JP2004013838A - 3次元ダクト図作成方法および3次元変換プログラム - Google Patents

3次元ダクト図作成方法および3次元変換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】2次元の配置図から、簡単に3Dダクト図を作成する方法を提供すること。
【解決手段】本発明の3次元図作成方法は、以下のステップを有する。
CADで描かれた2次元図(D1)上の対象物に、所定の属性を持つ基準線(20)を入力するステップ。
基準線(20)に寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ。
基準線(20)と寸法情報から、コンピュータ(1)が3次元図(D3)を作成するステップ。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2次元図面から3次元図面を作成する方法に関し、特に2次元のダクト図から3次元ダクト図を製作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のダクト(特に船舶内に設置される換気や冷暖房用のダクト)の製作図を作成する作業は、以下のステップにより行なわれている。
ステップ▲1▼ 基準から所定の高さの範囲毎に配置される設置物(ダクト、配管、ケーブルなどを含む)の位置関係を上視図として記載した2次元の総合配置図(以下、2D総合配置図)を2次元(以下、2D)−CADで作成する。
ステップ▲2▼ 2D総合配置図を参照して、ダクトのみを記載した3次元ダクト図(以下 3Dダクト図)を、3次元(以下、3D)―CADで作成する。
ステップ▲3▼ 3Dダクト図を分割してダクト部分製作図を作成する。
【0003】
もしくは、製図者が2D総合配置図を参照して、直接、ダクト部分製作図を、CADまたは手書きで作成する場合もある。
【0004】
しかし、上記ステップ▲2▼において、2D総合配置図から3Dダクト図を作成する作業は、作業者が2D総合配置図から必要な情報を読んで、一から3D−CADで製図する作業のため、所定の能力を持った製図者により行なわれる必要がある。
また、直接、ダクト部分製作図をCADまたは手書きで作成する作業の場合も、所定の能力を持った製図者により行なわれる必要がある。
【0005】
さらに、特に客船などでは、ダクトの長さが長く、大量の3Dダクト図およびダクト部分製作図を作成する必要があるため、製図に工数が掛かり、時間的、コスト的に設計上の障害になっている。
【0006】
また、2D総合配置図は、特別な属性を持たない線とテキストデータで作成されており、さらに、ダクト以外にも多数の設置物等が含まれているため、現在販売されている3D―CADプログラムでは、直接2D総合配置図からダクトを認識し、3Dダクト図をプログラムにより自動的に作成することは難しい。
【0007】
2D総合配置図から、簡単に3Dダクト図を作成する方法が望まれる。
CAD製図の未経験者でも、簡単に3Dダクト図を作成する方法が望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、2次元の配置図から、簡単に3Dダクト図を作成する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、特別の技量を有さない者でも、簡単に3Dダクト図を作成する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0010】
本発明の3次元図作成方法は、以下のステップを有する。
CADで描かれた2次元図(d1)上の対象物に、所定の属性を持つ基準線(20)を入力するステップ。
基準線(20)に寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ。
基準線(20)と寸法情報から、コンピュータ(1)が3次元図(d3)を作成するステップ。
【0011】
本発明の3次元ダクト図作成方法は、以下のステップを有する。
CADで描かれた2次元図面(d1)上のダクトを示す部分(10)に、所定の属性を持つ基準線(20)を入力するステップ。
基準線(20)にダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ。
基準線と寸法情報から、コンピュータが3次元図(d3)を作成するステップ。
【0012】
本発明の3次元ダクト図作成方法は、以下のステップを有する。
CADで描かれた2次元図面(d1)上のダクトを示す部分(10)に、所定の属性を持つ基準線(20)を、ダクトの直線部毎に記入するステップ。
基準線(20)の接続関係を入力するステップ。
ダクトに使用される部品情報を入力するステップ。
基準線(20)にダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ。
基準線(20)、接続関係、部品情報、および、寸法情報から、コンピュータ(1)が3次元図を作成するステップ。
【0013】
本発明の3次元ダクト図作成方法における上記基準線(20)は、ダクトを示す部分(10)の幅の中心に入力される。
【0014】
