JP2004009660A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004009660A
JP2004009660A JP2002169455A JP2002169455A JP2004009660A JP 2004009660 A JP2004009660 A JP 2004009660A JP 2002169455 A JP2002169455 A JP 2002169455A JP 2002169455 A JP2002169455 A JP 2002169455A JP 2004009660 A JP2004009660 A JP 2004009660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
nozzle plate
bent portion
paper
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002169455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4114408B2 (ja
Inventor
Takeshi Eguchi
江口 毅
Toshiya Matsuyama
松山 敏也
Yumiko Ohashi
大橋 弓子
Yasuisa Kobayashi
小林 靖功
Atsushi Ito
伊藤 敦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2002169455A priority Critical patent/JP4114408B2/ja
Publication of JP2004009660A publication Critical patent/JP2004009660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4114408B2 publication Critical patent/JP4114408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】用紙の詰まりやインクジェットヘッドの故障の少ないインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】本発明のインクジェット記録装置は、複数のインクジェットヘッド2を用紙搬送方向に並べて設けている。それぞれのインクジェットヘッド2は、流路ユニット20と、前記流路ユニット20に接着されて前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットと、を有する。流路ユニット20は複数のプレートが積層されてなるものであって、一端を吐出ノズルに、他端をインク供給源にそれぞれ接続した複数の圧力室が形成されている。この構成で、用紙搬送方向の最も上流側以外に位置する前記インクジェットヘッド2の、前記吐出ノズルを有するノズルプレート29は、その用紙搬送方向の上流側の端部に折り曲げ部50を有する。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを印字面に噴射することで所望の画像を形成するインクジェット記録装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置のインクジェットヘッドには、インクタンク等のインク供給源から複数の圧力室に一端側から分配し、各圧力室に選択的に圧力を付与することで、圧力室の他端側に接続されるノズル孔からインクを吐出するものが知られている。そして、圧力室に選択的に圧力を付与するための手段としては、例えば、シート状の圧電セラミック層が積層されたアクチュエータユニットがある。
かかるインクジェットヘッドの一例として、例えば、特開平4−341852号公報に開示されるものがある。
【0003】
そして、上述のようなインクジェットヘッドを、用紙搬送方向に複数並べて設けた構成のインクジェット記録装置が知られている。この構成は例えば、それぞれのインクジェットヘッドに異なる色のインクを供給してカラー印字を行わせる際に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述のようなインクジェット記録装置では、記録媒体である用紙が、その先頭側から順次当該ヘッドに対向する位置に搬送されつつ印刷が行われることが一般的である。
しかしながら、ノズルプレートの近くを搬送される用紙の先頭が何らかの原因で反りを生じ、用紙搬送経路から外れてヘッドとヘッドとの隙間に入り込んでしまう場合がある。かかる場合には、用紙の搬送時に紙詰まりを起こしたり、ヘッドが故障したりするという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、一端を吐出ノズルに、他端をインク供給源にそれぞれ接続した複数の圧力室を形成する、複数のプレートが積層されてなる流路ユニットと、前記流路ユニットに接着されて前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットと、を有するインクジェットヘッドを、用紙搬送方向に複数並べて設けたインクジェット記録装置であって、用紙搬送方向の最も上流側以外に位置する前記インクジェットヘッドの、前記吐出ノズルを有するノズルプレートは、その用紙搬送方向の上流側端部に折り曲げ部を有するものである。
