JP2004013550A - デジタル映像制御システム - Google Patents

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Akiyoshi Shiina
椎名 堯慶
Masaki Narutomi
成富 正樹
Riyoutai Yoshida
吉田 僚太
Ichiro Yamanochi
山ノ内 一郎
Nobuhiro Otsu
大津 信弘
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AGC Inc
Proside Corp
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Asahi Glass Co Ltd
Proside Corp
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Abstract

【課題】複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれ送信または受信に設定し、同時に送信・受信可能なシステムの提供。
【解決手段】コンピュータ装置には、デジタル映像入出力機器をIEEE1394インターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、を少なくとも備え、前記の制御手段により制御される入出力信号の伝送の送信、受信を切り替える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル映像制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル映像の送受信を利用することにより、リアルタイムの映像の送信やテレビ会議システムなどが開発されている。
たとえば、このような分野の従来の技術としては、特開2001−157186「複数参加者会議用のシステムおよびユーザ・インタフェース」規格に基づく複数参加者のテレビ会議、ビデオ会議、およびアプリケーション共用のための、システム、会議アプリケーション、およびグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、DVカメラ、DVビデオによる映像データの送受信システムが普及しつつあるが、従来、これらは送信のみ、受信のみの単機能である。
したがって、送信・受信を同時に実行しようとする場合には、複数台のコントローラ(PC)が必要となる。
現状では、単独のIEEE1394チップが搭載された基板はあるが、映像を送信したり受信したり、単一的な扱いしかできない。そのため複数枚のIEEE1394が搭載された基板が必要となる。コストがかかるだけでなく、スペースの点でも面積が必要になる。
【0004】
さらに、現状では単機能のみであるために、モードの切り替えをリモートで行うことができない。そのためモードの切り替えを行う場合には、その都度、機器の再設定を行う。このためオペレータが常に機器のそばにいなければならなかった。
【0005】
また、DVカメラ等により撮影される映像をインターネット等の通信手段を介して送受信する際には、特にリアルタイムの動画像や、動画像のストリーミング配信などを行うためには、MPEG−1、MPEG−2、MPEG−4などの規格によるデータの圧縮を行っている。したがって音声の質および画像の画質が悪くなるばかりでなく、圧縮と復号の処理を経なければならないために、リアルタイムとはいっても現実にはタイムラグが生じている。
【0006】
そこで本発明においては、上記の様々な課題を解決し、2個以上のIEEE1394を搭載し、機能を切り替えるIEEEコントローラチップを備え、送信・受信の切替手段を備えることにより、機能を切り替え使用することができ、1台で送信・受信が同時に行えるようにすることを目的とする。
さらに送信・受信の切替を遠隔地においても行えるようにすることにより、様々な場所や用途に利用可能にすることをも目的とする。
また、データの伝送をリアルタイムで行い、しかも画質や音声の質のよい、撮影したそのままのデータを伝送するシステムを提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
前記のコンピュータ装置には、
デジタル映像入出力機器をIEEE1394インターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
が少なくとも備えられ、
前記の制御手段により制御される入出力信号の伝送の送信、受信を切り替えることにより、前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれのコネクタを介した伝送路ごとに、送信または受信に設定可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0008】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
前記のコンピュータ装置には、
デジタル映像入出力機器をIEEE1394その他のインターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
が少なくとも備えられたデジタル映像制御システムであって、
前記のデジタル映像制御システムには、プレビュー画像またはプレビュー動画像を通信先のデジタル映像制御システムに対し送出するプレビュー画面送出手段が備えられ、
遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信が確立した際に、前記のプレビュー画面送出手段がプレビュー画像またはプレビュー動画像を送出し、通信先のデジタル映像制御システムにおいてプレビュー画面を確認することにより、通信をすることが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0009】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
前記のコンピュータ装置には、
デジタル映像入出力機器をIEEE1394その他のインターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
が少なくとも備えられたデジタル映像制御システムであって、
前記のデジタル映像制御システムには、プレビュー画像またはプレビュー動画像を通信先のデジタル映像制御システムから受信するプレビュー画面受信手段が備えられ、
遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信が確立した際に、前記のプレビュー画面受信手段がプレビュー画像またはプレビュー動画像を受信し、プレビュー画面を確認することにより、通信をすることが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0010】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項1〜3に記載の発明において、
