JP2004001044A - 非円形タッピングネジ用転造ダイス - Google Patents
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Abstract
【課題】断面が円形状のネジ素材から転造成型するネジのサイズに関わらず、容易に製造可能なダイスの構造を提供することにある。
【解決手段】横断面が円形のネジ素材を用いて非円形タッピングネジを転造加工するための一対のダイスの構造において、
一方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するための所定深さのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角で設けられ、
他方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するためのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角でかつ一方のダイスのそれよりも浅く設けられ、
更に、他方のダイスには、他方のダイスのネジ山形成部よりもより深い深さに形成される溝部が少なくとも転造されるネジ素材軸方向とは異なる方向に周期的に設けられていることを特徴とする非円形タッピングネジ用転造ダイス。
【選択図】図4
【解決手段】横断面が円形のネジ素材を用いて非円形タッピングネジを転造加工するための一対のダイスの構造において、
一方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するための所定深さのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角で設けられ、
他方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するためのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角でかつ一方のダイスのそれよりも浅く設けられ、
更に、他方のダイスには、他方のダイスのネジ山形成部よりもより深い深さに形成される溝部が少なくとも転造されるネジ素材軸方向とは異なる方向に周期的に設けられていることを特徴とする非円形タッピングネジ用転造ダイス。
【選択図】図4
Description
【0001】
本発明は、横断面が円形とされた素材から、横断面が非円形となったネジを転造加工するためのダイスの構造に関するものであり、特に、普通の家電品に使われるようなネジから腕時計に使われるサイズのネジまでの、各々のサイズのネジに対して使われるダイスの製造を容易に可能にしたものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】
【0003】
【従来の技術】
固定側部材に対して所望の部品を固定するために、固定側部材に対して雌ネジを立てることなくネジ固定をする事の出来る所謂タッピングネジと言うものが知られている。
このタッピングネジの中の一つの種類として、ネジの軸方向から見た形状が概略三角形状にされたタッピングネジがある。
【0004】
例えば、このようなタッピングネジを製造する場合には、一般にはネジ素材を最初に三角形状にヘッダー加工工程で鍛造し、その後、この三角形にされたネジ素材表面にネジ転造ダイスによりネジ部を形成することによってタッピングネジを得るという製造工程が知られている。
【0005】
ところが、このようにネジ素材を最初に三角形状にするということは、目的のネジを得るために必要ということで設定される加工工程であって、この工程を経ることなく目的の三角形状のタッピングネジが得られるのであれば、このような加工は省略したいという要求があった。
【0006】
又、上述の製造方法では、素材の形状を三角形にしてしまうため、転造を行う時に、ダイスの間で三角形状に加工されたネジ素材がうまく転がらない、品質面あるいは、歩留まりに対する懸念が常にあった。つまり、非円形のネジ素材を用いる場合には、転造開始時におけるそのネジ素材の軸心周りの回転位置が相違すると、移動ダイスの食い付き点が変動して両ダイス間にピッチずれが生じ、転造加工中にネジ素材とダイスの成形面との間で滑りが発生して表面が剥離したり、転造されたネジ山によろめきが生じたりするなど、高精度なネジ転造を行うことが出来ないと言う問題があった。
【0007】
こういった要求あるいは、懸念に対して、一つの解決方法を提供するものが、特開平4−171310に開示される方法である。これに示される技術は、ネジ部が転造形成される部分である断面が円形とされたネジ素材から、上述のようなネジ軸方向視で略三角形状のネジを得るというものである。
【0008】
