JP2004001908A - 高所作業車の作動制御装置 - Google Patents

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落合 富士夫
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Abstract

【課題】作業状況に応じて定格荷重を設定し、安全を確保しつつ作業効率の向上が図れる高所作業車の作動制御装置を提供する。
【解決手段】走行移動自在な車体3と、基端部が車体3に取り付けられ垂直に延びるシザースリンク5と、シザースリンク5の上部に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台7と、車体3に対してシザースリンク5を昇降作動させる昇降シリンダ31とを有して構成される高所作業車1において、作業台7の荷重を検出する荷重検出器52と、車体3の傾斜角を検出する車体傾斜角検出器51と、車体傾斜角検出器51の検出値に基づいて作業台7に積載できる許容最大荷重を設定する荷重設定部62と、荷重検出器52の検出値が荷重設定部62の設定値を超えているとき、昇降シリンダ31の作動を規制する作動規制部63とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行移動自在な車体に、垂直に伸縮自在な昇降装置と、この昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台とを有して構成される高所作業車の作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような高所作業車は既に広く用いられており、その一例として、シザース式高所作業車がある。この高所作業車は、一般に走行可能な基台上に、基台に取り付けられ垂直に伸縮自在なシザースリンクと、シザースリンクの上端部に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、基台に対してシザースリンクを昇降作動させる昇降シリンダとを有して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような高所作業車において、安全性の観点から定格荷重が設定されている。この定格荷重とは作業台に積載できる許容最大荷重であり、昇降装置の強度、安全性の確保等の観点から設定されている。このため、定格荷重以上の荷重が作業台に作用した状態での高所作業は望ましくなく、作業台の積載荷重が定格荷重を超えたときは昇降装置の作動規制を行うように構成されていることが多い。
【0004】
この定格荷重には、従来より一定値が設定されている。例えば、車体傾斜角が許容最大角のときと車体傾斜角がゼロのとき、また、(作業床)最大高さでの高所作業と比較的低い位置での高所作業など、これらの場合において全て同じ定格荷重が適用されていた。このため、作業台の積載荷重が上記定格荷重を上回っているものの水平な作業現場の作業や作業床高さが比較的低い位置での作業等において昇降装置の転倒・損傷等のおそれがないとき、すなわち、作業台の積載荷重が定格荷重を超えてはいるが高所作業を行っても安全が確保できる場合には、大変作業性が悪く、効率がよくないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業状況に応じて作業台の許容最大荷重を設定し、作業効率を向上させることができる高所作業車の作動制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置(例えば、本実施例におけるシザースリンク5)と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータ(例えば、本実施例における昇降シリンダ31)とを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段(例えば、本実施例における荷重検出器52)と、車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段(例えば、本実施例における車体傾斜角検出器51)と、車体傾斜角検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段(例えば、本実施例における荷重設定部62)と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段(例えば、本実施例における作動規制部63)とを備える。
【0007】
上記構成の高所作業車の作動制御装置によれば、車体傾斜角に応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、安全を確保しつつ作業効率の向上が図れる高所作業車の作動制御装置を提供することができる。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置(例えば、本実施例におけるシザースリンク5)と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータ(例えば、本実施例における昇降シリンダ31)とを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段(例えば、本実施例における荷重検出器52)と、車体に対する作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段(例えば、本実施例における作業床高さ検出器53)と、作業床高さ検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段(例えば、本実施例における第2荷重設定部82)と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段(例えば、本実施例における第2作動規制部83)とを備える。
【0009】
