JP2004014391A - ジャック - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチ機能を備えたジャックを提供する。
【解決手段】ジャック３１の端子▲１▼に孔軸直交方向へ長いガイド溝３３を形成し、バネ接点３４をスライド自在に係合させる。バネ接点３４に一対のコイルバネ３６を介装してバネ接点３４を上下中間位置に保持する。バネ接点３４のスライド範囲の両端に端子▲４▼の固定接点部３７と端子▲５▼の固定接点部３８を配置する。ジャック３１にプラグ２１を挿入するとバネ接点３４， ４１， ４２はプラグの側面に弾接し、ジャックとプラグが電気的に接続される。プラグを軸回りに回転させると、バネ接点３４はプラグと連動して上または下へスライドし、バネ接点３４の凸型接点３９， ４０が固定接点部３７または固定接点部３８へ接触して端子▲１▼と端子▲４▼、または端子▲１▼と端子▲５▼が導通する。このスイッチ機能によりプラグを回転して音量調節あるいは選曲などを行うことが可能となる。
【選択図】 図１
【解決手段】ジャック３１の端子▲１▼に孔軸直交方向へ長いガイド溝３３を形成し、バネ接点３４をスライド自在に係合させる。バネ接点３４に一対のコイルバネ３６を介装してバネ接点３４を上下中間位置に保持する。バネ接点３４のスライド範囲の両端に端子▲４▼の固定接点部３７と端子▲５▼の固定接点部３８を配置する。ジャック３１にプラグ２１を挿入するとバネ接点３４， ４１， ４２はプラグの側面に弾接し、ジャックとプラグが電気的に接続される。プラグを軸回りに回転させると、バネ接点３４はプラグと連動して上または下へスライドし、バネ接点３４の凸型接点３９， ４０が固定接点部３７または固定接点部３８へ接触して端子▲１▼と端子▲４▼、または端子▲１▼と端子▲５▼が導通する。このスイッチ機能によりプラグを回転して音量調節あるいは選曲などを行うことが可能となる。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品であるジャックに関するものであり、特に、スイッチ機能を備えたジャックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
マイクロフォンやヘッドフォンなどのプラグを接続するためのジャックは、プラグ挿入穴内にバネ接点を設け、プラグのスリーブ部と先端のチップ部とにバネ接点が弾接するように形成されている。図３は従来のジャックの一例としてステレオミニジャック１１を示し、▲１▼は共通グランド端子、▲２▼はＬ＋端子、▲３▼はＲ＋端子であり、この例では通常のステレオ音声再生用の上記３端子に加えて、例えばテレビ、ＭＤプレーヤ、ＣＤプレーヤ等の電子機器の外部スピーカ音声出力とヘッドフォン（イヤホン）音声出力の切り替えを制御する制御端子▲４▼が備えられていて、制御端子▲４▼は外部スピーカ音声出力回路に接続される。
【０００３】
図３に示すように初期状態において制御端子▲４▼のバネ接点１２はＬ＋端子▲２▼のバネ接点１３に接触しており、図４に示すようにステレオミニジャック１１へヘッドフォンなどのステレオミニプラグ２１を挿入すると、ステレオミニプラグ２１の先端のチップ部２２がＬ＋端子▲２▼のバネ接点１３を押し下げ、Ｌ＋端子▲２▼のバネ接点１３は制御端子▲４▼のバネ接点１２から離れる。Ｌ＋端子▲２▼と制御端子▲４▼との導通が切断されると、外部スピーカへの音声出力が遮断され、ヘッドフォン（イヤホン）への音声出力に切り替えられる。また、再生中にステレオミニジャック１１からステレオミニプラグ２１を引抜くと、ヘッドフォン（イヤホン）音声出力が遮断され、Ｌ＋端子▲２▼のバネ接点１３が制御端子▲４▼のバネ接点１２に接触して外部スピーカ音声出力に切り替えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
テレビ、ＭＤプレーヤ、ＣＤプレーヤなどの電子機器において各種の操作スイッチの配置はデザイン上のひとつの要点であり、特に小型の機器においては寸法的にスイッチの配置位置や数量が制限されることがある。したがって、ジャック部分にもスイッチ機能を持たせれば、多機能化や操作性の向上が可能になると考えられるが、従来はプラグの挿抜により回路をオンオフする機能を備えたジャックはあるものの、ジャックにプラグを接続したまま何等かの操作、例えば音量調節や選曲などを行えるものはない。そこで、ジャック部分でスイッチ操作を行えるようにして機能性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、プラグと対を成すジャックであって、スライド自在且つプラグのスリーブ部側面に弾接するバネ接点と、バネ接点のスライド経路上に配置した固定接点とによりスイッチを構成し、ジャックへ装着したプラグを操作することにより前記バネ接点をスライドさせて固定接点へ接触させることができるように形成したジャックを提供するものである。
【０００６】