本発明の3次元ダクト図作成方法における上記基準線(20)にダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップにおいて、2次元図(d1)に記載されているダクトの寸法を含むデータ(11)を使用して、寸法情報を入力することができることが好ましい。
【0015】
本発明の3次元ダクト図作成方法における2次元図面(d1)は、ダクトおよび他の設置物の位置関係を示す上視図であり、寸法情報は、ダクトの幅、厚さ、および任意の基準点からの高さ、または、ダクトの径および任意の基準点からの高さ、を含む。
【0016】
本発明のコンピュータで実行される3次元変換プログラムは以下のステップを含む。
コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線(20)を抽出するステップ。
基準線(20)に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ。
基準線(20)と寸法情報から3次元図を描図するステップ。
【0017】
本発明のコンピュータで実行される3次元変換プログラムは以下のステップを含む。
コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線(20)を抽出するステップ。
基準線(20)に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ。
基準線(20)の接続関係を示す接続情報を抽出するステップ。
基準線(20)、寸法情報、および接続情報から3次元図を描図するステップ。
【0018】
本発明のコンピュータで実行される3次元変換プログラムは以下のステップを含む。
コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線(20)を抽出するステップ。
基準線(20)に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ。
基準線(20)の接続関係を示す接続情報を抽出するステップ。
所定の属性を持った部品(22)の部品情報を抽出するステップ。
基準線(20)、寸法情報、接続情報、および、部品情報から3次元図を描図するステップ。
【0019】
本発明のコンピュータで実行される3次元変換プログラムで抽出される、上記基準線(20)はダクトの水平方向の配置、および長さの情報を含み、上記寸法情報は、ダクトの幅、厚さ、および任意の基準点からの高さ、または、ダクトの径および任意の基準点からの高さ、を含む。
【0020】
本発明のコンピュータで実行される製図支援プログラムは、CADで描かれた2次元図面の対象物を表す線を指定すると、所定の規則に基づき、所定の属性を持った基準線(20)を描く機能と、基準線(20)を指定して、さらに、2次元図面に記載されたデータ(11)を指定すると、基準線(20)に所定の属性を持ってデータ(11)が関連付けられる、またはデータ(11)が入力される機能と、基準線(20)の端点と、端点に接続される他の基準線の端点とを指定すると、基準線(20)と他の基準線とを接続する情報が入力される機能と、部品リストを持ち、所定の命令で部品リストを表示し、基準線(20)の端点と他の基準線の端点を指定して、さらに部品リストの部品を指定すると、基準線(20)の端点と他の基準線の端点が、指定された部品(22)で接続されている情報が入力される機能とを有する。
【0021】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明による2次元ダクト図から3次元ダクト図を製作する方法の実施の形態を以下に説明する。
【0022】
図1に本発明のダクト2次元図(=2D総合配置図)から3次元ダクト図を製作する方法に使用される装置の構成が示される。
本発明で使用される装置は、CPU5を含む演算部1、記憶部2、入力部3、表示部4を含む。
演算部1は、CADによる製図に使用されるコンピュータ本体に代表され、CADプログラム、ダクト基準線入力支援プログラムP1、3次元変換プログラム(以下、3D変換プログラム)P2、を含むプログラムを実行することができる。
記憶部2は、ハードデスクなどに代表され、2D総合配置図d1、ダクト基準線入力支援プログラムP1、3D変換プログラムP2を記憶している。
入力部3は、マウス6やキーボード7に代表され、マウス6等によりCAD製図を行なうことができる。
表示部4は、モニタ8に代表され、CAD図面の表示ができる。
【0023】
2D総合配置図d1は、基準(例えばデッキ)から所定の高さの範囲毎に配置される設置物(ダクト、配管、ケーブルなどを含む)を上視図として記載した図面で、2D−CADで製作される。
2D総合配置図d1には、特別な属性を持たない線で設置物の外形が描図され、寸法等がテキストデータ等で図面上に記載されている。但し、2D総合配置図d1は、所定の縮尺に従い製図されており、2次元上の位置や長さは正確である。このため、線の長さから実際の寸法は判断可能である。
【0024】
ダクト基準線入力支援プログラムP1は、後述するダクト基準線20の描図作業、ダクト基準線20の接続作業、2D総合配置図d1に記載されているテキストデータ等をダクト基準線20に属性として入力する作業、部品を入力する作業を簡単にするプログラムである。さらに、ダクト基準線入力支援プログラムP1は、ダクトの曲がり部分等に使用するダクト部品の一覧表である部品リスト等を含む。
