JP2004007887A - 電力変換素子のゲート駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つの電力変換素子に対応して、外部接続用端子と駆動回路間接続用ランドとを設け、正電源端子P,グランド端子O,負電源端子N(単電源の場合は省略される)を電源線に、また、端子Vinをコントローラにそれぞれ選択的に接続するとともに、駆動回路間接続用ランドには他のゲート駆動回路を選択的に接続することで、ケーブル本数を少なくして単独運転は言うに及ばず並列駆動を可能にする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)等の電力変換素子(スイッチング素子)のゲート駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に基本のIGBTモジュール例を示す。同図(a)は外観図、同図(b)は等価回路図である。これは、IGBTが3列2段に設置され、上段には左から右へ順にU,V,W、下段には左から右へ順にX,Y,Zと6個配置され、UとX,VとY,WとZがダイオードとともにブリッジ接続されたIGBTモジュール例(6in1:IGBT6個組み)を示すものである。
このようなモジュールの駆動方式例を図7に示す。同図の符号1がIGBTモジュール、2が駆動回路、5が複数の駆動回路2を搭載する駆動回路ボードである。この駆動回路ボード5にはIGBTを駆動するための駆動回路2が6個実装されている。なお、3は電源、4はコントローラである。また、数字に括弧を付して線数(ケーブル数)を示し、以下同様とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなIGBTモジュールを並列接続しようとすると、各駆動回路に外部から接続するケーブルが並列数倍増え、ケーブルのスペース,コストの増加が大きい。
IGBTモジュールの2並列接続の場合を図8に示すが(IGBTモジュール11,12と駆動回路51,52参照)、図7の場合と比べて電源3からのラインが18→36、コントローラ4からの制御ラインが6→12へとそれぞれ倍に増えており、これは並列数に比例して増加することになる。
【0004】
この問題を解消するには、並列数と構造に応じて駆動回路ボードを作れば良い。そうすれば接続するケーブル本数を少なくできるが、1度作られた駆動回路ボードはそれ専用となり、容量アップのためこれを用いて並列接続数を増やそうとしても、これをそのまま使用できることは殆どなく、新たに作りかえる必要が生じて無駄になる(ロスコスト)と言う問題がある。
したがって、この発明の課題は、IGBTモジュールの並列接続数を増やす場合でも、増加するケーブル本数を最小限に抑えられるようにして、コストアップを抑制することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、電力変換素子のゲートを駆動するためのゲート駆動回路であって、電源およびコントローラに接続される第1の端子と、電源信号,オン指令信号,ゲート信号,エミッタ信号を伝達する第2の端子とを備え、前記第1の端子には電源またはオン指令信号を選択的に供給し、前記第2の端子には他のゲート駆動回路の対応する端子を選択的に接続して並列駆動を可能にしたことを特徴とする。
この請求項1の発明においては、前記第2の端子は回路の両端に設けることができる(請求項2の発明)。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態を示す構成図である。
これは、1つの駆動回路の基本構成を示すもので、これが1つの電力変換素子対応に設けられる。なお、同図の「□部」は外部接続端子を、「楕円部」はモジュール端子接続用穴を、「○部」は駆動回路間接続用ランドをそれぞれ示す。外部接続端子のPは正電源ラインに、Oはグランド(接地)ラインに、Nは負電源ラインにそれぞれ接続され、Vinにはオン指令信号が与えられる。駆動回路間接続用ランドは、各信号を他の駆動回路の信号と接続できるよう、回路の両端に設けられている。なお、点線で囲まれた部分は、駆動回路として種々の機能を果たすための回路部を示す。
【0007】
図2に、図6のIGBTモジュール用に図1の駆動回路を6組、1枚のボードに実装した例を示す。これは、下アーム素子X,Y,Zの正電源P、グランドOおよび負電源Nは共通にすることが可能なので、各回路のランド間を図示のように接続した例である。なお、上アーム素子U,V,W用の駆動回路は互いに独立構成とし、したがってUとV、VとW間は絶縁帯(網掛け部参照)で電気的に絶縁する。また、上アーム素子と下アーム素子間も同様に絶縁する。ここに、未使用の端子をハッチングを付して示す。図2では正電源端子P2,P6、グランド端子O2,O6および負電源端子N2,N6が未使用となっている。
【0008】
図2のボードを用いたシステム構成例を図3に示す。
U,V,W用の駆動回路には電源3からの正電源ライン(P),グランドライン(O)および負電源ライン(N)と、コントローラ4からのオン指令信号ラインの計4本をそれぞれ接続する一方、X,Y,Z用の駆動回路にはコントローラ4からのオン指令信号ラインをそれぞれ接続するとともに、X,Y,Zのいずれか1つ(図3ではY)には正電源ラインP,グランドラインOおよび負電源ラインNの3本を接続し、これらの3本をランドで接続されたX,Y,Z間で共通化する。
【0009】
図2のボードを2つ用いた2並列のシステム構成例を図4に示す。
図4では2つのボードをL,Rとして示している。上アーム側に各ボード3個、計6個の駆動回路、同じく下アーム側に各ボード3個、計6個の駆動回路が存在する。上アーム側はLの左側2つでU、Lの右側1つとRの左側1つでV、Rの右側2つでWに対応させ、下アーム側はLの左側2つでX、Lの右側1つとRの左側1つでY、Rの右側2つでZにそれぞれ対応させる。上アーム側のうちU対応の2つの駆動回路間では、ランドにより正電源ラインP,グランドラインO,負電源ラインN,オン指令信号ライン,ゲートラインおよびエミッタラインの6本が接続される。同様に、V対応の2つの駆動回路間、W対応の2つの駆動回路間も6本のラインが接続される。
【0010】
