JP2004000604A - 関節の低侵襲手術のための旋回式骨切削リーマ - Google Patents
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Abstract
【課題】人工装置の取付けを円滑に行なうために骨や組織を関節腔から取り除く外科用回転式リーマ装置を提供する。
【解決手段】リーマ装置10は、開口部と基部25を備えた中空のリーマ本体15を有する。上記基部は、第1の旋回式リンク材85と、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部30と、該壁部を貫通する孔を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部35を有する。主軸部45は、ロータリー式の動力源に着脱可能に取付けられる。上記主軸部は、回転中心軸を持ち、第1の旋回式リンク材と連結する第2の旋回式リンク材を有する。上記主軸部の回転中心軸は、基部に対して角度を形成する。本体機構部75は、展開する前の位置から展開した位置へ、中空のリーマ本体の角度を調整する。
【選択図】 図1
【解決手段】リーマ装置10は、開口部と基部25を備えた中空のリーマ本体15を有する。上記基部は、第1の旋回式リンク材85と、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部30と、該壁部を貫通する孔を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部35を有する。主軸部45は、ロータリー式の動力源に着脱可能に取付けられる。上記主軸部は、回転中心軸を持ち、第1の旋回式リンク材と連結する第2の旋回式リンク材を有する。上記主軸部の回転中心軸は、基部に対して角度を形成する。本体機構部75は、展開する前の位置から展開した位置へ、中空のリーマ本体の角度を調整する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、関節置換手術に用いられる類のリーマを発展させ、改良を加えたものであり、特に近年発展している分野である関節の低侵襲手術のために開発された。
【0002】
【従来の技術】
患者治療の基準の向上を求める絶え間ない声や増加する一途の手術費用、変形性関節症を患う老人の比率がどんどん増加していく現在の人口傾向などの要因から、関節置換手術の性質に変化が生まれている。手術における変化の主な領域には3つの主要な目標がある。1つ目は手術から生じるトラウマを最小限にすることであり、2つ目は手術後の入院期間を短縮することであり、3つ目は手術そのものの時間を短縮することである。上記に述べた全ての目標は、しばしば最小限作業や低侵襲関節手術と称される、切開する部分を小さくすることで達成できる。
【0003】
切開部を小さくし、それに伴う外科技術を切断する軟組織構造を少なくするよう変更を加えることで、手術による患者の外傷を軽減することができ、これにより回復期間も短くなる。またある視点から見ると、切開部を小さくすることによって損傷する血管や軟組織構造が少なくなるので、作業時間の短縮にも結びつく。更に、関節の置換を行なった後に切開部を閉じる際も、少ない修繕作業で済む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし結果的には、切開部を小さくすると、外科医が手術部分をはっきり見ることが困難になる。更に、移植物や器具が傷口とより密接な位置で操作されることとなり、実際それらは傷口の端部とより頻繁に接触する。それらが切開部の端部と接触することで、感染症を引き起こしたり、軟組織を損傷したりするリスクが生じてくる。これらのリスクを抑えるために、出願人による現在出願中の出願PCT/IB01/02676、米国特許出願60/372285号及び米国特許出願60/376479号で説明されているように、器具を小さくしたり、異なった幾何学で作成したりしようとする傾向性が見られる。上記記載の出願は、本発明の基盤となっており、完全に組み込まれている。
【0005】
骨関連の手術を行なう際に患者の損傷を軽減するための1つの方法とは、リーマが小さな切開部の中をより簡単に通れるように、標準寛骨臼用のリーマにおける正面部の縦断面(上記記載の出願の中では静的縦断部として触れられている)の厚さを減らすことであった。しかし、一般的にそのような設計ではリーマの切削表面部において、骨を切削するための切削部を多く施せないという妥協点が生じる。
【0006】
