JP2004003744A - 空気清浄機 - Google Patents

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Yoshihide Nakagawa
中川 義英
Koji Noguchi
野口 浩嗣
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】殺菌灯を使用しない場合に、風量の低下を抑制し、殺菌灯への塵埃等の付着を抑制する。
【解決手段】本体ケース1内のフィルター体13の下流側に、本体ケース1外と第1排気口2を介して連通する第1排気通路19と、本体ケース1外と第2排気口26を介して連通する第2排気通路24とを形成し、第2排気通路24内に平面殺菌灯28を設けると共に、第1排気口2を開閉する風向変更体51を設けたものである。
【効果】風向変更体にて第1排気口を開いた場合には、殺菌灯が抵抗となって風量が低下することがなく、フィルター体による浄化効率を向上できると共に、殺菌灯への塵埃等の付着を抑制でき、殺菌時の効率を向上できる。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部屋の空気を浄化すると共に殺菌もできる空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気清浄機として特開平10−249166号公報(B01D53/86)に、本体ケースの正面側の吸気口から部屋の空気を吸い込むと共に本体ケースの側方に形成した吸気口から部屋の空気を吸い込み、側方の吸気口から吸い込んだ空気を殺菌灯を通過させて殺菌し、殺菌した空気を本体ケースの正面側から吸気した空気と共にフィルターを通過させて、塵埃や臭気成分等を除去し、排気口から本体ケース外に吹き出す空気清浄機が知られている。
【0003】
しかしながら、殺菌灯を使用しない場合でも、側方の吸気口から本体ケース内に吸い込まれた空気が殺菌灯を通過するため、殺菌灯が抵抗となって風量が落ちるものであった。更に、殺菌灯の必要時以外でも殺菌灯を空気が通過することで、殺菌灯へ付着する塵埃等が多くなり、殺菌灯から照射される紫外線の量が少なくなり殺菌効率が低下するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、殺菌灯を使用しない場合に風量の低下を抑制でき、殺菌効率の低下を抑制できる空気清浄機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段は、本体ケース内のフィルター体の下流側に、前記本体ケース外と第1排気口を介して連通する第1排気通路と、前記本体ケース外と第2排気口を介して連通する第2排気通路とを形成し、第2排気通路内に殺菌灯を設けると共に、前記第1排気口を開閉する風向変更体を設けたものである。
【0006】
これにより、風向変更体にて第1排気口を開いた場合には、殺菌灯のない第1排気通路から主として排気でき、殺菌灯が抵抗となって風量が低下することがなく、フィルター体による浄化効率を向上できる。更に、殺菌灯への塵埃等の付着がほとんどなく、殺菌時において殺菌灯から照射される紫外線の量の低下を抑制でき、殺菌効率を向上できる。更に、第1排気口を閉じた場合には、本体ケース内に吸い込んだ全ての空気が殺菌灯を設けた第2排気通路を通過するようになり、本体ケース内に吸い込んだ空気を効率よく殺菌することができる。
【0007】
上記構成において、前記風向変更体は、前記第1排気口から吹き出される空気を前記第2排気口側へ向けて変更するものである。
【0008】
これにより、第2排気口から吹き出される殺菌された空気を第1排気口から吹き出される空気に載せてより遠くまで送ることができる。
【0009】
上記課題を解決するための第2の手段は、本体ケース内のフィルター体の下流側に、前記本体ケース外と第1排気口を介して連通する第1排気通路と、この第1排気口の途中より分岐する第2排気通路とを形成し、前記第1排気通路内の第1排気通路の分岐点より下流側に殺菌灯を設けると共に、前記第1排気口を開閉する風向変更体を設けたものである。
【0010】
これにより、風向変更体にて第1排気口を開いた場合には、殺菌灯が設けられた第1排気通路から主として排気でき、空気中の雑菌を効率よく殺菌できる。更に、第1排気口を閉じた場合には、本体ケース内に吸い込んだ全ての空気が殺菌灯を通過することなく分岐点から第2排気通路に流入し、本体ケース外に排気されるので、殺菌灯が抵抗となって風量が低下することがなく、フィルター体による浄化効率を向上できると共に、殺菌灯への塵埃等の付着がほとんどなく、殺菌時において殺菌灯から照射される紫外線の量の低下を抑制でき、殺菌効率を向上できる。
