガラス4の表面からレンズ中心までの光学距離を上記共役長より短かい波長の光に合わせたレンズの共役長の1/2にそれぞれ設定する。そしてカバーガラス4に押し当てた原稿を照明装置3で照明し、その光をセンサーアレー1で電気信号に変換して原稿画像を読み取る。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、特にカラー原稿画像を読み取る画像読取装置及びこれを用いた画像システムに関するものである。
図13はイメージセンサーの一例を示す断面図である。このセンサーは、センサー基板102にセンサーIC101を実装したセンサーアレー1と、レンズアレー2と、原稿を照明するための光源である3種類のLED素子301,302,303を有したLEDアレー6と、カバーガラス4と、それらを位置決めして保持するためのフレーム5から構成されている。
 上記LEDアレー6は、基板上にR(赤),G(緑),B(青)の光を発光する3種類のLED素子301,302,303が複数個、例えば原稿A4サイズ読みでは原稿の照度分布を均一にする目的で、それぞれライン上に20個以上実装されて構成されている。
 また、3種類のLED素子301,302,303のそれぞれの発光ピーク波長は、青色に相当する430(nm)と、緑色に相当する570(nm)と、赤色に相当する660(nm)である。
 レンズアレー2は、周辺部と中央部とで屈折率を徐々に異ならせることでレンズ機能を持たせるようにした円柱形状のレンズ素子をライン上に複数個配列して、形成されている。
 また、レンズアレー2は、カラー原稿において写真の切り貼り原稿など凹凸があるものが想定されるため、0.5(mm)程度の焦点深度が要求されるので、開口角の小さなものが選択されている。さらにR,G,Bの光がそれぞれセンサ上で同等の解像度を得られるようにするため、色収差の小さいものが選択されている。
 一般的には、この開口角の値は12(deg.)程度のレンズアレーを使用していて、原稿とセンサーまでの距離である共役長(TC)は18.3(mm)必要である。
 しかしながら、上記のような従来のイメージセンサーにあっては、開口角の小さいレンズアレーを使用していたため、光量伝達率が小さく、原稿の読み取りスピードアップに限界があった。
 また、開口角の小さいレンズアレーは原稿面からセンサーまでの距離(TC)が長くなり、それを用いたイメージセンサーが大型になってしまうという問題点があった。
 さらに、上記のような従来のイメージセンサーにあっては、レンズアレーがR,G,Bの光をそれぞれ等しくセンサーアレーへ入射しているので、出力画像において読み取り原稿中の極細直線がギザギザに出力されるモアレ現象が現れ、特にカラー原稿出力画像で顕著に目立つという問題点があった。
 本発明の画像読取装置は、光電変換素子と、第1色の光,前記第1の光よりも波長が長い第2色の光,前記第2の光よりも波長が長い第3色の光を照射する光源と、前記光源により照明された原稿からの光を前記光電変換素子上に結像させる結像部材と、前記原稿を支持する支持部材とを有し、前記光電変換素子から前記支持部材による原稿支持面までの距離を、前記第1色の波長の光において最高解像度を得るための共役長以上であり且つ前記第2色の波長の光において最高解像度を得るための共役長よりも小さくなるように設定したことを特徴とする。
 さらに、前記結像部材の中心から前記光電変換素子までの距離を前記第2色の波長の光において最高解像度を得るための共役長の2分の1に設定するとともに、前記結像部材の中心から前記支持部材による原稿支持面までの距離を前記第1色の波長の光において最高解像度を得るための共役長の2分の1に設定したことを特徴とする。
 さらに、前記第1色,第2色,第3色の3色の光を順次切り換えて点灯することによりカラー原稿の読み取りを行なうことを特徴とする。
 さらに、モノクローム原稿を読み取る際に前記第1色の光あるいはその光による情報を用いないことを特徴とする。
 さらに、モノクローム原稿を読み取る際に前記第2色と前記第3色のうち少なくとも1色の波長の光を照射することを特徴とする。
 本発明によれば、S/N比が向上し、しかも読取時間を短縮することができる。また、モアレの発生を軽減して最適なカラーの画像を得ることができる。
 以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