前記の制御手段は、複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基板を含み構成されることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0011】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1〜4に記載の発明において、
前記の制御手段は、複数個のUSBインターフェース、RCAインターフェース、SDIインターフェース、HDIインターフェースのいずれかを少なくとも搭載した基板を含み構成されることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0012】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項1〜5に記載の発明において、
前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力機器との間のデータ伝送のために、それぞれのコネクタごとに、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定と、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定とを行うことにより、送信と受信とを同時に行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6に記載の発明において、
前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力機器との間のデータ伝送のために、それぞれのコネクタごとに、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定、または、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定を、複数のコネクタにおいて行うことにより、2本以上の同時送信、または2本以上の同時受信が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項1〜7に記載の発明において、
前記のコンピュータ装置には、
前記の制御手段により制御される前記のコネクタごとに設定される、送信、受信の切替を行うためのハードウェアスイッチが備えられたことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項1〜8に記載の発明において、
送信、受信の切替設定は、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器からリモートで切替を行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、
請求項9に記載の発明において、
IEEE1394コントローラチップごとにIPアドレスが割り振られ、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器から、リモートで送信、受信の切替を行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、
請求項1〜10に記載の発明において、
前記のコンピュータ装置には、デジタル映像の映像を表示するための映像表示プログラムが備えられ、
映像表示プログラムは、前記の複数のコネクタに接続されるそれぞれのデジタル映像入出力機器へのデータ伝送に対応して、受信した映像を表示する複数の画面を同時に表示可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0018】
また、上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、
請求項1〜11のいずれかに記載のデジタル映像制御システムが、インターネットやLAN等の通信手段に接続されて複数備えられ、
遠隔地同士のデジタル映像制御システムが、相互に、映像の送信または受信を行うことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0019】
また、上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明においては、
請求項1〜12に記載の発明において、
前記のデジタル映像制御システムに接続されて外部記憶装置などの記憶手段が備えられ、
遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから送信されたデータの記憶手段への記憶、または遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムへの記憶手段からのデータの送信が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明においては、
請求項1〜13に記載の発明において、
データの送信、データの受信、送信と受信との切替、リモートでの他のデジタル映像制御システムに対する送信と受信の切替、のいずれかを少なくとも画面上からの指示により制御するグラフィカル・ユーザー・インターフェースを備えるプログラムが備えられたことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0021】
また、上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明においては、
請求項1〜14に記載の発明において、
遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信先のIPアドレスを使用した電話接続により通信が確立することにより開始されることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0022】
また、上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明においては、
請求項1〜15に記載の発明において、
前記のデジタル映像制御システムには、送信または受信する映像または音声を含むDV信号のフレーム数を制御する転送制御手段が備えられ、
通信回線の転送速度や画像の変化量等に応じて自動または手動による転送設定により、転送フレーム数の制御が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0023】
また、上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明においては、
請求項16に記載の発明において、
