JP2004014503A - 端子金具及びコネクタ - Google Patents

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南光 勇一
Ryotaro Ishikawa
石川 亮太郎
Osamu Kawase
川瀬 治
Naoya Kurimoto
栗本 直哉
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Abstract

【課題】小型化に好適な端子金具及びコネクタを提供する。
【解決手段】雌ハウジング内に後方から挿入される雌端子金具30のうち、外壁37において幅方向に沿って延びる後端縁を外側に叩き出すことで、前端を頂点とした略角錐状をなす係止突部52が設けられている。係止突部52には、雌端子金具30を雌ハウジング内に挿入すると、内部に設けられたランスが係止可能とされている。係止突部52は、前端の頂点Aと、後端縁における一対の突出基端Bと、外側への突出先端Cとを結んで構成される仮想三角錐Xよりも外側に張り出すような形状に形成されている。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子金具及びコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクタの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、コネクタハウジングと、コネクタハウジング内に挿入可能な端子金具とを備え、端子金具がコネクタハウジングのキャビティ内に挿入されると、キャビティの内面から突設されたランスによって弾性的に係止されることで、抜け止めが図られるようになっている。
【0003】
【特許文献1】特開平4−115475号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コネクタを小型化するよう要請があった場合、キャビティ、ランス及び端子金具を共に小さくする必要があり、このときに端子金具の抜け止め力が不足することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化に好適な端子金具及びコネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る端子金具は、コネクタハウジング内に後方から挿入されるものであって、外壁において幅方向に沿って延びる後端縁を外側に叩き出すことで、前端を頂点とした略錐状に形成され、前記コネクタハウジング内に挿入されると内部に備えられた抜け止め部が係止可能とされる係止突部を備えたものにおいて、前記係止突部は、前端の頂点と、前記後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような形状に形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記係止突部の後端縁は、外側への突出先端が幅方向に沿って平坦な略台形状に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記係止突部のうち前記後端縁寄りの部分は、略角筒状に形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記係止突部の後端縁が内側に傾斜して形成されているとともに、前記外壁の後端縁も前記係止突部の後端縁に連続して内側に傾斜して形成され、且つ係止突部の後端縁から外壁の後端縁にかけて前記抜け止め部が係止可能となっているところに特徴を有する。
請求項5の発明に係るコネクタは、コネクタハウジングと、このコネクタハウジング内に後方から挿入される端子金具とを備えたものであって、端子金具は、外壁において幅方向に沿って延びる後端縁を外側に叩き出すことで、前端を頂点とした略錐状に形成され、前記コネクタハウジング内に挿入されると内部に備えられた抜け止め部が係止可能とされる係止突部を備え、且つ前記係止突部は、前端の頂点と、前記後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような形状に形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記係止突部の後端縁は、外側への突出先端が幅方向に沿って平坦な略台形状に形成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記係止突部のうち前記後端縁寄りの部分は、略角筒状に形成されているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記係止突部の後端縁が内側に傾斜して形成されているとともに、前記外壁の後端縁も前記係止突部の後端縁に連続して内側に傾斜して形成され、且つ係止突部の後端縁から外壁の後端縁にかけて前記抜け止め部が係止可能となっているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1及び請求項5の発明>
