JP2004012210A - 微粒子検出装置 - Google Patents

微粒子検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004012210A
JP2004012210A JP2002163791A JP2002163791A JP2004012210A JP 2004012210 A JP2004012210 A JP 2004012210A JP 2002163791 A JP2002163791 A JP 2002163791A JP 2002163791 A JP2002163791 A JP 2002163791A JP 2004012210 A JP2004012210 A JP 2004012210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
flow cell
slit
particle detection
sample fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002163791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3751263B2 (ja
Inventor
Takashi Abe
阿部 孝
Naoki Tsuda
津田 直紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
Priority to JP2002163791A priority Critical patent/JP3751263B2/ja
Publication of JP2004012210A publication Critical patent/JP2004012210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3751263B2 publication Critical patent/JP3751263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Measuring Cells (AREA)

Abstract

【課題】取扱い時にスリットを変形させることがなく、フローセルを流れる試料流体の温度の影響を受け難く、外力を受けてもスリットの形状変化や位置ずれが生じ難い微粒子検出装置を提供する。
【解決手段】光源1からの光がフローセル3を流れる試料流体に照射され、試料流体による透過光が受光部4に導かれる微粒子検出装置において、スリット8をコーティングにより表面上に形成した透明基板5,6を、フローセル3の照射側と受光側の両面に接合した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光がフローセルに入射され、フローセルからの透過光が受光部に導かれる微粒子検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、微粒子検出装置に用いるスリットは、薄い金属板を抜き加工(プレス加工、フォトエッチング加工など)やフォトフォーミング加工(電鋳)などにより作製されている。そして、図4に示すように、スリット100を形成した部材101は、フローセル102に密着または近接している。なお、103は光源、104は集光レンズ、105は受光部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの加工方法によってスリット100の形状精度を上げるためには、部材101の板厚を薄くする必要があり、その結果、スリット100を形成した部材101を取扱う時にスリット100を変形させ易いという問題があった。
また、スリット100を形成した部材101をフローセル102に密着または近接させるとフローセル102を流れる試料流体の温度の影響を敏感に受けスリット100の形状が変化し易く、更に、外力によってもスリット100の形状変化や位置ずれが生じ易いという問題があった。
【0004】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取扱い時にスリットを変形させることがなく、フローセルを流れる試料流体の温度の影響を受け難く、外力を受けてもスリットの形状変化や位置ずれが生じ難い微粒子検出装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、光源からの光がフローセルを流れる試料流体に照射され、試料流体による透過光が受光部に導かれる微粒子検出装置において、スリットをコーティングにより表面上に形成した透明基板を、前記フローセルの照射側と受光側の両方又はいずれか一方の面に接合した。
【0006】
請求項2に係る発明は、光源からの光がフローセルを流れる試料流体に照射され、試料流体による透過光が受光部に導かれる微粒子検出装置において、スリットをコーティングにより前記フローセルの照射側と受光側の両方又はいずれか一方の表面上に形成した。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の微粒子検出装置において、前記透明基板及びフローセルに合成石英を用いた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る微粒子検出装置の概略構成図、図2はスリットを表面に形成した基板の射視図、図3は本発明の第2の実施の形態に係る微粒子検出装置の概略構成図である。
【0009】
本発明の第1の実施の形態に係る光遮断式の微粒子検出装置は、図1に示すように、半導体レーザなどの一定波長の光を発する光源1と、光源1が発する光を扁平にして集光する集光レンズ2と、集光レンズ2により集光された光が照射されるフローセル3と、フローセル3を透過した光を受光する受光部4を備えている。
