JP2004001428A - 学習カード及び学習シート - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば外国語など、様々な学習事項をより効果的に学習できるようにすること。
【解決手段】学習事項の基本事項を、絵や写真、文字、単語、慣用句、名称、名前などで表示する基本事項表示部2aを有した基本事項カード2(12)を設けるとともに、上記基本事項についての文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項表示部3aを有する発展事項カード3(13)を設け、該発展事項カード3(13)における発展事項表示部3aと同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部3bを形成した学習カード1。
【選択図】 図1
【解決手段】学習事項の基本事項を、絵や写真、文字、単語、慣用句、名称、名前などで表示する基本事項表示部2aを有した基本事項カード2(12)を設けるとともに、上記基本事項についての文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項表示部3aを有する発展事項カード3(13)を設け、該発展事項カード3(13)における発展事項表示部3aと同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部3bを形成した学習カード1。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば外国語などの様々な学習事項を効率よく学べるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
外国語の学習によく用いられるものの一つに単語カードがある。これは、カードの一方の面に外国語の単語を、他方の面にその意味を記入したもので、単語とその意味を何度も、繰り返しめくって覚えるようにしている。
【0003】
また、ゲームの形式をとって遊びながら英語を学習できるようにした英語学習用ゲームカードもある。
【0004】
このカードは、複数枚のセンテンスカードと絵カードとからなるもので、センテンスカードには基本文型で構成される文を形成している。そして絵カードには、その文に対応する絵と連語を掲載する(特許文献1参照)。
【0005】
このカードは、カルタ取りや双六遊び、マッチングゲームを通して、特に文と後置修飾語との関係において連語を生きた状況の中で修得し、使いこなせるようにすべく工夫されている。
【0006】
しかし、このような構造のものでは、その当人やそのレベルにある人以外には学べない。
【0007】
また、学習には興味と強い意志がなければなかなか続かず、学習効果の出にくい現実がある。これは外国語の学習に限らず、例えば草花や野鳥をはじめとして人の名前まで、あらゆる事項において同じである。
【0008】
【特許文献1】
実公昭62−20858号公報。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、様々な学習事項をより効果的に学習できるようにすることを主たる課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、学習事項の基本事項を、絵や写真、文字、単語、慣用句、名称、名前などで表示する基本事項表示部を有した基本事項カードを設けるとともに、上記基本事項についての訳、文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項表示部を有する発展事項カードを設け、該発展事項カードにおける発展事項表示部と同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部を形成した学習カードであることを特徴とする。
【0011】
基本事項とは、学習事項の中心になるもので、学習の対象を前掲例のような様々な表示方式で表示する。複数の表示方式を同時に採用するもよい。発展事項は、基本事項に関する前掲例のような様々な事柄であり、文字で表示するとよい。
【0012】
すなわちこの学習カードは、基本事項カードと発展事項カードの2種類で構成しており、使用に際しては、学習する当人はもちろんのこと、そのレベルに達しない人やそのレベルより上の人なども含めて幅広く遊び感覚で利用できる。つまり、発展事項カードあるいは基本事項カードを読んで取らしたり、捲って合わせたりして適宜遊ぶうちに学習できる。
【0013】
なお、基本事項カードまたは発展事項カード、あるいはこれら双方を複数種類設けて学習カードを構成するもよい。すなわち、基本事項カードや発展事項カードを一種類ずつ設けて2種類で一組とするほかに、基本事項カードや発展事項カードを複数種類設けて、それらで一組とするもよい。例えば基本事項カードを複数種類設けた場合には、これらに表示された基本事項に関する発展事項を発展事項カードに発展事項として表示する。複数種類の基本事項カードのうち、全て或いは必要なものを適宜組み合わせて使用でき、遊びの範囲が格段に広がる。
【0014】
好ましくは、前記基本事項カードと発展事項カードを、同一大同一形状に形成するとよい。このように構成すると、裏返しにした時にカードの区別がつかない状態になり、遊びの範囲が広がる。そのうえ収納に便利である。
【0015】
また、前記基本事項表示部、発展事項表示部、または第2基本事項表示部のうちの少なくともいずれか一つを、適宜記入可能にすべく未表示にするもよい。この場合には、未表示の表示部を学習者が自ら記入したり、貼り付けたり、コピーしたりして表示することで、より一層学習効果が高まる。また、すべての表示部を未表示にした場合には、独自の学習カードを自由に得ることができる。例えば、学術的な学習事項から人の名前まで、様々な学習に効果を発揮できる。また、表示部の表示作業の段階で初めの学習が行え、あとはそのカードを利用した適宜の遊びで前述のような繰り返しの学習ができる。
【0016】
外国語の学習には、例えば、前記基本事項表示部に、基本事項を示す外国語の単語または慣用句と絵または写真を表示するとともに、前記発展事項表示部に、上記基本事項の外国語での文例と訳文を表示し、第2基本事項表示部には、前記基本事項のうちの絵または写真のみを表示するとよい。上記「基本事項のうちの絵または写真」とは、前記の請求項1に記載のように、基本事項を表示すればよいので、同一の絵や写真のみではなく、実質的または客観的に同一であって、一見して同一の種類、区別と判るものであればよい。つまり全く同一の絵や写真のみではなく、例えば類似するもの、部分的なもの、一部を誇張したもの、同じ特徴を有するもの、見る角度を変えたものなど、例えばカルタ取りをする場合に同一のグループ、種類等と判断できるものであればよい。
【0017】
また、基本事項カードと発展事項カードを別々に備えるとよいが、前記基本事項カードの基本事項表示部を有する基本事項カード部と、前記発展事項カードの発展事項表示部および第2基本事項表示部を有する基本事項カード部とを並設して一枚のシート状に形成するもよい。両者の対応が分かるまで学習してから分離して、遊びに使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は学習カード1を示している。この学習カード1は、2枚で一組となるカードで、一方のカード2は、学習事項の基本事項を表示する基本事項表示部2aを有する基本事項カードで、他方のカード3は、基本事項についての文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項カードである。この発展事項カード3の発展事項表示部3aと同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部3bも形成している。
【0019】
この学習カード1の一例を、英語圏への海外旅行で必要な英会話を学ぶための学習カードとして説明する。
【0020】