端子金具がコネクタハウジング内に後方から挿入されると、係止突部に対して抜け止め部が係止されることで、抜け止め状態に保持される。この係止状態から端子金具に対して後方への引っ張り力が作用した場合には、係止突部が抜け止め部に対して食い込む可能性がある。係止突部が抜け止め部に食い込むと、抜け止め部の肉が係止突部の内側に進入することになる。
ところが、本発明による係止突部は、前端の頂点と、後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような略錐状に形成されているから、内側の容積が上記仮想三角錐と比較すると大きく、従って食い込み時に係止突部の内側に進入するのが許容される抜け止め部の肉の量が多くなる。これにより、抜け止め部を係止突部に食い込ませながら端子金具を後方へ引っ張るのに必要な力、すなわち端子金具の抜け止め力が大きくなる。もって、端子金具を小型化した場合でも抜け止め力を十分に確保することができ、すなわち小型化に好適な端子金具及びコネクタを提供することができる。
<請求項2及び請求項6の発明>
本発明によれば、係止突部の後端縁がその外側への突出先端が尖った形状のものと比較すると、抜け止め部との係止範囲が大きくなるから、抜け止め力を一層増強することができる。
<請求項3及び請求項7の発明>
本発明によれば、係止突部を単なる錐状に形成したものと比較すると、係止突部の内側の容積をより大きくすることができるから、抜け止め力をさらに増強することができる。
<請求項4及び請求項8の発明>
抜け止め部は、係止突部の後端縁から外壁の後端縁にかけていわゆるオーバーハング状に係止するから、抜け止め力を一層大きくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図17によって説明する。この実施形態では、雌コネクタハウジング10(以下、単に雌ハウジング10という)内に雌端子金具30が挿入されてなる雌コネクタを示す。この雌端子金具30は、雌ハウジング10内に収容された状態で、雌ハウジング10に対して嵌合される相手の雄ハウジング内に収容された雄端子金具(雄ハウジング共々図示せず)と導通接続可能とされている。なお以下では、雌ハウジング10に対する雌端子金具30の挿入方向を前方とし、逆の抜き取り方向を後方とし、また上下方向の記載は図8などを基準として説明する。
【0008】
雌ハウジング10は、前後方向(雌端子金具30の挿抜方向)に沿って型閉じ・型開きする前後一対の金型によって樹脂成形されている。この雌ハウジング10は、図1及び図8に示すように、内部には後方から雌端子金具30を挿入可能なキャビティ11が上下2段、幅方向に複数室並んで配設されている。キャビティ11内に挿入される雌端子金具30は、キャビティ11の下壁12から突設されたランス13により弾性的に抜け止め可能とされるとともに、雌ハウジング10の前壁14によって前止まり状態に支持されるようになっている。この雌ハウジング10の前壁14には、相手の雄端子金具のタブがキャビティ11内に前方から進入するのを許容するタブ挿通孔15が穿設されており、その前側の孔縁には、全周にわたって略擂鉢状をなす誘導面16が形成されることで、タブの進入動作が円滑に誘導されるようになっている。雌ハウジング10の前壁14のうちタブ挿通孔15よりも下方位置(タブ挿通孔15とはランス13の撓み方向にずれた位置)には、雌ハウジング10の成形時にランス13を成形する前側の金型を前方へ型抜きするために型抜き孔17が穿設されている。前壁14における型抜き孔17の孔縁上部幅方向中央には、下方へ突き出る略三角形状の突出部18が設けられ、この突出部18にも上記誘導面16が連続して形成されている。
【0009】
