JP2004000960A - 含フッ素化合物分解装置およびこれを利用した含フッ素化合物処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】含フッ素化合物ガスが流れるように内部空間を有して接地されている外部電極部30と、外部電極部30内の内部空間に挿入されており、外部電極部30との間に反応空間を形成する内部電極部40と、内部電極部40から電子ビームを発生させ、前記反応空間内で前記含フッ素化合物ガスを分解できるように前記内部電極部40に高周波高電圧を印加する高電圧供給部50とを具備する含フッ素化合物分解装置。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、含フッ素化合物分解装置およびこれを利用した含フッ素化合物処理システムに係り、より詳細には半導体集積回路または液晶表示装置などの製造工程中に排出される有害ガスである含フッ素化合物(perfluorinated compounds;PFC)ガスを効率的にかつ経済的に処理できるPFC分解装置およびこれを利用した処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程中に排出されるガスのうちPFCガスはドライエッチング工程、化学的蒸着工程またはチャンバ洗浄工程などで一般的に使われるガスであり、その代表的なものにはCF4、C2F6、C3F8、CHF3、NF3、SF6などがある。このようなPFC系ガスは、その特有の結合性のために大気中に放出されれば、ほとんど分解されず、そのライフタイムが非常に長く、かつ地球温暖化指数(Grobal Warming Potential;GWP)が二酸化炭素に比べて非常に安定した化合物である。このため、世界半導体協会(WSC)で自発的にその排出量を減らすと決定されている。
【0003】
半導体製造工程中に排出されるPFCを処理するための従来技術として、特許文献1には排ガス中のフッ素をアルミニウムと反応させてAlF3形態に除去する方法が開示されている。しかし、このような技術は、アルミニウムの追加によって経済性が悪化する、反応後に生成物質を除去するための付帯施設が必要になるなど、全体としての処理規模を増大させ、維持管理の困難性を増加させる。
【0004】
最近注目されている処理方法には、アルカリ土類金属や強力な化学的還元剤を添加して処理する方法、高温で燃焼して除去する方法、排ガス中で粒子を除去して水素または水、酸素を添加して600℃以上で熱分解する方法などが提案されている。また、温度10,000Kのプラズマ状態で処理ガスを露出させた後、急冷して除去するなどプラズマを応用してPFCを除去する方法などが提示されているが、このような高温の熱プラズマ方式を採択する場合、処理ガスを最小600℃以上の高温状態に加熱するか、あるいは維持せねばならないので追加的なエネルギー消耗が必須であり、投入された手間およびコストに比べて処理量とその性能はあまり優秀といえない。
【0005】
また低温プラズマを応用した技術は、大部分が前記の特許文献と類似したアルカリ土類金属類または他の添加物を利用してPFCを固相化して粒子として除去する方法を採用しており、この場合に前記のように添加物の維持管理コストおよび付帯施設が必要になるのでその経済性が低いと考えられる。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第H1701号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする技術的課題は、独立した生産装備ではないガスダクトに直接付着する形で設置して、排ガスダクトから大量排出されるPFCガスを含む排ガスに直接電気的エネルギーを加えてPFCガスを分解処理することによって、維持管理が簡便であり、大容量処理が可能でかつ運転コストが低廉なPFC分解装置およびこれを利用したPFC処理システムを提供するところにある。
【0008】
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、PFCガスの通路全体に高密度の高周波、高電圧を照射することによって電子ビームとプラズマ振動現象などによって処理効率が非常に高いPFC分解装置およびこれを利用したPFC処理システムを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記本発明の技術的課題を達成するための本発明によるPFC分解装置は、PFCガスが流れるように内部空間を有して接地されている外部電極部と、前記外部電極部内の内部空間に挿入されており、前記外部電極部との間に反応空間を形成する内部電極部と、前記内部電極部から電子ビームを発生させ、前記反応空間内で前記PFCガスを分解できるように前記内部電極部に高周波高電圧を印加する高電圧供給部とを具備する。
【0010】
前記内部電極部の電極の形状は四角形または八角形などの多角形、楕円形に形成できるが、均一な電界のためには望ましくは真円形に形成でき、前記外部電極部は円筒状に形成できる。
