JP2004014129A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置について、温度検知素子、安全素子の動作速度を高速化する。
【解決手段】少なくとも1箇所以上の加熱領域a・bで電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブ1を有する加熱装置において、加熱スリーブの温度を検知する少なくとも1つ以上の温度検知素子9(1)・9(2)と、加熱スリーブ1の所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を遮断する少なくとも1個の安全素子13を有し、温度検知素子9(1)・9(2)と安全素子13を加熱スリーブ1の加熱領域a・b内であって、かつ加熱スリーブ1に対する測温位置が互いに重ならないように互いの位置を異ならせて配設したことを特徴とする加熱装置。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱装置、及び該加熱装置を像加熱装置として備えた電子写真装置・静電記録装置などの画像形成装置に関するものである。
【0002】
より詳しくは、少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置、及び該加熱装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
便宜上、複写機・プリンタ等の画像形成装置に具備させる、トナー画像を被記録材に加熱定着させる像加熱装置(定着装置)を例にして説明する。
【0004】
画像形成装置において、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の適宜の画像形成プロセス手段部で被記録材(転写材シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙など)に転写方式あるいは直接方式にて形成担持させた目的の画像情報の未定着画像(トナー画像)を被記録材面に永久固着画像として加熱定着させる定着装置としては、熱ローラ方式の装置が広く用いられていた。近時はクイックスタートや省エネルギーの観点からベルト加熱方式の装置が実用化されている。また電磁誘導加熱方式の装置も提案されている。
【0005】
何れも一般に、加熱部材と加圧部材との圧接部である定着ニップ部に被加熱材としての未定着画像を形成担持させた被記録材を導入して挟持搬送させて加熱部材の熱により未定着画像を被記録材面に永久固着画像として加熱定着させるものである。
【0006】
加熱部材は、ヒータ等の熱源あるいは電磁誘導加熱で加熱され、その加熱部材の温度がサーミスタ等の温度検知素子で検知され、該温度検知素子の検知温度が所定の温度に維持されるように熱源あるいは励磁回路への供給電力が制御回路により制御されることで、所定の定着温度に温調制御される。
【0007】
また、加熱部材の所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を緊急遮断する安全素子が組み込まれている。安全素子は加熱部材に対向配設され、装置の通電回路に挿入された、サーモスイッチあるいは温度ヒューズである。
【0008】
安全素子(以下、サーモスイッチと記す)は加熱部材が上記の温度検知素子(以下、サーミスタと記す)を含む温調制御系により定着温度付近の温度に制御されている限りは動作しない。定着装置の制御回路に何らかの異変が起きて加熱部材の温度が異常上昇してサーモスイッチによる保護温度以上に達すると、サーモスイッチが切れ、装置への通電が緊急遮断されて加熱部材の温度はそれ以上上昇しなくなり、安全性が保たれる。
【0009】
最近の定着装置の小型化、高速化に伴い、より小型でかつ高速遮断の可能なサーモスイッチを使用する要求から、小型のDC系遮断用サーモスイッチによりリレーの駆動回路を遮断することにより装置へのAC給電を遮断する構成がとられるようになってきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サーミスタの対向位置に部材が存在した場合、また、風路が構成されて外気が定着装置内に流入する場合、定着装置内の気流によりその部分が冷却され、温度上昇が遅くなることが観測されている。特に熱容量の小さい定着装置に関しては通常の通紙時のような温度制御時には問題なくとも、装置が冷えた状態、すなわち朝一での定着装置立ち上げ時など定着装置を定着温度に早く立ち上げる必要性がある場合には明確に応答時間の差となって現れてくることが確認されている。一方で特に定着装置が高温となった際に遮断を行う安全回路の動作に於いては、応答時間は出来る限り短縮する必要があった。