図2は、その学習カード1と収納容器4の斜視図で、上記基本事項カード2を絵カード12、上記発展事項カード3を文字カード13とする。
【0021】
上記収納容器4は、柔軟な合成樹脂シートを用いて形成し、開閉可能な蓋部5を一体に有したポケット状の形に形成している。そして、2種類のカード12,13を別々に収納すべくポケット状の収納部内には、シート状の仕切り6を設けている。この仕切り6は、学習カード1の収納時に幅を出すために内側に折り込んだ底部7に届かない適宜位置まで形成している。
【0022】
開閉可能な蓋部5の内側面と本体の外側面にはスナップ8を設けて、係脱可能にしている。スナップ8に代えて、差込構造や面ファスナなど適宜の手段で閉塞状態を維持するもよい。
【0023】
図3から図7を用いて、絵カード12と文字カード13の中身について具体的に説明する。なお、絵カード12と文字カード13は、学習事項の数に対応させて多数枚設けており、図2中の絵カード12と文字カード13の表のカードは、表紙であり、学習事項を表示していない。
【0024】
図3は絵カード12、図4は文字カード13を示している。
【0025】
絵カード12は、表面の全体が基本事項表示部2aで、この基本事項表示部2aに、英語で「T−shirt」と表示するとともに、大きすぎるティーシャツを店内で持つ子どもの絵(シチュエーションの絵)を表示している。上記「T−shirt」と絵が基本事項である。
【0026】
また文字カード13には、発展事項表示部3aと第2基本事項表示部3bとを表面に形成している。上記発展事項表示部3aには、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「T−shirt」の文字を用いた例文、「This T−shirt is too large for me.」を、上部の目立つところに表示し、その訳文、「このTシャツは大きすぎます。」を、下部に少し小さく表示している。「This T−shirt is too large for me.」中、「T−shirt」の文字は、色や太さ、大きさ、書体を違えて、目立つように表示する。そして、例文と訳文の間の部分が上記第2基本事項表示部3bで、絵カード12の基本事項表示部に表示した絵と同一の絵を縮小して表示している。上記「This T−shirt is too large for me.」と「このTシャツは大きすぎます。」が発展事項であり、上記絵が基本事項である。上記絵は、例示のように基本事項のそれと全く同一ではなくとも、実質的または客観的に同一であると判る絵であるもよい。
【0027】
なお、絵カード12と文字カード13は、同一大、同一形状である。
【0028】
また、上記絵カード12には、シチュエーションの絵を表示したが、図5で示すように、Tシャツというその物品のみの絵を表示するもよい。
【0029】
図6は他の絵カード12、図7はそれに対応する文字カード13を表しており、このように、単語ではなくセンテンスを学習の基本事項とするもよい。すなわちこの例では、「もう結構です」という意味の、英語「No more, thank you.」を基本事項として、その英語と、そのシチュエーションを示す絵と訳文をそれぞれの表示部2a,3a,3bに表示している。
【0030】
このよう構成した学習カード1は、次のように使用する。
学習者がひとりで使用する場合には、絵カード12と文字カード13を分けてすべて裏返して並べ、それぞれ一枚ずつ捲り、対になるカードを当てる。もちろんカードを捲ったときには、表示された単語やセンテンスを、声を出して読む。
【0031】
複数人の学習者や、学習者とその他の人など複数人で使用する場合には、上述のように裏返した絵カード12と文字カード13を順番で、それぞれ一枚ずつ捲り、対になるカードを捲ることができた場合に、カードが取得できるようにする。対になるカードを捲ることができない場合には、もとに戻す。そして一番多くカードを獲得した人の勝ちとする。いわゆる神経衰弱である。
【0032】
また、絵カード12をすべて表向きに並べ、一人が文字カード13の発展事項を読み上げる。そして、その読み上げられた発展事項と対になる基本事項の表示された絵カード12をカルタ取りのように早い者勝ちで取得させる。一番多くカードを取得した人の勝ちとする。文字カード13には、絵カード12と同一の絵が第2基本事項表示部に記載されているので、絵カード12をなかなか取れない場合には、文字カード13を見せてやると取りやすくなり、やる気をそがずに学習をさせることができる。
【0033】
このように、学習者やその仲間はもちろんのこと、周囲の子どもや親、兄弟、祖父母にいたるまで、英語など全く知らなくても遊べることができ、遊びながら英語を覚えることができる。
【0034】
なお、多数枚で構成される学習カード1は、会話となる文を基本事項として表示すると、別の様々な遊び方もできるようになる。
【0035】
以下、学習カード1の他の例を説明する。上述の構成と同一の部位については同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。
図8は、学習カード1とその使用例を示す図であり、様々な事柄を効率よく覚えられるようにしている。すなわち、先の例と同様に2種類のカードで構成するが、表示部には、何も表示しないで、未表示にしておく。図面左側のカードが基本事項表示カード2で、その表面全体が基本事項表示部2aである。図面右側のカードが発展事項カード3で、基本事項カード2を小さくした形の線で囲った第2基本事項表示部3bと、その外側の発展事項表示部3aを設けている。
【0036】
この学習カード1を、例えば自然観察会で覚えたことの整理に使用すると、学習効果が高まる。すなわち、教えてもらったことや気づいたことのメモやスケッチ(フィールドノート)等をもとにして、基本事項カード2と発展事項カード3に必要事項を表示する。例えば、図中上段に示した鳥、メジロの絵9や写真を、基本事項表示部に直接描いたり、写真や絵を貼り付けたりして基本事項としてのメジロを表示する。基本事項が落ち葉などであればそのまま貼り付けるもよい。一方、発展事項カード3の第2基本事項表示部3bに上記基本事項表示部2aの絵を縮小コピーするなどして表示する。そして、その周囲の発展事項表示部に、その特徴などを記入する。図9がその発展事項カード3の表面図である。書き込みやすくするために、発展事項表示部3bには、罫線などを引いておくもよい。
【0037】
図10は、上記基本事項表示部2aを有した基本事項カード部11aと、発展事項表示部3aおよび第2基本事項表示部3bを有した発展事項カード部11bとを並設して一枚のシート状に形成した学習シート11の表面図である。この学習シート11は、各カード部11a,11bの間にミシン目11cを形成し、必要に応じて分離できるように構成している。
【0038】
このように構成した学習シート11では、先の例のように、まず基本事項等を表示する。この作成作業がまず学習であり、その後一体のまま学習を行い、ある程度学習効果が出たら、ミシン目11cで分離して、前述したように遊びながらの学習を行って記憶を定着させる。
【0039】
なお、各カード部11a,11bの形式は、自由に設定でき、例えば、図11に示したように、基本事項表示部2aと相似形の第2基本事項表示部3bを形成せずに、単に上下に分けて構成するもよい。
【0040】
図12は、基本事項カード2と、該基本事項カード2に付属させた補助基本事項カード4,5と、発展事項カード3とで一組とした学習カード1を示している。上記基本事項カード2と補助基本事項カード4,5を絵カード12,14,15とし、発展事項カード3を文字カード13とする。
【0041】
この学習カード1は、英語の単語と構文を自然に覚えられるようにしたもので、この例では動物を利用している。
【0042】
