JP2004012239A - 欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

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船倉 治朗
Toshiyuki Mizuno
水野 利幸
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Abstract

【課題】従来の光学部品欠陥検査法では、被検物の表面欠陥と内部欠陥との区別がつきにくい。
【解決手段】直線偏光軸が互いに直交するように配置された偏光子3と検光子9との間に透明な被検物5を設置し、直線偏光光束を被検物に対して2方向から入射させ、上記被検物の2方向から撮像した画像12,15に基づいて被検物の欠陥13,14,16を検出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学部品等の透明物体の欠陥の検査を行う方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明な光学部品の泡等の欠陥を検査する際、以前では被検物の背後に暗視野を設け、更に被検物の斜め横側から照明し、目視等によって欠陥からの散乱光を観察することにより欠陥を検出する手法が用いられてきた。
【0003】
但し、この手法では、欠陥が微細な場合には十分なコントラストが得られないため、散乱光を発見することができないという問題点がある。
【0004】
そこで、改善された方法として、直線偏光を作り出す偏光子と、この偏光子を通る直線偏光の振動面が上記偏光子を通る光の振動方向と直交するように配置された検光子との間に被検物を設置し、ある特定の1方向のみから被検物を目視することにより欠陥を検出する手法が採られている。
【0005】
以下に、従来の透明な光学部品(被検物)の欠陥検出方法を図3を用いて説明する。従来の欠陥検査装置は、照明光源1と、観測者の眼球17とを結ぶ光軸10上に、照明光源1側から順に、拡散板2、偏光子3、検光子9を光軸10に対して垂直に配置することによって構成されており、被検物5は偏光子3と検光子9との間に配置される。
【0006】
照明光源1は、眼球17に十分な光が入射するように被検物5を照明する作用を持つ。
【0007】
拡散板2は、被検物5が一様に照明されるよう照明光源1からの光を拡散する作用を持つ。
【0008】
偏光子3と検光子9は、直線偏光板であり、それぞれの直線偏光軸が互いに直交するように配置されている。これにより、通常は偏光子3を通過した直線偏光光束が検光子9を通過することができず、被検物5に内部欠陥5や表面欠陥6が存在した場合にのみ、偏光子3を通過した直線偏光光束の偏光方向が欠陥によって変化し、検光子9を通過する。
【0009】
このような従来の欠陥検査法は、被検物5を任意の方向で偏光子3と検光子9との間に配置し、被検物5を照明光源1と拡散板2によって一様に照明して眼球17を通じて目視を行い、目視像18で欠陥の像19,20を確認することができれば、被検物5に欠陥が存在すると判断し、欠陥の像を確認することができなければ被検物5には欠陥が存在しないと判断する方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の光学部品欠陥検査法において、ある任意の1方向のみからの画像からの判断では、被検物の表面にあるゴミ・キズ等の表面欠陥と、被検物の内部にある泡・歪み等の内部欠陥とが同様に見えるため、これらを区別するには熟練を要した。また、これら欠陥の三次元空間的位置を検出するには長時間を要するという問題があった。このため、このような従来の手法では、光学部品に対する十分な欠陥検査を行うことができない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、直線偏光軸が互いに直交するように配置された偏光子と検光子との間に透明な被検物を設置し、直線偏光光束を前記被検物に対して2方向から入射させ、上記被検物の2方向から撮像した画像に基づいて被検物の欠陥を検出するようにしている。
【0012】
すなわち、直線偏光を作り出す偏光子と、偏光子を通る直線偏光の振動面が偏光子を通る光の振動方向と直交するように配置された検光子との間に透明な被検物を設置し、ある特定の1方向のみではなく直交する2方向から、目視ではなく撮像装置によって画像を得て、得られた画像から光学部品の欠陥の3次元空間的位置の情報を得ることにより、透明な光学部品に対する欠陥検査を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態である欠陥検査装置の構成を示している。この装置は、照明光源1と、この照明光源1とデジタルカメラ等の撮像装置11とを結ぶ光軸10上に光源1側から順に、光軸10に対して垂直に配置された、拡散板2、偏光子3、回転台4および検光子9とから構成されている。なお、撮像装置11は本装置に含ませてもよいし、本装置とは別途、設けても用意してもよい。
【0014】
測定の際には、透明な光学部品等の被検物5は、偏光子3と検光子9との間に設けられた回転台4の上にセットされる。
【0015】
照明光源1は、撮像の際に撮像装置11に対して十分な光量が確保できるように被検物5を照明する作用を持つ。
【0016】
また、拡散板2は、被検物5が一様に照明されるよう照明光源1からの光を拡散する作用を持つ。
