JP2004005515A - 電子小切手決済システム - Google Patents

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JP2004005515A
JP2004005515A JP2003087462A JP2003087462A JP2004005515A JP 2004005515 A JP2004005515 A JP 2004005515A JP 2003087462 A JP2003087462 A JP 2003087462A JP 2003087462 A JP2003087462 A JP 2003087462A JP 2004005515 A JP2004005515 A JP 2004005515A
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藤井 明宏
Katsumi Ikegami
池上 勝美
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Abstract

【課題】電子小切手の使用者を指定することのできるとともに、使用用途や指定された期間内における使用限度額を定めることができる機能を付与することによって、電子小切手の使い勝手を向上させるようにする。
【解決手段】電子小切手の発行申請書を送信する発行申請者の端末と、前記発行申請書を受信し、前記電子小切手を発行して前記端末に送信する発行元の電子小切手発行装置31とを有し、前記発行申請書は指定された使用者の電子証明書を含み、前記電子小切手は前記指定された1又は2以上の使用者が使用することができ、前記電子小切手は、少なくとも、ID番号、有効期限、金額、発行申請者、使用者、使用条件、発行元の電子証明書及び発行内容全体に対する発行元の電子署名を含む。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子小切手決済システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子マネーシステムやオンラインによるクレジット決済システムなど、電子決済システムが一般的になってきている。そして、このような電子決済システムの一種として、電子小切手を使用した決済システムも提案されている(例えば、特許文献1、2及び3参照。)。
【0003】
このような、電子小切手を使用した決済システムにおいては、消費者が電子小切手を使用して商品やサービスを販売店において購入することが想定されている。この場合、前記消費者から、商品やサービスの代金としての電子小切手を受け取った販売店は、前記電子小切手を発行した銀行等の発行金融機関を介して、電子小切手を換金することができる。また、その際、前記発行金融機関に電子小切手の発行を依頼した消費者の口座からは、電子小切手として振り出した金額が引き出される。
【0004】
そして、電子小切手を使用した決済システムは、他の電子決済システムに比較してセキュリティが高い点において優れている。例えば、オンラインによるクレジット決済において、商品やサービスの代金をクレジット決済しようとする場合、消費者は、販売店に自分のクレジット番号を伝える必要がある。そのため、クレジット番号が他者に漏洩(えい)したり、前記販売店においてクレジット番号を不正に二次利用されてしまう危険性があった。これに対し、電子小切手を使用した決済システムにおいては、クレジット番号を販売店に伝える必要がないので、このような危険性がない。
【0005】
また、電子マネーシステムにおいては、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等の端末装置に金額を記憶させておくようになっているので、あたかも現金を端末装置にチャージしておくのと同様である。そのため、該端末装置を紛失した場合は、現金を紛失したのと同様に、前記端末装置に記憶させた金額を紛失したことになってしまう。これに対し、電子小切手を使用した決済システムにおいては、電子小切手を使用する際に、消費者本人の署名としてのサインがなされない限り効果がないようになっている。そのため、電子小切手を記憶させた端末装置を紛失しても、消費者本人以外の者が使用することができないので安全である。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−249399号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平9−54808号公報
【0008】
【特許文献3】
特開平11−259586号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の電子小切手を使用した決済システムにおいては、発行金融機関に電子小切手の発行を依頼した消費者以外の者が、前記電子小切手を使用することができないようになっているので、使い勝手が悪くなってしまう。
【0010】
例えば、親が子供に対して小遣いとして与える現金に代えて、電子小切手を使用させようとしても、子供は電子小切手の発行を依頼した者でないため、前記電子小切手を使用することができない。この場合、子供の名義で電子小切手の発行を金融機関に依頼することも考えられるが、通常、未成年者には電子小切手の発行を依頼する権限が認められていないので、前記子供が未成年者である場合には不可能である。
【0011】
また、販売店等が得意先である特定の顧客に対して、金券をサービスで配布する代わりに、電子小切手を配布しようとしても、前記顧客は、電子小切手の発行を依頼した者でないため、前記電子小切手を使用することができない。
【0012】
本発明は、前記従来の電子小切手を利用した決済システムの問題点を解決して、電子小切手の使用者を指定することができるとともに、使用用途や指定された期間内における使用限度額を定めることができる機能を付与することによって、電子小切手の使い勝手を向上させた電子小切手決済システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の電子小切手決済システムにおいては、電子小切手の発行申請書を送信する発行申請者の端末と、前記発行申請書を受信し、前記電子小切手を発行して前記端末に送信する発行元の電子小切手発行装置とを有し、前記発行申請書は指定された使用者の電子証明書を含み、前記電子小切手は前記指定された1又は2以上の使用者が使用することができ、前記電子小切手は、少なくとも、ID番号、有効期限、金額、発行申請者、使用者、使用条件、発行元の電子証明書及び発行内容全体に対する発行元の電子署名を含む。
【0014】
本発明の他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の使用条件は、前記電子小切手の使用用途に関するものである。
【0015】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の使用条件は、細分化された期間毎の使用限度額である。
【0016】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の決済の際に、取引先は前記電子小切手の使用条件に基づいて受付の可否を判断する。
【0017】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の決済の際に、発行元は前記電子小切手の使用条件に基づいて決済の可否を判断する。
【0018】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の使用条件は、前記使用者へ配布される際に入力される。
【0019】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の使用条件は、あらかじめ、前記発行申請者の端末に使用者毎に格納され、一部変更されて、又は、変更されずに前記電子小切手にインプットされる。
【0020】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手は、前記使用者の生年月日、性別、国籍等の商品購入の資格に関する個人情報を含み、商品購入の際に、取引先は前記電子小切手の使用条件及び前記使用者の個人情報に基づいて受付の可否を判断する。
【0021】