【0011】
また、最近の定着装置の構成は温度上昇を早く行うため、制御性の向上の為に熱容量の小さい加熱部材に電力を供給する構成となっている為、サーミスタやサーモスイッチの検出温度の応答性を高める必要が存在した。
【0012】
本発明は、特に、電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置について、温度検知素子、安全素子の動作速度を高速化することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0014】
(1)少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置において、加熱スリーブの温度を検知する少なくとも1つ以上の温度検知素子と、加熱スリーブの所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を遮断する少なくとも1個の安全素子を有し、温度検知素子と安全素子を加熱スリーブの加熱領域内であって、かつ加熱スリーブに対する測温位置が互いに重ならないように位置を異ならせて配設したことを特徴とする加熱装置。
【0015】
(2)少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置において、加熱スリーブの温度を検知する少なくとも2つ以上の温度検知素子と、加熱スリーブの所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を遮断する少なくとも1個の安全素子を有し、温度検知素子と安全素子を加熱スリーブの加熱領域内であって、かつ加熱スリーブに対する測温位置が互いに重ならないように位置を異ならせて配設し、少なくとも1つの温度検知素子の加熱スリーブに対する測温位置を加熱スリーブの最小通紙域内とし、少なくとも1つの温度検知素子の測温位置は加熱スリーブの最小通紙域外としたことを特徴とする加熱装置。
【0016】
(3)温度検知素子は加熱スリーブに内接して配置される内接型サーミスタであり、安全素子は加熱スリーブ外側に非接触にて配置された非接触型サーモスイッチであることを特徴とする(1)または(2)に記載の加熱装置。
【0017】
(4)温度検知素子の感熱部及び安全素子の感熱部近傍に風路となる凹凸部、もしくは穴を設けないことを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の加熱装置。
【0018】
(5)温度検知素子及び安全素子の感熱部近傍に磁性体を設けることを特徴とする(1)から(4)の何れかに記載の加熱装置。
【0019】
(6)温度検知素子及び安全素子の感熱部以外の部分に金属など磁性体あるいは非磁性体を設けることを特徴とする(1)から(5)の何れかに記載の加熱装置。
【0020】
(7)被加熱材が画像を担持した被記録材であることを特徴とする(1)から(6)の何れかに記載の加熱装置。
【0021】
(8)被記録材上にトナー画像を形成し、熱定着手段を用いて被記録材上にトナー画像を定着させる画像形成装置において、熱定着手段が(1)から(7)の何れかに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
【0022】
〈作 用〉
すなわち、加熱装置のダメージを防ぐため、最も高温になるところ、すなわち部分加熱の系においては加熱部材である加熱スリーブの加熱領域(発熱域)に温度検知素子を配置すること、温度検知素子と安全素子相互の測温位置の温度上昇を妨げない構成をとること、温度検知素子の測温位置の温度上昇を特に高める構成により、安全素子の動作をより高速に働かせると同時に、温度検知素子による回路動作時に加熱スリーブ、その他の部材にかける熱ストレスを極力小さくすることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施例〉
(1)画像形成装置例