この技術では、ネジ素材を転造するダイスの表面に形成される溝及び山のうち、溝は従来通りに形成した後で、出来上がった山の部分の頂上を、ネジの転造方向において、周期的な凹凸を形成するものとしている。この凹凸は、移動側ダイスと固定側ダイスのそれぞれで、移動側ダイスの山の頂上が転造方向に関して周期的に凸になっているなら、固定側ダイスの対応するそれが凹となっている。このようにダイスの山の頂上の形状を周期変化させることで、タッピングネジの軸部とネジ部のそれぞれが略三角形状などの非円形に形成されるものになっている。(同公報の第4図、第9図参照)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の技術を使用することにより、円形断面のネジ素材から非円形ネジを得ることが出来るということのようであるが、実際には上記公報の技術ではタッピングネジのネジ谷部は略3角形状になるが、ネジ山部はほぼ円形にしかならない懸念がある。何故なら、転造加工を行っている最中にダイス間に挟まれる素材にかかる圧縮力によって、素材の肉の移動は圧縮力の方向だけでなく、その圧縮力の方向を挟む両側の部分でも発生し圧縮力の方向だけに肉の移動が起こるわけではないからである。つまり、圧縮力の方向を挟むその両側部分への肉の移動がより多く生じれば所望の形状が得られず、結果としてネジ山の形状が円形になる可能性がある。タッピングネジとはネジ山部分が略3角形になるようにして相手部材への摩擦が小さくするようにすることが目的のものであるにもかかわらず、このようなものしか得られない可能性がある。
【0010】
仮に、この公報の技術に基づき非円形ネジが製造可能であるとしても、上述のように上記ダイスは、山の頂上に周期的に凹凸が変化するようにダイスを加工する必要がある。このため、ダイスの表面形状が非常に複雑になり、ダイスの製造工程の中で使用される砥石、カッターなどの動作を複雑にプログラミングする必要があり製造準備を煩雑なものにしている。
【0011】
又、このように複雑な形状であるために、ダイスの精度そのものを十分に得ることが容易ではない結果、得られるダイスの精度が十分に確保できない、あるいは製造されるダイスの歩留まり率を下げる可能性がある。
【0012】
このように複雑な形状の表面を持ったダイスを使用した転造を行うと共に、タッピングネジ軸部、外径部の径が周期的に変化するタッピングネジの製造であるため、タッピングネジの製造公差そのものも十分に安定しなくてタッピングネジの歩留まり率を下げる可能性があるばかりか、タッピングネジの品質が安定しない可能性がある。
【0013】
更に、このことは、製造したいタッピングネジのネジピッチ、呼び径によっては、極めて製造が困難になる。例えば、ネジピッチが0.15mm、呼び径が0.8mm程度のタッピングネジのダイスを製造しようとするケースでは、山の頂上に凹凸部分を形成しようとした場合、頂上部分から削り取る最大量は0.05mm程度で最小量が0mmほどであり、しかも微妙に変化させつつ、この微少な削り代の範囲で切削加工を行う必要があり、この場合の切削加工は非常に困難なものになる。
【0014】
尚、円形のネジ素材を元にしてタッピングネジを作るにあたり、別の方法を検討してみる。ダイスの山の部分を上記公報のようにすることは上述のように難しいので、逆に谷の部分の深さを周期的に変化させ山の稜線を直線にしようというものである。しかしながら、山の部分を上記公報のようにすることも困難であるのに、谷の部分の深さを周期的に変化させることはより困難であり、このアプローチでは現実的な解決が導けない。
【0015】
本発明は、以上の課題を解決するべく為されたもので、その目的とするところは、どのようなサイズのネジを製造する場合にあっても、製造が容易でありかつ品質面の心配のないタッピングネジの製造が可能であるタッピングネジのダイスを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の非円形タッピングネジ用転造ダイスは、横断面が円形のネジ素材を用いて非円形タッピングネジを転造加工するための一対のダイスの構造であって、外周面に食い込まれて転造加工されるネジ素材の軸心位置は、両ダイスの転造面に対して平行な面上を移動する転造加工方法において、
一方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するための所定深さのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角で設けられ、
他方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するためのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角でかつ一方のダイスのそれよりも浅く設けられ、
更に、他方のダイスには、該他方のダイスのネジ山形成部よりもより深い深さに形成される溝部が、少なくとも転造されるネジ素材軸方向とは異なる方向に周期的に設けられているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