【0017】
偏光子3と検光子9はいずれも直線偏光板であり、それぞれの直線偏光軸が互いに直交するように配置されている。これにより、通常は、偏光子3を通過した直線偏光光束は検光子9を通過することができず、被検物5に内部欠陥5や表面欠陥6が存在した場合にのみ、偏光子3を通過した直線偏光光束の偏光方向が欠陥によって変化して検光子9を通過する。
【0018】
回転台4は、被検物5を支持し、撮像装置11による撮像方向を決定するための台であり、被検物5を載せた状態で回転する。これにより、撮像装置11を図示の位置に固定した状態で、被検物5を互いに直交する2方向からの撮像を可能とする。
【0019】
次に、光学部品の欠陥検査の手順を説明する。
【0020】
まず、被検物5に対して、検査する方向をx方向として任意に決定し、このx方向と直交する任意の方向をy方向とし、さらに、このx方向とy方向の両方向と直交する方向をz方向とする。
【0021】
また、被検物5に対して基準点を設け、この点を原点としてxyz方向を各座標方向として持つxyz直交座標系を定義する。なお、基準点は被検物5の頂点などに設けるのが好ましい。
【0022】
そして、図1(a)に示すように、被検物5を、そのx方向と光軸10とが同方向となる向きに偏光子3と検光子9の間に配置し、被検物5を照明光源1と拡散板2によって一様に照明し、被検物5に焦点を合わせた撮像装置11によって被検物5を撮像し、被検物5のxz方向の画像(第1の画像)12を得る。
【0023】
同様に、図1(b)に示すように、被検物5を、そのy方向と光軸10とが同方向となる向きに偏光子3と検光子9の間に配置し、被検物5を照明光源1と拡散板2によって一様に照明し、被検物5に焦点を合わせた撮像装置11によって被検物5を撮像し、被検物のyz方向の画像(第2の画像)15を得る。
【0024】
そして撮像された第1およひ第2の画像12,15中の欠陥の像13,14,16について、被検物5の基準点の像からの変位量(すなわち、各画像中における欠陥のxz座標位置とyz座標位置)を計測する。
【0025】
計測された像の座標位置について、2枚の画像それぞれのz座標の値が同一のものがあれば、被検物5の内部の座標位置(x,y,z)に存在する欠陥、すなわち内部欠陥であると判断することができる。また、z座標の値が同一のものがなければ、それは被検物5の表面であるxz平面あるいはxy平面上の座標位置(x,z)あるいは(y,z)に存在する表面欠陥であると判断することができる。このような判断は、検査員が行ってもよいし、演算機により行わせて結果を表示させてもよい。
【0026】
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、被検物5を90゜回転させることによって直交する2方向からの撮像画像を得る場合について説明したが、本実施形態では、図2に示すように、照明光源1、拡散板2、偏光子3、検光子9および撮像装置11のセットを2セット用意し、互いに直交方向に配置して第1実施形態と同様に撮像を行うことにより、直交する2方向の画像を得る。
【0027】
これにより、直交する2方向の画像をほぼ同時に得ることができるとともに、回転台を回転させて被検物の向きを変える場合に比べて、回転台のガタつき等による測定誤差が発生しないというメリットがある。なお、各光学素子の作用および検査手順は第1実施形態と同様である。
【0028】
なお、上記実施形態では、光学部品の欠陥検査について説明したが、本発明は光学部品以外の部品(透明部品)の欠陥検査にも適用することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、透明な被検物における表面欠陥と内部欠陥の区別が可能となり、さらに、被検物の欠陥の三次元空間的位置を検出することも可能となる。そして表面欠陥と内部欠陥の区別が可能となることにより、表面欠陥のみであれば再研磨等によって被検物の再利用も可能とすることができ、省資源化や低コスト化および作業効率の向上に繋がると考えられる。
【0030】
また、欠陥の三次元空間的位置を検出することが可能となることにより、その欠陥が被検物を切削した際に部品の内部に含まれるのか含まれないのかを判断することも可能となるため、同様の効果に繋がると考えられる。
【0031】
さらに、本発明では、人の目視ではなく撮像された画像情報を用いるので、検査労力の低減や作業効率の向上はもとより、検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学部品欠陥検査装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態である光学部品欠陥検査装置の概略構成図である。
【図3】従来の光学部品欠陥検査装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 照明光源
2 拡散板
3 偏光子
4 回転台
5 被検物
6 内部欠陥
7 表面欠陥
8 基準点
9 検光子
10 光軸
11 撮像装置
12 被検物の画像(yz方向)
13 内部欠陥の画像(yz方向)
14 表面欠陥の画像(yz方向)
15 被検物の画像(xz方向)
16 内部欠陥の画像(xz方向)
17 眼球
18 被検物の目視画像(yz方向)
19 内部欠陥の目視画像
20 表面欠陥の目視画像

