JP2004009512A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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▲浜▼田 州太
Shuta Hamada
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Abstract

【課題】ラインヘッドの位置精度を低下させることなくラインヘッドのメンテナンスを行なうことのできるラインヘッド型インクジェットプリンタをコンパクトに作成する。
【解決手段】メンテナンス動作時にラインヘッド1、1、…から吐出されたインクを受けるためのインク受器11、11、…をラインヘッド1、1、…と対向する形態で設置する。インク受器11、11、…は、ラインヘッド1、1、…とインク受器11、11、…とを遮らない形態で設置されたプラテン24、24、…と1体となって上下動手段30の動作により上下動する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラインヘッド型インクジェットプリンタのヘッドメンテナンス機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタは、記録媒体に対向して設けられたヘッドの吐出口からインクを吐出することにより、記録媒体に画像を形成する。ヘッドは、長時間の使用するにつれて吐出口や吐出口につながる細管に気泡や細かいゴミが混入したり、吐出口の近傍でインクが固化して制御通りにインクを吐出できなくなるので、これらを除去したりするメンテナンス動作を適宜行なう必要がある。
【0003】
ヘッドの吐出口や吐出口につながる細管から気泡、ゴミ、固化インク等を除去するためのメンテナンスは、吐出口からインクを吸引したり、吐出口からインクを空吐出させたりすることで行なう。また、ヘッドの待機時には、キャップ部材で吐出口を覆うことで、インクが乾燥等により固化したりインクにゴミが混入したりすることを防ぐことができる。
【0004】
インクジェットプリンタは、上述のメンテナンスを行なうためにメンテナンス手段を備える。このメンテナンス手段は、例えば吐出口から空吐出されたインクを受ける廃インク受け、吐出口からインクを吸引するためのキャップ部材等を有する。
【0005】
ヘッドが記録媒体上を走査するキャプスタン式のインクジェットプリンタと異なり、ラインヘッドを有し、ヘッドの走査を行なわずに記録媒体の移動のみによって画像を形成する有したインクジェットプリンタの場合、ラインヘッドには記録媒体の幅相当の長さにわたって吐出口が配列されているため、ラインヘッドやメンテナンス手段を記録媒体の搬送方向に直交する方向に移動させる構成とした場合にはインクジェットプリンタ全体が大型化して設置場所に制約を受けるといった問題が生じる。
【0006】
ラインヘッドを備えたインクジェットプリンタの場合、ラインヘッドとメンテナンス手段とを対向させるための構成要素を小型化するため、ラインヘッドに対する上述のメンテナンスを施すために、例えば特開平5−177827や特開平10−235885に開示の技術のようにヘッドを回動させてメンテナンス手段と対向させる方法や、特開平2000−127362に開示の技術の様にラインヘッドを上下動させ、吐出口付近のインクを保湿するための保湿キャップを水平方向に移動させることで保湿キャップの着脱を行なう方法等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、ラインヘッドを回動させたり上下動させたりした際、ラインヘッドの位置精度が低下するという問題があった。
【0008】
本発明の課題は、ラインヘッドの位置精度を低下させることなくラインヘッドに対してメンテナンス動作を行なうインクジェットプリンタをコンパクトかつ安価に提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタであって、前記記録媒体を支持するプラテンと、前記記録媒体を前記プラテン上で搬送する搬送手段と、前記記録媒体の上方に設けられ、画像形成時及びメンテナンス時にインクを吐出する吐出口を下面に有した複数のラインヘッドと、前記メンテナンス時に吐出されたインクを上端部に設けられた開口部で受ける複数のインク受器を有するメンテナンス手段と、前記インク受器及び前