第1図は、非円形タッピングネジ4を転造加工するための一対の転造ダイス2,3を示す斜視図である。この図は、ネジ転造装置(不図示)に固定支持された固定ダイス2に対して、ネジ素材1への転造加工がほぼ終了した位置に、ネジ転造装置の可動部に支持された移動ダイス3が、矢印Aの方向に前記可動部により移動させられた状態を示す図になっている。ネジ素材1は、ネジヘッドを備えると共に、ネジヘッド下部に連続して円筒形状に形成された胴部を備えている。
【0019】
ネジ素材1は、第1図に示されている移動ダイス3が矢印A方向に更に移動させられて固定ダイス2に対して、ネジ素材1胴部の軸径以上にオフセットさせられると、両ダイス2,3の下方に配置されるシュートに自然に落下させられ、次の工程に送られる。
【0020】
ここで用いられている上記固定ダイス2,移動ダイス3のそれぞれを更に、詳細に説明する。
上記固定ダイス2は、第2図(a),(b),(c)の三面図に示されるように、その全体形状は直方体に形成される。第2図(a)に示される如くに、その6面あるうちの一面に、ネジ転造面が形成される。このネジ転造面にはネジ谷形成部5が形成されている。上記移動ダイス3にも同様に、第3図(a),(b),(c)の三面図に示されるように、その全体形状は直方体に形成される。第3図(a)に示される如くに、その6面あるうちの一面に、ネジ転造面が形成される。このネジ転造面にはネジ谷形成部8が形成されている。
【0021】
第4図は、第2図B部を拡大した平面図である。固定ダイス2のBで指示される部分(Bで拡大指示されない部分も含む)は非円形タッピングネジ4を転造する際に、通常通りに非円形タッピングネジ4のネジ谷を形成するためのネジ谷形成部5を備え、所謂ネジのピッチ角Pの角度を基準面6との間で為すように、ネジ谷形成部5は固定ダイス2のネジ転造面に刻設されている。ネジ転造面の一側部分には更に、上記基準面6と45°の角度を為すようにしてネジ谷形成部5と交差するネジ谷形成部5の頂部から所定量の深さを持った溝部7が設けられている。
【0022】
ここでは、溝部7と基準面6とがなす角度を45°として説明したが、これに限られるものではない。溝部7がネジ谷形成部5に対して隣接するため、ネジ素材1の長さに対して溝部7の交叉角度が浅いとネジ素材1が常にネジ谷形成部5に対して、適切に接触しなくなる状態が考えられるが、要は、ネジ素材1の長さに応じて適切な角度を設定すればよいものである。つまり、溝部7の形成方向がネジ素材1の軸方向と少なくとも異なっていることが必要であり、更に、溝部7の両側のネジ谷形成部5に対してネジ素材1が必ず接触状態になる角度である必要がある。
【0023】
第4図V−V線における溝部7の断面形状は、第5図に示される。
【0024】
同じくVI−VIにおけるネジ山形成部5の断面形状の一部は第6図に示される。
【0025】
又、第3図におけるVII−VII線におけるネジ谷形成部8の断面形状の一部は第7図に示される。これらの各々断面図を示す第5,6,7図に示される断面同士は、次のような関係を持つように構成される。
【0026】
まず、固定ダイス2、移動ダイス3の表面に形成されるネジ谷形成部5,8の山頂部は、同じ高さ位置になるように配置されており、ネジ谷形成部5,8の山頂部は、基本的には同一平面上にある。この同一平面からの深さを、溝部7ではα、ネジ山形成部9ではγ、ネジ山形成部10ではβと言うように定義したときに、
α>β>γ
となるように各々が形成されている。
【0027】
又、ネジ山形成部9を形成するネジ谷形成部5同士の間に為す角をθ1、ネジ山形成部10を形成するネジ谷形成部8同士の間に為す角をθ2と定義したときに、
θ1>θ2
となるように形成されている。
当然ながら、各ネジ谷形成部5,8同士の距離はネジピッチPの共通の長さとなるように形成されている。
第5図における溝部7を、タッピングネジの転造方向に挟むように設けられるネジ谷形成部5の部分では、各々の突条の転造方向における中間部同士の距離Lは、(転造されたタッピングネジのネジ山外周長さ)/Nとされる。但し、このNは、非円形ネジが略三角形状なら3、四角形なら4というように変化する。
【0028】
これらの関係を持つ構成のダイスとすることによって、移動ダイス3にあっては、従来から行われている、同形状の溝という単純な研削又は切削によってネジ転造面を構成するネジ谷形成部8の生成が容易に行われることは勿論、固定ダイス2にあっても、同様にネジ谷形成部5の生成が容易に行われる。更に、固定ダイス2に設けられる溝部7の形成についても、ネジ谷形成部5の形成後に、ネジ谷形成部5,8を形成したのと同様の単純な研削又は切削によって溝部の形成が容易に行われる。このように単純な研削又は切削によるのみでネジ転造面の生成が可能になる。
【0029】