前記の転送制御手段は、送信または受信する映像をコマ抜きすると共に、音声信号は継続して送信または受信する機能を備えたことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0024】
また、上記課題を解決するため、請求項18に記載の発明においては、
請求項1〜17に記載の発明において、
前記のデジタル映像制御システムに接続されてプリンタなどの出力手段が備えられ、
遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから送信されたデータの出力、または遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムに対し送信するデータの出力が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0025】
また、上記課題を解決するため、請求項19に記載の発明においては、
請求項1〜18に記載の発明において、
通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の向きを変動させる方向指示受信手段と、
方向指示に従い向きを変動させる方向変動手段とを備えることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0026】
また、上記課題を解決するため、請求項20に記載の発明においては、
請求項1〜19に記載の発明において、
通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の撮影範囲を変動させる撮影範囲指示受信手段と、
方向指示に従い向きを変動させる撮影範囲変動手段とを備えることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0027】
また、上記課題を解決するため、請求項21に記載の発明においては、
請求項19または20に記載の発明において、
前記の方向指示または撮影範囲指示は、デジタル映像入力機器またはこれに接続して備えられる音声検知手段により検知される音声による指示であることを特徴とする、デジタル映像制御システムであることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の第一の実施の形態は、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるデジタル映像制御システムである。
本発明のシステムとしては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーション、サーバー装置などのコンピュータ端末が用いられる。
コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0029】
図1、および図2は、本発明のシステムの基本的な構成の一例を示しており、図1および図2の図中において、入力手段、制御手段を含む点線部で囲まれたシステムが、第一の実施形態である。
【0030】
初めに、第一の実施形態について説明する。
前記のコンピュータ装置には、デジタル映像入出力機器をIEEE1394インターフェース仕様により接続する複数のコネクタが備えられている。
IEEE1394は、リアルタイム性を備えるシリアル・インターフェース・バス仕様であり、デジタルビデオカメラやデジタルカメラ、その他の周辺機器の接続に用いられる。伝送速度が速いことが利点ではあるが、従来、デジタル映像の送受信においても、送信のみ、受信のみで用いられ、テレビ会議システムなどに用いる際には送信、受信の切替を行うか、送信用の装置、受信用の装置をそれぞれ設置するようにされていた。
本発明のシステムでは、複数のコネクタと、これらを制御する手段を設けたことにより、送信・受信の同時伝送、あるいは二本以上の同時送信あるいは同時受信を行うようにされている。
図3は、コンピュータ装置等のデジタル映像制御システムと、デジタル映像入出力機器との接続の形態の一例を示すブロック図である。
デジタル映像入出力機器には、たとえばデジタルビデオカメラ(DVカメラ)などの入力機器や、デジタルビデオデッキ(DVデッキ)などの出力・再生機器、その他のDV機器を含めることができる。
【0031】
IEEE1394インターフェース仕様により接続する複数のコネクタは、これらDV機器に備えられるDV端子からDVケーブル等を介して接続され、データの伝送を行うためのコネクタである。DV端子から、DV機器の制御も可能である。
DV端子で接続すると、DV機器同士の場合はDVケーブル1本の接続だけで、画像だけでなく音声・AUXデータも含めたデータの伝送が行われる。
【0032】
次に、本発明のシステムは、デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段を備えている。
制御手段は、複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基板を含み構成される。
従来、DVカメラ、DVビデオによる映像データの送受信システムにおいては、送信のみ、受信のみの単機能であった。したがって、送信・受信を同時に実行しようとする場合には、複数台のコントローラ(PC)が必要となる。現状では、単独のIEEE1394チップが搭載された基板はあるが、映像を送信したり受信したり、単一的な扱いしかできず、複数枚のIEEE1394が搭載された基板が必要となり、コストがかかるだけでなく、スペースの点でも面積が必要であった。
【0033】
これに対し本発明のシステムにおいては、IEEE1394コネクタの数に対応する複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤を採用する。基板はFLEX−ATXなど通常の規格に沿ったものでよい。図4に複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤のブロック図を示す。
また、図3に示すように、前記のコンピュータ装置には、前記の制御手段により制御される前記のコネクタごとに設定される、送信、受信の切替を行うためのハードウェアスイッチが備えられることが望ましい実施形態の一例である。
さらに望ましくは、図3に示すように、機能を切り替えるハードウェアスイッチと、切り替えによる現在の機能モードを示すLEDランプなどのステータスランプが備えられた形態を採用することができる。
【0034】
また、本発明の別の実施形態においては、前記のIEEE1394インターフェースとは別個に、あるいはIEEE1394インターフェースに代わり、複数個のUSBインターフェース、RCAインターフェース、SDIインターフェース、HDIインターフェースのいずれかを少なくとも搭載した基板を含み構成し、同様の機能をもたせることができる。
この場合にも、前記のコンピュータ装置には、前記の制御手段により制御される前記のコネクタごとに設定される、送信、受信の切替を行うためのハードウェアスイッチが備えられることが望ましい実施形態の一例である。