また、前記バネ接点はプラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドし、前記プラグをプラグ挿入孔の軸回りに回転させることによって前記バネ接点をスライドさせることを特徴とするジャックを提供するものである。
【０００７】
また、プラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドする前記バネ接点のスライド経路の両端に固定接点を配置するとともに、バネによりバネ接点をスライド経路の中間位置に保持し、プラグの回転方向により２回路を選択的に入切りできるように形成したジャックを提供するものである。
【０００８】
また、前記バネ接点はスライド経路と略平行な直線上に２つの凸型接点を有し、前記プラグを回転することにより前記凸型接点の一方が前記固定接点と弾性接触することを特徴とするジャックを提供するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図１はステレオミニジャック３１を示し、図２はその回路図である。▲１▼は共通グランド端子、▲２▼はＬ＋端子、▲３▼はＲ＋端子であり、▲４▼▲５▼は制御端子である。図１（ｄ）に示すように、共通グランド端子▲１▼はジャックボディ３２の底面から内側面に沿って上方へ延びている。共通グランド端子▲１▼には孔軸直交方向へ長いガイド溝３３が形成されていて、ジャックボディ３２内にあるバネ接点３４の基部に形成したガイドピン３５が内側からガイド溝３３に係合している。バネ接点３４はガイド溝３３に沿って上下へスライド自在であり、バネ接点３４の基部の上辺とジャックボディ３２の天井面、ならびにバネ接点３４の基部の下辺とジャックボディ３２の内底面とに介装した一対のコイルバネ３６により上下中間位置に維持されている。
【００１０】
制御端子▲４▼はジャックボディ３２の底面から内側面上部へ立ち上がり、その先端は上部から後方（図１（ｄ）において右）へ屈折しており、制御端子▲４▼の先端の固定接点部３７とその下方の制御端子▲５▼の固定接点部３８は、バネ接点３４を挟んで上下で対向している。バネ接点３４の前後中間部位外側面にはプレス加工により上下一対の凸型接点３９， ４０が形成されており、プラグ挿入状態でバネ接点３４が初期位置から上昇すると上側の接点３９が制御端子▲４▼の固定接点部３７に接触する。また、バネ接点３４が初期位置から下降すると下側の接点４０が制御端子▲５▼の固定接点部３８に接触する。
【００１１】
図１（ｂ）はステレオミニジャック３１へステレオミニプラグ２１を挿入した状態を示し、図示しない初期状態では、共通グランド端子▲１▼、Ｌ＋端子▲２▼、Ｒ＋端子▲３▼のそれぞれのバネ接点３４， ４１， ４２の先端部は孔軸中心方向へ寄っているが、ステレオミニプラグ２１を挿入することによりバネ接点３４， ４１， ４２がステレオミニプラグ２１の側面に弾接し、ステレオミニジャック３１とステレオミニプラグ２１が導通する。このとき、共通グランド端子▲１▼のバネ接点３４に設けた凸型接点３９， ４０はジャックボディ３２の内側面に弾接しており、ステレオミニプラグ２１を軸廻りに回転させるとステレオミニプラグ２１とバネ接点３４との摩擦によりバネ接点３４がステレオミニプラグ２１と連動して上または下へスライドする。したがって、ステレオミニプラグを図１（ｃ）において反時計方向へ回転すると、バネ接点３４が上昇して上側接点３９が制御端子▲４▼の固定接点部３７に接触し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼が導通する。また、ステレオミニプラグ２１を時計方向へ回転すると、バネ接点３４が下降して下側接点４０が制御端子▲５▼の固定接点部３８に接触し、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼が導通する。
【００１２】
ステレオミニジャック１の使用例としては、ＭＤプレーヤやＣＤプレーヤにおいて制御端子▲４▼▲５▼をシステム制御ＩＣのスキップ／サーチ制御端子へ接続することにより、ステレオミニプラグを回転操作して制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼とを瞬間的に導通させた場合は次の曲へスキップし、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼とを瞬間的に導通させた場合は前の曲へスキップするスキップ機能と、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼との導通を継続すると早送りサーチ動作し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼との導通を継続する逆転サーチ動作するサーチ機能を割当てることが挙げられる。
【００１３】
