JP2004005673A - ユーザ指向処理実行装置、記録媒体及びユーザ指向処理実行方法 - Google Patents

ユーザ指向処理実行装置、記録媒体及びユーザ指向処理実行方法 Download PDF

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清水 達紀
Akira Suda
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Abstract

【課題】一般ユーザが直接アクセスして必要な手続・その他の処理をなすことができるだけでなく、必要に応じて代理店などのアシストを伴いながら、該一般ユーザ自身がこれらの手続を行うことができるユーザ指向処理実行装置を提供せんとするものである。
【解決手段】ユーザエントリに対し、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段1と、上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段2と、上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段3と、上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段4とを有している。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがアクセスして必要な手続・その他の処理を行うことができるユーザ指向処理実行装置、記録媒体及びユーザ指向処理実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上で、保険・株式・投資信託、その他の金融商品の申し込み・更新・変更・解約などの手続きを行えるシステムが開発され、該システムを利用して、これらの諸手続を行う一般ユーザも増加しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記システムでは、一般ユーザが直接乃至ポータルサイトなどを介して該システムにエントリし、そのまま諸手続を一般ユーザ自身が行うことを前提としている。従って一般ユーザは、これらの手続を行う金融商品について、予め十分な知識を有しているか、少なくともこれらの諸手続を行う際に、一般ユーザに対して提示されるこれらの商品内容をその場で理解する能力を有している者でなければならず、一般ユーザのだれでもが、簡単にそれらの手続を行えるというものではなかった。
【0004】
そのため、例えば各種保険・投資信託、その他の金融商品などの設計・変更・更新・新商品の提案などを行うためには、相変わらず、代理店など専門的知識を有する販売担当者が一般ユーザに直接面談してこれらの処理を代理して行うこれまでの代理店方式に頼るしかなく、ネット取引を促進するための足枷となっているのが現状である。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、一般ユーザが直接アクセスして必要な手続・その他の処理をなすことができるだけでなく、必要に応じて代理店などのアシストを伴いながら、該一般ユーザ自身がこれらの手続を行うことができるユーザ指向処理実行装置を提供し、併せて記録媒体及びユーザ指向処理実行方法についても提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るユーザ指向処理実行装置の構成は、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と
を少なくとも有することを基本的特徴としている。
【0007】
上記構成で、まずユーザとは、本装置構成を利用する者のことを指す広い概念であり、例えば、保険サービス提供分野などでは、一般ユーザ(消費者)の他、代理店(その担当者)なども含まれる。より具体的には、損害保険の場合、一般ユーザ、既契約者、代理店、コールセンターオペレータ、事務センターオペレータ、営業社員、銀行販売窓口担当者などが、また生命保険の場合の場合、一般ユーザ、既契約者、代理店、専属社員、コールセンターオペレータ、事務センターオペレータ、営業社員、銀行窓口担当者などが、さらに投資信託の場合、一般ユーザ、既契約者、代理店、証券会社販売員(有価証券販売者など)、コールセンターオペレータ、事務センターオペレータ、営業社員、銀行窓口担当者などが、加えて別事業体(税務処理アウトソース)の場合、中小企業体、税理士、コールセンターオペレータなどが、ここにいうユーザに含まれる。
【0008】
またユーザ属性とは、本装置の利用者(上記一般ユーザのうち、本装置に直接アクセスしてきたり、ポータルサイトを介してアクセスしてきたり、或いはコールセンターを介してアクセスしてきたり、iモード等の携帯端末装置を用いてアクセスしてきたり、郵便局やコンビニエンスストア或いはオープンスペース等に設置された端末装置を介してアクセスしてくる、新規契約を希望する者、見積もりを希望する者、各種金融商品設計シミュレーションなどを希望する者、契約の更新を希望する既契約者、契約内容の変更を希望する既契約者、一般ユーザのために各種金融商品設計シミュレーションなどの処理を依頼し、その処理結果を、対象となるその一般ユーザに提示した後、必要となる処理をそのユーザとの間で実行することを希望する代理店(一般ユーザのアシストをする代理店)など)を、本装置によって実行される定型的なジョブ群の対象者として細かく分類するための概念である。
【0009】
以上の者のうち、既契約者や代理店などには、予め所定の分類識別番号を付与しておけば、上記ユーザエントリ手段にユーザがエントリした時に、その分類識別番号が本装置に渡されることで、該ユーザの属性決定がなされることになる。その他のユーザは、ユーザエントリ手段にエントリした時に、そこで初めて特定の分類識別番号(新規エントリユーザ用の識別番号)が与えられ、その場合、本装置は、新規にアクセスしてきた一般ユーザとして、該ユーザの属性決定が行われる。
【0010】
上述したユーザエントリ手段から本装置に分類識別番号を渡す方法としては、一度自分がアクセスし、その処理結果を次回のアクセス時に受け取るユーザの場合は、ユーザ側のブラウザ等の情報閲覧手段内に蓄積されるクッキー等の来歴情報中に、分類識別番号を格納しておき、次にこのユーザがアクセスしてきた時にこの来歴情報から分類識別番号を本装置が読み取るようにすることで実現可能となる。また他人(例えば代理店ユーザ)のアクセスによる処理結果(一般ユーザのための保険設計処理結果など)を、メール通知等に基づいてアクセスし、もらい受ける場合は、上記通知中に記載されたURL情報等の中に分類識別番号を付加しておき、ユーザが該URL情報等に基づいてアクセスしてきた時に、CGI(Common Gateway Interface)等により、本装置側のユーザエントリ手段に上記分類識別番号を付与するようにすることで、実現できる。更に必要に応じてユーザがユーザエントリ手段にアクセスしてきた時に、分類識別番号の入力を促し、入力欄等へユーザに入力させるようにしても良い。また、当該識別番号により、アクセスしたユーザの特定が可能になり、契約者や見込客がアクセスしたデータは本構成のユーザ用データベースに登録され、これをもとに代理店の販売者や保険会社がインターネットまたはコールセンタ等を利用して顧客サービスを提供することも可能となる。
【0011】
またここでユーザ属性の決定は、一つの方法として、エントリしてくるサイトを別に設けることで、サイト毎にそこに接続するユーザの属性を一律的に決定することもできるし、また接続サイトなどは一つにして、エントリしてきたユーザとの間で、取り交わされる上記分類識別番号により、ユーザの属性決定をしても良い。以上の方法でユーザ属性の概略的な決定をしておき、さらに前記ユーザエントリ手段が、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、且つその選択を行わせることのできるインターフェースを含む構成(例えばユーザ選択のできるメニュー画面など)を提供することで、該ユーザが項目の選択をできるようにし、さらに細分化されたユーザ属性の決定を行うようにしても良い。
【0012】
本構成では、上記ユーザエントリ手段により、上記ユーザ属性が決定されると、実行処理手段は、ジョブシーケンス記憶手段から、該ユーザ属性毎に処理可能な特定の実行シーケンス(一連の処理を行わせるために、後述するジョブ単位の実行モジュールの実行順序を規定したもの、スクリプトなど)を読み出し、且つ該実行シーケンスに規定される各ジョブの実行モジュール(部品化したプログラムなど)を、実行モジュール記憶手段から同様に読み出し、該実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理することになる。
【0013】
以上のように処理することで、ユーザが本装置にアクセスしてきた時に、夫々のユーザ毎に行うべきジョブが装置側で判断されて自動的に実行されることになる。従ってそれらのジョブを実行シーケンスとして予め登録しておけば、手続を行う金融商品などについて、予め十分な知識を有していないような者でも、必要な場合にだけ他の者(たとえば上記例では代理店など)のアシストを受けながら(前述のように、事前に代理店など専門的知識を有する販売担当者は特定のユーザのために本装置に該ユーザのための保険シミュレーションや保険設計を依頼しておき、そのような代理店のアシストを受けて本装置にアクセスしたユーザは)、ネット上で必要な処理を行うことができるようになる。
【0014】
たとえば、代理店が一般顧客のために保険設計をなし、その契約締結までの処理を、本装置を使用して行う例を想定した場合、まず対象顧客(一般ユーザ)のために保険設計及び保険契約締結までの手続を依頼するという目的で、保険代理店などのユーザが、本装置にアクセスすることになる。本装置では、代理店ユーザのエントリを受け付け(この時ユーザ属性が判断されている)、その代理店の依頼に基づき該代理店に代わって、実行処理手段によって対象顧客に合った1乃至複数の候補の保険設計を行う。そして同じく実行処理手段によって、保険設計の対象となる前記顧客に必要な通知(この通知中に該顧客が上記保険設計対象者である顧客であることを示す分類識別番号が含まれている)をなす。ここで、代理店ユーザによる一般ユーザアシストのための実行シーケンスは終了する。
