JP2004012114A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004012114A JP2004012114A JP2002197937A JP2002197937A JP2004012114A JP 2004012114 A JP2004012114 A JP 2004012114A JP 2002197937 A JP2002197937 A JP 2002197937A JP 2002197937 A JP2002197937 A JP 2002197937A JP 2004012114 A JP2004012114 A JP 2004012114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- fluids
- inner tube
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】２種類の流体で熱交換を行う熱交換器に関し、これらの２種類の流体が伝熱面の穴開き等で混入することを防止するとともに、伝熱面の穴開きが生じた場合に、熱交換する他方の流体に混入することなく排水することができる熱交換器を提供する。
【解決手段】内管１を保護管２内に挿通して一体に捻り加工又は蛇腹加工し、内管１を保護管２で被覆した捻り管又は蛇腹管を形成し、これを外管３内を貫通させて外管３の両管端部にヘッダー４を設け、内管１内を一方の流体の通路とし、保護管２と外管３の間隔を他方の流体の通路とし、保護管２の両管端２ａを開放して形成する。
【選択図】 図１
【解決手段】内管１を保護管２内に挿通して一体に捻り加工又は蛇腹加工し、内管１を保護管２で被覆した捻り管又は蛇腹管を形成し、これを外管３内を貫通させて外管３の両管端部にヘッダー４を設け、内管１内を一方の流体の通路とし、保護管２と外管３の間隔を他方の流体の通路とし、保護管２の両管端２ａを開放して形成する。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、２種類の流体で熱交換を行う熱交換器に関し、伝熱面の穴開きが生じた場合に、両流体の混入を防止した熱交換器に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
市水道に直結した回路から供給される水道水を、高温水と熱交換させて給湯を得る給湯装置や、水道水を加熱した給湯と浴槽内の湯を熱交換させる風呂加熱装置では、伝熱面の穴開き等で、水道水と熱交換する他方の流体とが混入することが禁じられている。これは、市水道側が負圧になった場合に、飲料を目的とした水道水に熱交換する他方の流体（汚水）が混入することを防止するためである。
【０００３】
この発明は、２種類の流体で熱交換を行う熱交換器に関し、これらの２種類の流体が伝熱面の穴開き等で混入することを防止するとともに、伝熱面の穴開きが生じた場合に、熱交換する他方の流体に混入することなく排水することができる熱交換器を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明の熱交換器は、内管を保護管内に挿通して一体に捻り加工又は蛇腹加工し、内管を保護管で被覆した捻り管又は蛇腹管を形成し、これを外管内を貫通させて外管の両管端部にヘッダーを設け、内管内を一方の流体の通路とし、保護管と外管の間隔を他方の流体の通路とし、保護管の両管端を開放して形成するものである。このように構成したので、内管の穴開きが生じた場合、漏水は、内管と保護管とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管の両管端から熱交換器外へ排水される。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
図面はこの発明の熱交換器の実施例で、図に示すように、内管１を保護管２で被覆した捻り管が形成され、これが外管３内を貫通されている。図２に示すように、内管１を保護管２内に挿通し（イの状態）、これを一体に捻り加工することで（ロの状態）、内管１を保護管２で被覆した捻り管が形成される。
【０００６】
外管３の両管端部にはヘッダー４が設けられ、一方のヘッダー４に入口管５、他方のヘッダー４に出口管６が設けられ、内管１内を一方の流体の通路とし、保護管２と外管３の間隔を他方の流体の通路とし、保護管２の両管端２ａが外管３の外で開放されている。
【０００７】
以上のように構成した熱交換器において、熱交換する一方の流体が内管１内を流通し、熱交換する他方の流体が入口管５から出口管６へと流通し、捻り管の管壁を介して熱交換が行われる。そして、内管１の穴開きが生じた場合、漏水は、内管１と保護管２とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管２の両管端２ａから熱交換器外へ排水される。
【０００８】
なお、この発明の熱交換器は、このまま直管形状として使用可能であるが、必要であればこれを所定形状（Ｕ字形、コイル状等）に曲げ加工し、機器内の設置スペースに適合した形状とし、設置の省スペース化を図るようにしてもよい。また、内管１を保護管２内に挿通して捻り加工することに代わって蛇腹加工し、内管１を保護管２で被覆した蛇腹管を形成し、これを外管３内を貫通させて構成することもできる。
【０００９】
【発明の効果】
この発明の熱交換器は以上のように構成され、内管１の穴開きが生じた場合、漏水は、内管１と保護管２とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管２の両管端２ａから熱交換器外へ排水され、熱交換を行う２種類の流体が混入することを防止することができる。したがって、伝熱面の穴開きが生じた場合に、熱交換する他方の流体に混入することなく排水することができ、この発明の熱交換器は、一方の流体として水道水を用いた給湯装置や、風呂加熱装置の他、熱交換を行う２種類の流体の混入が禁じられる熱交換器に適用して有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の熱交換器の実施例の断面図。
【図２】製作工程を示す説明図。
【符号の説明】
１ 内管
２ 保護管
２ａ 管端
３ 外管
４ ヘッダー
【発明の属する技術分野】
この発明は、２種類の流体で熱交換を行う熱交換器に関し、伝熱面の穴開きが生じた場合に、両流体の混入を防止した熱交換器に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
市水道に直結した回路から供給される水道水を、高温水と熱交換させて給湯を得る給湯装置や、水道水を加熱した給湯と浴槽内の湯を熱交換させる風呂加熱装置では、伝熱面の穴開き等で、水道水と熱交換する他方の流体とが混入することが禁じられている。これは、市水道側が負圧になった場合に、飲料を目的とした水道水に熱交換する他方の流体（汚水）が混入することを防止するためである。
【０００３】
この発明は、２種類の流体で熱交換を行う熱交換器に関し、これらの２種類の流体が伝熱面の穴開き等で混入することを防止するとともに、伝熱面の穴開きが生じた場合に、熱交換する他方の流体に混入することなく排水することができる熱交換器を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明の熱交換器は、内管を保護管内に挿通して一体に捻り加工又は蛇腹加工し、内管を保護管で被覆した捻り管又は蛇腹管を形成し、これを外管内を貫通させて外管の両管端部にヘッダーを設け、内管内を一方の流体の通路とし、保護管と外管の間隔を他方の流体の通路とし、保護管の両管端を開放して形成するものである。このように構成したので、内管の穴開きが生じた場合、漏水は、内管と保護管とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管の両管端から熱交換器外へ排水される。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
図面はこの発明の熱交換器の実施例で、図に示すように、内管１を保護管２で被覆した捻り管が形成され、これが外管３内を貫通されている。図２に示すように、内管１を保護管２内に挿通し（イの状態）、これを一体に捻り加工することで（ロの状態）、内管１を保護管２で被覆した捻り管が形成される。
【０００６】
外管３の両管端部にはヘッダー４が設けられ、一方のヘッダー４に入口管５、他方のヘッダー４に出口管６が設けられ、内管１内を一方の流体の通路とし、保護管２と外管３の間隔を他方の流体の通路とし、保護管２の両管端２ａが外管３の外で開放されている。
【０００７】
以上のように構成した熱交換器において、熱交換する一方の流体が内管１内を流通し、熱交換する他方の流体が入口管５から出口管６へと流通し、捻り管の管壁を介して熱交換が行われる。そして、内管１の穴開きが生じた場合、漏水は、内管１と保護管２とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管２の両管端２ａから熱交換器外へ排水される。
【０００８】
なお、この発明の熱交換器は、このまま直管形状として使用可能であるが、必要であればこれを所定形状（Ｕ字形、コイル状等）に曲げ加工し、機器内の設置スペースに適合した形状とし、設置の省スペース化を図るようにしてもよい。また、内管１を保護管２内に挿通して捻り加工することに代わって蛇腹加工し、内管１を保護管２で被覆した蛇腹管を形成し、これを外管３内を貫通させて構成することもできる。
【０００９】
【発明の効果】
この発明の熱交換器は以上のように構成され、内管１の穴開きが生じた場合、漏水は、内管１と保護管２とのクリアランス内を毛細管現象で伝わり、保護管２の両管端２ａから熱交換器外へ排水され、熱交換を行う２種類の流体が混入することを防止することができる。したがって、伝熱面の穴開きが生じた場合に、熱交換する他方の流体に混入することなく排水することができ、この発明の熱交換器は、一方の流体として水道水を用いた給湯装置や、風呂加熱装置の他、熱交換を行う２種類の流体の混入が禁じられる熱交換器に適用して有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の熱交換器の実施例の断面図。
【図２】製作工程を示す説明図。
【符号の説明】
１ 内管
２ 保護管
２ａ 管端
３ 外管
４ ヘッダー
Claims (1)
- 内管１を保護管２内に挿通して一体に捻り加工又は蛇腹加工し、内管１を保護管２で被覆した捻り管又は蛇腹管を形成し、これを外管３内を貫通させて外管３の両管端部にヘッダー４を設け、
内管１内を一方の流体の通路とし、保護管２と外管３の間隔を他方の流体の通路とし、保護管２の両管端２ａを開放して形成した熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002197937A JP2004012114A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002197937A JP2004012114A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004012114A true JP2004012114A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30437183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002197937A Pending JP2004012114A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004012114A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007085595A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Hitachi Cable Ltd | 給湯機用の液−液熱交換器 |
| JP2007155247A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Denso Corp | 二重管、およびその製造方法 |
| JP2007175756A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Denso Corp | 二重管の製造方法 |
| JP2008139008A (ja) * | 2006-11-04 | 2008-06-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 熱交換器用伝熱管及びそれを用いた熱交換器 |
| CN100398820C (zh) * | 2006-06-02 | 2008-07-02 | 朱乐顺 | 一种空压机的中冷器及连接装置 |
| CN103791170A (zh) * | 2012-10-31 | 2014-05-14 | 丰田自动车株式会社 | 带肋的管以及其制造方法 |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002197937A patent/JP2004012114A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007085595A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Hitachi Cable Ltd | 給湯機用の液−液熱交換器 |
| JP4591293B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2010-12-01 | 日立電線株式会社 | 給湯機用の液−液熱交換器 |
| JP2007155247A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Denso Corp | 二重管、およびその製造方法 |
| JP2007175756A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Denso Corp | 二重管の製造方法 |
| US7886420B2 (en) | 2005-12-28 | 2011-02-15 | Denso Corporation | Method of manufacturing double pipe |
| JP4698417B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-06-08 | 株式会社デンソー | 二重管の製造方法 |
| CN100398820C (zh) * | 2006-06-02 | 2008-07-02 | 朱乐顺 | 一种空压机的中冷器及连接装置 |
| JP2008139008A (ja) * | 2006-11-04 | 2008-06-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 熱交換器用伝熱管及びそれを用いた熱交換器 |
| CN103791170A (zh) * | 2012-10-31 | 2014-05-14 | 丰田自动车株式会社 | 带肋的管以及其制造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20050189094A1 (en) | Helical coil-on-tube heat exchanger | |
| HK1099805A1 (en) | Heat exchanger | |
| JP2002228370A (ja) | 熱交換器 | |
| AU742624B2 (en) | Heat-exchange coil assembly | |
| JP2004012114A (ja) | 熱交換器 | |
| WO2009125700A1 (ja) | 熱交換器及びこれを用いた給湯装置 | |
| CN101029801B (zh) | 防垢型逆流式排管换热器 | |
| US20100132403A1 (en) | Drainpipe heat exchanger with heat storage | |
| JP2005221172A (ja) | 給湯用熱交換器 | |
| JP2008096071A (ja) | ２重管式熱交換器 | |
| JP2008281249A (ja) | 熱交換器 | |
| US20200109862A1 (en) | Fluid heat exchanger | |
| KR20150004531A (ko) | 열교환기 | |
| KR100477528B1 (ko) | 냉·온수용 파이프 구조 | |
| RU2476799C2 (ru) | Теплообменник | |
| RU2343388C2 (ru) | Теплообменник | |
| CA2626219C (en) | Drainpipe heat exchanger with heat storage | |
| JP4505778B2 (ja) | 熱交換器 | |
| JP4552567B2 (ja) | 熱交換器 | |
| KR970001179Y1 (ko) | 사우나용 방열기 | |
| KR100356494B1 (ko) | 방열체의 제조방법 및 이를 이용한 열교환기 | |
| FI127668B (fi) | Patteri jossa on parannettu lämmönsiirtoaineen virtaus sekä menetelmä virtauksen parantamiseksi patterissa | |
| KR200276945Y1 (ko) | 온수 순간 급탕 장치 | |
| KR200394719Y1 (ko) | 열교환기용 이중 튜브구조 | |
| KR200285576Y1 (ko) | 냉·온수용 파이프 구조 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050527 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070927 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20071210 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080729 |