JP2004009418A - インクジェット記録装置用インクタンク - Google Patents

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Shigeaki Tanaka
田中 茂昭
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Abstract

【課題】単独で分離交換可能なインクジェット記録装置用インクタンクにおいて、交換の際に残留インク滴を外部に露出させず、インクの漏洩による汚染を防ぐことを目的としたインクタンク接続部構造。
【解決手段】インクタンクのヘッドとの当接部が従来の平板ではなく、内部に狭い間隔部分を有する中空構造を持ち、ヘッドとの分離の際に溜まる残留インク滴をその間隔部に毛管力で吸い込む事を特徴とするインクタンク。
更にそのタンク側当接部は弾性体である樹脂で構成されヘッドと当接される際は、内部の中空部が圧接され、外される際は元の空間に復元される。そのときの体積変化によっても、残留インク滴を吸い込む機能を有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はノンインパクト記録装置の中で、微少なインク液滴を吐出する方式の液体噴射記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置用のインクタンクはヘッドと一体型でインクが無くなった際にヘッドとタンクを同時に交換するタイプのものとヘッドとタンクが分離可能で、インクが無くなった際にはタンクのみ交換するタイプのものが存在する。
【0003】
タンクのみ分離交換可能なタイプはヘッド一体型タイプに比べ経済性に優れ、また、廃棄部品を少なくできるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タンク分離型はヘット体型と異なり、インクタンクをヘッドとの接合部から分離する事で、ヘッド側、タンク側のそれぞれのインク供給口がむき出しになり、残存インクがヘッド及びタンク外に露出することになる。
【0005】
その際、ヘッドのインク供給部から垂れたインク滴は記録装置本体に進入し、電気系などに悪影響を及ぼすためにインク滴を垂らさないための機構が提案されている(特開平6−328711号公報)。
【0006】
一方、分離されたタンクのヘッド当接部であるインク供給口にはこれまで残存インクの垂れ対策は施されておらず、分離されたインク供給口の先端に付着したままのインク滴は使用済みの分離タンクを交換する際、作業者の手及び机上などの周囲に付着し汚染を引き起こしていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、分離交換タンクのヘッドとの当接部をスリット状の狭い間隙を有する中空構造とすることで、供給口先端に溜まる残存インクをスリット状の間隙に毛管力で吸い込まし、先端に溜まる残存インク滴を供給口先端軌こ露出しない構造を実現させるものである。更に、その中空構造の当接部は弾性体で形成されることで当接の際に中空部が圧接され、分離の際に元の形に復元する。その際の体積変化によってもまた残留インクを吸い込む作用を得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施形態に係る分離可能インクタンクとヘッドの断面図である。
【0010】
インクタンク1は開閉式の弁4と弁関閉の為のバネ3を有するインクタンクであり、記録ヘッド5にはインクタンクと接合してインク供給を受ける供給口6と接合した際にインクタンク1の弁4を押し開けインクを流入させる弁解放部材8を有している。
【0011】
本実施形態ではインクタンク1がヘッド5に接合される際、ヘッド側インク供給口6がタンク側インク供給口2に挿入され、弁解放部材8が弁4を押し開けインクをヘッドに流入させるものである。タンクとヘッドはタンク当接部材9とヘッド当接部7により当接する。本実施形態ではタンク側当接部材9の内部にスリット状間隙部10が設けられており、ヘッドとタンクを分離した際にタンク側インク供給口2の先端、本実施形態ではヘッド当接部材9のインク供給口開口部に付着するインクを毛管力によってスリット状間隙に吸い込むものである。これにより外部ヘインク滴の漏洩を防ぐ効果をもたらす。
【0012】
本実施形態では、タンク側当接部材はインクタンクと同一材で成型されており、材料としてはポリプロピレン等の樹脂成分で構成されている。スリット状間隙部は毛管力によってインクを引き込むため、間隙の幅が重要であり、2mm未満が好ましい。
【0013】
更に、本実施形態ではヘッドとインクタンクの密閉を当接都間で実現させるのではなく、タンク側インク供給口2とヘッド側インク供給口6の勘合によって実現しているため、タンク当接部材9のヘッドとの当接力による変形が許される構造となっている。
【0014】
そのため、タンク当接部材9の最外隔壁を十分に薄く成型することで、タンク当接部材9が変形し、スリット状間隙部が収縮方向に変形する。よって、タンクを分離した際に、変形していた間隙部が元に戻る。この際の体積変化にとって積極的に残留インク滴を吸い込む作用が実現できる。
【0015】
図2は本発明を実施した当接面を持つインクタンクと従来タイプの当接面もつインクタンクを正面から見た模式図である。図2(a)は従来タイプのインクタンク正面を表しており、タンク側当接部12は従来タイプの平板である。インク供給口13の先端に分離の際の残留インク滴14が付着したままの状態となる。
【0016】
図2(b)は本発明を実施したインクタンクの正面模式図である。
【0017】
インク供給口23の先端に形成された当接部材22の中にスリット状間隙部24が当接部と同心円上に埋め込まれている構成となっている。これにより、インク供給口23先端に付着する残存インクを吸収する。
【0018】
(実施形態2)
図3は実施形態1と同一構成の分離タンク正面の模式図であるる。本実施形態ではスリット状間隙部34は同心円状の空間ではなく、線状の間隙を放射状に形成したものである。
【0019】
ヘッドとインクタンクの接続後の密閉をヘッドとインクタンクそれぞれの当接面で実現させる構成の場合、タンク側当接面には変形をしない程度の強度が必要になる。
【0020】
この場合同心円上の空間を開けるのでは、強度に問題が出るため、放射状に配置されたスリット状間隙部が好ましい。この場合でも実施形態1と同様の効果が得られる。
【0021】
(実施形態3)
図4は、本発明の一実施形態に係る分離可能インクタンクとヘッドの断面図である。
【0022】
インクタンク41は多孔質部材42とインク貯蔵部43とからなり、ヘッドとの接続はインク供給口44に挿入されたヘッド側インク供給口46の先端が他孔質部材42に圧接する事で実現するものである。当接部材47には本発明によるスリット状間隙部48が同心円上に形成されており、タンク分離の際には残留インク滴を吸い込む構成となっている。また、本実施形態では当接部材47の中央にスリット状間隙部48が設けられているが、ヘッドと当接しない面はインクタンク41の外壁を用いることが可能であることは言うまでもない。
【0023】
図5は実施形態3により説明された分離可能インクタンクの従来タイプインクタンクとヘッドの断面図である。ヘッドから分離されたインクタンクの残留インク滴への対策は特に施されておらず、インク供給口41の先端側壁に付着するインク滴は、多孔質部材52に再吸引されることで外部への漏洩を防ぐ構造になっているが、多孔質部材中に十分なインクが存在する場合、例えばインクタンク内のインクを使い切らずに外された場合は、その効果が得られず、インク滴が外部に漏洩する。
【0024】
本発明によれば、タンク内にインク供給の開閉弁を持たないタイプのインクタンクにおいても、インクタンク使用途中の脱着によるインク滴漏洩を防止できる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録液を複数個もしくは単独で存在する吐出口より吐出させる手段を有するインクジェット記録ヘッドとその配線ヘッドにインクを供給するインクタンクを有し、そのインクタンクがヘッドから分離可能で、インクタンク単独で交換する事が可能なインクジェット配線装置において、インクタンクのヘッドと当接する接合面が内部にスリット状の狭い間隙を有する構造を持つことで、分離交換後のインク供給口に付着する残留インク滴を外部に露出させずインク漏洩による汚染のない交換タンクが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分離可能インクタンクとヘッドの断面図である。
【図2】(a)本発明を未実施の当接面を持つインクタンクのヘッド当接方向正面の模式図である。
(b)本発明を実施した当接部を持つインクタンクのヘッド当接方向正面の模式図である。
【図3】本発明を実施した分離可能インクタンクをヘッド当接方向正面から見た模式図である。
【図4】本発明による分離可能インクタンクとヘッドの断面図である。
【図5】従来タイプの分離可能インクタンクとヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 インクタンク
2 タンク側インク供給口
3 井関閉用バネ部材
4 弁
5 記録ヘッド
6 ヘッド側インク供給口
7 ヘッド側当接部
8 弁解放部材
9 インクタンク当接部材
10 スリット状間隙部
11 インクタンク
12 当接部
13 インク供給口
14 残留インク滴
21 インクタンク
22 当接面
23 インク供給口
24 スリット状間隙部
31 インクタンク
32 当接面
33 インク供給口
34 放射状スリット間隙部
41 インクタンク
42 多孔質部材
43 インク貯蔵部
44 タンク側インク供給口
45 記録ヘッド
46 ヘッド側インク供給口
47 当接部材
48 スリット状間隙部
51 インクタンク
52 多孔質部材
53 インク貯蔵部
54 タンク側インク供給口
55 記録ヘッド
56 ヘッド側インク供給口