図1は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は電子写真プロセス利用のレーザプリンタである。
【0024】
101は像担持体としての感光ドラムであり、OPC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基体上に形成されている。
【0025】
感光ドラム101は矢印の時計方向に回転駆動され、その表面が帯電装置としての帯電ローラ102によって一様帯電される。
【0026】
次に、その回転感光ドラム101の一様帯電面に対してレーザスキャナユニット103によりレーザビーム走査露光Lが施されて画像情報の静電潜像が形成される。感光ドラム101に対するレーザビーム走査露光Lは画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザビームがレーザスキャナユニット103内で回転するポリゴンミラーにより反射されてなされる。
【0027】
この静電潜像は現像装置104でトナー画像として現像される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。
【0028】
トナー画像は、転写装置としての転写ローラ105により、不図示の給紙機構部から所定のタイミングで搬送された被記録材P上に感光ドラム101上より転写される。ここで感光ドラム101上のトナー像の画像形成位置と記録材の先端の書き出し位置が合致するようにセンサ106にて被記録材Pの先端を検知し、タイミングを合わせている。所定のタイミングで搬送された被記録材Pは感光ドラム101と転写ローラ105のニップ部において一定の加圧力で挟持搬送される。なお、本例においては被記録材の装置内搬送は中央基準搬送でなされる。
【0029】
このトナー画像が転写された被記録材Pは加熱定着装置108へと搬送され、永久画像として定着される。
【0030】
一方、感光ドラム101上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニング装置107により感光ドラム101表面より除去され、感光ドラム101は繰返して作像に供される。
【0031】
(2)加熱定着装置(定着ユニット)108
図2は本実施例における加熱定着装置108の横断面模型図、図3は加熱スリーブを含む誘導加熱アセンブリと加圧ローラとの部分の正面模型図、図4は内接型サーミスタ支持部材の側面図と正面図、図5は磁場発生手段と発熱量の関係、および加熱スリーブの加熱領域を説明する模式図、図6は温度検知素子と安全素子の配設位置を示す模式図、図7は安全回路(定着電源構成)を示す図である。
【0032】
10は加熱部材としての加熱スリーブ(定着スリーブ)1を含む誘導加熱アセンブリ、20は加圧部材としての弾性加圧ローラであり、誘導加熱アセンブリ10の加熱スリーブ1と加圧ローラ20との圧接により定着ニップ部Nを形成させてある。この定着ニップ部Nに未定着トナー画像tを形成担持させた被記録材Pを導入して挟持搬送させることで、加熱スリーブ1の熱により未定着トナー画像tを被記録材Pの面に永久固着画像として加熱定着させるものである。加熱部材としての加熱スリーブ1を含む誘導加熱アセンブリ10及び加圧部材としての加圧ローラ20は被記録材Pの幅方向を長手とする横長の部材である。
【0033】
図2と図3を参照して、誘導加熱アセンブリ10は、誘導加熱される加熱スリーブ1、コイルホルダ2、磁性コア3、励磁コイル(誘導加熱コイル)4、摺動板5、加圧ステイ6、絶縁板7、内接型サーミスタ支持部材8、内接型サーミスタ9、加熱スリーブ規制フランジ部材11等の組立体である。
【0034】
加熱スリーブ1は可撓性があり、図5の(a)の層構成模型図のように、金属あるいは磁性金属や磁性体などの誘導加熱材料からなる発熱層1aと、定着性を高めるためのゴム層、定着後の紙の分離を良くする為の離型層1bを有している。コイルホルダ2との摩擦を抑え、摺動性を良くする為、コイルホルダ2との摩擦面にポリイミドや4フッ化エチレン樹脂(テフロン)層1cをコーティングしても良い。
【0035】
コイルホルダ2は横断面略半円弧状樋型部材であり、このコイルホルダ2に磁場発生手段としての横断面略T字型の磁性コア3と励磁コイル4を内包支持させてある。このコイルホルダ2は、加熱スリーブ1が定着温度に温度制御されるため、定着温度よりも高い耐熱温度を有する必要がある。加えて磁気回路に影響を与えないことが必要であり、耐熱性の高いLCP樹脂などにより構成されている。