 図1,図2は本発明に係るイメージセンサーの構成を示す断面図及び上面図である。このセンサーは、ライン状に複数の光電変換素子を配列してなる光電変換素子群を具備したセンサーIC101を、読み取り原稿の長さに対応して複数個ライン状にガラスエポキシ材等のセンサー基板102上に精度良く並べたセンサーアレー1と、これに原稿からの光を結像させるレンズアレー2と、原稿に光を照射させる照明装置3と、原稿支持用の透明な光透過性部材からなるカバーガラス4と、それらを位置決めして保持するためのアルミニューム等の金属あるいはポリカーボネイト等の樹脂の材料からなるフレーム5から構成されている。
 上記構成のセンサーは、カバーガラス4へ押しつけられて支持された原稿に、照明装置3により斜め約45゜方向からR,G,B3色の光を順次切り換えて照明し、原稿からのR,G,B3色の光情報をレンズアレー2によりセンサーIC101へ結像させ、このセンサーIC101によりR,G,B3色の光情報を電気信号に変換してシステムへ伝送し、そこでR,G,B3色の電気信号を処理してカラー画像を再現する仕組みとなっている。
 照明装置3は、図3及び図4の拡大図に示すように、光源としてR,G,B3色のLED素子311,312,313が一つにパッケージングされたR,G,B3色LEDチップ31と、その光を導いて所望の方向へ出射させるアクリル樹脂等の光透過性に優れた部材からなる導光体32とから構成されている。同図中、314はリードピン、321は鋸歯部、322は凸部である。
 R,G,Bの各LEDのピーク発光波長は、色再現性を良くすることとレンズの色収差をできるだけ小さくするため、それぞれ620(nm)、530(nm)、470(nm)のものを選択している。なお、これらのピーク発光波長は、それぞれ590〜630(nm)、510〜550(nm)、450〜490(nm)であれば良い。
 LEDチップ31は、導光体32の長手方向の端部片側から該導光体32へ光が入射するように配置されており、入射した光は導光体32と空気の界面で全反射を繰り返し、導光体32中を伝搬していく。
 また、導光体32には図3,図4に示す通り、細かな鋸歯形状の鋸歯部321が導光体32の長手方向に連続的に形成されており、導光体中を伝搬していく光の内鋸歯部321へ入射した光だけは他の面での反射とは異なり、原稿面へ向かって大きく方向を換え、次の導光体32と空気との界面で全反射角条件を満足しなくなり、所望の方向に光を出射させるようになっている。
 この鋸歯部321は、アルミ蒸着や銀色、白色インク等の印刷を施した反射面、または鋸歯の形状だけで空気との界面での完全反射を利用したものであっても良い。
 あるいは、鋸歯形状を形成しなくても、単に白色インク等の印刷や粗面化することでも同様の効果が得られる。
 また、原稿面の照度を均一にするには、光源から距離が離れるほど鋸歯部321の幅を広げることや、単に白色インク印刷の場合は印刷面積を徐々に広げることで容易に可能である。
 また、導光体32の原稿への光出射部以外を光の反射効率の良い白色等の部材で覆うことで、原稿面の照度アップを図ることが可能である。
 図5は照明装置3の各光源の分光特性を示す図であり、R,G,Bの各波長(nm)と相対発光強度の関係を表わしている。
 また、本実施の形態で用いているレンズアレー2は、イオン交換等により周辺部から中央部へいくほど屈折率を高めることでレンズ性能を持たせるようにした径0.6(mm)程度の円柱状のレンズ素子を複数個ライン状に精度良く配列することで形成されている。
 レンズアレー2の結像範囲を図6に示すが、従来のカラーイメージセンサーでは色収差の少ないガラス材料を用いることで最大開口角θ=12(deg.)程度が限界であったが、本実施の形態で使用しているレンズアレー2では適度な色収差を持たせたガラス材料を選択したことで、開口角θ=20(deg.)以上とすることができる。
 そして、開口角θは大きいほどレンズが取り込む光の量が多くなるため、光量伝達率が上がり、開口角θ=20(deg.)のレンズアレー2は従来のθ=12(deg.)のものの約4倍の明るさが得られる。
 また、共役長TC(原稿面からセンサー面までの距離)は開口角θ=12(deg.)のレンズアレーが18.3(mm)であるのに対し、θ=20(deg.)のものは9(mm)前後で約半分の長さである。
 図7はレンズアレー2の色収差を示す図である。図示のように、光源の各波長によって最高の解像度を得るための共役長TC(原稿面からセンサー面までの距離)は異なっている。
 本実施の形態では、光源であるLEDのRはピーク波長λ=620(nm)、Gはピーク波長λ=530(nm)、Bはピーク波長λ=470(nm)のものを選択しているため、それぞれ最高の解像度を得る共役長は9.4(mm)、8.8(mm)、8.2(mm)となる。
