JP2004013337A - 不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ - Google Patents

不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ Download PDF

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Abstract

【課題】低速クロック動作時における消費電流を低減することが可能な不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータを提供する。
【解決手段】高速動作モードから低速動作モードへ移行する際、低速クロック動作用プログラムをFlashメモリ11からRAM12に転送し、動作クロックを高速クロックから低速クロックに切り替え、Flashメモリ11の動作を停止させる。そして、RAM12から低速クロック動作用プログラムを読み出してCPU2の動作を行うようにする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性メモリを内蔵するマイクロコンピュータの低速動作時の消費電流を低減する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラや携帯オーディオなどに代表されるポータブルな機器に内蔵されるマイクロコンピュータにおいては、その電流を電池などのバッテリー類に頼っているため、機器の使用可能時間を確保するために消費電流をなるべく少なくすることが求められている。
【0003】
そのようなポータブル機器は、市場における製品価値の維持・向上を図るため、製品仕様の小刻な改良が行われている。このような改良に伴うアプリケーションプログラムの変更を容易とするために、マイクロコンピュータのプログラムを格納する主メモリには、電気的に内容を書き換え可能なFlashメモリが使用されている。
【0004】
Flashメモリは、一般に量産時に用いられるマスクROM版マイクロコンピュータに比べて高価ではあるが、マスクROM版マイクロコンピュータがLSIに予めプログラムを組み込んで製造しなければならないという性質上、製造に至るまでにそれ相当の期間を要するに対し、電気的に書き換え可能であることから製造時期を早めに設定することが可能である、このため、マスクROM版マイクロコンピュータの量産開始のスピード確保と、市場クレームの早期発見とそのフィードバックを目的として、マスクROM版マイクロコンピュータの量産開始に先立ってFlashメモリ内蔵のマイクロコンピュータによる製品を先行出荷することがしばしば行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ポータブル機器に組み込まれることを目的とするマイクロコンピュータには、消費電流低減のため、低速クロック動作モードやクロック停止モードが用意されているものがある。しかしながら、Flashメモリ内蔵マイクロコンピュータには以下の問題点があった。
【0006】
マイクロコンピュータでは、その仕様上、プログラムを格納するFlashメモリやマスクROM等の不揮発性メモリの容量は、データを格納するスタティックRAM(以下、RAMと略す)の10〜20倍程度の容量を持つのが一般的である。Flashメモリは、マスクROMに比べてアクセス時の消費電流が多く、また、メモリ容量の違い(10〜20倍)に起因してデータ格納用RAMに比べてアクセス時の消費電流が多い場合が多い。
【0007】
そのため、Flashメモリの消費電流の低減を図ることは、機器の使用可能時間を確保する上で重要な事項とされている。この点に関し、Flashメモリ内蔵マイクロコンピュータが通常動作の場合は、Flashメモリ内蔵マイクロコンピュータ全体の消費電流が多いため、Flashメモリの消費電流は目立たずあまり問題とならない。また、クロック停止モードでFlashメモリをアクセスする必要が無いような場合も問題ないが、低速クロック(例えば時計用の32.768KHzなど)でマイクロコンピュータ全体を動作させる場合、そのときのマイクロコンピュータロジック部(メモリ以外の部分)がクロックの周波数に比例して消費電流が少なくなるのに比べ、Flashメモリの消費電流は僅かに低減される程度であるため、Flashメモリが消費する電流の割合が上昇して無視できない程度となる。このことは、Flashメモリに限られず、他のEPROMなどの不揮発性メモリについても同様のことが問題となっており、実使用の大半が低速クロックモードであるようなマイクロコンピュータの応用例では、その影響が更に顕著となる。
【0008】
このようなことから、低速クロック動作時における消費電流を低減することが可能な不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータの開発が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る不揮発メモリ内蔵マイクロコンピュータは、CPUと、CPUの動作クロックを低速クロックする場合にセットされ、高速クロックにする場合にリセットされる低速動作フラグと、低速動作フラグの設定内容に応じて動作クロックを出力する選択回路と、動作クロックが低速クロックであるときにCPUを動作させるための低速動作用プログラムを少なくとも格納する不揮発性メモリと、RAMとを備えた不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータにおいて、