基本事項カード2としての絵カード12には、基本事項としてのひとつの単語を表示する。この例では、動物の一例としてのウサギを絵と文字で表示している。すなわち、図13に示したように、絵カード12の表面全体の基本事項表示部2aには、ウサギの全身を正面から見た絵と、ウサギを示す「Rabbit」という文字を表示している。絵は、絵カード12の中心部分から下側に大きく表示し、文字は、その上に表示する。
【0043】
上記補助基本事項カード4,5は、基本事項カード2(絵カード12)に表示した基本事項に関連する基本事項を表示する。表示の仕方は絵カード12の場合と同様である。
【0044】
第1補助基本事項カード4としての第1補助絵カード14では、ウサギの体の特徴を表す単語を絵と文字で表示し、基本事項表示部4aを構成する。その単語は、ウサギの長い耳であって、絵は、その耳を動かしているしぐさのウサギの絵で、文字は、「Ears」である(図12参照)。
【0045】
また、第2補助基本事項カード5としての第2補助絵カード15では、ウサギの得意な動作を表す単語を絵と文字で表示し、基本事項表示部5aを構成する。その単語は、飛び跳ねる動作を意味するジャンプであり、絵はウサギが足で跳んでいる絵で、文字は、「Jump」である(図12参照)。
【0046】
文字カード13には、発展事項表示部3aと第2基本事項表示部3bを表面に形成している(図14参照)。
【0047】
上記発展事項表示部3aには、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「Rabbit」の文字と第1補助絵カード14の基本事項表示部4aに表示した「Ears」の文字を用いた第1の例文、「A rabbit has floppy ears.」と、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「Rabbit」の文字と第2補助絵カード15の基本事項表示部5aに表示した「Jump」の文字を用いた第2の例文、「A rabbit can jump.」を、上下二段に表示している。これらの例文には、ルビと訳文を併記している。また、例文中の「Ears」と「Jump」の文字は、色や太さ、大きさ、書体を違えて、目立つように表示する。
【0048】
第2基本事項表示部3bは、文字カード13表面の右下部分に形成し、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した絵と同一の絵を縮小して表示している。ここでも上記絵は基本事項と実質的または客観的に同一であれはよく、例えば、ウサギの頭部だけの絵などであるもよい。
【0049】
第2基本事項表示部3bの左側には、馴染みにくい動作を理解しやすいようにするヒントを表示している。この例では、「Jump」のヒントとして、「jump(ジャンフ)=足で跳ぶ。」と表示する。
【0050】
なお、上記第2基本事項表示部3bには、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15の基本事項としての絵も表示するもよく、その場合には、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15も基本事項カード2となる。表示する場合には、第1の例文の横に第1補助絵カード14の基本事項の絵を表示し、第2の例文2の横に、第2補助絵カード15の基本事項の絵を表示するとよい。
【0051】
また、絵カード12、第1補助絵カード14、第2補助絵カード15の基本事項を包括するような絵をひとつだけ表示しても、上記第1補助絵カード14と第2補助絵カード15が基本事項カード2となる。図示例のような絵であっても、ウサギの顔が描かれているので、上記のような各カードの基本事項を包括する絵と判断することができるが、説明の簡単化のため、第1補助絵カード14と第2補助絵カード15を補助カードとした。
【0052】
このように構成した学習カード1では、前述のように、神経衰弱やカルタ取りなどのようにして遊びながら学習できる。このとき図15に示したように、絵カード12、第1補助絵カード14、第2補助カード15と、文字カード13を適宜組み合わせて使用する。
【0053】
例えば神経衰弱ゲームの場合、絵カード12と第1補助絵カード14あるいは第2補助絵カード15を組にしてゲームをした場合には、絵カード同士ではあるがそれぞれお互いに関連のある基本事項が表示されているので、対になるカードは明確に識別できてゲームが可能であるとともに、高学年ならばそのれらの基本事項に基づいて文を作ったり、文字カード13に表示されている例文を暗唱させたりすることができる。特に、第2補助絵カード15には動詞を表示したので、身振り不振りを混ぜてみんなで楽しく遊び、学ぶことができる。
【0054】
また、カルタ取りを行う場合、絵カード12または第1補助絵カード14、あるいは両方、若しくは、これらに第2補助絵カード15を混ぜたものを表向きにしてばらばらに置き、文字カードの2つある例文のうちの一方を読み上げ、対応するカードを取らせる。絵カード12はいずれの例文にも対応するので、いずれの例文が読まれても取れるが、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15は、それぞれ第1の例文か第2の例文が読まれなければ、取ることはできない。このため、お手つきの発生可能性も増え、面白みが増す。文字カード13には、絵カード12の基本事項の絵と同一の絵を第2基本事項表示部3bに表示しているので、取れないときにはその絵を見せることで、取りやすくできる。その第2基本事項表示部3bの絵は、一組のカードの基本となる基本事項であるので、それに関連する第1補助絵カード14の基本事項や第2補助絵カード15の基本事項も、容易に連想できる上に、その通りの絵を表示しているのではないので、想起させる作用を生み、記憶の定着に結びつかせることができる。
【0055】
また、絵カード12と第1補助絵カード14または第2補助絵カード15を表向きにしてばらばらにまいて、文字カード13の第1の例文または第2の例文を読み上げる。そして、各カードを取らせるとともに、それらのカードを例文の順に並べさせて、それらの前後に適宜の単語を当てはめさせ、読み上げられた文を作らせるような遊びもできる。
【0056】
このように、絵カード12に、補助絵カード14,15を付属させることによって、遊びの種類を格段に増やすことができる。絵カード12や文字カード13を増やすことによっても、遊びの種類を格段に増やすことができる。また、その遊びにおいては、一つの単語と、それに関連する単語を一緒に関連づけて学べる。
【0057】
このため、名詞や動詞、その他の品詞の言葉や定型句などが効率よく学べる。しかも、文字カード13には例文を表示しているので、文として学べ、構文の学習が効果的に行える。
【0058】
また、学習カード1を構成する一組のカードは、2枚で一組とする場合よりも枚数が多いので、遊び終わったあとの片付けでも大いに勉強になる。
【0059】
絵カード12(基本事項カード2)、または補助絵カード14,15(補助基本事項カード4,5)を複数設け、これらのカード12,14,15には、会話のための文(センテンス)を基本事項として表示し、文字カード13には、それらの文を並べた会話を発展事項として表示しても、絵カード12や補助絵カード14,15が自由に並べ替えできるので、会話の学習にもなる。
【0060】
図16は、会話を、また会話を通して単語等を学べる学習カード1の例を示している。つまり、2種類の基本事項カード6,7と、これらに対応する2種類の発展事項カード8,9で構成している。
【0061】
各基本事項カード6,7に表示する2種類の基本事項は、この例では、相互に密接に関連する事項を採用して、全体として効率のよい学習が行えるようにしている。
【0062】
上記基本事項カード6を第1絵カード16、基本カード7を第2絵カード17、発展事項カード8を第1文字カード18、発展事項カード9を第2文字カードとする。
【0063】
