JP2004001947A - 半導体装置の搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャトルが配設されたスライド部に送りねじを噛み合わせたものを1組として前記送りねじが略平行になるように2組設け、前記シャトル上面の半導体装置を搭載するステージを、前記送りねじの軸から略平行線上の半導体装置搬入位置と搬出位置との間で、逆方向に移動させる半導体装置の搬送装置であって、1個のモータで前記送りねじを互いに逆回転させる駆動手段と、2つの前記シャトルがすれ違う地点に窪みを有したカムを前記シャトルの外側に配設し、前記カム側に回動可能なカムフォロアを取り付けた前記シャトルに前記カム側に引っ張り力がかかる弾性体を取り付けて、前記カムフォロアと前記カムが接触を保つようなカム機構とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工程において連続搬送が可能な半導体装置の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来の半導体装置の搬送装置の構成を示す。図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面の概略図である。
【0003】
図4(a)において、支持台1上の2枚の支持板2により2本の送りねじ3,4が互いに平行かつ回転自在に設置されている。送りねじ回転用の2台のパルスモータ5を互いに逆回転するよう駆動させることで、パルスモータ5に固着させた2つの歯車6と送りねじ3,4の一端に固着させた歯車7,8がそれぞれ噛み合って回転し、送りねじ3,4は互いに逆回転する。
【0004】
また、図4(b)に示すように、スライド金具9は、送りねじ3に噛み合っている。そして、送りねじ3の回転と共にスライド金具9下面に突設したリニアスライド11が支持板2に固定されたリニアガイド10に沿って摺動し、送りねじ3の軸方向にスライド金具9は移動する。
【0005】
スライド金具9上面には送りねじ3と直角方向にレール状のリニアスライド12が突設されており、このリニアスライド12上に複数の半導体装置13を搭載できるステージをもつシャトル14が嵌め込まれ、リニアスライド12に沿って移動可能になっている。一方の送りねじ4とシャトル15側も同様の構成である。
【0006】
シャトル14,15上の複数の半導体装置13を搭載するステージは、送りねじ3,4から等間隔線上で離れて位置する所定の半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間を互いに逆方向に移動する。図4(a)では具体的に示していないが、シャトル15の半導体装置13を載せたステージの位置を半導体装置搬入位置、シャトル14の半導体装置13を載せたステージの位置を半導体装置搬出位置とする。
【0007】
次に、この搬送装置の動作を説明する。互いに向き合った2つのシャトル14,15は、2つのパルスモータ5を互いに逆回転するように駆動させることで、2つの歯車6と歯車7,8がそれぞれ噛み合い歯車7,8は互いに逆回転する。それに伴い、送りねじ3,4も互いに逆回転しそれぞれのスライド金具9が左右逆方向に移動することで、左右に離れた位置にある半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間を複数の半導体装置13を搭載するステージが移動する。
【0008】
2つのシャトル14,15が半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で接近する場合は、エアシリンダ16を駆動させ、シャトル14,15がリニアスライド12上を互いに外側に遠ざかるように摺動し接触を回避し、すれ違った後は、シャトル14,15がリニアスライド12上を互いに内側に戻り、送りねじ3、4から等間隔線上の半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置で各ステージは停止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のような構成の半導体装置の搬送装置では、駆動源としてモータが2つ、エアシリンダが2つ必要となり、それぞれの動作のタイミングがずれるとシャトル同士が接触してしまうという問題がある。また、動作確認の為にそれぞれの駆動源に原点センサをつけた場合は、プログラムが複雑になり、かつ動作速度も遅くなるという問題が発生する。
【0010】