ここで、上述した固定ダイス2,移動ダイス3を使用して、略三角形状の非円形タッピングネジ4が転造成型される過程について説明をする。
まず、固定ダイス2の食いつき部2aと移動ダイス3の転造面先端領域とが向かい合った状態では、第1図に示されるようにネジ素材1は、両ダイス2,3によって挟み込まれた状態になっている。その状態から第1図におけるように移動ダイス3が矢印Aの方向に移動されてネジ素材が非円形タッピングネジ4が転造成型される。
【0030】
移動ダイス3が、移動を開始してから終了するまでの間、ネジ素材1は基本的に第4図に想像線で示されるように基準面6に対してネジ素材1の軸線方向が直交するように、両ダイス2,3により圧接支持される。この圧接された状態のままネジ素材1は、両ダイス2,3に形成された転造面の上を転動させられる。
【0031】
このように転動させられている時に、ネジ谷形成部5,8の各々がネジ素材1の胴部に食い込み、胴部表面部分の金属部分に塑性流動を起こさせる。ネジ谷形成部5によって塑性流動させられたネジ素材1の部分は、ネジ山の谷からの高さが概略γとなるように形成され、ネジ山角度もθ1となるように形成される。ネジ谷形成部8によって塑性流動させられたネジ素材1の部分は、ネジ山の谷からの高さが概略βになるように形成され、ネジ山角度もθ2となるように形成される。この様子を第8図に示す。該図に示されるようにネジ谷形成部5の山頂部からγの位置にあるネジ山形成部9の谷底線12の部分で非円形タッピングネジ4の軸部からの突出量が略γとなるネジ山が形成される。一方で、ネジ谷形成部8の山頂部からβの位置にあるネジ山形成部10の谷底線11の部分で非円形タッピングネジ4の軸部からの突出量が略βとなるネジ山が形成される。この突出量がβとなるネジ山部分は、ネジ谷形成部5の間に形成される溝部7の深さがα>βとされていることにより、非円形タッピングネジ4の軸部からβの突出量の部分は溝部7の部分でネジ山が成形されることはなく、又、突出量がγの部分は上述のネジ山形成部5のみによって形成されるので、この部分の突出量がβになることはない。三角形の非円形タッピングネジの場合は、このようにして非円形タッピングネジ4はネジ軸方向視では概略三角形状となるように成形される。又、8図からは明らかではないがネジ谷形成部5は、第4図に示されるように、第8図の紙面に対して45°の方向にずれて配置されるため、移動ダイス3のネジ谷形成部8ばかりでなく、ネジ谷形成部5もネジ素材1の胴部に対して確実に常時接することになり、ネジ素材1の胴部が両ネジ谷形成部5,8に対してスリップすることが確実に防止されている。これによって、確実に両ダイス2,3の表面形状が非円形タッピングネジ4に対して転写されて、極めて精度の良い非円形タッピングネジ4を安定して製造することが可能になる。又、上述から理解されるように非円形タッピングネジ4の軸方向位置で三角形の頂部の位置が45°の方向にずれてスパイラル状に頂部の位置が配置される結果、頂部は円周上に全周位置に軸方向で配置されるため、ネジ込みの時に安定したねじ込み作業を行うことが出来、作業性などの改善に寄与する。又、被固定物が適切に固定部に対して固定されることとなる。
【0032】
尚、ここでは、説明を簡単にするために略三角形状の非円形タッピングネジの説明しかしないが、ネジ山形成部5の配置寸法の設定とネジ素材径の関係を適宜に選択すれば、4角形、5角形などの非円形タッピングネジの製造も可能である。
【0033】
【発明の効果】
一対のダイスの各々に対して深さの異なるネジ山形成部を設けると共に、深さの浅いネジ山形成部が設けられるダイスのネジ転造面に、そこに形成されるネジ山形成部よりも深さが深い溝部を転造されるネジ素材の軸方向とは異なる方向に設けることによって、極めて単純な加工を行うのみで、非円形タッピングネジ用ダイスの製造が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)転造加工の終了に近い状態を示す概略の加工状態を示す斜視図。
(b)非円形タッピングネジの斜視図。
【図2】固定ダイスの三面図。
【図3】移動ダイスの三面図。
【図4】第2図のB部を平面視にて拡大表示した拡大図。
【図5】図4におけるV−V線断面図
【図6】図4におけるVI−VI線断面図
【図7】図3におけるVII−VII線断面図
【図8】ネジ素材1の転造加工中の状態を示す図
【符号の説明】
1・・・ネジ素材 2・・・固定ダイス 3・・・移動ダイス 4・・・非円形タッピングネジ 5・・・ネジ谷形成部 6・・・基準面 7・・・溝部 8・・・ネジ谷形成部 9・・・ネジ山形成部 10・・・ネジ山形成部 11・・・谷底線 12・・・谷底線
本発明は、横断面が円形とされた素材から、横断面が非円形となったネジを転造加工するためのダイスの構造に関するものであり、特に、普通の家電品に使われるようなネジから腕時計に使われるサイズのネジまでの、各々のサイズのネジに対して使われるダイスの製造を容易に可能にしたものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】