【0007】
請求項2においては、前記折り曲げ部は、その部分が設けられているインクジェットヘッドに用紙搬送方向上流側で隣接するインクジェットヘッドのノズルプレートと、位置的に重なる部分を有するものである。
【0008】
請求項3においては、前記折り曲げ部は、その折り目の位置にハーフエッチング処理がされているものである。
【0009】
請求項4においては、前記ノズルプレートは、前記流路ユニットを構成するプレートのうちノズルプレートに用紙搬送経路と反対側で隣接するプレートの端縁から真っ直ぐに突出する第一の部分と、該第一の部分に屈曲部を介して連続して前記折り曲げ部を構成する第二の部分と、を有するように構成されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)の全体的な構成を示した側面図である。
図2はインクジェットヘッドが並べて設けられた状態を示す底面図、図3はインクジェットヘッドの側面拡大図である。図4は、流路ユニット内のインク流路を示す、インクジェットヘッド本体の断面図である。
図5は図3におけるノズルプレート折り曲げ部の拡大図であり、図6は用紙の反った先頭部が折り曲げ部によって案内される様子を示した図である。
図7はノズルプレートが位置的な重なりを有するように構成した変形例を示す図である。
【0011】
図1には、本実施形態のインクジェットヘッド2を四つ備えるカラーインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)1の概略構成が示される。このプリンタ1は、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12が、それぞれ構成され、給紙部11から排紙部12に向かって流れる用紙搬送経路が装置内部に形成されている。
【0012】
上記用紙搬送経路の具体的な構成を説明する。
前記給紙部11のすぐ下流側には用紙送りローラ5・5が備えられて、画像記録媒体たる用紙を図中左方から右方へ送るように構成されている。用紙搬送経路の中間部においては、二つのベルトローラ6・7と、両ローラ6・7間に掛け渡されるように巻回されたループ状の搬送ベルト8を備える。搬送ベルト8の外周面(搬送面)にはシリコーン処理が施されており、前記送りローラ5・5によって搬送されてくる用紙を、搬送ベルト8上側の搬送面にその粘着力により保持させながら、一方のベルトローラ6の駆動によって下流側(右方)に向けて搬送できるようになっている。
なお、符号9は押さえ部材であって、搬送ベルト8上の用紙が搬送面から浮かないように、搬送ベルト8の搬送面に用紙を押し付けて搬送面上に確実に粘着させるためのものである。
【0013】
搬送ベルト8の図中右方には剥離機構10が設けられており、搬送ベルト8の搬送面に粘着されている用紙を当該搬送面から剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
【0014】
プリンタ1のインクジェットヘッド2は、四色のインク(マゼンタ,イエロー,ブルー,ブラック)に対応して、用紙搬送方向に沿って四つ並べて設けられている。インクジェットヘッド2はその下面側から見た図である図2に示すように、用紙搬送方向に垂直な長手方向を有する細長い長方形状とされるとともに、その下面に取り付けられるヘッド本体18には、インクを下方に向けて噴射するための微小径の吐出ノズル(以下「ノズル」と称する)13を多数並べて形成している。
インクジェットヘッド2は、その下面が前記搬送ベルト8の搬送面との間に少量の隙間を形成しながら配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成で、搬送ベルト8上を搬送される用紙は四つのインクジェットヘッド2のヘッド本体18のすぐ下方側を順に通過し、この用紙の上面(印字面)に向けて前記ノズル13から各色のインクを噴射することで、所望のカラー画像を形成できるようになっている。
【0015】
インクジェットヘッド2部分の側面拡大図が図3に示され、このインクジェットヘッド2は、プリンタ1側に設けられている適宜の部材14に対し、ホルダ15を介して取り付けられる。このホルダ15は、側面視で垂直部15aと水平部15bとを有する逆「T」字状に形成されており、垂直部15aがネジ16によりプリンタ本体側に取り付けられる一方で、水平部15bの下面には、スペーサ部材40を介して、ベースブロック17及びヘッド本体18を固定する構成となっている。
ベースブロック17は図3に示すように平板積層構造とされ、その内部には、図示せぬインク供給源からヘッド本体18のインク供給口18aへインクを導くためのインク流路17aが形成されている。
【0016】
次に、インクジェットヘッド2の主要部をなすヘッド本体18の構成を説明する。
ヘッド本体18は、多数の圧力室や前記ノズル13が形成された流路ユニット20と、その上面に並べて接着される複数の台形平板状のアクチュエータユニット19と、によりなる。
流路ユニット20は図4に示すように、上から順に九枚の薄い金属平板21〜29を積層した構造とされている。上から数えて第5〜第7層の平板25〜27に跨るようにしてマニホールド流路30が形成され、この流路30が前述のインク供給口18aに連通している。直ぐ上に位置する第4層の平板24には連絡孔31が形成され、この連絡孔31が、第3層の平板23に形成された絞り部32に接続している。
【0017】