各キャビティ11の下壁12は、前側の約1/4部分が一段低く形成されるとともにその段差部分から片持ち状のランス13が前方へ突出して形成されている。このランス13は、全体としては前端側にかけて次第に上方、すなわちキャビティ11内に張り出すよう、前方へ向かって上り勾配をなす傾斜状に形成されており、キャビティ11内への張出部分が挿入される雌端子金具30により押圧されることで突出基端(後端)を支点として下方(雌端子金具30の挿抜方向と交差する方向)へ撓み変形可能とされている。この撓み時にランス13は、下壁12の低位部分12aとの間に確保された撓み空間内に退避するようになっている。このランス13の前方に確保された空間内には、雌端子金具30の係止突部52が進入可能とされている。ランス13の下方に対向する下壁12の低位部分12aは、ランス13がその弾性限度を超えて撓み変形する手前の段階でランス13の下面に係合することで、その過度撓み変形を規制できるようになっている。またランス13は、前壁14に連結された下壁12の低位部分12aにより、全幅にわたって下方のキャビティ11または下方外部に露出することなく覆われており、もってランス13の保護が図られている。
【0010】
キャビティ11の下壁12のうちランス13よりも後側部分には、図2及び図8に示すように、雌端子金具30の形状に合わせて溝が形成されている。すなわち、下壁12のうち幅方向略中央には、雌端子金具30の係止突部52及び突部49を挿通可能な突部挿通溝19が形成されており、この突部挿通溝19の図2に示す右側方には、雌端子金具30のスタビライザ47を挿通可能とされ、且つ突部挿通溝19よりもさらに低いスタビライザ挿通溝20が形成されている。この突部挿通溝19は、後述するようにランス13側に連続して形成されるのに対し、スタビライザ挿通溝20は、前端位置がランス13よりも少し後方に設定されている。
【0011】
キャビティ11の上面(ランス13との対向面)における前端部には、全幅にわたって内方(ランス13側)へテーパ状に張り出す張出部21が設けられており、この張出部21によってキャビティ11内に挿入される雌端子金具30の前端部をランス13側へ押し出すことで、ランス13の係止深さが増加できるようになっている。キャビティ11の後端周縁は、一部を除いてほぼ全周にわたり雌端子金具30を誘い込むことができるようテーパ状に形成されている。キャビティ11の後端周縁のうち、図2の左上位置には、雌端子金具30の挿抜方向と直交する切り立った端面をなす規制部22が設けられており、この規制部22には、雌端子金具30がキャビティ11に対して正規の挿入姿勢とは上下反転した不正な姿勢とされたときに、スタビライザ47が突き当たることで挿入動作を規制可能とされている。またキャビティ11は、図11に示すように、前半部分が後半部分よりも幅狭になるように、両側壁23が内方へテーパ状に張り出して形成されている。
【0012】
ランス13の構造を詳細に説明する。ランス13は、図3に示すように、下面が全長にわたって前方に向かって緩やかな上り勾配をなす傾斜面とされるのに対し、上面が、ランス13の後部13bにおいては下面と同様の傾斜面(但し、下面よりはやや急な勾配をなす)とされ、ランス13の前部13aにおいてはほぼ水平に形成されている。ランス13の上面は、下壁12の後部側から連続して形成された突部挿通溝19により幅方向中央が全長にわたって凹んだ形状となっている。突部挿通溝19は、ランス13の後部13bにおいては、全体として前側にかけて次第に溝幅が狭くなるよう形成されており、底面19aと、上下方向に沿って真直な一対の側面19bと、両側面19bと底面19aとを繋ぐとともに内傾した一対の斜面19cとにより構成されている。突部挿通溝19は、ランス13の前部13aにおいては、溝幅が全長にわたって一定とされるとともに、円弧面19dによって構成されている。またランス13の下面のうち幅方向中央部分は、全長にわたって突部挿通溝19の円弧面19dよりも緩やかな円弧面13cとなっており、下壁12の低位部分12aについても同様の円弧面12bが形成されている。
【0013】
ランス13は、キャビティ11にほぼ匹敵する幅寸法(キャビティ11よりも僅かに小さい程度)を有し、全長にわたって一定幅に形成されている。このランス13の型抜き孔17は、雌ハウジング10の前壁14においてキャビティ11よりも大きな幅領域にわたって形成されており、従ってランス13の両側方に対向するキャビティ11の両側壁23には、所定幅ずつの切り欠き17aが形成されている。この切り欠き17aの幅寸法分だけ、ランス13を成形する金型の厚み寸法を大きく確保することができ、金型の強度が必要なだけ得られるようになっており、逆に言うとランス13の幅寸法が大きく確保され、ランス13の強度が高められている。
【0014】
ランス13の前端両側部の下側約3/5部分には、ランス13を強制的に撓み変形させるための治具(図示せず)によって操作可能とされる一対の操作凹部24が前方に開口して形成されている。両操作凹部24は、雌端子金具30がランス13に係止した状態でも前方外部に露出するように配置されており(図17)、前方から型抜き孔17を通して挿入される治具により下方へ押圧操作可能とされている。操作凹部24は、ランス13を側方から見て略三角形状に切欠して形成され、その上面がほぼ水平をなすのに対し、下面が後方へ向かって上り勾配をなすテーパ状をなしている。
【0015】
ランス13の前端部における上側約2/3部分には、さらに前方へ突出する突き出し部25が全幅にわたって設けられている。この突き出し部25は、雌端子金具30に対してランス13が係止した状態で、係止突部52の内側に進入可能とされている。突き出し部25は、下部25aがその上端側にかけて次第に突出長さが次第に大きくなるよう形成され、上部25b(両操作凹部24よりも上側部分)が一定の突出長さを有している。別言すると、突き出し部25の下部25aの前端面は、前方へ向かって上り勾配をなすテーパ状に形成されており、上部25bの前端面は、切り立った端面となっている。
【0016】
さて、キャビティ11内の前端位置の角部には、図2及び図9に示すように、雌端子金具30に設けられた被支持溝部53内に嵌合することで、雌端子金具30が上下方向(ランス13の撓み方向)に傾動するのを規制可能な支持突部26が内方に突出して設けられている。この支持突部26は、略ブロック状に形成されるとともに、雌ハウジング10の前壁14(キャビティ11の前面)とキャビティ11の図2の左側の側壁23(キャビティ11の図2の右側内側面)との双方に連結されることで、強度が高められている。この支持突部26は、ランス13に対して上方(ランス13の撓み方向)にずれた位置で、且つその下面が型抜き孔17に臨むような位置に配されている。
【0017】
雌端子金具30は、金属母材を所定形状に打ち抜いたものに叩き加工や曲げ加工などを施すことで所望の形状に成形されている。この雌端子金具30は、図5及び図8に示すように、大まかには前後に開口する略箱型をなす本体部31と、電線Wの端末に圧着接続可能なバレル部32とを前後に繋げた構成となっている。このうち、バレル部32は、前後に一対ずつのかしめ片32a,32bを備え、前側の両かしめ片32aが電線Wの芯線部分Waにかしめ付けられるのに対し、後側の両かしめ片32bが電線Wの被覆部分Wbにかしめ付けられるようになっている。
【0018】
本体部31は、前後に延出する底壁33と、底壁33の両側縁から立ち上がる一対の側壁34,35と、図4の左側の側壁34の突出端から底壁33と対向するよう突出する天井壁36と、図4の右側の側壁35の突出端から突出するとともに天井壁36の外側に重ね合わせられる外壁37とから構成されている。
【0019】
底壁33は、図8に示すように、他の壁34,35,36,37と比較して前端が後方へ引っ込んだ位置に配されており、この前端から弾性接触片38が突設されている。弾性接触片38は、底壁33の前端から前方へ突出する舌片を後方へ向けて折り返すことで、底壁33及び天井壁36に対向するとともに全体として略山形をなす片持ち状に形成されている。この弾性接触片38は、略U字型をなす折返部の後側に前傾部分と後傾部分とを順次に繋げた構成とされ、その前傾部分と後傾部分とにまたがる領域には、前後に細長い略長円形状をなす膨出部39が天井壁36側へ叩き出して形成されている。この膨出部39における頂点部分が、相手の雄側端子金具のタブと接触可能な接点部40とされている。この接点部40が雄側端子金具のタブによって押圧されるのに伴って、弾性接触片38は、折返部を撓み支点として底壁33側へ接近するよう撓み変形可能とされている。撓み変形時には、弾性接触片38の後端部が底壁33の内面に当接可能とされ、この部分には弾性接触片38の撓み代を稼ぐとともに、撓んだ弾性接触片38を幅方向についてずれ止め可能な凹部41が所定長さにわたって凹み形成されている。
【0020】
また底壁33のうち接点部40に対向する位置には、過度撓み規制突部42が接点部40側へ突出するよう叩き出して設けられている。この過度撓み規制突部42に対して弾性接触片38が係合することで、弾性接触片38が弾性限度を越えて過度に撓み変形するのを規制できるようになっている。また天井壁36のうち膨出部39及び係止突部52と対向する位置には、受け部43が内側(弾性接触片38側)に張り出して設けられている。この受け部43と弾性接触片38との間で雄側端子金具のタブを狭圧状態に保持できるようになっている。
【0021】