【0003】
【従来の技術】
固定側部材に対して所望の部品を固定するために、固定側部材に対して雌ネジを立てることなくネジ固定をする事の出来る所謂タッピングネジと言うものが知られている。
このタッピングネジの中の一つの種類として、ネジの軸方向から見た形状が概略三角形状にされたタッピングネジがある。
【0004】
例えば、このようなタッピングネジを製造する場合には、一般にはネジ素材を最初に三角形状にヘッダー加工工程で鍛造し、その後、この三角形にされたネジ素材表面にネジ転造ダイスによりネジ部を形成することによってタッピングネジを得るという製造工程が知られている。
【0005】
ところが、このようにネジ素材を最初に三角形状にするということは、目的のネジを得るために必要ということで設定される加工工程であって、この工程を経ることなく目的の三角形状のタッピングネジが得られるのであれば、このような加工は省略したいという要求があった。
【0006】
又、上述の製造方法では、素材の形状を三角形にしてしまうため、転造を行う時に、ダイスの間で三角形状に加工されたネジ素材がうまく転がらない、品質面あるいは、歩留まりに対する懸念が常にあった。つまり、非円形のネジ素材を用いる場合には、転造開始時におけるそのネジ素材の軸心周りの回転位置が相違すると、移動ダイスの食い付き点が変動して両ダイス間にピッチずれが生じ、転造加工中にネジ素材とダイスの成形面との間で滑りが発生して表面が剥離したり、転造されたネジ山によろめきが生じたりするなど、高精度なネジ転造を行うことが出来ないと言う問題があった。
【0007】
こういった要求あるいは、懸念に対して、一つの解決方法を提供するものが、特開平4−171310に開示される方法である。これに示される技術は、ネジ部が転造形成される部分である断面が円形とされたネジ素材から、上述のようなネジ軸方向視で略三角形状のネジを得るというものである。
【0008】
この技術では、ネジ素材を転造するダイスの表面に形成される溝及び山のうち、溝は従来通りに形成した後で、出来上がった山の部分の頂上を、ネジの転造方向において、周期的な凹凸を形成するものとしている。この凹凸は、移動側ダイスと固定側ダイスのそれぞれで、移動側ダイスの山の頂上が転造方向に関して周期的に凸になっているなら、固定側ダイスの対応するそれが凹となっている。このようにダイスの山の頂上の形状を周期変化させることで、タッピングネジの軸部とネジ部のそれぞれが略三角形状などの非円形に形成されるものになっている。(同公報の第4図、第9図参照)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の技術を使用することにより、円形断面のネジ素材から非円形ネジを得ることが出来るということのようであるが、実際には上記公報の技術ではタッピングネジのネジ谷部は略3角形状になるが、ネジ山部はほぼ円形にしかならない懸念がある。何故なら、転造加工を行っている最中にダイス間に挟まれる素材にかかる圧縮力によって、素材の肉の移動は圧縮力の方向だけでなく、その圧縮力の方向を挟む両側の部分でも発生し圧縮力の方向だけに肉の移動が起こるわけではないからである。つまり、圧縮力の方向を挟むその両側部分への肉の移動がより多く生じれば所望の形状が得られず、結果としてネジ山の形状が円形になる可能性がある。タッピングネジとはネジ山部分が略3角形になるようにして相手部材への摩擦が小さくするようにすることが目的のものであるにもかかわらず、このようなものしか得られない可能性がある。
【0010】
仮に、この公報の技術に基づき非円形ネジが製造可能であるとしても、上述のように上記ダイスは、山の頂上に周期的に凹凸が変化するようにダイスを加工する必要がある。このため、ダイスの表面形状が非常に複雑になり、ダイスの製造工程の中で使用される砥石、カッターなどの動作を複雑にプログラミングする必要があり製造準備を煩雑なものにしている。
【0011】
又、このように複雑な形状であるために、ダイスの精度そのものを十分に得ることが容易ではない結果、得られるダイスの精度が十分に確保できない、あるいは製造されるダイスの歩留まり率を下げる可能性がある。
【0012】
このように複雑な形状の表面を持ったダイスを使用した転造を行うと共に、タッピングネジ軸部、外径部の径が周期的に変化するタッピングネジの製造であるため、タッピングネジの製造公差そのものも十分に安定しなくてタッピングネジの歩留まり率を下げる可能性があるばかりか、タッピングネジの品質が安定しない可能性がある。
【0013】
更に、このことは、製造したいタッピングネジのネジピッチ、呼び径によっては、極めて製造が困難になる。例えば、ネジピッチが0.15mm、呼び径が0.8mm程度のタッピングネジのダイスを製造しようとするケースでは、山の頂上に凹凸部分を形成しようとした場合、頂上部分から削り取る最大量は0.05mm程度で最小量が0mmほどであり、しかも微妙に変化させつつ、この微少な削り代の範囲で切削加工を行う必要があり、この場合の切削加工は非常に困難なものになる。