高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、低速クロック動作用プログラムを不揮発性メモリからRAMに転送し、低速動作フラグをセットして動作クロックを低速クロックに切り替え、不揮発性メモリの動作を停止させる制御手段を備え、CPUは、制御手段により低速クロック動作用プログラムがRAMに転送され、動作クロックが低速クロックに切り替えられた後、RAMからの低速クロック動作用プログラムにより動作を行うものである。
【0010】
本発明においては、低速クロック動作用プログラムを不揮発性メモリからRAMに転送し、動作クロックを高速クロックから低速クロックに切り替え、不揮発性メモリの動作を停止させる。そして、RAMから低速クロック動作用プログラムによるCPU動作を行うようにして低速クロック動作時の消費電流の低減を図る。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1の構成を示すブロック図である。
図1において、CPU2は、プログラム格納用の不揮発性メモリとしてのFlashメモリ11に格納されたプログラムを、データ格納用のRAM12をワーキングエリアとして利用しながら実行するもので、プログラムカウンタ3と、低速動作フラグ4と、セレクタ5と、Flashメモリ状態指定フラグ6とを備えている。
【0012】
低速動作フラグ4は、動作クロックの周波数を、低速クロック動作モードにする場合にセットされ、通常の高速クロック動作モードにする場合にリセットされるもので、1ビットのレジスタで構成されている。セレクタ5は、低速動作フラグ4の出力信号を選択信号SELとして入力し、該選択信号SELに応じて低速クロック生成回路(図示せず)から供給される低速クロック信号CLKと、高速クロック生成回路(図示せず)から供給される高速クロック信号CLKとの何れか一方を選択してCPU2へ動作クロックCPU_CLKとして供給するものである。
【0013】
Flashメモリ状態指定フラグ6は、Flashメモリ11を動作状態から停止状態に変更する際にセットされ、Flashメモリ11の停止状態を解除する際にリセットされるもので、1ビットのレジスタで構成されている。
【0014】
Flashメモリ11及びRAM12は、この実施の形態1では、それぞれ60KByteと4KByteの容量を有しており、次の図にそのメモリマップを示す。
【0015】
図2はFlashメモリ及びRAMのメモリマップを示す図である。
Flashメモリ11は、0000H〜EFFFHまでのメモリ空間を有し、RAM12はF000H〜FFFFHまでのメモリ空間を有している。Flashメモリ11は、ここでは58KByteのFlashメモリ領域Aと2KByteのFlashメモリ領域Bで構成されており、Flashメモリ領域Aには高速クロック動作用のプログラムが格納されており、FlashメモリBには低速クロック動作用のプログラムが格納されている。また、RAM12は、データ格納用として使用される以外に、以下に詳述するが、低速クロック動作用プログラムを格納するメモリ領域としても使用され、本実施の形態では2KBずつのRAM領域CとRAM領域Dのうち、RAM領域Dがその格納領域として使用されるようになっている。
【0016】
ここで図1の説明に戻る。Flashメモリ11は、通常のFlashアドレス端子、WriteData端子、ReadData端子に加え、STDBY端子を有し、該STDBY端子に「1」が入力されると動作を停止して停止状態となり(すなわちセンスアンプ動作を停止する)、「0」が入力されると動作を再開して動作状態となる。また、RAM12も同様に、通常のRAMアドレス端子、WriteData端子、ReadData端子に加え、低速動作モード端子を有し、該低速動作モード端子に「1」が入力されると、センスアンプに供給する電流を低速動作が可能な程度に低減する低速動作モードとなり、「0」が入力されると通常モードとなる。
【0017】
また、図1において21、22、23、31、32はCPU2とFlashメモリ11及びRAM12とを接続するバスで、特に21はデータ書き込み及び読み出しを行うアドレスを指定するために用いられるアドレスバス、22、32はデータの書込に用いられるライトデータバス、23、31はデータの読み出しに用いられるリードデータバスである。また、図示省略したが、CPU2とFlashメモリ11及びRAM12との間には、それぞれ制御信号を伝達する制御バスが設けられており、制御バスにリード信号又はライト信号を送出するとともに、アドレスバスを介してアドレスを指定することにより、指定されたアドレスにデータをライトデータバスを介して書き込む動作と、指定されたアドレスからデータをリードデータバスを介して読み出す動作とが行なわれるようになっている。
【0018】
41は、プログラムカウンタ(以下、PCと略す)3を監視し、PC3が指定するアドレスがRAM領域Dを指すことを検出するRAM領域D検出回路で、PC3が指定するアドレスがRAM領域Dを指していれば、「1」を、指していなければ「0」を出力する。このPC3にRAM領域D内のアドレスが指定されることを検出することの意味については以下の説明で明らかにすることにする。
【0019】
42は、RAM領域D検出回路41の出力信号を選択信号SELとして入力し、該選択信号SELが「1」であればRAM12に格納された命令コードをCPU2に入力させ、選択信号SELが「0」であればFlashメモリ11に格納された命令コードをCPU2に入力させるセレクタである。