【0015】
他方該顧客がこの通知に基づいて前記ユーザエントリ手段にアクセスしてきた時に、本装置では、顧客のエントリを受け付け(この場合は、上記分類識別番号がCGIなどにより本装置に転送されることにより前記代理店により依頼のあった対象顧客であるとの属性判断がなされる)、上記とは別の実行シーケンスに基づき、前記実行処理手段によって、その顧客に対して既に設計の終了した保険の内容を提示し、ユーザが次に選択し得る処理の表示をなすことで次の実行シーケンスは終了する。更に顧客が提示された候補の1つに保険契約を締結する旨の指示を出すことで、該実行処理手段は、それに基づく、契約手続の一連の処理を実行し、保険料の徴収(金融機関などへの決済依頼)や保険証券などの発行処理を行い、契約手続の一連の処理が完結する。顧客が提示内容に満足せず、提案内容を拒否すれば(保険の再設計処理を選択すれば)、実行処理手段は、再度保険設計を行い、該顧客に対してその内容を提示する。
【0016】
これらの処理に必要な実行モジュールをライブラリとして前記実行モジュール記憶手段にためておき、且つ上記目的を完結するために必要な一連の(予定される全ての)ジョブを前記ジョブシーケンス記憶手段に、実行シーケンスとして記憶しておくことで、代理店ユーザ側のアシストを前提とし、各種金融商品などに知識のない一般ユーザ自身によるネット上での処理を実行することが可能となる。またこのような実行モジュール記憶手段と実行シーケンス記憶手段の構成を設けておくことで、例えば新たなサービスの提供ができるようになった場合、それに関わる実行モジュールを新たに登録し、またそのようなサービスに向けた実行シーケンスも上記手段に登録することで、新たなサービスの提供に対応できるようになる。もちろん、以上のことは、サービスの提供に限定されるものではなく、たとえば保険の新たな設計を可能にする計算方法を実行できるようにする場合に、その実行モジュール及びその計算サービスを提供する実行シーケンスなどを登録することなどにも応用可能である。
【0017】
尚、上記代理店による保険設計の依頼及びそれに基づく顧客ユーザへの設計内容の提示及び保険契約締結処理なども、一連のジョブを構成する1つの実行シーケンスとして記憶しておくこともできる。
【0018】
また契約希望者(新規契約希望者のみならず、契約更新希望のある既契約者なども含む)には契約締結前に契約上重要な事項を提示し確認を取る必要があり、これらの者に対しては、例えば見積もりを希望する者やシミュレーションを希望する者などとは異なるジョブ(処理)が行われることになる。従って契約希望者には、契約専用のユーザ属性(新規契約用と契約更新用とは別になる)をユーザエントリ手段で決定すると共に、上記実行シーケンス記憶手段には、上記契約重要事項の提示をするジョブ及びその確認を取るジョブ、さらに必要に応じて各ジョブの履歴及びユーザの選択などの操作履歴を取るジョブなどを含むこれらのジョブを実行するための一連のジョブシーケンスを予め登録し、さらにこれらの各ジョブを実行するための実行モジュールを前記実行モジュール記憶手段に記憶させておく。そして契約希望ユーザがエントリした場合に、前記ユーザエントリ手段が、ユーザ属性の決定を行い、さらに実行処理手段は、ジョブシーケンス記憶手段から、契約締結用の実行シーケンス(新規契約用と契約更新用とは異なるシーケンスが用意されている)を読み出し、且つ該実行シーケンスに規定される各ジョブの実行モジュールを、実行モジュール記憶手段から同様に読み出し、該実行シーケンスに基づいて、対応する契約締結用の一連の実行モジュールを処理することになる。
【0019】
以上の例では、保険契約などについて例をあげて説明してきたが、もちろんこれらに限られるわけではなく、証券・投資信託・その他の金融商品などの各種操作・手続、或いはコンサルティングを含む税務処理などにも適用できる(上記例で代理店を税理士、一般ユーザを税務処理を依頼する一般企業、本装置を税務処理用の装置と置き換えれば良い)。
【0020】
また、上記実行処理手段による実行モジュールの実行は、上述のように、実行シーケンスに基づいて行われる。その場合、実行処理手段による実行モジュールの実行が、実行シーケンス通りに行われているかを、監視手段によって監視するという構成につき、請求項2で提供している。
【0021】
すなわち請求項2の構成は、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と、
上記実行処理手段による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
【0022】
上記監視手段は、実行シーケンス通りに実行されていない場合(各実行モジュールの暴走なども含む)、実行処理手段に処理を中止させ、本装置で実行中の他のジョブへ影響が波及することを防いでいる。
【0023】
また実行シーケンス中には、1乃至複数の特定の実行モジュールを繰り返し実行処理することが規定されることがある。例えば、条件を変えて保険設計のためのシミュレーションを繰り返し行うような場合である。実行シーケンス中にその繰り返し回数を特定できる場合は良いが、所定条件を満たす場合までそのような処理を繰り返す必要がある場合は、実行シーケンス中へ規定するだけでは実現することができない。請求項4の構成は、そのような場合の構成を規定しており、上記監視手段による実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする実行管理機能を、前記監視手段に備えることを規定している。
【0024】
上記実行シーケンス中には、どの処理にも使用できる(共通)実行モジュールが規定されていたり、各処理に固有の実行モジュールなどもある。しかしユーザ選択を含んで2以上に処理が分岐する場合は、その選択インターフェースを提供する。それに対して、ユーザの選択結果を受けた場合、その実行シーケンスは、選択されたジョブを実行する次の実行シーケンスへ、必要なデータなどを渡し、その実行シーケンスを終了する。従って上記のように処理が分岐する場合、一旦そこで実行シーケンスは終了する。そしてユーザにより選択された次の実行シーケンスに基づき、その後の処理が行われる。請求項3は、そのような場合の構成を提供するものであり、前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有することを規定している。
【0025】
さらに上記実行シーケンス中には、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含んでいても良い(請求項5)。これは、例えば家族構成などを含むユーザ情報を与えることで、生命保険の設計シミュレーションと終身保険の設計シミュレーションを同時に行い、生命保険と終身保険をどのように組み合わせて設計すれば、対象となるユーザに最適な保険設計ができるかを提示する場合などに必要になる機能である。
【0026】
前述のように、代理店ユーザが一般ユーザ(顧客)のために保険設計をなし、その契約締結までの処理を、本装置を使用して行う例を想定した場合、まず対象顧客のために保険設計及び保険契約締結までの手続を依頼するという目的で、保険代理店などのユーザが、本装置にアクセスすることになる。本装置では、代理店ユーザのエントリを受け付け、その代理店の依頼に基づき該代理店に代わって、実行処理手段によって対象顧客に合った1乃至複数の候補の保険設計を行う。そして同じく実行処理手段によって、保険設計の対象となる前記顧客に必要な通知をなす。該顧客がこの通知に基づいて前記ユーザエントリ手段にアクセスしてきた時に、本装置では、顧客のエントリを受け付け、その顧客に対して既に設計の終了した保険の内容を提示する。顧客が提示された候補の1つに保険契約を締結する旨の指示を出すことで、前記実行処理手段は、それに基づく、契約手続の一連の処理を実行し、保険料の徴収や保険証券などの発行処理を行う。顧客が提示内容に満足せず、提案内容を拒否すれば、実行処理手段は、再度保険設計を行い、該顧客に対してその内容を提示する。
【0027】
請求項6の構成は、以上のような処理(上記処理は例示)を1つの実行シーケンスとして規定しておくことができることを明らかにしている。すなわち、上記ジョブシーケンス記憶手段には、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段を介して該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段で処理できる一連の実行シーケンスが記憶されていても良いことを規定している。ただし前半の実行モジュールの処理が終了した時点で、セッションは一旦終了するので、メッセージを通知した後、それまでの実行結果及び実行履歴などのデータは該セッション終了時に一旦所定の記憶手段に記憶される。そして処理関連ユーザのエントリがあった時点で、上記データと、一連の実行シーケンスが再度読み出され、実行処理手段により、該実行シーケンスの続きの実行モジュールが実行される。
【0028】
またなすべきジョブは、上述のように、実行シーケンス中に予め規定されている。請求項7は、そのような実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを規定することを明らかにしている。これは、たとえば、保険内容に不慣れな一般ユーザが、単独で本装置にアクセスし、保険締結処理まで行おうとする場合に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためにその操作のナビゲートを本装置側でリアルタイムで行ったり、音声ガイダンスで説明することで、一般ユーザは、不安なく簡単にそのような処理を行うことができるようになる。
【0029】
上記ユーザ指向処理実行装置を構成する各手段は、1つの構成(スタンドアローン型のコンピュータなど)に組み込まれていても良いが、それに限定されるわけではなく、請求項8のように、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(ウェブサーバとアプリケーションサーバなど)に、各手段を分散して備え、それらの間で(必要であれば適当な通信構成を介して)これらの手段の処理を分散して行うようにしても良い。