 本実施の形態では、センサーとレンズの中心までの光学距離TC/2を4.4(mm)のGに設定し、カバーガラス表面とレンズの中心までの光学距離TC/2を4.1(mm)のBに設定し、全長のTCはGとBのほぼ中間の共役長TC=8.5(mm)になるように、フレーム5及びカバーガラス4の寸法を合わせ込んでいる。
 ただし、ここでの寸法はレンズの光路長を空気として仮定したものであるので、光路中に空気以外の例えばガラス(屈折率n=1.51)が介在する場合は、光路長にガラスの屈折率を掛けてガラスの厚みを設定する必要がある。
 図8に本実施の形態のレンズアレー特性として、TCがズレたときの200DPIのMTF(%)の変化を示す。また、図9にセンサーとレンズの中心までの光学距離TC/2と原稿面とレンズの中心までの光学距離TC/2の距離の差による200DPIのMTFの変化を示すが、それぞれの距離が等しいときが最も高いMTF値となる。
 そして、本実施の形態のカバーガラス表面を0としたときのR,G,B各焦点深度特性として、図8と図9から図10に示すR,G,Bの焦点深度特性が導き出される。
 GとBの焦点深度は原稿面位置0〜0.5(mm)の広い範囲でMTFを20(%)以上確保でき、Rについては原稿面位置0で200DPIの解像度がほとんど得られない。
 3色のLEDでカラー原稿を読み取った際、3色の平均で解像のコントラストが決定されるため、極細線のエッジ部はRにより適度にぼかされ、モアレのない最適なカラー出力画像を得ることができる。
 また、文字等の多いモノクローム原稿を読み取る際は、GとB何れか一方、または両方のみ点灯し、Rは点灯しないようにすれば、原稿がカバーガラス4から多少浮いても要求される高解像の画像が得られる。
 また、本実施の形態では、Gにおける共役長とBにおける共役長の丁度中央に共役長TCを合わせたが、GとBにおけるTCを含むその間、すなわちGにおけるTC≧TC≧BにおけるTCに共役長TCを合わせれば、同様の効果が得られる。
 次に上記のイメージセンサーの作製方法について説明する。
 図1に示すフレーム5の所定の位置に、レンズアレー2と照明装置3をそれぞれ挿入する。また、照明装置3はフレーム5の水平な面と垂直な面に、導光体32の三辺がそれぞれ突き当たるように挿入する。これにより、光軸の回転方向の位置決めを精度良く行うことができる。
 次に、フレーム5に挿入された照明装置3の導光体32上面の一部に設けられた凸部322及びレンズアレー3の上面と近似的に同一平面上で、照明装置3及びレンズアレー2を挟む形で設定されたフレーム5の長手方向の二面に、カバーガラス4を接着剤等で接着する。
 このフレーム5とカバーガラス4とを接着することで、レンズアレー2と照明装置3のがたつきのない固定を一緒に兼ねることが可能となる。
 最後にLED31の4本のリードピン314をセンサー基板と半田付け等の手段で電気的に接続する。これにより、上述のイメージセンサーが完成する。
 図11は上記イメージセンサーを用いた情報処理装置の概略構成を示す断面図であり、ここでは原稿PPの画像を記録媒体Pに記録するプリンタの場合を示している。
 図11中、20はオペレーションパネル、100はセンサーユニット、102は給送ローラ、106,112はプラテンローラ、110は記録ヘッド、130はシステムコントロール回路基板、140は分離片、150は電源である。
 本装置は、システムコントロール回路基板上にあるマイコンにより全体の制御が行なわれるようになっている。さらにマイコンは、上記したイメージセンサの制御、すなわち照明装置3の点灯制御やセンサー1の駆動制御を行う。センサーユニット100により読み取られた画像信号は、記録媒体Pに記録するための処理、あるいは外部に出力するための画像処理が、マイコンからの指令に応じてシステムコントロール回路基板130上の信号処理回路により行われる。
 図12は、上記各実施の形態で説明したイメージセンサーを用いて構成した情報処理装置の一例として、イメージセンサ200を内蔵した画像読取装置150をパーソナルコンピュータ160に接続してシステム化し、読み取った画像情報をコンピュータあるいはネットワーク上に送出するようにした構成例について説明する。
 図12において、170は画像読取装置150全体を制御する第1の制御手段としてのCPU、200は前述した光源及びCCDラインセンサ等により構成され、原稿の画像を画像信号に変換する読取ユニットとしてのカラーイメージセンサ、116はカラーイメージセンサ200から出力されるアナログ画像信号にゲイン調整等のアナログ処理を施すアナログ信号処理回路である。