このようなことから、本発明は、2つのシャトルが接触することなく高速に移動し、連続搬送が可能な半導体装置の搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シャトルが配設されたスライド部に送りねじを噛み合わせたものを1組として前記送りねじが略平行になるように2組設け、2本の前記送りねじを互いに逆回転させることで、前記スライド部を互いに逆方向に移動させ、該スライド部上に配設された前記シャトル上面に設けた複数の半導体装置を搭載するステージを、前記送りねじの軸から略平行線上でかつ離間した半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で、交互に逆方向に反復移動させる半導体装置の搬送装置であって、2本の前記送りねじの一端にそれぞれ固着させた2つの第1の歯車を噛み合わせ、該第1の歯車の一方を1個のモータに固着させた第2の歯車と噛み合わせ、前記モータを動作させ前記第2の歯車を回転させることで、前記第1の歯車同士を逆回転させるとともに2本の前記送りねじを互いに逆回転させて2つの前記スライド部を互いに逆方向に移動させる駆動手段と、前記シャトルの外側にあって、前記シャトル側の一辺の2つの前記シャトルが前記逆方向に移動中すれ違う地点に窪みを有したカムが、少なくとも前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間に配設され、前記カム側に回動可能なカムフォロアを取り付けた前記シャトルを前記スライド部上面に設けたリニアスライド上に前記送りねじの軸と略直角方向に移動可能に嵌め込み配設させるとともに、前記シャトルに前記カム側へ引っ張り力がかかる弾性体を取り付けて、前記カムフォロアと前記カムの前記一辺との接触を保つようにさせたカム機構とを備え、前記モータを駆動させて2つの前記ステージを前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で移動させる際、2つの前記シャトルが互いに接近するときは、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通り前記シャトルが前記リニアスライド上を前記カム側へ摺動し2つの前記シャトルは間隔を保ちながらすれ違い、すれ違った後は、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通過し終わり前記シャトルが前記リニアスライド上を内側に向けて摺動して、前記半導体装置搬入位置と前記半導体装置搬出位置へ2つの前記ステージを移動させることを特徴とする。
また、前記カムは、前記第1の歯車側の一端に、前記カムフォロアが当接し、前記ステージを前記半導体装置搬入位置から前記第1の歯車側に移動するのを阻止するための前記送りねじ側に向けた突起を有するとともに、前記スライド部は、前記シャトルが配設されかつ前記送りねじと噛み合っていない部位と、前記送りねじと噛み合っている部位とが弾性体で連結されていることを特徴とする。
【0012】
このように構成することにより、1つの駆動源によって2つのシャトルを動作させることができるとともに、カム機構により2つのシャトルが接触することなく移動し、半導体装置を連続的に搬送することができる。
また、カムの突起とスライド金具を連結するばねにより、送りねじが余計に回転してもシャトル上の複数の半導体装置を搭載するステージを所定の半導体装置搬入位置に停止させておくことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の構成を説明するもので、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面の概略図である。
【0014】
図1(a)において、支持台1上の2枚の支持板2により2本の送りねじ3,4が互いに平行かつ回動自在に設置されている。駆動源としてモータ1台を使用し、例えばパルスモータ5を駆動させることで、パルスモータ5に固着させた歯車6(第2の歯車)と送りねじ3の一端に固着させた歯車7が噛み合い回転し、さらに歯車7,8(第1の歯車)が互いに噛み合い逆回転するとともに、送りねじ3,4も同様に互いに逆回転する。
【0015】
また、図1(b)に示すように、スライド金具9(スライド部)は、左側(シャトル14が配設されかつ送りねじ3と噛み合っていない部位)と、右側(送りねじ3と噛み合っている部位)がばね17で連結され、送りねじ3の回転と共に左右方向に移動する。この移動中、スライド金具9下面に突設したリニアスライド11が、支持板2に固定されたリニアガイド10上を移動可能に嵌め込まれた状態で摺動し、スライド金具9の移動の向きを送りねじ3の軸方向に制御する(図では示されていないが、リニアスライド11はリニアガイド10に嵌め込まれた状態となっている)。
【0016】
スライド金具9上面には、送りねじ3の軸と直角方向にレール状のリニアスライド12が設けられている。そして、リニアスライド12上にはシャトル14がリニアスライド12に沿って、送りねじ3の軸と直角方向に移動可能に嵌め込まれて配設されている。一方の送りねじ4とシャトル15側も同様の構成である。