【0020】
43は、RAM領域D検出回路41の出力信号とFlashメモリ状態指定フラグ6から読み出した信号との論理積を取り、Flashメモリ状態選択信号をFlashメモリ11のSTDBY端子に出力するAND回路である。
【0021】
44は、AND回路43の出力と、低速動作フラグ4出力との論理積を取り、低速動作モード設定信号をRAM12の低速動作モード端子に出力するAND回路である。
【0022】
図3は、本発明の実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、高速クロック動作モードから低速クロック動作モードに移行して、低速クロック動作用プログラムによる動作を行いたい場合について考える。
まず、CPU2は、Flashメモリ領域Bに格納されている低速クロック動作用プログラムをRAM領域Dに転送するために、RAM領域Dに現在格納されているデータを、RAM領域Cの空きスペースあるいはFlashメモリ領域Aの空きスペースへ退避する。
【0023】
そして、CPU2は、低速クロック動作用プログラムをFlashメモリ11からRAM領域Dに転送する(S1)。なお、低速クロック動作用プログラムが2KByteに未満で、RAM領域Dに余ったメモリ領域がある場合には、そのメモリ領域に、高速クロック動作用プログラムから低速クロック動作用プログラムに引き渡すデータを用意するように構成しても良い。
【0024】
ついで、CPU2は、低速動作フラグ4をセットし(S2)、動作クロックCPU_CLKを高速クロックから低速クロックに変更して低速動作を開始する(S3)。そして、Flashメモリ状態指定フラグ6をセットし(S4)、低速クロック動作用プログラムの命令動作の開始アドレスをPC3にセットする(S5)。ここでは、開始アドレスを低速クロック動作用プログラムが格納されたRAM領域Dの先頭番地とすると、F800H番地がPC3にセットされることになる。その後、CPU2はRAM領域Dから低速クロック動作用プログラムによる処理を実行する(S6)。
【0025】
一方、RAM領域D検出回路41はPC3を監視しており、ステップS5でPC3にF800H番地がセットされるとRAM領域Dであることから「1」を出力する。その結果、AND回路43からFlashメモリ11のSTDBY端子に「1」が出力され、Flashメモリ11はセンスアンプ動作を停止し、これにより不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1は低消費電流状態X1となる。
【0026】
この低消費電流状態X1にあるとき、AND回路43の出力と低速動作フラグ出力とは共に「1」であることから、AND回路44の出力は「1」となり、RAM12の低速動作モード端子に「1」が供給される。その結果、RAM12は、センスアンプに供給する電流を低速動作が可能な低速動作モード用の電流となるように切り替える。これにより不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1は低消費電流状態X1よりも更に消費電流が低減された低消費電流状態X2となる。
【0027】
そして、割り込み(ハードウェア要因)あるいはFlashメモリ領域A、Bへのアクセス(ソフトウェア要因)等が発生すると、CPU2はその発生要因に対応する処理プログラム(高速クロック動作用プログラムの1つである)の命令動作の開始アドレスをPC3にセットする。ここでPC3にセットされるアドレスは、Flashメモリ領域A内にあることからRAM領域D検出回路41の出力信号は「0」となり、したがって、セレクタ42は命令コードの供給元をRAM12からFlashメモリ11に切り替え、Flashメモリ領域AにおいてPC3で指定されたアドレスに格納された命令コードがCPU2に入力される。
【0028】
一方、RAM領域D検出回路41の出力信号が「0」となることにより、AND回路43の出力信号が「0」となってFlashメモリ11のセンスアンプ動作が再開される。そして、CPU2は、Flashメモリ状態指定フラグ6をリセットする。なお、PC3の値がRAM領域D(F000H〜FFFFH)ではなくなることでFlashメモリ状態指定フラグ6をリセットする回路構成としてもよい。
【0029】
そして、低速動作フラグ4をリセットし、動作クロックCPU_CLKを低速クロックから高速クロックに変更して高速動作を再開する。なお、Flashメモリ11が停止状態からの復帰に時間を要する場合は、その間、命令の実行再開を保留する回路が必要である。
【0030】
このように本実施の形態1によれば、低速クロック動作用プログラムをFlashメモリ11からRAM12に転送し、RAM12から低速クロック動作用プログラムの命令コードを取り出して実行するようにしたので、低速クロック動作時にセンスアンプの消費電流が比較的大きい大容量Flashメモリ11を停止することができ、消費電流を低減することができる。
【0031】
また、このように低速クロック動作時にFlashメモリ11を停止するようにしたことに加え、RAM12から低速クロック動作用プログラムの命令コードを取り出して実行している間、RAM12を低速動作モードに切り替えるようにしたので、更に消費電流を低減することが可能となる。
【0032】