よって、大きな動的縦断部を有し、また全体とした切削部の数に妥協をせずに設計された、低侵襲手術を行なうための器具が必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記に説明した要項を兼ね備えた、外科用の回転式リーマ装置を提供する。リーマ装置は、人工装置の取付けを円滑にするために骨や組織を関節部から取り除き、開口部と基部を備えた中空のリ−マ本体を有する。基部は、第1の旋回式リンク材、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部、そして該壁部を貫通する開口を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部を含む。主軸部は中空に形成されたリーマ本体に取付け可能で、ロータリー式の動力源に着脱可能に取付けられるよう形成されている。また、主軸部は回転中心軸と、第1の旋回式リンク材と連結する第2の旋回式リンク材を含む。主軸部の回転中心軸は、基部に対して角度を持つよう形成される。本体機構部は、中空に形成されたリーマ本体の基部に対する角度の、展開する前の位置から展開した位置へ移動する調整を行なう。
【0008】
本発明である骨切削用リーマは、横に向けられた形態からリーマを挿入し、使用の際にはリーマを旋回して切削位置に持ってくることができる。このように、前記の旋回式リーマは切開部に挿入するにあたって、切開部の縦断面を小さくすることが可能である。そして、一旦切削位置に旋回されると、半球形のリッマをもって効果的な切削を行なうことができる。
【0009】
外科医は、リーマハンドルを用いてリーマを操作することができる。この操作は、動力器具とリーマとを連結する橋となり、骨を切削するために付されたトルクを伝達するという役割を担う。このようなリーマハンドルは、米国特許出願60/376479の「関節の低侵襲手術のためのリ―マ支軸」で開示されているように、使用時に肌に接触しないように特別に設計することもまた可能である。
【0010】
本発明の別の具体案では、リーマ装置は、開口部を有する部分的に球体をした中空のリッマ本体と開口部に渡架する支軸部材とから構成される。この具体案において、主軸部は、一方の端部には第1ギアを備え、心棒と連結する旋回式のリンク材を有し、その回転中心軸は基部に対して角度を形成する。また本具体案では、第1ギアと連動する第2ギアと、展開する前の位置から展開した位置へ移行する際にリーマの角度を調節するための半球形リッマも含む。第1ギアと第2ギアの配置位置は、もちろん逆にすることも可能である。
【0011】
本発明において、寛骨臼用リ―マは横に向けた状態の縦断面の方が切削時の状態の縦断面よりも小さいので、展開する前の状態で挿入され、横に向けられた状態で切開部を通過させる点が有利である。
【0012】
更に有利な点としては、骨を切削するためにリーマを旋回して、展開した状態で切削場所に配置することが挙げられる。
【0013】
更に有利な点としては、リーマを展開する前の位置から展開した位置へと移動させるために、簡単な装置を用いる点が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1から図8を参照すると、球体の断面の形をした中空のリーマ本体15を有する寛骨臼用の外科用リーマ装置10が開示されている。図に示されているように、中空のリーマ本体15は開口部20と基部25を備える。リーマ本体15は、壁部30を含み、切削された骨や組織を切開穴から取り除くために、その壁部30を貫通した開口40を形成し、互いに間隔を空けて施された刃部35を有する。基部25は、心棒55の形状をした第1の旋回式リンク材を含む。動力源は開示されていないが、図1から図6で示されるように主軸部45には、動力源と接続するための取付け部50が備わっている。動力源と接続できる適切な手段であればどのようなもの(ドリル、別の主軸、または外科医の手)でも示された取付け部50の代用と成り得る。主軸部45には、回転中心軸60があり、図3で示されるように心棒55と連結する第2の旋回式継手65を有し、図1及び図4で示されるように基部25と中心軸60から角度70が形成される。本体の機構部75は、図1から図3で開示されているような展開する前の位置から、図4から図6で開示されているような展開した位置へと移行する際の角度を調節するための機構である。この本体機構部は、定められた範囲で角度調整を行なうように規定することも、また外科医が自由に調整することも可能である。外科医が望むのであれば、リーマを定められた角度で留めるために止具を備えてもよい。
【0015】