外壁37は、図5及び図8に示すように、その長さ方向略中央部分に切欠部44が全幅にわたって形成されることで、前部37aと後部37bとに分断されている。この切欠部44内には、雌端子金具30がキャビティ11内に挿入されると、ランス13が全長にわたって進入可能とされ、切欠部44の前側の切断端面44aに対してランス13が係止可能とされている。ランス13に対する係止面である切欠部44における前側の切断端面44aは、全域にわたって内側に傾斜するテーパ状に形成されている。この切欠部44は、外壁37の半分弱の長さを有するとともに図5の奥側の側壁35の上端部にまで形成されている。この側壁35の上端面(切欠部44における側方の切断端面)には、天井壁36の突出端から突設された張出片45が当接されることで、天井壁36をほぼ水平な姿勢に支持できるようになっている。この天井壁36は、張出片45における側壁35との当接部分を除いた全域が当該当接部分よりも僅かに低く形成されており、その分だけランス13の係止深さを稼ぐことができるようになっている。また外壁37の前部37aは、前後長さが後部37bよりも少し短く設定されている。
【0022】
外壁37の後部37bにおける突出端からは、図5及び図6に示すように、底壁33側へ屈曲される後部保持片46と、その反対側(外方)へ屈曲されるスタビライザ47とが前後に設けられている。後部保持片46は、図6の紙面手前側の側壁34に切欠形成された後部保持溝48内に嵌合されることで、後部37bが前後に遊動するのを規制した状態に保持できるようになっている。スタビライザ47は、キャビティ11内のスタビライザ挿通溝20内に挿通されることで、雌端子金具30の挿入動作を案内可能となっている。また後部保持片46の前端が後部37bの前端と、スタビライザ47の後端が後部37bの後端と、それぞれ揃えられている。後部37bのうち後端部の幅方向中央には、スタビライザ47とほぼ同じ長さを有する突部49が外方へ突出するよう叩き出して形成されている。この突部49は、雌端子金具30がキャビティ11内に挿入されると、キャビティ11の下面(突部挿通溝19の上面)に当接可能とされている。
【0023】
外壁37の前部37aにおける突出端からは、底壁33側へ屈曲される前部保持片50が設けられている。前部保持片50は、図6の紙面手前側の側壁34に切欠形成された前部保持溝51内に嵌合されることで、前部37aが前後に遊動するのを規制した状態に保持できるようになっている。この前部保持片50は、外壁37の前部37aよりも後方へ突出して形成されている。そして、前部保持片50の根元部分には、上記切欠部44が拡張して形成され、その切断端面44aが既述したように内側に傾斜したテーパ状に形成されており、ここにランス13の側端部が係止可能とされている。
【0024】
外壁37の前部37aにおける幅方向に沿った後端縁部(切欠部44の前側の切断端部)の略中央(正確には中央よりも僅かに図4の左側にずれた位置)には、ランス13が係止可能とされる係止突部52が外側へ突出するよう叩き出して形成されている。係止突部52は、図5ないし図7に示すように、全体としては前端を頂点とする略角錐状をなしており、前端側にかけて幅寸法及び高さ寸法が減少する先細り状をなすとともに3つの斜面により構成される角錐部52aと、幅寸法及び高さ寸法が一定とされるとともに3つの側面により構成される角筒部52bとを前後に繋げた構成となっている。係止突部52の角錐部52aは、先細り状とされ、且つその前端部がやや丸みを帯びた形状に形成されることで、キャビティ11内に雌端子金具30が挿入される過程において突部挿通溝19内での挿通動作を円滑にできるようになっている。係止突部52の角筒部52bは、切欠部44の前側の切断端面44aの傾斜に沿って後方へオーバーハング状に突出して形成され、外壁37の前部37aよりも後方に突出している。
【0025】
この係止突部52は、上記突部49とほぼ同じ高さ位置まで突出するよう設定され、突部49と同様にキャビティ11の突部挿通溝19内に挿通可能とされている。この係止突部52の角筒部52bにおける外側への突出先端は、ランス13のうち突き出し部25よりも下側部分に達するように設定されており、もってランス13の係止深さが十分に確保されている。係止突部52のうちランス13に対する係止面である後端面は、切欠部44の前側の切断端面44aにより構成されており、内側に傾斜したテーパ状に形成されている。外壁37の前部37aのうち係止突部52に対する両側方部分の後端面についても、図9に示すように、内側に傾斜したテーパ状をなす切欠部44の前側の切断端面44aにより構成され、ランス13が係止可能とされている。
【0026】