ところで、上述したように、製品製造に際しては量産開始時にFlashメモリなどの不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュータを用い、その後の大量生産時にマスクROM版マイクロコンピュータを用いるということが行われている。この際、これらのマイクロコンピュータが組み込まれるポータブル製品のスペックとして、低速クロック動作時における、ポータブル製品のバッテリによる使用可能な時間(例えば携帯電話の待ち受け時間等)の最大時間は、Flashマイクロコンピュータ側のスペックに合わせて提示されている。これは、Flashマイクロコンピュータによる最大使用時間の方が、マスクROM版マイクロコンピュータに比べてセンスアンプの消費電流が多く、短くなるためで、最大使用時間が短くなる方に合わせる必要があるからである。
【0033】
この点に関し、上述したように不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュータにおいて上記構成を採用することにより、Flashメモリなどの不揮発性メモリを用いた場合とマスクROMを用いた場合との低速クロック動作時の消費電流の差が無くなるので、バッテリによる最大使用時間を、量産開始前に一時的に出荷される不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ版に合わせて本来のマスクROM版マイクロコンピュータによる製品スペックよりも短く提示する必要が無くなるというメリットがある。
【0034】
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100の構成を示すブロック図である。
実施の形態2の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100は、図1に示した実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1において、4KByteの容量を有するRAM12に変えて、2KByteの容量を有する2つのRAMで構成するようにしたものである。なお、その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため同一符号を付して説明は省略する。
【0035】
RAM51は図2のRAM領域Cに対応するメモリ空間を有し、また、RAM52は図2のRAM領域Dに対応するメモリ空間を有している。また、実施の形態1のRAM12に設けられた低速動作モード端子はRAM52側に設けられている。
【0036】
図5は本発明の実施の形態2の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態2の動作は図2に示した実施の形態1とほぼ同様であるため、ここでは図5のフローチャートによって簡単に説明する。
CPU2は、まず、Flashメモリ領域Bに格納された低速クロック動作プログラムをRAM52に転送する(S11)。そして、低速動作フラグ4をセットして(S12)低速動作を開始し(S13)、Flashメモリ状態指定フラグ6をセットする(S14)。そして、低速クロック動作用プログラムの命令動作の開始アドレスをPC3にセットする(S15)。これによりFlashメモリ11のセンスアンプ動作が停止し、RAM52から低速クロック動作プログラムによる処理が開始される(S16)。
【0037】
ここで、RAM52は、実施の形態1のRAM12に比べ容量が小さいことから、RAM52から命令コードを読み出して低速クロック動作プログラムの処理を実行する際の負荷が軽い。このため、消費電流も低減されて不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100は低消費電流状態X1よりも更に低消費電流化が図られた低消費電流状態X3となる。また、実施の形態1と同様に、Flashメモリ状態指定フラグ6がセットされた後、RAM52は低速動作モードに切り替わる。その結果、不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100は低消費電流状態X3よりも更に消費電流が低減された低消費電流状態X4となる。
【0038】
このように、本実施の形態2によれば、低速クロック動作用プログラムを転送するためのRAM領域と、データ格納用として必要なRAM領域とをハードウェア的に分けて構成し、低速クロック動作用プログラム実行時に、命令コード読み出しのためにアクセスされるメモリ(ここではRAM52)の小容量化を図り、消費電流の低減を可能としたため、更なる低消費電流化を実現できる。
【0039】
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110の構成を示すブロック図である。
実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110は、図1に示した実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1において、60KByteの容量を有するFlashメモリ11に替えて、2つのFlashメモリ61、62を備えるようにしたものである。
【0040】
Flashメモリ61は、図2のFlashメモリ領域Aに対応するメモリ空間を有し、高速クロック動作用プログラムが格納され高速動作(通常動作)用のメモリとして機能する。また、Flashメモリ62は図2のFlashメモリ領域Bに対応するメモリ空間を有し、低速クロック動作用プログラムが格納されて低速動作用のメモリとして機能するもので、該Flashメモリ62は、低速動作用としてセンスアンプの能力が最適化されたものである。