図1から図6を更に詳細に説明すると、寛骨臼用の外科用リーマ装置10における本体機構部75は、中心軸60に沿って移動可能なスリーブ80を有する。また、本体機構部75は、リンク材95も備える。基部25は、開口部20に渡架する少なくとも1つ、好ましくは2つの支持部材90を含む。第1の具体案では、基部25は第2の旋回式リンク材65と共にリンク材85と連結する心棒55を含む。外科医は、図1から図3で示されるような、より小さな切開部に挿入する際に便利となる、展開する前の位置から、図4から図6で示されるような、リーマで寛骨臼腔を切削する際の展開した位置へと角度70を調整するようリンク材85を動かすために、中心軸60に沿ってスリーブ80を移動させることもできる。切欠部90は、切開部に挿入する際に装置の大きさをできる限り小さくするように、主軸部45を、展開する前の状態において部分的に球体の形をした中空のリーマ本体15に納めるために施されている。戻り止め96は、切開部に挿入する際に、寛骨臼用リーマ装置10を展開する前の状態で固定するために施されている。更にもう1つの戻り止め97は、切開部の中に挿入された後に切削作業を行なえるよう、寛骨臼リーマ装置10を展開した状態で固定するために施されている。この装置を用いることで、挿入する際と、切削のために中空のリーマ本体15を移動させる際の角度70を簡単に調整することができる。
【0016】
次に図7A及び図7Bを参照すると、寛骨臼用の外科用リーマ装置10のまた異なる具体案10’が開示されている。この具体案においては、本体機構部75’は可動ギア187と連動する駆動ギア185と、部分的に球体の形をした中空のリーマ本体15’とを有する。主軸部45’は、可動ギア187と旋回式リンク材(図示なし)を有する。旋回式リンク材55’は開口部20’に渡架する心棒55’として示されており、基部25’と連結する。図1から図6とは異なり、この場合の心棒55’と基部25’とは同じ構成部品である。駆動ギア185が起動されると、駆動ギア187と連動し、図7Bで示される展開する前の状態から、図7Aで示される展開した状態へと中空のリーマ本体を移動させる。このほかの具体案においても、部分的に球体の形をしたリーマ本体15’を切削する際に挿入と整復を行なえるように、角度70’を簡単に調整することができる。留意すべきは、駆動ギア185は、主にリーマ本体の中に納められた調帯(ベルト)及び/または駆動列を含む様々な方法で駆動することができる点である。
【0017】
次に図8A及び図8Bを参照すると、第3の具体案10’’が図示されており、これは本質的には駆動ギア185と可動ギア187の位置が逆になったもので、可動ギア187’がリーマ本体15’’の内側の表面に取付けられ、駆動ギア185’は主軸部45’’の先端部で駆動するよう固定される。駆動ギア185’を中心からずらした位置に配置することで、リーマ本体15’’が挿入と切削を行なう際の位置において、ギアをリーマ本体15’’によってより確実に覆い隠すことができる。リーマ本体15の内側表面に取付けられた可動ギア187’は、駆動ギア185’の歯がそれと噛み合い、リーマ本体を切削時の状態から挿入時の状態へと移動させるべく、簡単な孔線(図示なし)で代用することも可能である。図7Aから図8Bの太線で描かれた個所は、歯(図示なし)が配置されるピッチ線を示している。この具体案は、駆動が簡単で、リーマ本体が複雑な作りの駆動列を必要としないため安く製造できるという利点がある。
【0018】
図9A及び図9Bを次に参照すると、リンク材85がカム装置85’で代用された場合の具体案10’’’が開示されている。このカム装置85’は、スリーブ80’が主軸部45’’’の中心軸に沿って上げられるとカム表面202に沿って移動する旋回式カム200を含む。スリーブ80’は、ばね206によって止具204の位置で固定される。
【0019】
本発明の外科用回転式リーマ装置10、10’,または10’’は、人工装置の置換作業を円滑にし、損傷した骨を修繕するための再建手術を行なう際に骨や組織を関節腔から取り除くのに便利である。
【0020】
本発明の寛骨臼用リーマ装置10、10’、または10’’は、横を向いた縦断面の方が切削する際の動的縦断面より小さくなるため、横を向いた側面で切開部を通るように、展開する前の状態で挿入されるという有利点がある。
【0021】
リーマ装置10、10’、または10’’は、骨を切削するために展開した状態になるよう、切削位置に旋回するという有利点がある。
【0022】
リーマを展開する前の位置から展開した位置へ旋回するために、単純な本体機構部75、75’、75’’が用いられるという更なる利点がある。
【0023】