さて、上記のような構造の係止突部52は、次述する仮想三角錐Xよりも外側に張り出した形状となっている。ここでいう仮想三角錐Xは、図7に示すように、係止突部52の前端を頂点Aとし、この頂点Aに対して、係止突部52のうち外壁37の前部37aの後端縁からの一対の突出基端Bと、係止突部52における外側への突出先端C(図7では幅方向中央位置とする)とを結んで構成される。係止突部52の外面は、上記した仮想三角錐Xにおけるいずれの辺(頂点Aと突出基端Bとを結ぶ直線、頂点Aと突出先端Cとを結ぶ直線、突出基端Bと突出先端Cとを結ぶ直線)よりも外側に張り出すように形成されている。従って、この係止突部52の内側の空間の容積は、上記仮想三角錐X内の空間の容積よりも大きくなっている。
【0027】
外壁37の前部37aと図4の右側の側壁35とに跨る角部(弾性接触片38を設けた底壁33とは高さ方向について反対側の外壁37における角部であり、且つ前部保持片50とは幅方向について反対側の部分)には、被支持溝部53が前方へ開放するよう切り欠いて形成されている。この被支持溝部53には、雌端子金具30がキャビティ11内に挿入されるのに伴って、キャビティ11の前端位置に設けられた支持突部26が係止可能とされ、もって雌端子金具30が上下方向(雌端子金具30の挿抜方向と交差する方向、ランス13の撓み方向)に遊動不能に支持されるようになっている。
【0028】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。図8ないし図11に示すように、雌端子金具30のバレル部32に電線Wを圧着接続した後に、雌端子金具30をキャビティ11内に後方から挿入する。このとき、スタビライザ47を下方へ向けた正規の挿入姿勢とは上下反転した不正な姿勢で雌端子金具30を挿入しようとした場合には、上方を向いたスタビライザ47の前端面がキャビティ11の後端周縁に形成された規制部22に突き当たることで挿入動作が規制される。これにより、雌端子金具30の逆挿入が確実に防止される。
【0029】
正規の挿入姿勢としつつ雌端子金具30をキャビティ11内に挿入すると、先に係止突部52が突部挿通溝19内に挿通され、その後、突部49が突部挿通溝19内に、スタビライザ47がスタビライザ挿通溝20内にそれぞれ挿通されることで、雌端子金具30が上下左右にがたつくのが抑制されつつ円滑に挿入される。そして、雌端子金具30が所定深さまで挿入されると、図12に示すように、係止突部52によってランス13が押圧されて下方へ撓み変形される。このとき、ランス13は、前部13aが係止突部52により押圧されるときに最も大きく撓まされる。この過程では、係止突部52が前端を頂点とする略角錐状に形成されていることで、突部挿通溝19内での挿通動作が円滑になり、且つランス13をスムーズに押圧できるようになっている。
【0030】
雌端子金具30がキャビティ11内に正規深さまで挿入されるのに伴って、係止突部52がランス13を乗り越えるとともにランス13が弾性復帰して、図13ないし図16に示すように、切欠部44内に進入しつつ雌端子金具30に対して弾性的に係止される。このとき、ランス13のうち、切断端面44aの傾斜に沿って突出する突き出し部25が係止突部52の内側に進入可能とされる。この過程では、本体部31の前端部がキャビティ11の上面の張出部21により押し下げられてランス13側に接近するよう変位するから、ランス13の雌端子金具30に対する係止深さが大きくなっている。しかも、このとき雌端子金具30は、図15に示すように、被支持溝部53内に支持突部26が嵌合して係止されることで、上下方向(ランス13の撓み方向)に傾動するのが規制される。また係止突部52は、図17に示すように、ランス13の両操作凹部24とは幅方向にずれた位置に配されており、両操作凹部24と共に前方外部に露出している。
【0031】
ここで、ランス13に対する係止面である切欠部44の前側の切断端面44aは、図13ないし図16に示すように、係止突部52を含めた外壁37の前部37a及び前部保持片50に至るまで、すなわち雌端子金具30のほぼ全幅領域にわたって形成されているので、雌端子金具30は、強固な抜け止め力でもってキャビティ11内から抜け止め状態に保持される。しかも、切欠部44の前側の切断端面44aは、内側に傾斜したテーパ状に形成されているので、抜け止め力がより強固なものとなっている。
【0032】
上記のような係止状態から、電線Wを介して雌端子金具30に対して後方へ引っ張るような力が作用した場合には、雌端子金具30におけるランス13の前端面との当接部分である係止突部52などがランス13に対して食い込む可能性がある。そうなると、ランス13の肉が削られて係止突部52の内側の空間に進入することになる。