Claims (10)

  1. 直線偏光軸が互いに直交するように配置された偏光子と検光子との間に透明な被検物を設置し、直線偏光光束を前記被検物に対して2方向から入射させ、前記被検物の2方向から撮像した画像に基づいて前記被検物の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 前記被検物の2方向から撮像された画像は、前記偏光子と前記検光子により構成される光路を前記被検物に対して直交する2方向に設けることにより取得することを特徴とする請求項1に記載の光学部品欠陥検査方法。
  3. 前記被検物の2方向から撮像された画像は、前記偏光子と前記検光子により構成される光路中で、前記偏光子と前記検光子の間に配置された前記被検物を直交する方向に回転させることにより取得することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査方法。
  4. 前記被検物に基準点を設けてこれを原点とし、前記被検物の前記2方向から撮像した画像のうち第1の画像の直交する2方向を任意にx方向とy方向とし、さらに前記第1の画像に対して前記x方向とy方向の両方と直交する方向をz方向としてxyz直交座標系を定義し、前記被検物における欠陥の前記基準点からの変位量を計測することにより前記欠陥の三次元空間的位置および形状の情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査方法。
  5. 前記基準点は、前記被検物の表面の任意位置にマークすることによって決定されることを特徴とする請求項1に記載の光学部品欠陥検査方法。
  6. 直線偏光軸が互いに直交するように配置された偏光子および検光子と、
    これら偏光子と検光子との間に設置した透明な被検物に直線偏光光束を前記被検物に対して2方向から入射させ、前記被検物の2方向から撮像した画像に基づいて前記被検物の欠陥を検出する欠陥検出手段とを有することを特徴とする欠陥検査装置。
  7. 前記欠陥検出手段は、前記被検物の2方向から撮像された画像を、前記偏光子と前記検光子により構成される光路を前記被検物に対して直交する2方向に設けることにより取得することを特徴とする請求項6に記載の欠陥検査装置。
  8. 前記欠陥検出手段は、前記被検物の2方向から撮像された画像を、前記偏光子と前記検光子により構成される光路中で、前記偏光子と前記検光子の間に配置された前記被検物を直交する方向に回転させることにより取得することを特徴とする請求項6に記載の欠陥検査装置。
  9. 前記欠陥検出手段は、前記被検物に基準点を設けてこれを原点とし、前記被検物の前記2方向から撮像した画像のうち第1の画像の直交する2方向を任意にx方向とy方向とし、さらに前記第1の画像に対して前記x方向とy方向の両方と直交する方向をz方向としてxyz直交座標系を定義し、前記被検物における欠陥の前記基準点からの変位量を計測することにより前記欠陥の三次元空間的位置および形状の情報を検出することを特徴とする請求項6に記載の欠陥検査装置。
  10. 前記基準点は、前記被検物の表面の任意位置にマークすることによって決定されることを特徴とする請求項6に記載の欠陥検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015021840A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 キヤノン株式会社 回転検出装置、モータ制御装置、モータ被駆動装置、回転検出装置の補正方法および補正プログラム
JP2015190957A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 三菱マテリアル株式会社 セラミックス基板の内部欠陥検査方法

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