【0011】
そして、前記風向変更体を、モータにて動作させるものである。
【0012】
これにより、風向変更体にて第1排気口及び第2排気口から排気される風量を自動的に調整することができる。
【0013】
更に、前記風向変更体を、任意の開閉角度で保持可能とする。
【0014】
これにより、第1排気口からの排気される空気を使用者の所望とする任意の風向に変更できると共に、第1排気口から排気される風量と第2排気口から排気される風量との割合を任意に変更することができる。
【0015】
また、前記殺菌灯は、一面から紫外線を照射し、且つ、他面から可視光を照射する平面殺菌灯である。
【0016】
これにより、一面からの紫外線を本体ケース内に吸い込まれる空気に照射して殺菌することができると共に、他面からの可視光を殺菌灯の動作を使用者に認識させるための光源として利用することが可能となる。
【0017】
そして、前記本体ケースに、前記平面殺菌灯からの可視光を漏洩させる透光窓を形成する。
【0018】
これにより、平面殺菌灯からの可視光を透光窓から漏洩させることで、使用者に平面殺菌灯の動作を認識させることができ、平面殺菌灯の動作を認識させるための光源を別途設けなくても動作の確認を行うことができ、コストを削減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態の空気清浄機を図1乃至図7に基づき説明する。尚、以降、前カバー4側を正面とし、後ケース3側を背面とする。
【0020】
1は合成樹脂にて形成された空気清浄機の本体ケースで、上面の背面側に格子状の第1排気口2が形成されると共に前面側を開口する後ケース3と、この後ケース3に着脱自在に装着される前カバー4と、前カバー4の上方側に位置する上ケース5とから構成されている。
【0021】
前カバー4には吸気口となる複数のスリット状の孔6が形成されており、この孔6から本体ケース1内に空気が取り込まれる。また、前カバー4の下部には、後ケース3の前面側下部に形成された係止孔7に挿入される回動係止部8が形成され、前カバー4の左右両側には押しボタン9の操作により後述する仕切板11に着脱自在に係止される係止爪(図示せず)が形成されている。
【0022】
後ケース3の上面には、背面側に位置して第1排気口2が形成され、第1排気口2より正面側に位置して第2排気口26が形成されている。また、後ケース3には渦巻き状のファンケーシング10が一体に形成されている。
【0023】
11は本体ケース1内を前後に区画する仕切板で、仕切板11の前カバー4側には前カバー4側を開口する凹状の収納部12が形成され、この収納部12の近傍には孔6から吸い込まれた空気中の塵埃を検知する図示しない塵埃センサが設けられている。
【0024】
13は収納部12に着脱自在に装着されるフィルター体で、プレフィルター14と、このプレフィルター14の下流側に位置する集塵フィルター15と、この集塵フィルター15の下流側に位置する脱臭フィルター16とから構成されている。
【0025】
プレフィルター14は格子状の合成樹脂製枠体14aとこの枠体14a上に保持される不織布からなるフィルター素材(図示せず)とからなる。このプレフィルター14の枠体14aの上部と下部には、仕切板11の上部と下部に形成された係止穴17に係止される突部18が形成されている。
【0026】
集塵フィルター15は、エレクトレット化されたポリプロピレン不織布を襞折り状に加工してその周囲を紙製枠体に固着して形成されている。
【0027】
脱臭フィルター16には活性炭などが内蔵されており、空気中の臭気成分を除去する。
【0028】
19は仕切板11の後ケース3側に位置する第1排気通路で、仕切板11と前記ファンケーシング10とで形成されており、側面視で第1排気口2へ向かってほぼ一直線上の通路となっている。この第1排気通路19は第1排気口2を介して本体ケース1外と連通すると共に仕切板11に形成した穴20にて仕切板11の前カバー4側の空間と連通する。
【0029】
この第1排気通路19内には、仕切板11に取り付けられたモータ21と、このモータ21により駆動されるファン22とで構成された送風機23が配設されている。
【0030】
