JP2004003352A - 水栓部品の組付構造 - Google Patents

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佐伯 啓之
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Abstract

【課題】例えば、被螺入側の部材(例えば、第一部材)が内部空間を通水部とするものであっても、ネジ止め部分からパッキングを排除でき、各部材(第一の部材及び第二の部材のうちの少なくとも一方)に、「破損や歪み等」の不具合を生じ難くできる、水栓部品の組付構造を提供する。
【解決手段】雌ネジ部2bを有する第一部材(例えば、先端金具)20と貫通孔35を有する第二部材(例えば、吐水ヘッド)30とを、貫通孔35に挿通して雌ネジ部2bに螺着したネジ部材Mにより互いに組み付ける水栓部品の組付構造である。雌ネジ部2bを第一部材20の被螺着部24に設けると共に、被螺着部24を第一部材20の通水路から偏心した位置に設け、被螺着部24の内部と、第一部材20の通水路とを隔絶した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水栓部品の組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水栓においては、部材間の組み付けの際に、ネジ止めを行うことがある。例えば、図7に示すように、吐水ヘッド30と、吐水管10とを組み付ける際には、吐水管10の雌ネジ部Nに吐水ヘッド30のネジ挿通孔Aを位置合わせし、止めネジ60を雌ネジ部Nに螺着することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現実の水栓の製造現場や施工現場において、このような止めネジ60の締付け量を常に適量とすることは困難である。このため、この締付け量が過量となり、止めネジ60が雌ネジ部Nに必要以上に螺入し、吐水ヘッド30等の部材に大きな圧縮応力を発生させ、破損や歪み等を生ずることがある。
【0004】
特に、この従来例では、金属製の止めネジ60の小さな当たり面と、吐水管10とで、吐水ヘッド30を挟持しているため、止めネジ60の螺入量が過量になると、このような不具合を生ずる可能性が高い。また、吐水ヘッド30が樹脂や陶器等の強度の乏しい素材で構成される場合には、かかる不具合を生ずる可能性がより一層、高くなる。
【0005】
更に、この従来例のように、被螺入側の部材(例えば、吐水管10)が、薄肉状で、しかも、内部空間11を通水部とするものである場合にも、このような不具合を生ずる可能性が高くなる。
【0006】
即ち、薄肉状の吐水管10に、吐水ヘッド30を確実に固定するためには、図7に示すように、止めネジ60の雄ネジ部61を吐水管10の内部空間11、即ち、通水部にまで到達させることが必要となる。このため、止めネジ60の頭部62と、吐水ヘッド30との間等に、ネジ止め部分の水密性を確保するためのパッキング70を挟み込むこと等が必要となる。この場合には、通常、止めネジ60がパッキング70を圧潰する状態まで締め付けられ、この圧潰したパッキング70から吐水ヘッド30に大きな圧力が加わるからである。
【0007】
本発明は前記問題点を解決するものであり、水栓を構成する各部材の組み付けの際に、各部材に破損や歪み等を生ずることを防止できる水栓部品の組付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の水栓部品の組付構造(以下、「組付構造」という。)は、雌ネジ部を有する第一部材と貫通孔を有する第二部材とを、前記貫通孔に挿通して前記雌ネジ部に螺着したネジ部材により互いに組み付ける水栓部品の組付構造であって、
前記雌ネジ部を前記第一部材の被螺着部に設けると共に、該被螺着部を前記第一部材の通水路から偏心した位置に設け、該被螺着部の内部と、前記第一部材の通水路とを隔絶したことを特徴とする。
また、参考発明1の組付構造として、前記ネジ部材に、第一部材に当接してそれ以上の螺入を抑制する当接部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の組付構造を例示できる。