【0025】
ダクト基準線は、作業者によって2D総合配置図d1上のダクトに対して所定のルールで描図される線で、固有のコマンドで定義され、ダクト基準線であることの属性を持つ。
本実施例では、ダクト基準線はダクトの幅の中心に描線されるが、ダクト基準線の書き方は所定のルールに従っていれば、本実施例の方法に限定されない。
さらに、ダクト基準線には、他のダクト基準線または部品との接続関係、ダクトのルート番号、幅、厚さ、基準からの高さの情報が属性として入力される。
ダクトの直線部分の長さは、2D総合配置図d1の既知の縮尺によりダクト基準線の長さから抽出できる。
【0026】
3D変換プログラムP2は、2D総合配置図上に入力されたダクト基準線20とその寸法等の属性、部品情報を含むデータから、3Dダクト図面d3を作成することができる。
【0027】
次に、本発明の方法のフローを示す図2と、モニタ8に表示される各図を示す図3〜6を参照して、発明のフローが説明される。
【0028】
まず、2D総合配置図d1が、2D−CADで作成される。2D総合配置図d1の作成は、適正な設置物の配置、干渉の有無等を考慮して行なわれるため、経験のある製図者により作成される。(S1)
2D総合配置図d1は、データとして、本発明の方法を実施する装置の記憶装置2に記憶される。(S2)
【0029】
2D総合配置図d1が、CADプログラム等により、図3に示されるように、モニタ8に表示される。2D総合配置図d1は、配置物および柱等の障害物の外形が描線情報等以外の特別な属性が付けられていない線で描かれている。図3の2D総合配置図d1はダクト10を含む。
また、ダクトの寸法11が、500(幅)×300(厚さ)、D300(デッキからダクトの下面までの高さ)として、テキストデータ等で記入されている。寸法は、変更がある部分毎に記入されている。特別な曲がり部分は、その情報表示12が、90°(曲がり角度)、3D(曲がり半径)として記入されている。
【0030】
さらに、ダクト基準線入力支援プログラムP1が起動される。ダクト基準線入力支援プログラムP1は、ダクト基準線20の描図作業、ダクト基準線20の接続作業、2D総合配置図d1に記載されているテキストデータ等をダクト基準線20に属性として入力する作業、部品を入力する作業を簡単にするプログラムで、部品リスト等を含む。ダクト基準線入力支援プログラムP1は、ダクト基準線20の属性付けなどの所定のコマンドを含む。
【0031】
作業者は、図3の2D総合配置図d1を見てダクト10を認識する。さらに、図4に示される様に2D総合配置図d1上に、所定のコマンドで画面上でダクト基準線20a〜nを描線する(S5)。(図4では2D総合配置図d1上のダクト10以外の線は省略されているが実際は画面に表示されている。)
本実施例では、ダクト基準線20a〜nは、ダクト10の両側面の外形線から同距離の位置(幅の中心)に、ダクト10のXY平面状の直線部分毎に描かれる。また、ダクト10のXY平面に直交するZ軸方向の曲がり部(20g、20i、20k、20m)なども、それぞれ直線部分毎に別の線として描かれる。
【0032】
ダクト基準線20a〜nの描線方法は、ダクト10側面を示す両側の線を指定してその中心に線を描く命令を実行する方法、ダクト10側面を示す片側の線と幅を表す線を指定して、幅を表す線の中心から側面を表す線に平行に線を引く命令を実行する方法など、CADの機能、または、ダクト基準線入力支援プログラムP1の機能を使用して行なうことができる。ダクト基準線描線の所定のコマンド(ボタンなど、図示無し)を選択しておけば、描かれる線に自動的にダクト基準線であることの属性が付けられることが好ましい。
【0033】
図5に示されるように、次に、作業者は、ダクト10の曲がり部分(21ab〜21de、22)の接続関係を入力する(S6)。
具体的には、通常の曲がり部分(21ab〜21de)では、ダクト基準線の端点と、当該端点と接続される他のダクト基準線の端点が選択(クリック)され、接続を表すコマンド(ボタンなど、図示無し)を選択することで、上記端点と端点が接続している情報が入力されるように、ダクト基準線入力支援プログラムP1を構成することができる。
また、特殊な曲がり部分(例えば部分22)は、ダクト基準線20eの端点とダクト基準線20fの端点が選択(クリック)され、部品リストのウインドウを画面上に開いて、部品リストから使用する部品を選択することで、ダクト基準線20eとダクト基準線20fの間は選択された部品で接続されているという情報が入力される。
接続されたダクト基準線20a〜nは、表示色が変化することが接続の情報を入力したことが作業者に認識されやすく好ましい。
【0034】
さらに、図5に示されるように、作業者は、それぞれのダクト基準線20a〜nおよび特殊な部品に、寸法などの属性を入力する(S7)。
具体的に属性を入力する方法は、例えば一つのダクト基準線20aを選択し、属性入力コマンド(ボタンなど、図示無し)を選択して、さらに2D総合配置図d1上の寸法を表すテキストデータ11を選択することにより入力できるようにダクト基準線入力支援プログラムP1を構成することで、入力を簡単にすることができる。
特殊な部品の情報の入力も、2D総合配置図d1上の部品の情報を表すテキストデータ12を選択することで可能である。