絞り部32は、第2層の平板22に形成された連通孔33を介して、第1層の平板21に形成される圧力室34の一端に連通する。この圧力室34は、上記のアクチュエータユニット19の駆動を受けてインクに圧力を与えるためのものであり、多数のノズル13のそれぞれに対応して一つずつ設けられている。圧力室34の他端は、第2〜第8層の平板に貫通して形成したノズル連絡孔35を介して、第9層の平板(ノズルプレート)29に形成されたノズル13に接続されている。
【0018】
以上の構成でインクは、前記インク供給源からベースブロック17内のインク流路17aを経由し、前述のインク供給口18aから導入され、流路ユニット20内のマニホールド流路30に至る。そして、連絡孔31から絞り部32・連通孔33を経由して圧力室34に供給されたインクは、後述のアクチュエータユニット19の駆動によって圧力を付与され、ノズル連絡孔35を経由してノズル13に至り噴射される。
【0019】
なお、前述のマニホールド流路30や圧力室34や絞り部32や孔31・33・35等は、各平板21〜28にエッチング又はレーザーで形成されており、またノズルプレート29のノズル13はプレス加工又はレーザー加工により形成されている。
【0020】
アクチュエータユニット19についてその概略を説明する。このアクチュエータユニット19は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミック材料からなる薄い圧電シートを複数枚重ねるとともに、薄いAg−Pd系の金属材料からなる電極膜を圧電シート間に介在させることで、前記圧力室34のそれぞれに対応して活性部が一つずつ形成される構成となっている。
この構成において、対となる電極間に電位差が与えられることで、当該活性部が前記圧力室34側に凸となるように変形する。この結果、圧力室34の容積が縮小されて、圧力室34内部のインク噴射のための圧力が与えられる。
【0021】
図4に示すように、アクチュエータユニット19の上面にはフレキシブルフラットケーブル41の一端が接着されており、このケーブル41は図3に示すようにヘッド本体18から引き出されて、屈曲されながら上側に延出されている。このフレキシブルフラットケーブル41内の導線を介して、前記アクチュエータユニット19の前述の電極が、印字制御のための図示しないドライバICと電気的に接続される。
なお、符号42はヘッド本体18の側部を覆うように盛られたシリコーン系の接着剤であり、フレキシブルフラットケーブル41が引き出される部分で強く屈曲されないよう保護するとともに、アクチュエータユニット19の部分にインク等が侵入するのを防止する役割を果たす。
【0022】
そして本発明においては、四つのインクジェットヘッド2を用紙搬送経路上流側から順に第1,第2,・・・としたときに、第2〜第4のインクジェットヘッド(即ち、用紙搬送方向の最も上流側以外のインクジェットヘッド)2については、前述のノズル13を有するノズルプレート(第9層の平板)29が、その用紙搬送方向の上流側の端縁全体にわたって、用紙搬送経路から離れる方向に曲げ加工が施されて、折り曲げ部50を形成している。なお、用紙搬送方向の最も上流側のインクジェットヘッド2については、前記曲げ加工が施されていても施されていなくてもよい。
より具体的には、第2〜第4のインクジェットヘッド2における前記ノズルプレート29は、用紙搬送経路と反対側で当該ノズルプレート29に隣接するプレート(即ち、第8層の平板)28の端縁から該第8層の平板28と平行な方向に突出する第一の部分61と、該第一の部分61に屈曲部60を介して連続する第二の部分62と、を有するように構成し、当該第二の部分62が前記折り曲げ部50となるように構成しているのである。
【0023】
この構成において図6に示すように、ノズルプレート29のすぐ下側を搬送される用紙70の先頭側70aに吸湿や巻き癖などの何らかの原因による反りが発生し、当該先頭側70aが搬送ベルト8の搬送面から剥がれて浮く形となって、互いに隣接するインクジェットヘッド2とインクジェットヘッド2との隙間(ノズルプレート29とノズルプレート29との隙間)に入り込もうとした場合を考える。
この場合であっても、用紙70が搬送ベルト8で引き続いて搬送されるに伴い、ノズルプレート29とノズルプレート29との間に入り込もうとした当該用紙70の先頭側70aは、前記折り曲げ部50の下面に当接しながら滑る形となって、ノズルプレート29の下面側に戻るように(用紙搬送経路に戻るように)自然に案内される。従って、用紙70の搬送途中で紙詰まりを起こしたり、インクジェットヘッド2が故障したりするのを未然に防止することができる。
【0024】
なお、図7の変形例のように、ノズルプレート29の前記折り曲げ部50が、当該インクジェットヘッド2に用紙搬送方向上流側で隣接するインクジェットヘッド2のノズルプレート29と、位置的に重なる部分(符号Lの部分)を有するように構成することが望ましい。この構成とすれば、用紙70の反りの度合いが強くその先頭側70aが垂直に上を向くような場合でも、ノズルプレート29とノズルプレート29との間に当該先頭側70aが入り込むことが確実に防止されるからである。
【0025】
そして、前述の折り曲げ部50の折り目(前記屈曲部60)に当たる位置には、ノズルプレート29の上面にハーフエッチングにより直線状の溝加工が施されている。これによって、上記溝に沿って折り曲げ加工をすれば容易にかつ正確に折り曲げることができ、折り目部分の仕上がりも美麗である。
