JP2004012372A - 車両搭載型計重装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トラック類の車両の荷台Aに搭載されて、該荷台Aに積載される被積載物の重量を積載中に計重可能な車両搭載型計重装置であって、車両の荷台A上において前記被積載物を支持する被積載物支持枠Fと、該被積載物支持枠Fを3以上の複数箇所において昇降可能に支持して、その支持部分の荷重を計重するための同数の計重ユニットUとから成り、前記計重ユニットUは、垂直面内で昇降又は回動して、前記被積載物支持枠Fに作用する荷重を支持する荷重支持アーム13を備えた昇降装置Bと、上下の各端部がそれぞれ前記荷重支持アーム13及び被積載物支持枠Fに連結されて、その支持部分の荷重を計重するロードセルユニットLとから成る構成とする。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック等の車両の荷台に搭載されて、該荷台に積載される被積載物の重量を積載中に計重可能な車両搭載型計重装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラック類の荷台に積載される被積載物の計重は、その荷台に被積載物を積載し終わってから、別の場所に設置してあるトラックスケールと称される計重装置によって、トラック類の車両重量と被計重物の重量との総和を計重していた。
【0003】
よって、過積載である場合には、従来の計重装置では、被積載物の積載後においてしか分からなかった。被積載物の重量が経験的に分かる場合、或いは被積載物が液体で、その比重が予め分かっている場合には、積載容積を計量することにより、結果的に計重したことになるが、多くの場合は、積載中に計重できないために、過積載になることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、積載中に被積載物の重量を計重可能にし、併せて被積載物の運搬中には、計重装置を保護可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、トラック類の車両の荷台に搭載されて、該荷台に積載される被積載物の重量を積載中に計重可能な車両搭載型計重装置であって、車両の荷台上において前記被積載物を支持する被積載物支持枠と、該被積載物支持枠を3以上の複数箇所において昇降可能に支持して、その支持部分の荷重を計重するための同数の計重ユニットとから成り、前記計重ユニットは、垂直面内で昇降又は回動して、前記被積載物支持枠に作用する荷重を支持する荷重支持アームを備えた昇降装置と、上下の各端部がそれぞれ前記荷重支持アーム及び被積載物支持枠に連結されて、その支持部分の荷重を計重するロードセルユニットとから成ることを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明においては、被積載物の積載時には、各計重ユニットの昇降装置を構成する荷重支持アームを上昇又は上方に回動させて、被積載物支持枠を車両荷台の積載面から離間させた状態で行う。被積載物支持枠は、3以上の複数箇所において計重ユニットにより支持されていて、各計重ユニットは、その支持部分に作用する荷重を計重する。よって、被積載物の積載中において、その計重が可能となる。
【0007】
一方、被積載物の搬送時には、荷重支持アームを下降又は下方に回動させて、被積載物支持枠を車両荷台の積載面に支持させた状態で行う。計重ユニットを構成するロードセルユニットの下端部を連結している被積載物支持枠が車両荷台に支持されているため、ロードセルユニットには荷重は全く作用せず、ロードセルユニットが保護された状態で、被積載物が搬送される。このように、計重ユニットは、被積載物の積載時においてのみ、その計重機能を果たし、被積載物の搬送時には、無負荷状態となって保護される。