【0036】
磁性コア3には、高周波において損失の少ないフェライト系の材料が用いられており、コアのキュリー温度も定着温度以上である材料が用いられている。すなわちフェライトコアの透磁率が定着温度付近になっても減少しない、高キュリー点のものが使用されている。励磁コイル4はやはり高温度に耐える材料で被覆されたリッツ線を用いている。
【0037】
上記の磁性コア3と励磁コイル4を内包支持させコイルホルダ2は、図2において、加熱スリーブ1内の略右半部側に挿入配設してあり、磁性コア3と励磁コイル4から成る磁場発生手段と、加熱スリーブ1との絶縁を保つ役目もしている。
【0038】
またこのコイルホルダ2の下辺部には長手に沿って外方に張り出させて加圧ステイ受部2aを形成具備させてあり、この加圧ステイ受部2aの下面には摺動板5を配設してある。
【0039】
加圧ステイ6は横断面下向きコ字型の剛性部材であり、上記コイルホルダ2の加圧ステイ受部2aの上面側に位置させて加熱スリーブ1内に挿通してある。
【0040】
絶縁板7はコイルホルダ2と加圧ステイ6との間に配設され、電気的・磁気的隔壁として機能する。
【0041】
内接型サーミスタ支持部材8は加圧ステイ6に取り付けて支持させてあり、加熱スリーブ1内において加圧ステイ6を中にしてコイルホルダ2側とは反対側の略左半部側に位置し、コイルホルダ2と共に加熱スリーブ1の回転ガイド部材としての役目もしている。図4はこの内接型サーミスタ支持部材8の側面図と正面図を示している。8aは内接型サーミスタ支持部材8の上端部から右側に突出させて配設したバネ板であり、このバネ板8aの先端部に耐熱性・弾性マット部材部9aを介して温度検知素子としてのサーミスタ9を取り付け支持させてある。9bはサーミスタ9のリード線であり、バネ板8aの上面に沿わせて支持部材8の本体側に引き回してある。
【0042】
誘導加熱アセンブリ10の組み立て状態において、上記内接型サーミスタ支持部材8のバネ板8aは図2のようにコイルホルダ2の上端部側からコイルホルダ2の外面と加熱スリーブ1の内面との隙間部に弾性たわみ状態で位置しており、このバネ板8aの弾性たわみ反力でサーミスタ9の感熱部が加熱スリーブ1の内面に常時弾性的に内接した状態になっている。
【0043】
加熱スリーブ規制フランジ部材11は、コイルホルダ2の両端部に嵌着した鍔座部材であり、加熱スリーブ1の端部を受止めて、加熱スリーブ回転時の該加熱スリーブ1の軸線方向への寄り移動を規制する役目をしている。
【0044】
加圧ローラ20は、芯金21と、この芯金21に同軸にローラ状に形成した耐熱弾性層22を基本構成とし、芯金21の両端部を定着装置シャーシの手前側と奥側の側板(不図示)間に軸受部材を介して回転自在に配設してある。
【0045】
この加圧ローラ20の上側に上記の誘導加熱アセンブリ10を摺動板5側を下向きにして加圧ローラ20に並行に配列位置させ、図3のように、誘導加熱アセンブリ10の加熱スリーブ両端側から外方にそれぞれ突出させてある加圧ステイ6の両端部上面とバネ受け部材15・15との間にそれぞれ加圧バネ14・14を縮設することで加圧ステイ6を押し下げ加圧状態にしてある。これにより、誘導加熱アセンブリ10の加熱部材としての加熱スリーブ1が摺動板5と弾性加圧ローラ20との間に挟まれて、加熱スリーブ1と加圧ローラ20との間に所定幅の定着ニップ部Nが形成される。摺動板5は定着ニップ部Nにおいて、回転する過熱スリーブ1の内面とコイルホルダ2の加圧ステイ受部2aとの摩擦を軽減する役目をしている。
【0046】
加圧ローラ20は駆動系Mにより図2において矢印の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この加圧ローラ20の回転に伴って、定着ニップ部Nにおいて加熱スリーブ1に回転トルクが作用して加熱スリーブ1がその内面が定着ニップ部において摺動板5に摺動しながら矢印の時計方向に従動回転した状態になる。
【0047】
また励磁コイル4に対して交番電流が流されることで交番磁界が発生し、回転する加熱スリーブ1が誘導加熱される。加熱スリーブ1の誘導加熱温度が内接型サーミスタ9により検知され、該サーミスタの検知温度が所定の定着温度に維持されるように励磁コイル4に対する供給電力が制御されることで、所定の定着温度に温調制御される。このような構造により加熱スリーブ1自体が発熱することで効率の良い、熱応答性の良い熱源を形成している。