 また、118はアナログ信号処理回路116の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器、180はメモリ122を使用してA/D変換器118の出力データにシェーディング補正処理、ガンマ変換処理及び変倍処理等の画像処理を施す画像処理回路、124は画像処理回路180により画像処理されたディジタル画像データを外部に出力するインターフェースである。インターフェース124は、例えば、SCSI又はBi−Centronics等のパーソナルコンピュータで標準的に採用される規格に従っており、パーソナルコンピュータ160に接続される。これらのアナログ信号処理回路116、A/D変換器118、画像処理回路180、メモリ122により信号処理手段が構成される。
 第2の制御手段であるパーソナルコンピュータ160には、外部記憶装置又は補助記憶装置132として、光磁気ディスクドライブやフロッピー(登録商標)ディスクドライブなどが装備される。134はパーソナルコンピュータ160上での作業を表示するディスプレイ、133はパーソナルコンピュータにコマンド等を入力するためのマウス/キーボードである。また、135はパーソナルコンピュータと画像読取装置との間でデータ、コマンド、画像読取装置の状態情報の授受を行うインターフェースである。
 パーソナルコンピュータ160は、マウス/キーボード133より画像読取装置に対し読取りの指示を入力出来るようになっている。マウス/キーボード133により読取指示が入力されると、CPU136はインターフェース135を介して画像読取装置のCPU170に対して読取コマンドを送信する。そして、パーソナルコンピュータ160のCPU136は、ROM137に格納されている制御プログラム情報に従って画像読取装置のCPU170の制御を行なう。そしてCPU170は、イメージセンサ200に内蔵された光源やCCDラインセンサの駆動制御や、上記信号処理手段の制御を行う。なお、この制御プログラムは、補助記憶装置132に装填される光磁気ディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に記憶したものをパソコン160内に読み込むことによりCPUY136が実行するようにしてもよい。
 このように、上述のイメージセンサーを本装置に用いることで、実用性の高い価値のあるものとなる。
 以上説明したように、光を受光する光電変換素子群と、波長の短かい方から第1,第2,第3の色の3色の光を照射する照明装置と、原稿からの光を上記光電変換素子群に結像するレンズ等からなるイメージセンサーにおいて、
 上記レンズの共役長TCを第1の色の光源の発光波長における共役長をAとし、第2の色の光源の発光波長における共役長をBとした場合にA≦TC≦Bとなるように設定することで、例えばRの光電変換素子群に結像する結像光の解像度を他のG,Bより低下させ、極細線を読み取ったときの出力画像において該極細線のエッジ部に適度のボケが発生し、特にカラー出力画像で目立つモアレを軽減することができ、最適なカラーの高質画像を得ることができる。
 また、文字等で高解像が要求されるモノクローム原稿の読み取り時は、G,Bの何れか一方、または両方点灯し、Rは点灯しないようにすれば所望の画像が得られ、G,B同時に点灯すれば読み取り時間の短縮も図れる。
 また、Rを点灯しないことで、赤色の朱肉がしっかり読め、処理できる書類の幅が広がる。
 また、色収差のあるレンズ材料を使用できることで、開口角20(deg.)以上の明るいレンズを選択でき、上記光電変換素子群上の照度がアップすることでS/N比の向上や読み取りスピードのアップが図れ、高性能化が可能となる。
 また、上記照明装置は光源とこの光源の光を導光して所望の方向へ出射させるようにした導光体から構成することにより、少ない発光素子数で原稿面の照度を均一にすることが可能でき、大幅なコストダウンが可能となる。
 また、光を受光する光電変換素子群と、波長の短かい方から第1,第2,第3の色の3色の光を照射する照明装置と、原稿からの光を上記光電変換素子群に結像するレンズ等からなるイメージセンサーにおいて、
 光電変換素子群とレンズ中心までの光学距離を第3の色の発光波長のピーク値より波長の短かい光の共役長(TC)の2分の1とし、カバー部材の原稿支持面からレンズ中心までの光学距離はそのTCより短かい共役長を有する発光波長の光の共役長(TC’)の2分の1に設定することで、レンズに開口角20(deg.)以上の焦点深度の短かい短焦点等倍型レンズアレーを使用した場合でも、各色において従来使用されていた開口角12(deg.)のレンズとほぼ同等の焦点深度が得られ、カラーで想定される写真切り貼り原稿の読み取りにおいても実用上問題ない出力画像が得られる。