【0011】
一方、前記内部電極部は、縁部に沿って一定の間隔で複数の突出した放電極が形成された複数の円形板と、前記各円形板間の間隔を一定に維持するように前記各円形板間に挿入される複数のガイドリングとが交互に組立てられて形成されることもあり、複数の円形板と複数のガイドリングとが組立てられたユニットが再び複数に組立てられて形成されることもある。
【0012】
前記各円形板の縁部に沿って形成された放電極は基本的に先端が鋭く突出した針状であって、その数は30ないし110の範囲、望ましくは75とする。
【0013】
一方、前記各円形板は隣接する円形板と一定の角度だけねじれるように組立てて効率を高めることができ、前記放電極の数が75である場合に隣接する円形板の放電極が1.2゜ずつねじれながら組立てられる。一方、前記PFCガスの分解および除去を効率的に行うために、前記各ガイドリングの厚さは前記各円形板の厚さより2.5ないし3.5倍厚いことが望ましい。
【0014】
一方、前記高電圧供給部は、前記内部電極部と前記外部電極部との距離が均一に維持されるように支持すると同時に前記内部電極部と電気的に連結された支持部と、前記支持部に高電圧を印加できるように高電圧を発生させる高電圧発生部とを具備する。
【0015】
前記支持部は前記内部電極部を両側から支持するように構成され、望ましくは、前記内部電極部を両側から支持する支持部と連結され、前記内部電極部を貫通するシャフトがさらに備わる。
【0016】
前記高電圧発生部は高電圧キャパシタの特性を利用したクローバー回路を利用でき、また前記高電圧発生部は急速充電のために直角波形の高電圧台電流パルスを用いたラインパルサ方式を使用できる。
【0017】
一方、前記本発明の技術的課題を達成するための本発明によるPFC処理システムは、反応チャンバからPFCガスをポンピングするポンピング手段と、前記ポンピング手段から供給されるPFCガスに直接電気的エネルギーを加えてウェット処理が可能な化合物に分解するPFC分解装置と、前記PFC分解装置で分解された前記ウェット処理が可能な化合物を処理するスクラバーとを具備する。
【0018】
前記反応チャンバはPFCガスを使用できるドライエッチングチャンバまたは化学的蒸着チャンバであり、PFC分解装置は直列または並列に複数のセットに構成して容量を拡張できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。しかし、本発明は多くの相異なる形態に具現でき、ここで説明される実施例に限定されると解釈されてはならず、これら実施例はただその開示内容を完全にして発明の思想を当業者に十分に伝達するために提供されるものである。
【0020】
図1は、本発明の一実施例によるPFC処理システムを示す概略図である。図1を参照すれば、CF4、C2F6、C3F8、CHF3、NF3、SF6などのPFC系ガスを使用して半導体集積回路または液晶表示装置(LCD)を製造するためのドライエッチング工程または化学的蒸着工程が行われる反応チャンバ10からこれらPFCガスをポンピングできるようにポンピング手段20が備わっている。前記ポンピング手段20によりポンピングされたPFCガスを含む排ガスは本発明によるPFC分解装置を経てスクラバー60で処理された後、大気中に排出される。
【0021】
前記PFC分解装置は、接地されている外部電極部30と、前記外部電極部30の内側に配置された内部電極部40と、前記内部電極部40に高電圧を供給する高電圧供給部50とよりなる。
【0022】
本発明によれば、前記ポンピング手段20によりポンピングされたPFCガスを含む排ガスは、円筒状の外部電極部30を常温、常圧下で流れ、この時、前記内部電極部40に高電圧が印加されながら前記外部電極部30と内部電極部40との間の反応空間に強い電界が形成されて、前記内部電極部40から高い電子ボルトを有する電子ビームや気体レーザーが放出される。これら電子ビームは、反応空間を流れるPFCの結合構造を破壊してスクラバー60でウェット処理が容易な化合物、例えば水や二酸化炭素に分解する。
【0023】
図2は、本発明の一実施例によるPFC分解装置を示す斜視図であり、図3は、図2のPFC分解装置の垂直断面図を示す概略図であり、図4は、図3のPFC分解装置の側面図である。
【0024】
図2ないし図4を参照すれば、PFCが流れる外部電極部30は基本的に後述する内部電極部(図1の40)に対向する対向電極であって、円筒状のハウジング110よりなる。各円筒状のハウジング110は基本的に真円形の円筒状をなし、例えばSUS材質の金属よりなり、図1のように接地される。また、ハウジング110の両側端には締結ホール120が多数形成されたフランジ118が形成され、これら締結ホール120を通じてハウジング110が直列に複数連結されることもある。
【0025】