さらに望ましくは、図3に示すように、機能を切り替えるハードウェアスイッチと、切り替えによる現在の機能モードを示すLEDランプなどのステータスランプが備えられた形態を採用することができる。
【0035】
次に、本発明のシステムは、前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段を備えている。
伝送手段は、コンピュータ装置等の内部構成において、データを伝送するバスなどであるが、図4においてIEEE1394コネクタとIEEE1394チップとの間を接続するものである。
従来、DVカメラ等により撮影される映像をインターネット等の通信手段を介して送受信する際には、特にリアルタイムの動画像や、動画像のストリーミング配信などを行うためには、MPEG−1、MPEG−2、MPEG−4などの規格によるデータの圧縮を行っている。
本発明においては、前記の通り、IEEE1394コネクタの数に対応する複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤を採用し、この規格に対応する伝送路を設け、リアルタイムで送信・受信を同時に行ったり、送信あるいは受信を複数本同時に行う場合にも、データを圧縮しないままでも撮影したそのままの映像・音声のデータ形式のままで送受信をすることができる。すなわち、映像・音声の質を落とさずに、しかも圧縮と復号の時間が不要になるために、ほぼリアルタイムでの送受信が可能である。
【0036】
本発明においては、前記の制御手段により制御される入出力信号の、伝送の送信、受信を切り替えることにより、前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれのコネクタを介した伝送路ごとに、送信または受信に設定可能にされている。
モードの切り替えは、第一の方法としては前記のハードウェアスイッチの切り替え操作による切り替えであり、第二の方法としては後述するリモートの切り替えである。
IEEE1394のモードを切り替えることにより、複数本のIEEE1394を送信、受信に設定できる。このことにより、従来1台で送信・受信を同時に行えなかったことが可能になる。
【0037】
図5は、送信・受信の切り替えを、2個のコネクタの数に対応する2個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤と、この規格に対応する2本の伝送路を設け、それぞれのコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれ、送信または受信に設定する各モードを示している。
モード1はそれぞれ送信、受信に設定されるものであり、モード2は2本とも受信、モード3は2本とも送信に設定されるものであり、モード4はモード1とは逆にそれぞれ受信、送信に設定されるものである。
すなわち、モード2または3によれば、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定、または、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定を、複数のコネクタにおいて行うことにより、2本以上の同時送信、または2本以上の同時受信が可能にされている。
モード1または4によれば、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定と、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定とを行うことにより、送信と受信とを同時に行うことが可能なようにされている。
【0038】
次に、本発明のデジタル映像制御システムを用いて受信する映像の表示のための実施形態について説明する。
コンピュータ装置等には、デジタル映像の映像を表示するための映像表示プログラムが備えられる。映像表示プログラムは通常、受信した映像を再生表示するウィンドウを画面に表示させるようにされているが、本発明においては、2本以上の同時受信が可能にされていることに対応し、前記の複数のコネクタに接続されるそれぞれのデジタル映像入出力装置へのデータ伝送に対応して、受信した映像を表示する複数の画面を同時に表示可能にされている。
すなわち、伝送路(IEEE1394コントローラチップを含むデータの伝送路)ごとに、それに対応するウィンドウが表示されるものである。ウィンドウの表示形態はさまざまであってよく、図6にそれらの一例が示されている。
【0039】
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施の形態は、請求項1〜10のいずれかに記載のデジタル映像制御システムが、インターネットやLAN等の通信手段に接続されて複数備えられ、遠隔地同士のデジタル映像制御システムが、相互に、映像の送信または受信を行うデジタル映像制御システムである。
図1、および図2において、図中の全体で示される部分が、本発明の第二の実施形態である。図1、および図2においては、インターネットやLANなどの通信手段を介して、第一の実施形態に示すデジタル映像制御システムが複数接続されている。
【0040】
すなわち、請求項11に記載したように、第一の実施形態において記載したデジタル映像制御システムが、インターネットやLAN等の通信手段に接続されて複数備えられ、遠隔地同士のデジタル映像制御システムが、相互に、映像の送信または受信を行うことを特徴とする。
複数備えられる、それぞれのデジタル映像制御システムの構成は、第一の実施形態において説明した通りである。
【0041】
ここで通信手段には、インターネットをはじめとして、専用線により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここで用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothなどを用いた形態を含む。
【0042】
送信、受信の切替設定は、第一の実施形態で説明したように、ハードウェアスイッチを用いて、送信側、受信側のそれぞれにおいて行うことができる。
さらに、送信、受信の切替設定は、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器からリモートで切替を行うことが可能なようにすることができる。
リモートで設定可能にしておけば、遠隔地同士で、どれを送信側にし、どれを受信側にするといった連絡をしないですむという利点がある。さらなる利点は、遠隔地が無人であっても送信・受信の切替が可能になることである。
【0043】