 また、レンズに開口角20(deg.)以上の短焦点等倍型レンズアレーを用いることが可能となるため、原稿からの光を光電変換素子群に導く光量伝達効率も上がり、原稿の読み取りスピードを速くすることが可能となり、さらに共役長(TC)が短くなることで、イメージセンサー及びこれを用いた情報処理装置の小型化に寄与することができる。
 また、上記照明装置は光源とこの光源の光を導光して所望の方向へ出射させるようにした導光体から構成することにより、少ない発光素子数で原稿面の照度を均一にすることが可能となり、大幅なコストダウンとなる。
イメージセンサーの構成を示す断面図 イメージセンサーの構成を示す上面図 図1の照明装置を拡大して示す断面図 図1の照明装置を拡大して示す側面図 照明装置の各光源の分光特性を示す図 図1のレンズアレーの結像範囲を示す説明図 レンズアレーの色収差を示す図 レンズアレーの共役長ズレとMTFの関係を示す説明図 レンズアレーの焦点深度特性を示す説明図 R,G,Bの焦点深度特性を示す説明図 イメージセンサーを用いた情報処理装置の概略を示す断面図 イメージセンサーを用いた情報処理システムの構成ブロック図 イメージセンサーの構成を示す断面図
符号の説明
 1 センサーアレー(光電変換素子群)
 2 レンズアレー
 3 照明装置
 4 カバーガラス
 5 フレーム
 310 色LEDチップ(光源)
 311 LED素子(光源)
 312 LED素子(光源)
 313 LED素子(光源)

Claims (10)

  1.  光電変換素子と、第1色の光,前記第1の光よりも波長が長い第2色の光,前記第2の光よりも波長が長い第3色の光を照射する光源と、前記光源により照明された原稿からの光を前記光電変換素子上に結像させる結像部材と、前記原稿を支持する支持部材とを有し、
     前記光電変換素子から前記支持部材による原稿支持面までの距離を、前記第1色の波長の光において最高解像度を得るための共役長以上であり且つ前記第2色の波長の光において最高解像度を得るための共役長よりも小さくなるように設定したことを特徴とする画像読取装置。
  2.  請求項1において、前記結像部材の中心から前記光電変換素子までの距離を前記第2色の波長の光において最高解像度を得るための共役長の2分の1に設定するとともに、前記結像部材の中心から前記支持部材による原稿支持面までの距離を前記第1色の波長の光において最高解像度を得るための共役長の2分の1に設定したことを特徴とする画像読取装置。
  3.  請求項1又は2において、前記第1色,第2色,第3色の3色の光を順次切り換えて点灯することによりカラー原稿の読み取りを行なうことを特徴とする画像読取装置。
  4.  請求項1乃至3のいずれか1項において、モノクローム原稿を読み取る際に前記第1色の光あるいはその光による情報を用いないことを特徴とする画像読取装置。
  5.  請求項4において、モノクローム原稿を読み取る際に前記第2色と前記第3色のうち少なくとも1色の波長の光を照射することを特徴とする画像読取装置。
  6.  請求項1乃至5のいずれか1項において、前記結像部材として、開口角20°以上の短焦点等倍型ロッドレンズを用いたことを特徴とする画像読取装置。
  7.  請求項1乃至6のいずれか1項において、前記光源は、発光素子からの光を導いて所望の方向に出射させる導光体を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8.  請求項7において、前記発光素子として、前記第1色,第2色,第3色の波長の光をそれぞれ照射する3種類のLEDを用いたことを特徴とする画像読取装置。
  9.  請求項1乃至6のいずれか1項において、前記第1色のピーク波長は青色に相当する450〜490nm、前記第2色のピーク波長は緑色に相当する510〜550nm、前記第3色のピーク波長は赤色に相当する590〜630nmであることを特徴とする画像読取装置。
  10.  請求項1乃至7のいずれか1項において、さらに前記原稿と前記光電変換素子との相対的な位置を移動するための移動手段を有することを特徴とする画像読取装置。
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