また、属性情報は使用者がキーボード7から入力することも可能である。
【0035】
上記のように、2D総合配置図d1上にダクト基準線が描線され、接続や部品が入力され、属性が入力されることにより、2D総合配置図モデルファイルd2が作成される。
【0036】
3D変換プログラムを実行している演算部1は、特別な属性がない2D総合配置図d1からは、線やテキストデータからダクト10の形状や属性を認識することができないが、2D総合配置図モデルファイルd2のダクト基準線やその接続情報、寸法等の属性は、認識することができるように属性付けられているので演算部1で一連のダクトとして認識可能である。
【0037】
作業者は、3D変換プログラムP2を実行する。3D変換プログラムP2は、ダクト基準線やその接続情報、および、寸法等の属性から3Dダクト図d3を作成する(S8)。
【0038】
3D変換プログラムP2のフローが図7に示される。
3D変換プログラムP2は、2D総合配置図モデルファイルd2上のダクト基準線を抽出する。この時、ダクト基準線のX,Y平面上の方向および長さ、線の接続、特別な部品を含む情報も抽出される(Sp1)。
次に、3D変換プログラムP2は、各ダクト基準線に付けられている属性情報を抽出する(Sp2)。属性情報は、ダクトの幅、厚さ、デッキからの高さの情報を含む。3D変換プログラムP2は入力された属性情報の順番や記号によって入力された数字がどの位置の寸法または情報を示しているか識別することができる。
【0039】
次に、3D変換プログラムP2は、ダクト基準線に対して属性の寸法からXYZ方向の外形図を作成し(Sp3)、3次元図でモニタ8上に表示する(Sp4)。
【0040】
上記のように作成された3Dダクト図d3は、モニタ8に表示される(図2、S9)。
モニタ8に表示された3Dダクト図d3の例が図6の上図に示される。
ダクト10の通常の曲がり部分(21ab、21bc、21cd、21de)は、3D変換プログラムP2にプログラムすることにより、3Dダクト図d3作成時に曲がりダクトを挿入するように構成することもできる。または、ダクト基準線入力支援プログラムP1にプログラムすることにより、ダクト基準線の接続情報を入力する時に、曲がり部には必ず曲がりダクトを挿入するように構成することもできる(図6、下図)。また、作業者が部品リスト等から選択して入力することもできる。
【0041】
作業者は、3Dダクト図d3を確認して、修正箇所があれば修正情報を入力する(S10)。
【0042】
完成した3Dダクト図d3は、ダクトを製作する部分毎に製作図面として描図されるダクト部分製作図の作成工程で使用される(S11)。
【0043】
上記のように3Dダクト図d3を作成する作業における、ダクト基準線の描線、接続の入力、および、属性の入力は、簡単な作業で、特別な経験や能力を必要としないので、CAD製図が未経験の作業者でも短時間で習得可能である。
また、本発明の方法は、2D総合配置図d1を使用して作図するため、はじめから3D図面を作成するより作業量(情報入力量)が少なく、さらに、入力間違いを減少させることもできる。
【0044】
なお、2D総合配置図d1から自動的にダクトを認識するプログラムを作成して、ダクト基準線を作成したり、また、ダクトのみの2D図面がある場合、自動的にダクト基準線を描図するプログラムを作成することもできる。CADで描かれた図面上のダクトの認識は、例えば、使用するダクトの幅を入力することで、ダクト基準線支援プログラムP1が、図面上の所定の幅の平行線の間を着色することにより行なうことができる。仮に間違った位置を着色していた場合、作業者はその領域をクリックすることで、ダクトとして認識されている範囲から削除すことができる。
または、2D総合配置図d1作成時にダクトを別のレイヤーに作図することにより、プログラムがそのレイヤーの図面を認識し、ダクト基準線を自動的に描図することもできる。
【0045】
【発明の効果】
本発明の3Dダクト図を作成する方法は、簡単に2次元の配置図から3Dダクト図を作成することができる。
本発明の3Dダクト図を作成する方法は、特別の技量を有さない者でも、簡単に3Dダクト図を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2D総合配置図から3次元ダクト図を製作する方法に使用される装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の3Dダクト図を作成する方法のフローを示す図である。
【図3】モニタに表示される2D総合配置図を示す図である。
【図4】2D総合配置図上にダクト基準線を書いた状態を示す図である。
【図5】2D総合配置図上でダクト基準線の接続、および、属性を入力する概念を示す図である。
【図6】3Dダクト図および、接続状態の概念を示す図である。
【図7】3D変換プログラムのフローを示す図である。
【符号の説明】
1 演算部
2 記憶部
3 入力部
4 表示部
5 CPU
6 マウス
7 キーボード
8 モニタ
10 ダクト
11 寸法表示
12 (曲がり部の)情報表示
20a〜20n ダクト基準線
21ab、21bc、21cd、21de 曲がり部
22 曲がり部
23ab、23bc、23cd、23de 曲がり部