すなわち、1種類目の基本事項を表示する第1絵カード16(基本事項カード6)は、図17に示したように、1種類目の基本事項である「ポテトチップス」を意味する「chips」を表示する。第1絵カードの表面全体の基本事項表示部6aには、複数枚のポテトチップスと、ポテトチップスの袋を抱えてポテトチップスを口に入れる子どもとからなる絵と、「chips」の文字を表示している。絵は、第1絵カード16の中心部分から下側に大きく表示し、文字はその上に表示する。
【0064】
第1文字カード18(発展事項カード8)には、発展事項表示部8aと第2基本事項表示部8bを表面に形成している(図17参照)。
【0065】
上記発展事項表示部8aには、第1絵カード16の基本事項表示部6aに表示した「chips」の文字を用いた例文「May I eat the chips in a yellow plastic
bag ?」を、ルビと訳を併記して表示している。
【0066】
第2基本事項表示部8bは、第1文字カード18の右下部分に形成し、第1絵カード16の基本事項の絵と同一の絵であるポテトチップスの袋の絵を表示している。このほか、例えばポテトチップスそのものの絵などを表示するもよい。
【0067】
2種類目の基本事項にはポテトチップスと密接に関連する袋に関した言葉を採用している。すなわち、その袋を捨てることを意味する「throw away」である。
【0068】
第2絵カード17(基本事項カード7)図18に示したように、「throw away」という動詞を表示する。第2絵カード17の表面全体の基本事項表示部7aには、ポテトチップスの袋をゴミ箱に捨てる場面の絵と、「throw away」の文字を表示している。絵は、第2絵カード17の中心部分から下側に大きく表示し、文字はその上に表示する。
【0069】
第2文字カード19(発展事項カード9)には、発展事項表示部9aと第2基本事項表示部9bを表面に形成している(図18参照)。
【0070】
上記発展事項表示部9aには、第2絵カード17の基本事項表示部7aに表示した「throw away」の文字を用いた例文であって、かつ第1文字カードの例文との関係でクエスチョンとアンサーの関係となる例文、「Sure but throw away the bag after you eat the chips.」を、ルビと訳を併記して表示している。
【0071】
第2基本事項表示部9bは、第2文字カード19の右下部分に形成し、第2絵カード17の基本事項の絵と同一の絵であるポテトチップスの袋の絵を表示している。また、第2基本事項表示部9bの左側には、馴染みにくい動作を理解しやすいようにするヒントとして、「throw away(スローアウェイ)=ごみに捨てる。」と表示する。
【0072】
なお、各カード16,17,18,19の右上隅には、4枚で一組のカードであることを示す共通のシンボルマーク20を表示する。この例では星形であるが、その他の様々なマークであるもよい。
【0073】
このように構成した学習カード1では、神経衰弱やカルタ取りなどのような様々な遊びを通して学習ができる。このとき、図19に示したように、第1絵カード16、第2絵カード17、第1文字カード18、第2文字カード19を適宜組み合わせて使用する。
【0074】
第1絵カード16または/および第2絵カード17と、第1文字カード18または/および第2文字カードの組み合わせでは、図1、図12に示した学習カード1の例の場合と同様に遊び、学ぶことができる。詳しい説明は省略する。
【0075】
第1絵カード16と第2絵カード17の組み合わせでは、神経衰弱やカルタ取りの際に、互いに関連する事項が基本事項に設定されているので、これらを並べて作文をしたり、対応する各文字カード18,19に表示した例文を暗唱したり、それら例文の会話を実際に行ったりして、語学の生きた学習、特に会話の学習が可能となる。
【0076】
第1文字カード18と第2文字カード19の組み合わせでは、各例文をクエスチョンとアンサーの形式に設定しているので、例えば対になるカードを探す神経衰弱やババ抜きなどの様々なカードゲームをして、例文を発音させるこるとによって、これまでのカードを用いた学習ではなかった、より効率のよい会話学習が実現できる。
【0077】
しかも、各文字カード18,19には、第2基本事項表示部8b,9bを形成しているので、マッチングゲームが可能のである上に、ゲームに滞りができたときには、その第2基本事項表示部8b,9bを見せることによって、ゲーム、すなわち学習を円滑にすることができる。
【0078】
また、各カード16,17,18,19には、共通のシンボルマーク20を表示しているので、まったく英語の知識のない子どもでも、はじめはこのシンボルマーク20のみを目印にゲームができ、その中で徐々に知識を増やしてゆくことができ、年齢、習熟程度等に関係になく、幅広い層の人同士で遊び、学習することの助けとなる。
【0079】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、基本事項カードと発展事項カードとからなる一組のカードを利用することで、学習者本人はもちろんのこと、その周囲の学習には無関係な人も巻き込んで学習できる。
【0080】
例えば外国語学習用に構成する場合において、基本事項カードは、単語や慣用句と、そのもの、またはそれにまつわるシチュエーションを絵で表示し、発展事項カードは、基本事項カードに記載された基本事項の訳や文例など(発展事項表示部)を基本事項(第2基本事項表示部)とともに表示すると、基本事項レベルの学習者も、発展事項レベルの学習者も、その外国語について全く知識のない人も、みんなで遊べ、遊びの中から楽しみながら学習ができる。レベルや立場の違う人たち同士の遊びながらの学習の中に、教えることと教えてもらうことが共存し、より効果的に学習できることとなる。
【0081】
また、適宜の表示部を未表示にして学習者に表示作業を行わせれば、自ら作ったという感覚と、記憶への刷り込みも行え、学習効果が増す。特に、すべての表示部を未記入にした場合には、予め設定された特定の学習事項以外にも、幅広く利用できる。例えば、自然観察会や勉強会等に出かけたあとに記憶すべき事項を整理するときに利用することから、日常やり取りされる名刺の整理等に至るまで幅広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】学習カードの表面図。
【図2】学習カードと収納容器の斜視図。
【図3】基本事項カードの表面図。
【図4】発展事項カードの表面図。
【図5】基本事項カードの表面図。
【図6】発展事項カードの表面図。
【図7】基本事項カードの表面図。
【図8】他の例に係る学習カードの表面図。
【図9】発展事項カードの表面図。
【図10】学習シートの表面図。
【図11】他の例に係る学習シートの表面図。
【図12】他の例に係る学習カードの斜視図。
【図13】基本事項カードの表面図。
【図14】発展事項カードの表面図。
【図15】学習カードの使用の仕方を示す説明図。
【図16】他の例に係る学習カードの斜視図。
【図17】一組の基本事項カードと発展事項カードの表面図。
【図18】他の一組の基本事項カードと発展事項カードの表面図。
【図19】学習カードの使用の仕方を示す説明図。
【符号の説明】
1…学習カード
2,6,7…基本事項カード
2a,6a,7a…基本事項表示部
3,8,9…発展事項カード
3a,8a,9a…発展事項表示部
3b,8b,9b…第2基本事項表示部
11…学習シート
11a…基本事項カード部
11b…発展事項カード部
12…絵カード
13…文字カード
16…第1絵カード
17…第2絵カード
18…第1文字カード
19…第2文字カード
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば外国語などの様々な学習事項を効率よく学べるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
外国語の学習によく用いられるものの一つに単語カードがある。これは、カードの一方の面に外国語の単語を、他方の面にその意味を記入したもので、単語とその意味を何度も、繰り返しめくって覚えるようにしている。