【0048】
サーミスタ検出はサーミスタと直列に接続された検出抵抗と、サーミスタにより基準電圧を分圧し、サーミスタ両端電圧をA/Dコンバータによりデジタル値に変換し、制御CPUにより制御を行う。サーミスタの基準電圧はA/Dコンバータの基準電圧と共通にすることで電源の変動や個体差によらずトラッキングされた値が得られるように構成するのが一般的である。
【0049】
A/Dコンバータのサンプリング周期は、ソフトウェアのタスク負荷とならないように比較的長周期としている。系の熱応答性とシステムのリソースによってはより高速なサンプリングを行ってもかまわない。この場合にはサンプリング周期を早くすると1回のサンプリング当たりの変化量は小さくなり、ゲインが低下したと同じことになる。また、サンプリング回数数回毎の平均を取っていくことでノイズに対する安定化を行ってもかまわない。同様に、A/Dコンバータ精度を例えば10ビットから8ビットへ丸めを行うことにより、ノイズに対する安定化を行ってもかまわない。
【0050】
制御は一般に、PI制御またはPID制御といった方法により行われている。一回目のサンプリングにより検出された検出温度と予め定められた目標温度の差分を計算し、次回のサンプリング時の検出温度と目標温度の差分により、比例項を算出する。また、差分の変化により、微分項を算出する。また、制御量の変化により積分項を算出、今回の制御量を決定する。このような一連の動作を繰り返し行うことで、記録媒体の通紙によっても温度リップルの少ない温度制御を可能としている。
【0051】
図2において、13は定着装置外装12の内側に、加熱スリーブ1の外面に対して非接触に感熱部を対向させて配設した安全素子としてのサーモスイッチである。このサーモスイッチ13は加熱スリーブ1の温度が規定値以上になると回路遮断を行う。通常の状態では加熱スリーブ1はサーミスタ9により定着温度付近の温度に温度制御されており、サーモスイッチ13を含む安全回路は動作しない。
定着装置の制御回路に何らかの異変が起きて加熱スリーブ1の温度が上昇しサーモスイッチ13による保護温度Tに達すると、サーモスイッチ13が切れ、定着装置への通電が遮断されて加熱スリーブ1の温度はそれ以上上昇しなくなり、安全性が保たれる。
【0052】
(3)サーミスタ9とサーモスイッチ13の配置に関して
本実施例では温度検知素子としてのサーミスタ9と安全素子としてのサーモスイッチ13の配置に関して、加熱スリーブ1の温度を検知する第1と第2の2つのサーミスタ9(1)・9(2)と、1個のサーモスイッチ13を有し、サーミスタ9(1)・9(2)と、サーモスイッチ13を加熱スリーブ1の加熱領域内であって、かつ加熱スリーブ1に対する測温位置が互いに重ならないように互いの位置を異ならせて配設している。以下、これについて詳述する。
【0053】
このような系における、発熱の状態を横断側面模型図にて示したものが図5の(a)である。図のように、磁性コア3をT型に配置して励磁コイル4−磁性コア3−加熱スリーブ1の発熱層1a−磁性コア4から成る磁気回路を構成している。励磁コイル4に交番電流が流れるとこれに伴って交番磁界が発生する。加熱スリーブ1の発熱層1aの材料には先述したように磁性金属または磁性材料を用いており、加熱スリーブ1の発熱層1a内では磁界を打ち消すように誘導電流(渦電流)が発生する。この誘導電流(渦電流)によるジュール熱により、加熱スリーブ自体が発熱し、温度が上昇していくことになる。図5の(a)に加熱スリーブ、コア、コイルから成る磁気回路の磁力線分布の模式図(横断面)と、加熱スリーブ1にて発熱する発熱量の分布の模式図を示す。このように、本実施例の加熱定着装置における加熱スリーブ1には図5の(b)に示すように2箇所aとbに発熱量の多い部分(加熱領域、発熱域)が存在する。
【0054】
図6に、第1と第2の2つの温度検知素子であるサーミスタ9(1)と9(2)、及び安全素子であるサーモスイッチ13の位置関係を示す。
【0055】
LRは加圧ローラ幅、Lminは装置の通紙できる最小通紙サイズの紙幅、Lmaxは装置の通紙できる最大通紙サイズの紙幅である。ここでは一例として中央部基準で紙サイズを規定している場合について述べる。
【0056】