記プラテンを上下動させる上下動手段と、を備え、前記インク受器は、前記吐出口と対向する位置に設置され、前記プラテンは、前記記録媒体の搬送方向の前記インク受器に対する前側及び後側の少なくとも一方で前記インク受器と隣接して設置されることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、高速で画像形成可能なラインヘッドを有したインクジェットプリンタにおいて、空吐出やインク吸引といったインクの吐出を伴なうメンテナンス動作を行なう際、吐出口より吐出されたインクはラインヘッドに対向して設けられたインク受器によって受けられ、回収される。また、インク受器は上下動手段によって上下動することができるので、画像形成時には記録媒体の搬送を阻害しない位置で退避し、メンテナンス時にはラインヘッドと当接又は近接するといった動作が可能となる。
【0011】
この様に、インク受器をラインヘッドと対向して上下動可能に設けてある。それに加えて、プラテンはインク受器の記録媒体搬送方向前側、後側でインク受器と隣接する形態で、インク受器とともに上下動するように設けられており、メンテナンス動作の際にラインヘッドとインク受器が近接もしくは当接したり、ラインヘッドからインク受器へインクが吐出されたりすることを阻害しないようになっている。
【0012】
これらのことにより、ラインヘッドを回動させたり移動させたりすることなく画像形成動作からメンテナンス動作への移行を行なうことができる。よって、上記移行に伴なうラインヘッドの位置精度の低下を防ぐことができるとともに、メンテナンス手段を有したインクジェットプリンタをコンパクトに作成できる。
【0013】
プラテンが上下動自在に設置されていることで、画像形成時に画像形成作業の進行状況に応じてプラテンの高さを調整するといったことができる。このことで記録媒体がインクジェットプリンタ内で詰まることを回避し、能率よく画像形成を行なうことができる。
【0014】
ここで、インク受器及びプラテンは接続部材に固定して設置されており、一体となっている。こうしてインク受器及びプラテンが1体となって上下動する構造とすることで、インクジェットプリンタを簡略な構成とすることができる。よって、高精度、高能率で画像形成が可能なインクジェットプリンタを安価かつコンパクトに作成することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、前記インク受器は上端が前記プラテンの上端よりも低くなる位置に設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、画像形成時にインク受器による記録媒体の搬送の阻害を回避するためにインク受器とプラテンとの相対的な位置を変える必要がないので、上下動手段を簡略な構造とすることができる。よって、高精度、高能率で画像形成が可能なインクジェットプリンタを安価かつコンパクトに作成することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のインクジェットプリンタであって、前記インク受器は前記ラインヘッドの下面と当接して前記吐出口を覆うキャップ部材を前記開口部に有することを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、インク受器を上下動手段により上昇させた際、キャップ部材でラインヘッドの吐出口を覆って密閉することができる。こうして吐出口を密閉することで、インク受器内部を負圧にして吐出口からインクを吸引したり、ラインヘッドの待機時に吐出口付近のインクの乾燥、固化を防ぐ保湿を行ったりできる。よって、継続して高画質な画像を形成可能なインクジェットプリンタを作成することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェットプリンタであって、前記メンテナンス手段は、前記インク受器と連通した吸引ポンプを有するとともに、前記吸引ポンプは前記キャップ部材と前記下面との当接時に作動して前記インク受器内部を負圧にすることを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、キャップ部材で吐出口を覆い、インク受器内部を負圧にしてインク吐出を行なうことで吐出口からインクを吸引して吐出口付近のインク中の異物を除去することができる。よって、継続して高画質な画像を形成可能なインクジェットプリンタを作成することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のインクジェットプリンタであって、前記メンテナンス手段は、前記インク受器の内部と大気との連通状態と前記インク受器内部の密閉状態とを切り換える切換部を有することを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、インク吸引後、インク受器内部を大気圧に戻す動作を緩やかに行なうことができる。よって、インク吐出によって吐出口付近に形成されたメニスカスを良好に保つことができる。このことで、迅速にメンテナンス動作から画像形成動作へ移行できるので、高能率で高画質に画像形成可能なインクジェットプリンタを作成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るインクジェットプリンタ100の構成について説明する。インクジェットプリンタ100は記録媒体Pに画像を形成する装置であり、ラインヘッド1、メンテナンス手段10、搬送手段20、プラテン24、第二プラテン25、上下動手段30、図示しない制御手段等を備えて構成される。
【0024】
制御手段は記録媒体Pに形成する画像の画像データを記憶するとともに、この画像データ等に基づいてインクジェットプリンタ100の各構成要素を制御する。
【0025】
ラインヘッド1はインクを吐出する吐出口が記録媒体Pの幅に対応して設置され形態のインクジェットヘッドである。ラインヘッド1は図示しない制御手段に記憶された画像データに基づく制御手段の制御によってインクを吐出することで記録媒体Pに画像を形成する。ラインヘッド1は記録媒体Pに向けて複数色のインクを吐出できるよう、吐出するインクの色に対応して複数個が設置される。ラインヘッド1がラインヘッド型であることで、インクジェットプリンタ100はラインヘッド1の走査を行なわずに記録媒体Pに画像を印刷する。
【0026】
ラインヘッド1は下面にはインクをインク滴D、D、…として下向きに吐出するための吐出口(図示せず)が等間隔に設置されている。吐出口は記録媒体Pの幅方向(図1に対して垂直な方向)に略直線状に配列されている。吐出口が配列されている列の長さは、記録媒体Pの幅(図1に対して垂直な方向の長さ)に対応するよう記録媒体Pの幅とほぼ同じ長さか、上記幅よりも長い長さに設定されている。ラインヘッド1、1、…は記録媒体Pにカラー画像を形成できるよう、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(B)といったプロセスカラーのインクを吐出するものがそれぞれ1個ずつ設置される。
【0027】
上下動手段30は接続部材31と、図示しない駆動部とを備えて構成される。駆動部はモータの回転運動をカム、クランク、ボールねじ、ベルト、ラックアンドピニオンといった機構によって上下動運動に変換し、後述するインク受器11、11、…及びプラテン24、24、…を上下動させるための駆動力を発生する。
【0028】
接続部材31は駆動部の作動により上下動する形態で設置された部材であり、駆動部とインク受器11、11、…及びプラテン24、24、…とを接続する。接続部材31には、インク受器11、11、…及びプラテン24、24、…が固定して設置されている。このことで、インク受器11、11、…及びプラテン24、24、…は駆動部の作動によって一体となって上下動する。
【0029】
プラテン24、24、…は互いに平行な2辺のうち短かい側の辺が上方を向いた略台形の断面を有する長尺型の部材で構成される。プラテン24、24、…はラインヘッド1、1、…の吐出口が配列された方向に対して平行かつ上面の高さを揃えた形態で、プラテン取付部材24aを介して接続部材31に固定して設置される。
【0030】
プラテン24、24、…の形状と取り付け位置は、インク受器11、11、…に対するX方向前側及び後側の少なくとも一方でインク受器11、11、…と隣接するようにして設定される。この様にプラテン24、24、…の位置を設定することで、ラインヘッド1の下面と後述するインク受器11のキャップ部材11aとを遮ったり、図3に示すように上昇した際、ラインヘッド1、1、…と干渉したりすることなく、記録媒体Pの搬送時には記録媒体Pを上端部で当接して支持するようにプラテン24、24、…を設置することができる。
【0031】
記録媒体Pに画像が形成される際、プラテン24、24、…は第二プラテン25、25と上面の高さがほぼ揃った状態とされ、ラインヘッド1、1、…から吐出されたインク滴D、D、…が着弾しない領域で記録媒体を支持、案内する。
【0032】
プラテン24、24、…が上下動手段30によって上下動自在に設置されることで、記録媒体Pがラインヘッド1、1、…でインクの吐出を受ける領域に搬入される時、記録媒体Pの先端がプラテン24の側面とぶつかってプラテン24やインク受器11に巻き込まれないようプラテン24、24、…を画像形成時の高さよりも低い位置まで退避させることができる。
【0033】
第二プラテン25、25は、記録媒体Pがラインヘッド1、1、…によるインク滴D、D、…の吐出を受ける領域と隣接した場所に設置された板状体であり、インクジェットプリンタ100の図示しないシャーシ部に対して固定して設置される。第二プラテン25、25は記録媒体Pに画像を形成する際にはプラテン24、24、…とともに記録媒体Pを支持、案内する。
【0034】
搬送手段20は、駆動ローラ21、従動ローラ22、拍車23等を備えて構成され、記録媒体Pを図1におけるX方向に、プラテン24、24、…上面を及び第二プラテン25、25上面を搬送する。
【0035】
駆動ローラ21は図示しない駆動部と接続され、ラインヘッド1、1、…に対して上流側と下流側とに設置される。駆動ローラ21、21は上記駆動部で発生した回転力により互いに連動して回転し、記録媒体Pを図1におけるX方向に搬送する。従動ローラ22はラインヘッド1、1、…よりも上流側の領域で駆動ローラ21と対向して設置され、上記駆動ローラ21とともに記録媒体Pを挟持する。拍車23は記録媒体Pの被記録面と点接触するよう、径方向に針状の突起を備えた回転自在な薄板により構成され、ラインヘッド1、1、…よりも下流側で駆動ローラ21と対向して設置される。拍車23は記録媒体Pに形成された画像を損傷しないようにして、上記駆動ローラ21とともに記録媒体Pを挟持する。
【0036】
メンテナンス手段10は、インク受器11、吸引ポンプ12、切換部13、吸引チューブ14、廃インクタンク16等を備えて構成される。
【0037】
インク受器11は1個のラインヘッド1に対して1個が、ラインヘッド1と対向する形態で接続部材31に固定され、上下動手段30の作動により上下動可能な状態で設置される。インク受器11は上端部に開口部を有した箱状体である。上記開口部には、ラインヘッド1の底面に当接することでこの底面に設けられた吐出口を全て覆うことのできる形状を有したキャップ部材11aが設けられている。キャップ部材11aは、上述の様にして吐出口を覆った状態の時、インク受器11内部を密閉できるよう例えばゴムのような弾性体で形成される。
【0038】
インク受器11は吸引チューブ14を介して吸引ポンプ12、切換部13、廃インクタンク16と連通している。インク受器11は、ラインヘッド1の空吐出時及びインク吸引時に吐出口から排出されたインクを受けて廃インクタンク16へと排出する。さらにインク受器11はラインヘッド1の待機時にはキャップ部材11aで吐出口を覆うことにより、吐出口付近のインクが固化しないよう保湿を行なう。
【0039】
インク受器11、11、…はキャップ部材11a、11a、…の上端がプラテン24の上面よりも低くなる位置で設置される。このようにインク受器11、11、…が設置されることで、インク受器11、11、…とプラテン24、24、…とを相対的に動かすことなく記録媒体Pとインク受器11、11、…との干渉を回避できる。この様にすることで、画像形成の際、記録媒体Pはインク受器11、11、…と接触することなく円滑にプラテン24、24、…、第二プラテン25、25、…上を搬送され、高能率に画像形成が進行する。
【0040】
インク受器11、11、…はラインヘッド1、1、…による画像形成時には下降してラインヘッド1、1、…から離間している。一方、ラインヘッド1、1、…に対する吸引時やラインヘッド1、1、…の待機時には上端でラインヘッド1、1、…の底面に当接して吐出口を覆う。
【0041】
ここで、上下動手段30がインク受器11、11、…及びプラテン24、24、…を上昇させる上限は、後述するキャップ部材11aがラインヘッド1の底面と当接する高さに設定される。
【0042】
吸引チューブ14はインク受器11、吸引ポンプ12、切換部13、廃インクタンク16を連通する管であり、ラインヘッド1の空吐出やインク吸引を行なう際、ラインヘッド1から排出され、インク受器11で受けたインクを廃インクタンク16へと導く。
【0043】
吸引ポンプ12はピストンポンプやチューブポンプといったポンプであり、ラインヘッド1からのインク吸引時に吸引力を発生する。切換部13は吸引チューブ14及びインク受器11の内部と外部との連通状態と、吸引チューブ14及びインク受器11の内部の密閉状態とを切り換える電磁弁を備えて構成される。ラインヘッド1の吐出口からインクを吸引する際、吸引動作の進行に応じて切換部13は電磁弁を開閉させる。廃インクタンク16はラインヘッド1、1、…から排出されてインク受器11、11、…が受けたインクを貯留する。
【0044】
次に、本発明に係るインクジェットプリンタ100におけるラインヘッド1、1、…のメンテナンスについて述べる。ここで、図1、図2、図3において、記録媒体Pが搬送される側である右側を下流側と呼び、左側を上流側と呼ぶ。
【0045】
記録媒体Pに画像を形成するときには、図1に示すように搬送手段20で記録媒体Pを搬送しながらラインヘッド1、1、…からのインクの吐出を行なう。
【0046】
画像形成時には、まず搬送手段20の駆動ローラ21が作動する。この駆動ローラ21と従動ローラ22とで記録媒体Pを挟持しながら、駆動ローラ21が作動することで、ラインヘッド1、1、…によるインク吐出を受ける領域まで記録媒体Pを搬入する。
【0047】
ここで、記録媒体Pの先端が最上流側のラインヘッド1(図1におけるYのラインヘッド1)の直下の領域に到達するとき、上記先端が第二プラテン25から垂れ下がった状態で最上流側のプラテン24(図1におけるYのラインヘッド1とMのラインヘッド1との間に位置するプラテン24)に到達すると、この先端はプラテン24の上面に載らずにプラテン24の側面とぶつかることとなる。この場合、記録媒体Pはインクジェットプリンタ100内を搬送されずにインクジェットプリンタ100内で詰まることとなり、画像形成の能率を低下させることとなる。
【0048】
記録媒体Pが上述の様にして詰まることを回避するため、先端を最上流側のプラテン24に載せる時には、先端がプラテン24の側面と当接しないよう、駆動部はプラテン24、24、…及びインク受器11、11、…の高さを調整する。
【0049】
具体的には、制御手段は光学的手段等で上流側の第二プラテン25上面に記録媒体Pの先端が載ったことを検知すると、上下動手段の駆動部を下降側に作動させる。こうして、プラテン24、24、…はインク受器11、11、…とともに下降し、上面が第二プラテン25、25の上面よりも所定距離だけ低い位置で停止する。
【0050】
引き続いて記録媒体Pが搬送され、最上流側のプラテン24上面に載った時点で、制御手段はプラテン24、24、…及びインク受器11、11、…を、プラテン24、24、…上面が第二プラテン25、25上面と同じ高さとなる位置まで上昇するよう駆動部を作動させる。ここで、上記所定距離は、記録媒体Pが詰まることを確実に防止できるとともに、プラテン24、24、…及びインク受器11、11、…の上下動が速やかに完了することを条件に適宜決定される。
【0051】
プラテン24、24、…及びインク受器11、11、…の上昇後、記録媒体Pの駆動ローラ21による搬送が引き続いて行なわれる。このとき、プラテン24、24、…はラインヘッド1、1、…の直下の領域で記録媒体Pが弛まないよう記録媒体Pを上面で支持する。
【0052】
記録媒体Pの搬送と併行してラインヘッド1、1、…によるインク吐出が行なわれる。ラインヘッド1は制御手段に記憶された画像データに基づき、搬送手段20による記録媒体Pの搬送と同期してインクを吐出することで記録媒体Pに画像を形成する。画像が形成された記録媒体Pは下流側駆動ローラ21と拍車23に挟持された形態でさらに搬送され、ラインヘッド1外部へ搬出される。
【0053】
ラインヘッド1は画像形成の際にインクを吐出するにつれて吐出口につながる細管の吐出口付近の部位にあるインクに気泡やゴミといった異物が混入する。これらの異物は記録媒体Pに吐出されるインクの質を低下させる上、インクが制御手段の制御通りに吐出口から吐出されることを妨げるため、メンテナンス動作によって除去する必要がある。
【0054】
そこで、本発明に係るインクジェットプリンタ100では、メンテナンス動作として、吐出口からのインクの空吐出やインクの吸引を適宜行なう。また、それ以外にもラインヘッド1、1、…待機時に吐出口付近のインクが乾燥して粘性が高まったり固化したりすることでインク吐出を妨げる異物が発生しないよう、ラインヘッド1は吐出口の保湿を行なう。
【0055】
吐出口からのインクの空吐出は記録媒体Pへの画像形成の合間に行なわれる。図2に示すようにインクの空吐出はプラテン24、24、…の高さを画像形成時のままにして行なう。
【0056】
このとき、吐出口とキャップ部材11aとは互いに離間している。しかし、キャップ部材11aは吐出口の直下にあり、プラテン24、24、…は吐出口とキャップ部材11aとを遮らないように配置されているので、空吐出されたインクはプラテン24、24、…等に付着することなくインク受器11によって受けられ、廃インクタンク16に貯留、回収される。こうしてラインヘッド1、1、…から空吐出を行ない、吐出口を良好な吐出状態に回復させた後、次の記録媒体Pをラインヘッド1、1、…の直下まで搬送して画像形成を再開する。
【0057】
ここで、図2ではインクジェットプリンタ100に備えられた全てのラインヘッド1、1、…から同時に空吐出を行なうものとして描図を行なっている。しかし、空吐出は、各ラインヘッド1ごとに個別のタイミングで行なってもよい。
【0058】
例えば、最も上流側のYのラインヘッド1からの記録媒体Pに対するインク吐出が終わり、記録媒体Pの後端がYのラインヘッド1の直下を通過した後、まずYのラインヘッド1で空吐出を行なうこととしてもよい。この場合には、以降、記録媒体Pの後端が通過するごとにMのラインヘッド1、Cのラインヘッド1、…と順次空吐出を行なう。こうしてY、M、C、K全てのラインヘッド1、1、…の空吐出が終わった後、次の記録媒体Pを取りこんで画像形成を再開する。
【0059】
また、本実施形態に係るインクジェットプリンタ100では、最も下流側のKのラインヘッド1で記録媒体Pの後端部にインクを吐出し、もっとも上流側のYのラインヘッド1で次の記録媒体Pの先端部にインクを吐出している際に、これら2枚の記録媒体P、Pの間に位置するM、Cのラインヘッド1、1で空吐出を行なうというような手順で空吐出を行なってもよい。
【0060】
上述の空吐出では吐出口近傍の異物を除去できない場合には、画像形成作業を中断してインク吸引動作を行なうことで上記異物を効果的に除去する。
【0061】
インク吸引動作ではまず搬送手段20による新たな記録媒体Pの搬送を停止する。そして上下動手段の作動によりインク受器11、11、…を上昇させ、キャップ部材11a、11a、…でラインヘッド1、1、…の吐出口を覆う。
【0062】
吐出口をキャップ部材11a、11a、…で覆った後、切換部13、13、…の電磁弁を閉じて吸引ポンプ12、12、…を作動させ、インク受器11、11、…内部を負圧にする。こうしてインク受器11、11、…内部が負圧になった状態で吐出口からインクを吸引する。吸引されたインクは異物とともに吸引ポンプ12、12、…によって吸引され、廃インクタンク16に向けて排出され、廃インクタンク16に貯留、回収される。
【0063】
こうして吐出口からインクを吸引した後、切換部13、13、…の電磁弁を開けてインク受器11、11、…内部を大気圧に戻してから上下動部の作動によりインク受器11、11、…を降下させることでキャップ部材11a、11a、…をラインヘッド1、1、…の下面から離間させる。さらにインク受器11、11、…及びプラテン24、24、…は画像形成時の位置まで下降してインク吸引動作が完了する。インク吸引動作の完了後、新たに次の記録媒体Pがラインヘッド1、1、…直下の領域まで搬送され、次の画像形成が開始される。
【0064】
こうしてインク吸引を行なうことで、ラインヘッド1内部の細管の吐出口付近の部位から気泡、ゴミ、固化したインクといった異物が効果的に除去され、吐出口の吐出状態が最適な状態に回復する。
【0065】
ここで、インク受器11、11、…下降前に切換部13、13、…の電磁弁を開けることで、インク受器11、11、…内部圧力を大気圧まで緩やかに戻すことができるので、インク吸引時に細管内部の吐出口付近に形成されたメニスカスを次のインク吐出までよういに維持することができる。
【0066】
キャップ部材11aをラインヘッド1下面から引き離すことでインク受器11内部を大気圧に戻した場合、インク受器11内部の圧力の変動は急激となる。この場合、インク吸引時に形成された上記メニスカスは圧力の変動によって破壊されるため、その後吐出口から制御通りにインクを吐出できなくなる。吐出口からさらに空吐出を行なうことでメニスカスの回復は可能である。しかし、この場合には次の画像形成に移行するまでに要する時間が増えるとともに、インクの消費量が増大することとなる。よって、切換部13、13、…の電磁弁を開けることでインク受器11、11、…内部を大気圧に戻すようにすることで、インク吸引に係る時間とインクとを節約することができる。
【0067】
インクジェットプリンタ100による一連の画像形成作業が完了した後には、ラインヘッド1、1、…を待機状態にする。待機状態への移行はインク吸引の時と同様、駆動部でインク受器11、11、…を上昇させて吐出口をキャップ部材11a、11a、…で覆うことにより行なわれる。このとき、切換部13、13、…の電磁弁を閉じておくことで、吐出口は密閉され、吐出口付近のインクが乾燥して粘性が高まったり固化したりすることが防止される。そして再び画像形成作業を開始するときには、プラテン24、24、…上面と第二プラテン25、25上面が同じ高さとなる位置までインク受器11、11、…及びプラテン24、24、…を下降させることで画像形成が可能な状態となる。
【0068】
この様に、主に搬送手段20による副走査だけで高速で画像形成可能なラインヘッド型のラインヘッド1を有したインクジェットプリンタ100において、インク受器11をラインヘッド1に対向して上下動可能に設置することで、インクジェットプリンタ100を高精度で画像形成可能な状態に維持することを能率よく容易に行なえる。
【0069】
上述の様に、画像形成作業の合間にインクの空吐出によるメンテナンス動作を行なう場合、ラインヘッド1、1、…から吐出されたインクはインク受器11、11、…によって受けられ、回収される。この時、ラインヘッド1、1、…又はインク受器11、11、…の移動やラインヘッド1、1、…の回動を行なうことなく画像形成動作とメンテナンス動作との間での移行を行なえる。
【0070】
また、吐出口からのインク吸引や吐出口付近のインクの保湿によるメンテナンス動作のため、吐出口をキャップ部材11aで覆って密閉する時には、上下動手段30でインク受器11、11、…を上下動させるだけで画像形成動作とメンテナンス動作との間での移行を行なえる。そのため、ラインヘッド型のラインヘッド1を記録媒体Pの通過しない領域へ移動させたり、ラインヘッド1を回動させたりする場合と異なり、インクジェットプリンタ100をコンパクトに形成できるとともに、ラインヘッド1の移動や回動に伴なう位置誤差の発生を回避できる。
【0071】
また、上下動手段30によってプラテン24、24、…も上下動可能にすることで、画像形成作業の進捗状況に応じてプラテン24、24、…の高さを微調整することができる。このことで、プラテン24、24、…上面に記録媒体Pが載る時には画像形成時の高さよりプラテン24、24、…を低くして記録媒体Pがインクジェットプリンタ100内で詰まることを回避し、画像形成時には記録媒体Pが弛むことのない高さにプラテン24、24、…を固定するといった動作を行なうことができる。よって、高能率、高画質で記録媒体Pに画像を形成することができる。
【0072】
さらに、インク受器11、11、…及びプラテン24、24、…は接続部材31に固定されており、駆動部の作動によって1体となって上下動する構成となっている。この様にすることで、画像形成動作とメンテナンス動作との間の移行を行なうための機構を簡略に構成することができる。よって、高能率、高画質で画像形成可能なインクジェットプリンタ100を安価に作成することができる。
【0073】
なお、本発明に係るインクジェットプリンタ100は上述の構成とは限らない。たとえば、ラインヘッド1、1、…で吐出可能なインクの色はY、M、C、Kのプロセスカラーに限らない。記録媒体Pの材質や形成される画像に求められる画像の質の応じて、例えばプロセスカラーのインクを吐出するラインヘッド1、1、…の他に白色(W)等の特色インクや、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)といったインクを吐出するラインヘッド1、1、…を備える構成としてもよいし、1つの色のインクを2個以上のラインヘッド1、1、…で吐出する構成としてもよい。このように、ラインヘッド1で吐出するインクの種類、色数やラインヘッド1、1、…の数は設計事項であり、適宜設定される。
【0074】
なお、本発明に係るインクジェットプリンタ100に適用されるラインヘッド1は、上述の様に一体に形成されるとは限らず、例えば複数のインクジェットヘッドを組み合わせるように設置することで、記録媒体Pの幅と同じ長さもしくは記録媒体Pの幅よりも長い長さにわたって吐出口を設置する構成としてもよい。この場合、上記インクジェットヘッドは吐出口が等間隔で設置されるよう、段違いのジグザグ状に配列して設置する。
【0075】
また、本発明に係るインクジェットプリンタ100はプラテン24、24、…及び第二プラテン25、25を備えるものとは限らず、上下動可能なプラテン24、24、…だけで記録媒体Pを支持する構成としてもよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、メンテナンス動作の際にラインヘッド型のラインヘッドから吐出されたインクを受けるインク受器を、ラインヘッドと対向した形態で上下動可能に設置するとともに、プラテンをインク受器と1体となって上下動する構成とすることで、ラインヘッドの位置精度を低下させることなくラインヘッドのメンテナンスを行なうことができるとともに高能率、高画質で画像形成可能なラインヘッド型インクジェットプリンタをコンパクトかつ安価に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタ100の画像形成時の形態を示す要部側面図である。
【図2】インクジェットプリンタ100の空吐出の形態を示す要部側面図である。
【図3】インクジェットプリンタ100のインク吸引時及び保湿時の形態を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1   ラインヘッド
10 メンテナンス手段
11 インク受器
11a     キャップ部材
12 吸引ポンプ
13 弁
14 吸引チューブ
16 廃インクタンク
20 搬送手段
24 プラテン
25 第二プラテン
30 上下動手段
31 接続部材
100     インクジェットプリンタ
D   インク滴
P   記録媒体

Claims (5)

  1. 記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタであって、
    前記記録媒体を支持するプラテンと、
    前記記録媒体を前記プラテン上で搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体の上方に設けられ、画像形成時及びメンテナンス時にインクを吐出する吐出口を下面に有した複数のラインヘッドと、
    前記メンテナンス時に吐出されたインクを上端部に設けられた開口部で受ける複数のインク受器を有するメンテナンス手段と、
    前記インク受器及び前記プラテンを上下動させる上下動手段と、を備え、
    前記インク受器は、前記吐出口と対向する位置に設けられ、
    前記プラテンは、前記記録媒体の搬送方向の前記インク受器に対する前側及び後側の少なくとも一方で前記インク受器と隣接して設置されることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記インク受器は上端が前記プラテンの上端よりも低くなる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記インク受器は前記ラインヘッドの下面と当接して前記吐出口を覆うキャップ部材を前記開口部に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記メンテナンス手段は、前記インク受器と連通した吸引ポンプを有するとともに、
    前記吸引ポンプは前記キャップ部材と前記下面との当接時に作動して前記インク受器内部を負圧にすることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記メンテナンス手段は、前記インク受器の内部と大気との連通状態と前記インク受器内部の密閉状態とを切り換える切換部を有することを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
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