また、別の使用例としては、制御端子▲４▼▲５▼をシステム制御ＩＣの音量制御端子へ接続し、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼とを導通させると音量が上昇し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼とを導通させると音量が低下する音量調節機能を割当ててもよい。
【００１４】
以上、２接点切換型の構成を説明したが、上記の実施形態に限定するものではなく、例えば図示した共通グランド端子▲１▼及びスライド式のバネ接点３４の構成を、回転式ジョグスイッチと同様にリング型に形成した共通グランド端子とこれに沿って回転摺動するバネ接点に変更し、バネ接点の回転経路に複数のスイッチ接点を配置することによってより多くのスイッチ機能をもたす等、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジャックは、ジャックに接続したプラグを回転させることによって接点が開閉するスイッチ機能を設けたので、プラグの回転操作により、例えば音量調節や選曲操作などを行うように構成することができ、特にスイッチの配置の制約が多い携帯型プレーヤなどの小型電子機器の多機能化に有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のジャックの一形態を示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は正面図、（ｄ）は接点部の配置を示す側面断面解説図である。
【図２】図１のジャックの回路図。
【図３】従来のジャックの接点配置を示す平面解説図。
【図４】従来のジャックを示し、プラグ接続状態の平面解説図である。
【符号の説明】
２１ ステレオミニプラグ
３１ ステレオミニジャック
▲１▼ 共通グランド端子
▲２▼ Ｌ＋端子
▲３▼ Ｒ＋端子
▲４▼▲５▼ 制御端子
３２ ジャックボディ
３３ ガイド溝
３４ バネ接点
３５ ガイドピン
３６ コイルバネ
３７． ３８ 先端接点部
３９． ４０ 凸型接点
４１ バネ接点
４２ バネ接点
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品であるジャックに関するものであり、特に、スイッチ機能を備えたジャックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
マイクロフォンやヘッドフォンなどのプラグを接続するためのジャックは、プラグ挿入穴内にバネ接点を設け、プラグのスリーブ部と先端のチップ部とにバネ接点が弾接するように形成されている。図３は従来のジャックの一例としてステレオミニジャック１１を示し、▲１▼は共通グランド端子、▲２▼はＬ＋端子、▲３▼はＲ＋端子であり、この例では通常のステレオ音声再生用の上記３端子に加えて、例えばテレビ、ＭＤプレーヤ、ＣＤプレーヤ等の電子機器の外部スピーカ音声出力とヘッドフォン（イヤホン）音声出力の切り替えを制御する制御端子▲４▼が備えられていて、制御端子▲４▼は外部スピーカ音声出力回路に接続される。
【０００３】
図３に示すように初期状態において制御端子▲４▼のバネ接点１２はＬ＋端子▲２▼のバネ接点１３に接触しており、図４に示すようにステレオミニジャック１１へヘッドフォンなどのステレオミニプラグ２１を挿入すると、ステレオミニプラグ２１の先端のチップ部２２がＬ＋端子▲２▼のバネ接点１３を押し下げ、Ｌ＋端子▲２▼のバネ接点１３は制御端子▲４▼のバネ接点１２から離れる。Ｌ＋端子▲２▼と制御端子▲４▼との導通が切断されると、外部スピーカへの音声出力が遮断され、ヘッドフォン（イヤホン）への音声出力に切り替えられる。また、再生中にステレオミニジャック１１からステレオミニプラグ２１を引抜くと、ヘッドフォン（イヤホン）音声出力が遮断され、Ｌ＋端子▲２▼のバネ接点１３が制御端子▲４▼のバネ接点１２に接触して外部スピーカ音声出力に切り替えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
テレビ、ＭＤプレーヤ、ＣＤプレーヤなどの電子機器において各種の操作スイッチの配置はデザイン上のひとつの要点であり、特に小型の機器においては寸法的にスイッチの配置位置や数量が制限されることがある。したがって、ジャック部分にもスイッチ機能を持たせれば、多機能化や操作性の向上が可能になると考えられるが、従来はプラグの挿抜により回路をオンオフする機能を備えたジャックはあるものの、ジャックにプラグを接続したまま何等かの操作、例えば音量調節や選曲などを行えるものはない。そこで、ジャック部分でスイッチ操作を行えるようにして機能性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、プラグと対を成すジャックであって、スライド自在且つプラグのスリーブ部側面に弾接するバネ接点と、バネ接点のスライド経路上に配置した固定接点とによりスイッチを構成し、ジャックへ装着したプラグを操作することにより前記バネ接点をスライドさせて固定接点へ接触させることができるように形成したジャックを提供するものである。