第1のサーミスタ9(1)は中央部サーミスタとして、最小通紙サイズ紙幅Lmin内の加熱領域に設けられて加熱スリーブ1の中央部の温度を測定する。
【0057】
第2のサーミスタ9(2)は端部サーミスタとして、最大通紙サイズ紙幅Lmaxから最小通紙サイズ紙幅Lminの区間内の加熱領域に設けられ、加熱スリーブ1の端部の温度を測定する。
【0058】
サーモスイッチ13は非接触のものを用いている。サーモスイッチ13は応答性を高めるため、感熱面を加熱スリーブ1の外面に対向させるように配置し、感熱面と加熱スリーブの距離をできるだけ近づけるのが望ましい。本実施例では20mm以下とするよう構成している。
【0059】
通常時、電源投入やプリント信号により、温度制御が開始されると誘導加熱インバータ(図7)より励磁コイル4に電力が投入され、加熱スリーブ1の温度が上昇していく。温度制御のための温度検知は中央部サーミスタである第1のサーミスタ9(1)に於いて行っている。
【0060】
中央部サーミスタ9(1)の検出温度が目標温度に近づくと誘導加熱インバータは電力を絞り込み、温度制御を行う。温度制御は一般にPI制御またはPID制御と呼ばれる制御手法を用いている。端部の温度は端部サーミスタにより温度をモニタし、予め定められた温度以上に温度が上昇した場合、紙の通紙間隔を長くして通紙枚数を減少させるスループット制御を行うことで端部の温度が一定値以上にならないよう構成している。
【0061】
第1および第2のサーミスタ9(1)・9(2)及びサーモスイッチ13の位置は本実施例では図6に示したように、検出位置を加熱スリーブ1の軸方向にずらすよう構成している。
【0062】
また、サーモスイッチ13だけでなく、サーモスイッチを取り付けるためのモールド部材などが加熱スリーブに近い位置に来ることでその部分の空気の流速が増し、温度が下がることが確認されている。従って、サーモスイッチ13を取り付けるモールド部材の部分の影響が無い領域で温度測定が可能な様にずらすように構成している。
【0063】
また、工場などで温度を外部から測定する検出穴についても、穴の部分から流入する空気によって加熱スリーブが冷却され、温度が下がってしまう現象があるため、極力穴を設けないよう構成している。
【0064】
定着電源の構成を図7に示す。商用交流電源と誘導加熱インバータ装置はリレーによりオン/オフされる構成となっており、リレーを駆動する励磁巻線は画像出力装置本体の24V電源により電流供給を行う構成とし、さらに定着装置(定着ユニット)の加熱スリーブ温度を検出し、加熱スリーブ温度が規定の温度を超えた時接点が遮断するサーモスイッチ接点を、コネクタを介して図7の回路図に示すように構成しており、加熱スリーブが異常昇温をした場合にはリレーを遮断して励磁回路の電源を切るよう構成することで、定着装置の安全を確保している。
【0065】
又、サーミスタ電圧を監視してハードウェア回路によりリレーを遮断する保護回路を設けても良い。保護回路の動作温度をサーモスイッチ動作よりも早く働く温度に設定することにより、サーモスイッチ動作以前に、本体電源のオン/オフにより正常復帰可能な構成とすることが可能となる。
【0066】
このような保護回路動作の一例を以下に示す。ハードウェア保護温度に達するとハードウェア保護回路が動作する。この回路はコンパレータと基準電圧及びダイオードによる自己保持状態を有し、一度動作すると温度が低下しても復帰しない構成となっている。温度上昇に伴いサーミスタの電圧が低下し基準電圧を下回ると、コンパレータの出力が反転する。この結果リレーが遮断され、定着器への電力供給が断たれることにより温度上昇は停止する。同時にコンパレータのLo出力によりダイオードを介して検出電圧が低下し、コンパレータは自身の出力により入力をLoに固定することにより自己保持(ラッチ)状態を保つことになる。この自己保持(ラッチ)状態は、保護回路の電源をオン/オフすることにより解除出来る。
【0067】
さらにサーミスタ電圧を監視してハードウェア保護回路の動作よりも低い温度でソフトウェアによる保護動作を行うよう構成することで本体電源のオン/オフを必要としない正常復帰を可能な構成としても良い。
【0068】
本実施例で説明した図6のような構成の場合、加熱スリーブ1の加熱領域(発熱域)はスリーブ円周方向に2ヶ所aとbが存在するため、第1と第2のサーミスタ9(1)・9(2)のどちらか1つのサーミスタを定着ニップ部Nに近い側の加熱領域bに配置しても良い。勿論両方とも加熱領域bに配置しても構わない。また、サーモスイッチ13も同様であることは言うまでもない。