内部電極部40の断面形状は四角形または八角形などの多角形にすることもあり、楕円形にすることもある。しかし、本実施例では前記真円形に形成された対向電極の外部電極部30に対応して真円形に形成した。真円形に電極を配置する場合、内部電極部40の各電極から放出される電気的エネルギーと、前記外部電極部30と内部電極部40との間の反応空間を通過するPFCガスとの反応による熱的、物理的、化学的影響が各電極に均一に及び、長時間装置を駆動しても電極の配置および変形を最小化できる。また、軸210を経た電気的エネルギーも、内部電極部40のあらゆる電極に均一に供給され、装置の安定な作動が確保されうる。
【0026】
内部電極部40の表面形状について説明すれば、負イオンを放出する電極は基本的に先端が鋭く突出した針状であって、電子を放出する電極の形態と大きさとによって放出される電気エネルギーの特性が変わり、そのエネルギーにより形成される反応領域での電気的特性も変わる。また、同じ大きさおよび同じ形態の電極であっても内部電極部40の表面上に円形に複数配列する場合には、電極間の間隔および電極数はもちろん電極が円形に配列された時の半径の大きさによって消耗電力および放出エネルギーの強度が変わる。内部電極部40に対向する対向電極の外部電極部30の構成もPFCの処理効率に敏感に作用するので、安定した処理特性が維持されるよう、熟考して設計せねばならない項目である。
【0027】
多様な形態と大きさの電極を配列してCF4標準ガスに対する装置の処理性能を実験した結果、半導体集積回路の製造工程中に排出されるPFCを多量含有する有害ガス処理においては、図3に示すように、電極の役割をする放電極244が円形板240の縁部に沿って一定の間隔をおいて均一に配列された形態が最も適した性能を有することが見出された。
【0028】
放電極244が配列された円形板240の直径が小さい場合には、システム内に自己充電できる基本維持の電気エネルギーの量が少なく、CF4などの有害物質を処理できるエネルギーが円滑に放出できずに処理性能が顕著に落ちる。一方で、円形板240の直径が大きい場合には、電力消耗量が多くなって非経済的であるだけでなく、長期使用のための耐久性が保証できない結果を得た。
【0029】
また、図10に示すように、装置を軽量化するために放電極244が形成された円形板240の内部を空円に処理すると、空円化しない時に比べて充電エネルギーが約25%減少する現象が発生した。これを克服するために、本実施例では、空円化した円形板240の間にガイドリング250を挿入し、図11に示したようにガイドリング250の厚さt2を放電極244が形成された円形板240の厚さt1の約2.5倍ないし3.5倍にして、前記充電エネルギーの不足という問題を解決した。
【0030】
結論として、本実施形態では、多様な形状の電極と電極の数および付帯施設まで総合して実験した結果に基づいて放電極244の配列形態を円形とし、一円形板240当たり放電極244の数を75と決定した。放電極244の数を75より1.5倍(約110)以上増加配置する場合には、電極の過密によって装置の移動、設置中に電極の変形が発生する恐れがあり、電極の変形は装置の信頼性低下の主原因となる。放電極244の数が約30以下である場合には電気的および化学的処理のための十分な量の電気的エネルギーが発生しない。
【0031】
内部電極部40の全体構造を、図4および図8ないし図11を参照して説明する。図8は図3のPFC分解装置において内部電極部の一ユニットを示す側面図であり、図9は図8の内部電極部の一ユニットの側面図であり、図10は図8の内部電極部の一ユニットの一部を示す分解斜視図であり、図11は図10において各円形板とガイドリングとの厚さ関係を図式的に示した図面である。
【0032】
一枚の円形板240の縁部には75個の放電極244が配列され、本実施形態によるPFC分解装置では図4および図9に示したように10枚の円形板240が組立てられて一ユニットを構成し、図4に示した本実施例の分解装置には10個のユニットが共に組立てられている。したがって、本実施例の分解装置1台当り放電極244の総数は7500となる。
【0033】
内部電極部40の組立て状態をより具体的に説明すれば、図8ないし図10に示したように10枚の円形板240とその間に一つずつ挿入される9個のガイドリング250が各々対応して形成された締結ホール242aないし242dを通じて締結ボルト246により一つに組立てられる。一ユニットで各円形板240はいずれも中央部が空いている空円状に形成できるが、図8および図9に示したように、各ユニットの最初と最後の円形板240の場合には中央に六角形の軸ホール210bだけ形成されたものを使用できる。
【0034】