本実施形態ではノズルプレート29にノズル13をプレス加工により形成しているが、他の平板と貼り合わせて接着するための接着剤の逃げとなる逃げ溝はノズルプレート29にエッチングで形成しており、前記折り目部分の溝は、この逃げ溝と同時にノズルプレート29に併せて形成することで、製造工数を低減している。勿論、ノズル13をエッチングによりノズルプレート29に形成する場合には、ノズル13と同時に前記溝を併せて形成すれば、同様に製造工数を低減することができる。
【0026】
更には、前述のノズルプレート29は、前記流路ユニット20を構成するプレート21〜29のうちノズルプレート29に用紙搬送経路と反対側で隣接するプレート(即ち、第8層の平板)28の端縁から真っ直ぐに突出する第一の部分61と、該第一の部分61に屈曲部60を介して連続して前記折り曲げ部50を構成する第二の部分62と、を有するように構成されている。即ち、屈曲部60の位置を第8層の平板28の端縁に一致させず、第一の部分61の幅だけ真っ直ぐに突出させてから折り曲げ部50を形成させるようにしているのである。
こうすることで、第8層の平板28のノズルプレート29に対する貼り位置を合わせるために、その位置をズラして調整するための遊び部分(マージン)が、前記第一の部分61として確保される。従って、第8層の平板28の端部が第二の部分62(折り曲げ部50)と干渉してノズルプレート29との位置合わせができない事態を回避できる。
【0027】
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば本実施形態ではインクジェットヘッド2は四つ並べて設けたものとしているが、これに限定するものではなく、複数並べて設けるものであればインクジェットヘッド2は2つあるいは3つでもよいし、あるいは5つ以上配置しても構わない。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下のような効果を奏する。
【0029】
請求項1に示す如く、一端を吐出ノズルに、他端をインク供給源にそれぞれ接続した複数の圧力室を形成する、複数のプレートが積層されてなる流路ユニットと、前記流路ユニットに接着されて前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットと、を有するインクジェットヘッドを、用紙搬送方向に複数並べて設けたインクジェット記録装置であって、用紙搬送方向の最も上流側以外に位置する前記インクジェットヘッドの、前記吐出ノズルを有するノズルプレートは、その用紙搬送方向の上流側端部に折り曲げ部を有するので、
ノズルプレートの用紙搬送方向の上流側に折り曲げ部が設けられているため、ノズルプレートの近くを搬送される用紙の先頭が用紙搬送経路から外れてヘッドとヘッドとの隙間(ノズルプレートとノズルプレートとの隙間)に入り込もうとしても、その先頭は前記折り曲げ部によって、ノズルプレートの下面側に戻るように(用紙搬送経路に戻るように)案内される。従って、用紙の搬送時に紙詰まりを起こしたり、ヘッドが故障したりするのを未然に防止することができる。
【0030】
請求項2に示す如く、前記折り曲げ部は、その部分が設けられているインクジェットヘッドに用紙搬送方向上流側で隣接するインクジェットヘッドのノズルプレートと、位置的に重なる部分を有するので、
用紙がノズルプレートとノズルプレートとの間に入り込むことが一層確実に防止される。
【0031】
請求項3に示す如く、前記折り曲げ部は、その折り目の位置にハーフエッチング処理がされているので、
折り目部分にハーフエッチング処理がされているため、ノズルプレートを意図した折り目位置で正確に折り曲げることができ、折り目部分もきれいである。また、ノズルプレートにノズルを形成するためにエッチングを用いる場合は、ノズルと同時に折り目部分も同時に形成できるため、工数も少なくて済む。
【0032】
請求項4に示す如く、前記ノズルプレートは、前記流路ユニットを構成するプレートのうちノズルプレートに用紙搬送経路と反対側で隣接するプレートの端縁から真っ直ぐに突出する第一の部分と、該第一の部分に屈曲部を介して連続して前記折り曲げ部を構成する第二の部分と、を有するように構成されているので、前記第一の部分を設けることで、ノズルプレートに他のプレートを積層させる際の位置合わせを容易に行うことができる。
即ち、この構成によれば、ノズルプレートに前記内側で隣接するプレートのノズルプレートに対する貼り位置を合わせるために、隣接する側のプレートをノズルプレートに対して位置をズラして調整するための遊び部分(マージン)が、前記第一の部分として確保される。従って、隣接する側のプレートの端部が第二の部分(折り曲げ部)と干渉してノズルプレートとの位置合わせができない事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)の全体的な構成を示した側面図。
【図2】インクジェットヘッドが並べて設けられた状態を示す底面図。
【図3】インクジェットヘッドの側面拡大図。
【図4】流路ユニット内のインク流路を示す、インクジェットヘッド本体の断面図。
【図5】図3におけるノズルプレート折り曲げ部の拡大図。
【図6】用紙の反った先頭部が折り曲げ部によって案内される様子を示した図。
【図7】ノズルプレートが位置的な重なりを有するように構成した変形例を示す図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
13 ノズル(吐出ノズル)
19 アクチュエータユニット
20 流路ユニット
29 ノズルプレート