【0010】
更に、フローセル3の照射側の外面にはスリットを形成した照射側スリット基板5が接合され、受光側の外面にもスリットを形成した受光側スリット基板6が接合されている。
【0011】
各スリット基板5,6の表面は、図2に示すように、コーティングが施されているコーティング面7,7と、マスキングによりコーティングが施されていない部分からなり、コーティングが施されていない部分をスリット8,8としている。
【0012】
コーティングには、真空蒸着法やスパッタリング法などが用いられ、またコーティング面7,7には遮光性が要求されるため使用される材料として、例えばクロム(Cr)などが用いられる。
【0013】
照射側スリット基板5は、コーティング面7がフローセル3の照射側の外面に接して位置決めされた後、接着等により接合される。同様に、受光側スリット基板6もコーティング面7がフローセル3の受光側の外面に接して位置決めされた後、接着等により接合される。接合で接着剤を使用する場合には、例えば光透過性のよい紫外線硬化樹脂の接着剤が用いられる。
【0014】
フローセル3、照射側スリット基板5、受光側スリット基板6は、透明性のある材料で作製され、例えば合成石英が用いられる。
【0015】
以上のように構成した第1の実施の形態に係る光遮断式の微粒子検出装置の作用について説明する。
スリット基板5,6を厚くすることができるので、スリット基板5,6を取扱う時にスリット8,8が変形するなどの不具合が発生することなく、スリット基板5,6がフローセル3の外面に接合される。
【0016】
そして、集光レンズ2により集光された光源1が発する光が、照射側スリット基板5に形成されたスリット8を通過すると、スリット8により光源1が発する光のうち一様な光強度分布を有する部分が選択され、成形されてフローセル3に入射される。
【0017】
フローセル3中の粒子検出領域を通過した光が、受光側スリット基板6に形成されたスリット8を通過することにより、粒子検出領域が限定されると共に、フローセル3と試料流体の境界で発生する反射光・散乱光が除かれる。
そして、フォトダイオード等の受光素子からなる受光部4で粒子による透過光の減衰光量が検出され、その減衰光量によって粒子の大きさが分かり、またパルスとして得られる光量変化の回数によって粒子数が分かる。
【0018】
また、フローセル3、照射側スリット基板5、受光側スリット基板6を、同じ材料、例えば合成石英で形成するので、熱膨張率が金属や樹脂などに比べて小さいため、フローセル3を流れる試料流体の温度によってスリット8,8の位置ずれや形状変化が生じ難い。
【0019】
本発明の第2の実施の形態に係る光遮断式の微粒子検出装置は、図3に示すように、フローセル10の照射側の外面に直接コーティングを施すことによりスリット11を形成し、受光側の外面にも直接コーティングを施すことによりスリット11を形成した。
【0020】
フローセル10の照射側の外面と受光側の外面は、コーティングが施されているコーティング面12と、マスキングによりコーティングが施されていない部分からなり、コーティングが施されていない部分をスリット11としている。他の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0021】
以上のように構成した第2の実施の形態に係る光遮断式の微粒子検出装置の作用について説明する。
スリット11が直接フローセル10の照射側の外面と受光側の外面に形成されるので、スリット8が変形するなどの不具合が発生せず、しかもスリットを形成する基板が不要となるため、部品点数を削減することができる。その他の作用効果は、図1に示す第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0022】
なお、本発明の実施の形態では、フローセル3,10、照射側スリット基板5、受光側スリット基板6の材料は、合成石英の場合について説明したが、透明性のある材料であれば、サファイアやアクリル樹脂などであってもよい。但し、熱膨張の影響を考慮すると、全て同じ材料が望ましい。
【0023】
また、本発明の実施の形態では、フローセルの照射側と受光側の両方にスリットを設けた場合について説明したが、どちらか一方のみに設けてもよい。
更に、本発明の実施の形態では、本発明を光遮断式の微粒子検出装置に適用した場合について説明したが、光散乱式の微粒子検出装置にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、スリットを形成した基板を厚くすることができるので、取扱い時にスリットを変形させることがなく、外力によってもスリットの位置ずれや形状変化が生じ難い。
【0025】
請求項2に係る発明によれば、スリットをフローセルの表面上に形成したので、取扱い時にスリットを変形させることがなく、外力によってもスリットの位置ずれや形状変化が生じ難く、更に部品点数が少なくなる。
また、フローセルにスリットを形成した基板を接合する必要がなくなるので、工数低減が図れる。
【0026】
請求項3に係る発明によれば、合成石英は熱膨張率が金属や樹脂などに比べて小さいため、取扱い時にスリットを変形させることがないだけでなく、フローセルを流れる試料流体の温度の影響を受け難く、外力によってもスリットの位置ずれや形状変化が生じ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る微粒子検出装置の概略構成図
【図2】スリットを表面に形成した基板の射視図
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る微粒子検出装置の概略構成図
【図4】従来の微粒子検出装置の概略構成図
【符号の説明】
1…光源、2…集光レンズ、3,10…フローセル、4…受光部、5…照射側スリット基板、6…受光側スリット基板、7,12…コーティング面、8,11…スリット。

Claims (3)

  1. 光源からの光がフローセルを流れる試料流体に照射され、試料流体による透過光が受光部に導かれる微粒子検出装置において、スリットをコーティングにより表面上に形成した透明基板を、前記フローセルの照射側と受光側の両方又はいずれか一方の面に接合したことを特徴とする微粒子検出装置。
  2. 光源からの光がフローセルを流れる試料流体に照射され、試料流体による透過光が受光部に導かれる微粒子検出装置において、スリットをコーティングにより前記フローセルの照射側と受光側の両方又はいずれか一方の表面上に形成したことを特徴とする微粒子検出装置。
  3. 前記透明基板及びフローセルに合成石英を用いた請求項1又は2記載の微粒子検出装置。
JP2002163791A 2002-06-05 2002-06-05 微粒子検出装置 Expired - Fee Related JP3751263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002163791A JP3751263B2 (ja) 2002-06-05 2002-06-05 微粒子検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002163791A JP3751263B2 (ja) 2002-06-05 2002-06-05 微粒子検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004012210A true JP2004012210A (ja) 2004-01-15
JP3751263B2 JP3751263B2 (ja) 2006-03-01

Family

ID=30432117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002163791A Expired - Fee Related JP3751263B2 (ja) 2002-06-05 2002-06-05 微粒子検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3751263B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009014702A (ja) * 2007-06-06 2009-01-22 Hitachi Ltd 微粒子検出装置及び微粒子検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009014702A (ja) * 2007-06-06 2009-01-22 Hitachi Ltd 微粒子検出装置及び微粒子検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3751263B2 (ja) 2006-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180373945A1 (en) Bio-sensing apparatus
JP2842132B2 (ja) 光学デバイス
CN103459995B (zh) 光学波长分光装置及其制造方法
JPH1019768A (ja) 表面プラズモン共鳴センサ
JP6510548B2 (ja) 曲面回折格子の型の製造方法、曲面回折格子の製造方法、曲面回折格子、および光学装置
US6284087B1 (en) Method and system for curing an ultra-violet curable sealant that is shadowed by metallization
CN104792344A (zh) 检测器、压印装置以及物品制造方法
US20100101720A1 (en) Bonding Method of Resin Member
JP2002231620A (ja) 整列マーク並びにこれを用いた露光整列システム及び整列方法
JP2004012210A (ja) 微粒子検出装置
JP2008507851A (ja) 光保護層を有するチップ
US20140038308A1 (en) Process for producing composite device, and process for bonding device formed of transparent material to adherend
KR19990077808A (ko) 펠리클 라이너 접합장치
JPH04139628A (ja) 光半導体装置およびその製造方法
JP4912648B2 (ja) 光学シートの製造方法及び光学シート
JP2007240501A (ja) 流速測定装置及び流速測定方法
JPH05206015A (ja) X線マスクおよびその製造方法
JP2000266661A (ja) フローセル及びこのフローセルを用いた粒子測定装置
JP7491747B2 (ja) 凹面回折格子の製造方法
JP2008026384A (ja) フォトマスク及びこれを用いた感光体の露光方法
JPH05281426A (ja) プリント基板
JP4394515B2 (ja) スケール製造方法
JP2010243271A (ja) 微細流路デバイスおよび微細流路デバイスの製造方法
JPS60202940A (ja) 食刻深さ測定方法
JPH1125496A (ja) 光学ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3751263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees