JP2007216420A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007216420A JP2007216420A JP2006036840A JP2006036840A JP2007216420A JP 2007216420 A JP2007216420 A JP 2007216420A JP 2006036840 A JP2006036840 A JP 2006036840A JP 2006036840 A JP2006036840 A JP 2006036840A JP 2007216420 A JP2007216420 A JP 2007216420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maintenance
- suction
- ink
- ink mist
- image recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】ノズルから搬送機構の間の空間に浮遊しているインクミストを吸引するために吸引部と空間との経路が長くなると効率よくインクミストを吸引することができず、記録する画像の品質が劣化してしまう。また吸引部を回動させて空間と近接させると複雑な機構が必要となり装置の構造が複雑化してしまう。
【解決手段】本発明において、メンテナンス部46には、ノズル22に残留した残留インクを吸引するメンテナンス吸引口47と、インクミストをノズル22近傍から吸引するインクミスト吸引口48と、メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48と連通し、インク及びインクミスト吸引を兼用しているメンテナンス吸引経路管49と、が設けられている。インクミスト吸引口48がノズル22の近傍に位置するために、経路が短くなり、効率よく吸引することができ、メンテナンス吸引経路管49により簡易な構造にて吸引することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明において、メンテナンス部46には、ノズル22に残留した残留インクを吸引するメンテナンス吸引口47と、インクミストをノズル22近傍から吸引するインクミスト吸引口48と、メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48と連通し、インク及びインクミスト吸引を兼用しているメンテナンス吸引経路管49と、が設けられている。インクミスト吸引口48がノズル22の近傍に位置するために、経路が短くなり、効率よく吸引することができ、メンテナンス吸引経路管49により簡易な構造にて吸引することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像記録媒体にインクを吐出させて画像を記録するインクジェット方式を用い、インク及びインクミスト等を吸引するメンテナンスユニットを搭載した画像記録装置に関する。
一般に、画像記録装置は、ヘッドのノズルから例えば記録紙、OHP用紙といった記録媒体にインクを吐出し画像を記録する。このような画像記録装置は、時間の経過、または記録枚数によってノズルにインクが固化して詰まってしまう。そのためインクのノズル詰まりを防止するために、画像記録装置には、定期的、あるいは記録枚数に応じてメンテナンスが必要である。
このようなメンテナンスには、ノズルの近傍に残留する残留インクを吸引部材により吸引してノズルの目詰まりを防止する吸引メンテナンスや、ノズルに付着した残留インク及び大気中のダストや吸引メンテナンスによって吸引できずにノズルに残留した残留インクを拭き取るワイピングメンテナンスなどがある。これらメンテナンスにより吸引・除去されたインクは、吸引部材によりタンクに送られる。
またインクジェットヘッドを搭載した画像記録装置のノズル及び記録媒体を搬送する搬送機構周辺には、微細なインクであるインクミストが浮遊しており、これらが装置内部の機構部や記録媒体の記録面に付着することで、性能の劣化や記録画像の画質の劣化などが生じてしまう。
このような劣化を防止するために、例えば従来にはインクミスト専用の吸引ユニットを設ける方法や、特許文献1が開示されている。
特許文献1に開示されているインクジェット記録装置は、メンテナンスユニットにメンテナンス吸引口を設けている。記録時にはメンテナンスユニットが記録ヘッドに対して退避しており、この状態で吸引手段を駆動してメンテナンス吸引口からインクミストを吸引している。また予備吐時にはメンテナンスユニットが記録ヘッドに対向し、この状態で吸引手段を駆動してメンテナンス吸引口からインクミストを吸引している。
次に従来のインクミスト専用の吸引ユニットを搭載した画像記録装置の構成を図6及び図7に示す。
図6は、従来の吸引ユニットを搭載した画像記録装置の概略斜視図、図7(a)はメンテナンスの際の図6に示した吸引ユニットを搭載した画像記録装置の概略側面図、図7(b)は画像記録の際の吸引ユニットを搭載した画像記録装置の概略側面図、図7(c)は画像記録の際にメンテナンス部が図7(b)の状態から回動した吸引ユニットを搭載した画像記録装置の概略側面図である。
図6に示すように、ヘッドユニット120には、4個のヘッド121がX軸方向に等間隔に配置され、各ヘッド121は、搬送機構130によって搬送される記録媒体101にインクを吐出して画像を記録する。ヘッド121のメンテナンスを行うメンテナンス部146は、支柱141により支持されている。メンテナンス部146は、各ヘッド121にそれぞれメンテナンスを行うためにヘッド121の下流にそれぞれ配置され、メンテナンスユニット140を形成している。
メンテナンスの際は、図6に示すように、搬送機構130が図示しない昇降機構により下降すると共に、図7(a)に示すようにメンテナンスユニット140は下降し、さらにヘッド121に対向するように移動する。詳細にはメンテナンス部146のメンテナンス吸引口147がヘッド121のノズルに対向するようにメンテナンスユニット140は、下降しスライド移動する。ポンプ170により発生した負圧は、メンテナンス吸引口147を通じてノズルに残留した廃インクを吸引し、廃インクはタンク180に蓄積される。
画像記録の際は、図7(b)に示すように、搬送機構130が上昇し、これに伴いメンテナンスユニット140は、ヘッド121間にスペースに退避する。詳細には各メンテナンス部146がヘッド121の下流に配置されるようにメンテナンスユニット140が、スライド移動し上昇する。このとき、ポンプ170により発生した負圧が、メンテナンス吸引口147を通じてインクミストを吸引する。または図7(c)に示すように画像記録の際には、メンテナンス部146を回動させメンテナンス吸引口147をヘッド121方向に向け、インクミストを吸引する構成でもある。
特開2004−174819号公報
通常、ほとんどのインクミストは、ノズルから搬送機構の間の空間に浮遊している。そのため図7(b)に示すように画像記録時において、メンテナンス吸引口147は、前記空間に対し距離があり、結果、インクミストが流れる流路が長くなり効率よくインクミストを吸引することができない。これにより記録する画像の品質が劣化してしまう。また図7(c)に示すように、メンテナンス部146を回動させると、メンテナンス吸引口147と前記空間は近接する。しかしながら回動させるためには、メンテナンス部146を回動するための複雑な機構が必要となり装置の構造が複雑化してしまう。またメンテナンス吸引口147に存在するインクミストが、前記回動の動作により飛散し、ヘッド121や記録媒体101、搬送機構130を汚す虞がある。
そのため本発明は、効率よくインクミスト吸引できるインクミスト吸引機構を搭載した画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、記録媒体に複数のノズルからインクを下方に向けて吐出する複数のインクヘッドと、インクジェットヘッドに対向配置され、記録媒体を搬送する搬送機構と、非画像記録時にインクヘッドと対向するように配置され、ノズルに残留する残留インクを吸引するメンテナンス吸引口と、メンテナンス吸引口と連通するメンテナンス吸引管と、メンテナンス吸引口に対して直交、または反対側に設けられ、画像記録時にインクヘッド近傍、または搬送機構に対向するように配置され、ノズル近傍に浮遊するインクミストを吸引するインクミスト吸引口と、インクミスト吸引口と連通するインクミスト吸引管と、を有するインクヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部と、複数のメンテナンス部を有するメンテナンスユニットと、メンテナンス吸引管とインクミスト吸引管と連通している吸引部と、 を具備し、非画像記録時に吸引部はインクヘッドと対向するメンテナンス吸引口からメンテナンス吸引管を介して残留インクを吸引し、画像記録時に吸引部は、インクヘッド近傍に配置されるインクミスト吸引口から前記インクミスト吸引管を介して残留インクミストを吸引することを特徴とする画像記録装置を提供する。
本発明によれば、効率よくインクミスト吸引できるインクミスト吸引機構を搭載した画像記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
以下の説明において、図中、記録媒体の搬送方向をX軸方向又は副走査方向とし、この搬送方向と直交する方向をY軸方向又は主走査方向又は記録媒体の幅方向としている。X軸及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向又は上下方向とする。
以下の説明において、図中、記録媒体の搬送方向をX軸方向又は副走査方向とし、この搬送方向と直交する方向をY軸方向又は主走査方向又は記録媒体の幅方向としている。X軸及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向又は上下方向とする。
図1及び図2を参照して第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における画像記録装置の概略斜視図、図2(a)はメンテナンスの際の画像記録装置の概略側面図、図2(b)は画像記録の際の画像記録装置の概略側面図である。
図1は、本実施形態における画像記録装置の概略斜視図、図2(a)はメンテナンスの際の画像記録装置の概略側面図、図2(b)は画像記録の際の画像記録装置の概略側面図である。
図1に示すように画像記録装置10は、記録媒体1にインクを吐出して画像を記録するヘッドユニット20と、ヘッドユニット20に対向配置し、記録媒体1を吸着搬送する搬送機構30と、ヘッドユニット20のメンテナンスを行うメンテナンスユニット40から構成される。
ヘッドユニット20は、記録媒体1にインクを吐出して画像を記録する複数のヘッド21から構成されている。各ヘッド21は、それぞれのノズル22から例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを重力方向(垂直下方向)ヘ吐出して画像記録を行う。ヘッド21は、シリアルヘッド(固定ヘッド)タイプの記録ヘッドである。図1に示すようにヘッド21は、X軸方向においてヘッド間の距離が等間隔になるように配置されている。またヘッド21は、Y軸方向において搬送される記録媒体1の幅よりも長い構成である。
ヘッドユニット20に対向配置されている搬送機構30は、図示しない昇降機構によりZ軸方向に昇降可能である。搬送機構30には、環状のベルト31が4つのローラ32に掛け渡されており、ベルトコンベアを形成している。ベルト31には、複数の小径の孔33が開口されている。図示しない吸引ファンから発生する負圧が孔33を介して記録媒体1をベルト31に吸着させ、吸着した記録媒体1は搬送機構30によって搬送される。
メンテナンスユニット40は、各ヘッド21のメンテナンスをそれぞれ行う複数のメンテナンス部46と、により構成される。Y軸方向において、メンテナンス部46の長さは、ヘッド21の長さ以上である。
またヘッド21のX軸方向の側面には、X軸方向に沿ってメンテナンス部46を移動させるために支持する支柱41が設けられている。メンテナンス部46は、支柱41に沿ってノズル22に対向する位置、もしくはヘッド21の搬送方向下流側の側面(Y軸方向における側面)近傍の退避スペースにスライド移動可能である(詳細は後述する)。
メンテナンス部46には、メンテナンスの際にノズル22に残留した残留インクを吸引(メンテナンス)するためのメンテナンス吸引口47と、メンテナンス吸引口47とは異なる(メンテナンス吸引口47とは直交する)箇所に設けられ、画像記録時にノズル22から搬送機構30の間の空間に浮遊しているインクミストを吸引(メンテナンス)するためのインクミスト吸引口48と、メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48と連通しているメンテナンス吸引経路管49と、が設けられている。本実施形態においてメンテナンス吸引経路管49が残留インクを吸引するメンテナンス吸引経路管とインクミストを吸引するインクミスト吸引経路管を兼用している。メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48は、メンテナンス部46の面上にわたって1つずつ形成されている。
メンテナンス部46には、メンテナンスの際にノズル22に残留した残留インクを吸引(メンテナンス)するためのメンテナンス吸引口47と、メンテナンス吸引口47とは異なる(メンテナンス吸引口47とは直交する)箇所に設けられ、画像記録時にノズル22から搬送機構30の間の空間に浮遊しているインクミストを吸引(メンテナンス)するためのインクミスト吸引口48と、メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48と連通しているメンテナンス吸引経路管49と、が設けられている。本実施形態においてメンテナンス吸引経路管49が残留インクを吸引するメンテナンス吸引経路管とインクミストを吸引するインクミスト吸引経路管を兼用している。メンテナンス吸引口47及びインクミスト吸引口48は、メンテナンス部46の面上にわたって1つずつ形成されている。
なお詳細については後述するが残留インクやインクミストは、残留インク及びインクミストを吸引する吸引部であるポンプ70によりメンテナンス吸引口47またはインクミスト吸引口48と、メンテナンス吸引経路管49と、を経由してタンク80に蓄積される。
次に本実施形態におけるメンテナンス方法について図2(a)、図2(b)を参照して説明する。
図2(a)に示すようにノズル22の吸引メンテナンスにおいては、搬送機構30が図示しない第1の昇降機構により下降する。次に支柱41は、図示しない移動機構よって下降され、さらに搬送方向上流にスライド移動される。支柱41の移動に伴い、支柱41に支持されているメンテナンス部46も同様に搬送方向上流にスライド移動する。これによりメンテナンス部46は、ノズル22に対向配置される。詳細にはメンテナンス部46に設けられているメンテナンス吸引口47がノズル22に対向配置される。
メンテナンス吸引口47がノズル22に対向配置されると、ノズル22に付着した残留インクは、ポンプ70によりメンテナンス吸引口47から吸引され、メンテナンス吸引経路管49と、を経由して、タンク80に蓄積される。
また図2(b)に示すように画像記録時におけるメンテナンスにおいては、図2(a)に示す状態から支柱41が、図示しない移動機構よって搬送方向下流にスライド移動し上昇される。支柱41の移動に伴い、支柱41に支持されているメンテナンス部46も同様に搬送方向下流にスライド移動し上昇される。これによりメンテナンス部46は、ヘッド21のX軸方向における搬送方向下流の側面近傍の退避スペースに移動することとなる。詳細にはメンテナンス部46に設けられているインクミスト吸引口48がノズル22の側面近傍に配置される。
インクミスト吸引口48がノズル22の側面近傍に配置されると、ノズル22と搬送機構30の間の空間に浮遊するインクミストは、ポンプ70によりインクミスト吸引口48から吸引され、メンテナンス吸引経路管49と、を経由して、タンク80に蓄積される。
なおメンテナンス部46が図2(a)に示すノズル22に対向配置している状態から図2(b)に示す退避スペースに配置されている状態に移動するまでの間、また図2(b)に示す退避スペースに配置されている状態から図2(a)に示すノズル22に対向配置している状態に移動するまでの間にも、ポンプ70が吸引動作を続けていることで、インクミスト吸引口48からのインクの垂れを防止することが望ましい。
このように本実施形態は、インクミスト吸引口48をノズル22の近傍に設けるために、従来の構成に比べてインクミストが流れる流路が短くなり、効率よくインクミストを吸引することができる。またメンテナンス吸引経路管49が残留インクを吸引するインク吸引経路管とインクミストを吸引するインクミスト吸引経路管を兼用しているため、新たにインクミスト専用のインクミスト吸引経路管を設ける必要はなく、簡易な構造でインクミストを吸引することができる。これにより高品質な画像を記録できる。
本実施形態において、メンテナンス部46は、支柱41と共に移動するがこの構成に限定されることはなく、例えばメンテナンス部46を支持する支柱41は、搬送機構30に配置され、搬送機構30が図示しない昇降機構により昇降することにより支柱41も昇降し、よってメンテナンス部46も昇降する構成でも良い。また搬送機構30が上流または下流に移動することによりメンテナンス部46がスライドに移動する構成でも良い。
次に図3を参照して第2の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態と同様な部位においては同符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図3(a)は、メンテナンスの際の画像記録装置の概略側面図、図3(b)は画像記録の際の画像記録装置の概略側面図である。
本実施形態では、図3に示すようにインクミスト吸引口48は、メンテナンス吸引口47の反対側に設けられている。つまりメンテナンスユニット40に設けるインクミスト吸引口48を、搬送機構30に対向する方向、すなわちメンテナンスユニット40の下方に向けて開口するように設けている。このインクミスト吸引口48には、吸引したインクミストがベルト31や記録媒体1に垂れることを防止するため、インクミスト垂れ防止のフィルタ23を設けている。
これにより、インクミストが主に発生する場所に極めて近い箇所にインクミスト吸引口48を設けているために簡易な構造で効率のよいインクミストの吸引が行える。さらにインクミスト吸引口48にフィルタ23を設けているためにため、吸引したインクミストがヘッド21や搬送機構30に向かって飛散することを防止することができる。
次に図4を参照して第3の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態と同様な部位においては同符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図4(a)は、メンテナンスの際の画像記録装置の概略側面図、図4(b)は画像記録の際の画像記録装置の概略側面図である。
前述した各実施形態は、一方の吸引口が動作している間、他方の吸引口が開口しているために、吸引動作における吸引圧が下がってしまう。そのため本実施形態は、メンテナンスユニット40にインクミスト吸引蓋56及びメンテナンス吸引蓋57を設け、動作していない吸引口に対して蓋をして吸引圧を上げる構成である。
まず図4(a)を参照してメンテナンスの際にインクミスト吸引口48にかぶせるインクミスト吸引蓋56の構成について説明する。
ヘッド21またはヘッドユニット20には、Y軸方向において搬送方向上流の側面に昇降可能なインクミスト吸引蓋56が設けられている。インクミスト吸引蓋56は、メンテナンスの際には、自重、または図示しない付勢手段により、インクミスト吸引口48近傍まで下降し、ポンプ70により発生する負圧により、インクミスト吸引口48に密着し蓋をする。
このインクミスト吸引蓋56には、突起部55が設けられている。上述したように画像記録時にメンテナンスユニット40がヘッド21間の退避スペースに退避する際、支柱41がスライド移動し上昇する。支柱41がスライド移動し上昇するに伴い、突起部55はインクミスト吸引口48から離れ、記録媒体の通過スペースから退避することとなる。
次に図4(b)を参照して画像記録の際にメンテナンス吸引口47にかぶせるメンテナンス吸引蓋57の構成について説明する。
ヘッド21またはヘッドユニット20には、ヘッド21間に固定されたメンテナンス吸引蓋57が設けられている。画像記録時、メンテナンス部46がヘッド21間の退避スペースに移動するために上昇すると、メンテナンス吸引蓋57がメンテナンス吸引口47に密着し蓋をする。
このメンテナンス吸引蓋57は、メンテナンス部46が下降して退避スペースから離れることにより、メンテナンス吸引口47から離れることになる。
インクミスト吸引蓋56及びメンテナンス吸引蓋57は、弾性部材であるか、もしくは密着面に弾性部材を設け、ポンプ70による吸引力によりインクミスト吸引蓋56と、メンテナンス吸引口47を密着し確実に蓋をする。
このように本実施形態は、簡易な構造で稼動しない吸引口に蓋をすることにより、前述した第1の実施形態に比べ吸引効率が向上し、良好なメンテナンス吸引およびインクミスト吸引が行える。これにより高品質な画像を記録することができる。
次に図5を参照して第4の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態と同様な部位においては同符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図5(a)は、メンテナンスの際の画像記録装置の概略側面図、図5(b)は、画像記録の際の画像記録装置の概略側面図である。
本実施形態においてメンテナンス部46には、メンテナンス吸引口47と連通して残留インクを吸引するメンテナンス吸引経路管49と、インクミスト吸引口48と連通してインクミストを吸引するインクミスト吸引経路管59と、メンテナンス吸引経路管49と、インクミスト吸引経路管59と接続している電磁弁58と、を設けている構成である。電磁弁58は、図5(a)に示すようにメンテナンス時にはメンテナンス吸引経路管49とポンプ70が接続するように、図5(b)に示すように画像記録時にはインクミスト吸引経路管59とポンプ70が接続するように、図示しない制御部によって弁の開放が選択的に切り替わる開閉機構である。切り替わった後、それぞれの経路管から残留インクまたはインクミストが吸引される。
前述した第1の実施形態では、メンテナンス吸引経路管49が残留インクを吸引するインク吸引経路管とインクミストを吸引するインクミスト吸引経路管を兼用したが、本実施形態は、インクミスト吸引及び残留インク吸引専用の経路管をそれぞれ設け、吸引切り替えを行うために、第1の実施形態に比べて吸引圧を上げることができる。また第2の実施形態と比べて簡易な構造で吸引の切り替えを行えるため簡易に吸引圧を上げることができる。このため高品質な画像を記録することができる。
1…記録媒体、10…画像記録装置、20…ヘッドユニット、21…ヘッド、22…ノズル、23…フィルタ、30…搬送機構、31…ベルト、32…ローラ、33…孔、40…メンテナンスユニット、41…支柱、46…メンテナンス部、47…メンテナンス吸引口、48…インクミスト吸引口、49…メンテナンス吸引経路管、55…突起部、56…インクミスト吸引蓋、57…メンテナンス吸引蓋、58…電磁弁、59…インクミスト吸引経路管、70…ポンプ、80…タンク。
Claims (9)
- 記録媒体に複数のノズルからインクを下方に向けて吐出する複数のインクヘッドと、
前記インクジェットヘッドに対向配置され、前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
非画像記録時に前記インクヘッドと対向するように配置され、前記ノズルに残留する残留インクを吸引するメンテナンス吸引口と、前記メンテナンス吸引口と連通するメンテナンス吸引管と、前記メンテナンス吸引口に対して直交、または反対側に設けられ、画像記録時に前記インクヘッド近傍、または前記搬送機構に対向するように配置され、前記ノズル近傍に浮遊するインクミストを吸引するインクミスト吸引口と、前記インクミスト吸引口と連通するインクミスト吸引管と、を有する前記インクヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部と、複数の前記メンテナンス部を有するメンテナンスユニットと、
前記メンテナンス吸引管と前記インクミスト吸引管と連通している吸引部と、
を具備し、
前記非画像記録時に前記吸引部は前記インクヘッドと対向する前記メンテナンス吸引口から前記メンテナンス吸引管を介して前記残留インクを吸引し、前記画像記録時に前記吸引部は、前記インクヘッド近傍に配置される前記インクミスト吸引口から前記インクミスト吸引管を介して前記残留インクミストを吸引することを特徴とする画像記録装置。 - 前記画像記録時に前記メンテナンスユニットが前記インクヘッド間に設けられる退避スペースに退避することにより、前記インクミスト吸引口は、前記インクヘッド近傍に配置及び/または前記搬送機構に対向するように配置され、前記吸引部は前記インクミスト吸引口から前記残留インクミストを吸引することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記非画像記録時に前記メンテナンスユニットが前記インクヘッドに対向するように移動することにより、前記メンテナンス吸引口は、前記ノズルに対向配置され、前記吸引部は前記メンテナンス吸引口から前記残留インクミストを吸引することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記メンテナンス吸引管と、前記インクミスト吸引管は、少なくとも一部で兼用であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記インクミスト吸引口の開口部は、インクミスト吸着フィルタを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記メンテナンスユニットは、
画像記録時に前記メンテナンス吸引口を覆うメンテナンス吸引蓋と、
非画像記録時に前記インクミスト吸引口を覆うインクミスト吸引蓋と、
を具備し、
前記メンテナンス吸引蓋が前記メンテナンス吸引口を覆うことにより前記インクミストを吸引する前記吸引部の吸引力が上昇し、前記インクミスト吸引蓋が前記インクミスト吸引口を覆うことにより前記残留インクを吸引する前記吸引部の吸引力が上昇することを特徴とする、請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記メンテナンス吸引蓋と前記インクミスト吸引蓋は、弾性部材であることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
- 前記メンテナンス部は、
前記メンテナンス吸引経路管と、前記インクミスト吸引経路管と、の一方を開口し他方を閉口する開閉機構と、
を具備し、
前記ポンプは、前記開閉機構により開口した前記メンテナンス吸引経路管と、前記インクミスト吸引経路管と、のいずれかの管より前記残留インクまたは前記インクダストを吸引することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記開閉機構は、弁であることを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006036840A JP2007216420A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006036840A JP2007216420A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007216420A true JP2007216420A (ja) | 2007-08-30 |
Family
ID=38494206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006036840A Withdrawn JP2007216420A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007216420A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234055A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2013151168A (ja) * | 2013-05-16 | 2013-08-08 | Kyocera Document Solutions Inc | インクジェット記録装置 |
JP2013180539A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Seiko Epson Corp | ミスト捕集装置および液体吐出装置 |
JP2017081170A (ja) * | 2016-12-27 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
CN111204130A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 理想科学工业株式会社 | 喷墨打印装置 |
-
2006
- 2006-02-14 JP JP2006036840A patent/JP2007216420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234055A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録装置 |
JP4596028B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2010-12-08 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置 |
US8182081B2 (en) | 2008-03-27 | 2012-05-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
JP2013180539A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Seiko Epson Corp | ミスト捕集装置および液体吐出装置 |
JP2013151168A (ja) * | 2013-05-16 | 2013-08-08 | Kyocera Document Solutions Inc | インクジェット記録装置 |
JP2017081170A (ja) * | 2016-12-27 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
CN111204130A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 理想科学工业株式会社 | 喷墨打印装置 |
US11141991B2 (en) | 2018-11-22 | 2021-10-12 | Riso Kagaku Corporation | Inkjet printing device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6460674B2 (ja) | プリント装置 | |
JP2006289648A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5703267B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3864791B2 (ja) | 記録媒体搬送装置およびこれを備えた画像記録装置 | |
JP5142679B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2007216420A (ja) | 画像記録装置 | |
JP5076766B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP6622632B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP5918986B2 (ja) | インクジェット装置 | |
JP2011168040A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011168041A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4586923B2 (ja) | 媒体搬送装置及び記録装置 | |
JP4241420B2 (ja) | 媒体搬送装置及び液体噴射装置 | |
JP4269960B2 (ja) | 媒体搬送装置及び記録装置 | |
JP2002361902A (ja) | インクジェット方式画像形成装置 | |
JP4586924B2 (ja) | 媒体搬送装置及び記録装置 | |
JP2005111939A (ja) | インクヘッドのメンテナンス装置 | |
JP2008284719A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2010017895A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2005199548A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2005111938A (ja) | インクヘッドのメンテナンス装置 | |
JP2017061076A (ja) | プリント装置およびプラテン | |
JP5644140B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2009208408A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2007144710A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090512 |