リモートで切替を行う望ましい方法の一例は、IEEE1394コントローラチップごとにIPアドレスが割り振られ、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器から、リモートで送信、受信の切替を行うことが可能にされたものである。IPアドレスは従来、ネットワークに接続されたコンピュータを端末ごとに識別し、アクセスを行ったり必要に応じ遠隔操作を行うことができるように活用されていたが、これを端末を構成する機能モジュールごとに割り振って設定をすることにより、前記の切替が可能になる。インターネットを通じ、あるいはLANを通じ、無線LANを通じて、モードの切り替えを行うが、望ましくはIP6VアドレスをIEEE1394コントローラチップごとに割り振り、リモートで単独にモードを切り替える。画面上での切り替えも可能である。図7は、本実施形態におけるIEEE1394コントローラチップを含む制御手段の一例を示すブロック図である。
【0044】
また、複数台の機器のモードを集中制御できるため、マルチ・キャスティングやマルチ・ポイントにも対応できる。
リモートで電源もコントロールし、相手の機会を自動的に立ち上げ、あるいはシャットダウンをすることができる。電源のオン・オフもリモートでコントロールでき、それによって相手の機会の電源オン・オフからモードの設定もできるため、機会のところにオペレータが常駐しなくてよい。
通信は受信モードにしておき、必要なときに送信モードにすることができる。各電源および各IEEE1394にIP6VのIPアドレス番号を設定することにより、個別にコントロールできる。
【0045】
次に、デジタル映像制御システムが、インターネットやLAN等の通信手段に接続されて複数備えられ、遠隔地同士のデジタル映像制御システムが、相互に、映像の送信または受信を行う、本発明の第二の実施形態の様々な構成および用途の一例を説明する。
図8から図11は、本発明の第二の実施形態の様々な構成を示している。
図8は、ポイント・ツー・ポイント(Point−to−Point)の接続形態の例を示し、図9は、マルチ・キャスティング(Multi−Casting)の接続形態の例を示している。図においては簡略化するために、それぞれを送信側と受信側として図示しているが、前記のように送信・受信同時のようにすることができる。
図10は、マルチポイント・ツー・ポイント(MultiPoint−to−Point)の接続形態の例を示している。図においては簡略化するために、それぞれを送信側と受信側として図示しているが、前記のように送信・受信同時のようにすることができる。
図10における送信側はそれぞれが遠隔地に設けられたシステムであってもよい。また、図11は、マルチポイント・ツー・マルチキャスティング(MultiPoint−to−MultiCasting)の接続形態の例を示している。図においては簡略化するために、それぞれを送信側と受信側として図示しているが、前記のように送信・受信同時のようにすることができる。図11における送信側はそれぞれが遠隔地に設けられたシステムであってもよい。
図12は、マルチポイント・ツー・オン・デマンド(MultiPoint−to−On−Demand)の接続形態を示しており、必要に応じ送信側あるいは受信側に加わったり、これらの切り替えを行ったり可能にされている。
【0046】
本発明のシステムの様々な接続形態、様々な送信・受信の切替方法を用いることにより、たとえば、パソコンを利用したテレビ会議システムをリアルタイムで実現することができ、送信、受信をその都度切り替えなくても両方同時に行うことができる。画像、音声をリアルタイムで伝送できるほか、表計算などのアプリケーションで作られたデータが会議に参加している双方で共有でき、修正・編集できる。
たとえば、全国の本・支店あるいは国際拠点間を結んだ会議、結婚式の披露宴、イベントの中継、多数の地点を結んだ大規模なテレビ会議などが実現できる。また、全国あるいは国際拠点間を結んだ各種の売買や、取引などにも利用することができる。
さらに、インターネット上で、リアルタイムで映像を流し続けているカメラの設置や、遠隔監視システムなどを実現することができる。
さらに一例をあげれば、離れた場所から患者を医師が診察するだけでなく、医師同士や医師と助手との間でのやりとり、遠隔操作が可能なロボット・アームなどを利用して手術までするような活用や、医師の少ない地域、あるいは船舶、山間部などでも高度な治療が可能になる。
さらに、遠隔教育などにも利用することができ、講義においては、送信、受信をその都度切り替えなくても両方同時に行うことができ、画像、音声をリアルタイムで伝送することができる。
【0047】
次に、本発明のシステムを応用した別の実施形態について説明する。
請求項13に記載の発明は、前記のデジタル映像制御システムに接続されて外部記憶装置などの記憶手段が備えられた形態である。
本実施形態の基本的な構成の一例を図13に示す。
遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから、本発明のシステムを利用して送信されたデータを記憶手段に記憶する。また、遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムに対して、本発明のシステムを利用して、記憶手段からのデータの送信を行う。
送信先の記憶装置は、IPアドレスにより指定してデータ通信を確立し、リモートで記憶させることができる。撮影している映像をリアルタイムで送信し、記憶装置に蓄積することができる。
【0048】
本発明においては、前述したように、データの送信開始、データの受信開始、送信と受信との切替や、画面の切替、遠隔地に備えられた他のシステムの送信・受信の切替などを、操作により行うことができる。
操作の切替はハードウェアスイッチにより行うことができるほか、遠隔地のデジタル映像制御システムに対しては、IPアドレスを指定したコマンドの送出により実行することができる。
請求項14に記載の発明においては、データの送信開始コマンド、データの受信開始コマンド、ハードウェアスイッチの切替コマンドなどのコマンドを送出するプログラムを、デジタル映像制御システムにあらかじめ備えると共に、これらのプログラムを起動させ実行させるためのグラフィカル・ユーザ・インターフェースを備えた操作メニューを備える形態である。
データの送信、データの受信、送信と受信との切替、リモートでの他のデジタル映像制御システムに対する送信と受信の切替、のいずれかを少なくともmグラフィカル・ユーザー・インターフェースを用いた操作により、画面上からの指示により制御することができる。
【0049】
次に、遠隔地のデジタル映像制御システムに対して、データの受信開始を指示するための通信制御として、IP電話を用いることができる。
遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信先のIPアドレスを使用した電話接続により、相手先のデジタル映像制御システムに接続されて備えられた通信制御機器を呼び出し、呼び出しをして受信がされ通信が確立することにより、データ通信が開始され、相手先のデジタル映像制御システムに対しデータが送信される。
【0050】
また、通信制御において、操作により受信を確認することができ、操作により受信許可、受信拒否・切断をすることも可能である。