Claims (5)

  1. 記録液を複数個もしくは単独で存在する吐出口より吐出させる手段を有するインクジェット記録ヘッドとその記録ヘッドにインクを供給するインクタンクを有し、そのインクタンクがヘッドから分離可能で、インクタンク単独で交換する事が可能なインクジェット記録装置において、インクタンクのヘッドと当接する接合面が内部にスリット状の狭い間隙を有する中空構造を持つことを特徴とするインクジェット記録装置用分離交換型インクタンク。
  2. 前記スリット状の狭い間隙を内部に有する当接部が弾性を持つ樹脂材料で構成されたことを特徴とするインクジェット記録装置用分離交換型インクタンク。
  3. 前記スリット状の狭い間隙を内部に有する当接部において、内部の間隙が複数の線状空間に仕切られていることを特徴とするインクジェット記録装置用分離交換型インクタンク。
  4. 前記スリット状の狭い間隙を内部に有する当接部が、タンク外壁と同一材で一体成型されていることを特徴とするインクジェット記録装置用分離交換型インクタンク。
  5. 前記スリット状の狭い間隙を内部に有する当接部が、タンク外壁と別部材で構成され、タンク当接部としてタンク外壁に接着によって形成されていることを特徴とするインクジェット配線装置用分離交換型インクタンク。
JP2002164300A 2002-06-05 2002-06-05 インクジェット記録装置用インクタンク Withdrawn JP2004009418A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103373078A (zh) * 2012-04-23 2013-10-30 株式会社理光 液体容器

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