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記昇降装置は、被積載物支持枠を挟んで車両荷台に垂直配置される固定支柱及び油圧シリンダと、長手方向の両端部がそれぞれ前記固定支柱の上端部及び前記油圧シリンダのロッド先端部に連結される荷重支持アームとを備えていることを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明によれば、垂直配置される油圧シリンダ自体が昇降装置を構成する一つの部材となっていて、荷重支持アームは、固定支柱との連結点を支点として垂直面内で回動する構成となるために、被積載物の荷重支持剛性が高まると共に、昇降装置の構成も簡単となる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記油圧シリンダは、複動型であって、前記昇降装置は、これを構成する荷重支持アームが下降又は下方に回動されて、前記被積載物支持枠を車両荷台の積載面に支持させた状態で、複動型の前記油圧シリンダの油圧力により、車両の積載面に対して前記被積載物支持枠をロックするロック装置を備えていることを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明によれば、昇降装置の一つの部材を構成する油圧シリンダが複動型となっていて、複動型の油圧シリンダは、被積載物の計重時には、計重可能とすべく被積載物支持枠が荷台の積載面から離間した状態を維持すると共に、被積載物の非計重時(搬送時)には、車両の荷台の積載面に対して前記被積載物支持枠を押し付けてロックする構成となっている。よって、被積載物の搬送時においては、車両荷台の積載面に対して被積載物支持枠が移動しなくなって、安定した搬送が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る計重装置が装着された粉塵類吸引回収用の特殊作業車の荷台Aの部分の概略平面図であり、図2は、同じく側面図であり、図3は、同じく背面図であり、図4は、図2のX−X線断面図であり、図5は、重量表示器Dの正面図である。図1ないし図4において、粉塵類吸引特殊車の荷台Aには、粉塵類を吸引回収して収容するための2本のタンクTが並列状態となって搭載される。荷台Aを構成するデッキプレート1には、前記した2本の各タンクTに収容される粉塵類を計重するための計重装置が搭載されている。本実施形態の計重装置は、2本のタンクTを支持する方形枠状をした被積載物支持枠Fと、前記被積載物支持枠Fを吊下げ状態で支持可能にして、これに支持された2本のタンクTを計重するための3基の計重ユニットUとで構成される。
【0013】
また、前記被積載物支持枠Fは、角パイプで構成されて、4本の角パイプを相互に溶接により一体化した構造であって、その上面に複数の支持具2を介して2本のタンクTが並列状態となって固定支持される。各計重ユニットUは、垂直面内で回動して、前記被積載物支持枠Fに作用する荷重を支持する荷重支持アーム13を備えた昇降装置Bと、上下の各端部がそれぞれ前記荷重支持アーム13及び被積載物支持枠Fに連結されて、その支持部分の荷重を計重するためのロードセルユニットLとから成る。そして、図1に示されるように、計3基の計重ユニットUは、被積載物支持枠Fの各縦部材Faの中央部よりも僅かに前方に位置する部分の2箇所と、後側の横部材Fbの中央部の1箇所の計3箇所にそれぞれ装着されている。ここで、被積載物支持枠Fの各縦部材Faに装着される2基の計重ユニットUは、昇降装置Bを構成する荷重支持アーム13が車幅方向Q1に沿うように配置され、被積載物支持枠Fの横部材Fbに装着される残りの1基の計重ユニットUは、前記2基の計重ユニットUの直交する方向、即ち、昇降装置Bを構成する荷重支持アーム13が前記特殊作業車の前後方向Q2に沿うように配置される。
【0014】
次に、図6ないし図9を参照にして、前記計重ユニットUについて説明する。図6及び図7は、それぞれ計重時における計重ユニットUの正面図及び側面図であり、図8及び図9は、それぞれ非計重時(搬送時)における計重ユニットUの正面図及び側面図である。前記昇降装置Bは、被積載物支持枠Fを挟んで荷台Aのデッキプレート1に垂直となって配置される固定支柱11及び油圧シリンダ12と、長手方向の両端部がそれぞれ前記固定支柱11の上端部、及び前記油圧シリンダ12のロッド12aの先端部に連結される荷重支持アーム13と、前記固定支柱11及び油圧シリンダ12を支持する上下の各ベース板14,15とで構成される。四角柱状の固定支柱11は、上ベース板14に対して溶接等により固定され、その上端部の連結部11aは、縦横の各寸法が他の部分よりもいずれも小さくなっている。また、固定支柱11の基端部の4面の全ての部分は、補強リブ16a,16bにより補強されており、油圧シンリダ12と対向する側の補強リブ16aは、被積載物支持枠Fが下降する際に、固定支柱11と油圧シリンダ12との中央部に対していずれかの方向にずれるのを防止する「滑りガイド」としての機能を果たす。
【0015】