【0030】
請求項9〜請求項16までの構成は、請求項1〜請求項8に記載の構成を、コンピュータに実行させるために、該コンピュータで実行可能なプログラムを格納した記録媒体を規定している。すなわち、上述した課題を解決するための構成として、上記各手段を、コンピュータの構成を利用することで実現する、該コンピュータで読み込まれて実行可能なプログラムを格納した記録媒体を開示する。もちろん、これらの構成は、記録媒体の構成としてだけではなく、同様な機能を達成するプログラムとして提供されても良いことは言うまでもない。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などの含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
【0031】
このような記録媒体から、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラムが該コンピュータに読み出されると、請求項1〜請求項9に規定された各手段と同様な構成が実現されることになる。
【0032】
この記録媒体により、これをソフトウェア商品として容易に配布、販売することができるようになる。また、既存のハードウェア資源を用いてこのソフトウェアを使用することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明のシステムが容易に実行できるようになる。またこのような記録媒体の構成の他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構成も、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本発明に規定する記録媒体に含まれることは言うまでもない。
【0033】
尚、請求項9〜請求項16記載の各手段のうち一部の機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記記録媒体に記録されたプログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていても良い。
【0034】
これは、請求項1〜請求項8までに規定された各手段の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、記録媒体にはその機能を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直接記録されているわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
【0035】
そのうち、請求項9の構成は、請求項1の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と
して機能させるユーザ指向処理実行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0036】
請求項10の構成は、請求項2の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、
コンピュータを、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と、
上記実行処理手段による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段と
して機能させるユーザ指向処理実行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0037】
請求項11の構成は、請求項3の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンピュータが、上記実行モジュール記憶手段として機能する時に、前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有することを特徴としている。
【0038】
請求項12の構成は、請求項4の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンピュータが、上記監視手段として機能する時に、該監視手段による実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする実行管理機能が、前記監視手段に備えられることを特徴としている。
【0039】
請求項13の構成は、請求項5の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴としている。
【0040】
請求項14の構成は、請求項6の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段を介して該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段で処理できる一連の実行シーケンスが記憶されていることを特徴としている。
【0041】
請求項15の構成は、請求項7の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に記憶される実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを規定することを特徴としている。
【0042】
請求項16の構成は、請求項8の構成に対応する構成であり、その具体的構成は、前記コンピュータは、ネットワークを構成する複数のコンピュータで構成され、前記各手段による処理は、それらのコンピュータにおいて分散処理されるように、プログラムに設定されたことを特徴としている。
【0043】
請求項17〜請求項23までの構成は、これまでの構成を処理実行方法として規定している。
【0044】
そのうち、請求項17の処理実行方法は、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うステップと、
決定されたユーザ属性に応じて、該ユーザ属性毎に対応させて記憶させた1乃至複数のジョブの実行シーケンスを読み出すステップと、
読み出された実行シーケンスに基づいて、登録してある各ジョブの対応実行モジュールを処理するステップと
を実行することを特徴としている。
【0045】
また請求項18の処理実行方法の構成は、
ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うステップと、
決定されたユーザ属性に応じて、該ユーザ属性毎に対応させて記憶させた1乃至複数のジョブの実行シーケンスを読み出すステップと、
読み出された実行シーケンスに基づいて、登録してある各ジョブの対応実行モジュールを処理するステップと、
該実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視するステップと
を実行することを特徴としている。
【0046】
請求項19の処理実行方法の構成は、前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを提供するものを含むことを特徴としている。
【0047】
請求項20の処理実行方法の構成は、上記実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを特徴としている。
【0048】
請求項21の処理実行方法の構成は、上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴としている。
【0049】
請求項22の処理実行方法の構成は、上記実行シーケンスには、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを処理できる一連のシーケンスを含むことを特徴としている。
【0050】
請求項23の処理実行方法の構成は、上記実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを含むことを特徴としている。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
(実施例1)
図1は、インターネット上で稼働する本発明の処理実行装置の一例を示している。ここでは、代理店ユーザAが、その顧客である一般ユーザBのために、自動車保険会社に設置された本処理実行装置にアクセスし、満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合について、その構成を詳述する。
【0052】
図1に示すように、上記代理店ユーザAはパソコンを有しており、該パソコン上で情報閲覧手段として機能するブラウザにより、そこに所定の接続先情報(URL情報)を与えることで、インターネットを介して、本処理実行装置側のウェブサーバ100aに接続できるようになっている。ここでパソコンのブラウザが該ウェブサーバ100aにつながることで、必要な処理はアプリケーションサーバ100bにより行われ、さらにゲートウェイ120を介してつながるデータベースサーバ121により、必要なデータの検索やデータの保存などの処理が行われる。
【0053】
また一般ユーザBも、そのパソコンを使用して、そのブラウザに所定の接続先情報(URL情報)を与えることで、インターネットを介して、本処理実行装置側のウェブサーバ100aに接続できるようになっている。また本処理実行装置では、必要な処理はアプリケーションサーバ100bにより行われ、さらにゲートウェイ120を介してつながるデータベースサーバ121により、必要なデータの検索やデータの保存などの処理も行われる。
【0054】
本処理実行装置は、上記ウェブサーバ100a、アプリケーションサーバ100b及びデータベースサーバ121により構成される。
【0055】
図2は、代理店ユーザAが、その顧客である一般ユーザBのために、満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合の、本発明に係る上記処理実行装置を中心とした処理を説明する説明図である。同図に示すように、本装置は、ユーザエントリ手段1と、ジョブシーケンス記憶手段2と、実行モジュール記憶手段3と、実行処理手段4とを備えている。