【0041】
また、図6において、63はPC3を監視し、PC3が指定するアドレスが低速クロック動作用プログラムが格納されたFlashメモリ領域Bを指すことを検出するFlashメモリ領域B検出回路で、PC3が指定するアドレスが前記Flashメモリ領域Bを指していれば「1」を、指していなければ「0」を出力する。64はAND回路43の出力信号が入力されるインバータで、該インバータ64により、Flashメモリ61とFlashメモリ62の何れか一方が通常状態にあるとき、他方はセンスアンプ動作を停止した状態になることになる。65はRAMデータポインタである。なお、その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため同一符号を付して説明は省略する。
【0042】
図7は本発明の実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態3の動作は図2に示した実施の形態1とほぼ同様であるため、ここでは図5のフローチャートによって簡単に説明する。
CPU2は、低速動作フラグ4をセットし(S21)、動作クロックCPU_CLKを高速クロックから低速クロックに変更して低速動作を開始する(S22)。そして、Flashメモリ状態指定フラグ6をセットし(S23)、低速クロック動作用プログラムの命令動作の開始アドレスをPC3にセットする(S24)。ここでは、開始アドレスを、低速クロック動作用プログラムが格納された低速動作用のFlashメモリ領域Dの先頭番地とすると、E800HがPC3にセットされることになる。その後、CPU2は低速クロック動作用プログラムによる処理を実行する(S25)。
【0043】
一方、Flashメモリ領域B検出回路63はPC3を監視しており、ステップS24においてPC3にE800HがセットされるとFlashメモリ領域B内であることから「1」を出力する。その結果、AND回路43から「1」が出力されFlashメモリ61のSTDBY端子に入力され、Flashメモリ61はセンスアンプ動作を停止する。これにより不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110は低消費電流状態X5となる。一方、インバータ64の出力は「0」となってFlashメモリ62のSTDBY端子に「0」が供給され、これによりFlashメモリ62はセンスアンプ動作を再開する。
【0044】
そして、割り込み(ハードウェア要因)あるいはFlashメモリ61へのアクセス(ソフトウェア要因)等が発生すると、CPU2はその発生要因に対応する処理プログラム(高速クロック動作用プログラムの1つである)の命令動作の開始アドレスをPC3にセットする。ここでPC3にセットされるアドレスは、Flashメモリ領域B内にあることからFlashメモリ領域B検出回路63の出力信号は「0」となる。これにより、AND回路43の出力信号が「0」となってFlashメモリ61のセンスアンプ動作が再開され、逆にFlashメモリ62のセンスアンプ動作が停止される。これにより、通常動作時の消費電流をFlashメモリ62の分だけ低減することが可能となる。
【0045】
一方、Flashメモリ領域B検出回路63の出力信号が「0」となることにより、セレクタ42は命令コードの供給元をFlashメモリ62からFlashメモリ61に切り替え、Flashメモリ領域AにおいてPC3で指定されたアドレスに格納された命令コードがCPU2に入力される。
【0046】
そして、CPU2は、Flashメモリ状態指定フラグ6をリセットする。なお、PC3の値がFlashメモリ領域BではなくなることでFlashメモリ状態指定フラグ6をリセットする回路構成としてもよい。
【0047】
そして、低速動作フラグ4をリセットし、動作クロックCPU_CLKを低速クロックから高速クロックに変更して高速動作を再開する。なお、各Flashメモリ61、62が停止状態からの復帰に時間を要する場合は、その間、命令の実行再開を保留する回路が必要である。
【0048】
このように、本実施の形態3によれば、低速動作用にセンスアンプを最適化したFlashメモリ62から低速クロック動作用プログラムを実行するようにし、また、低速クロック動作用プログラムを実行している間、Flashメモリ61を停止するようにしたので、消費電流を低減することが可能となる。
【0049】
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ120の構成を示すブロック図である。
実施の形態4の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ120は、図6に示した実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110において、独立していた2つのFlashメモリ61,62のセンスアンプを共有のセンスアンプ66とし、それぞれのデータ線を電気的スイッチ67を介して接続した構成にしたFlashメモリ68を有するものである。
【0050】
Flashメモリ68のうち、電気的スイッチ67を挟んでセンスアンプ66から遠い方に位置する領域は、図2のFlashメモリ領域Aに対応するメモリ空間である。また、センスアンプ66と電気的スイッチ67との間に位置するのが図2のFlashメモリ領域Bに対応するメモリ空間である。Flashメモリ領域Aは、インバータ64から出力された信号が「0」であるとき、Flashメモリ領域Bのデータ線から電気的に切り離され、「1」であるとき、Flashメモリ領域Bのデータ線に電気的に接続されるようになっている。
【0051】
センスアンプ66はAND回路43の出力により、高速な読み出しが可能だが消費電流大のモードと、低速な読み出ししかできないが消費電流小のモード(低速動作モード)を切り替える事ができる。なお、その他の構成は図6に示した実施の形態110と同様であるため同一符号を付して説明は省略する。
【0052】
このように構成された不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ120では、低速動作フラグ4およびFlashメモリ状態指定フラグ6がセットされ、且つPC3にFlashメモリ領域Bに対応するメモリ空間のアドレスがセットされた場合、AND回路43から「1」が、インバータ64から「0」が出力される。その結果、電気的スイッチ67によってFlashメモリ領域Aは切り離され、当該Flashメモリ領域Aのセンスアンプ動作およびプリチャージ動作が実施されなくなり(センスアンプ66に対するデコード負荷が低減される)、また、センスアンプ66が低速動作モードとなり、これにより消費電流を低減することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、低速クロック用動作プログラムを不揮発性メモリからRAMに転送した後、不揮発性メモリの動作を停止し、低速クロック動作時に、RAMから低速クロック用動作プログラムによるCPU動作を行うようにしたので、低速クロック動作時の消費電流を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1の構成を示すブロック図である。
【図2】Flashメモリ及びRAMのメモリマップを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ100の動作を説明するためのフローチャートである
【図6】本発明の実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態3の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ110の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態4の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ120の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ
3 プログラムカウンタ
4 低速動作フラグ
5 セレクタ(選択回路)
6 Flashメモリ状態指定フラグ
11 Flashメモリ
12 RAM
41 RAM領域D検出回路(検出回路)
43 AND回路(第1の論理回路)
44 AND回路(第2の論理回路)
51 RAM(第2のRAM)
52 RAM(第1のRAM)
61 Flashメモリ(第2の不揮発性メモリ)
62 Flashメモリ(第1の不揮発性メモリ)
63 Flashメモリ領域B検出回路(検出回路)
64 インバータ(第2の論理回路)
66 センスアンプ
67 電気的スイッチ(スイッチ回路)
68 Flashメモリ(第3の不揮発性メモリ)

Claims (15)

  1. CPUと、該CPUの動作クロックを低速クロックする場合にセットされ、高速クロックにする場合にリセットされる低速動作フラグと、該低速動作フラグの設定内容に応じて動作クロックを出力する選択回路と、前記動作クロックが低速クロックであるときに前記CPUを動作させるための低速動作用プログラムを少なくとも格納する不揮発性メモリと、RAMとを備えた不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータにおいて、
    高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、前記低速クロック動作用プログラムを前記不揮発性メモリから前記RAMに転送し、前記低速動作フラグをセットして動作クロックを低速クロックに切り替え、前記不揮発性メモリの動作を停止させる制御手段を備え、前記CPUは、前記制御手段により前記低速クロック動作用プログラムが前記RAMに転送され、動作クロックが低速クロックに切り替えられた後、前記RAMからの前記低速クロック動作用プログラムにより動作を行うことを特徴とする不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  2. 前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、前記RAMを前記低速動作対応の低速動作モードにし、該低速動作モードで、前記CPUによる前記RAMからの前記低速クロック動作用プログラムによる動作が行われるようにしたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  3. 前記不揮発性メモリの状態を停止状態とする場合にセットされる不揮発性メモリ状態指定フラグと、次に読み出すべき命令のアドレスが指定されるプログラムカウンタと、該プログラムカウンタに指定されるアドレスを監視し、該アドレスが前記低速クロック動作用プログラムが転送された前記RAMのメモリ領域を指すことを検出する検出回路と、前記不揮発性メモリ状態指定フラグの設定内容及び前記検出回路の出力信号に基づいて前記不揮発性メモリの状態を指定するための信号を前記不揮発性メモリに出力する第1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力信号と前記低速動作フラグの設定内容とに基づいて前記RAMの動作モードを指定するための信号を前記RAMに出力する第2の論理回路とを備え、