この場合には、映像のプレビュー機能を設けることにより、通信状態になる前に、受信者が送信者から送信される映像、たとえば送信者の顔などを確認した上で、受信許可、受信拒否・切断を行うこともできる。
この場合には、前記のデジタル映像制御システムには、プレビュー画像またはプレビュー動画像を通信先のデジタル映像制御システムに対し送出するプレビュー画面送出手段が備えられる。
図14は、本実施形態の基本的なシステム構成を示す図であり、デジタル映像制御システムには、デジタル映像入力機器が撮影した動画像データから、静止画像または動画像のプレビュー画面を生成するプレビュー画面生成手段が備えられる。また、生成されたプレビュー画面を、相手先に送信するプレビュー画面送出手段が備えられる。
遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信が確立した際に、前記のプレビュー画面送出手段がプレビュー画像またはプレビュー動画像を送出し、通信先のデジタル映像制御システムにおいてプレビュー画面を確認する。この際には、プレビュー画面が受信者側で確認できるのみで、送信者からの音声送信はできない状態、あるいは送信者は画像も音声も受信できない状態であることなどが望ましい。
受信者は、プレビュー画面により確認した上で、通信を許可する場合にはその指示をすることにより、プレビュー画面が終了し、通信が確立してデータ通信が可能になる。通信を許可しない指示をした場合には、通信が切断される。
【0051】
本発明のシステムにおいては、画像データ、音声データをリアルタイムで送受信できる利点があるが、通信環境などによっては、データ通信速度などにおいて支障が出る場合もありうる。DV信号を送信あるいは受信する際に、通信回線の転送速度が遅い場合などである。
また、監視画像の録画などのように、すべての映像を記憶しておく必要もなく、またすべてを記憶すればデータ容量が膨大になるために、必要な時以外はコマ抜きで画像を記憶しておけばよい場合なども想定される。たとえば監視画像の場合などには、特に何もない場合には画像の変化も少なく、またすべてを記録しておく必要性も少ないためである。
請求項16に記載の発明においては、前記のデジタル映像制御システムには、送信または受信する映像または音声を含むDV信号のフレーム数を制御する転送制御手段が備えられる。
この場合のシステム構成を図15に示す。転送制御手段は、送信する映像、または受信する映像のフレーム数を制御するものであり、1秒間に何コマかといった設定を制御するものである。
通信回線の転送速度や画像の変化量等に応じて自動または手動による転送設定により、転送フレーム数の制御が可能なことを特徴とする。
転送設定は、転送設定手段がフレーム数の設定をして制御するものであるが、設定は手動で、ハードウェアスイッチやグラフィカル・ユーザー・インターフェースを用いた設定により行うことができる。またデータ転送の速度などを通信制御機器において検知して、検知された状態により、転送設定が自動的に変更されるようにすることもできる。
請求項17に記載の発明においては、前記の転送制御手段は、送信または受信する映像をコマ抜きすると共に、音声信号は継続して送信または受信する機能を備えたことを特徴とする。
【0052】
次に、本発明のシステムの別の応用形態として、前記のデジタル映像制御システムに接続されてプリンタなどの出力手段を備えることができる。
プリンタなどの出力機器は、遠隔地のデジタル映像制御システムから出力先として指定できることが望ましい。遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから送信されたデータを出力させることができる。リモート制御を行えば、必要な時のみにプリンタ出力などをすることもできる。または遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムに対し送信するデータを送信元において出力することも可能になる。
【0053】
次に、図16および図17を参照して、本発明のシステムの別の実施形態について説明する。
図16および図17においては、通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の向きを変動させる方向指示受信手段と、方向指示に従い向きを変動させる方向変動手段とを備えている。
方向変動手段の一例としては、DVカメラなどのデジタル映像入力機器が設置されているターンテーブル、あるいは移動用のレール、あるいはデジタル映像入力機器自体が備えている回転台などの、撮影方向を変化させる装置である。また方向の変動には上下方向なども含むことができる。
方向指示受信手段は、送信側から送出される、方向変動手段の起動指示、方向指示を受信して、その信号を方向変動手段の制御機構に伝達する。
【0054】
さらに、請求項20に記載したように、通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の撮影範囲を変動させる撮影範囲指示受信手段と、方向指示に従い向きを変動させる撮影範囲変動手段とを備えることもできる。
撮影範囲変動手段は、DVカメラなどのデジタル映像入力機器が備えるズーム機能などである。望遠撮影、近接撮影などを行うためのズーム機能を作動させるための信号を、送信側から送出して、撮影範囲指示受信手段が受信し、その信号をさtウエイ範囲変動手段の制御機構に伝達する。
【0055】
方向指示または撮影範囲指示は、前記のように遠隔地からリモートで送出するだけではなく、デジタル映像入力機器が撮影を行っている場所で伝達される形態を採用することもできる。図17はこの場合の形態の一例を示している。たとえば、イベント会場、セミナー会場などで、講師、発言者などの方向にカメラを向けたり、発言時にズームインしたりするような形態をとることができる。
このような操作は、操作者が手動で行ってもよいが、自動的に行うこともできる。自動操作の一例としては、デジタル映像制御システムに音声センサを設けて、音声を検知し、それをトリガとして方向変動手段または撮影範囲変動手段を作動させるものである。また、発言者のマイクロフォンのスイッチのオン・オフなどを検知して、デジタル映像制御システムに伝達するものなどであり、特にBluetoothなどの無線通信により信号を伝達すれば、方向と距離とを伝達して、それをトリガとして方向変動手段または撮影範囲変動手段を作動させることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、2個以上のIEEE1394を搭載し、機能を切り替えるIEEEコントローラチップを備え、送信・受信の切替手段を備えることにより、機能を切り替え使用することができ、1台で送信・受信が同時に行うことができる。
さらに送信・受信の切替を遠隔地においても行えるようにすることにより、様々な場所や用途に利用可能にすることができる。
また、データの伝送をリアルタイムで行い、しかも画質や音声の質のよい、撮影したそのままのデータを伝送するシステムを提供することができる。