34 圧力室
50 折り曲げ部
61 第一の部分
62 第二の部分

Claims (4)

  1. 一端を吐出ノズルに、他端をインク供給源にそれぞれ接続した複数の圧力室を形成する、複数のプレートが積層されてなる流路ユニットと、
    前記流路ユニットに接着されて前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータユニットと、
    を有するインクジェットヘッドを、用紙搬送方向に複数並べて設けたインクジェット記録装置であって、
    用紙搬送方向の最も上流側以外に位置する前記インクジェットヘッドの、前記吐出ノズルを有するノズルプレートは、その用紙搬送方向の上流側の端部に折り曲げ部を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記折り曲げ部は、その部分が設けられているインクジェットヘッドに用紙搬送方向上流側で隣接するインクジェットヘッドのノズルプレートと、位置的に重なる部分を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記折り曲げ部は、その折り目の位置にハーフエッチング処理がされていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ノズルプレートは、前記流路ユニットを構成するプレートのうちノズルプレートに用紙搬送経路と反対側で隣接するプレートの端縁から真っ直ぐに突出する第一の部分と、該第一の部分に屈曲部を介して連続して前記折り曲げ部を構成する第二の部分と、を有するように構成されていることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
JP2002169455A 2002-06-11 2002-06-11 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP4114408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169455A JP4114408B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169455A JP4114408B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004009660A true JP2004009660A (ja) 2004-01-15
JP4114408B2 JP4114408B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=30436011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002169455A Expired - Fee Related JP4114408B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4114408B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241311A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Brother Ind Ltd 液体吐出ヘッド、その製造方法、及び記録装置
JP2010012650A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Brother Ind Ltd ヘッドユニット及びこれを備えた液体吐出装置
JP2012020467A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2013014018A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
CN111989222A (zh) * 2018-04-20 2020-11-24 柯尼卡美能达株式会社 喷嘴板的制造方法和喷墨头

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390361A (ja) * 1989-09-04 1991-04-16 Canon Inc 記録装置
JP2001277514A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Canon Inc 液体噴射記録ヘッド、液体噴射記録装置、および液体噴射記録ヘッドの製造方法
JP2002086725A (ja) * 2000-07-11 2002-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットヘッド、その製造方法及びインクジェット式記録装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390361A (ja) * 1989-09-04 1991-04-16 Canon Inc 記録装置
JP2001277514A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Canon Inc 液体噴射記録ヘッド、液体噴射記録装置、および液体噴射記録ヘッドの製造方法