【0056】
上記ユーザエントリ手段1は、主にウェブサーバ100aで構成され、ユーザエントリを受け付け、その際、エントリされたユーザの属性決定を行う。該ユーザエントリ手段1には、識別番号テーブルが用意され、そこに既知のユーザ(図面に示されるようにユーザB〜ユーザYまでの分や代理店ユーザAの分が記載されている)の分類識別番号が登録され、任意のユーザがエントリした時に渡される分類識別番号と照合される。また後述する実行処理手段4の変更要請により、分類識別番号の特別部位の数字乃至文字が変更される。たとえば、登録されている一般ユーザBの分類識別番号が図面に示すように、通常は「U000000101」であるが、保険更改のためのプラン作成後に、実行処理手段4の要請で、「UR00000101」と、更改結果を提示する一般ユーザになったことを示す「R」の文字を入れる。またその更改結果を提示し終わったら、実行処理手段4の要請により、元の分類識別番号に戻す。それによって分類識別番号からユーザ属性を簡単に判定できるようになる。
【0057】
既契約者である一般ユーザB及び代理店ユーザAには、予め分類識別番号(夫々U000000101、D00001)が付与されているため、これらの者がユーザエントリ手段1にエントリした時点で、該分類識別番号がユーザエントリ手段1に渡され、上述のように、ユーザエントリ手段1中に用意された識別番号テーブルとの照合により、識別される。この照合によって、ユーザ属性(たとえば既契約の更新処理を行う一般ユーザである更新処理ユーザ、更新処理を行うユーザのために保険更新・設計処理を依頼する代理店処理ユーザ、シミュレーション依頼処理ユーザ、見積もり依頼処理ユーザなど、その決定により以後実施すべき処理が一義的に決まる属性)が決まり、又それによって本装置によって行われるべき処理が決まる。
【0058】
ただし以上の処理で一義的に実行される処理が決まらない場合は、例外的に該ユーザエントリ手段1により、それらの者に対し、なすべきジョブシーケンス(処理)の項目を列挙したメニューを表示し、ユーザの選択により、最終的なユーザ属性の決定を行うことも考えられる。
【0059】
また上記のように分類識別番号を有していないユーザが、ユーザエントリ手段にエントリした時には、そこで初めて特定の分類識別番号(新規エントリユーザ用の識別番号)が与えられ、その場合、本装置は、新規にアクセスしてきたユーザとして、該ユーザの属性決定が行われる。
【0060】
ここでユーザ属性の決定は、エントリしてくるサイトを代理店ユーザ用と一般ユーザ用と別に設けることで、サイト毎にそこに接続するユーザの属性を一律的に決定することもできる。
【0061】
上記ジョブシーケンス記憶手段2は、上記ユーザ属性毎に実行されるべき必要な一連の(予定される全ての)ジョブを実行シーケンスとして記憶しておく構成である。この実行シーケンスは、一連の処理を行わせるために、後述するジョブ単位の実行モジュールの実行順序を規定したスクリプトで構成される。ユーザ毎に行うべきジョブを実行シーケンスとして予め登録しておけば、自動車保険の更新処理に不慣れな一般ユーザBでも、インターネット上で必要な処理を簡単に行うことができるようになる。
【0062】
該実行シーケンス中には、複数の処理で使用できる(共通)実行モジュール(たとえば代理店ユーザ用メニュー表示・選択モジュールや一般ユーザ用のそれ)が規定されていたり、各処理に固有の実行モジュールなどが規定されることもある。
【0063】
また実行シーケンス中には、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令が含まれていても良い。特に本実施例構成では、実行シーケンス中に、各ジョブに伴う一般ユーザBの操作の誘導を行うためのナビゲート処理を実行する実行モジュールが規定されており、例えばメニュー画面の表示と共にユーザ操作のナビゲートを行うことができるようになっている。
【0064】
さらにユーザ選択を含んで2以上に処理が分岐する場合は、その選択インターフェースを提供することになる。それに対して、ユーザの選択結果を受けた場合、その実行シーケンスは、選択されたジョブを実行する次の実行シーケンスへ、必要なデータなどを渡し、その実行シーケンスを終了する。従って上記のように処理が分岐する場合、一旦そこで実行シーケンスは終了する。そしてユーザにより選択された次の実行シーケンスに基づき、その後の処理が行われる。
【0065】
他方該実行シーケンスは、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連する一般ユーザBに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段1を介して該ユーザBのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段4で処理できる一連の実行シーケンスとして記憶されていても良い。
【0066】
上記実行モジュール記憶手段3は、上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく構成である。この実行モジュールは、前記実行シーケンスに規定される各ジョブに対応して、個々の処理単位に部品化した実行プログラムである。その中には、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有するものも含まれる。また該前記実行モジュール記憶手段3には、処理に必要な実行モジュールがライブラリとしてストックされており、これらは上記実行シーケンスの各ジョブと対応している。
【0067】
上記実行処理手段4は、上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する構成である。すなわち、本実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から、ユーザ属性の決定によって実行されることが決まった実行シーケンスを読み出し、且つ該実行シーケンスに規定される各ジョブの実行モジュールを、実行モジュール記憶手段3から同様に読み出し、該実行シーケンスに基づいて、目的とする一連の実行モジュールを処理することになる。
【0068】
本実施例構成では、上記代理店ユーザAが、一般ユーザBのために、満期を迎える自動車保険の更新のための保険設計を、本処理実行装置に依頼するために、そのブラウザを使用して、ユーザエントリ手段1にエントリする。この時上記ブラウザから該ユーザエントリ手段1に、CGIを使用して、代理店ユーザAの分類識別番号(D00001)が引き渡される。
【0069】
上記ユーザエントリ手段1は、この分類識別番号によりユーザ属性を判断し、以後の処理は代理店ユーザ用の処理に限定されるものとして、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から、図3に示すような代理店ユーザ画面表示用の実行モジュールの実行を規定した実行シーケンス(SequenceX)を読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、代理店ユーザ用のメニューを表示する実行モジュール(たとえばModuleP)を同様に読み出し、実行する。それにより、図3に示されるメニューが代理店ユーザAのブラウザ画面上に表示される。
【0070】
従って、代理店ユーザAのブラウザには、図3に示すメニューが、最初に表示される。ここでは、上述のように、一般ユーザBのために、満期を迎える自動車保険の更新のための保険設計を、本処理実行装置に依頼するのであるから、代理店ユーザAにより満期更改サポートが選択される。すると、図4に示す契約項目を選択・入力するメニューが表示され、代理店ユーザAは、一般ユーザBの各種データを入力及び項目選択を行う。この際、顧客名が入力されることで、一般ユーザBの分類識別番号(U000000101)が検索される。
【0071】
上記契約項目の選択・入力が終了すると、それを基に、一般ユーザBの既に契約している自動車保険が検索される。そして一般ユーザBの契約内容を確認するため、図5の契約確認画面が表示される。代理店ユーザAは、それを確認する。これらのデータ項目を基に、上記実行シーケンスに従って、実行処理手段4は、新たなお勧めプラン(第1候補データ、第2候補データなど)を含む保険設計処理を行う。
【0072】
そして実行処理手段4は、最初に保険設計結果を所定の記憶手段に記憶させると共に、ユーザエントリ手段1に変更要請を行う。それに伴ってユーザエントリ手段1は識別番号テーブル上の一般ユーザBの分類識別番号を「U000000101」から「UR00000101」へ変更する。また上記実行処理手段4は、代理店ユーザAからのお知らせとして、本装置のURL情報と一般ユーザBの分類識別番号UR00000101を含む電子メールを、該一般ユーザBに通知する。ここで、上記実行シーケンス(SequenceX)による処理は終了する。
【0073】
一般ユーザBは、この通知に基づいて、ブラウザにより、図6に示すように、ユーザエントリ手段1にエントリする。この際、該ブラウザからCGIなどにより、自己の分類識別番号(UR00000101)がユーザエントリ手段1に転送される。
【0074】
すると、該分類識別番号と、特定の処理が既に終了しているユーザの分類識別番号が登録されている識別番号テーブルとの照合がなされる。本構成では、その番号が該テーブルに登録されているため、該分類識別番号に基づいて、一般ユーザBのエントリは、自動車保険の更新のために、既に保険設計が終了した更新処理ユーザとしての属性決定がなされ、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から、一般ユーザ更新処理用の実行シーケンス(SequenceY)を読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、一般ユーザ更新処理用のメニューを表示する実行モジュール(たとえばModuleD)を同様に読み出し、実行する。それにより、既に一般ユーザBのために保険設計が終了して所定の記憶手段に記憶されている設計内容データが読み出され、一般ユーザBのブラウザ画面上に、図7に示される画面が表示される。
【0075】
これまでと同じ保険内容を更新するのであれば、一般ユーザBは、プラン3を選択することになる。その他プラン1、プラン2は、新たなお勧めプラン(上記第1候補データ、第2候補データ)である。
【0076】
ここで一般ユーザBは、適宜プランを選択する。図8では、そのうちの1つ(図面では第V候補)を選択し、その後に実行される処理の状態を示している。
【0077】
このユーザの選択結果が、ユーザエントリ手段1を介して本処理実行装置に入力されると、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から保険契約締結用の実行シーケンス(SequenceZ)を読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、自動車保険契約締結用の実行モジュール(たとえばModuleH)を同様に読み出し、実行する。それにより、一般ユーザBには、図9に示すように、処理終了画面が表示され、さらに上記実行シーケンスに規定された別の実行モジュールを実行し、保険契約証を電子データとして、所定の記憶装置に記憶する。同時に実行処理手段4は、上記実行シーケンスに規定されたさらに別の実行モジュールを実行し、保険証券をプリントアウトし、一般ユーザBに対し、該証券を発送する処理を行う。そして該実行処理手段4は、ユーザエントリ手段1に変更要請をなし、該ユーザエントリ手段1によって一般ユーザBの分類識別番号を元の分類識別番号へ変更させる。それにより上記実行シーケンスによる処理を終了する。
【0078】
その後、図10に示す一般ユーザ用の初期メニューを提示し、一般ユーザBに、本処理実行装置で一般ユーザ用に提供できる他のサービスの選択画面を表示する。上記例では、一般ユーザBが、実行処理手段4からの電子メールの通知で、満期をむかえた自動車保険の更新処理を行うために、ユーザエントリ手段1にエントリすると、すぐに図7のお勧めプラン提示画面が表示されたが、最初に上記図10の初期メニュー画面を提示し、一般ユーザBが更改手続を選択することで、図7の画面表示に移行するようにしても良い。
【0079】
図11は、以上の実施例における本処理実行装置の処理の流れを示すフローチャートである。同図に示すように、まず、ユーザエントリ手段1によりユーザ(代理店ユーザAや一般ユーザBなど)のエントリを受け付ける(ステップS101)。そのエントリの際、分類識別番号が転送されたか否かをチェックする(ステップS102)。分類識別番号がなければ(ステップS102;No)、新規ユーザ用の分類識別番号を付与する(ステップS103)。分類識別番号がある場合(ステップS102;Yes)及び上記のようにして新規分類識別番号が付与された場合、その番号に基づいて、ユーザエントリ手段1は、ユーザ属性の決定を行う(ステップS104)。
【0080】
次に実行処理手段4により、ユーザ属性に基づく実行シーケンスの決定を行う(ステップS105)。
【0081】
この後、実行シーケンスがあるかをチェックし(ステップS106)、それがない場合(ステップS106;No)、実行シーケンスの読み出しを行う(ステップS107)。それに基づいて、実行モジュールの読み出しを行う(ステップS108)。そして実行シーケンスに従った実行モジュールの実行処理を行う(ステップS109)。
【0082】
上記ステップS106で、実行シーケンスがある場合(ステップS106;Yes)、上記ステップS108以下の処理にジャンプする。
【0083】
上記ステップS109の後、処理した実行シーケンスが最後の実行シーケンスであるか否かをチェックする(ステップS110)。最後の実行シーケンスでなければ(ステップS110;No)、前記ステップS106に復帰する。反対に最後の実行シーケンスであれば(ステップS110;Yes)、処理を終了する。
【0084】
(実施例2)
図12は、インターネット上で一般消費者向けに提供される電子請求書提示支払サービスEBPP(Electric Bill Presentment and Payment)を利用し、代理店ユーザAが、その顧客である一般ユーザBのために、本処理実行装置にアクセスし、満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合の一例を示している。同図に示すように、本処理実行装置の構成は、基本的に前記実施例1と同様な構成を有している。
【0085】
上記EBPPとは、電気、ガス、電話会社、金融機関など(請求企業)が一般消費者(各企業の顧客)に対して発行又は提供している利用明細書や通帳、案内文書(請求明細情報)を「紙による郵送」ではなく、インターネットなどを利用した「データによる一括掲示及び支払い」を行い、利用者が自宅のパソコンなどから閲覧できるようにするサービスである。
【0086】
本構成では、上記実施例1と同様に、上記代理店ユーザAが、一般ユーザBのために、満期を迎える自動車保険の更新のための保険設計を、本処理実行装置に依頼することを目的として、そのブラウザを使用し、ユーザエントリ手段1にエントリする。その後の処理は、基本的に前記図2の場合と同様に行われる。
【0087】
代理店ユーザAにより選択されたデータ項目を基に、保険設計用の実行シーケンス(SequenceX’)に従って、実行処理手段4は、新たなお勧めプラン(第1候補データ、第2候補データなど)を含む保険設計処理を行った後、該実行処理手段4は、代理店ユーザA(図面では安田火災ひまわり代理店)からのお知らせとして、本装置のURL情報と一般ユーザBの分類識別番号を含む案内文を、EBPPセンタP1に登録する。ここで、上記実行シーケンス(SequenceX’)による処理は終了する。
【0088】
図13に示すように、一般ユーザBは、任意にEBPPセンタP1にアクセスし、自分宛の明細情報サービス画面を閲覧する。図14は、一般ユーザB(図面では安田太郎)が自分宛の明細情報サービス画面を、自己のブラウザ上に表示した状態の一例を示している。この画面で、下段のお知らせの欄にある任意の企業名がクリックできるが、本例では安田火災をクリックしたものとする。すると、EBPPセンタP1から、分類識別番号(UR00000101)が、上記クリック情報と一緒に、前記ユーザエントリ手段1に送られる。このEBPPセンタP1のエントリは、該EBPPセンタP1経由の一般ユーザBのエントリであるとして、上記分類識別番号と、特定の処理が既に終了しているユーザの分類識別番号が登録されている識別番号テーブルとの照合がなされる。本構成では、その番号が該テーブルに登録されているため、該分類識別番号に基づいて、一般ユーザBのエントリは、自動車保険の更新のために、既に保険設計が終了した更新処理ユーザとしての属性決定を行い、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から、一般ユーザ更新処理用の実行シーケンス(SequenceY’)を読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、一般ユーザ既契約確認用のメニューを表示する実行モジュールを同様に読み出し、実行する。それにより、図15に示すように、一般ユーザBの既契約内容の確認する画面を一般ユーザBのブラウザ画面上に表示させる。
【0089】
この内容が確認されると、上記実行シーケンスに従って、実行処理手段4は、一般ユーザBのために保険設計が終了して所定の記憶手段に記憶されている設計内容データを読み出し、EBPPセンタP1を介して、一般ユーザBのブラウザ画面上に、図16に示す画面を表示させる。
【0090】
ここで一般ユーザBが、お勧めプラン1を選択したとする。このユーザの選択結果が、ユーザエントリ手段1を介して本処理実行装置に入力されると、図17に示すように、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から保険契約締結用の実行シーケンス(SequenceZ’)を読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、自動車保険契約締結用の実行モジュールを同様に読み出し、実行する。それにより、一般ユーザBのブラウザ上には、図18に示すように、保険契約締結確認及び保険料支払方法選択画面が表示される。そして一般ユーザBが保険料の支払方法を選択することで、図9に示したと同様な処理終了画面が表示され、保険契約証を電子データとして、所定の記憶装置に記憶される。同時に実行処理手段4は、保険証券をプリントアウトし、一般ユーザBに対し、該証券を発送する処理を行う。そして該実行処理手段4は、ユーザエントリ手段1に変更要請をなし、該ユーザエントリ手段1によって一般ユーザBの分類識別番号を元の分類識別番号へ変更させる。それにより上記実行シーケンスによる処理を終了する。
【0091】
その後、図14に示したEBPP上の明細情報サービス画面に復帰する。
【0092】
(実施例3)
図19は、一般ユーザBが、自動車保険設計シミュレーションを希望し、ポータルサイトP2を用いて、自動車保険契約サイトを検索した際、本処理実行装置のウェブサーバ100aのサイト情報が検索結果に表示され、そのURL情報をポータルサイトP2から取得して、本処理実行装置にエントリしてきた場合の一例を示している。同図に示すように、本処理実行装置の構成は、基本的に前記実施例1及び2と同様な構成を有している。
【0093】
本構成では、上記実施例1や2とは異なり、一般ユーザBが単独で、本処理実行装置の設置された自動車保険契約サイトにおいて、自動車保険設計のシミュレーションを希望するために、ユーザエントリ手段1にエントリしている。
【0094】
ここでは、一般ユーザBは、本処理実行装置の置かれたサイトへのエントリが初めてであるので、ユーザBは、分類識別番号を有していない。従ってユーザエントリ手段1は、該一般ユーザBのエントリに対し、新たな分類識別番号(U100000201)を与え、自己の識別番号テーブルにも記録する。
【0095】
この分類識別番号に基づいて、実行処理手段4は、一般ユーザ用初期処理用実行シーケンス(SequenceW)をジョブシーケンス記憶手段2から読み出し、該実行シーケンスに規定された前記図10の一般ユーザ用の初期メニュー表示実行モジュールを実行する。それによって一般ユーザBには、自己のブラウザ上に、一般ユーザ用に提供できるサービスの選択画面が表示される。
【0096】
そして一般ユーザBは、「8.保険シミュレーション」上でクリックすると、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から、保険設計シミュレーション用の実行シーケンスを読み出し、そこに規定された実行モジュールを実行モジュール記憶手段3から同様に読み出して、前記実行シーケンスに従って実行モジュールの実行処理を行う。
【0097】
それに従っていくつかのシミュレーション結果(第1候補データ、第2候補データなど)が出力され、所定の記憶手段に格納されると共に、実行処理手段4は、その結果を、ユーザエントリ手段1を介して、一般ユーザBのブラウザに送り、その画面上に結果を表示させる。同時に実行処理手段4はユーザエントリ手段1に対し変更要請をなし、識別番号テーブル上の一般ユーザBの分類識別番号を、シミュレーション結果を提示したユーザであることが簡単にわかるような「S」の文字を付けた分類識別番号US00000201に変更させる。それにより上記保険設計シミュレーション用の実行シーケンスの処理は終了する。その後上記一般ユーザ用初期処理用実行シーケンス(SequenceW)を再び読み出し、そこに規定された実行モジュールの処理を実行する。
【0098】
ここで、一般ユーザBは、「0.新規契約」上でクリックすると、実行処理手段4は、ジョブシーケンス記憶手段2から保険契約締結用の実行シーケンスを読み出し、それに従って実行モジュール記憶手段3から、自動車保険契約締結用の実行モジュールを同様に読み出し、実行する。その際、上記分類識別番号から該一般ユーザBがシミュレーション結果を提示しているユーザであることの属性判定ができるため、上記シミュレーション結果データを該実行モジュールに渡す。それにより、一般ユーザBには、前記図9に示すような処理終了画面が表示され、保険契約証を、電子データとして、所定の記憶装置に記憶する。同時に実行処理手段4は、保険証券をプリントアウトし、一般ユーザBに対し、該証券を発送する処理を行う。そして該実行処理手段4は、ユーザエントリ手段1に変更要請をなし、該ユーザエントリ手段1によって一般ユーザBの分類識別番号を元の分類識別番号へ変更させる。それにより上記実行シーケンスによる処理を終了する。
【0099】
(実施例4)
図20は、図2に示した構成に、さらに上記実行処理手段4による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段5が加えられた構成について、示している。
【0100】
上述のように、実行処理手段4による実行モジュールの実行は、上述のように、実行シーケンスに基づいて行われる。その場合、実行処理手段4による実行モジュールの実行が、実行シーケンス通りに行われているかを、上記監視手段5によって監視している。
【0101】
上記監視手段5は、実行処理手段4による実行モジュールの実行が、実行シーケンス通りに実行されていない場合、非定常処理を行う。例えば各実行モジュールが暴走した場合、実行処理手段4に上記処理を中止させ、本装置で実行中の他のジョブへ影響が波及しないようにする。またユーザの入力項目をチェックするジョブの実行シーケンスが実行され、所定のチェック項目への入力がない、或いは入力項目に矛盾がある場合などに、監視手段5は、その旨をユーザ側に通知し、問題の箇所の項目の入力乃至項目選択をさせる処理の実行シーケンスを実行処理する。
【0102】
また実行シーケンス中には、1乃至複数の特定の実行モジュールを繰り返し実行処理することが規定されることがある。例えば、条件を変えて保険設計のためのシミュレーションを繰り返し行うような場合である。実行シーケンス中にその繰り返し回数を特定できる場合は良いが、所定条件を満たす場合までそのような処理を繰り返す必要がある場合は、実行シーケンス中へ規定するだけでは実現することができない。そのような場合は、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする管理処理を、上記監視手段5に行わせる。
【0103】
(実施例5)
図21は、一般ユーザB側にパソコン等の通信端末装置を有しておらず、或いはネット接続環境がない場合における、コンビニエンスストアやオープンスペース等に設置された通信端末装置(以下キオスク端末と言う)等を利用した環境下での、保険の満期継続手続(本例では、自賠責保険継続手続)を行う場合の構成を示す説明図である。
【0104】
本例では、一般ユーザBは、バイクや自動車の購入時に、新規に加入する「自賠責保険加入申込書」に、連絡先住所記入欄に保険満期継続手続のための連絡先住所を記入しておく。それを、本処理実行装置のある保険会社側で、アプリケーションサーバ100bを介してデータベースサーバ121に登録しておき、該アプリケーションサーバ100bにおいて期限管理を行う。
【0105】
保険満期時に上記アプリケーションサーバ100bは、上記一般ユーザBに郵送等で、満期のお知らせを通知する。その際該通知には、後述する継続番号として、この一般ユーザBにおける自賠責保険満期継続手続のための分類識別番号(例えばUJK0000301)が一緒に記されている。
【0106】
一般ユーザBは、この通知を持って、コンビニエンスストアやオープンスペース等に出向き、そこに設置されている上記キオスク端末を、自ら操作して自賠責保険継続手続を行う。
【0107】
図22は、一般ユーザBがキオスク端末を操作した際、該端末に最初に表示されるメニュー画面である。ここで一般ユーザBは、「安田火災WEBサポートメニュー」を選択する。すると、ユーザエントリ手段1によって、図23に示すようなキオスク端末から操作可能な処理メニューが表示される。同一画面上に継続番号入力欄があるので、そこに上記通知に示された分類識別番号を入力し、「次へ」のボタンをクリックする。
【0108】
上記分類識別番号の入力によって、ユーザエントリ手段1は、該一般ユーザBの属性決定を行う。前述のように、上記分類識別番号により、一般ユーザBの該エントリは、自己の自賠責保険満期継続手続用のものである(上記分類識別番号の例では「J」が自賠責保険を意味し、「K」が満期継続手続用であることを意味している)として、ジョブシーケンス記憶手段2から、自賠責保険満期継続手続用のジョブシーケンスを読み出し、更に実行モジュール記憶手段3から、該ジョブシーケンスに規定されたジョブ実行モジュールを読み出して、上記ジョブシーケンスに従って、実行処理手段4により、これらの実行モジュールの処理を行う。
【0109】
該実行モジュールの処理によって、最初に一般ユーザBに、図24に示されるようなユーザB用の継続内容確認画面が提示される。一般ユーザBは、この内容で良ければ、「継続する」のボタンをクリックする。
【0110】
すると、図25に示されるような保険料の支払方法を選択する画面が提示される。一般ユーザBは、自分の都合に応じて、「デビット払い」又はコンビニエンスストアやオープンスペース等の「窓口支払い」のいずれかを選択する。
【0111】
支払方法の選択処理が終了すると、次に図26に示されるような契約処理終了画面が提示される。保険料の支払方法を「窓口払い」とした場合、一般ユーザBは、キオスク端末から、プリントアウトされた確認メモを取り出し、コンビニエンスストアやオープンスペース等の窓口に持参して、保険料を支払うと同時に「自賠責保険証明書」を受け取る。尚、保険料の支払方法を「デビット払い」とした場合は、同様に窓口で「自賠責保険証明書」を受け取るか、あるいは後日郵送または宅配で送ってもらう方式のいずれかを選択する。
【0112】
一方上記確認メモには、自賠責保険満期継続手続の契約が終了したことを意味する分類識別番号(上記例ではUJKF000301)が付与されており(バーコード等の状態となってプリントアウトされていても良い)、これがコンビニエンスストアやオープンスペース等の窓口に手渡され、レジスタ等の端末に入力される(バーコード状態が読み取られることで行われても良い)ことで、「自賠責保険証明書」の交付履歴や保険料の支払いがなされたことが、上記アプリケーションサーバ100bを介して、データベースサーバ121側に通知され、格納される。その後上記ユーザエントリ手段1内に格納されている一般ユーザBの分類識別番号は、元の状態(例えばU000000301)に更新される。
【0113】
上記例は、キオスク端末を使った場合について示したが、同様な手続については、一般ユーザB側に備えられたパソコン等の通信端末装置を使って行うこともできる。この場合、一般ユーザBは、バイクや自動車の購入時に、新規に加入する「自賠責保険加入申込書」に、前記連絡先住所に代わり、電子メールアドレスを、その記入欄に記入しておく。それを、本処理実行装置のある保険会社側で、アプリケーションサーバ100bを介してデータベースサーバ121に登録しておき、該アプリケーションサーバ100bにおいて期限管理を行う。
【0114】
保険満期時に上記アプリケーションサーバ100bは、上記一般ユーザBに電子メールで、満期のお知らせを通知する。その際該通知には、上記ウェブサーバ100aのURLアドレス情報が与えられていると共に、この一般ユーザBにおける自賠責保険満期継続手続のための分類識別番号(例えばUJK0000301)も一緒に付記されている。
【0115】
一般ユーザBは、このURLアドレス情報に基づき、ウェブサーバ100aにアクセスする。この時前記ユーザエントリ手段1には、該ユーザエントリと共に上記分類識別番号が付与されるため、該一般ユーザBのエントリに関し、属性決定がなされる。前述のように、上記分類識別番号により、一般ユーザBの該エントリは、自己の自賠責保険満期継続手続用のものであるとして、ジョブシーケンス記憶手段2から、自賠責保険満期継続手続用のジョブシーケンスを読み出し、更に実行モジュール記憶手段3から、該ジョブシーケンスに規定されたジョブ実行モジュールを読み出して、上記ジョブシーケンスに従って、実行処理手段4により、これらの実行モジュールの処理を行う。
【0116】
該実行モジュールの処理によって、前述のような継続内容の確認、保険料の支払方法の選択に関する処理がなされる。保険料の支払いを「デビット払い」と選択し、一連の入力手続きが完了した場合、図27に示されるような契約処理終了画面が提示され、アプリケーションサーバ100bによりプリントアウトされた「自賠責保険証明書」は、後日郵送又は宅配、或いは代理店経由で、一般ユーザBに送り届けられる。
【0117】
他方保険料の支払いを「窓口払い」とした場合、図28に示されるような契約処理終了画面が提示される。一般ユーザBは、上記通信端末装置により確認メモをプリントアウトし、該確認メモをコンビニエンスストアやオープンスペース等の窓口に持参して、保険料の支払をし、同時に「自賠責保険証明書」を受け取る。
【0118】
一方上記確認メモには、自賠責保険満期継続手続の契約が終了したことを意味する分類識別番号(上記例ではUJKF000301)が付与されており(バーコード等の状態となってプリントアウトされていても良い)、これがコンビニエンスストアやオープンスペース等の窓口に手渡され、レジスタ等の端末に入力される(バーコード状態が読み取られることで行われても良い)ことで、「自賠責保険証明書」の交付履歴や保険料の支払いがなされたことが、上記アプリケーションサーバ100bを介して、データベースサーバ121側に通知され、格納される。その後上記ユーザエントリ手段1内に格納されている一般ユーザBの分類識別番号は、元の状態(例えばU000000301)に更新される。
【0119】
一般ユーザB側の通信端末装置にプリンタ等の印刷環境がない場合は、自賠責保険満期継続手続の契約が終了したことを意味する分類識別番号(上記例ではUJKF000301)をメモし、上記窓口でそれを口頭で伝える方式で処理を行う。
【0120】
以上の実施例に示したように、本装置によれば、一般ユーザBが直接アクセスして必要な保険契約手続・その他の処理をなすことのできるようになるだけでなく、必要に応じて代理店ユーザAが一般ユーザBへのアシストを行いながら、該一般ユーザB自身がこれらの手続を行うことができるようになる。
【0121】
尚、本発明のユーザ指向処理実行装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。すなわち、保険契約など以外でも、証券・投資信託・その他の金融商品などの各種操作・手続、或いはコンサルティングを含む税務処理などにも適用できる。たとえば上記例で代理店を税理士、一般ユーザを税務処理を依頼する一般企業、本装置を税務処理用の装置と置き換えれば、税務処理及びそれに伴うコンサルティング提供サービスにも適用できるようになる。
【0122】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜16記載のユーザ指向処理実行装置及び記録媒体に記録されたプログラムがコンピュータ上で実行されると、下記のような優れた効果を奏し得ることになる。
【0123】
すなわち、ユーザエントリ手段により、上記ユーザ属性が決定されると、実行処理手段は、ジョブシーケンス記憶手段から、該ユーザ属性毎に処理可能な特定の実行シーケンスを読み出し、且つ該実行シーケンスに規定される各ジョブの実行モジュールを、実行モジュール記憶手段から同様に読み出し、該実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理することになる。以上のように処理することで、ユーザが本装置にアクセスしてきた時に、夫々のユーザ毎に行うべきジョブが装置側で判断されて自動的に実行されることになる。従ってそれらのジョブを実行シーケンスとして予め登録しておけば、手続を行う金融商品などについて、予め十分な知識を有していないような者でも、必要な場合にだけ他の者のアシストを受けながら、ネット上で必要な処理を行うことができるようになる。
【0124】
また請求項17〜23記載のユーザ指向処理実行方法が実行されても同様な効果が得られるようになる。
【0125】
尚、上記各請求項には規定されていないが、請求項9〜16の記録媒体に記録されたプログラムと同一の機能を達成するプログラム自身を、該記録媒体とは別に提案する。
【0126】
すなわち、1つ目は、コンピュータを、ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段として機能させるユーザ指向処理実行プログラムである。
【0127】
2つ目は、コンピュータを、ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と、上記実行処理手段による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段として機能させるユーザ指向処理実行プログラムである。
【0128】
3つ目は、コンピュータが、上記実行モジュール記憶手段として機能する時に、前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有することを特徴としたプログラムである。
【0129】
4つ目は、コンピュータが、上記監視手段として機能する時に、該監視手段による実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする実行管理機能が、前記監視手段に備えられることを特徴としたプログラムである。
【0130】
5つ目は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴とするプログラムである。
【0131】
6つ目は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段を介して該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段で処理できる一連の実行シーケンスが記憶されていることを特徴とするプログラムである。
【0132】
7つ目は、コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に記憶される実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを規定することを特徴とするプログラムである。
【0133】
8つ目は、前記コンピュータが、ネットワークを構成する複数のコンピュータで構成され、前記各手段による処理は、それらのコンピュータにおいて分散処理されるように設定されたプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】代理店ユーザAが一般ユーザBのために満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合に利用される本発明の処理実行装置とインターネット上の各装置との間の構成の枠組みを示す説明図である。
【図2】自己の顧客である一般ユーザBのために、満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合の、代理店ユーザAと本発明に係る上記処理実行装置との処理を中心とした説明図である。
【図3】代理店ユーザ用の初期メニュー画面表示例を示す画面説明図である。
【図4】満期更改サポート用に契約項目の選択・入力メニュー画面表示例を示す画面説明図である。
【図5】一般ユーザBの契約内容を確認するための画面表示例を示す画面説明図である。
【図6】通知に基づいて一般ユーザBがブラウザによってユーザエントリ手段1にエントリする場合の処理説明図である。
【図7】一般ユーザBのためになされた保険設計結果を示す画面説明図である。
【図8】一般ユーザBによる推奨プランの選択がなされた場合に実行される処理の状態を示す処理説明図である。
【図9】処理終了画面を示す画面説明図である。
【図10】一般ユーザ用の初期メニュー画面表示例を示す画面説明図である。
【図11】本実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】電子請求書提示支払サービスEBPPを利用し、代理店ユーザAが、その顧客である一般ユーザBのために、本処理実行装置にアクセスし、満期をむかえる自動車保険の更新の案内と、該ユーザBの現在の条件に合わせたお勧め自動車保険の提案を行う場合の処理説明図である。
【図13】一般ユーザBが、EBPPセンタP1にアクセスして、自分宛の明細情報サービス画面を閲覧した場合の処理説明図である。
【図14】一般ユーザBが、自分宛の明細情報サービス画面を、自己のブラウザ上に表示した状態の一例を示す画面説明図である。
【図15】一般ユーザBの既契約内容の確認する画面が一般ユーザBのブラウザ画面上に表示された状態を示す画面説明図である。
【図16】一般ユーザBのためになされた保険設計の内容データがブラウザ画面上に表示された状態を示す画面説明図である。
【図17】一般ユーザBのためになされる保険契約締結用の処理手順を示す処理説明図である。
【図18】一般ユーザB用に表示される保険契約設定確認及び保険料支払方法選択画面の表示例を示す画面説明図である。
【図19】一般ユーザBが、ポータルサイトP2を使用して、本処理実行装置にエントリしてきた場合に、自動車保険設計シミュレーションをさせる場合の処理説明図である。
【図20】実行シーケンス通りに実行されているかを監視する監視手段5の構成が付加された場合の処理説明図である。
【図21】一般ユーザBが、コンビニエンスストアやオープンスペース等に設置されたキオスク端末を利用した環境下での、保険の満期継続手続を行う場合の構成を示す説明図である。
【図22】一般ユーザBがキオスク端末を操作した際、該端末に最初に表示されるメニュー画面である。
【図23】キオスク端末から操作可能な処理のメニュー画面である。
【図24】ユーザB用の継続内容確認画面である。
【図25】保険料の支払方法の選択画面である。
【図26】契約処理終了画面の一例を示す画面構成説明図である。
【図27】契約処理終了画面の他の例を示す画面構成説明図である。
【図28】契約処理終了画面の更に別の例を示す画面構成説明図である。
【符号の説明】
1   ユーザエントリ手段
2   ジョブシーケンス記憶手段
3   実行モジュール記憶手段
4   実行処理手段
5   監視手段
100a  ウェブサーバ
100b  アプリケーションサーバ
120   ゲートウェイ
121   データベースサーバ

Claims (23)

  1. ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