51は第1排気口2を開閉自在に覆う風向変更体で、一端側の略中央に手掛部52が形成され、他端側の両側に側板53が形成されており、この側板53から外方に枢支軸54が突出している。この枢支軸54は第1排気口2の周縁の後述する第2排気口26と反対側で枢支され、風向変更体51が枢支軸54を中心に回動すると共に、第2排気口26に向けて第1排気口2からの排気の風向を変更するようになっている。また、側板54の端部には、複数の係合部55が形成されている。
【0031】
56は後ケースの第1排気口2近傍に取り付けられる保持部で、弾力性を有する保持片57aを具え、この保持片57aには前記複数の係合部55に選択的に係合する突部57が形成されており、風向変更体51を、閉位置(図6の状態)から全開位置(図4の状態)の間で複数の開閉角度で保持できるようになっている。
【0032】
24は上ケース5と仕切板11にて囲まれた第2排気通路で、第1排気通路19から分岐し、側面から見て正面側へ屈曲して上方へ向かう通路となっている。この第2排気通路24は、第1排気通路19の第1排気口2側と分岐点となる孔25にて連通すると共に、第1排気口2と別に本体ケース1の上面側に形成された第2排気口26にて本体ケース1外に連通する。
【0033】
28は平面状に形成された平面殺菌灯で、一面28aからは殺菌効果が最大となる253.7nmの波長の紫外線を、他面28bから452nmの波長の可視光を照射できるように以下に示すように構成されている。
【0034】
図7に示すように、一面28aが紫外線を通過するUV透過ガラス(バリュームソーダーガラス)28cで形成され、他面28bが紫外線は透過せずに可視光を透過し内面側に蛍光体28dが塗布された通常のソーダーガラス28eで形成されている。内部には水銀蒸気とアルゴンガスが封入され、両側に放電電極28f、28gが配置されている。この放電電極28f、28g間に約1kVの電圧を加えるとグロー放電が生じ、放電電極28f、28g間を流れる電子28hがアルゴン原子28iや水銀原子28jと衝突する。水銀原子28jと衝突することにより発生した紫外線28kは、一面28aのUV透過ガラス28cを透過し、他面28bのソーダーガラス28e側では発光体28dに当たって可視光28mを発生させる。即ち、平面殺菌灯28は、UV透過ガラス28c側が紫外線発光面(一面)となり、ソーダーガラス28e側が可視光発光面(他面)となっている。
【0035】
この平面殺菌灯28は、両端に開口が形成された筒状の保持部29に、その一方の開口に一面28aが、他方の開口に他面28bが臨む状態で保持される。この保持部29はその他方の開口周縁を後述する透光窓36周縁近傍に当接する状態で上ケース5に取り付けらており、この際、平面殺菌灯28の他面28bが透光窓36に対向するようになる。
【0036】
平面殺菌灯28の一面28a側は、空間を有する状態で金属製のカバー30にて覆われ、紫外線が直接本体ケース1に照射されるのを防止し、本体ケース1の劣化を防止している。このカバー30には鎧戸状の通気穴31が形成されており、内部に第2排気通路24内の空気が通過できるようにしている。
【0037】
32は上ケース5に形成された操作部で、運転モードを切り替えるモード選択スイッチ33と、運転停止を行うための停止スイッチ34と、平面殺菌灯28を手動で点灯、消灯させるためのスイッチ35と、平面殺菌灯28の可視光を漏洩させる透光窓36とが設けられている。
【0038】
モード切り換えスイッチ33は、押す毎に、自動モード、微弱モード、弱モード、中モード、強モード、特強モードと切り換えられるようになっている。この際、LED37、38、39、40、41、42の点灯にて、どのモードに切り替わったかを使用者が認識できるようになっている。
【0039】
自動モードでは集塵センサで検知された出力に基づいて送風機23による風量が自動的に変更されると共に、平面殺菌灯28の点灯と消灯が自動的に切り換えられる。詳述すれば、塵埃が多くなるに従い風量が多くなるように送風機23のファン22が駆動され、塵埃が予め設定された量より多いと判断した場合に、空気中に含まれる雑菌も多いと判断して、平面殺菌灯28が点灯される。
【0040】
微弱運転モード、弱モード、中モード、強モード及び特強モードでは、塵埃センサからの出力に関係なく、微弱運転モード、弱モード、中モード、強モード、特強モードの順に風量が多くなるようにそれぞれ風量が設定されて運転される。この際、平面殺菌灯28の点灯と消灯は、使用者の判断に基づいてスイッチ35の操作により切り換えられる。
【0041】
次に動作について説明する。
【0042】