本発明の更に他の電子小切手決済システムにおいては、さらに、前記電子小切手の使用条件は、前記電子小切手の発行の際に発行元が入力する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の第1の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【0024】
図において、10は電子小切手の発行申請者としての親利用者であり、銀行、信用金庫等の金融機関に電子小切手の引落用口座を開設し、後述される金融会社30へ電子小切手の発行を依頼するための発行申請を行う者である。前記親利用者10は、通常、個人であるが、会社、団体等であってもよい。また、20は指定された使用者としての子利用者であり、前記親利用者10から有料又は無料で譲渡された電子小切手を使用して後述される取引先40から商品又はサービスを購入する者である。ここで、前記子利用者20は、通常、個人であるが、会社、団体等であってもよい。また、前記子利用者20は、通常、親利用者10と密接に関係しており、例えば、前記親利用者10の家族、親戚(せき)等である。
【0025】
そして、電子小切手の発行元としての金融会社30は、電子小切手を前記親利用者10に対して発行し、また、使用された前記電子小切手の決済を行うようになっている。ここで、前記金融会社30は、例えば、銀行、信用金庫等の金融機関、クレジットカードの発行や割賦販売を取り扱うクレジット会社、消費者金融会社等である。また、取引先40は、各種の商品又はサービスを販売する者であればいかなる者であってもよく、例えば、スーパーマーケット、デパート等の商店、ホテル、レストラン、テーマパーク等のサービスを提供し販売する者である。なお、本実施の形態においては、前記取引先40が商品を販売する者である場合について説明する。そして、前記取引先40は、代金として電子小切手が使用された場合には、金融会社30に決済を依頼するようになっている。そのため、前記親利用者10、子利用者20、金融会社30及び取引先40において電子小切手が流通される。
【0026】
ここで、前記親利用者10は、親利用者ICカード11、発行申請者の端末としての親利用者用端末12、親利用者用端末記憶装置13a及び親利用者用端末記憶装置13bを所有する。なお、前記親利用者ICカード11は、金融会社30によって発行されるICカードであり、あらかじめ登録された正確なパスワードを入力しない限り、情報にアクセスしたり、電子署名をしたりすることができないようになっている。そして、前記親利用者ICカード11は、親利用者10の個人情報や暗号の公開鍵(かぎ)等が格納された電子証明書としての親利用者電子証明書、該親利用者電子証明書の公開鍵と対をなす暗号の秘密鍵としての親利用者秘密鍵、金融会社30の公開鍵等が格納される金融会社電子証明書、及び、口座番号を備える。なお、前記親利用者電子証明書は、ITU−TS(国際電気通信連合電気通信標準化セクター)が勧告したデータ通信に関する標準規格であるX.509に従ったものであり、親利用者秘密鍵はRSA暗号等の秘密鍵であることが望ましい。
【0027】
そして、前記親利用者用端末12は、電子小切手の発行申請を行う際や商品を購入する際などに使用する端末であり、前記金融会社30へ電子小切手の発行申請を行うための処理を実行する電子小切手発行申請部、金融会社30から発行された電子小切手が正しいか否かを検証する発行電子小切手検証部、子利用者20に対する電子小切手の使用条件を入力する使用条件入力部、電子小切手を使用する場合、もしくは、子利用者20へ譲渡する場合に、電子小切手に対して、前記親利用者秘密鍵を使用して電子署名を行う電子小切手署名部、電子小切手を使用した商品の購入処理を実行する購入処理部、及び、親利用者10が署名した電子小切手を子利用者20へ送信する電子小切手送信部を備える。なお、前記使用条件とは、例えば、たばこ、アルコール飲料の禁止等の使用用途、指定された期間毎の使用限度額等である。
【0028】
ここで、前記親利用者用端末12は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、タッチパネル、マウスやタブレットのようなポインティングデバイス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力インターフェイス、ネットワーク等に接続して通信を行うための通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータであるが、電子手帳、携帯電話機、携帯情報端末、PDA(Personal Digital Assistant)等いかなる形態のものであってもよい。なお、前記親利用者用端末12と親利用者ICカード11とは、接触状態又は非接触状態において、相互に通信可能となっている。
【0029】
また、前記親利用者用端末記憶装置13aは、金融会社30から発行された電子小切手を保管する記憶装置であり、前記親利用者用端末記憶装置13bは、親利用者10が電子小切手の発行を認める子利用者20の子利用者電子証明書を保管する記憶装置である。ここで、子利用者20は複数であってもよいが、本実施の形態においては、一つの子利用者20で代表する。なお、前記親利用者用端末記憶装置13a及び親利用者用端末記憶装置13bは、親利用者用端末12に接続された磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段から成るものであるが、それぞれ、独立して構成されたものであってもよいし、一体的に形成されたものであってもよいし、また、親利用者用端末12の内部に配設されたものであってもよい。
【0030】
そして、前記子利用者20は、子利用者ICカード21、子利用者用端末22及び子利用者用端末記憶装置23を所有する。なお、前記子利用者ICカード21は、金融会社30によって発行され、正確なパスワードを入力しない限り、情報にアクセスしたり、電子署名をしたりすることができないようになっている。そして、前記子利用者ICカード21は、個人情報や暗号の公開鍵等が格納された電子証明書としての子利用者電子証明書、該子利用者電子証明書の公開鍵と対をなす暗号の秘密鍵としての子利用者秘密鍵、金融会社30の公開鍵等が格納される金融会社電子証明書、及び、親利用者10の個人情報や暗号の公開鍵等が格納された電子証明書としての親利用者電子証明書を備える。なお、前記子利用者電子証明書は、前記X.509に従ったものであり、子利用者秘密鍵はRSA暗号等の秘密鍵であることが望ましい。
【0031】
また、前記子利用者用端末22は、子利用者20が商品を購入する際などに使用する端末であり、親利用者10から送信された電子小切手を受信する電子小切手受信部、受信された前記電子小切手が正しいか否かを検証する発行電子小切手検証部、前記電子小切手を使用する場合に、該電子小切手に対して、子利用者20の秘密鍵で電子署名を行う電子小切手署名部、及び、電子小切手を使用した商品の購入処理を実行する購入処理部を備える。ここで、前記子利用者用端末22は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、タッチパネル、マウスやタブレットのようなポインティングデバイス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力インターフェイス、ネットワーク等に接続して通信を行うための通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータであるが、電子手帳、携帯電話機、携帯情報端末、PDA等いかなる形態のものであってもよい。なお、前記子利用者用端末22と子利用者ICカード21とは、接触状態又は非接触状態において、相互に通信可能となっている。
【0032】
また、前記子利用者用端末記憶装置23は、親利用者10から受信した電子小切手や該電子小切手の使用履歴を保管する記憶装置である。なお、前記子利用者用端末記憶装置23は、子利用者用端末22に接続された磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段から成るものであるが、子利用者用端末22の内部に配設されたものであってもよい。
【0033】