【0033】
ところが、本実施形態における係止突部52の内側の空間の容積は、既述した通り図7に示す仮想三角錐Xの内側の容積と比較すると大きくなっている。従って、食い込み時に係止突部52の内側に進入するのが許容されるランス13の肉の量が多くなっている。これにより、ランス13を係止突部52に食い込ませながら雌端子金具30を後方へ引っ張るのに必要な力、すなわち雌端子金具30の抜け止め力が大きくなっており、雌端子金具30を強固に保持できるようになっている。
【0034】
以上説明したように本実施形態によれば、係止突部52が図7に示す仮想三角錐Xよりも外側に張り出すような略錐状に形成されているから、内側の容積が仮想三角錐Xと比較すると大きくなっている。従って、ランス13が係止した状態から雌端子金具30に対して後方への引っ張り力が作用した場合に、係止突部52がランス13に食い込んだとしても、係止突部52内に進入するのが許容されるランス13の肉の量が多いから、ランス13を食い込ませつつ雌端子金具30を後方へ引っ張るのに必要な力、すなわち雌端子金具30の抜け止め力が大きくなっている。もって、雌端子金具30を小型化した場合でも抜け止め力を十分に確保することができ、すなわち小型化に好適な雌端子金具30及び雌コネクタを提供することができる。
【0035】
しかも、係止突部52の後端縁は、外側への突出先端が幅方向に沿って平坦な略台形状に形成されているから、例えば係止突部の後端縁がその外側への突出先端が尖った形状のものと比較すると、ランス13との係止範囲が大きくなるから、抜け止め力を一層増強することができる。
【0036】
さらには、係止突部52のうち後端縁寄りの部分は、略角筒状に形成されているから、例えば係止突部を単なる錐状に形成したものと比較すると、係止突部52の内側の容積をより大きくすることができるから、抜け止め力をさらに増強することができる。
【0037】
しかも、係止突部52の後端縁が内側に傾斜して形成されているとともに、外壁37の前部37aの後端縁も係止突部52の後端縁に連続して内側に傾斜して形成され、且つ係止突部52の後端縁から外壁37の前部37aの後端縁にかけてランス13が係止可能となっているから、ランス13が係止突部52の後端縁から外壁37の前部37aの後端縁にかけていわゆるオーバーハング状に係止することになり、抜け止め力を一層大きくすることができる。
【0038】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、係止突部の外面が仮想三角錐におけるいずれの辺よりも外側に張り出すような形状のものを示したが、必ずしも全ての辺から外側に張り出している必要はなく、係止突部の外面が仮想三角錐の各辺のうち少なくとも1つの辺から外側に張り出すような形状であれば、本発明に含まれる。
【0039】
(2)上記した実施形態では、係止突部が略角錐状に形成されたものを示したが、例えば係止突部が略円錐状に形成されたものや、角錐と円錐とを複合させたような形状としたものも本発明に含まれる。また上記した実施形態では、係止突部が前後3つずつの面からなるものを示したが、3つ以上の面から構成されるものも本発明に含まれる。
【0040】
(3)上記した実施形態では、雌端子金具及び雌コネクタを例示したが、雌端子金具に対して接続可能なタブを有する雄端子金具及び雄端子金具を備えた雄コネクタについても本発明は適用可能である。
(4)上記した実施形態では、抜け止め部として雌ハウジング内に一体形成されたランスを例示したが、例えば雌ハウジングとは別体とされ、雌ハウジングに対して装着されることで、雌端子金具を抜け止め保持可能なリテーナを抜け止め部としたものも本発明に含まれる。また上記した実施形態のように片持ち状のランス以外にも両持ち状のランスを抜け止め部としたものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌ハウジングの正面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】雌ハウジングの部分切欠斜視図
【図4】雌端子金具の正面図
【図5】雌端子金具の底面図
【図6】雌端子金具の左側面図
【図7】係止突部と仮想三角錐とを示す拡大斜視図
【図8】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のE−E線断面図)
【図9】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のB−B線断面図、雌端子金具が図4のF−F線断面図)