モード選択スイッチ33が押されると、ファン22が駆動され、吸気口としての孔6から本体ケース1内に部屋の空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気中の粗塵がプレフィルター14で除去され、プレフィルター14を通過した塵埃が集塵フィルター15にて除去される。更に、脱臭フィルター16にて臭気成分が除去される。そして、塵埃と臭気成分が除去された空気が穴20から第1排気通路19内に流入し、第1排気口2へ向けてファンケーシング10にて案内される。
【0043】
第1排気口2へ向けて案内された空気は、図4に示すように風向変更体51を全開状態の位置で風向変更体51の係合部55を保持部56の突部57に係合させて保持した場合、図中の2点鎖線の矢印に示すように主として第1排気口2を介して本体ケース1外に吹き出される。そして、第1排気口2から吹き出される空気は風向変更体51にて第2排気口26寄りの斜め上方側に風向が変更される。
【0044】
この場合、第1排気通路19から排気される空気は、ほとんど第2排気通路24へはいかず平面殺菌灯28を通過することがないので、平面殺菌灯28が抵抗となって排気の風量が低下することがなく、且つ、平面殺菌灯28へ塵埃等が付着しにくい。従って、平面殺菌灯28を使用しない場合には、風向変更体51を全開状態にしておけば、風量がほとんど低下せず、フィルター体13による塵埃と臭気の除去を効率よく行うことができる。更に、この際、平面殺菌灯28への塵埃等の付着もほとんどなく、殺菌時において平面殺菌灯28から照射される紫外線の量の低下を抑制でき、殺菌効率を向上できる。
【0045】
この図4の状態より風向変更体51を第1排気口2が閉じられる側(図5に示す位置)で係合部55を突部57に係止して保持した場合、フィルター体13を通過した空気の多くの空気が第1排気口から吹き出され、風向変更体51にて図4の状態より第2排気口26側へ変更されると共に、第1排気口2から排気される際の抵抗が大きくなったことで、一部が第2排気通路24へ流入する。
【0046】
第2排気通路24へ流入した空気はカバー30の下方側の通気穴31を介して平面殺菌灯28の一面28aに沿って流れ、上方側の通気穴31を通って第2排気口26から吹き出される。
【0047】
この際、平面殺菌灯28が点灯している時、即ち、自動運転で所定の量より塵埃が多いと判断された時やその他のモードで使用者によりスイッチ35が押された時には、平面殺菌灯28を通過する空気に紫外線が照射され、殺菌された空気が部屋に戻される。これと同時に、平面殺菌灯28の他面からの可視光は透光窓36から漏洩し、この透光窓36からの光により、使用者が平面殺菌灯28の点灯を確認することができる。
【0048】
また、第1排気口2から吹き出される空気は風向変更体51で第2排気口26側に向けて風向が変更されるので、第2排気口26から排気される空気を第1排気口2から吹き出された空気に合流させることができ、殺菌された空気を第1排気口2から排気される空気の流れに載せてより遠くまで送ることができる。
【0049】
また、上述の如く、フィルター体13を通過した空気の全てではなく一部を第2排気通路24に通過させるようにしたことで、平面殺菌灯28が抵抗となって風量が落ちるのを抑制でき、集塵効率及び脱臭効率の低下を抑制できる。
【0050】
この図5の状態より更に風向変更体51を回動して第1排気口2を完全に閉じた位置(図6に示す位置)で係合部55を突部57に係止して保持した場合、フィルター体13を通過した空気の全てが第2排気通路24へ流入し、カバー30の下方側の通気穴31を介して平面殺菌灯28の一面28aに沿って流れ、上方側の通気穴31を通って第2排気口26から吹き出される。
【0051】
この際、平面殺菌灯28を点灯させることで、平面殺菌灯28を通過する空気に紫外線が照射され、殺菌された空気が部屋に戻される。これと同時に、平面殺菌灯28の他面からの可視光は透光窓36から漏洩し、この透光窓36からの光により、使用者が平面殺菌灯28の点灯を確認することができる。
【0052】
この場合、フィルター体13を通過したすべての空気に紫外線を照射して殺菌することができる。これにより、平面殺菌灯28を通過することで、平面殺菌灯28が抵抗となって風量の低下を生じるが、より多くの空気に紫外線を照射して雑菌が多いと思われる場合に効率よく殺菌することができる。
【0053】