ここで75個の放電極244が形成された各円形板240を一つのユニットに組立てる時、それぞれの円形板240を1.2゜ずつねじれた状態で組立ると、高い処理効率を得ることができる。円形板240を1.2゜ずつねじれるように締結するためには図10に示したように、円形板240およびガイドリング250を固定する締結ホール242aないし242dを、次の円形板240を組立てる度に90゜ずつ回転させつつ組立てれば、全体円形板240が各々1.2゜ずつねじれて隣接する円形板240の放電極244の間が1.2゜ずつねじれるように組立てられる。すなわち、図10に示したように、最初の円形板240の締結ホール242aには次の隣接した円形板240の締結ホール242bが結合される形に組立てられる。これを商用化する場合に、組立てを容易にするために、10枚の円形板240を一ユニットとして予め組立て、運搬、設置および管理を円滑にしてもよい。
【0035】
一方、図11に関して前述したようにPFCガスのうちNF3やC3F8などの比較的安定した非反応性物質を分解および除去するためには、ガイドリング250の厚さt2を放電極244が形成された円形板240の厚さt1より約2.5ないし3.5倍以上厚く製作する。円形板240の厚さとガイドリング250の厚さとが同じか、あるいはガイドリング250がより薄い場合には、所望の処理効率を得るのが困難である。より具体的には、ガイドリング250の厚さが円形板240の厚さの2.5ないし3.5倍である場合に最大効率を得ることができ、ガイドリング250の厚さが円形板240の厚さの3.5ないし5.5倍以上である場合には前記最大効率の約30%程度効率が低下し、ガイドリング250の厚さが円形板240の厚さの1倍以下である場合にも最大効率の約30%以下に効率が低下し、ガイドリング250の厚さが円形板240の厚さの2倍以下である場合に最大効率の約50%以下に効率が低下することが分かった。
【0036】
次いで、図4に示したように、10個のユニットはその中央部を貫通する六角形状の軸210に一体に組立てられる。すなわち、個々のユニットがユニット間に補助ガイドリング260を挿入しつつ一つに組立てられる。これらユニットが軸210に全部組立てられれば、図7に示したように軸210の両側端からユニットを密着支持しながら、同時に各円形板240の内側に有害ガスが流れることを遮断するガス遮断板230が、その中央に形成された軸ホール210aを通じて軸210の両側端に締結ナット212により組立てられる。
【0037】
次に前記内部電極部40を外部電極部30内に設置する方法について説明する。
【0038】
図4ないし図7を参照すれば、内部電極部40を構成する各円形板240を貫通する軸210の両端は、支持部214と連結されて外部電極部30のハウジング110に固定される。より具体的に、前記支持部214の一端は軸210の両端と結合され、他端は絶縁性の固定部218を貫通して締結ナット216により結合される。前記固定部218は、図4に示したようにハウジングの突出した部分に固定され、その上に蓋部112が締結要素114により設置される。図6に示したように、支持部214の他端には高電圧発生部(図1の50)と電気的に連結された導線220がウォッシャ224と締結ボルト222とにより連結され、蓋部に設置されたホール116を通じて外部に延びる。
【0039】
図12は、本発明のPFC分解装置の反応空間270を示す部分斜視図である。図12を参照すれば外部電極部30を構成する円筒状のハウジング110と内部電極部40を構成する円形板240の各放電極244との間には、一定の間隔を有する反応空間270が形成される。前記反応空間270は常温、常圧に維持され、前記反応空間270内で、気体レーザーと電子ビーム、低温プラズマ、プラズモン、プラズマ振動および紫外線照射工法などによりPFCを含む有害ガスの結合構造が破壊されて分解処理される。
【0040】
前記反応空間270内で起きる現象を説明すれば、反応空間270内での高電圧放出現象によって生成した輻射線が、反応部をなしている金属表面に吸着された分子に入射される時、金属物質の電磁気特性と輻射線の電磁気的成分との相互作用により、ラマン散乱された輻射線の電磁気場が大きく増幅する。
【0041】
輻射線がシステム内の反応空間270から放出散乱される時、散乱される光の波長によって分類される、レイリー散乱とラマン散乱とが生じる。レイリー散乱は、システムの反応空間270で輻射線が散乱される時に入射光と同じ波長に散乱される現象である。この時に散乱される光の強度は、粒子の大きさ、入射光の波長、試料の偏極率により変わるが、散乱光の波長は粒子の特性に関係なく入射光と同一である。一方、ラマン散乱は、試料に走査された入射光の波長と異なる波長の光が散乱される現象であって、1928年インドの物理学者であるC.V.Ramam博士により初めて報告された。ラマン散乱の科学的な重要性と科学および技術への応用可能性が高く評価されて、1930年にラマン博士にノーベル物理学賞が授与され、その現象がラマン散乱と命名された。
【0042】
本発明の分解装置の反応空間270内で、高電圧条件下で発生する現象に対して最も広く認定されている理論的モデルは、局地的に分布されたプラズモン粒子モデルであり、これはマクスウェルの式に基づいた解釈である。
【0043】