下アーム側では正電源ラインP,グランドラインO,負電源ラインNについては3つの駆動回路間を接続し、オン指令信号ライン,ゲートラインおよびエミッタラインについてはX対応の2つの駆動回路間、Y対応の2つの駆動回路間およびZ対応の2つの駆動回路間を、ランドを介して互いに接続する。また、外部からは、上アーム側については、Uに対応する2つの駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)、Vに対応する2つの駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)、Wに対応する2つの駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)に電源3から正電源ラインP,グランドラインOおよび負電源ラインNと、コントローラ4からオン指令信号ラインをそれぞれ接続する。
【0011】
下アーム側については、L側の駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では中央)と、R側の駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では中央)に正電源ラインP,グランドラインO,負電源ラインNおよびオン指令信号ラインを接続し、Xに対応する2つ駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)、Yに対応する2つの駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)、Zに対応する2つの駆動回路のうちのいずれか1つ(図4では右側)に、コントローラ4からオン指令信号ラインをそれぞれ接続する。
【0012】
図5に図2のボードを3つ用いた3並列のシステム構成例を示す。
図5では3つのボードをL,C,Rとして示している。上アーム側に各ボード3個、計9個の駆動回路、同じく下アーム側に各ボード3個、計9個の駆動回路が存在する。上アーム側はLの3つがUに、Cの3つがVに、Rの3つがWに対応し、同様に、下アーム側はLの3つがXに、Cの3つがYに、Rの3つがZにそれぞれ対応する。U,V,W,X,Y,Zに対応するそれぞれ3つの駆動回路間で正電源ラインP,グランドラインO,負電源ラインN,オン指令信号ライン,ゲートラインおよびエミッタラインの6本が接続される。外部からはU,V,W,X,Y,Zに対応するそれぞれ3つの駆動回路のうちいずれか1つ(図5では中央)に、正電源ラインP,グランドラインO,負電源ラインNおよびオン指令信号ラインを接続する。
【0013】
以上では、信号間を接続するためにランドを用いたが、パッドやコネクタを用いることもできる。また、ゲートラインおよびエミッタラインを並列接続できるようにランドを設けているが、これらは省略されることもある。また、電源ラインを正電源ライン,グランドライン,負電源ラインの3本としたが負電源ラインを省略して単電源とする構成も考えられる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、電源信号,オン指令信号を外部から接続する端子と、他の駆動回路の電源信号,オン指令信号と接続する端子とを設けることにより、使用するケーブル数を最小限にして並列運転(単独運転は勿論である)を接続態様を変えるだけで実現し得ると言う利点がもたらされる。また、新規に駆動回路を作りなおす必要がなく、接続変更で対応が可能なためシステムの拡張性,汎用性が高められると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す構成図である。
【図2】6素子(1モジュール)の駆動回路例を示す構成図である。
【図3】図2の駆動回路を用いたシステム構成図である。
【図4】2モジュールを並列接続した場合のシステム構成図である。
【図5】3モジュールを並列接続した場合のシステム構成図である。
【図6】IGBTモジュールの構成例説明図である。
【図7】図6のモジュールに対する駆動回路例を示す説明図である。
【図8】図6のモジュールを並列接続した場合の駆動回路例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,11,12…IGBTモジュール、2…駆動回路、3…電源、4…コントローラ、5,51,52,L,C,R…駆動回路ボード。
Claims (2)
- 電力変換素子のゲートを駆動するためのゲート駆動回路であって、
電源およびコントローラに接続される第1の端子と、電源信号,オン指令信号,ゲート信号,エミッタ信号を伝達する第2の端子とを備え、前記第1の端子には電源またはオン指令信号を選択的に供給し、前記第2の端子には他のゲート駆動回路の対応する端子を選択的に接続して並列駆動を可能にしたことを特徴とする電力変換素子のゲート駆動回路。 - 前記第2の端子は回路の両端に設けることを特徴とする請求項1に記載の電力変換素子のゲート駆動回路。
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---|---|---|---|
JP2002159142A JP2004007887A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 電力変換素子のゲート駆動回路 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0377535U (ja) * | 1989-11-30 | 1991-08-05 | ||
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JP2002125373A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Omron Corp | 電源装置 |
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2002
- 2002-05-31 JP JP2002159142A patent/JP2004007887A/ja active Pending
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