本文で説明された本発明の具体案において、様々な変化や応用を加えることは可能である。ここでは特定した解説の本発明の具体案が図示、説明されているが、上記に開示した具体案に多岐に渡る変更や応用、そして代用を行なうことも考慮できる。例えば本発明品において、その他の対応する要素を用いることなく、ある特定の要素だけを採用することもできる。従って、上記に記載した解説は、広い意味で解釈され、単なる実施案の一例を説明したに過ぎないことを理解してもらいたく、発明の特質及び範囲は、添付された請求の範囲の1つ、またはその他の更なる要項によってのみ規定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による旋回式リーマの展開する前の状態の側面図である。
【図2】本発明による旋回式リーマの展開する前の状態の背面図である。
【図3】本発明による旋回式リッマの展開する前の状態の透視図である。
【図4】本発明による旋回式リーマの展開した状態の側面図である。
【図5】本発明による旋回式リーマの展開した状態の背面図である。
【図6】本発明による旋回式リーマの展開した状態の透視図である。
【図7A】本発明の別の具体案において、展開した状態におけるギア装置を開示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図7B】本発明の別の具体案において、展開する前の状態におけるギア装置を開示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図8A/8B】本発明の更に別の具体案において、それぞれ図7Aと図7Bで示したギアの位置が逆に配置された場合における、展開する前の状態と展開した状態をそれぞれ図示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図9A/9B】本発明の更に別の具体案において、カム装置を用いた場合における、展開する前の状態と展開した状態をそれぞれ図示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【符号の説明】
10 リーマ装置
15 リーマ本体
20 開口部
25 基部
30 壁部
35 刃部
40 開口
45 主軸部
50 取付部
55 心棒
60 回転中心軸
65 旋回継手
70 角度
75 本体機構部
80 スリーブ
85 リンク材
85’ カム装置
90 支持部材
95 切欠部
96 戻り止め
97 戻り止め
185 駆動ギア
187 可動ギア
200 旋回カム
202 カム表面
204 止部
206 ばね
【発明が属する技術分野】
本発明は、関節置換手術に用いられる類のリーマを発展させ、改良を加えたものであり、特に近年発展している分野である関節の低侵襲手術のために開発された。
【0002】
【従来の技術】
患者治療の基準の向上を求める絶え間ない声や増加する一途の手術費用、変形性関節症を患う老人の比率がどんどん増加していく現在の人口傾向などの要因から、関節置換手術の性質に変化が生まれている。手術における変化の主な領域には3つの主要な目標がある。1つ目は手術から生じるトラウマを最小限にすることであり、2つ目は手術後の入院期間を短縮することであり、3つ目は手術そのものの時間を短縮することである。上記に述べた全ての目標は、しばしば最小限作業や低侵襲関節手術と称される、切開する部分を小さくすることで達成できる。
【0003】
切開部を小さくし、それに伴う外科技術を切断する軟組織構造を少なくするよう変更を加えることで、手術による患者の外傷を軽減することができ、これにより回復期間も短くなる。またある視点から見ると、切開部を小さくすることによって損傷する血管や軟組織構造が少なくなるので、作業時間の短縮にも結びつく。更に、関節の置換を行なった後に切開部を閉じる際も、少ない修繕作業で済む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし結果的には、切開部を小さくすると、外科医が手術部分をはっきり見ることが困難になる。更に、移植物や器具が傷口とより密接な位置で操作されることとなり、実際それらは傷口の端部とより頻繁に接触する。それらが切開部の端部と接触することで、感染症を引き起こしたり、軟組織を損傷したりするリスクが生じてくる。これらのリスクを抑えるために、出願人による現在出願中の出願PCT/IB01/02676、米国特許出願60/372285号及び米国特許出願60/376479号で説明されているように、器具を小さくしたり、異なった幾何学で作成したりしようとする傾向性が見られる。上記記載の出願は、本発明の基盤となっており、完全に組み込まれている。
【0005】