また、油圧シリンダ12は、そのロッド12aが上方を向くように配置され、その基端部のクレビス12bは、上ベース板14に固定されたコの字形の支持具17の挿入溝17aに挿入されて、該支持具17に対して連結ピン18を介して回動可能に連結(枢着)されている。この支持具17には、前記固定支柱11と対向する面及び両側面に、直角三角形状の補強リブ19a,19bがそれぞれ当てがわれて、前記固定支柱11と対向して設けられた補強リブ19aは、前記した「滑りガイド」として機能する。油圧シリンダ12のロッド12aの先端部には、パイプ状の連結具12cが一体に設けられている。
【0016】
また、荷重支持アーム13は、一対のアーム部材13aで構成され、一対のアーム部材13aの長手方向の両端部は、固定支柱11の上端部の連結部11a及び油圧シリンダ12のロッド12aの先端の連結具12cにそれぞれ連結ピン21,22を介して連結(枢着)されている。よって、油圧シリンダ12のロッド12aが出入りすると、荷重支持アーム13は、固定支柱11との連結部である連結ピン21を中心にして垂直面内で回動する。
【0017】
また、被積載物支持枠Fは、前記昇降装置Bの荷重支持アーム13が上昇状態で、3基の計重ユニットUの部分において、それぞれロードセルユニットLを介して前記荷重支持アーム13に対して吊り下げ状態で支持される。即ち、ロードセルユニットLは、作用する引張り力に比例した電圧信号を出力するロードセルを内蔵したロードセル本体23と、その上下端にそれぞれ設けられた各ロッドエンド24,25とで構成される。ロードセルユニットLのロードセル本体23は、被積載物支持枠Fの上板部に形成された挿入孔26から、その内部に挿入されていて、その上ロッドエンド24は、昇降装置Bの荷重支持アーム13の長手方向の中央部に連結ピン27を介して連結されていると共に、その下ロッドエンド25は、被積載物支持枠Fの内部に配設されて、その両側板部に固定された被連結体28に連結されている。
【0018】
前記昇降装置Bは、図4及び図5に示されるように、その上下の各ベース板14,15によりデッキプレート1を挟んだ状態で、各ベース板14,15が連結ボルト(図示せず)により連結されることより、前記デッキプレート1の所定位置に固定される。
【0019】
よって、図6及び図7に示される計重時には、昇降装置Bを構成する油圧シリンダ12のロッド12aが突出して、荷重支持アーム13が上方に回動されることにより、被積載物支持枠Fは、荷台Aのデッキプレート1から持ち上げられて、被積載物支持枠Fの重量と、これに支持されている2本の各タンクTの重量(タンクT自体の重量と、該タンクTに収容された粉塵類Pの重量との和)とがロードセルユニットLに作用して、それらの重量が計重される。ここで、ロードセルユニットLは、その上下の各ロッドエンド24,25が、それぞれ荷重支持アーム13及び被積載物支持枠Fに連結されていて、車両の荷台A及び被積載物支持枠Fが水平であるか否かとは無関係に、計重中においては常に垂直を保つので、正確な計重が可能となる。
【0020】
一方、図8及び図9に示される非計重時(搬送時)には、荷重支持アーム13が下方に回動されることにより、被積載物支持枠Fは、荷台Aのデッキプレート1に当たって、これに支持されて、ロードセルユニットLには、荷重は作用しない。これにより、被積載物の積載中において、被積載物支持枠Fを荷台Aから上昇させることにより、被積載物の積載中において、その計重が可能となる。また、被積載物支持枠Fは、荷台Aのデッキプレート1に支持された状態では、ロードセルユニットLには荷重(引張力)は全く作用しなくなるため、非計重時(搬送時)には、ロードセルユニットLが保護される。
【0021】
また、上記昇降装置Bは、被積載物支持枠Fを下降させて荷台Aに支持された状態において、荷台Aに対して被積載物支持枠Fが移動するのを防止するロック装置Rを備えている。このロック装置Rは、前記油圧シリンダ12と、被積載物支持枠Fの前記油圧シリンダ12と対向する側面に一体に取付けられた被押圧部材29と、該被押圧部材29を上方から押圧可能なように、前記荷重支持アーム13の下面に取付けられた押圧部材31とで構成される。即ち、被押圧部材29は、被積載物支持枠Fの長手方向に沿って所定間隔をおいて一対設けられていて、被押圧部材本体29aと、その上面に螺合された調整ねじ29bとで構成される。一方、押圧部材31は、一対の被押圧部材29を同時に押圧可能な水平方向の長さを有している。また、油圧シリンダ12は、上方及び下方の双方に対して加圧力を作用させられる複動型のものが使用される。