【0014】
尚、円形のネジ素材を元にしてタッピングネジを作るにあたり、別の方法を検討してみる。ダイスの山の部分を上記公報のようにすることは上述のように難しいので、逆に谷の部分の深さを周期的に変化させ山の稜線を直線にしようというものである。しかしながら、山の部分を上記公報のようにすることも困難であるのに、谷の部分の深さを周期的に変化させることはより困難であり、このアプローチでは現実的な解決が導けない。
【0015】
本発明は、以上の課題を解決するべく為されたもので、その目的とするところは、どのようなサイズのネジを製造する場合にあっても、製造が容易でありかつ品質面の心配のないタッピングネジの製造が可能であるタッピングネジのダイスを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の非円形タッピングネジ用転造ダイスは、横断面が円形のネジ素材を用いて非円形タッピングネジを転造加工するための一対のダイスの構造であって、外周面に食い込まれて転造加工されるネジ素材の軸心位置は、両ダイスの転造面に対して平行な面上を移動する転造加工方法において、
一方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するための所定深さのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角で設けられ、
他方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するためのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角でかつ一方のダイスのそれよりも浅く設けられ、
更に、他方のダイスには、該他方のダイスのネジ山形成部よりもより深い深さに形成される溝部が、少なくとも転造されるネジ素材軸方向とは異なる方向に周期的に設けられているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
第1図は、非円形タッピングネジ4を転造加工するための一対の転造ダイス2,3を示す斜視図である。この図は、ネジ転造装置(不図示)に固定支持された固定ダイス2に対して、ネジ素材1への転造加工がほぼ終了した位置に、ネジ転造装置の可動部に支持された移動ダイス3が、矢印Aの方向に前記可動部により移動させられた状態を示す図になっている。ネジ素材1は、ネジヘッドを備えると共に、ネジヘッド下部に連続して円筒形状に形成された胴部を備えている。
【0019】
ネジ素材1は、第1図に示されている移動ダイス3が矢印A方向に更に移動させられて固定ダイス2に対して、ネジ素材1胴部の軸径以上にオフセットさせられると、両ダイス2,3の下方に配置されるシュートに自然に落下させられ、次の工程に送られる。
【0020】
ここで用いられている上記固定ダイス2,移動ダイス3のそれぞれを更に、詳細に説明する。
上記固定ダイス2は、第2図(a),(b),(c)の三面図に示されるように、その全体形状は直方体に形成される。第2図(a)に示される如くに、その6面あるうちの一面に、ネジ転造面が形成される。このネジ転造面にはネジ谷形成部5が形成されている。上記移動ダイス3にも同様に、第3図(a),(b),(c)の三面図に示されるように、その全体形状は直方体に形成される。第3図(a)に示される如くに、その6面あるうちの一面に、ネジ転造面が形成される。このネジ転造面にはネジ谷形成部8が形成されている。
【0021】
第4図は、第2図B部を拡大した平面図である。固定ダイス2のBで指示される部分(Bで拡大指示されない部分も含む)は非円形タッピングネジ4を転造する際に、通常通りに非円形タッピングネジ4のネジ谷を形成するためのネジ谷形成部5を備え、所謂ネジのピッチ角Pの角度を基準面6との間で為すように、ネジ谷形成部5は固定ダイス2のネジ転造面に刻設されている。ネジ転造面の一側部分には更に、上記基準面6と45°の角度を為すようにしてネジ谷形成部5と交差するネジ谷形成部5の頂部から所定量の深さを持った溝部7が設けられている。
【0022】
ここでは、溝部7と基準面6とがなす角度を45°として説明したが、これに限られるものではない。溝部7がネジ谷形成部5に対して隣接するため、ネジ素材1の長さに対して溝部7の交叉角度が浅いとネジ素材1が常にネジ谷形成部5に対して、適切に接触しなくなる状態が考えられるが、要は、ネジ素材1の長さに応じて適切な角度を設定すればよいものである。つまり、溝部7の形成方向がネジ素材1の軸方向と少なくとも異なっていることが必要であり、更に、溝部7の両側のネジ谷形成部5に対してネジ素材1が必ず接触状態になる角度である必要がある。