以上の如く、第1排気通路19と第2排気通路24とを形成し、第2排気通路24に殺菌灯としての平面殺菌灯28を設け、第1排気通路19の第1排気口2に風向変更体51を設け、風向変更体51を全開状態とすることで、第1排気口2から主として排気し、この際、風量はほとんど低下せず、フィルター体13による集塵効率と脱臭効率を向上できる。更に、この際、平面殺菌灯28への塵埃の付着がほとんどなく、殺菌時において平面殺菌灯28から照射される紫外線の量の低下を抑制でき、殺菌効率を向上できる。
【0054】
そして、風向変更体51を閉じる方向に回動させるに従い、第2排気通路へ流入する空気を多くすることができ、多くの空気を平面殺菌灯で殺菌することができる。
【0055】
また、風向変更体51を複数の開閉角度で保持可能としたことで、風向変更体51の保持された位置に応じて第2排気通路24を通過する空気の量を変更できる。従って、使用者が雑菌が多いと判断した場合に、より多くの空気が第2排気通路24を通過するようにすることで、より多くの空気を殺菌できると共に、雑菌の量が少ないと判断した場合には、第2排気通路24へ流入する風量を抑え、平面殺菌灯28が抵抗となることで生じる風量の低下を抑制することができる。
【0056】
また、殺菌灯として一面28aから紫外線が照射され他面28bから可視光が照射される平面殺菌灯28を使用したことで、一面28aからの紫外線により殺菌を行うことができると共に、他面28bからの可視光を透光窓36を介して本体ケース1外に漏洩させることで、平面殺菌灯28の動作を使用者が認識でき、故障を確実に知ることができる。更に、平面殺菌灯28から照射される可視光を利用しているので、平面殺菌灯28の動作を使用者に確認させるための光源を別途設けなくても動作の確認を行うことができ、部品点数を削減でき、コストを削減できる。
【0057】
尚、上記第1の実施の形態では風向変更体51を手動で回動させる構成としたが、図8に示す第2の実施の形態の如く、モータ60にて回動させるようにしても良い。
【0058】
この場合、塵埃センサの出力に基づいて塵埃が多く雑菌が多く含まれると判断される場合に、モータ60にて第1排気口2を閉じる方向に風向変更体51を自動的に回動させて第2排気通路24側への風量を多くし、多くの雑菌を殺菌することもできる。
【0059】
また、風向変更変更体51の係合部55を保持部56の突部57に係合して複数の開閉角度において保持可能としたが、枢支軸54とこの枢支軸54が枢支される枢支穴の間で摩擦抵抗が生じるようにし、任意の位置で保持されるようにしても良い。
【0060】
また、第1排気通路19の途中より分岐して第2排気通路を形成し、平面殺菌灯28を第2排気通路24内に設けたが、平面殺菌灯を第1排気通路内の第1排気通路の分岐点より下流側に設けても良い。
【0061】
この場合、風向変更体51を全開状態とすることで、フィルター体13を通過した空気を、平面殺菌灯28が設けられた第1排気通路19を主として通過させて第1排気口2から排気することができるので、フィルター体13を通過した空気の多くに平面殺菌灯28の紫外線を照射して効率よく殺菌できる。更に、殺菌の必要がないと判断した場合に、風向変更体51にて第1排気口2を閉じることで、フィルター体13を通過した空気の殆どを平面殺菌灯28を通過することなく分岐点としての孔25から第2排気通路24を通過させて本体ケース1外に排気できる。これにより、平面殺菌灯28が抵抗となって風量が低下することがほとんどなく、フィルター体13による除塵効率及び脱臭効率を向上できる。更に、平面殺菌灯への塵埃の付着もほとんどなく、殺菌時において平面殺菌灯28から照射される紫外線の量が低下するのを抑制でき、殺菌効率を向上できる。
【0062】
また、第1及び第2の実施の形態に示すように、殺菌灯として、一面28aから紫外線が照射され、他面28bから可視光が照射される平面殺菌灯28を用いることが望ましいが、管状の殺菌灯を使用しても良い。
【0063】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、風向変更体で第1排気口を開いた場合には、殺菌灯のない第1排気通路から主として排気でき、風量の低下がほとんどなくフィルター体による浄化効率を向上できる共に、殺菌灯への塵埃等の付着がほとんどなく、殺菌を行う際の効率を向上できる。更に、第1排気口を閉じた場合には、本体ケース内に吸い込んだ全ての空気が殺菌灯を設けた第2排気通路を通過するようになり、効率よく殺菌することができる。
【0064】
本発明の請求項2によれば、第2排気口から吹き出される殺菌された空気を第1排気口から吹き出される空気に載せてより遠くまで送ることができる。
【0065】
本発明の請求項3によれば、風向変更体にて第1排気口を開いた場合には、殺菌灯が設けられた第1排気通路から主として排気でき、空気中の雑菌を効率よく殺菌できる。更に、第1排気口を閉じた場合には、本体ケース内に吸い込んだ全ての空気が分岐点から第2排気通路内に流入するので、殺菌灯が抵抗となって風量が低下することがほとんどなく、フィルター体による浄化効率を向上できると共に、殺菌灯への塵埃等の付着がほとんどなく、殺菌を行う際の効率を向上できる。
【0066】
本発明の請求項4によれば、風向変更体にて第1排気通路を流れる風量を調整することができる。
【0067】
本発明の請求項5によれば、第1排気口からの排気される空気を使用者の所望とする任意の風向に変更できると共に、第1排気口から排気される風量と第2排気口から排気される風量との割合を任意に変更することができる。
【0068】
本発明の請求項6によれば、一面から照射される紫外線を本体ケース内に吸い込んだ空気に照射することで殺菌を行うことができると共に、他面から照射される可視光を殺菌灯の動作を使用者に認識させるための光源として利用することが可能となる。
【0069】
本発明の請求項7によれば、平面殺菌灯から照射される可視光を透光窓から漏洩させることで、使用者に平面殺菌灯の動作を認識させることができ、別途平面殺菌灯の動作を認識させるための光源を設けなくても動作を確認でき、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す空気清浄機の正面図である。
【図2】同空気清浄機の平面図である。
【図3】同空気清浄機において風向変更体の開状態での側面縦断面図である。
【図4】図3における要部拡大図である。
【図5】図4において風向変更体を開閉の中間位置に回動させて保持した場合の図である。
【図6】図4において風向変更体を閉状態の位置に回動させて保持した場合の図である。
【図7】同空気清浄機の平面殺菌灯の側面縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す空気清浄機の要部断面図である。
【符号の説明】
1    本体ケース
2    第1排気口
13    フィルター体
19    第1排気通路
24    第2排気通路
25    孔(分岐点)
26    第2排気口
28    平面殺菌灯
28a   平面殺菌灯の一面
28b   平面殺菌灯他面
36    透光窓
51    風向変更体
60    モータ

Claims (7)

  1. 本体ケース内のフィルター体の下流側に、前記本体ケース外と第1排気口を介して連通する第1排気通路と、前記本体ケース外と第2排気口を介して連通する第2排気通路とを形成し、第2排気通路内に殺菌灯を設けると共に、前記第1排気口を開閉する風向変更体を設けたことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記風向変更体は、前記第1排気口から吹き出される空気を前記第2排気口側へ向けて変更することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 本体ケース内のフィルター体の下流側に、前記本体ケース外と第1排気口を介して連通する第1排気通路と、該第1排気通路の途中より分岐する第2排気通路とを形成し、前記第1排気通路内の第1排気通路の分岐点より下流側に殺菌灯を設けると共に、前記第1排気口を開閉する風向変更体を設けたことを特徴とする空気清浄機。
  4. 前記風向変更体を、モータにて動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の空気清浄機。
  5. 前記風向変更体を、任意の開閉角度で保持可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空気清浄機。
  6. 前記殺菌灯は、一面から紫外線を照射し、且つ、他面から可視光を照射する平面殺菌灯であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気清浄機。
  7. 前記本体ケースに、前記平面殺菌灯からの可視光を漏洩させる透光窓を形成したことを特徴とする請求項6に記載の空気清浄機。
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