さらに本発明によれば、遠隔地間におけるデジタル映像の送受信の確立前に、プレビュー機能を用いて確認をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図3】コンピュータ装置等のデジタル映像制御システムと、デジタル映像入出力機器との接続の形態の一例を示すブロック図である。
【図4】複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤のブロック図である。
【図5】送信・受信の切り替えを、2個のコネクタの数に対応する2個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基盤と、この規格に対応する2本の伝送路を設け、それぞれのコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれ、送信または受信に設定する各モードを示す図である。
【図6】伝送路(IEEE1394コントローラチップを含むデータの伝送路)ごとに、それに対応するウィンドウが表示される表示形態の一例を示す図である。
【図7】IEEE1394コントローラチップを含む制御手段の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第二の実施形態の様々な構成の一例を示す図である。
【図9】本発明の第二の実施形態の様々な構成の一例を示す図である。
【図10】本発明の第二の実施形態の様々な構成の一例を示す図である。
【図11】本発明の第二の実施形態の様々な構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の第二の実施形態の様々な構成の一例を示す図である。
【図13】本発明の別の実施形態の構成の一例を示す図である。
【図14】本発明の別の実施形態の構成の一例を示す図である。
【図15】本発明の別の実施形態の構成の一例を示す図である。
【図16】本発明の別の実施形態の構成の一例を示す図である。
【図17】本発明の別の実施形態の構成の一例を示す図である。

Claims (21)

  1. 入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
    前記のコンピュータ装置には、
    デジタル映像入出力機器をIEEE1394インターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
    デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
    前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
    が少なくとも備えられ、
    前記の制御手段により制御される入出力信号の伝送の送信、受信を切り替えることにより、前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力装置へのデータ伝送を、それぞれのコネクタを介した伝送路ごとに、送信または受信に設定可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  2. 入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
    前記のコンピュータ装置には、
    デジタル映像入出力機器をIEEE1394その他のインターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
    デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
    前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
    が少なくとも備えられたデジタル映像制御システムであって、
    前記のデジタル映像制御システムには、プレビュー画像またはプレビュー動画像を通信先のデジタル映像制御システムに対し送出するプレビュー画面送出手段が備えられ、
    遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信が確立した際に、前記のプレビュー画面送出手段がプレビュー画像またはプレビュー動画像を送出し、通信先のデジタル映像制御システムにおいてプレビュー画面を確認することにより、通信をすることが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  3. 入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ装置等において情報処理が行われるシステムであって、
    前記のコンピュータ装置には、
    デジタル映像入出力機器をIEEE1394その他のインターフェース仕様により接続する複数のコネクタと、
    デジタル映像入出力機器との間でのデータ伝送、およびインターネットやLAN等の通信手段によるデータ伝送の制御を行うと共に、コンピュータ装置の制御を行う制御手段と、
    前記の各コネクタと制御手段との間で入出力信号を伝送する伝送手段と、
    が少なくとも備えられたデジタル映像制御システムであって、
    前記のデジタル映像制御システムには、プレビュー画像またはプレビュー動画像を通信先のデジタル映像制御システムから受信するプレビュー画面受信手段が備えられ、
    遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信が確立した際に、前記のプレビュー画面受信手段がプレビュー画像またはプレビュー動画像を受信し、プレビュー画面を確認することにより、通信をすることが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  4. 請求項1〜3に記載の発明において、
    前記の制御手段は、複数個のIEEE1394コントローラチップを搭載した基板を含み構成されることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  5. 請求項1〜4に記載の発明において、
    前記の制御手段は、複数個のUSBインターフェース、RCAインターフェース、SDIインターフェース、HDIインターフェースのいずれかを少なくとも搭載した基板を含み構成されることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  6. 請求項1〜5に記載の発明において、
    前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力機器との間のデータ伝送のために、それぞれのコネクタごとに、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定と、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定とを行うことにより、送信と受信とを同時に行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  7. 請求項1〜6に記載の発明において、