【0069】
サーモスイッチ13には本実施例では一例として非接触式のもので説明を行っている。これは接触式のサーモスイッチを用いても良い。また、サーモスイッチ13は安定した動作が確保できるのであれば定着装置内(図2)でなく、図8のように画像形成装置本体内に支持部材16を設けて取り付ける構成としても良い。
【0070】
〈第2の実施例〉
図9に本実施例を最も良く表す図を示す。本実施例では第1の実施例の加熱定着装置(図6)と同様に、第1と第2のサーミスタ9(1)・9(2)とサーモスイッチ13の位置は図示したように、検出位置を加熱スリーブ軸方向にずらすよう構成している。また、サーモスイッチ13の感熱部及びサーミスタ9(1)・9(2)の感熱部近傍の加熱スリーブ1に対向する位置にはモールド部材を設けず、その他の位置では加熱スリーブ1から20mm以内の位置に導風板としてのモールド部材17を取り付けることで加熱スリーブ温度を下げることが出来る。
【0071】
サーモスイッチ13の感熱部及びサーミスタ9(1)・9(2)の感熱部以外の部分にモールド部材17を配置することで、感熱部分以外の温度を下げることにより、相対的に感熱部分の温度を最も高くすることが可能となる。
【0072】
工場などで温度を外部から測定する場合の測定穴や部材取り付けの位置確認を行う検出穴についても、穴の部分から流入する空気によって加熱スリーブ1が冷却され、温度が下がってしまうため、穴を設ける位置をサーミスタ、サーモスイッチの感熱面から軸方向にずらす事により、感熱面の温度を下げないよう構成している。
【0073】
〈第3の実施例〉
図10に本実施例を最も良く表す図を示す。特に誘導加熱による定着装置の場合、図10の(a)のように、磁性体(常磁性体)からなる部材18を発熱スリーブ内部又は発熱スリーブ外部に近接させて置くことにより、その部分の発熱特性を制御することが可能である。サーミスタなどの温度検知素子9(1)・9(2)の感熱部近傍に磁性体18を配置することで、感熱部近傍に磁束を集束させて温度が高くなるようにすることで、速やかな異常検知を行うことが可能となる。
【0074】
また逆に、図10の(a)のように、非磁性金属部材(反磁性体)19をサーミスタ9(1)・9(2)の感熱部以外の場所に設置することにより、発熱分布をサーミスタ測温位置に集中させることが可能である。このような方法により、検出速度を高めることが可能となる。
【0075】
〈その他〉
1)以上の各実施例では温度検知素子としてのサーミスタを2個使用している装置であるが、1個だけ使用の装置でも、3個以上使用の装置であっても本発明を適用可能である。
【0076】
温度検知素子9はサーミスタに限られず、また安全素子13はサーモスイッチに限られない。
【0077】
2)加熱スリーブ1を含む誘導加熱アセンブリ10の構成は実施例のものに限られるものではないことは勿論である。例えば、磁場発生手段としての磁性コア3・励磁コイル4は加熱スリーブ1の外側に配設する構成でもよい。温度検知素子9は加熱スリーブ1に非接触配置としてもよいし、加熱スリーブ1の外側に配設してもよい。安全素子13は加熱スリーブ1に接触配置としてもよいし、加熱スリーブ1の内側に配設してもよい。
【0078】
3)加圧部材はローラ体に限られない。回動駆動されるベルト体にすることもできる。加圧部材も熱源で加熱することも出来る。
【0079】
4)本発明の加熱装置は加熱定着装置に限られず、その他、仮定着する像加熱装置、画像を担持した記録媒体を再加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、記録媒体以外のシート状の被加熱体を通紙して、乾燥、加熱ラミネート、熱プレスしわ取り、熱プレスカール取り等の加熱処理装置、インクジェットプリンタなどに用いられる乾燥用加熱装置等としても使用できる
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置において、温度検知素子と安全素子の検知位置をずらすことにより、また、検知位置を最も高い温度とすることにより、異常時にも装置部材に熱ストレスを与えにくい構成とすることが出来、特に熱容量を小さくして昇温速度を高め、制御性を良くした装置の安全回路として応答性に優れた動作を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における画像形成装置の概略構成模型図