上記構成の高所作業車の作動制御装置によれば、作業床の高さに応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、安全性が高く、さらに作業を効率よく行うことができる高所作業車の作動制御装置を提供することができる。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置(例えば、本実施例におけるシザースリンク5)と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータ(例えば、本実施例における昇降シリンダ31)とを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段(例えば、本実施例における荷重検出器52)と、車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段(例えば、本実施例における車体傾斜角検出器51)と、車体に対する作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段(例えば、本実施例における作業床高さ検出器53)と、車体傾斜角検出手段及び作業床高さ検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備える。
【0011】
上記構成の高所作業車の作動制御装置によれば、車体傾斜角及び作業床の高さに応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、作業の安全性を高められるとともに、作業を円滑に行うことができる高所作業車の作動制御装置を提供することができる。
【0012】
【発明実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る高所作業車の一例を図2に斜視図として示している。この高所作業車1は、車体3とシザースリンク5と作業台7とを有している。車体3は、その左右にクローラ式走行装置9を有し、このクローラ式走行装置9を作動させることで車体3が走行するように構成されている。車体3の上部であって車体3の左右両端部には車体レール11が車体3の前後方向に延設されている。車体レール11は車体3の後部から中央部にかけて断面コの字状をなし、車体3の中央部から前部にかけて断面L字状をなしている。
【0013】
この車体レール11間であって車体3上にはシザースリンク5が設けられている。シザースリンク5は、複数の腕部材13を揺動自在に連接した連接機構を項ささせてなるリンク機構15を車体3の幅方向に所定の間隙を有して対向に配置したものである。リンク機構15の腕部材13のうち下部に配設された下前腕部材17の下部が断面L字状の車体レール11の側板11aの前部内側に揺動自在に枢支されており、下前腕部材17に交差する下後腕部材19の下端部にはローラ21が車体レール11側に突出して設けられ、このローラ21が車体レール11の空間部11b内を車体3の前後方向に回転移動するように配置されている。下後腕部材19が揺動移動するとローラ21が車体レール11内に沿って車体3の前後方向に移動する。下後腕部材19の先端部には中間腕部材23が枢支されている。
【0014】
シザースリンク5の上部には作業台7が設けられ、この作業台7の下部に作業台レール30が車体3の前後方向に延設されている。作業台レール30は車体レール11と略同様の構成をなしているので、車体レール11と同一態様の部分については同一符号を付してその説明を省略する。リンク機構15の上前腕部材25の上端部は作業台レール30の側板11aの前部内側に揺動自在に枢支され、上前腕部材25に交差する上後腕部材27の上端部には作業台レール30の空間部11b内を車体3の前後方向に回転移動するローラ29が設けられている。
【0015】
下後腕部材19と中間腕部材23との間には昇降シリンダ31が接続されており、この昇降シリンダ31が伸長作動することで中間腕部材23が起業してローラ21,29が車体レール11と作業台レール30内に沿って車体3の前側方向に回転移動し、シザースリンク5が伸長して作業台7が上方へ移動する。また、昇降シリンダ31を縮小させると中間腕部材23が倒伏作動し、ローラ21,29が車体レール11と作業台レール30内に沿って車体3の後側方向へ回転移動し、シザースリンク5が縮小して作業台7が下方へ移動する。
【0016】
作業台7には操作装置40が設けられており(図1参照)、この操作装置40を作業台7に搭乗する作業者が操作することで、作業台7の上昇、下降およびスライド移動操作を行い、作業台7を所望位置に移動させて高所作業を行うことができるようになっている。
【0017】
以上のような構成である高所作業車1の作動制御装置の第1実施例について、図1を用いて以下に説明する。本発明の作動制御装置50は、操作装置40と、車体傾斜角検出器51と、荷重検出器52と、コントローラ60と、昇降シリンダ31と、警報ブザー55とから構成されている。なお、昇降シリンダ31及び操作装置40については上述したので説明を省略する。
【0018】
車体傾斜角検出器51は、車体3の絶対水平に対する傾斜角を検出する。荷重検出器52は、作業台7の積載荷重を検出する。なお、これら検出器51,52の検出値はコントローラ60に送信される。
【0019】
コントローラ60は、作動制御部61と、荷重設定部62と、作動規制部63とを有して構成されている。作動制御部61は、操作装置40の操作に応じて、昇降シリンダ31の作動を制御する油圧制御バルブVの作動を制御する。油圧制御バルブVは、油圧ポンプPからの作動油の給排制御を行い、昇降シリンダ31の作動を制御する。
【0020】
荷重設定部62は、車体傾斜角検出器51の検出値に応じて、予め設定されている定格荷重を読み出し、この情報を作動規制部63に送信する。ここで、定格荷重の設定方法について図3を用いて説明する。図3の縦軸は車体傾斜角、横軸はこの傾斜角に対応して予め設定されている定格荷重である。また、図中において、Aは車体傾斜角に対して予め設定されている定格荷重(作業台7の許容最大荷重)を示しており、許容最大傾斜角θamaxに対して定格荷重Waminが、車体傾斜角がゼロに対して定格荷重Wamaxが、任意の傾斜角θに対して定格荷重Wが設定されている。なお、上記のように設定された定格荷重は、作業床の高さや作業台7の位置に係らず一定である。
【0021】
作動規制部63は、荷重検出器52の検出値が荷重設定部62の設定値(すなわち、車体傾斜角に応じた定格荷重)を超えているとき、作動制御部61と警報ブザー55に規制信号を送信し、昇降シリンダ31の伸縮作動を規制すると同時に警報ブザー55を警報作動させる。
【0022】
警報ブザー55は、作動規制部63により昇降シリンダ31の作動が規制されるとき(定格荷重を超えて作業台7に荷重が積載されるとき)、ブザー音を発して警報作動を行う。