そして、前記金融会社30は、電子小切手発行装置31、金融会社記憶装置32、電子小切手決済装置33、利用者データベース34、電子小切手データベース35及び取引先データベース36を所有する。ここで、前記電子小切手発行装置31は、電子小切手の発行申請の受理、及び、前記電子小切手の作成、発行を行う装置であり、親利用者10から電子小切手の発行申請を受け付けて前記親利用者10の認証等を行う電子小切手発行受付部、親利用者10からの電子小切手の発行申請に基づき電子小切手を作成する電子小切手作成部、及び、前記作成された電子小切手に対して金融会社30の秘密鍵で電子署名をする電子小切手署名部を備える。なお、前記電子小切手発行装置31は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、マウスのようなポインティングデバイス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力インターフェイス、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、例えば、サーバであるが、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ホストコンピュータ等いかなる形態のものであってもよい。
【0034】
また、前記金融会社記憶装置32は、金融会社30の金融会社電子証明書及び金融会社秘密鍵が格納された記憶装置である。なお、前記金融会社記憶装置32は、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段から成り電子小切手発行装置31に接続されているが、電子小切手発行装置31の内部に配設されたものであってもよい。
【0035】
そして、前記電子小切手決済装置33は、商品を購入する際などに使用された電子小切手の決済に関する処理を行い、取引先40から署名電子小切手の決済申請を受け付ける署名電子小切手決済受付部、署名電子小切手の署名確認等の検証を行う署名電子小切手検証部、決済申請が署名電子小切手の使用条件に合致しているか否かを確認する使用条件確認部、及び、親利用者10の口座からの代金引落、取引先40への入金等の電子小切手の決済を行う署名電子小切手決済部を備える。なお、前記電子小切手決済装置33は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、マウスのようなポインティングデバイス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力インターフェイス、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータであるが、前記電子小切手発行装置31と一体的に構成されたものであってもよい。
【0036】
さらに、前記利用者データベース34は、全利用者の電子証明書、口座番号等を格納するデータベースであり、前記電子小切手データベース35は、発行済みの電子小切手の発行金額、有効期限、失効情報、使用履歴等の情報を格納するデータベースであり、前記取引先データベース36は、取引先40の電子証明書、口座番号等を格納するデータベースである。なお、前記利用者データベース34、電子小切手データベース35及び取引先データベース36は、電子小切手発行装置31及び電子小切手決済装置33に接続された磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段から成るものであるが、それぞれ、独立して構成されたものであってもよいし、一体的に形成されたものであってもよいし、電子小切手発行装置31又は電子小切手決済装置33の内部に配設されたものであってもよい。
【0037】
そして、前記取引先40は、取引先装置41、取引先記憶装置42及び商品データベース43を所有する。ここで、前記取引先装置41は、取引先40が購買者への商品購入及び代金徴収に関する処理を行い、商品紹介、購入申込等の窓口処理を行う購入窓口部、署名電子小切手の使用用途を確認する用途確認部、及び、子利用者20から送信された署名電子小切手について金融会社30へ決済依頼を行う署名電子小切手決済申請部を備える。なお、前記取引先装置41は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、マウスのようなポインティングデバイス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力インターフェイス、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、例えば、サーバであるが、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ホストコンピュータ等いかなる形態のものであってもよい。
【0038】
また、前記取引先記憶装置42は、取引先40の取引先電子証明書及び取引先秘密鍵が格納された記憶装置である。そして、前記商品データベース43は、販売する商品に関する情報、すなわち、商品名、内容、価格等を格納したデータベースである。なお、前記取引先記憶装置42及び商品データベース43は、取引先装置41に接続された磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段から成るものであるが、それぞれ、独立して構成されたものであってもよいし、一体的に形成されたものであってもよいし、取引先装置41の内部に配設されたものであってもよい。
【0039】
ここで、前記親利用者用端末12、子利用者用端末22、電子小切手発行装置31、電子小切手決済装置33及び取引先装置41は、図示されないネットワークを介して、相互に通信可能に接続される。該ネットワークは、無線又は有線の専用通信回線網又は公衆通信回線網、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等いかなるものであってもよい。
【0040】
次に、前記構成の電子小切手決済システムの動作について説明する。なお、本実施の形態においては、親利用者10が発行を依頼した電子小切手を子利用者20が使用する場合について説明する。
【0041】
まず、電子小切手を発行する動作について説明する。
【0042】
図2は本発明の第1の実施の形態における金融会社が発行する電子小切手の内容を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における電子小切手発行の動作を示すフローチャートである。
【0043】
まず、親利用者10は、電子小切手の発行を依頼するために、親利用者用端末12から金融会社30の電子小切手発行装置31へ接続要求を行う。そして、該電子小切手発行装置31が接続要求を受け付けると、前記親利用者用端末12と電子小切手発行装置31との間で暗号通信が確立される。該暗号通信は、例えば、公知のSSL(Security Socket Layer)等である。このとき、暗号通信をすることによって、インターネットのようなオープンなネットワーク上における通信内容の漏洩を防ぐことができる。そして、前記SSLは、親利用者10が親利用者ICカード11内の金融会社電子証明書にある公開鍵で金融会社30を認証し、該金融会社30は利用者データベース34に格納された電子証明書にある公開鍵で親利用者10を認証して、共通公開鍵を経て暗号通信が開始される。前記SSLは双方の公開鍵及び秘密鍵で関係を構築するので、この時点において、双方を認証することができる。
【0044】
次に、金融会社30の電子小切手発行装置31から電子小切手発行申請書のフォームが親利用者10の親利用者用端末12へ送信される。ここで、前記電子小切手発行申請書のフォームは、親利用者用端末12がウェブブラウザ等を利用する場合には、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)などのウェブブラウザ用記載言語で記述される。
【0045】
そして、前記電子小切手発行申請書のフォームを親利用者用端末12が受信すると、親利用者10は、前記電子小切手発行申請書のフォームに発行金額、有効期限、親利用者電子証明書等を記入し、電子小切手発行申請書を作成する。また、親利用者10は、電子小切手の実際の使用者である子利用者20を選択して、該選択した子利用者20の子利用者電子証明書を電子小切手発行申請書に記載する。この場合、選択する子利用者20は複数であってもよいし、また、親利用者10本人であってもよい。
【0046】
続いて、親利用者10は、必要事項を記入すると、前記電子小切手発行申請書に対して、親利用者ICカード11の親利用者秘密鍵を用いて電子署名を行う。そして、電子署名された前記電子小切手発行申請書を親利用者用端末12から金融会社30の電子小切手発行装置31へ送信する。
【0047】