【0003】
また、ゲームの形式をとって遊びながら英語を学習できるようにした英語学習用ゲームカードもある。
【0004】
このカードは、複数枚のセンテンスカードと絵カードとからなるもので、センテンスカードには基本文型で構成される文を形成している。そして絵カードには、その文に対応する絵と連語を掲載する(特許文献1参照)。
【0005】
このカードは、カルタ取りや双六遊び、マッチングゲームを通して、特に文と後置修飾語との関係において連語を生きた状況の中で修得し、使いこなせるようにすべく工夫されている。
【0006】
しかし、このような構造のものでは、その当人やそのレベルにある人以外には学べない。
【0007】
また、学習には興味と強い意志がなければなかなか続かず、学習効果の出にくい現実がある。これは外国語の学習に限らず、例えば草花や野鳥をはじめとして人の名前まで、あらゆる事項において同じである。
【0008】
【特許文献1】
実公昭62−20858号公報。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、様々な学習事項をより効果的に学習できるようにすることを主たる課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、学習事項の基本事項を、絵や写真、文字、単語、慣用句、名称、名前などで表示する基本事項表示部を有した基本事項カードを設けるとともに、上記基本事項についての訳、文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項表示部を有する発展事項カードを設け、該発展事項カードにおける発展事項表示部と同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部を形成した学習カードであることを特徴とする。
【0011】
基本事項とは、学習事項の中心になるもので、学習の対象を前掲例のような様々な表示方式で表示する。複数の表示方式を同時に採用するもよい。発展事項は、基本事項に関する前掲例のような様々な事柄であり、文字で表示するとよい。
【0012】
すなわちこの学習カードは、基本事項カードと発展事項カードの2種類で構成しており、使用に際しては、学習する当人はもちろんのこと、そのレベルに達しない人やそのレベルより上の人なども含めて幅広く遊び感覚で利用できる。つまり、発展事項カードあるいは基本事項カードを読んで取らしたり、捲って合わせたりして適宜遊ぶうちに学習できる。
【0013】
なお、基本事項カードまたは発展事項カード、あるいはこれら双方を複数種類設けて学習カードを構成するもよい。すなわち、基本事項カードや発展事項カードを一種類ずつ設けて2種類で一組とするほかに、基本事項カードや発展事項カードを複数種類設けて、それらで一組とするもよい。例えば基本事項カードを複数種類設けた場合には、これらに表示された基本事項に関する発展事項を発展事項カードに発展事項として表示する。複数種類の基本事項カードのうち、全て或いは必要なものを適宜組み合わせて使用でき、遊びの範囲が格段に広がる。
【0014】
好ましくは、前記基本事項カードと発展事項カードを、同一大同一形状に形成するとよい。このように構成すると、裏返しにした時にカードの区別がつかない状態になり、遊びの範囲が広がる。そのうえ収納に便利である。
【0015】
また、前記基本事項表示部、発展事項表示部、または第2基本事項表示部のうちの少なくともいずれか一つを、適宜記入可能にすべく未表示にするもよい。この場合には、未表示の表示部を学習者が自ら記入したり、貼り付けたり、コピーしたりして表示することで、より一層学習効果が高まる。また、すべての表示部を未表示にした場合には、独自の学習カードを自由に得ることができる。例えば、学術的な学習事項から人の名前まで、様々な学習に効果を発揮できる。また、表示部の表示作業の段階で初めの学習が行え、あとはそのカードを利用した適宜の遊びで前述のような繰り返しの学習ができる。
【0016】
外国語の学習には、例えば、前記基本事項表示部に、基本事項を示す外国語の単語または慣用句と絵または写真を表示するとともに、前記発展事項表示部に、上記基本事項の外国語での文例と訳文を表示し、第2基本事項表示部には、前記基本事項のうちの絵または写真のみを表示するとよい。上記「基本事項のうちの絵または写真」とは、前記の請求項1に記載のように、基本事項を表示すればよいので、同一の絵や写真のみではなく、実質的または客観的に同一であって、一見して同一の種類、区別と判るものであればよい。つまり全く同一の絵や写真のみではなく、例えば類似するもの、部分的なもの、一部を誇張したもの、同じ特徴を有するもの、見る角度を変えたものなど、例えばカルタ取りをする場合に同一のグループ、種類等と判断できるものであればよい。
【0017】
また、基本事項カードと発展事項カードを別々に備えるとよいが、前記基本事項カードの基本事項表示部を有する基本事項カード部と、前記発展事項カードの発展事項表示部および第2基本事項表示部を有する基本事項カード部とを並設して一枚のシート状に形成するもよい。両者の対応が分かるまで学習してから分離して、遊びに使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は学習カード1を示している。この学習カード1は、2枚で一組となるカードで、一方のカード2は、学習事項の基本事項を表示する基本事項表示部2aを有する基本事項カードで、他方のカード3は、基本事項についての文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項カードである。この発展事項カード3の発展事項表示部3aと同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部3bも形成している。
【0019】
この学習カード1の一例を、英語圏への海外旅行で必要な英会話を学ぶための学習カードとして説明する。
【0020】
図2は、その学習カード1と収納容器4の斜視図で、上記基本事項カード2を絵カード12、上記発展事項カード3を文字カード13とする。
【0021】
上記収納容器4は、柔軟な合成樹脂シートを用いて形成し、開閉可能な蓋部5を一体に有したポケット状の形に形成している。そして、2種類のカード12,13を別々に収納すべくポケット状の収納部内には、シート状の仕切り6を設けている。この仕切り6は、学習カード1の収納時に幅を出すために内側に折り込んだ底部7に届かない適宜位置まで形成している。
【0022】
開閉可能な蓋部5の内側面と本体の外側面にはスナップ8を設けて、係脱可能にしている。スナップ8に代えて、差込構造や面ファスナなど適宜の手段で閉塞状態を維持するもよい。
【0023】
図3から図7を用いて、絵カード12と文字カード13の中身について具体的に説明する。なお、絵カード12と文字カード13は、学習事項の数に対応させて多数枚設けており、図2中の絵カード12と文字カード13の表のカードは、表紙であり、学習事項を表示していない。
【0024】
図3は絵カード12、図4は文字カード13を示している。
【0025】
絵カード12は、表面の全体が基本事項表示部2aで、この基本事項表示部2aに、英語で「T−shirt」と表示するとともに、大きすぎるティーシャツを店内で持つ子どもの絵(シチュエーションの絵)を表示している。上記「T−shirt」と絵が基本事項である。
【0026】