【0023】
このような構成の作動制御装置50は、車体傾斜角検出器51は、車体3の傾斜角θを検出し、この情報を荷重設定部62に送信する。荷重設定部62は、図3に示すように検出された傾斜角θに応じて予め設定されている定格荷重Wを設定し、この情報を作動規制部63に送信する。作動規制部63は、荷重検出器52の検出値がこの定格荷重Wを超えているとき、作動制御部61と警報ブザー55に規制信号を送信し、昇降シリンダ31の作動を規制すると同時にブザー音を鳴らす。従って、作業台7の積載荷重が定格荷重Wを超えているとき、昇降シリンダ31が作動することない。その結果、作業の安全性が確保されるとともに、作業状況すなわち車体傾斜角に応じて定格荷重を設定することができるため、効率よく高所作業を行うことが可能である。
【0024】
本発明の高所作業車の作動制御装置50を用いた具体例を示す。まず、作業台7が車体3上に格納された状態で、高所作業車1を傾斜角θである作業現場へ移動させる。続いて、作業者(図示しない)は作業台7に必要な道具や工具等を積載する。作業台7の積載荷重が傾斜角θに対して設定されている定格荷重W(図3参照)を超えているときは、警報ブザー55が発せられると同時に操作装置40の操作をしても昇降装置10を作動させることはできない。
【0025】
作業台7に必要な道具や工具等を積載した後、作業者自らも搭乗して作業台7の上昇移動操作を行い、作業台7を所望位置に移動させて必要な作業を行う。この所望位置においてさらに作業台7への荷物の積み込み作業を行い、作業台7の積載荷重がWを超えているときは、警報ブザー55が発せられると同時に昇降シリンダ31の作動規制が行われるため、操作装置40の操作をしても昇降装置10を作動させることはできない。
【0026】
なお、上記のような警報ブザー55の停止および昇降シリンダ31の作動規制の解除を行うためには、作業台7から定格荷重Wを超えた分を作業台7から降ろせばよい。具体的には、警報ブザー55のブザー音は止まるまで、作業台7に積載した荷物を降ろせばよい。このようにしてブザー音が鳴り止むと、操作装置40の操作も可能となる。
【0027】
次に本発明の第2実施例を図4および図5を用いて説明する。第2実施例においては、第1実施例と相違点のみを概説し、第1実施例と同一態様部分については同一符号を付してその説明を省略する。第2実施例における作動制御装置70は、操作装置40と、車体傾斜角検出器51と、荷重検出器52と、車体3に対する作業床の高さを検出する作業台高さ検出器53と、第2コントローラ80と、昇降シリンダ31と、警報ブザー55とから構成されている。
【0028】
第2コントローラ80は、第2作動制御部81と、第2荷重設定部82と、第2作動規制部83とを有して構成されている。第2作動制御部81は、操作装置40の操作に応じて、昇降シリンダ31の作動を制御する油圧制御バルブVの作動を制御する。油圧制御バルブVは、油圧ポンプPからの作動油の給排制御を行い、昇降シリンダ31の作動を制御する。
【0029】
第2荷重設定部82は、車体傾斜角検出器51が予め設定された許容範囲内であれば作業台高さ検出器53の検出値に応じて、予め設定されている定格荷重を読み出し、この情報を第2作動規制部83に送信する。ここで、定格荷重の設定方法について図5を用いて説明する。図5の縦軸は作業床高さ、横軸はこの作業床高さに対応して予め設定されている定格荷重、Bは作業床高さに対して予め設定されている定格荷重(作業台7の許容最大荷重)を示している。また、図中において、この高所作業車1が安全に作業可能である作業床高さの最大値である許容最大作業床高さhbmaxに対して定格荷重Wbminが、作業床高さがゼロのときに対して定格荷重Wbmaxが設定され、任意の作業床高さhに対してはWが設定されている。なお、上記のように設定された定格荷重は、作業床の高さや作業台7の位置に係らず一定である。
【0030】
第2作動規制部83は、荷重検出器52の検出値が第2荷重設定部82の設定値(すなわち、作業床高さに応じた定格荷重)を超えているとき、第2作動制御部81と警報ブザー55に規制信号を送信し、昇降シリンダ31の伸縮作動を規制すると同時に警報ブザー55を警報作動させる。
【0031】
このような第2実施例における作動制御装置70は、まず車体傾斜角検出器51は、車体傾斜角θを検出してこの情報を第2荷重設定部82に送信する。第2荷重設定部82は、この傾斜角θが予め設定された許容範囲内であるとき、作業台高さ検出器53により検出された作業床高さhに応じて予め設定されている定格荷重Wを設定し(図5参照)、この情報を第2作動規制部83に送信する。第2作動規制部83は、荷重検出器52の検出値が定格荷重Wを超えているとき、第2作動制御部81と警報ブザー55に規制信号を送信し、昇降シリンダ31の作動を規制すると同時にブザー音を鳴らす。このため、作業台7の積載荷重が定格荷重を超えているとき、操作装置40が操作されても昇降シリンダ31が作動することない。従って、作業の安全性が確保されるとともに、作業状況すなわち(車体傾斜角が許容範囲内にあるとき)作業床高さに応じて定格荷重を設定することができるため、効率よく高所作業を行うことが可能である。
【0032】
ところで、上述したように本発明の作動制御装置において、第1実施例では車体傾斜角に、第2実施例では(所定範囲内の車体傾斜角であれば)作業床高さにそれぞれ対応した定格荷重を設定したが、これに限られるものではない。例えば、車体傾斜角及び作業床高さ両方に応じて定格荷重を設定し、この定格荷重を超えているときには昇降シリンダ31の作動規制を行うように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わる高所作業車の作動制御装置は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段と、車体傾斜角検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備える。
【0034】
このような構成により、車体傾斜角に応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、安全を確保しつつ作業効率の向上が図ることができる。
【0035】