JP2002086725A (ja) * 2000-07-11 2002-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットヘッド、その製造方法及びインクジェット式記録装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241311A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Brother Ind Ltd 液体吐出ヘッド、その製造方法、及び記録装置
JP2010012650A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Brother Ind Ltd ヘッドユニット及びこれを備えた液体吐出装置
JP2012020467A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2013014018A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
CN111989222A (zh) * 2018-04-20 2020-11-24 柯尼卡美能达株式会社 喷嘴板的制造方法和喷墨头
JPWO2019202723A1 (ja) * 2018-04-20 2021-05-13 コニカミノルタ株式会社 ノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッド
JP7020543B2 (ja) 2018-04-20 2022-02-16 コニカミノルタ株式会社 ノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッド
US11504967B2 (en) 2018-04-20 2022-11-22 Konica Minolta, Inc. Method of manufacturing nozzle plate, and inkjet head

Also Published As

Publication number Publication date
JP4114408B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7374277B2 (en) Ink-jet head
JP4206775B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2007196404A (ja) インクジェットヘッド
WO2010150876A1 (ja) 液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置
JP2014004767A (ja) 液体吐出ヘッドのカバー部材、それを用いたカバー付液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP3915744B2 (ja) インクジェットヘッド
JP3861782B2 (ja) インクジェットヘッド
US9975336B2 (en) Inkjet head and printer for reducing influence of flexible circuit on piezoelectric actuator substrate operation
JP4114408B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010069753A (ja) 記録ヘッド及びそれの製造方法
JP2014233885A (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置
JP5997102B2 (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置
JP3894081B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2015047768A (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置
JP2004009344A (ja) インクジェットヘッド
JP2005238720A (ja) インクジェットヘッド
JP4158421B2 (ja) インクジェットヘッドの前躯体およびインクジェットヘッド
JP5633459B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP5644348B2 (ja) 液体吐出ヘッド、及び、その製造方法
US8591005B2 (en) Liquid ejection head and method of manufacturing the same
JP2010120202A (ja) 液体吐出ヘッド
JP6224791B2 (ja) 圧電アクチュエータ基板、それを用いた液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP2009160731A (ja) インクジェットヘッド
JP3904032B2 (ja) インクジェットヘッド
JP6034237B2 (ja) 圧電アクチュエータ基板、それを用いた液体吐出ヘッドおよび記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4114408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees