JP2004005554A - 売買注文自動発注装置 - Google Patents

売買注文自動発注装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004005554A
JP2004005554A JP2003101423A JP2003101423A JP2004005554A JP 2004005554 A JP2004005554 A JP 2004005554A JP 2003101423 A JP2003101423 A JP 2003101423A JP 2003101423 A JP2003101423 A JP 2003101423A JP 2004005554 A JP2004005554 A JP 2004005554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
trading
trigger
market
conditions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003101423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3875206B2 (ja
JP2004005554A5 (ja
Inventor
Masakatsu Saito
齋藤 正勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kabu com Securities Co Ltd
Original Assignee
Kabu com Securities Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kabu com Securities Co Ltd filed Critical Kabu com Securities Co Ltd
Priority to JP2003101423A priority Critical patent/JP3875206B2/ja
Publication of JP2004005554A publication Critical patent/JP2004005554A/ja
Publication of JP2004005554A5 publication Critical patent/JP2004005554A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3875206B2 publication Critical patent/JP3875206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】株式売買注文などの執行及び管理の効率化及び大幅な事務作業の削減を行うことができ、また、特殊な条件での株式売買注文にも迅速に対応することができる売買注文自動発注装置を提供する。
【解決手段】本発明の売買注文自動発注装置10は、電話応答部11と、ネットワーク処理部12と、制御部13と、トリガDB14と、発注処理部17と、を備えている。複雑な注文条件をトリガ項目として指定し、これらの項目を論理的に結合して自動的に売買注文をすることができるようにしたので、株式などの注文処理でシステマティックな対応が可能となり、将来的に拡大が予想される証券取引などの電子化を促すことができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、株式や債券などの有価証券や先物取引商品などの売買の注文を市場に自動的に発注する売買注文自動発注装置に関し、特に、インターネットや電話回線網を利用して売買の注文を市場に自動的に発注する売買注文自動発注装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、株式や債券などの有価証券は、企業にとっては資金の調達手段であり、出資者にとっては投資の手段である。そして、証券取引所や店頭市場が株式の流通の場となっている。従来から、一般の投資家がこれら株式などを売買する場合、株式の売買条件を証券会社などに通知して、証券会社を通じて行っている。
【0003】
一方、近年、WWW(World Wide Web)の普及に伴いインターネットが急速に普及している。最近になって、このインターネットなどのコンピュータネットワークを利用して株式などの売買を自動的に受注して行うことが検討され、実際にインターネットを利用した株式売買の受注なども行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在実際に行われているインターネットを利用した株式売買の受注においては、特殊売買注文などの複雑な条件を伴なった取引に関する注文の執行は、売買執行担当者が個別管理によってすべて手作業で行っていたため、複雑な処理を必要とする株式売買注文に関しては、処理項目が多義に渡り、発注から約定にいたる事務処理が膨大となって、受注能力に限界が生じて全ての受注要求に対応することが困難であるという問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、株式売買注文などの執行及び管理の効率化及び大幅な事務作業の削減を行うことができ、また、特殊な条件での株式売買注文にも迅速に対応することができる売買注文自動発注装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の売買注文自動発注装置は、発注条件を付した売買注文を取引市場に発注する売買注文自動発注装置であって、前記売買注文に付された発注条件をトリガとして記憶するトリガ記憶手段と、前記トリガとして指定された条件項目を監視して、前記条件項目が前記トリガに合致したと判定すると、前記売買注文を取引市場システムに対して発注する発注執行装置に対して前記売買注文を発注するための指示信号を送信する発注処理手段と、を備えていて、前記指示信号には、前記売買注文についての注文伝票の内容を記憶する売買注文記憶装置に記憶された注文伝票の内容に基づいて、前記売買注文を発注する指示が含まれることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記売買注文記憶装置において、発注条件を付した売買注文を受け付けると前記売買注文についてのステイタスが発注処理待機と記憶され、前記指示信号には、前記ステイタスを発注処理可と変更する指示が含まれていることを特徴とすることもできる。
【0008】
さらに、本発明は、前記発注条件には、前記取引市場における取引価格、前記取引市場における出来高、時間、売買注文の約定の少なくとも一つに関する条件が含まれており、前記発注処理手段は、前記発注条件に含まれる前記取引市場における取引価格、前記取引市場における出来高、時間、売買注文の約定のいずれかを条件項目として監視することを特徴とすることもできる。
【0009】
さらに、本発明は、前記トリガ記憶手段には前記トリガとして複数のトリガ項目が指定されていて、前記発注処理手段は、全てのトリガ項目について前記条件項目が合致したと判定すると、前記指示信号を送信することを特徴とすることもできる。
【0010】
このように、売買条件に基づいて売買の発注条件をトリガとして設定し、このトリガが売買市場での取引状況に合致したかどうかを監視して、予めデータベースに記録された注文伝票に基づいた売買注文を発注するため、株式売買注文などの執行及び管理の効率化及び大幅な事務作業の削減を行うことができ、また、特殊な条件での株式売買注文にも迅速に対応することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の売買注文自動発注装置の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明の売買注文自動発注装置を備えた売買注文自動発注システムの一形態を示す図である。
【0013】
この売買注文自動発注システムは、顧客側から株式や債券などの有価証券や先物取引商品などの売買の注文の条件(以下、単に「売買条件」ともいう)を入力する複数の顧客側端末(図1においては、顧客側端末41〜43のみ示す)と、これらの顧客側端末41〜43に接続されるインターネットなどのコンピュータネットワーク20及び電話回線網30と、コンピュータネットワーク20や電話回線網30を介して顧客側端末41〜43から売買条件を受け取り、当該売買条件に応じて株式などの売買の注文を発注する売買注文自動発注装置10と、株式などの市場60に接続され売買注文自動発注装置10に対して市場60の取引状況を通知すると供に、売買注文自動発注装置10からの売買注文の発注に応じて、法定帳簿である注文伝票を作成し実際に市場60に対して売買注文を発注する売買システム50と、注文伝票や発注データなど記憶する発注DB51と、を備えている。
【0014】
ここで、顧客側端末41〜43は、電話機、携帯型電話機、ファクシミリ装置、PC(Personal Computer)、トレード用専用端末、家庭用ゲーム機器、携帯型小型コンピュータ装置など電話回線網30またはコンピュータネットワーク20を介して売買注文自動発注装置10との間でデータの送受信を行うことができるものであればよい。
【0015】
また、コンピュータネットワーク20は、インターネットのほか、インターネットに接続された売買注文専用のネットワーク、独自に設けられた売買注文専用のネットワーク、イントラネットなど、オープン型・クローズ型を問わず、顧客側端末41〜43と売買注文自動発注装置10との間でデータの送受信を行うことができればよい。
【0016】
また、売買注文自動発注装置10は、電話回線網30を介して顧客側端末41〜43との間で売買条件のデータを送受信する電話応答部11と、コンピュータネットワーク20を介して顧客側端末41〜43との間で売買条件のデータを送受信するネットワーク処理部12と、電話応答部11及びネットワーク処理部12からの売買条件に基づいてトリガDB14に記憶されているトリガ項目を論理的に結合させてトリガを設定すると供に、このトリガに対して固有の識別子となるトリガ番号を付し、トリガに対応したトリガ履歴確認表を作成する制御部13と、予め売買条件の各条件をそれぞれ所定のトリガ項目として準備して記憶し、また、制御部13で作成されたトリガ、トリガ番号及びトリガ履歴確認表をそれぞれ関連付けて記憶するトリガDB14と、売買システム50から市場60の取引状況を受け取り、取引状況とトリガDB14に記憶されているトリガ履歴確認表の各トリガ項目とを対応させて、所定の条件を満たしたときに売買システム50に対して、売買の発注要求を行う発注処理部17と、を備えている。
【0017】
次に、図1に示した本発明の売買注文自動発注装置10を備えた売買注文自動発注システムの動作について説明する。なお、以下の説明において具体的な一例として、顧客側端末41は、PC(Personal Computer)であり、コンピュータネットワーク20を介して売買注文自動発注装置10との間でデータの送受信を行うものとし、また、コンピュータネットワーク20は、インターネットである構成のものを説明する。また、売買取引としては、株式の売買取引を一例として説明する。
【0018】
図2は、売買注文自動発注処理を示すフローチャートである。図1及び図2において、先ず、顧客は、顧客側端末(以下、「PC」ともいう)41からコンピュータネットワーク(以下、「インターネット」ともいう)20を介して、売買注文自動発注装置10のネットワーク処理部12に接続する(ステップ201)。このとき、具体的には、PC41の画面上には、株式売買の初期画面のHP(Home Page)が表示される。
【0019】
次に、PC41で株式売買の発注画面が選択された後、株式売買の発注要求が行われる。ここで、株式売買の注文に関する必要項目が入力される。また、その際には、株式売買の注文の発注要求の発生要因となるトリガ項目を設定する(ステップ202)。
【0020】
図3は、株式売買の株式買い注文を入力する画面の一例を示す図である。図3において、株式買い注文入力画面は銘柄情報入力部210と、注文情報入力部220とで構成されている。
【0021】
ここで、銘柄情報入力部210は、株式銘柄のコードを入力する銘柄コード欄211と、株式市場を指定するプルダウン式の市場変更ボタン212と、指定した銘柄の内容とその株価情報を表示する銘柄情報表示部213と、最新の株価情報、または銘柄コード欄211及び市場変更ボタン212で入力された情報に基づいて銘柄情報表示部213の表示情報を更新する情報更新ボタン214とで構成されている。
【0022】
また、注文情報入力部220は、売買株数を指定する注文数量欄221と、売買価格と売買形態を指定する注文価格欄222と、売買条件を指定する注文条件欄223と、カレンダ表示部を有し売買の有効期日や有効期間を指定する注文期日欄224とで構成されている。
【0023】
PC41に表示された株式売買の初期画面(図示せず)において、買い注文を行う株式銘柄の銘柄コードを入力し、株式買い注文入力画面を選択すると、PC41には、図3に示したような株式買い入力画面が表示される(ステップ203)。ここで、銘柄情報入力部210の銘柄コード欄211の入力ボックスに異なる銘柄コードを入力し、情報更新ボタン214を押す(クリックする)と、その更新信号がネットワーク処理部12に送られる(ステップ204)。制御部13は、ネットワーク処理部12から受け取った当該更新信号に基づいて、売買システム50を介して銘柄コード欄211で指定された銘柄の情報を市場60から受け取り、この情報をネットワーク処理部12に送る(ステップ205)。ネットワーク処理部12は、更新された銘柄の情報をPC41に表示されている銘柄情報表示部213に表示し、新に指定された銘柄に対する注文入力の操作画面に更新する。ここで、市場変更ボタン212で株式の売買市場を変更して情報更新ボタン214を押した場合にも、銘柄情報表示部213の表示が更新される(ステップ206)。
【0024】
ここで、銘柄情報表示部213には、指定された銘柄の指定された市場での株価等が表示される(ステップ207)。銘柄情報表示部213の各項目内容を以下に示す。
(1)銘柄内容の項目銘柄コード:選択された銘柄の銘柄コードが表示される。
銘 柄 名:選択された銘柄の銘柄名の略称が表示される。
売買 単位:選択された銘柄の最低売買単位が表示される。
(2)株価情報の項目市 場:初期画面(図示せず)で指定した市場又は市場変更ボタン212で選択(更新)された市場の表示をする。なお、以下の株価情報はここで表示されている市場の情報を提供し、注文の発注も当該市場に発注される。
始 値:選択された銘柄の市場当日の最初の株価及びその株価データの時間を表示する。
高 値:選択された銘柄の市場当日の最高株価及びその株価データの時間を表示する。
安 値:選択された銘柄の市場当日の最低株価及びその株価データの時間を表示する。
売気配値 :選択された銘柄の現在の売気配の株価及びその株価データの時間を表示する。
現 在 値:選択された銘柄の現在の売買株価及びその株価データの時間を表示する。
買気配値 :選択された銘柄の現在の買気配の株価及びその株価データの時間を表示する。
前日 終値:当該銘柄の前日の終値又は前日以前の最新の終値及びその終値データの日付を表示する。
出 来 高:選択された銘柄の市場当日の現在までの出来高及びそのデータの時間を表示する。
【0025】
次に、以下のような注文処理が行われる(ステップ208)。
【0026】
図4は、注文処理の詳細を示すフローチャートである。この注文処理は、PC41に表示されている注文数量欄221において、注文数量入力ボックスに発注したい注文数量、即ち、買付け株数を入力する(ステップ208A)。
【0027】
ここで、PC41に表示されている注文価格欄222の注文価格選択ボタン(「指値」または「成行」)で発注したい注文価格の形態を選択する。指値注文の場合は、「指値」選択ボタンを選択してそれに続く入力ボックスに指値価格を入力する。成行注文の場合は、「成行」選択ボタンを選択する。なお、「成行」を選択している場合には、指値価格の入力ができない。また、画面上でのデフォルトは、「指値」が選択されている。ここで、買付可能金額の項目には、当該顧客の現時点での株式の買付可能な金額が表示される。なお、注文入力した数量、価格から予想される買付金額は画面最下部に設けられている確認ボタン(図示せず)を押した時に表示される確認ウインドウ内に表示される。
【0028】
また、PC41に表示されている注文条件欄223では、注文する時の条件を選択ボタン(「通常」、「条件指定」または「トリガ指定」)で選択する(ステップ208B)。なお、画面上でのデフォルトは、「通常」が選択されている。ここで、発注時の条件に指定が無い場合は、「通常」の選択ボタンが選択され、以下の通常処理が行われる(ステップ208C−1)。この「通常」ボタンを選択して発注した場合は、制御部13は、ネットワーク処理部12から当該信号を受け取り、売買システム50に対して、直に選択している市場60に注文が回送されるように指示する。なお、寄付き前の発注の場合は、売買システム50から市場60の開局時に市場60に注文が回送される。
【0029】
また、「条件指定」のコンボボックスは、発注時において、注文の際に条件を指定する場合に選択する。この「条件指定」が選択されると、以下の条件指定処理が行われる(ステップ208C−2)
【0030】
図5は、「条件指定」のコンボボックスの前項目と後項目の一覧とその組み合わせによる条件及び注意事項を示す図である。この図5に示した「条件指定」のコンボボックスの前項目と後項目で選択した内容に応じて、制御部13は、売買システム50に発注信号を送信し、売買システム50は、この条件を注文が選択されている市場60に回送する。ここで、「条件指定」のコンボボックスのデフォルトには、「直近場」が選択されている。
【0031】
また、選択ボタンで「トリガ設定」が選択された場合、発注トリガの指定が行われ、以下のトリガ処理が行われる(ステップ208C−3)。「トリガ設定」のボタンを選択すると指定株価発注と時間指定発注のトリガ機能を利用することができる。「トリガ設定」の各項目において、空白の場合(何も指定していない場合)は、指定なしとして取り扱われる。
【0032】
PC41に表示された「トリガ設定」において、指定株価入力ボックスAに目標とする株価が入力されると、ネットワーク処理部12から制御部13にこの値が通知される。ここで、指定できる株価の範囲は、前日終値のストップ価格の範囲内である。この範囲を超えた入力を行った場合、処理の最後に押される確認ボタン(図示せず)を押した時に、制御部13は、ネットワーク処理部12を介してPC41に表示する確認ウインドウにエラーを表示する。
【0033】
また、上下選択コンボボックスBには、目標とする株価を超えた場合(「以上」を選択)なのか、目標とする株価を下回った場合(「以下」を選択)なのかを選択する。ここで、デフォルトは、「同じ」が選択されている。この指定株価発注においては、制御部13は、指定した株価以上または以下になった場合に、売買システム50から注文が発注されるようにする。
【0034】
また、時間指定コンボボックスDには、発注したい時間を指定する。この時間指定コンボボックスDの各値は、以下の値から選択することができる。
時:空白、9、10、12、13、14分:空白、00、10〜50の10分刻みの値この時間指定発注においては、制御部13は、指定した時間を過ぎたら、売買システム50から注文が発注されるようにする。このとき、時・分のどちらかが空白であれば、この指定全体が無効となる。
【0035】
また、「または/かつ」選択ボタンCにおいて、株価及び時間の両方を選択した場合に、トリガとなる条件が片方なのか両方なのかを指定する。なお、デフォルトでは、「または」が選択されている。
【0036】
さらに、トリガ項目の1つとして注文期日欄224で注文期日や期日指定をすることができる。
【0037】
以上、トリガ項目の一例を示したが、トリガ項目としては上述の「価格」、「時間」等のほか、「出来高」、「約定」等のいろいろな条件をトリガ項目として設定することができる。発注処理部17は、指定されたトリガ項目にトリガフラグを立て、これらトリガ項目の条件を監視してトリガフラグをクリアする機能(オーダーマネージャ)を有している。
【0038】
また、上述した「条件指定」のコンボボックスの前項目と後項目の組み合わせによっては、トリガ設定が自動的に付与される場合がある。
【0039】
図6は、トリガDB14に記憶されている基本オーダと条件オーダのパターンを示す図である。図6に示すように、制御部13は、「条件指定」のコンボボックスの前項目と後項目の組み合わせに応じて、条件オーダのオーダパターンを決定し、それに応じて、対象となるトリガ項目を決定する。このとき、各トリガの設定には、制御部13の特殊条件オーダーマネージャによって自動設定することができ、また、PC41若しくは入力部16から任意に設定することができる。
【0040】
図7は、トリガ処理を示すフローチャートである。PC41の画面上で、トリガ設定が完了する(ステップ701)と、制御部13は、トリガ履歴確認表を作成し、これに「トリガ番号」を付してトリガDB14に記録する(ステップ702)。以後、この「トリガ番号」に基づいて、設定されたトリガを処理する。このとき、法定帳簿である注文伝票が自動作成され、売買システム50に送られる。売買システム50は、この法定帳簿である注文伝票を発注DB51に記録する(ステップ703)。
【0041】
ここで、設定されたトリガ項目を変更することもできる(ステップ704、705)。この場合、PC41からのWWW上で変更することができ、また、電話連絡などに応じて、オペレータが表示部15の表示を見て入力部16から変更内容を入力することもできる。
【0042】
図8は、トリガ設定の変更画面を示す図である。図8において、顧客は、PC41の画面上から、取消、訂正及び反対売買のトリガ項目を指定することができる。設定1から設定3の各指定は全て並列(OR)条件となる。したがって、何れかの設定の条件(全トリガ項目)が満たされれば、他の設定でのトリガ項目は失効される。ここで、設定4は注文の全数量が約定した後にトリガとして機能する。また、設定1から3で設定されたトリガによって注文処理が実行された後も有効なものである。
【0043】
設定1〜3(取消・価格訂正設定トリガ)において、各設定欄の上段部分は、図3の「トリガ設定」ボタンの機能と同じである。
【0044】
下段部分において、「取消」ボタンを選択していると、市場60の取引条件が上段のトリガ設定で指定された条件になった場合に、制御部13は、注文を取り消す処理を行う。ここで、デフォルトでは、「取消」が選択されている。
【0045】
また、「成行に訂正」ボタンを選択した場合、市場60の取引条件が上段のトリガ設定で指定された条件になった場合、制御部13によって、注文が成行に訂正される。
【0046】
また、「指値」ボタンを選択した場合、市場60の取引条件が上段のトリガ設定で指定された条件になった場合、制御部13は、株式買い注文の注文価格欄222の「指値」を、指値入力ボックスに入力された指値に訂正する。
【0047】
また、設定4(損益指定反対売買トリガ)のトリガ項目に応じて、制御部13は、発注した注文が全て約定した際に、全約定価格から上段の利益及び損失金額入力ボックスに指定した金額分の評価損益になった場合、下段の指定した注文価格で反対売買(売り注文)を自動的に発注する。
【0048】
上段の各ボックスは、反対売買(売り注文)する条件となる損益金額(片方、または両方を入力した場合にトリガとして機能する)を指定する入力ボックスであり、千円単位の入力となる。そして、制御部13は、「成行で訂正」のボタンが選択されている場合、上記のボックスのいずれかの金額になった場合に成行注文を発注し、「指値で訂正」のボタンが選択されている場合、横の指値入力ボックスで入力された指値で注文を発注し、または、「その時の計算値」のボタンが選択されている場合には、トリガの条件を満たした時点の株価に対してコンボボックスの入力ボックスに入力されている価格を符号コンボ分(+か−)で修正した指値で発注する。例えば、計算値:500円、符号:+、指定値幅:10円の場合、指値は510円になる。
【0049】
次に、発注処理部17は、市場60での取引状況を売買システム50から受け取り、その取引状況に基づいて、制御部13で設定されトリガDB14に記憶されている図3のトリガ設定の各トリガ項目A〜Dや図6の各トリガ項目を監視する(ステップ706)。そして、発注処理部17は、トリガDBに記録されているトリガ履歴確認表に基づいて、市場60の取引状況がその設定されたトリガ条件に達した時点でトリガフラグをオフにし、設定されたトリガ条件に応じて、売買システム50を介して注文を自動執行する(ステップ707)。
【0050】
すなわち、トリガ項目で設定されたAND条件のフラグが全てオフになると、トリガ条件が全て満たされたことになり、その注文が執行可能状態になる。このとき、他に設定されている残りのトリガ項目は全て失効される。
【0051】
注文執行が可能となった(トリガ条件が満たされた)場合、発注処理部17は、発注DBの「注文」項目のステイタスを「待機」から「処理可」に変更するように売買システムに指示信号を送出する。売買システム50は、発注DBに記憶されている法定帳簿である注文伝票の注文内容に基づいて、市場60に対して注文の発注を自動的に執行する。
【0052】
以上、本発明の実施の一形態を説明したが、顧客側端末41〜43においてPCの代りに電話機などを使用して、電話応答部11の自動音声応答などによって、上述した処理を実行することができる。
【0053】
また、市場60は、株式市場以外の取引市場などでもよく、上述の買い注文を売り注文として処理することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明の売買注文自動発注装置によれば、複雑な注文条件をトリガ項目として指定し、これらの項目を論理的に結合して自動的に売買注文をすることができるようにしたので、株式などの注文処理でシステマティックな対応が可能となり、将来的に拡大が予想される証券取引などの電子化を促すことができるようになった。
【0055】
また、これまで売買執行担当者が手作業で行っていた複雑な注文執行に関して、その全ての処理においてシステマティックな対応が可能となり、大幅な合理化を行うことができると同時に、人為的な処理のミスなどを大幅に削減することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の売買注文自動発注装置を備えた売買注文自動発注システムを示す図である。
【図2】本発明の売買注文自動発注処理を示すフローチャートである。
【図3】株式売買の株式買い注文を入力する画面の一例を示す図である。
【図4】図4は、注文処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】「条件指定」のコンボボックスの前項目と後項目の一覧とその組み合わせによる条件及び注意事項を示す図である。
【図6】トリガDB14に記憶されている基本オーダと条件オーダのパターンを示す図である。
【図7】本発明のトリガ処理を示すフローチャートである。
【図8】トリガ設定の変更画面を示す図である。
【符号の説明】
10   売買注文自動発注装置
11   電話応答部
12   ネットワーク処理部
13   制御部
14   トリガDB
15   表示部
16   入力部
17   発注処理部
20   コンピュータネットワーク
30   電話回線網
41、42、43  顧客側端末
50   売買システム
51   発注DB
60   市場
210  銘柄情報入力部
211  銘柄コード欄
212  市場変更ボタン
213  銘柄情報表示部
214  情報更新ボタン
220  注文情報入力部
221  注文数量欄
222  注文価格欄
223  注文条件欄
224  注文期日欄

Claims (4)

  1. 発注条件を付した売買注文を取引市場に発注する売買注文自動発注装置であって、
    前記売買注文に付された発注条件をトリガとして記憶するトリガ記憶手段と、
    前記トリガとして指定された条件項目を監視して、前記条件項目が前記トリガに合致したと判定すると、前記売買注文を取引市場システムに対して発注する発注執行装置に対して前記売買注文を発注するための指示信号を送信する発注処理手段と、
    を備えていて、
    前記指示信号には、前記売買注文についての注文伝票の内容を記憶する売買注文記憶装置に記憶された注文伝票の内容に基づいて、前記売買注文を発注する指示が含まれることを特徴とする売買注文自動発注装置。
  2. 前記売買注文記憶装置において、発注条件を付した売買注文を受け付けると前記売買注文についてのステイタスが発注処理待機と記憶され、前記指示信号には、前記ステイタスを発注処理可と変更する指示が含まれていることを特徴とする請求項1記載の売買注文自動発注装置。
  3. 前記発注条件には、前記取引市場における取引価格、前記取引市場における出来高、時間、売買注文の約定の少なくとも一つに関する条件が含まれており、
    前記発注処理手段は、前記発注条件に含まれる前記取引市場における取引価格、前記取引市場における出来高、時間、売買注文の約定のいずれかを条件項目として監視することを特徴とする請求項1又は2記載の売買注文自動発注装置。
  4. 前記トリガ記憶手段には前記トリガとして複数のトリガ項目が指定されていて、
    前記発注処理手段は、全てのトリガ項目について前記条件項目が合致したと判定すると、前記指示信号を送信することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の売買注文自動発注装置。
JP2003101423A 1999-09-14 2003-04-04 売買注文自動発注装置及び売買注文の自動発注方法 Expired - Lifetime JP3875206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003101423A JP3875206B2 (ja) 1999-09-14 2003-04-04 売買注文自動発注装置及び売買注文の自動発注方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26008499 1999-09-14
JP2003101423A JP3875206B2 (ja) 1999-09-14 2003-04-04 売買注文自動発注装置及び売買注文の自動発注方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000277623A Division JP2001155086A (ja) 1999-09-14 2000-09-13 売買注文自動発注装置、売買注文自動発注システム及び売買注文自動発注方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005305974A Division JP2006099787A (ja) 1999-09-14 2005-10-20 発注時間を指定した売買注文の自動発注装置及び発注時間を指定した売買注文の自動発注方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004005554A true JP2004005554A (ja) 2004-01-08
JP2004005554A5 JP2004005554A5 (ja) 2005-11-04
JP3875206B2 JP3875206B2 (ja) 2007-01-31

Family

ID=30445485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003101423A Expired - Lifetime JP3875206B2 (ja) 1999-09-14 2003-04-04 売買注文自動発注装置及び売買注文の自動発注方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3875206B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527863A (ja) * 2006-02-21 2009-07-30 シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. 非流動性の財、サービス、証券又は商品の取引

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5164612B2 (ja) * 2008-03-04 2013-03-21 株式会社大和証券グループ本社 有価証券売買注文システムおよび有価証券売買注文処理方法、並びにプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527863A (ja) * 2006-02-21 2009-07-30 シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. 非流動性の財、サービス、証券又は商品の取引
US8788395B2 (en) 2006-02-21 2014-07-22 Cfph, Llc Trading of illiquid goods, services, instruments or commodities
JP2015072722A (ja) * 2006-02-21 2015-04-16 シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. 非流動性の財、サービス、証券又は商品の取引

Also Published As

Publication number Publication date
JP3875206B2 (ja) 2007-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001155086A (ja) 売買注文自動発注装置、売買注文自動発注システム及び売買注文自動発注方法
CA2380848C (en) Systems and methods for linking orders in electronic trading systems
JP3317350B2 (ja) トレーディングシステムおよびトレーディング処理方法
US7447655B2 (en) System and method for automatic scalping of a tradeable object in an electronic trading environment
JPH06236383A (ja) ポジション最適化方式及びシステム
JP2008541231A (ja) 反内在化注文の変成装置
JP2005507534A (ja) 改良された取引デリバティブ契約およびそれらの組合わせの方法およびシステム
US20060095361A1 (en) Methods and apparatus for automatic settlement of foreign securities trades in trader's operating currency
JP2006099787A (ja) 発注時間を指定した売買注文の自動発注装置及び発注時間を指定した売買注文の自動発注方法
JP3754009B2 (ja) 訂正条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法
JP2011123907A (ja) 証券取引のマルチ・サイト・ソリューション
JP2004054643A (ja) 発注条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法
KR20000062553A (ko) 데이터통신 네트워크를 통한 주식, 채권, 물건, 선물,옵션, 지수, 외환 등의 자동매매주문 방법 및 시스템
JP2008242890A (ja) 有価証券情報配信システム
WO2001054009A1 (fr) Systeme de gestion de prix de vente et methode de gestion de prix de vente
JP4594759B2 (ja) 取引支援システム、取引支援方法、取引支援プログラム、記録媒体
JP2008046829A (ja) 売買注文処理システム及び売買注文処理方法
JP2004005554A (ja) 売買注文自動発注装置
JPH06295300A (ja) 資金運用管理装置
JP2004005741A (ja) 売買注文自動発注システム及び売買注文自動発注方法
JP2019153022A (ja) 電力取引支援システム
JP2000322646A (ja) 販売方法及び販売システム
JP2002041798A (ja) 株式取引方法
JP2004213546A (ja) 複数の売買注文を同時発注する売買注文処理システム及び売買注文処理の方法
KR20220160446A (ko) 골프장 티오프 시간 매매시스템 및 그 운영방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050811

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060104

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060306

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3875206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term