【図10】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のC−C線断面図、雌端子金具が右側面図)
【図11】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のD−D線断面図、雌端子金具が平面図)
【図12】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する途中の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のE−E線断面図)
【図13】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のE−E線断面図)
【図14】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のB−B線断面図、雌端子金具が図4のF−F線断面図)
【図15】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のC−C線断面図、雌端子金具が右側面図)
【図16】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のD−D線断面図、雌端子金具が平面図)
【図17】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す正面図
【符号の説明】
10…雌ハウジング(コネクタハウジング)
13…ランス(抜け止め部)
30…雌端子金具
37…外壁
52…係止突部
A…頂点
B…突出基端
C…突出先端
X…仮想三角錐

Claims (8)

  1. コネクタハウジング内に後方から挿入されるものであって、外壁において幅方向に沿って延びる後端縁を外側に叩き出すことで、前端を頂点とした略錐状に形成され、前記コネクタハウジング内に挿入されると内部に備えられた抜け止め部が係止可能とされる係止突部を備えたものにおいて、
    前記係止突部は、前端の頂点と、前記後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような形状に形成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記係止突部の後端縁は、外側への突出先端が幅方向に沿って平坦な略台形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記係止突部のうち前記後端縁寄りの部分は、略角筒状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の端子金具。
  4. 前記係止突部の後端縁が内側に傾斜して形成されているとともに、前記外壁の後端縁も前記係止突部の後端縁に連続して内側に傾斜して形成され、且つ係止突部の後端縁から外壁の後端縁にかけて前記抜け止め部が係止可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の端子金具。
  5. コネクタハウジングと、このコネクタハウジング内に後方から挿入される端子金具とを備えたものであって、
    端子金具は、外壁において幅方向に沿って延びる後端縁を外側に叩き出すことで、前端を頂点とした略錐状に形成され、前記コネクタハウジング内に挿入されると内部に備えられた抜け止め部が係止可能とされる係止突部を備え、且つ前記係止突部は、前端の頂点と、前記後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような形状に形成されていることを特徴とするコネクタ。
  6. 前記係止突部の後端縁は、外側への突出先端が幅方向に沿って平坦な略台形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記係止突部のうち前記後端縁寄りの部分は、略角筒状に形成されていることを特徴とする請求項6記載のコネクタ。
  8. 前記係止突部の後端縁が内側に傾斜して形成されているとともに、前記外壁の後端縁も前記係止突部の後端縁に連続して内側に傾斜して形成され、且つ係止突部の後端縁から外壁の後端縁にかけて前記抜け止め部が係止可能となっていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のコネクタ。
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