高周波高電圧トランスから印加されたエネルギーによりシステム内部に非常に高い数十kVの電圧と数kHzの周波数とが形成されてイオン、電子または中性原子および分子が、正電荷と負電荷とが均衡をなして均一に分布されているプラズマ状態になる。
【0044】
また、全体的には中性であるが、互いに反対の電荷を有する粒子が混ざって局部的にイオンと電子との分離により電気場が形成され、また電荷の流れにより電流および磁場が発生し、電荷の分布が一時的に変わって電磁気体が規則的に波動を描きながら周期的に振動することをプラズマ振動という。プラズマ振動がおきている状態で振動中に量子化したエネルギーをプラズモンといい、内部プラズモンと表面プラズモンとに区分できる。
【0045】
分子の振動電子遷移双極子モーメントが放電極244の表面と放電極244の鋭い断面との間に存在すれば分子の吸光、蛍光などの光学的特性が変わり、これにより共鳴ラマンの特性も変わる。
【0046】
ラマン散乱の強度変化に影響を及ぼすシステム内の反応空間270での電磁気場の表面特性は次の通りである。第1に、高電圧の放出現象によって電磁気場における入射光の反射は電磁気場の強度を増幅する。第2に、紫外線光の散乱により発生する双極子は局地的に電磁気場の強度を変える。第3に、鋭い金属表面のプラズマと散乱光の増幅干渉または共鳴効果が散乱領域の電磁気場の強度を増幅する。
【0047】
また、システム内部の放電極244の表面に存在する分子の散乱特性により増幅された局地電磁気場の影響は次の通りである。第1に、反射される入射光が作った電磁気場により吸光係数などの遷移振動強度が強まる。第2に、入射光により励起されたエネルギーバンドがより大きくなる。第3に、振動双極子の周波数に微細な変移が起こる。
【0048】
放電極の配置が円形板の表面と垂直に配列された場合、一般ラマン散乱の強度は、局地的な電磁気場の増幅効果により約30倍程度増幅することが知られている。この場合に、システム内で元素材として使われたSUS材質の金属内部の電子と振動双極子との相互共鳴により散乱強度が増幅される。
【0049】
SUS金属が有している電磁気場が入射散乱光により直接エネルギーが高い状態に励起されれば、反応部内の電極金属表面で局地的に電磁気場の強度が非常に大きく増幅されうる。システムの元素材である金属性分と入射光の電磁気場との共鳴が、表面のプラズモンにより誘発される。最もエネルギーが低い領域の金属プラズモンはラマン散乱で主に使用する輻射線の波長と共鳴状態にあり、かつ金属表面に限って発生する現象であるため、局地的表面プラズモンという。このような局地的表面プラズモンの具体的な形態は、システム内部の反応部分の対向電極金属の表面に沿って動く電子線による電磁気波で説明できる。
【0050】
エネルギーを供給するトランスは、ネガティブ電位を有する高周波高電圧で負極電子が放出される電界場であるために、システム内部の反応区間において、広範囲なネガティブの電子線が放出される電磁気波の発生区間となる。この状態でこの反応部内には新しいいろいろな化学的/物理的変化が起きる。
【0051】
アセトン分子を例とすれば、アセトン分子は電子対をとりもつ、強固な結合を有する。このような結合の大部分は、炭素−炭素結合である。しかし、アセトン分子が電子を必要とする電極に移動すれば電子は分子から離れる。ここで十分なエネルギーが与えられれば炭素−炭素結合をなす電子対のうち一つの電子は広域の電磁力線が交差する波長内で互いに所望の波に残り、また一つの電子は離脱する。この時、ただ一つの電子を有する炭素−炭素結合は容易に離れてメチル陽イオンとなる。
【0052】
また、放電極の鋭い部分に高電圧を放出しようとする時に形成される波長のうち互いに反発する波内で電子は不安定に結合される。それにより結合は離れ、電子対は分離される。
【0053】
また、静電気的現象において一定距離に帯電されている電極では高度の紫外線が放出されているが、発生する紫外線光は非特異的に電子を活性化させる。紫外線光は電子対の分裂に効果的なエネルギーを与えて電子対に衝撃を加える。すると電子は突然に分子の他の部分にある互いに反発する波に移される。
【0054】
アセトン分子にしばらく紫外線を照射すれば、炭素−炭素結合の電子のうち一つは炭素−炭素結合の電子に反発する波に移ることがある。そうすると、不対電子だけで結合されている炭素−炭素結合は容易に離れるようになる。
【0055】
以上述べたように前記反応空間270内では、常温、常圧下で高い電気的エネルギーを有する電子ビームが高密度でかつ効率的に発生してPFCガスの堅い結合構造を破壊し、後続のウェットスクラバー(図1の60)で処理できるフッ化水素、水または二酸化炭素に分解する。
【0056】
次に、PFCガスを処理するための高電圧供給部(図1の50)について説明する。
【0057】