また、本発明の高所作業車の作動制御装置は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、車体に対する作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段と、作業床高さ検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備える。
【0036】
上記構成によれば、作業床の高さに応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、安全性が高く、さらに作業を効率よく行うことができる。
【0037】
上記目的を達成するため、本発明は、走行移動自在な車体と、車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、車体に対して昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段と、車体に対する作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段と、車体傾斜角検出手段及び作業床高さ検出手段の検出値に基づいて作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、荷重検出手段の検出値が定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備える。
【0038】
上記構成によれば、車体傾斜角及び作業床の高さに応じて作業台の許容最大荷重すなわち定格荷重が設定され、この定格荷重を超えて作業台へ荷重が積載されれば昇降マストの昇降作動は規制される。このように、作業状況に応じて定格荷重が設定されるため、作業の安全性を高められるとともに、作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の第1実施例における作動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記高所作業車の斜視図である。
【図3】上記車体傾斜角に対して予め設定されている定格荷重の説明図である。
【図4】本発明に係る高所作業車の第2実施例における作動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】上記作業床高さに対して予め設定されている定格荷重の説明図である。
【符号の説明】
1   高所作業車
3   車体
5   シザースリンク(昇降装置)
7   作業台
31  昇降シリンダ(昇降アクチュエータ)
40  操作装置
50  (第1実施例)作動制御装置
51  車体傾斜角検出器(車体傾斜角検出手段)
52  荷重検出器(荷重検出手段)
53  作業床高さ検出器(作業床高さ検出手段)
60  コントローラ
61  作動制御部
62  荷重設定部(定格荷重設定手段)
63  作動規制部(規制手段)
70 (第2実施例)作動制御装置
80  第2コントローラ
81  第2作動制御部
82  第2荷重設定部(定格荷重設定手段)
83  第2作動規制部(規制手段)

Claims (3)

  1. 走行移動自在な車体と、前記車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、前記昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、前記車体に対して前記昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、
    前記作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段と、
    前記車体傾斜角検出手段の検出値に基づいて前記作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、
    前記荷重検出手段の検出値が前記定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、前記昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備えることを特徴とする高所作業車の作業制御装置。
  2. 走行移動自在な車体と、前記車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、前記昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、前記車体に対して前記昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、
    前記作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記車体に対する前記作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段と、
    前記作業床高さ検出手段の検出値に基づいて前記作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、
    前記荷重検出手段の検出値が前記定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、前記昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備えることを特徴とする高所作業車の作業制御装置。
  3. 走行移動自在な車体と、前記車体に取り付けられ垂直に伸縮自在な昇降装置と、前記昇降装置に取り付けられて作業者が搭乗可能な作業台と、前記車体に対して前記昇降装置を昇降作動させる昇降アクチュエータとを有して構成される高所作業車において、
    前記作業台の荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記車体の傾斜角を検出する車体傾斜角検出手段と、
    前記車体に対する前記作業床の高さを検出する作業床高さ検出手段と、
    前記車体傾斜角検出手段及び前記作業床高さ検出手段の検出値に基づいて前記作業台に積載できる許容最大荷重を設定する定格荷重設定手段と、
    前記荷重検出手段の検出値が前記定格荷重設定手段の設定値を超えているとき、前記昇降アクチュエータの作動を規制する規制手段とを備えることを特徴とする高所作業車の作業制御装置。
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