【0017】
図1(a)に示すシャトル14,15上の複数の半導体装置13を搭載するステージは、送りねじ3,4から等間隔線上で左右方向に離れて位置する所定の半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間を互いに逆方向に移動する。図1(a)では具体的に示していないが、シャトル15の半導体装置13を載せたステージの位置を半導体装置搬入位置、シャトル14の半導体装置13を載せたステージの位置を半導体装置搬出位置とする。
【0018】
例えば、駆動源のパルスモータ5を駆動させ歯車6が左回転すると、歯車7は右回転し、歯車8は左回転する。これに伴い、歯車7に連結している送りねじ3は右回転する。送りねじ3とシャトル14を配設したスライド金具9は噛み合っているため、左側の半導体装置搬出位置からシャトル14は右方向に移動する。このとき、一方の送りねじ4は左回転しシャトル15は右側の半導体装置搬入位置から左方向に移動する。
【0019】
シャトル14,15のそれぞれの外側にはカム20が配置され、カム20のシャトル14,15側の一辺には、シャトル14,15が半導体装置搬入位置から半導体装置搬出位置との間を互いに逆方向に移動してすれ違う地点に窪みが設けられている。
また、シャトル14,15は、それぞれのカム20側に引っ張り力がかかるばね18が取り付けられ、更に、カム20側に回動可能なカムフォロア19が取り付けられていることで、カム20の一辺にカムフォロア19が接触した状態を保っている。
【0020】
このようなカム機構により、半導体装置13を搬送する際、カムフォロア19がばね18の引っ張り力によりカム20の一辺に沿って接触を保ったまま移動し、2つのシャトル14,15が接近した場合は、カムフォロア19はカム20の窪みの部分を通りシャトル14,15がリニアスライド12上を互いに外側に遠ざかるように摺動しお互いが間隔を保ちながらすれ違い、すれ違った後はカムフォロア19はカム20の窪みの部分を通過し終わりシャトル14,15がリニアスライド12上を内側に向けて摺動し、半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置へ半導体装置13を搭載するステージが移動することになる。
【0021】
カム20の歯車7,8側の一端は、送りねじ3,4側に向けて突起(ストッパー)を有している。また、スライド金具9は、シャトルが配設されかつ送りねじと噛み合っていない部位と、送りねじと噛み合っている部位がばね17で連結されている。これにより、カムフォロア19はカム20の右端でストッパーにより停止し、パルスモータ5が更に回転してもシャトル14,15はそれより右方向には動かないように制御され、半導体装置13を搭載するステージは半導体装置搬入位置で停止し続けることができる。
【0022】
図2、図3は本発明の概略動作の例を示している。
最初に、半導体装置搬入位置に停止しているシャトル15のステージ上に半導体装置13を4個同時に供給する(図2(a))。
【0023】
次に、パルスモータ5を駆動させ歯車6を左回転させると歯車7,8は噛み合って回転し始め、送りねじ4は左回転しシャトル15は半導体装置13を載せ半導体装置搬入位置から左方向へ移動する。一方、シャトル14は送りねじ3が右回転し半導体装置搬出位置から右方向へ向かって移動する。カムフォロア19は、ばね18の引っ張り力により外側のカム20の一辺と接触を保ったまま動き、カム20の一辺はシャトル14,15がすれ違う地点に窪みを有しているため、2つのシャトル14,15が接近する場合、カムフォロア19はカム20の窪みの部分を通り、シャトル14,15が図1(b)に示したリニアスライド12上を互いに外側に遠ざかるように摺動し、お互い間隔を保ってすれ違う(図2(b))。
【0024】
すれ違った後、カムフォロア19はカム20の窪みの部分を通過し終わりシャトル14,15がリニアスライド12上を内側に向けて摺動し、半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置へ半導体装置13を搭載するステージが移動することになる。そして、シャトル15が左側の半導体装置搬出位置まで移動したら、1個目の半導体装置13をピックアップする(図2(c))。
【0025】
ピックアップ後、パルスモータ5をさらに左回転させ送りねじ4を左回転させることでシャトル15は左方向へピッチ移動し、2個目の半導体装置13をピックアップする。このとき、送りねじ3は右回転し、送りねじ3に噛み合ったスライド金具9は右方向に移動する力がかかるが、カム20のストッパーにより、シャトル14を載せたスライド金具9の左側の部位はそれ以上右方向には動かず半導体装置搬入位置で停止し続けることができる。一方、スライド金具9右側の送りねじ3と噛み合った部位は分離して右方向へ動くが、ばね17でスライド金具9の左側と右側の連結は維持される(図3(a))。