【０００６】
また、前記バネ接点はプラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドし、前記プラグをプラグ挿入孔の軸回りに回転させることによって前記バネ接点をスライドさせることを特徴とするジャックを提供するものである。
【０００７】
また、プラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドする前記バネ接点のスライド経路の両端に固定接点を配置するとともに、バネによりバネ接点をスライド経路の中間位置に保持し、プラグの回転方向により２回路を選択的に入切りできるように形成したジャックを提供するものである。
【０００８】
また、前記バネ接点はスライド経路と略平行な直線上に２つの凸型接点を有し、前記プラグを回転することにより前記凸型接点の一方が前記固定接点と弾性接触することを特徴とするジャックを提供するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図１はステレオミニジャック３１を示し、図２はその回路図である。▲１▼は共通グランド端子、▲２▼はＬ＋端子、▲３▼はＲ＋端子であり、▲４▼▲５▼は制御端子である。図１（ｄ）に示すように、共通グランド端子▲１▼はジャックボディ３２の底面から内側面に沿って上方へ延びている。共通グランド端子▲１▼には孔軸直交方向へ長いガイド溝３３が形成されていて、ジャックボディ３２内にあるバネ接点３４の基部に形成したガイドピン３５が内側からガイド溝３３に係合している。バネ接点３４はガイド溝３３に沿って上下へスライド自在であり、バネ接点３４の基部の上辺とジャックボディ３２の天井面、ならびにバネ接点３４の基部の下辺とジャックボディ３２の内底面とに介装した一対のコイルバネ３６により上下中間位置に維持されている。
【００１０】
制御端子▲４▼はジャックボディ３２の底面から内側面上部へ立ち上がり、その先端は上部から後方（図１（ｄ）において右）へ屈折しており、制御端子▲４▼の先端の固定接点部３７とその下方の制御端子▲５▼の固定接点部３８は、バネ接点３４を挟んで上下で対向している。バネ接点３４の前後中間部位外側面にはプレス加工により上下一対の凸型接点３９， ４０が形成されており、プラグ挿入状態でバネ接点３４が初期位置から上昇すると上側の接点３９が制御端子▲４▼の固定接点部３７に接触する。また、バネ接点３４が初期位置から下降すると下側の接点４０が制御端子▲５▼の固定接点部３８に接触する。
【００１１】
図１（ｂ）はステレオミニジャック３１へステレオミニプラグ２１を挿入した状態を示し、図示しない初期状態では、共通グランド端子▲１▼、Ｌ＋端子▲２▼、Ｒ＋端子▲３▼のそれぞれのバネ接点３４， ４１， ４２の先端部は孔軸中心方向へ寄っているが、ステレオミニプラグ２１を挿入することによりバネ接点３４， ４１， ４２がステレオミニプラグ２１の側面に弾接し、ステレオミニジャック３１とステレオミニプラグ２１が導通する。このとき、共通グランド端子▲１▼のバネ接点３４に設けた凸型接点３９， ４０はジャックボディ３２の内側面に弾接しており、ステレオミニプラグ２１を軸廻りに回転させるとステレオミニプラグ２１とバネ接点３４との摩擦によりバネ接点３４がステレオミニプラグ２１と連動して上または下へスライドする。したがって、ステレオミニプラグを図１（ｃ）において反時計方向へ回転すると、バネ接点３４が上昇して上側接点３９が制御端子▲４▼の固定接点部３７に接触し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼が導通する。また、ステレオミニプラグ２１を時計方向へ回転すると、バネ接点３４が下降して下側接点４０が制御端子▲５▼の固定接点部３８に接触し、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼が導通する。
【００１２】
ステレオミニジャック１の使用例としては、ＭＤプレーヤやＣＤプレーヤにおいて制御端子▲４▼▲５▼をシステム制御ＩＣのスキップ／サーチ制御端子へ接続することにより、ステレオミニプラグを回転操作して制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼とを瞬間的に導通させた場合は次の曲へスキップし、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼とを瞬間的に導通させた場合は前の曲へスキップするスキップ機能と、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼との導通を継続すると早送りサーチ動作し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼との導通を継続する逆転サーチ動作するサーチ機能を割当てることが挙げられる。
【００１３】