そして、金融会社30は、電子小切手発行装置31が電子署名された電子小切手発行申請書を受信すると、該電子小切手発行申請書の内容を利用者データベース34に格納されている親利用者10の公開鍵によって電子署名を検証し、発行金額、有効期限などの申請内容を審査して、審査結果を親利用者用端末12へ送信する。なお、審査に合格しなかった場合は処理を終了する。
【0048】
ここで、審査に合格すると、金融会社30の電子小切手発行装置31は、図2(a)に示されるような電子小切手を電子小切手作成部において作成し、作成した前記電子小切手に対して電子小切手署名部において、金融会社記憶装置32に格納される金融会社秘密鍵によって電子署名を行う。前記電子小切手の具体的内容は、図2(b)に示されるようになっている。なお、発行IDは、それぞれの電子小切手に固有の番号であり、金融会社30の電子小切手データベース35における検索等に使用される。
【0049】
また、金融会社30は、図2(b)に示されるような、発行する電子小切手の内容を電子小切手データベース35に登録する。なお、該電子小切手データベース35に登録される情報には、図2(b)に示される内容の他に、親利用者10の決済口座番号、決済に使われたか否かの情報、失効情報等が付加される。そして、電子小切手発行装置31は、発行した前記電子小切手を発行申請者である親利用者10の親利用者用端末12へ送信する。
【0050】
次に、該親利用者10は、親利用者用端末12が発行された電子小切手を受信すると、該電子小切手の内容を確認し、電子署名が正しいか否かを、親利用者ICカード11の金融会社電子証明書にある公開鍵によって検証し、確認する。このとき、前記電子小切手が正しい場合は該電子小切手を保存し、正しくない場合は、暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0051】
次に、電子小切手発行の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS1 親利用者10は、金融会社30へ接続要求を行う。
ステップS2 金融会社30は、接続要求を受け付ける。
ステップS3 暗号通信を確立する。
ステップS4 金融会社30は、親利用者10へ電子小切手発行申請書のフォームを送信する。
ステップS5 親利用者10は、金融会社30からの電子小切手発行申請書のフォームを受信する。
ステップS6 親利用者10は、電子小切手発行申請書に必要事項を記入する。ステップS7 親利用者10は、電子小切手の使用者を選択する。
ステップS8 親利用者10は、電子小切手発行申請書に電子署名を行う。
ステップS9 親利用者10は、金融会社30へ電子小切手発行申請書を送信する。
ステップS10 金融会社30は、親利用者10からの電子小切手発行申請書を受信する。
ステップS11 金融会社30は、電子小切手発行申請書を審査する。
ステップS12 金融会社30は、親利用者10へ審査結果を送信する。
ステップS13 親利用者10は、金融会社30からの審査結果を受信する。
ステップS14 親利用者10は、電子小切手発行申請書の審査に合格したか否かを判断する。審査に合格した場合はステップS20に進み、審査に合格しない場合は処理を終了する。
ステップS15 金融会社30は、電子小切手発行申請書の審査に合格したか否かを判断する。審査に合格した場合はステップS16に進み、審査に合格しない場合は処理を終了する。
ステップS16 金融会社30は、電子小切手を作成する。
ステップS17 金融会社30は、電子小切手に電子署名を行う。
ステップS18 金融会社30は、電子小切手を電子小切手データベース35に登録する。
ステップS19 金融会社30は、親利用者10へ電子小切手を送信する。
ステップS20 親利用者10は、金融会社30からの電子小切手を受信する。
ステップS21 親利用者10は、電子小切手の内容及び電子署名を確認する。
ステップS22 親利用者10は、電子小切手の内容及び電子署名が正しいか否かを判断する。正しい場合はステップS23に進み、正しくない場合は処理を終了する。
ステップS23 親利用者10は、電子小切手を保存する。
ステップS24 暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0052】
次に、親利用者10から子利用者20への電子小切手配布の動作について説明する。
【0053】
図4は本発明の第1の実施の形態における親利用者が署名した電子小切手の内容を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートである。
【0054】
まず、親利用者10は、親利用者用端末12から電子小切手を配布したい子利用者20の子利用者用端末22へ接続要求を行う。そして、該子利用者用端末22が接続要求を受け付けると、前記親利用者用端末12と子利用者用端末22との間で暗号通信が確立される。該暗号通信は、例えば、前述されたSSLである。
【0055】
次に、親利用者10は電子小切手に書き込まれている親利用者10が配布する使用者としての子利用者20を選択し、指定する。そして、親利用者10は電子小切手の使用条件を入力する。なお、前記使用条件とは、例えば、たばこ、アルコール飲料の購入禁止等の使用用途、指定された期間毎の使用限度額等である。さらに、前記電子小切手に図4に示されるような選択した子利用者20の電子証明書及び使用条件が追加される。また、図4に示されるように、前記電子小切手に対して親利用者ICカード11に格納される親利用者秘密鍵によって電子署名が行われる。そして、親利用者10は、親利用者用端末12から、電子署名された電子小切手を子利用者20の子利用者用端末22へ送信する。
【0056】
続いて、前記子利用者20は、子利用者用端末22が前記電子小切手を受信すると、自身が使うことができるか否か等の観点から前記電子小切手の内容を確認する。さらに、前記電子小切手に含まれる金融会社30の電子署名及び親利用者10の電子署名が正しいか否かを、子利用者ICカード21に格納された金融会社電子証明書及び親利用者電子証明書によって判断する。そして、前記電子小切手の内容が及び電子署名が正しい場合は該電子小切手を保存し、正しくない場合は暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0057】
次に、親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS31 親利用者10は、子利用者20へ接続要求を行う。
ステップS32 子利用者20は、接続要求を受け付ける。
ステップS33 暗号通信を確立する。
ステップS34 親利用者10は、配布する子利用者20を指定する。
ステップS35 親利用者10は、電子小切手の使用条件を入力する。
ステップS36 親利用者10は、電子小切手に電子署名を行う。
ステップS37 親利用者10は、電子小切手を子利用者20へ送信する。
ステップS38 子利用者20は、親利用者10からの電子小切手を受信する。
ステップS39 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名を確認する。
ステップS40 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名が正しいか否かを判断する。正しい場合はステップS41に進み、正しくない場合は処理を終了する。
ステップS41 子利用者20は、電子小切手を保存する。
ステップS42 暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0058】
次に、子利用者20が商品を購入する動作について説明する。
【0059】
図6は本発明の第1の実施の形態における子利用者が署名した電子小切手の内容を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における取引先が決済を行う電子小切手の内容を示す図、図8は本発明の第1の実施の形態における子利用者が商品を購入する動作を示す第1のフローチャート、図9は本発明の第1の実施の形態における子利用者が商品を購入する動作を示す第2のフローチャートである。
【0060】
まず、子利用者20は、子利用者用端末22から購入したい商品を販売している取引先40の取引先装置41へ接続要求を行う。そして、該取引先装置41は、接続要求を受け付けると、取り扱っている商品の商品カタログデータを子利用者20の子利用者用端末22へ送信する。ここで、前記商品カタログデータは、子利用者用端末22がウェブブラウザを利用している場合、HTMLやXMLなどのウェブブラウザ用記載言語で記述される。そして、前記子利用者20は、子利用者用端末22が商品カタログデータを受信すると、該商品カタログデータから購入商品を選択して購入リクエストを取引先40の取引先装置41へ送信する。なお、このとき、子利用者端末記憶装置23に保管された電子小切手の使用履歴に基づいて、現在の期間の利用残高を確認することもできる。前記取引先装置41が前記購入リクエストを受信すると、子利用者用端末22と取引先装置41との間に取引情報の漏洩を防ぐための暗号通信が確立される。ここで、該暗号通信は、例えば、前述されたSSLである。
【0061】
そして、前記暗号通信が確立されると、取引先40は、取引先装置41から購入申込書のフォームを子利用者20の子利用者用端末22へ送信する。なお、前記購入申込書のフォームは、購入する商品の品目、個数、商品の届け先等を記入するフォームであり、子利用者用端末22がウェブブラウザを利用している場合はHTMLやXMLなどのウェブブラウザ用記載言語で記述される。また、子利用者20は、子利用者用端末22が前記購入申込書のフォームを受信すると、該購入申込書のフォームに必要事項を記載し、購入申込書を作成する。そして、図6に示されるように、子利用者20は、電子小切手に商品の代金に相当する使用金額を追加する。ここで、該使用金額は、発行金額を超過しない金額である。さらに、図6に示されるように、前記電子小切手に対して子利用者ICカード21にある子利用者秘密鍵によって電子署名が行われる。また、購入申込書についても同様に電子署名が行われる。そして、子利用者20は、子利用者用端末22から購入申込書及び電子小切手を取引先40の取引先装置41へ送信する。
【0062】
続いて、取引先40は、取引先装置41が購入申込書及び電子小切手を受信すると、該購入申込書及び電子小切手の内容を確認する。そして、該購入申込書及び電子小切手の内容に不備があるか否か、及び、購入する商品が用途制限に違反しているか否かを判断し、不備がある場合及び違反している場合は子利用者20の子利用者用端末22へ取引拒否通知を送信する。
【0063】
また、不備がない場合、取引先40は、取引先装置41から金融会社30の電子小切手決済装置33へ決済のための接続要求を行う。そして、金融会社30の電子小切手決済装置33が接続要求を受け付けると、取引先装置41と電子小切手決済装置33との間に取引情報の漏洩を防ぐための暗号通信が確立される。ここで、該暗号通信は、例えば、前述されたSSLである。
【0064】
次に、取引先40は、図7に示されるように、電子小切手に取引先40の電子証明書が追加され、さらに、電子署名が行われる。そして、取引先40は、金融会社30へ決済を申請するために、取引先装置41から前記電子小切手を電子小切手決済装置33へ送信する。金融会社30は、電子小切手決済装置33が電子小切手を受信すると、次の項目(1)〜(7)の点について、金融会社30の利用者データベース34、電子小切手データベース35及び取引先データベース36等を検索して決済審査を行う。
(1)電子小切手の内容が、電子小切手データベース35に記憶された発行時の内容と合致しているか。
(2)それぞれの電子署名は正しいか(改竄(ざん)がなされていないか等が各電子証明書の公開鍵でチェックされる。)。
(3)電子小切手を使用しようとする子利用者20は、電子小切手の発行時に電子小切手の内容に組み込まれた利用者と一致しているか。
(4)電子小切手が既に使用されたものではないか。(二重振り出しされていないか。)
(5)電子小切手が失効扱いになっていないか。
(6)親利用者10の支払口座の残高が十分か。
(7)もし指定された期間毎に使用限度額が設定されている場合、残高が請求額を超えていないか。
【0065】
そして、電子小切手が決済審査に合格した場合、金融会社30は親利用者10の支払口座から取引先40の口座へ使用金額を振り替え、決済処理を行う。また、該決済処理が完了すると、金融会社30は、電子小切手データベース35に格納されている情報を、支払相手、支払金額等の決済内容、電子小切手が使用済みであること等を付与して、更新する。さらに、金融会社30の電子小切手決済装置33から取引先40の取引先装置41へ決済結果を送信する。そして、前記取引先装置41が決済結果を受信すると、取引先装置41と電子小切手決済装置33との間の暗号通信が切断される。
【0066】
また、取引先40は、取引先装置41から子利用者20の子利用者用端末22へ決済結果を送信する。そして、子利用者用端末22が決済結果を受信すると、子利用者用端末22と取引先装置41との間の暗号通信が切断される。さらに、取引先40は電子小切手の決済が成功したか否かを判断し、成功した場合は商品を発送する作業を行い、処理を終了する。また、成功しない場合は商品を発送する作業を行わず、処理を終了する。
【0067】
なお、本実施の形態においては、親利用者10が発行した電子小切手を子利用者20が使用する場合について説明したが、電子小切手を親利用者10自身が使用する場合は、使用する際に親利用者秘密鍵で電子署名を行うことによって、電子小切手を使用することができる。
【0068】
次に、子利用者20が商品を購入する動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS51 子利用者20は、取引先40へ接続要求を行う。
ステップS52 取引先40は、接続要求を受け付ける。
ステップS53 取引先40は、子利用者20へ商品カタログデータを送信する。
ステップS54 子利用者20は、取引先40からの商品カタログデータを受信する。
ステップS55 子利用者20は、取引先40へ購入リクエストを送信する。
ステップS56 取引先40は、子利用者20からの購入リクエストを受信する。
ステップS57 子利用者20と取引先40との間の暗号通信を確立する。
ステップS58 取引先40は、子利用者20へ購入申込書のフォームを送信する。
ステップS59 子利用者20は、取引先40からの購入申込書のフォームを受信する。
ステップS60 子利用者20は、購入申込書に必要事項を記入する。
ステップS61 子利用者20は、電子小切手に使用金額を追記する。
ステップS62 子利用者20は、購入申込書及び電子小切手に電子署名を行う。
ステップS63 子利用者20は、取引先40へ購入申込書及び電子小切手を送信する。
ステップS64 取引先40は、子利用者20からの購入申込書及び電子小切手を受信する。
ステップS65 取引先40は、購入申込書及び電子小切手の内容を確認する。
ステップS66 取引先40は、購入申込書及び電子小切手の内容に不備があるか否か、及び、購入する商品が用途制限に違反しているか否かを判断し、不備がある場合及び違反している場合はステップS67に進み、不備がない場合及び違反していない場合はステップS68に進む。
ステップS67 取引先40は、子利用者20へ取引拒否通知を送信する。
ステップS68 取引先40は、金融会社30へ接続要求を行う。
ステップS69 金融会社30は、接続要求を受け付ける。
ステップS70 取引先40と金融会社30との間の暗号通信を確立する。
ステップS71 取引先40は、電子小切手に電子証明書を付加し、電子署名を行う。
ステップS72 取引先40は、金融会社30へ決済を申請するために電子小切手を送信する。
ステップS73 金融会社30は、取引先40からの電子小切手を受信する。
ステップS74 金融会社30は、電子小切手の決済審査を行う。
ステップS75 金融会社30は、決済審査に合格したか否かを判断する。合格した場合はステップS76に進み、合格しない場合はステップS78に進む。
ステップS76 金融会社30は、電子小切手の決済処理を行う。
ステップS77 金融会社30は、電子小切手データベース35の情報を更新する。
ステップS78 金融会社30は、取引先40へ決済結果を送信する。
ステップS79 取引先40は、金融会社30からの決済結果を受信する。
ステップS80 取引先40と金融会社30との間の暗号通信を切断する。
ステップS81 取引先40は、子利用者20へ決済結果を送信する。
ステップS82 子利用者20は、取引先40からの取引拒否通知又は決済結果を受信する。
ステップS83 子利用者20と取引先40との間の暗号通信を切断する。
ステップS84 取引先40は、決済が成功したか否かを判断する。成功した場合はステップS85に進み、成功しない場合は処理を終了する。
ステップS85 商品を発送する作業を行い処理を終了する。
【0069】