【図2】加熱定着装置の横断面模型図
【図3】加熱スリーブを含む誘導加熱アセンブリと加圧ローラとの部分の正面模型図
【図4】内接型サーミスタ支持部材の側面図と正面図
【図5】磁場発生手段と発熱量の関係、および加熱スリーブの加熱領域を説明する模式図
【図6】温度検知素子と安全素子の配設位置を示す模式図
【図7】安全回路(定着電源構成)を示す図
【図8】安全素子を画像形成装置本体側の支持部材に配設下例の図
【図9】第2の実施例を表す図
【図10】第3の実施例を表す図
【符号の説明】
10・・誘導加熱アセンブリ、20・・加圧ローラ、1・・加熱スリーブ、3・・磁性コア、4・・励磁コイル、9・・サーミスタ(温度検知素子)、13・・サーモスイッチ(安全素子)、a,b・・加熱スリーブの加熱領域(発熱域)、18・・磁性金属、19・・非磁性金属

Claims (8)

  1. 少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置において、
    加熱スリーブの温度を検知する少なくとも1つ以上の温度検知素子と、加熱スリーブの所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を遮断する少なくとも1個の安全素子を有し、
    温度検知素子と安全素子を加熱スリーブの加熱領域内であって、かつ加熱スリーブに対する測温位置が互いに重ならないように互いの位置を異ならせて配設したことを特徴とする加熱装置。
  2. 少なくとも1箇所以上の加熱領域で電磁誘導加熱され、通紙される被加熱材を加熱する加熱スリーブを有する加熱装置において、
    加熱スリーブの温度を検知する少なくとも2つ以上の温度検知素子と、加熱スリーブの所定以上の過熱に感応して装置に対する通電を遮断する少なくとも1個の安全素子を有し、
    温度検知素子と安全素子を加熱スリーブの加熱領域内であって、かつ加熱スリーブに対する測温位置が互いに重ならないように互いの位置を異ならせて配設し、
    少なくとも1つの温度検知素子の加熱スリーブに対する測温位置を加熱スリーブの最小通紙域内とし、少なくとも1つの温度検知素子の測温位置は加熱スリーブの最小通紙域外としたことを特徴とする加熱装置。
  3. 温度検知素子は加熱スリーブに内接して配置される内接型サーミスタであり、安全素子は加熱スリーブ外側に非接触にて配置された非接触型サーモスイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱装置。
  4. 温度検知素子の感熱部及び安全素子の感熱部近傍に風路となる凹凸部、もしくは穴を設けないことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の加熱装置。
  5. 温度検知素子及び安全素子の感熱部近傍に磁性体を設けることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の加熱装置。
  6. 温度検知素子及び安全素子の感熱部以外の部分に金属など磁性体あるいは非磁性体を設けることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の加熱装置。
  7. 被加熱材が画像を担持した被記録材であることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の加熱装置。
  8. 被記録材上にトナー画像を形成し、熱定着手段を用いて被記録材上にトナー画像を定着させる画像形成装置において、熱定着手段が請求項1から7の何れかに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006267742A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2009210869A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Canon Inc 像加熱装置
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