また、別の使用例としては、制御端子▲４▼▲５▼をシステム制御ＩＣの音量制御端子へ接続し、制御端子▲５▼と共通グランド端子▲１▼とを導通させると音量が上昇し、制御端子▲４▼と共通グランド端子▲１▼とを導通させると音量が低下する音量調節機能を割当ててもよい。
【００１４】
以上、２接点切換型の構成を説明したが、上記の実施形態に限定するものではなく、例えば図示した共通グランド端子▲１▼及びスライド式のバネ接点３４の構成を、回転式ジョグスイッチと同様にリング型に形成した共通グランド端子とこれに沿って回転摺動するバネ接点に変更し、バネ接点の回転経路に複数のスイッチ接点を配置することによってより多くのスイッチ機能をもたす等、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジャックは、ジャックに接続したプラグを回転させることによって接点が開閉するスイッチ機能を設けたので、プラグの回転操作により、例えば音量調節や選曲操作などを行うように構成することができ、特にスイッチの配置の制約が多い携帯型プレーヤなどの小型電子機器の多機能化に有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のジャックの一形態を示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は正面図、（ｄ）は接点部の配置を示す側面断面解説図である。
【図２】図１のジャックの回路図。
【図３】従来のジャックの接点配置を示す平面解説図。
【図４】従来のジャックを示し、プラグ接続状態の平面解説図である。
【符号の説明】
２１ ステレオミニプラグ
３１ ステレオミニジャック
▲１▼ 共通グランド端子
▲２▼ Ｌ＋端子
▲３▼ Ｒ＋端子
▲４▼▲５▼ 制御端子
３２ ジャックボディ
３３ ガイド溝
３４ バネ接点
３５ ガイドピン
３６ コイルバネ
３７． ３８ 先端接点部
３９． ４０ 凸型接点
４１ バネ接点
４２ バネ接点
Claims (4)
- プラグと対を成すジャックであって、スライド自在且つプラグのスリーブ部側面に弾接するバネ接点と、バネ接点のスライド経路上に配置した固定接点とによりスイッチを構成し、ジャックへ装着したプラグを操作することにより前記バネ接点をスライドさせて固定接点へ接触させることができるように形成したジャック。
- 前記バネ接点はプラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドし、前記プラグをプラグ挿入孔の軸回りに回転させることによって前記バネ接点をスライドさせることを特徴とする請求項１に記載のジャック。
- プラグ挿入孔の孔軸直交方向へスライドする前記バネ接点のスライド経路の両端に固定接点を配置するとともに、バネによりバネ接点をスライド経路の中間位置に保持し、プラグの回転方向により２回路を選択的に入切りできるように形成した請求項１乃至２に記載のジャック。
- 前記バネ接点はスライド経路と略平行な直線上に２つの凸型接点を有し、前記プラグを回転することにより前記凸型接点の一方が前記固定接点と弾性接触することを特徴とする請求項１乃至３に記載のジャック。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002168615A JP2004014391A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | ジャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002168615A JP2004014391A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | ジャック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004014391A true JP2004014391A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30435477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002168615A Pending JP2004014391A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | ジャック |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004014391A (ja) |
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2002
- 2002-06-10 JP JP2002168615A patent/JP2004014391A/ja active Pending
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