本実施例では、PFCガスを処理するための高圧電流素子としてHVキャパシタが利用されるが、これは圧力膨脹の役割をし、小規模のユニットを直列および並列に複数接続できるだけでなく、固有の特性を補完して汎用の大電流発生装置として多く使われる。また、HVキャパシタと応用部品とを結合すればトリガ時間を変化させ、かつ非常に複雑な電流波形も得ることができる。図13Aは一般的な高周波電圧キャパシタ(HVキャパシタ)を使用した大電流発生装置の回路図であり、図13Bはその負荷電流波形図である。図13AでC0はコンデンサ、Rは充電抵抗、SWは起動スイッチ、R0は合成抵抗、L0はインダクタンス、R1は負荷抵抗、L1は負荷インダクタンスであり、iは負荷に流れる電流をそれぞれ示す。
【0058】
一方、HVキャパシタC0にエネルギーを蓄積させ、本発明において考案されたシステムを適用すれば、この回路はクローバー回路と呼ばれる等価回路に変わり、この構成はPFC処理システムのエネルギー供給装置となる。ここでシステム反応器の電気的インピダンスが抵抗であれば指数学的に減衰する波形となり、インダクタンスであれば振動する波形となる。
【0059】
図14Aは一般的なクローバー回路の基本回路図であり、図14Bは負荷電流波形図である。図14Aに示したように従来のクローバー回路は駆動ギャップとクローバースイッチギャップとよりなっているが、負荷電流波形図においてiはクローバーを行った時の電流を、i0はクローバーを行わない場合の電流を示す。
【0060】
一方、波長を長くする必要がある時にはHVキャパシタの容量や負荷の抵抗値を大きくすればよいが、装置が大きくなって電流値が下がる。したがって、考案された等価回路図のようにクローバー回路が多く使われる。クローバー回路においては先ずコンデンサCのエネルギーを負荷インダクタンスに放出する。図15Aは本発明のPFC分解装置を適用した等価回路図であり、図15Bは負荷電流波形図である。
【0061】
一方、インダクタンスの電流が最大になった時、すなわち、HVキャパシタのエネルギーがほとんど放出された時にシステム内部には過度充電現象が起き、過度充電現象直前の時点で電流波形は回路のインダクタンスおよび抵抗によって決まる時定数に減衰する波形となり、図15Bに示したような波形を得ることができる。
【0062】
大電流を得るためには前述したように複数のHVキャパシタを直列および並列に接続せねばならず、この時にHVキャパシタの分担電圧を均一にせねばならない。
【0063】
図17は本発明のPFC分解装置を複数設置した高周波電圧供給装置の等価回路図であり、図18は本発明のPFC分解装置を複数並列に設置した概略的な斜視図であり、図19は本発明のPFC分解装置を複数直列および並列に設置した概略的な斜視図である。図17において”N”は本発明によるPFC分解装置の設置数を示す。
【0064】
本発明によるPFC処理システムは図17および図18に示したように、高効率、かつ大容量でPFCガスを処理するためのものであり、本発明の処理システム内部に安定的に必要量のエネルギーを充電せねばならないが、金属と平衡距離を維持する対向電極で構成された場合には初期充電時間が延びる恐れがあり、使用中に一定量が放出される場合にこれをシステム内部に急速充電して持続させねばならない問題がある。これを解決するためにはエネルギー供給波形および電流供給を制御せねばならないが、本発明のシステムは大容量処理のために直列および並列を混用した装置であるため、これを短時間に最高点まで充電することは非常に難しい。
【0065】
この問題を解決するための方法には、本発明による高電圧供給部50において急上昇時間を有する直角波形の高電圧台電流パルスが必要である。直角波の発生にはラインパルサ方式を使用する。インダクタンスLを直列に、静電容量Cを並列にして複数接続した回路を直角波電流の発生に使用するが、本発明の高電圧供給部50で作動する電気的特性を見る時にこの動作原理はラインパルサと同一である。
【0066】
図16Aは本発明のシステムに急速充電をするための直角波形原理を説明するための立体等価図であり、図16Bはその等価回路図であり、図16Cは波形図である。
【0067】
インダクタンスLと静電容量Cとが一定であり、損失のない線路であれば波形の減衰や歪曲のないパルスを発生させる。電圧Vで充電させた後スイッチSを閉じれば、前記等価回路図16Aで分かるように負荷抵抗Rに発生する電圧eは、
e=RV/(Z+R)
である。R=Z(整合)とすれば図16Cのように電圧V/2、幅2Tのパルスが発生する。ここでTは線路の電波時間であり、波の進行速度をvとすればT=L/vである。このような方式を通じて本発明によるPFC処理システム内部を短時間内に最高点まで充電して必要なエネルギーを供給できる。
【0068】
半導体製造工程で発生するPFCガスを常温、常圧下で処理する本発明による処理システムにおいてその低減効率の性能評価を行った結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】
本性能評価で使用した処理システムは単一ユニットで構成して、処理量は10m3/minとし、ユニットを並列連結してテストされた総処理量50m3/minを1台に構成し、全体エネルギー供給装置の1次消費電力は3Φ、220V、60A以下とした。処理効率の分析は本発明の処理システムの前、後端に赤外線分光器(FTIR)を設置してオンライン分析を実施し、10Mのセルを使用した。赤外線分光器はF2、Cl2のように単一二重結合体の分析は不可能であるが、世界的にPFC排ガスの分析に広く使われている。