また文字カード13には、発展事項表示部3aと第2基本事項表示部3bとを表面に形成している。上記発展事項表示部3aには、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「T−shirt」の文字を用いた例文、「This T−shirt is too large for me.」を、上部の目立つところに表示し、その訳文、「このTシャツは大きすぎます。」を、下部に少し小さく表示している。「This T−shirt is too large for me.」中、「T−shirt」の文字は、色や太さ、大きさ、書体を違えて、目立つように表示する。そして、例文と訳文の間の部分が上記第2基本事項表示部3bで、絵カード12の基本事項表示部に表示した絵と同一の絵を縮小して表示している。上記「This T−shirt is too large for me.」と「このTシャツは大きすぎます。」が発展事項であり、上記絵が基本事項である。上記絵は、例示のように基本事項のそれと全く同一ではなくとも、実質的または客観的に同一であると判る絵であるもよい。
【0027】
なお、絵カード12と文字カード13は、同一大、同一形状である。
【0028】
また、上記絵カード12には、シチュエーションの絵を表示したが、図5で示すように、Tシャツというその物品のみの絵を表示するもよい。
【0029】
図6は他の絵カード12、図7はそれに対応する文字カード13を表しており、このように、単語ではなくセンテンスを学習の基本事項とするもよい。すなわちこの例では、「もう結構です」という意味の、英語「No more, thank you.」を基本事項として、その英語と、そのシチュエーションを示す絵と訳文をそれぞれの表示部2a,3a,3bに表示している。
【0030】
このよう構成した学習カード1は、次のように使用する。
学習者がひとりで使用する場合には、絵カード12と文字カード13を分けてすべて裏返して並べ、それぞれ一枚ずつ捲り、対になるカードを当てる。もちろんカードを捲ったときには、表示された単語やセンテンスを、声を出して読む。
【0031】
複数人の学習者や、学習者とその他の人など複数人で使用する場合には、上述のように裏返した絵カード12と文字カード13を順番で、それぞれ一枚ずつ捲り、対になるカードを捲ることができた場合に、カードが取得できるようにする。対になるカードを捲ることができない場合には、もとに戻す。そして一番多くカードを獲得した人の勝ちとする。いわゆる神経衰弱である。
【0032】
また、絵カード12をすべて表向きに並べ、一人が文字カード13の発展事項を読み上げる。そして、その読み上げられた発展事項と対になる基本事項の表示された絵カード12をカルタ取りのように早い者勝ちで取得させる。一番多くカードを取得した人の勝ちとする。文字カード13には、絵カード12と同一の絵が第2基本事項表示部に記載されているので、絵カード12をなかなか取れない場合には、文字カード13を見せてやると取りやすくなり、やる気をそがずに学習をさせることができる。
【0033】
このように、学習者やその仲間はもちろんのこと、周囲の子どもや親、兄弟、祖父母にいたるまで、英語など全く知らなくても遊べることができ、遊びながら英語を覚えることができる。
【0034】
なお、多数枚で構成される学習カード1は、会話となる文を基本事項として表示すると、別の様々な遊び方もできるようになる。
【0035】
以下、学習カード1の他の例を説明する。上述の構成と同一の部位については同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。
図8は、学習カード1とその使用例を示す図であり、様々な事柄を効率よく覚えられるようにしている。すなわち、先の例と同様に2種類のカードで構成するが、表示部には、何も表示しないで、未表示にしておく。図面左側のカードが基本事項表示カード2で、その表面全体が基本事項表示部2aである。図面右側のカードが発展事項カード3で、基本事項カード2を小さくした形の線で囲った第2基本事項表示部3bと、その外側の発展事項表示部3aを設けている。
【0036】
この学習カード1を、例えば自然観察会で覚えたことの整理に使用すると、学習効果が高まる。すなわち、教えてもらったことや気づいたことのメモやスケッチ(フィールドノート)等をもとにして、基本事項カード2と発展事項カード3に必要事項を表示する。例えば、図中上段に示した鳥、メジロの絵9や写真を、基本事項表示部に直接描いたり、写真や絵を貼り付けたりして基本事項としてのメジロを表示する。基本事項が落ち葉などであればそのまま貼り付けるもよい。一方、発展事項カード3の第2基本事項表示部3bに上記基本事項表示部2aの絵を縮小コピーするなどして表示する。そして、その周囲の発展事項表示部に、その特徴などを記入する。図9がその発展事項カード3の表面図である。書き込みやすくするために、発展事項表示部3bには、罫線などを引いておくもよい。
【0037】
図10は、上記基本事項表示部2aを有した基本事項カード部11aと、発展事項表示部3aおよび第2基本事項表示部3bを有した発展事項カード部11bとを並設して一枚のシート状に形成した学習シート11の表面図である。この学習シート11は、各カード部11a,11bの間にミシン目11cを形成し、必要に応じて分離できるように構成している。
【0038】
このように構成した学習シート11では、先の例のように、まず基本事項等を表示する。この作成作業がまず学習であり、その後一体のまま学習を行い、ある程度学習効果が出たら、ミシン目11cで分離して、前述したように遊びながらの学習を行って記憶を定着させる。
【0039】
なお、各カード部11a,11bの形式は、自由に設定でき、例えば、図11に示したように、基本事項表示部2aと相似形の第2基本事項表示部3bを形成せずに、単に上下に分けて構成するもよい。
【0040】
図12は、基本事項カード2と、該基本事項カード2に付属させた補助基本事項カード4,5と、発展事項カード3とで一組とした学習カード1を示している。上記基本事項カード2と補助基本事項カード4,5を絵カード12,14,15とし、発展事項カード3を文字カード13とする。
【0041】
この学習カード1は、英語の単語と構文を自然に覚えられるようにしたもので、この例では動物を利用している。
【0042】
基本事項カード2としての絵カード12には、基本事項としてのひとつの単語を表示する。この例では、動物の一例としてのウサギを絵と文字で表示している。すなわち、図13に示したように、絵カード12の表面全体の基本事項表示部2aには、ウサギの全身を正面から見た絵と、ウサギを示す「Rabbit」という文字を表示している。絵は、絵カード12の中心部分から下側に大きく表示し、文字は、その上に表示する。
【0043】
上記補助基本事項カード4,5は、基本事項カード2(絵カード12)に表示した基本事項に関連する基本事項を表示する。表示の仕方は絵カード12の場合と同様である。
【0044】
第1補助基本事項カード4としての第1補助絵カード14では、ウサギの体の特徴を表す単語を絵と文字で表示し、基本事項表示部4aを構成する。その単語は、ウサギの長い耳であって、絵は、その耳を動かしているしぐさのウサギの絵で、文字は、「Ears」である(図12参照)。
【0045】
また、第2補助基本事項カード5としての第2補助絵カード15では、ウサギの得意な動作を表す単語を絵と文字で表示し、基本事項表示部5aを構成する。その単語は、飛び跳ねる動作を意味するジャンプであり、絵はウサギが足で跳んでいる絵で、文字は、「Jump」である(図12参照)。
【0046】
文字カード13には、発展事項表示部3aと第2基本事項表示部3bを表面に形成している(図14参照)。
【0047】
上記発展事項表示部3aには、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「Rabbit」の文字と第1補助絵カード14の基本事項表示部4aに表示した「Ears」の文字を用いた第1の例文、「A rabbit has floppy ears.」と、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した「Rabbit」の文字と第2補助絵カード15の基本事項表示部5aに表示した「Jump」の文字を用いた第2の例文、「A rabbit can jump.」を、上下二段に表示している。これらの例文には、ルビと訳文を併記している。また、例文中の「Ears」と「Jump」の文字は、色や太さ、大きさ、書体を違えて、目立つように表示する。