    前記の複数のコネクタに接続されるデジタル映像入出力機器との間のデータ伝送のために、それぞれのコネクタごとに、デジタル映像機器から入力されコンピュータ装置等から送信する設定、または、コンピュータ装置等において受信しデジタル映像機器に出力する設定を、複数のコネクタにおいて行うことにより、2本以上の同時送信、または2本以上の同時受信が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  8. 請求項1〜7に記載の発明において、
    前記のコンピュータ装置には、
    前記の制御手段により制御される前記のコネクタごとに設定される、送信、受信の切替を行うためのハードウェアスイッチが備えられたことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  9. 請求項1〜8に記載の発明において、
    送信、受信の切替設定は、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器からリモートで切替を行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  10. 請求項9に記載の発明において、
    IEEE1394コントローラチップごとにIPアドレスが割り振られ、コンピュータ装置等にインターネットやLAN等の通信手段を介して接続された機器から、リモートで送信、受信の切替を行うことが可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  11. 請求項1〜10に記載の発明において、
    前記のコンピュータ装置には、デジタル映像の映像を表示するための映像表示プログラムが備えられ、
    映像表示プログラムは、前記の複数のコネクタに接続されるそれぞれのデジタル映像入出力機器へのデータ伝送に対応して、受信した映像を表示する複数の画面を同時に表示可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のデジタル映像制御システムが、インターネットやLAN等の通信手段に接続されて複数備えられ、
    遠隔地同士のデジタル映像制御システムが、相互に、映像の送信または受信を行うことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  13. 請求項1〜12に記載の発明において、
    前記のデジタル映像制御システムに接続されて外部記憶装置などの記憶手段が備えられ、
    遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから送信されたデータの記憶手段への記憶、または遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムへの記憶手段からのデータの送信が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  14. 請求項1〜13に記載の発明において、
    データの送信、データの受信、送信と受信との切替、リモートでの他のデジタル映像制御システムに対する送信と受信の切替、のいずれかを少なくとも画面上からの指示により制御するグラフィカル・ユーザー・インターフェースを備えるプログラムが備えられたことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  15. 請求項1〜14に記載の発明において、
    遠隔地に備えられたデジタル映像制御システムに対する通信は、通信先のIPアドレスを使用した電話接続により通信が確立することにより開始されることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  16. 請求項1〜15に記載の発明において、
    前記のデジタル映像制御システムには、送信または受信する映像または音声を含むDV信号のフレーム数を制御する転送制御手段が備えられ、
    通信回線の転送速度や画像の変化量等に応じて自動または手動による転送設定により、転送フレーム数の制御が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  17. 請求項16に記載の発明において、
    前記の転送制御手段は、送信または受信する映像をコマ抜きすると共に、音声信号は継続して送信または受信する機能を備えたことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  18. 請求項1〜17に記載の発明において、
    前記のデジタル映像制御システムに接続されてプリンタなどの出力手段が備えられ、
    遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムから送信されたデータの出力、または遠隔地に備えられる他のデジタル映像制御システムに対し送信するデータの出力が可能なことを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  19. 請求項1〜18に記載の発明において、
    通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の向きを変動させる方向指示受信手段と、
    方向指示に従い向きを変動させる方向変動手段とを備えることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  20. 請求項1〜19に記載の発明において、
    通信手段を介して接続される前記のデジタル映像制御システムの内の少なくとも一つは、リモートでデジタル映像入力機器の撮影範囲を変動させる撮影範囲指示受信手段と、
    方向指示に従い向きを変動させる撮影範囲変動手段とを備えることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
  21. 請求項19または20に記載の発明において、
    前記の方向指示または撮影範囲指示は、デジタル映像入力機器またはこれに接続して備えられる音声検知手段により検知される音声による指示であることを特徴とする、デジタル映像制御システム。
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JP2017028375A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 株式会社リコー 映像処理装置、及びプログラム

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