【0071】
表1に示したように、本発明の処理システムは、化学的蒸着工程のチャンバ洗浄用として最も多く使われているC3F8およびNF3、ならびにC3F8で洗浄する時に付加生成物として発生するCF4ガスのいずれもに関して、90%以上の処理効率を有していた。
【0072】
一方、本発明では図18および図19に示したように、より高い処理効率を確保するためにユニットを直列にさらに連結してもよく、処理容量をさらに増大させるためにユニットを並列にさらに連結してもよい。処理効率および処理容量に合わせて、ユニットの数を変更することが可能である。
【0073】
一方、本発明によれば、半導体製造ラインの排気ダクトに直接連結して使用でき、半導体生産ラインの建物外部に設置することによって面積が足りない既存生産ラインでも容易に設置できる。
【0074】
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の技術範囲は前記実施例の形態に限定されず、本発明の趣旨を外れない範囲内で変更されうる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、常温、常圧下で高電圧が印加されて電子ビームを放出できる放電極が形成された内部電極部とこれに対向して形成された外部電極部との間の反応空間にPFCガスを流すと同時に前記内部電極部の放電極に高周波高電圧を供給することによって、前記放電極から放出された高い電気的エネルギーを有する電子ビームがPFCの結合構造を破壊してウェット処理が可能な水や二酸化炭素などの化合物に分解し、後続のスクラバーでこれら有害ガスをウェット処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるPFC処理システムを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるPFC分解装置を示す斜視図である。
【図3】図2のPFC分解装置の概略的な垂直断面図である。
【図4】図3のPFC分解装置の側面図である。
【図5】図2のPFC分解装置の内部電極部を概略的に示す斜視図である。
【図6】図5において内部電極部に高周波電圧を印加するための支持部を概略的に示す分解斜視図である。
【図7】図6の支持部と結合されるガス遮断板を示す斜視図である。
【図8】図3のPFC分解装置において内部電極部の一ユニットを示す側面図である。
【図9】図8の内部電極部の一ユニットの側面図である。
【図10】図8の内部電極部の一ユニットの一部を示す分解斜視図である。
【図11】図10において各円形板とガイドリングとの厚さ関係を図式的に示す図面である。
【図12】本発明のPFC分解装置の反応空間を示す部分斜視図である。
【図13】図13Aは、一般的な高周波電圧キャパシタ回路の基本回路図であり、図13Bは、負荷電流波形図である。
【図14】図14Aは、一般的なクローバー回路の基本回路図であり、図14Bは、負荷電流波形図である。
【図15】図15Aは、本発明のPFC分解装置を適用した回路図であり、図15Bは、負荷電流波形図である。
【図16】図16Aは、本発明のPFC分解装置を適用した立体等価図であり、図16Bは、その等価回路図であり、図16Cは、その波形図である。
【図17】本発明のPFC分解装置を複数設置した高周波電圧供給装置の等価回路図である。
【図18】本発明のPFC分解装置を複数並列に設置した概略的な斜視図である。
【図19】本発明のPFC分解装置を複数直列および並列に設置した概略的な斜視図である。
【符号の説明】
10 反応チャンバ、
20 ポンピング手段、
30 外部電極部、
40 内部電極部、
50 高電圧供給部、
110 ハウジング、
112 蓋部、
114 締結要素、
116 ホール、
210 軸、
212 締結ナット、
214 支持部、
218 固定部、
230 遮断板、
246 締結ボルト、
260 補助ガイドリング。
Claims (22)
- 含フッ素化合物ガスが流れるように内部空間を有して接地されている外部電極部と、
前記外部電極部内の内部空間に挿入されており、前記外部電極部との間に反応空間を形成する内部電極部と、
前記内部電極部から電子ビームを発生させ、前記反応空間内で前記含フッ素化合物ガスを分解できるように前記内部電極部に高周波高電圧を印加する高電圧供給部とを具備する含フッ素化合物分解装置。 - 前記外部電極部は円筒状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記内部電極部は、