【0048】
第2基本事項表示部3bは、文字カード13表面の右下部分に形成し、絵カード12の基本事項表示部2aに表示した絵と同一の絵を縮小して表示している。ここでも上記絵は基本事項と実質的または客観的に同一であれはよく、例えば、ウサギの頭部だけの絵などであるもよい。
【0049】
第2基本事項表示部3bの左側には、馴染みにくい動作を理解しやすいようにするヒントを表示している。この例では、「Jump」のヒントとして、「jump(ジャンフ)=足で跳ぶ。」と表示する。
【0050】
なお、上記第2基本事項表示部3bには、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15の基本事項としての絵も表示するもよく、その場合には、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15も基本事項カード2となる。表示する場合には、第1の例文の横に第1補助絵カード14の基本事項の絵を表示し、第2の例文2の横に、第2補助絵カード15の基本事項の絵を表示するとよい。
【0051】
また、絵カード12、第1補助絵カード14、第2補助絵カード15の基本事項を包括するような絵をひとつだけ表示しても、上記第1補助絵カード14と第2補助絵カード15が基本事項カード2となる。図示例のような絵であっても、ウサギの顔が描かれているので、上記のような各カードの基本事項を包括する絵と判断することができるが、説明の簡単化のため、第1補助絵カード14と第2補助絵カード15を補助カードとした。
【0052】
このように構成した学習カード1では、前述のように、神経衰弱やカルタ取りなどのようにして遊びながら学習できる。このとき図15に示したように、絵カード12、第1補助絵カード14、第2補助カード15と、文字カード13を適宜組み合わせて使用する。
【0053】
例えば神経衰弱ゲームの場合、絵カード12と第1補助絵カード14あるいは第2補助絵カード15を組にしてゲームをした場合には、絵カード同士ではあるがそれぞれお互いに関連のある基本事項が表示されているので、対になるカードは明確に識別できてゲームが可能であるとともに、高学年ならばそのれらの基本事項に基づいて文を作ったり、文字カード13に表示されている例文を暗唱させたりすることができる。特に、第2補助絵カード15には動詞を表示したので、身振り不振りを混ぜてみんなで楽しく遊び、学ぶことができる。
【0054】
また、カルタ取りを行う場合、絵カード12または第1補助絵カード14、あるいは両方、若しくは、これらに第2補助絵カード15を混ぜたものを表向きにしてばらばらに置き、文字カードの2つある例文のうちの一方を読み上げ、対応するカードを取らせる。絵カード12はいずれの例文にも対応するので、いずれの例文が読まれても取れるが、第1補助絵カード14や第2補助絵カード15は、それぞれ第1の例文か第2の例文が読まれなければ、取ることはできない。このため、お手つきの発生可能性も増え、面白みが増す。文字カード13には、絵カード12の基本事項の絵と同一の絵を第2基本事項表示部3bに表示しているので、取れないときにはその絵を見せることで、取りやすくできる。その第2基本事項表示部3bの絵は、一組のカードの基本となる基本事項であるので、それに関連する第1補助絵カード14の基本事項や第2補助絵カード15の基本事項も、容易に連想できる上に、その通りの絵を表示しているのではないので、想起させる作用を生み、記憶の定着に結びつかせることができる。
【0055】
また、絵カード12と第1補助絵カード14または第2補助絵カード15を表向きにしてばらばらにまいて、文字カード13の第1の例文または第2の例文を読み上げる。そして、各カードを取らせるとともに、それらのカードを例文の順に並べさせて、それらの前後に適宜の単語を当てはめさせ、読み上げられた文を作らせるような遊びもできる。
【0056】
このように、絵カード12に、補助絵カード14,15を付属させることによって、遊びの種類を格段に増やすことができる。絵カード12や文字カード13を増やすことによっても、遊びの種類を格段に増やすことができる。また、その遊びにおいては、一つの単語と、それに関連する単語を一緒に関連づけて学べる。
【0057】
このため、名詞や動詞、その他の品詞の言葉や定型句などが効率よく学べる。しかも、文字カード13には例文を表示しているので、文として学べ、構文の学習が効果的に行える。
【0058】
また、学習カード1を構成する一組のカードは、2枚で一組とする場合よりも枚数が多いので、遊び終わったあとの片付けでも大いに勉強になる。
【0059】
絵カード12(基本事項カード2)、または補助絵カード14,15(補助基本事項カード4,5)を複数設け、これらのカード12,14,15には、会話のための文(センテンス)を基本事項として表示し、文字カード13には、それらの文を並べた会話を発展事項として表示しても、絵カード12や補助絵カード14,15が自由に並べ替えできるので、会話の学習にもなる。
【0060】
図16は、会話を、また会話を通して単語等を学べる学習カード1の例を示している。つまり、2種類の基本事項カード6,7と、これらに対応する2種類の発展事項カード8,9で構成している。
【0061】
各基本事項カード6,7に表示する2種類の基本事項は、この例では、相互に密接に関連する事項を採用して、全体として効率のよい学習が行えるようにしている。
【0062】
上記基本事項カード6を第1絵カード16、基本カード7を第2絵カード17、発展事項カード8を第1文字カード18、発展事項カード9を第2文字カードとする。
【0063】
すなわち、1種類目の基本事項を表示する第1絵カード16(基本事項カード6)は、図17に示したように、1種類目の基本事項である「ポテトチップス」を意味する「chips」を表示する。第1絵カードの表面全体の基本事項表示部6aには、複数枚のポテトチップスと、ポテトチップスの袋を抱えてポテトチップスを口に入れる子どもとからなる絵と、「chips」の文字を表示している。絵は、第1絵カード16の中心部分から下側に大きく表示し、文字はその上に表示する。
【0064】
第1文字カード18(発展事項カード8)には、発展事項表示部8aと第2基本事項表示部8bを表面に形成している(図17参照)。
【0065】
上記発展事項表示部8aには、第1絵カード16の基本事項表示部6aに表示した「chips」の文字を用いた例文「May I eat the chips in a yellow plastic
bag ?」を、ルビと訳を併記して表示している。
【0066】
第2基本事項表示部8bは、第1文字カード18の右下部分に形成し、第1絵カード16の基本事項の絵と同一の絵であるポテトチップスの袋の絵を表示している。このほか、例えばポテトチップスそのものの絵などを表示するもよい。
【0067】
2種類目の基本事項にはポテトチップスと密接に関連する袋に関した言葉を採用している。すなわち、その袋を捨てることを意味する「throw away」である。
【0068】
第2絵カード17(基本事項カード7)図18に示したように、「throw away」という動詞を表示する。第2絵カード17の表面全体の基本事項表示部7aには、ポテトチップスの袋をゴミ箱に捨てる場面の絵と、「throw away」の文字を表示している。絵は、第2絵カード17の中心部分から下側に大きく表示し、文字はその上に表示する。
【0069】
第2文字カード19(発展事項カード9)には、発展事項表示部9aと第2基本事項表示部9bを表面に形成している(図18参照)。
【0070】
上記発展事項表示部9aには、第2絵カード17の基本事項表示部7aに表示した「throw away」の文字を用いた例文であって、かつ第1文字カードの例文との関係でクエスチョンとアンサーの関係となる例文、「Sure but throw away the bag after you eat the chips.」を、ルビと訳を併記して表示している。