【0023】
第4図V−V線における溝部7の断面形状は、第5図に示される。
【0024】
同じくVI−VIにおけるネジ山形成部5の断面形状の一部は第6図に示される。
【0025】
又、第3図におけるVII−VII線におけるネジ谷形成部8の断面形状の一部は第7図に示される。これらの各々断面図を示す第5,6,7図に示される断面同士は、次のような関係を持つように構成される。
【0026】
まず、固定ダイス2、移動ダイス3の表面に形成されるネジ谷形成部5,8の山頂部は、同じ高さ位置になるように配置されており、ネジ谷形成部5,8の山頂部は、基本的には同一平面上にある。この同一平面からの深さを、溝部7ではα、ネジ山形成部9ではγ、ネジ山形成部10ではβと言うように定義したときに、
α>β>γ
となるように各々が形成されている。
【0027】
又、ネジ山形成部9を形成するネジ谷形成部5同士の間に為す角をθ1、ネジ山形成部10を形成するネジ谷形成部8同士の間に為す角をθ2と定義したときに、
θ1>θ2
となるように形成されている。
当然ながら、各ネジ谷形成部5,8同士の距離はネジピッチPの共通の長さとなるように形成されている。
第5図における溝部7を、タッピングネジの転造方向に挟むように設けられるネジ谷形成部5の部分では、各々の突条の転造方向における中間部同士の距離Lは、(転造されたタッピングネジのネジ山外周長さ)/Nとされる。但し、このNは、非円形ネジが略三角形状なら3、四角形なら4というように変化する。
【0028】
これらの関係を持つ構成のダイスとすることによって、移動ダイス3にあっては、従来から行われている、同形状の溝という単純な研削又は切削によってネジ転造面を構成するネジ谷形成部8の生成が容易に行われることは勿論、固定ダイス2にあっても、同様にネジ谷形成部5の生成が容易に行われる。更に、固定ダイス2に設けられる溝部7の形成についても、ネジ谷形成部5の形成後に、ネジ谷形成部5,8を形成したのと同様の単純な研削又は切削によって溝部の形成が容易に行われる。このように単純な研削又は切削によるのみでネジ転造面の生成が可能になる。
【0029】
ここで、上述した固定ダイス2,移動ダイス3を使用して、略三角形状の非円形タッピングネジ4が転造成型される過程について説明をする。
まず、固定ダイス2の食いつき部2aと移動ダイス3の転造面先端領域とが向かい合った状態では、第1図に示されるようにネジ素材1は、両ダイス2,3によって挟み込まれた状態になっている。その状態から第1図におけるように移動ダイス3が矢印Aの方向に移動されてネジ素材が非円形タッピングネジ4が転造成型される。
【0030】
移動ダイス3が、移動を開始してから終了するまでの間、ネジ素材1は基本的に第4図に想像線で示されるように基準面6に対してネジ素材1の軸線方向が直交するように、両ダイス2,3により圧接支持される。この圧接された状態のままネジ素材1は、両ダイス2,3に形成された転造面の上を転動させられる。
【0031】
このように転動させられている時に、ネジ谷形成部5,8の各々がネジ素材1の胴部に食い込み、胴部表面部分の金属部分に塑性流動を起こさせる。ネジ谷形成部5によって塑性流動させられたネジ素材1の部分は、ネジ山の谷からの高さが概略γとなるように形成され、ネジ山角度もθ1となるように形成される。ネジ谷形成部8によって塑性流動させられたネジ素材1の部分は、ネジ山の谷からの高さが概略βになるように形成され、ネジ山角度もθ2となるように形成される。この様子を第8図に示す。該図に示されるようにネジ谷形成部5の山頂部からγの位置にあるネジ山形成部9の谷底線12の部分で非円形タッピングネジ4の軸部からの突出量が略γとなるネジ山が形成される。一方で、ネジ谷形成部8の山頂部からβの位置にあるネジ山形成部10の谷底線11の部分で非円形タッピングネジ4の軸部からの突出量が略βとなるネジ山が形成される。この突出量がβとなるネジ山部分は、ネジ谷形成部5の間に形成される溝部7の深さがα>βとされていることにより、非円形タッピングネジ4の軸部からβの突出量の部分は溝部7の部分でネジ山が成形されることはなく、又、突出量がγの部分は上述のネジ山形成部5のみによって形成されるので、この部分の突出量がβになることはない。三角形の非円形タッピングネジの場合は、このようにして非円形タッピングネジ4はネジ軸方向視では概略三角形状となるように成形される。又、8図からは明らかではないがネジ谷形成部5は、第4図に示されるように、第8図の紙面に対して45°の方向にずれて配置されるため、移動ダイス3のネジ谷形成部8ばかりでなく、ネジ谷形成部5もネジ素材1の胴部に対して確実に常時接することになり、ネジ素材1の胴部が両ネジ谷形成部5,8に対してスリップすることが確実に防止されている。これによって、確実に両ダイス2,3の表面形状が非円形タッピングネジ4に対して転写されて、極めて精度の良い非円形タッピングネジ4を安定して製造することが可能になる。又、上述から理解されるように非円形タッピングネジ4の軸方向位置で三角形の頂部の位置が45°の方向にずれてスパイラル状に頂部の位置が配置される結果、頂部は円周上に全周位置に軸方向で配置されるため、ネジ込みの時に安定したねじ込み作業を行うことが出来、作業性などの改善に寄与する。又、被固定物が適切に固定部に対して固定されることとなる。
【0032】
尚、ここでは、説明を簡単にするために略三角形状の非円形タッピングネジの説明しかしないが、ネジ山形成部5の配置寸法の設定とネジ素材径の関係を適宜に選択すれば、4角形、5角形などの非円形タッピングネジの製造も可能である。
【0033】
【発明の効果】
一対のダイスの各々に対して深さの異なるネジ山形成部を設けると共に、深さの浅いネジ山形成部が設けられるダイスのネジ転造面に、そこに形成されるネジ山形成部よりも深さが深い溝部を転造されるネジ素材の軸方向とは異なる方向に設けることによって、極めて単純な加工を行うのみで、非円形タッピングネジ用ダイスの製造が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)転造加工の終了に近い状態を示す概略の加工状態を示す斜視図。
(b)非円形タッピングネジの斜視図。
【図2】固定ダイスの三面図。
【図3】移動ダイスの三面図。
【図4】第2図のB部を平面視にて拡大表示した拡大図。
【図5】図4におけるV−V線断面図
【図6】図4におけるVI−VI線断面図
【図7】図3におけるVII−VII線断面図
【図8】ネジ素材1の転造加工中の状態を示す図
【符号の説明】
1・・・ネジ素材 2・・・固定ダイス 3・・・移動ダイス 4・・・非円形タッピングネジ 5・・・ネジ谷形成部 6・・・基準面 7・・・溝部 8・・・ネジ谷形成部 9・・・ネジ山形成部 10・・・ネジ山形成部 11・・・谷底線 12・・・谷底線
Claims (1)
- 横断面が円形のネジ素材を用いて非円形タッピングネジを転造加工するための一対のダイスの構造であって、外周面に食い込まれて転造加工されるネジ素材の軸心位置は、両ダイスの転造面に対して平行な面上を移動する転造加工方法において、
一方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するための所定深さのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角で設けられ、
他方のダイスには、上記非円形タッピングネジのネジ山を形成するためのネジ山形成部が基準面に対して所定のピッチ角でかつ一方のダイスのそれよりも浅く設けられ、
更に、他方のダイスには、該他方のダイスのネジ山形成部よりもより深い深さに形成される溝部が、少なくとも転造されるネジ素材軸方向とは異なる方向に周期的に設けられていることを特徴とする非円形タッピングネジ用転造ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160040A JP2004001044A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 非円形タッピングネジ用転造ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160040A JP2004001044A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 非円形タッピングネジ用転造ダイス |
Publications (2)
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JP2004001044A true JP2004001044A (ja) | 2004-01-08 |
JP2004001044A6 JP2004001044A6 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=30429590
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002160040A Pending JP2004001044A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 非円形タッピングネジ用転造ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004001044A (ja) |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160040A patent/JP2004001044A/ja active Pending
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