【0026】
次に、パルスモータ5を左回転させ送りねじ4が左回転することでシャトル15は更に左方向へピッチ移動し、3個目の半導体装置13をピックアップする(図3(b))。
次に、パルスモータ5を左回転させ送りねじ4が左回転することでシャトル15は更に左方向へピッチ移動し、4個目の半導体装置13をピックアップする。(図3(c))。
【0027】
3個目、4個目の半導体装置13のピックアップ時に、2個目と同様、送りねじ3は右回転し、送りねじ3と噛み合ったスライド金具9には右方向へ移動する力がかかるが、カム20のストッパーにより、シャトル14を載せたスライド金具9の左側の部位はそれ以上右方向には動かず半導体装置搬入位置で停止し続けることができる。また、このとき、スライド金具9の右側の部位のみ右方向へ動くが、ばね17でスライド治具9の左側と右側の連結は維持される。
この例では、図3(c)での4個目の半導体装置13のピックアップ時にシャトル14のステージに半導体装置13を供給しているが、シャトル15の半導体装置13の1個目のピックアップ時からシャトル14のステージの位置は常に半導体装置搬入位置に停止し続けるために、シャトル15の半導体装置13をピックアップしている間いつでもシャトル14のステージに半導体装置13を供給することが可能である。
【0028】
次に、モータ5をこれまでと逆に右回転させることで、シャトル14,15が半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間を左右逆方向に入れ替わるように移動する。このとき、送りねじ3に噛み合ったスライド金具9の右側の部位が左方向に動き、シャトル14を配設した左側の部位と一体となり左方向に移動する。以下、この動作を繰り返す。
【0029】
尚、図1〜3では、ステージへの半導体装置収納数を4個としたが必要に応じて増減して構わない。また、スライド金具9は別の部材に、ばね17およびばね18はゴム等の別の弾性体に置き換えることが可能である。
更に、半導体装置搬入位置、半導体装置搬出位置、及びステージの位置は送りねじの軸と略平行線上であれば良い。また、カム機構は2つのシャトルで対称的ではない構成、例えば、片方のシャトル側のカムのみ窪みを設けて片方のシャトルのみスライド金具上のリニアスライドを移動させることなどでも本発明の搬送装置を実現できる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のIC搬送装置は、シャトルが配設されたスライド部に送りねじを噛み合わせたものを1組として前記送りねじが略平行になるように2組設け、2本の前記送りねじを互いに逆回転させることで、前記スライド部を互いに逆方向に移動させ、該スライド部上に配設された前記シャトル上面に設けた複数の半導体装置を搭載するステージを、前記送りねじの軸から略平行線上でかつ離間した半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で、交互に逆方向に反復移動させる半導体装置の搬送装置であって、2本の前記送りねじの一端にそれぞれ固着させた2つの第1の歯車を噛み合わせ、該第1の歯車の一方を1個のモータに固着させた第2の歯車と噛み合わせ、前記モータを動作させ前記第2の歯車を回転させることで、前記第1の歯車同士を逆回転させるとともに2本の前記送りねじを互いに逆回転させて2つの前記スライド部を互いに逆方向に移動させる駆動手段と、前記シャトルの外側にあって、前記シャトル側の一辺の2つの前記シャトルが前記逆方向に移動中すれ違う地点に窪みを有したカムが、少なくとも前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間に配設され、前記カム側に回動可能なカムフォロアを取り付けた前記シャトルを前記スライド部上面に設けたリニアスライド上に前記送りねじの軸と略直角方向に移動可能に嵌め込み配設させるとともに、前記シャトルに前記カム側へ引っ張り力がかかる弾性体を取り付けて、前記カムフォロアと前記カムの前記一辺との接触を保つようにさせたカム機構とを備え、前記モータを駆動させて2つの前記ステージを前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で移動させる際、2つの前記シャトルが互いに接近するときは、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通り前記シャトルが前記リニアスライド上を前記カム側へ摺動し2つの前記シャトルは間隔を保ちながらすれ違い、すれ違った後は、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通過し終わり前記シャトルが前記リニアスライド上を内側に向けて摺動して、前記半導体装置搬入位置と前記半導体装置搬出位置へ2つの前記ステージを移動させることで、2つのシャトルがタイミングよく交互に入れ替わり動作し、従来の2つのエアシリンダを使用して動作タイミングがずれてシャトル同士が接触するような問題は発生しない。また、このようなカム機構を1つのモータで駆動可能なことから、動作確認のための原点センサなどが不要となり、簡単な構成で装置が小型化できるとともに、半導体装置の連続搬送を高速化出来る。
また、前記カムは、前記第1の歯車側の一端に、前記カムフォロアが当接し、前記ステージを前記半導体装置搬入位置から前記第1の歯車側に移動するのを阻止するための前記送りねじ側に向けた突起を有するとともに、前記スライド部は、前記シャトルが配設されかつ前記送りねじと噛み合っていない部位と、前記送りねじと噛み合っている部位とが弾性体で連結されていることで、シャトルが半導体装置搬入位置に停止し続けることが出来、一方の半導体装置搬出位置で半導体装置をピックアップしている間にいつでも半導体装置を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の搬送装置の構成で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面の概略図である。
【図2】本発明の装置の動作を説明する図である。
【図3】本発明の装置の動作を説明する図である。
【図4】従来の半導体装置の搬送装置の構成で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面の概略図である。
【符号の説明】
1 支持台
2 支持板
3,4 送りねじ
5 パルスモータ
6,7,8 歯車
9 スライド金具
10 リニアガイド
11,12 リニアスライド
13 半導体装置
14,15 シャトル
16 エアシリンダ
17,18 ばね
19 カムフォロア
20 カム
Claims (2)
- シャトルが配設されたスライド部に送りねじを噛み合わせたものを1組として前記送りねじが略平行になるように2組設け、2本の前記送りねじを互いに逆回転させることで、前記スライド部を互いに逆方向に移動させ、該スライド部上に配設された前記シャトル上面に設けた複数の半導体装置を搭載するステージを、前記送りねじの軸から略平行線上でかつ離間した半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で、交互に逆方向に反復移動させる半導体装置の搬送装置であって、
2本の前記送りねじの一端にそれぞれ固着させた2つの第1の歯車を噛み合わせ、該第1の歯車の一方を1個のモータに固着させた第2の歯車と噛み合わせ、前記モータを動作させ前記第2の歯車を回転させることで、前記第1の歯車同士を逆回転させるとともに2本の前記送りねじを互いに逆回転させて2つの前記スライド部を互いに逆方向に移動させる駆動手段と、
前記シャトルの外側にあって、前記シャトル側の一辺の2つの前記シャトルが前記逆方向に移動中すれ違う地点に窪みを有したカムが、少なくとも前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間に配設され、前記カム側に回動可能なカムフォロアを取り付けた前記シャトルを前記スライド部上面に設けたリニアスライド上に前記送りねじの軸と略直角方向に移動可能に嵌め込み配設させるとともに、前記シャトルに前記カム側へ引っ張り力がかかる弾性体を取り付けて、前記カムフォロアと前記カムの前記一辺との接触を保つようにさせたカム機構とを備え、
前記モータを駆動させて2つの前記ステージを前記半導体装置搬入位置と半導体装置搬出位置との間で移動させる際、2つの前記シャトルが互いに接近するときは、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通り前記シャトルが前記リニアスライド上を前記カム側へ摺動し2つの前記シャトルは間隔を保ちながらすれ違い、すれ違った後は、前記カムフォロアは前記カムの窪みの部分を通過し終わり前記シャトルが前記リニアスライド上を内側に向けて摺動して、前記半導体装置搬入位置と前記半導体装置搬出位置へ2つの前記ステージを移動させることを特徴とする半導体装置の搬送装置。 - 前記カムは、前記第1の歯車側の一端に、前記カムフォロアが当接し、前記ステージを前記半導体装置搬入位置から前記第1の歯車側に移動するのを阻止するための前記送りねじ側に向けた突起を有するとともに、前記スライド部は、前記シャトルが配設されかつ前記送りねじと噛み合っていない部位と、前記送りねじと噛み合っている部位とが弾性体で連結されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の搬送装置。
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