【0071】
第2基本事項表示部9bは、第2文字カード19の右下部分に形成し、第2絵カード17の基本事項の絵と同一の絵であるポテトチップスの袋の絵を表示している。また、第2基本事項表示部9bの左側には、馴染みにくい動作を理解しやすいようにするヒントとして、「throw away(スローアウェイ)=ごみに捨てる。」と表示する。
【0072】
なお、各カード16,17,18,19の右上隅には、4枚で一組のカードであることを示す共通のシンボルマーク20を表示する。この例では星形であるが、その他の様々なマークであるもよい。
【0073】
このように構成した学習カード1では、神経衰弱やカルタ取りなどのような様々な遊びを通して学習ができる。このとき、図19に示したように、第1絵カード16、第2絵カード17、第1文字カード18、第2文字カード19を適宜組み合わせて使用する。
【0074】
第1絵カード16または/および第2絵カード17と、第1文字カード18または/および第2文字カードの組み合わせでは、図1、図12に示した学習カード1の例の場合と同様に遊び、学ぶことができる。詳しい説明は省略する。
【0075】
第1絵カード16と第2絵カード17の組み合わせでは、神経衰弱やカルタ取りの際に、互いに関連する事項が基本事項に設定されているので、これらを並べて作文をしたり、対応する各文字カード18,19に表示した例文を暗唱したり、それら例文の会話を実際に行ったりして、語学の生きた学習、特に会話の学習が可能となる。
【0076】
第1文字カード18と第2文字カード19の組み合わせでは、各例文をクエスチョンとアンサーの形式に設定しているので、例えば対になるカードを探す神経衰弱やババ抜きなどの様々なカードゲームをして、例文を発音させるこるとによって、これまでのカードを用いた学習ではなかった、より効率のよい会話学習が実現できる。
【0077】
しかも、各文字カード18,19には、第2基本事項表示部8b,9bを形成しているので、マッチングゲームが可能のである上に、ゲームに滞りができたときには、その第2基本事項表示部8b,9bを見せることによって、ゲーム、すなわち学習を円滑にすることができる。
【0078】
また、各カード16,17,18,19には、共通のシンボルマーク20を表示しているので、まったく英語の知識のない子どもでも、はじめはこのシンボルマーク20のみを目印にゲームができ、その中で徐々に知識を増やしてゆくことができ、年齢、習熟程度等に関係になく、幅広い層の人同士で遊び、学習することの助けとなる。
【0079】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、基本事項カードと発展事項カードとからなる一組のカードを利用することで、学習者本人はもちろんのこと、その周囲の学習には無関係な人も巻き込んで学習できる。
【0080】
例えば外国語学習用に構成する場合において、基本事項カードは、単語や慣用句と、そのもの、またはそれにまつわるシチュエーションを絵で表示し、発展事項カードは、基本事項カードに記載された基本事項の訳や文例など(発展事項表示部)を基本事項(第2基本事項表示部)とともに表示すると、基本事項レベルの学習者も、発展事項レベルの学習者も、その外国語について全く知識のない人も、みんなで遊べ、遊びの中から楽しみながら学習ができる。レベルや立場の違う人たち同士の遊びながらの学習の中に、教えることと教えてもらうことが共存し、より効果的に学習できることとなる。
【0081】
また、適宜の表示部を未表示にして学習者に表示作業を行わせれば、自ら作ったという感覚と、記憶への刷り込みも行え、学習効果が増す。特に、すべての表示部を未記入にした場合には、予め設定された特定の学習事項以外にも、幅広く利用できる。例えば、自然観察会や勉強会等に出かけたあとに記憶すべき事項を整理するときに利用することから、日常やり取りされる名刺の整理等に至るまで幅広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】学習カードの表面図。
【図2】学習カードと収納容器の斜視図。
【図3】基本事項カードの表面図。
【図4】発展事項カードの表面図。
【図5】基本事項カードの表面図。
【図6】発展事項カードの表面図。
【図7】基本事項カードの表面図。
【図8】他の例に係る学習カードの表面図。
【図9】発展事項カードの表面図。
【図10】学習シートの表面図。
【図11】他の例に係る学習シートの表面図。
【図12】他の例に係る学習カードの斜視図。
【図13】基本事項カードの表面図。
【図14】発展事項カードの表面図。
【図15】学習カードの使用の仕方を示す説明図。
【図16】他の例に係る学習カードの斜視図。
【図17】一組の基本事項カードと発展事項カードの表面図。
【図18】他の一組の基本事項カードと発展事項カードの表面図。
【図19】学習カードの使用の仕方を示す説明図。
【符号の説明】
1…学習カード
2,6,7…基本事項カード
2a,6a,7a…基本事項表示部
3,8,9…発展事項カード
3a,8a,9a…発展事項表示部
3b,8b,9b…第2基本事項表示部
11…学習シート
11a…基本事項カード部
11b…発展事項カード部
12…絵カード
13…文字カード
16…第1絵カード
17…第2絵カード
18…第1文字カード
19…第2文字カード
Claims (5)
- 学習事項の基本事項を、絵や写真、文字、単語、慣用句、名称、名前などで表示する基本事項表示部を有した基本事項カードを設けるとともに、
上記基本事項についての文例、用法、解説、説明、特徴などの発展事項を表示する発展事項表示部を有する発展事項カードを設け、
該発展事項カードにおける発展事項表示部と同一の面には、上記基本事項を表示する第2基本事項表示部を形成した
学習カード。 - 前記基本事項カードと発展事項カードを、同一大同一形状に形成した
請求項1に記載の学習カード。 - 前記基本事項表示部、発展事項表示部、または第2基本事項表示部のうちの少なくともいずれか一つを、適宜記入可能にすべく未表示にした
請求項1または請求項2に記載の学習カード。 - 前記基本事項表示部には、基本事項を示す外国語の単語または慣用句と絵または写真を表示するとともに、
前記発展事項表示部には、上記基本事項の外国語での文例と訳文を表示し、第2基本事項表示部には、前記基本事項のうちの絵または写真のみを表示して外国語学習用にした
請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の学習カード。 - 前記請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の基本事項カードの基本事項表示部を有する基本事項カード部と、
前記請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の発展事項カードの発展事項表示部および第2基本事項表示部を有する基本事項カード部とを並設して一枚のシート状に形成した
学習シート。
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---|---|---|---|
JP2003077515A JP2004001428A (ja) | 2002-03-22 | 2003-03-20 | 学習カード及び学習シート |
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JP2002080798 | 2002-03-22 | ||
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2003
- 2003-03-20 JP JP2003077515A patent/JP2004001428A/ja active Pending
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