d1 2D総合配置図
d2 2D総合配置図モデルファイル
d3 3Dダクト図
P1 ダクト基準線入力支援プログラム
P2 3D変換プログラム

Claims (11)

  1. CADで描かれた2次元図上の対象物に、所定の属性を持つ基準線を入力するステップ、
    前記基準線に寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ、
    前記基準線と前記寸法情報から、コンピュータが3次元図を作成するステップ、
    を含む、
    3次元図作成方法。
  2. CADで描かれた2次元図面上のダクトを示す部分に、所定の属性を持つ基準線を入力するステップ、
    前記基準線に前記ダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ、
    前記基準線と前記寸法情報から、コンピュータが3次元図を作成するステップ、
    を含む、
    3次元ダクト図作成方法。
  3. CADで描かれた2次元図面上のダクトを示す部分に、所定の属性を持つ基準線を、前記ダクトの直線部毎に記入するステップ、
    前記基準線の接続関係を入力するステップ、
    前記ダクトに使用される部品情報を入力するステップ、
    前記基準線に前記ダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップ、
    前記基準線、前記接続関係、前記部品情報、および、前記寸法情報から、コンピュータが3次元図を作成するステップ、
    を含む、
    3次元ダクト図作成方法。
  4. 前記基準線は、前記ダクトを示す部分の幅の中心に入力される、
    請求項2または3のいずれかに記載された3次元ダクト図作成方法。
  5. 前記基準線に前記ダクトの寸法を含む寸法情報を関連付けて入力するステップにおいて、
    前記2次元図に記載されている前記ダクトの寸法を含むデータを使用して、前記寸法情報を入力する、
    請求項3に記載された3次元ダクト図作成方法。
  6. 前記2次元図面は、前記ダクトおよび他の設置物の位置関係を示す上視図であり、
    前記寸法情報は、前記ダクトの幅、厚さ、および任意の基準点からの高さ、または、前記ダクトの径および任意の基準点からの高さ、を含む
    請求項2〜5のいずれかに記載された3次元ダクト図作成方法。
  7. コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線を抽出するステップ、
    前記基準線に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ、
    前記基準線と前記寸法情報から3次元図を描図するステップ、
    を含む、
    コンピュータで実行される3次元変換プログラム。
  8. コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線を抽出するステップ、
    前記基準線に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ、
    前記基準線の接続関係を示す接続情報を抽出するステップ、
    前記基準線、前記寸法情報、および前記接続情報から3次元図を描図するステップ、
    を含む、
    コンピュータで実行される3次元変換プログラム。
  9. コンピュータで読取可能な情報で描かれ、所定の属性を持つ基準線を抽出するステップ、
    前記基準線に関連付けられた、寸法を含む寸法情報を抽出するステップ、
    前記基準線の接続関係を示す接続情報を抽出するステップ、
    所定の属性を持った部品の部品情報を抽出するステップ、
    前記基準線、前記寸法情報、前記接続情報、および、前記部品情報から3次元図を描図するステップ、
    を含む、
    コンピュータで実行される3次元変換プログラム。
  10. 前記基準線はダクトの水平方向の配置、および長さの情報を含み、
    前記寸法情報は、前記ダクトの幅、厚さ、および任意の基準点からの高さ、または、前記ダクトの径および任意の基準点からの高さ、を含む
    請求項7〜9のいずれかに記載された3次元変換プログラム。
  11. CADで描かれた2次元図面の対象物を表す線を指定すると、所定の規則に基づき、所定の属性を持った基準線を描く機能と、
    前記基準線を指定して、さらに、前記2次元図面に記載されたデータを指定すると、前記基準線に所定の属性を持って前記データが関連付けられる、または前記データが入力される機能と、
    前記基準線の端点と、前記端点に接続される他の基準線の端点とを指定すると、前記基準線と前記他の基準線とを接続する情報が入力される機能と、
    部品リストを持ち、所定の命令で前記部品リストを表示し、前記基準線の端点と他の基準線の端点を指定して、さらに前記部品リストの部品を指定すると、前記基準線の端点と前記他の基準線の端点が、指定された前記部品で接続されている情報が入力される機能とを有する、
    コンピュータで実行される製図支援プログラム。
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