    上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
    上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
    上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と
    を少なくとも有することを特徴とするユーザ指向処理実行装置。
  2. ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
    上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
    上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
    上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と、
    上記実行処理手段による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段と
    を少なくとも有することを特徴とするユーザ指向処理実行装置。
  3. 前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有することを特徴とする請求項1又は2記載のユーザ指向処理実行装置。
  4. 上記監視手段による実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする実行管理機能を、前記監視手段に備えることを特徴とする請求項2又は3記載のユーザ指向処理実行装置。
  5. 上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴とする請求項1〜4いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行装置。
  6. 上記ジョブシーケンス記憶手段には、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段を介して該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段で処理できる一連の実行シーケンスが記憶されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行装置。
  7. 上記実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを規定することを特徴とする請求項1〜6いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行装置。
  8. ネットワークを構成する複数のコンピュータに、前記各手段を分散して備え、それらの間で夫々の処理を分散して行うことを特徴とする請求項1〜7いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行装置。
  9. コンピュータを、
    ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
    上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
    上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
    上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と
    して機能させるユーザ指向処理実行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. コンピュータを、
    ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うユーザエントリ手段と、
    上記ユーザ属性毎に処理可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスを記憶しているジョブシーケンス記憶手段と、
    上記各ジョブの実行モジュールを登録しておく実行モジュール記憶手段と、
    上記実行シーケンスに基づいて、対応する実行モジュールを処理する実行処理手段と、
    上記実行処理手段による実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視する監視手段と
    して機能させるユーザ指向処理実行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. コンピュータが、上記実行モジュール記憶手段として機能する時に、前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを有することを特徴とする請求項9又は10記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. コンピュータが、上記監視手段として機能する時に、該監視手段による実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを可能にする実行管理機能が、前記監視手段に備えられることを特徴とする請求項10又は11記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴とする請求項9〜12いずれか1つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、上記エントリ手段を介して該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを実行処理手段で処理できる一連の実行シーケンスが記憶されていることを特徴とする請求項9〜13いずれか1つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. コンピュータが、上記ジョブシーケンス記憶手段として機能する時に、該ジョブシーケンス記憶手段に記憶される実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを規定することを特徴とする請求項9〜14いずれか1つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記コンピュータは、ネットワークを構成する複数のコンピュータで構成され、前記各手段による処理は、それらのコンピュータにおいて分散処理されるように、プログラムに設定されたことを特徴とする請求項9〜15いずれか1つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うステップと、
    決定されたユーザ属性に応じて、該ユーザ属性毎に対応させて記憶させた1乃至複数のジョブの実行シーケンスを読み出すステップと、
    読み出された実行シーケンスに基づいて、登録してある各ジョブの対応実行モジュールを処理するステップと
    を実行することを特徴とするユーザ指向処理実行方法。
  18. ユーザエントリに対し、そのユーザから受け取った分類識別番号又は新たに設定された分類識別番号に基づき、ユーザ毎の属性決定を行うステップと、
    決定されたユーザ属性に応じて、該ユーザ属性毎に対応させて記憶させた1乃至複数のジョブの実行シーケンスを読み出すステップと、
    読み出された実行シーケンスに基づいて、登録してある各ジョブの対応実行モジュールを処理するステップと、
    該実行モジュールの処理を、前記実行シーケンスに基づいて監視するステップと
    を実行することを特徴とするユーザ指向処理実行方法。
  19. 前記実行モジュール中に、ユーザ側に選択可能な1乃至複数のジョブの実行シーケンスの項目を提示し、該ユーザの項目選択により、次の実行シーケンスの決定を行うメニューインターフェースを提供するものを含むことを特徴とする請求項17又は18記載のユーザ指向処理実行方法。
  20. 上記実行モジュールの処理監視中に、ユーザの求めに応じて、上記実行シーケンスに基づく実行モジュールの処理を繰り返し、又は実行シーケンス途中で、該シーケンス中の1乃至いくつかのジョブに相当する実行モジュールの処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項18又は19記載のユーザ指向処理実行方法。
  21. 上記実行シーケンス中に、分岐した複数のジョブに対応する複数の実行モジュールを同時処理する命令を含むことを特徴とする請求項17〜20いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行方法。
  22. 上記実行シーケンスには、シーケンス途中で、所定の実行モジュールの処理が一旦終了した後、その処理に関連するユーザに所定のメッセージを通知し、該ユーザのエントリがあった場合に、続きの実行モジュールを処理できる一連のシーケンスを含むことを特徴とする請求項17〜21いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行方法。
  23. 上記実行シーケンス中に、各ジョブに伴うユーザ操作の誘導を行うためのナビゲート処理及び/又は音声ガイダンスを実行する実行モジュールを含むことを特徴とする請求項17〜22いずれか1つに記載のユーザ指向処理実行方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006023863A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Sompo Japan Insurance Inc 携帯電話による旅行保険加入システム及びそれに用いる保険会社のサーバ
JP2016103044A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 株式会社日立製作所 商品設計システム、提供事業者装置、及び、それらのプログラム

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