【0022】
そして、被積載物の搬送時には、図8及び図9に示されるように、油圧シリンダ12のロッド12aが引っ込められて、被積載物支持枠Fが荷台Aに支持された状態において、前記油圧シリンダ12の下方への加圧力によって、被積載物支持枠Fに取付けられた被押圧部材29は、荷重支持アーム13の下面に取付けられた押圧部材31によって下方に押圧されて、この状態が維持される。よって、被積載物の搬送時において、荷台A上において、被積載物支持枠F、ひいては、これに支持されている2本の各タンクTの移動がなくなって、安定した状態で被積載物を搬送できる。
【0023】
また、図1、図2及び図5に示されるように、荷台Aにおける2本のタンクTよりも前方の部分には、3基の計重ユニットUにより計重された被積載物の正味重量(計重値から2本のタンクTと被積載物支持枠Fとの各重量を減じた重量)を表示するための重量表示器Dが設けられている。この重量表示器Dは、被積載物の正味重量を表示する重量表示部41と、表示器DのON・OFF状態を表示するON・OFF表示部42とを備えている。
【0024】
また、図3及び図4において、荷台Aを構成するデッキプレート1は、デッキフレーム3に支持されており、荷台Aは、ダンプ構造によって後方に回動して、各タンクT内に収容された粉塵類Pは、その後部の蓋部Taを取り外すことにより露出した開口(図示せず)から排出される。なお、図1及び図2において、Sは、車両の進行方向を示し、図3及び図4において、Wは、車輪を示す。
【0025】
そして、各タンクTに収容される粉塵類Pを計重しながら、該タンクT内に吸引ホース(図示せず)を介して粉塵類Pを収容するには、3基の各計重ユニットUを構成する昇降装置Bの油圧シリンダ12のロッド12aを突出させて、図3、図4、図6及び図7にそれぞれ示されるように、荷台Aの積載面(荷台面)から被積載物支持枠Fを持ち上げた状態にする。これにより、上記したように、被積載物支持枠Fの重量と、これに支持されている2本の各タンクTの重量とがロードセルユニットLに作用して、それらの重量が計重可能な状態となる。よって、各タンクTに粉塵類Pが収容されて、その収容量の増大に伴って、ロードセルユニットLを構成するロードセル本体23に作用する引張力が徐々に大きくなって、その正味重量が重量表示器Dの重量表示部41に表示される。ここで、特殊作業車の荷台A又は被積載物支持枠Fが水平に対して多少ずれて傾斜していても、その傾斜とは無関係に、ロードセルユニットLは常に垂直を保持するので、正確な計重ができることは、上述の通りである。
【0026】
一方、粉塵類の回収作業を終えて、回収した粉塵類を所定場所まで搬送する際には、3基の各計重ユニットUを構成する昇降装置Bの油圧シリンダ12のロッド12aを引っ込めると、図8及び図9にそれぞれ示されるように、2本のタンクTを支持した被積載物支持枠Fは、そのまま下降して、荷台Aのデッキプレート1に支持される。これと同時に、油圧シリンダ12が複動型であるために、荷重支持アーム13の下面に取付けられた押圧部材31が、被積載物支持枠Fの外側面に一体に取付けられた一対の被押圧部材29を下方への油圧力により押圧して、デッキプレート1に支持されている被積載物支持枠Fは、該デッキプレート1に対してロックされる。この結果、タンクTに収容された粉塵類Pの搬送中には、被積載物支持枠F、ひいては該支持枠Fに支持されている各タンクTが荷台Aに対して移動しなくなって、タンクTに収容された粉塵類Pを安定して搬送できる。また、被積載物支持枠Fが荷台Aのデッキプレート1に支持された状態では、ロードセルユニットLには、全く引張力が作用しなくなる。即ち、ロードセルユニットLには、被積載物支持枠Fが荷台Aから上昇している被積載物の計重時においてのみ引張力が作用し、他の場合には、全く引張力が作用しなくなるために、保護される。
【0027】
また、上記実施形態では、3基の計重ユニットUにより被積載物支持枠Fを3点支持する構成であり、3点支持であるために、その支持状態が最も安定しているが、4点、或いはこれを超える多点支持することも可能である。
【0028】