更に、参考発明2の組付構造として、雌ネジ部を有する第一部材と貫通孔を有する第二部材とを、前記貫通孔に挿通して前記雌ネジ部に螺着したネジ部材により互いに組み付ける組付構造であって、
前記ネジ部材に、第一部材に当接してそれ以上の螺入を抑制する当接部を設けたことを特徴とする組付構造を例示できる。
【0009】
参考発明1又は参考発明2によると、当接部が第一部材に当接することにより、ネジ部材の螺入量が過量とならないように抑制されるため、第二部材等に破損や歪み等を生ずることを防止できる。
【0010】
請求項1の発明、参考発明1及び参考発明2の「ネジ部材」とは、雌ネジ部に螺着して第一部材に固定されたときに、例えば、第二部材に嵌合固定若しくは面接触したり、面接触の可能な状態とされること等により、互いに組み付けられた第一部材及び第二部材が離脱することを防止する部材である。
【0011】
ここで、第一部材及び第二部材の組合せは、種々選択でき、例えば、「吐水管及び吐水ヘッド」、「水栓用ハンドル及びそのハンドルの組み付けられる水栓本体の部分」、「吐水ヘッド及び吐水キャップ」等の組合せを例示できる。また、第二部材を所定の部材に組み付ける際に、両者の間にジョイント(例えば、先端金具等)や補強部材等が介在される場合には、このジョイント等を第一部材として、請求項1の発明、参考発明1若しくは参考発明2を適用することができる。
【0012】
参考発明3の組付構造は、参考発明1若しくは参考発明2の組付構造において、ネジ部材に、第二部材の貫通孔に嵌合する嵌合部を設け、貫通孔と嵌合部との嵌合により第一部材と第二部材とを位置決め固定したことを特徴とする。
【0013】
この発明によると、第二部材が、その貫通孔とネジ部材の嵌合部との嵌合により貫通孔の径方向に位置決めされるため、第一部材に対する第二部材のガタツキが抑制される。
【0014】
参考発明4の組付構造は、参考発明3の組付構造において、第二部材の貫通孔を、第一部材側に縮径するテーパー孔とし、ネジ部材の嵌合部を、前記テーパー孔に嵌合するテーパー状に形成したことを特徴とする。
【0015】
本発明では、第二部材を、その貫通孔の径方向に加えて軸方向にも位置決めできるため、第一部材に対する第二部材のガタツキを更に抑制できる。また、貫通孔及び嵌合部を各々テーパー状としてあるため、両者の位置合わせや位置決めを簡単に行うことができる。
【0016】
参考発明5の組付構造は、参考発明1から参考発明4の何れかに記載の組付構造において、ネジ部材を、第一部材の雌ネジ部に螺着される雄ネジ部及び該雄ネジ部よりも大径の頭部を有する止めネジと、該止めネジとは別体に形成されると共に止めネジの雄ネジ部に装着されて第一部材側端面にて当接部を構成するブッシュと、を有するものとしたことを特徴とする。
【0017】
本発明によると、ネジ部材をブッシュと、止めネジとを用いて構成するため、汎用的な止めネジを用いて前記各発明の効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。
発明の実施の形態として参考発明1〜参考発明5の組付構造の一具体例を述べる。この組付構造は、図1に示すように、吐水管10と、第一部材としての先端金具20と、第二部材としての吐水ヘッド30と、ネジ部材Mとを用いて構成されている。
【0019】
吐水管10は、所定の水栓本体(図示を省略)に突出状に設けられたものであり、図1に示すように、略長円状の断面を備えている。
【0020】
先端金具20は、図1に示すように、略長円柱状の外形とされた管側挿入部21と、その前端側から鍔状に突出する境界部22と、管側挿入部21の前端面から略円筒状に突出するヘッド側挿入部23と、この挿入部23の根元側の周面に上下方向に設けられた略筒状の被螺着部24とを備えている。尚、ヘッド側挿入部23の軸心は、管側挿入部21の軸心から偏心した状態となっている。
【0021】
また、ヘッド側挿入部23の周面には、パッキングPの嵌め込まれる周回溝2aが設けられている。更に、被螺着部24には雌ネジ部2bが設けられており、この被螺着部24の端面は、後述するネジ部材Mの当接部(第一部材側端面)51が当接する被当接部2cとされている。