    前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けた際、前記不揮発性メモリ状態指定フラグをセットし、前記RAMに転送された前記低速クロック動作用プログラムによる命令開始アドレスを前記プログラムカウンタに設定することにより、前記第1の論理回路及び前記第2の論理回路の出力信号を変化させて前記不揮発性メモリを停止状態にし、前記RAMの動作モードを低速動作モードにすることを特徴とする請求項2記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  4. CPUと、該CPUの動作クロックを低速クロックする場合にセットされ、高速クロックにする場合にリセットされる低速動作フラグと、該低速動作フラグの設定内容に応じて動作クロックを出力する選択回路と、CPUを動作させるためのプログラムを格納する不揮発性メモリと、RAMとを備えた不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータにおいて、
    前記RAMを、前記動作クロックが低速クロックであるときに前記CPUを動作させるための低速動作用プログラムを格納する第1のRAMと、その他のデータを格納する第2のRAMとに分けて構成し、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、前記低速動作フラグをセットして動作クロックを低速クロックに切り替え、前記不揮発性メモリの動作を停止させる制御手段を備え、前記CPUは、前記制御手段により動作クロックが低速クロックに切り替えられた後、前記第1のRAMからの前記低速クロック動作用プログラムにより動作を行うことを特徴とする不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  5. 前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、前記第1のRAMを前記低速動作対応の低速動作モードにし、該低速動作モードで、前記CPUによる前記第1のRAMからの前記低速クロック動作用プログラムによる動作が行われるようにしたことを特徴とする請求項4記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  6. 前記不揮発性メモリの状態を停止状態とする場合にセットされる不揮発性メモリ状態指定フラグと、次に読み出すべき命令のアドレスが指定されるプログラムカウンタと、該プログラムカウンタに指定されるアドレスを監視し、該アドレスが前記低速動作用プログラムが格納された前記第1のRAMのメモリ領域を指すことを検出する検出回路と、前記不揮発性メモリ状態指定フラグの設定内容及び前記検出回路の出力信号に基づいて前記不揮発性メモリの状態を指定するための信号を前記不揮発性メモリに出力する第1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力信号と前記低速動作フラグの設定内容とに基づいて前記第1のRAMの動作モードを指定するための信号を前記第1のRAMに出力する第2の論理回路とを備え、
    前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けた際、前記不揮発性メモリ状態指定フラグをセットし、前記第1のRAMに格納された前記低速クロック動作用プログラムによる命令開始アドレスを前記プログラムカウンタに設定することにより、前記第1の論理回路及び前記第2の論理回路の出力信号を変化させて前記不揮発性メモリを停止状態にし、前記第1のRAMの動作モードを低速動作モードにすることを特徴とする請求項5記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  7. 制御手段は、前記CPUと前記不揮発性メモリに格納されたプログラムとで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  8. 前記不揮発性メモリはFlashメモリであることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  9. CPUと、該CPUの動作クロックを低速クロックする場合にセットされ、高速クロックにする場合にリセットされる低速動作フラグと、該低速動作フラグの設定内容に応じて動作クロックを出力する選択回路と、CPUを動作させるためのプログラムを格納する不揮発性メモリと、RAMとを備えた不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータにおいて、