次に、親利用者10または子利用者20から金融会社30への電子小切手の決済状況を照会する動作について説明する。ここで、決済状況は、この電子小切手が決済済みであるか、また、決済済みである場合、どの取引先に対しての支払に使用されたか等の情報である。
【0070】
図10は本発明の第1の実施の形態における親利用者から金融会社への電子小切手の決済状況を照会する動作を示すフローチャートである。
【0071】
まず、親利用者10又は子利用者20は、親利用者用端末12又は子利用者用端末22から金融会社30の電子小切手発行装置31へ接続要求を行う。そして、前記電子小切手発行装置31が接続要求を受け付けると、前記親利用者用端末12又は子利用者用端末22と電子小切手発行装置31との間で暗号通信が確立される。このとき、該暗号通信は、例えば、前述されたSSLである。
【0072】
そして、親利用者10又は子利用者20は、照会したい電子小切手のIDを親利用者用端末12又は子利用者用端末22から金融会社30の電子小切手発行装置31へ送信する。なお、一度に送信する電子小切手のIDは複数であってもよい。前記金融会社30は、電子小切手発行装置31が電子小切手のIDを受信すると、電子小切手データベース35を検索して照会を申し込んだ親利用者10又は子利用者20が電子小切手の利用者として登録されているか否かを判断する。そして、登録されていない場合は、照会拒否を電子小切手発行装置31からの親利用者用端末12又は子利用者用端末22へ送信する。また、登録されている場合は、金融会社30は、決済状況を検索し、該決済状況を電子小切手発行装置31から親利用者用端末12又は子利用者用端末22へ送信する。そして、該親利用者用端末12又は子利用者用端末22が決済状況を受信すると、親利用者用端末12又は子利用者用端末22と電子小切手発行装置31との暗号通信が切断され、処理を終了する。
【0073】
次に、親利用者から金融会社への電子小切手の決済状況を照会する動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS91 親利用者10又は子利用者20は、金融会社30へ接続要求を行う。
ステップS92 金融会社30は、接続要求を受け付ける。
ステップS93 親利用者10又は子利用者20と金融会社30との間の暗号通信を確立する。
ステップS94 親利用者10又は子利用者20は、金融会社30へ照会したい電子小切手のIDを送信する。
ステップS95 金融会社30は、親利用者10又は子利用者20からの電子小切手のIDを受信する。
ステップS96 金融会社30は、親利用者10又は子利用者20が電子小切手の利用者として登録されているか否かを判断する。登録されている場合はステップS97に進み、登録されていない場合はステップS98に進む。
ステップS97 金融会社30は、決済状況を検索する。
ステップS98 金融会社30は、親利用者10又は子利用者20へ決済状況又は照会拒否を送信する。
ステップS99 親利用者10又は子利用者20は、金融会社30からの決済状況又は照会拒否を受信する。
ステップS100 親利用者10又は子利用者20と金融会社30との間の暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0074】
このように、本実施の形態における電子小切手決済システムでは、電子小切手の発行申請者としての親利用者10が認めた第三者、すなわち、子利用者20が前記電子小切手を使用することができるようになっている。そのため、例えば、小切手発行の権限のない未成年者に対して親が小遣いを渡す代わりに電子小切手を使用したり、販売店自身が特定の顧客に対して金券として配布し前記顧客が使用したりすることができる。このとき、金融会社30は決済に伴う手数料などによって利益を得ることができる。
【0075】
そして、本実施の形態における電子小切手決済システムでは、電子小切手を発行する段階において、該電子小切手を使用することができる者を制限することができる。そのため、前記電子小切手が万が一不正に流通しても、該電子小切手を使用することができる者が限られているので安全である。
【0076】
また、親利用者10から子利用者20へ電子小切手を配布する際に、親利用者10の電子署名を行うことによって有効となる。そのため、親利用者10が保持している電子小切手が万が一不正に流通しても、該電子小切手を子利用者20以外の者が使用することができないので安全である。
【0077】
さらに、子利用者20が取引先40に対し、電子小切手を使用して支払を行うう際には、該電子小切手に子利用者20の電子署名を行うことによって有効となる。そのため、子利用者20が保持する電子小切手が万が一不正に流通しても、該電子小切手を子利用者20以外の者が使用することができないので安全である。
【0078】
そして、決済済みの電子小切手は、金融会社30の電子小切手データベース35にその事実が登録されるので、前記電子小切手が二重に使用されることがない。
【0079】
また、電子小切手の配布先や使用用途、サービスに応じて有効期限や使用限度額を、金融会社30が指定した範囲内であれば、自由に設定することができる。
【0080】
さらに、電子小切手の決済状況の照会は、電子小切手の親利用者10、及び、実際に使用が許可されている子利用者20のみ行うことができるので、他人に情報が漏洩してしまうことがない。
【0081】
さらに、親利用者10は電子小切手の使用用途に制限を追加することができる。例えば、子利用者20が未成年の場合、たばこやアルコール飲料の購入を制限することができる。
【0082】
さらに、親利用者10は電子小切手の月々の使用限度額を制限することができる。これにより、親利用者10は子利用者20が電子小切手を計画的に使用するように管理することができる。
【0083】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0084】
図11は本発明の第2の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【0085】
本実施の形態においては、子利用者20のそれぞれに対してあらかじめ使用条件の初期値が定められている。そのため、親利用者10が子利用者20に対して電子小切手を配布する際に、使用条件を設定する必要がない。この場合、親利用者用端末記憶装置13bは、親利用者10が電子小切手の発行を認める子利用者20の子利用者電子証明書、及び、子利用者20のそれぞれに対する使用条件を格納する。
【0086】
次に、親利用者10が子利用者20に対して電子小切手を配布する動作について説明する。
【0087】
図12は本発明の第2の実施の形態における親利用者が子利用者に対して電子小切手を配布する動作を示すフローチャートである。
【0088】
まず、親利用者10は、親利用者用端末12から電子小切手を配布したい子利用者20の子利用者用端末22へ接続要求を行う。そして、該子利用者用端末22が接続要求を受け付けると、前記親利用者用端末12と子利用者用端末22との間で暗号通信が確立される。
【0089】
次に、親利用者10は電子小切手に書き込まれている親利用者10が配布する使用者としての子利用者20を選択し、指定する。続いて、親利用者用端末記憶装置13bに格納されている子利用者20に対する電子小切手の使用条件の初期値が親利用者用端末12に表示される。この場合、親利用者10は電子小切手の使用条件を初期値から変更するか否か判断し、変更する場合には電子小切手の使用条件を変更する。また、変更しない場合にはそのままにしておく。続いて、使用条件が電子小切手にインプット(挿入)される。そして、前記電子小切手に対して親利用者ICカード11に格納される親利用者秘密鍵によって電子署名が行われる。そして、親利用者10は、親利用者用端末12から、電子署名された電子小切手を子利用者20の子利用者用端末22へ送信する。
【0090】
続いて、前記子利用者20は、子利用者用端末22が前記電子小切手を受信すると、自身が使うことができるか否か等の観点から前記電子小切手の内容を確認する。さらに、前記電子小切手に含まれる金融会社30の電子署名及び親利用者10の電子署名が正しいか否かを、子利用者ICカード21に格納された金融会社電子証明書及び親利用者電子証明書によって判断する。そして、前記電子小切手の内容が及び電子署名が正しい場合は該電子小切手を保存し、正しくない場合は暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0091】
次に、親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS101 親利用者10は、子利用者20へ接続要求を行う。
ステップS102 子利用者20は、接続要求を受け付ける。
ステップS103 暗号通信を確立する。
ステップS104 親利用者10は、配布する子利用者20を指定する。
ステップS105 電子小切手の使用条件の初期値が親利用者用端末12に表示される。
ステップS106 親利用者10は、電子小切手の使用条件を初期値から変更するか否か判断する。変更する場合はステップS107に進み、変更しない場合はステップS108に進む。
ステップS107 親利用者10は、電子小切手の使用条件を変更する。
ステップS108 電子小切手に使用条件がインプットされる。
ステップS109 親利用者10は、電子小切手に電子署名を行う。
ステップS110 親利用者10は、電子小切手を子利用者20へ送信する。
ステップS111 子利用者20は、親利用者10からの電子小切手を受信する。
ステップS112 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名を確認する。
ステップS113 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名が正しいか否かを判断する。正しい場合はステップS114に進み、正しくない場合は処理を終了する。
ステップS114 子利用者20は、電子小切手を保存する。
ステップS115 暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0092】
このように、本実施の形態における電子小切手決済システムでは、子利用者20のそれぞれに対してあらかじめ使用条件の初期値が定められている。そのため、親利用者10が子利用者20に対して配布する際に、使用条件を設定する必要がなく、操作が容易になる。
【0093】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0094】
図13は本発明の第3の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【0095】
前記第1の実施の形態においては、使用条件を親利用者10が電子小切手に追記するようになっているが、本実施の形態においては、使用条件を金融会社30が電子小切手を発行する際に付与するようになっている。そのため、親利用者10の親利用者用端末12における電子小切手発行申請部は使用条件を指定することができる手段を備え、金融会社30の電子小切手発行装置31における電子小切手作成部は使用条件を記入することができる手段を備える。
【0096】
次に、電子小切手を発行する動作について説明する。
【0097】
図14は本発明の第3の実施の形態における金融会社が発行する電子小切手の内容を示す図、図15は本発明の第3の実施の形態における電子小切手発行の動作を示すフローチャートである。
【0098】
本実施の形態においては、親利用者10が、電子小切手の実際の使用者である子利用者20を選択する際に、使用条件も選択する点、及び、金融会社30の電子小切手発行装置31が、図14に示されるような使用条件を含む電子小切手を電子小切手作成部において作成する点において前記第1の実施の形態と相違する。なお、他の点の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0099】
次に、電子小切手発行の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS121 親利用者10は、金融会社30へ接続要求を行う。
ステップS122 金融会社30は、接続要求を受け付ける。
ステップS123 暗号通信を確立する。
ステップS124 金融会社30は、親利用者10へ電子小切手発行申請書のフォームを送信する。
ステップS125 親利用者10は、金融会社30からの電子小切手発行申請書のフォームを受信する。
ステップS126 親利用者10は、電子小切手発行申請書に必要事項を記入する。
ステップS127 親利用者10は、電子小切手の使用者及び使用条件を選択する。
ステップS128 親利用者10は、電子小切手発行申請書に電子署名を行う。
ステップS129 親利用者10は、金融会社30へ電子小切手発行申請書を送信する。
ステップS130 金融会社30は、親利用者10からの電子小切手発行申請書を受信する。
ステップS131 金融会社30は、電子小切手発行申請書を審査する。
ステップS132 金融会社30は、親利用者10へ審査結果を送信する。
ステップS133 親利用者10は、金融会社30からの審査結果を受信する。
ステップS134 親利用者10は、電子小切手発行申請書の審査に合格したか否かを判断する。審査に合格した場合はステップS140に進み、審査に合格しない場合は処理を終了する。
ステップS135 金融会社30は、電子小切手発行申請書の審査に合格したか否かを判断する。審査に合格した場合はステップS136に進み、審査に合格しない場合は処理を終了する。
ステップS136 金融会社30は、使用条件が記入された電子小切手を作成する。
ステップS137 金融会社30は、電子小切手に電子署名を行う。
ステップS138 金融会社30は、電子小切手を電子小切手データベース35に登録する。
ステップS139 金融会社30は、親利用者10へ電子小切手を送信する。
ステップS140 親利用者10は、金融会社30からの電子小切手を受信する。
ステップS141 親利用者10は、電子小切手の内容及び電子署名を確認する。
ステップS142 親利用者10は、電子小切手の内容及び電子署名が正しいか否かを判断する。正しい場合はステップS143に進み、正しくない場合は処理を終了する。
ステップS143 親利用者10は、電子小切手を保存する。
ステップS144 暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0100】
次に、親利用者10から子利用者20への電子小切手配布の動作について説明する。
【0101】
図16は本発明の第3の実施の形態における親利用者が署名した電子小切手の内容を示す図、図17は本発明の第3の実施の形態における子利用者が署名した電子小切手の内容を示す図、図18は本発明の第3の実施の形態における取引先が決済を行う電子小切手の内容を示す図、図19は本発明の第3の実施の形態における親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートである。
【0102】
本実施の形態においては、親利用者10が署名した電子小切手、子利用者20が署名した電子小切手、及び、取引先40が決済を行う電子小切手に含まれる使用条件の位置が、図16〜18に示されるように、前記第1の実施の形態と相違する。また、親利用者10から子利用者20へ電子小切手を配布する際に、親利用者10が電子小切手の使用条件を入力する必要がない点においても、前記第1の実施の形態と相違する。なお、他の点の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0103】
次に、親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS151 親利用者10は、子利用者20へ接続要求を行う。
ステップS152 子利用者20は、接続要求を受け付ける。
ステップS153 暗号通信を確立する。
ステップS154 親利用者10は、配布する子利用者20を指定する。
ステップS155 親利用者10は、電子小切手に電子署名を行う。
ステップS156 親利用者10は、電子小切手を子利用者20へ送信する。
ステップS157 子利用者20は、親利用者10からの電子小切手を受信する。
ステップS158 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名を確認する。
ステップS159 子利用者20は、電子小切手の内容及び電子署名が正しいか否かを判断する。正しい場合はステップS160に進み、正しくない場合は処理を終了する。
ステップS160 子利用者20は、電子小切手を保存する。
ステップS161 暗号通信を切断し、処理を終了する。
【0104】
このように、本実施の形態における電子小切手決済システムでは、電子小切手を発行する際に、使用条件を金融会社30が電子小切手を発行する際に付与するようになっている。そのため、親利用者10が子利用者20に対して配布する際に、使用条件を設定する必要がなく、操作が容易になる。
【0105】
なお、前記第1〜第3の実施の形態において、親利用者10又は子利用者20の秘密鍵等を保持する部分として親利用者ICカード11又は子利用者ICカード21を例にして説明したが、これに限るものではなく、安全性が確保されていれば、前記秘密鍵等は、親利用者用端末12又は子利用者用端末22に保持されていてもよい。
【0106】
そして、電子小切手発行の申請の際に、親利用者10が設定する金額及び有効期限は金融会社30がその範囲をあらかじめ決めて電子小切手の作成前に提示するようにしてもよく、前記範囲は親利用者10の金融会社30の取引状況等に応じて、それぞれの利用者毎に設定されるようにしてもよい。
【0107】
また、ICカードの紛失などの理由によって、親利用者10が電子小切手を失効させたい場合は、その旨を金融会社30へ通知すれば、該金融会社30は対象となる電子小切手に対して失効情報を電子小切手データベース35に登録することによって電子小切手の不正使用を防止することができる。また、金融会社30は、独自の判断によって電子小切手を失効させることもできる。
【0108】
さらに、商品を購入する際に、電子小切手だけでなく、他の決済手段、例えば、現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等と組み合わせて使用してもよい。
【0109】
そして、電子小切手の決済状況の照会は、親利用者10以外が行うことができないように設定されてもよい。なお、該設定は、電子小切手の発行時でも発行後になされてもよい。
【0110】
また、電子小切手を販売店が金券として特定の顧客へ配布する場合、前記販売店の広告情報を付加してもよい。
【0111】
さらに、電子小切手の使用条件として、特定の商品への使用を禁止することの他に、特定の商品への使用のみを可能とすることや、特定の企業の商品に対する使用を制限することもできる。
【0112】
また、使用を制限する使用用途を期間毎に変更することもできる。
【0113】
さらに、子利用者ICカード21の子利用者電子証明書に子利用者20の生年月日、性別、国籍等の商品購入の資格に関する個人情報も記載することによって、商品購入の際に、取引先が電子小切手の使用条件及び前記子利用者20の個人情報に基づいて受付の可否を判断することができるようにしてもよい。例えば、我が国において、20歳未満の者には販売することができないたばこやアルコール飲料を販売する際に、取引先は前記生年月日に基づいて、販売の可否を判断することができる。
【0114】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0115】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、電子小切手の使用者を指定するとともに、使用用途や指定された期間内における使用限度額を定めることによって、電子小切手の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における金融会社が発行する電子小切手の内容を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における電子小切手発行の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における親利用者が署名した電子小切手の内容を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における子利用者が署名した電子小切手の内容を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における取引先が決済を行う電子小切手の内容を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における子利用者が商品を購入する動作を示す第1のフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態における子利用者が商品を購入する動作を示す第2のフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態における親利用者から金融会社への電子小切手の決済状況を照会する動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における親利用者が子利用者に対して電子小切手を配布する動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態における電子小切手決済システムの構成を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における金融会社が発行する電子小切手の内容を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における電子小切手発行の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施の形態における親利用者が署名した電子小切手の内容を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における子利用者が署名した電子小切手の内容を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態における取引先が決済を行う電子小切手の内容を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における親利用者から子利用者への電子小切手配布の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10  親利用者
12  親利用者用端末
20  子利用者
30  金融会社
31  電子小切手発行装置
40  取引先

Claims (9)

  1. (a)電子小切手の発行申請書を送信する発行申請者の端末と、
    (b)前記発行申請書を受信し、前記電子小切手を発行して前記端末に送信する発行元の電子小切手発行装置とを有し、
    (c)前記発行申請書は指定された使用者の電子証明書を含み、
    (d)前記電子小切手は前記指定された1又は2以上の使用者が使用することができ、
    (e)前記電子小切手は、少なくとも、ID番号、有効期限、金額、発行申請者、使用者、使用条件、発行元の電子証明書及び発行内容全体に対する発行元の電子署名を含むことを特徴とする電子小切手決済システム。
  2. 前記電子小切手の使用条件は、前記電子小切手の使用用途に関するものである請求項1に記載の電子小切手決済システム。
  3. 前記電子小切手の使用条件は、細分化された期間毎の使用限度額である請求項1又は2に記載の電子小切手決済システム。
  4. 前記電子小切手の決済の際に、取引先は前記電子小切手の使用条件に基づいて受付の可否を判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
  5. 前記電子小切手の決済の際に、発行元は前記電子小切手の使用条件に基づいて決済の可否を判断する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
  6. 前記電子小切手の使用条件は、前記使用者へ配布される際に入力される請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
  7. 前記電子小切手の使用条件は、あらかじめ、前記発行申請者の端末に使用者毎に格納され、一部変更されて、又は、変更されずに前記電子小切手にインプットされる請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
  8. 前記電子小切手は、前記使用者の生年月日、性別、国籍等の商品購入の資格に関する個人情報を含み、商品購入の際に、取引先は前記電子小切手の使用条件及び前記使用者の個人情報に基づいて受付の可否を判断する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
  9. 前記電子小切手の使用条件は、前記電子小切手の発行の際に発行元が入力する請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子小切手決済システム。
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