【0022】
また、図2に示すように、先端金具20には、ヘッド側挿入部23の軸心に沿った通水路2dが、この金具20の前後に貫通する状態に設けられている。尚、先端金具20の管側挿入部21の周面及び境界部22の下面は、吐水管10の前端側にロウ付け固定されている。
【0023】
吐水ヘッド30は、樹脂等の弾性に富んだ素材(例えば、ABS等)を用いて構成され、その根元側には、図1及び図2に示すように、段差状の挿入孔31が設けられている。この挿入孔31の入り口側に位置する長円形孔部32には、図2(a)に示すように、吐水管10の前端部と、先端金具20の被螺着部24を含む後半側の部分と、が挿入されている。
【0024】
また、挿入孔31の奥端側に位置する円形孔部33は、その軸心を長円形孔部32の軸心と偏心させており、先端金具20の前半側の部分が挿入可能とされている。そして、図2(a)に示すように、この円形孔部33の奥端は、吐水ヘッド30の先端部(図示を省略)へと通じる吐水流路Tに連絡されている。
【0025】
更に、図1に示すように、吐水ヘッド30の周面の下部には、長円形孔部32へと貫通する貫通孔35が設けられている。この貫通孔35は、挿入孔31に先端金具20等を挿入したときに、被螺着部24と位置合わせ可能な箇所に穿設されている。また、この貫通孔35は、図3(a)に示すように、第一部材としての先端金具20の側に縮径する略円錐台状のテーパー孔とされている。
【0026】
尚、本実施品では、図2(a)に示すように、被螺着部24を通水路2dから偏心した位置に設け、被螺着部24の内部と、通水路2dとを隔絶している。また、管側挿入部21の周面等を吐水管10の前端側にロウ付け固定し、被螺着部24の内部と、吐水管10の内部空間11とを隔絶している。更に、ヘッド側挿入部23に配置されるパッキングPを、円形孔部33の内壁面に水密状に接触させ、被螺着部24の内部と、吐水流路Tとを隔絶している。従って、被螺着部24が非通水部に配置された状態となり、前述の従来例のような「ネジ止め部分の水密性を確保するためのパッキング」を配置する必要がない。
【0027】
ネジ部材Mは、図1に示すように、全体が嵌合部とされるブッシュ50と、止めネジ60とで構成されている。このうち、ブッシュ50は樹脂等の弾性に富んだ素材(例えば、POM等の樹脂製)を用いて構成され、図1に示すように、第一部材側端面51、即ち、当接部51の側に外径が縮径された略円錐台状のテーパー形状を備える。また、ブッシュ50には、その軸線方向に沿って挿通孔52が設けられている。
【0028】
止めネジ60は、雄ネジ部61と、この雄ネジ部61よりも大径の頭部62とを備えている。そして、図3(a)に示すように、挿通孔52内に雄ネジ部61の根元側を配置する状態で、雄ネジ部61にブッシュ50が装着されている。
【0029】
本実施品では、図3(a)に示すように、ブッシュ50の周面55を貫通孔35の内壁面3cに接触させ、ネジ部材Mを吐水ヘッド30に固定すると共に、雄ネジ部61を雌ネジ部2bに螺着させ、ネジ部材Mを先端金具20に固定することにより、吐水ヘッド30と、先端金具20との組み付けが行われている。
【0030】
この組み付けに際しては、当接部51を被当接部2cに当接させることで、ブッシュ50の軸方向への移動が禁止され、この状態で止めネジ60の頭部62がブッシュ50に当接するため、ネジ部材Mの螺入量が過量とならないように抑制される。しかも、ブッシュ50及び貫通孔35がテーパー状とされ、両者の当たり面の面積が十分なものとなっていると共に、吐水ヘッド30は、被当接部2cと当接せず、ブッシュ50と被当接部2cとで挟持されていない。更に、ブッシュ50と吐水ヘッド30が弾性に富む素材で構成されている。
【0031】
従って、ネジ部材Mから吐水ヘッド30へと、破損や歪み等を生ずる程の圧力が加わることはない。また、この組み付けにより、吐水ヘッド30は、その貫通孔35の軸方向と径方向とに各々位置決めされるため、吐水ヘッド30と、先端金具20(吐水管10)との間にガタツキを生ずることはない。
【0032】
次に、本実施の形態の変形例を説明する。
先ず、第1の変形例では、図3(b)に示すように、被当接部2cの面積が大きくされ、吐水ヘッド30がブッシュ50と、被当接部2cとで挟持された状態となっているため、前述の実施品の方がより好ましい態様と考えられる。但し、この変形例においても、ネジ部材Mの螺入量が的確に抑制され、しかも、ブッシュ50及び貫通孔35の当たり面の面積が十分なものとなっているため、吐水ヘッド30には、大きな圧力が加わり難い。
【0033】
第2の変形例においても、図3(c)に示すように、被当接部2cの面積が大きくされているが、吐水ヘッド30の肉厚よりもブッシュ50の全高を大きくして、ブッシュ50の当接部51側を貫通孔35より露出させることで、吐水ヘッド30が被当接部2cに接触しないようにしている。このように、被当接部2cの面積が大きくなっても、ブッシュ50の全高等を調整することで、吐水ヘッド30の挟持を回避することができる。
【0034】
第3の変形例では、図4(a)に示すように、ブッシュ50の外形と、貫通孔35の孔形状を略円筒状とし、ブッシュ50と貫通孔35とを嵌合させることで、吐水ヘッド30について、その貫通孔35の径方向の位置決めがなされている。本例では、ブッシュ50を貫通孔35に圧入する状態とすることが好ましく、例え圧入状態としたとしても、吐水ヘッド30には、ブッシュ50の周面55から貫通孔35の径方向に沿った僅かな圧力が加わるのみであるため、吐水ヘッド30には破損や歪み等が生じ難い。
【0035】
第4の変形例は、図4(b)に示すように、テーパー状に形成されたブッシュ50の周面55の一部のみを内壁面3cとの当たり面とするものである。具体的には、ブッシュ50の大径部分を当たり面57とし、中間側及び小径側の部分を内壁面3cと接触しない逃がし面58としている。
【0036】
このブッシュ50においては、当たり面57を構成する周縁部分59が薄肉状の略鍔形状とされ、弾性変形を行い易くなっている。従って、この周縁部分59が予定寸法よりもやや大き目に作製されたり、貫通孔35がやや小さ目に穿設されたとしても、この周縁部分59が必要に応じて圧縮変形したり、「たわむ」ことになる。このため、ブッシュ50及び貫通孔35に寸法上の誤差があっても、これを巧みに吸収しながら、周縁部分59を内壁面3cに嵌合させることができる。
【0037】
従って、ブッシュ50や貫通孔35の寸法精度をラフにすることができるため、ネジ部材Mや吐水ヘッド30等の製造コストを低くすることできる。尚、本例においては、ブッシュ50と、吐水ヘッド30とを互いに強度の異なる材質で構成することで、ブッシュ50の当接部51が被当接部2cに当接するまでの間に、強度の強い側の部材により弱い側の部材の不要部分を自動的に削り取らせて又は圧潰させて、ブッシュ50及び貫通孔35の寸法の誤差を吸収することもできる。
【0038】
第5の変形例では、図5(a)及び図5(b)に示すように、一体型のネジ部材Mを用いている。但し、この変形例では、前述のブッシュ50に相当する本体部5aの肉厚を吐水ヘッド30の肉厚より大きくすると共に、この本体部5aの外径を貫通孔35の内径よりも小さくして、嵌合部を備えない構造とされている。また、この本体部5aの前面(先端金具20と離間する側の端面)には、貫通孔35の内径よりも大きな外径を備えた鍔部5bが設けられ、この鍔部5bによって、吐水ヘッド30におけるネジ部材Mの軸方向の移動が規制される。
【0039】
この変形例の組付構造では、ネジ部材Mの軸方向及び径方向にガタツキを生ずることになるが、このガタツキを防止するために、本体部5aと貫通孔35とを嵌合させたり、鍔部5bによって吐水ヘッド30を挟持するようにしてもよい。また、ネジ部材Mを一体品として、部品点数の減少を図っているため、組付作業をより円滑に行うことができる。
【0040】
第6の変形例は、図5(c)に示すように、ブッシュ50が略円筒形状の本体部5aと、その前端側(先端金具20と離間する端面の側)の周面部分より周回状に突出する薄肉状の鍔部5bとを備え、貫通孔35が本体部5aを遊嵌可能な内径を備えている。本例では、吐水ヘッド30について、ネジ部材Mの径方向のガタツキが生じてはいるが、ネジ部材Mの鍔部5bと被当接部2cとで挟持されることにより固定された状態となる。尚、吐水ヘッド30について、ネジ部材Mの径方向のガタツキを防止するために、図5(d)に示すように、ブッシュ50の外周を貫通孔35に嵌合させてもよい。
【0041】
但し、本変形例においても、本実施品と同様に、止めネジ60の螺入量が的確に規制される。また、吐水ヘッド30の前面38に圧接する鍔部5bが、樹脂等の弾性に富む素材で構成されると共に薄肉の略鍔形状とされることで、変形の容易なものとなっているため、吐水ヘッド30には大きな圧力が加わり難い。尚、ブッシュ50の全高がやや不足気味である等の理由で、止めネジ60の螺入量が過量となっても、鍔部5bが必要に応じて弾性変形し、吐水ヘッド30に加わる圧力を緩和することもできる。
【0042】
第7の変形例は、図6に示すように、実施品のネジ部材Mを一体品で構成したものである。この変形例によれば、実施品の効果に加え、部品点数の減少を図ること等ができるという効果が得られる。
【0043】
尚、前記各発明の範囲は、前記具体的に示した各実施の形態や各変形例に示すものに限定されず、各発明の範囲内で種々の変形例を例示できる。例えば、本実施の形態及び各変形例では、樹脂製のブッシュ50や本体部5aを備えたネジ部材Mを中心に述べたが、これらが金属等の他の素材で構成されてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、参考発明1又は参考発明2によると、水栓を構成する各部材の組み付けの際に、各部材に破損や歪み等を生ずることを防止できる。また、参考発明3によると、第一部材及び第二部材の間のガタツキが抑制される。
【0045】
更に、参考発明4では、第一部材及び第二部材の間のガタツキを更に抑制でき、しかも、貫通孔及び嵌合部の位置合わせや、位置決めを簡単に行うことができる。また、参考発明5によると、汎用的な止めネジを用いて有益な組付構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の組付構造を構成する先端金具、吐水ヘッド、吐水管等を示す斜視図である。
【図2】(a)は発明の実施の形態の組付構造の概略的な一部横断面図(図1の1−1横断面に相当する。)、(b)は図2(a)の2−2縦断面図である。
【図3】(a)は図2(b)の3−3横断面図、(b)は第1の変形例を示す概略的な要部横断面図、(c)は第2の変形例を示す概略的な要部横断面図である。
【図4】(a)は第3の変形例を示す概略的な要部横断面図、(b)は第4の変形例を示す概略的な要部横断面図である。
【図5】(a)は第5の変形例の組付過程を示す概略的な要部横断面図、(b)は第5の変形例を示す概略的な要部横断面図、(c)は第6の変形例を示す概略的な要部横断面図、(d)は第6の変形例の改良品を例示する概略的な要部横断面図である。
【図6】第7の変形例を示す概略的な要部横断面図である。
【図7】従来例の組付構造を示す一部縦断面図である。
【符号の説明】
10;吐水管(従来例の第一部材)、11;内部空間、N;雌ネジ部、
20;先端金具(実施の形態及び各変形例における第一部材)、21;管側挿入部、22;境界部、23;ヘッド側挿入部、24;被螺着部、P;パッキング、2a;周回溝、2b;雌ネジ部、2c;被当接部、2d;通水路、
30;吐水ヘッド(実施の形態及び各変形例における第二部材)、31;挿入孔、32;長円形孔部、33;円形孔部、T;吐水流路、35;貫通孔、3c;内壁面、A;ネジ挿通孔、
M;ネジ部材、50;ブッシュ、51;当接部(第一部材側端面)、52;挿通孔、55;周面、57;当たり面、58;逃がし面、59;周縁部分、5a;本体部、5b;鍔部、60;止めネジ、61;雄ネジ部、62;頭部、
70;パッキング。

Claims (1)

  1. 雌ネジ部を有する第一部材と貫通孔を有する第二部材とを、前記貫通孔に挿通して前記雌ネジ部に螺着したネジ部材により互いに組み付ける水栓部品の組付構造であって、
    前記雌ネジ部を前記第一部材の被螺着部に設けると共に、該被螺着部を前記第一部材の通水路から偏心した位置に設け、該被螺着部の内部と、前記第一部材の通水路とを隔絶したことを特徴とする水栓部品の組付構造。
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