    前記不揮発性メモリを、前記動作クロックが低速クロックであるときに前記CPUを動作させるための低速動作用プログラムを格納する第1の不揮発性メモリと、前記動作クロックが高速クロックであるときに前記CPUを動作させるための高速動作用プログラムを格納する第2の不揮発性メモリとに分けて構成し、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けると、前記低速動作フラグをセットして動作クロックを低速クロックに切り替え、前記第2の不揮発性メモリの動作を停止させる制御手段を備え、前記CPUは、前記制御手段により動作クロックが低速クロックに切り替えられた後、前記第1の不揮発性メモリからの前記低速クロック動作用プログラムにより動作を行うことを特徴とする不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  10. 前記制御手段は、前記CPUが、前記第2の不揮発性メモリからの前記高速クロック動作用プログラムにより動作を行っている期間中、前記第1の不揮発性メモリの動作を停止させることを特徴とする請求項9記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  11. 前記第2の不揮発性メモリの状態を停止状態とする場合にセットされる不揮発性メモリ状態指定フラグと、次に読み出すべき命令のアドレスが指定されるプログラムカウンタと、該プログラムカウンタに指定されるアドレスを監視し、該アドレスが前記低速動作用プログラムが格納された前記第1の不揮発性メモリのメモリ領域を指すことを検出する検出回路と、前記不揮発性メモリ状態指定フラグの設定内容及び前記検出回路の出力信号に基づいて前記第2の不揮発性メモリの状態を指定するための信号を前記第2の不揮発性メモリに出力する第1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力信号を反転させた信号を前記第1の不揮発性メモリの状態を指定するための信号として前記第1の不揮発性メモリに出力する第2の論理回路とを備え、
    前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けた際、前記不揮発性メモリ状態指定フラグをセットし、前記第1の不揮発性メモリに格納された前記低速クロック動作用プログラムによる命令開始アドレスを前記プログラムカウンタに設定することにより、前記第1の論理回路及び前記第2の論理回路の出力信号を変化させて前記第2の不揮発性メモリの状態を停止状態とする一方、前記第1の不揮発性メモリの状態を動作状態とすることを特徴とする請求項10記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  12. 制御手段は、前記CPUと前記第2の不揮発性メモリに格納されたプログラムとで構成されることを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れかに記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  13. 前記第1の不揮発性メモリと前記第2の不揮発性メモリはFlashメモリであることを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れかに記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  14. 前記第1の不揮発性メモリと前記第2の不揮発性メモリのセンスアンプを共用して合体した第3の不揮発性メモリと、前記第2の不揮発性メモリの状態を停止状態とする場合にセットされる不揮発性メモリ状態指定フラグと、次に読み出すべき命令のアドレスが指定されるプログラムカウンタと、該プログラムカウンタに指定されるアドレスを監視し、該アドレスが前記低速動作用プログラムが格納された前記第1の不揮発性メモリのメモリ領域を指すことを検出する検出回路と、前記不揮発性メモリ状態指定フラグの設定内容及び前記検出回路の出力信号に基づいて前記第3の不揮発性メモリのセンスアンプを低速動作モードに設定するための信号を出力する第1の論理回路と、前記第1の論理回路の出力信号を反転させた信号を出力する第2の論理回路と、該第2の論理回路の出力に基づいて前記第2の不揮発性メモリのデータ線を前記第1の不揮発性メモリのデータ線から電気的に切り離すか否かを切り替えるスイッチ回路とを備え、
    前記制御手段は、高速動作モードから低速動作モードへ移行する命令を受けた際、前記不揮発性メモリ状態指定フラグをセットし、前記第1の不揮発性メモリに格納された前記低速クロック動作用プログラムによる命令開始アドレスを前記プログラムカウンタに設定することにより、前記第1の論理回路および第2の論理回路を変化させて前記スイッチ回路により前記第1の不揮発性メモリのデータ線を前記第2の不揮発性メモリから電気的に切り離して前記センスアンプに対するデコード負荷を減らし、かつ前記センスアンプを低速動作モードに設定することを特徴とする請求項9記載の不揮発性メモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  15. 第1の動作速度及び該第1の動作速度よりも遅い第2の動作速度で動作するマイクロコンピュータであって、
    プログラムを格納する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに格納されているプログラムを転送されることにより格納する第1のメモリと、
    前記第1の動作速度のときは前記不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行し、前記第2の動作速度のときは前記第1のメモリに格納されているプログラムを実行するCPUとを有することを特徴とするマイクロコンピュータ。
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