また、上記実施形態の計重ユニットUを構成する昇降装置Bは、被積載物支持枠Fを挟んで対向配置される固定支柱11及び油圧シリンダ12と、これらの上端部を連結する荷重支持アーム13とで構成されていて、被積載物支持枠Fは、荷重支持アーム13と全く干渉することなく昇降できると共に、油圧シリンダ12自体が昇降装置Bの部材を構成しているために、構造が簡単となる利点がある。しかし、本発明における昇降装置は、荷重支持アームと被積載物支持枠とが垂直配置されるロードセルユニットを介して連結されて、油圧シリンダの油圧力によって前記荷重支持アームが昇降する構成であれば、いかなる構成であってもよい。例えば、被積載物支持枠を挟んで対向配置された2本の油圧シリンダの各ロッドの先端部に荷重支持アームの両端部を連結した構成であってもよい。
【0029】
また、車両の荷台に対する計重ユニットの装着位置に関しても、上記実施形態のように、荷台のデッキプレートの上面に限られない。例えば、荷台を構成するデッキフレーム(シャーシー)の側面に装着することにより、計重ユニットの据付け位置を低く抑えることができて、被積載物支持枠の上昇端位置が低くなり、結果として、被積載物の積載中における車両の重心が低くなって、安定化する。
【0030】
更に、荷台に対して本発明が実施される車両の構造、即ち、被積載物に関しても、タンクに収容される粉塵類に限られず、被積載物支持枠に対して直接に、或いは収容体を介して間接的に収容配置可能なものであれば、いかなるものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る計重装置によれば、被積載物の積載中において、その計重を行えるために、過積載を未然に防止できる。また、ロック装置を備えている場合には、被積載物の搬送時には、被積載物支持枠、ひいては被積載物が荷台上で移動しなくなって、安定した搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る計重装置が装着された粉塵類吸引回収用の特殊作業車の荷台Aの部分の概略平面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】図2のX−X線断面図である。
【図5】重量表示器Dの正面図である。
【図6】計重時における計重ユニットUの正面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】非計重時(搬送時)における計重ユニットUの正面図である。
【図9】同じく側面図である。
【符号の説明】
A:荷台
B:昇降装置
F:被積載物支持枠
L:ロードセルユニット
P:粉塵類(被積載物)
R:ロック装置
T:タンク
U:計重ユニット
1:デッキプレート(積載面)
11:固定支柱
12:油圧シリンダ
13:荷重支持アーム
29:被押圧部材
31:押圧部材
Claims (3)
- トラック類の車両の荷台に搭載されて、該荷台に積載される被積載物の重量を積載中に計重可能な車両搭載型計重装置であって、
車両の荷台上において前記被積載物を支持する被積載物支持枠と、該被積載物支持枠を3以上の複数箇所において昇降可能に支持して、その支持部分の荷重を計重するための同数の計重ユニットとから成り、
前記計重ユニットは、垂直面内で昇降又は回動して、前記被積載物支持枠に作用する荷重を支持する荷重支持アームを備えた昇降装置と、上下の各端部がそれぞれ前記荷重支持アーム及び被積載物支持枠に連結されて、その支持部分の荷重を計重するロードセルユニットとから成り、
前記荷重支持アームを上昇又は上方に回動させて、前記被積載物支持枠を車両荷台の積載面から離間させた状態で、被積載物を計重し、
前記荷重支持アームを下降又は下方に回動させて、前記被積載物支持枠を車両荷台の積載面に支持させた状態で、被積載物を搬送する構成であることを特徴とする車両搭載型計重装置。 - 前記昇降装置は、被積載物支持枠を挟んで車両荷台に垂直配置される固定支柱及び油圧シリンダと、長手方向の両端部がそれぞれ前記固定支柱の上端部及び前記油圧シリンダのロッド先端部に連結される荷重支持アームとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両搭載型計重装置。
- 前記油圧シリンダは、複動型であって、前記昇降装置は、これを構成する荷重支持アームが下降又は下方に回動されて、前記被積載物支持枠を車両荷台の積載面に支持させた状態で、複動型の前記油圧シリンダの油圧力により、車両の積載面に対して前記被積載物支持枠をロックするロック装置を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両搭載型計重装置。
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