縁部に沿って一定の間隔で複数の突出した放電極が形成された複数の円形板と、前記各円形板間の間隔を一定に維持するように前記各円形板間に挿入される複数のガイドリングとが交互に組立てられて形成されたことを特徴とする請求項2に記載の含フッ素化合物分解装置。 - 前記各円形板の縁部に沿って形成された放電極の数は30ないし110の範囲内であることを特徴とする請求項3に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記各円形板の縁部に沿って形成された放電極の数は75であることを特徴とする請求項4に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記各円形板は隣接する円形板とその放電極とが1.2゜ずつねじれながら組立てられたことを特徴とする請求項5に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記各ガイドリングの厚さは前記各円形板の厚さより2.5ないし3.5倍厚いことを特徴とする請求項3に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記外部電極部および内部電極部はSUS金属材質で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記高電圧供給部は、
前記内部電極部と前記外部電極部との距離が均一に維持されるように支持すると同時に前記内部電極部と電気的に連結された支持部と、
前記支持部を通じて前記放電極に高電圧を印加できるように高電圧を発生させる高電圧発生部とを具備することを特徴とする請求項1に記載の含フッ素化合物分解装置。 - 前記支持部は前記内部電極部を両側から支持することを特徴とする請求項9に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記高電圧発生部は高電圧キャパシタの特性を利用したクローバー回路を利用することを特徴とする請求項9に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 前記高電圧発生部は急速充電のために直角波形の高電圧台電流パルスを用いたラインパルサ方式を使用することを特徴とする請求項9に記載の含フッ素化合物分解装置。
- 反応チャンバから含フッ素化合物ガスをポンピングするポンピング手段と、
前記ポンピング手段から供給される含フッ素化合物ガスに直接電気的エネルギーを加えてウェット処理が可能な化合物に分解する含フッ素化合物分解装置と、前記含フッ素化合物分解装置で分解された前記ウェット処理が可能な化合物を処理するスクラバーとを具備する含フッ素化合物処理システム。 - 前記反応チャンバは含フッ素化合物ガスを使用できるドライエッチングチャンバまたは化学的蒸着チャンバであることを特徴とする請求項13に記載の含フッ素化合物処理システム。
- 含フッ素化合物分解装置は直列または並列に複数が連結されたことを特徴とする請求項13に記載の含フッ素化合物処理システム。
- 前記含フッ素化合物分解装置は、
前記ポンピング手段から供給される含フッ素化合物ガスが流れるように内部空間を有して接地されている外部電極部と、
前記外部電極部内の内部空間に挿入されており、前記外部電極部との間に反応空間を形成する内部電極部と、
前記内部電極部から電子ビームを発生させ、前記反応空間内で前記含フッ素化合物ガスを分解できるように前記内部電極部に高周波高電圧を印加する高電圧供給部とを具備することを特徴とする請求項13に記載の含フッ素化合物処理システム。 - 前記外部電極部は円筒状に形成され、
前記内部電極部は、縁部に沿って一定の間隔で複数の突出した放電極が形成された複数の円形板と、前記各円形板間の間隔を一定に維持するように前記各円形板間に挿入される複数のガイドリングとが交互に組立てられて形成されたことを特徴とする請求項16に記載の含フッ素化合物処理システム。 - 前記各円形板の縁部に沿って形成された放電極の数は75であり、前記各円形板は隣接する円形板とその放電極とが1.2゜ずつねじれながら組立てられたことを特徴とする請求項17に記載の含フッ素化合物処理システム。
- 前記各ガイドリングの厚さは前記各円形板の厚さより2.5ないし3.5倍厚いことを特徴とする請求項17に記載の含フッ素化合物処理システム。
- 前記高電圧供給部は、
前記内部電極部と前記外部電極部との距離が均一に維持されるように前記内部電極部を両側から支持すると同時に前記内部電極部と電気的に連結された支持部と、
前記支持部に高電圧を印加できるように高電圧を発生させる高電圧発生部とを具備することを特徴とする請求項16に記載の含フッ素化合物処理システム。 - 前記高電圧発生部は高電圧キャパシタの特性を利用したクローバー回路を利用することを特徴とする請求項20に記載の含フッ素化合物処理システム。
- 前記高電圧発生部は急速充電のために直角波形の高電圧台電流パルスを用いたラインパルサ方式を使用することを特徴とする請求項16に記載の含フッ素化合物処理システム。
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