骨関連の手術を行なう際に患者の損傷を軽減するための1つの方法とは、リーマが小さな切開部の中をより簡単に通れるように、標準寛骨臼用のリーマにおける正面部の縦断面(上記記載の出願の中では静的縦断部として触れられている)の厚さを減らすことであった。しかし、一般的にそのような設計ではリーマの切削表面部において、骨を切削するための切削部を多く施せないという妥協点が生じる。
【0006】
よって、大きな動的縦断部を有し、また全体とした切削部の数に妥協をせずに設計された、低侵襲手術を行なうための器具が必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記に説明した要項を兼ね備えた、外科用の回転式リーマ装置を提供する。リーマ装置は、人工装置の取付けを円滑にするために骨や組織を関節部から取り除き、開口部と基部を備えた中空のリ−マ本体を有する。基部は、第1の旋回式リンク材、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部、そして該壁部を貫通する開口を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部を含む。主軸部は中空に形成されたリーマ本体に取付け可能で、ロータリー式の動力源に着脱可能に取付けられるよう形成されている。また、主軸部は回転中心軸と、第1の旋回式リンク材と連結する第2の旋回式リンク材を含む。主軸部の回転中心軸は、基部に対して角度を持つよう形成される。本体機構部は、中空に形成されたリーマ本体の基部に対する角度の、展開する前の位置から展開した位置へ移動する調整を行なう。
【0008】
本発明である骨切削用リーマは、横に向けられた形態からリーマを挿入し、使用の際にはリーマを旋回して切削位置に持ってくることができる。このように、前記の旋回式リーマは切開部に挿入するにあたって、切開部の縦断面を小さくすることが可能である。そして、一旦切削位置に旋回されると、半球形のリッマをもって効果的な切削を行なうことができる。
【0009】
外科医は、リーマハンドルを用いてリーマを操作することができる。この操作は、動力器具とリーマとを連結する橋となり、骨を切削するために付されたトルクを伝達するという役割を担う。このようなリーマハンドルは、米国特許出願60/376479の「関節の低侵襲手術のためのリ―マ支軸」で開示されているように、使用時に肌に接触しないように特別に設計することもまた可能である。
【0010】
本発明の別の具体案では、リーマ装置は、開口部を有する部分的に球体をした中空のリッマ本体と開口部に渡架する支軸部材とから構成される。この具体案において、主軸部は、一方の端部には第1ギアを備え、心棒と連結する旋回式のリンク材を有し、その回転中心軸は基部に対して角度を形成する。また本具体案では、第1ギアと連動する第2ギアと、展開する前の位置から展開した位置へ移行する際にリーマの角度を調節するための半球形リッマも含む。第1ギアと第2ギアの配置位置は、もちろん逆にすることも可能である。
【0011】
本発明において、寛骨臼用リ―マは横に向けた状態の縦断面の方が切削時の状態の縦断面よりも小さいので、展開する前の状態で挿入され、横に向けられた状態で切開部を通過させる点が有利である。
【0012】
更に有利な点としては、骨を切削するためにリーマを旋回して、展開した状態で切削場所に配置することが挙げられる。
【0013】
更に有利な点としては、リーマを展開する前の位置から展開した位置へと移動させるために、簡単な装置を用いる点が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1から図8を参照すると、球体の断面の形をした中空のリーマ本体15を有する寛骨臼用の外科用リーマ装置10が開示されている。図に示されているように、中空のリーマ本体15は開口部20と基部25を備える。リーマ本体15は、壁部30を含み、切削された骨や組織を切開穴から取り除くために、その壁部30を貫通した開口40を形成し、互いに間隔を空けて施された刃部35を有する。基部25は、心棒55の形状をした第1の旋回式リンク材を含む。動力源は開示されていないが、図1から図6で示されるように主軸部45には、動力源と接続するための取付け部50が備わっている。動力源と接続できる適切な手段であればどのようなもの(ドリル、別の主軸、または外科医の手)でも示された取付け部50の代用と成り得る。主軸部45には、回転中心軸60があり、図3で示されるように心棒55と連結する第2の旋回式継手65を有し、図1及び図4で示されるように基部25と中心軸60から角度70が形成される。本体の機構部75は、図1から図3で開示されているような展開する前の位置から、図4から図6で開示されているような展開した位置へと移行する際の角度を調節するための機構である。この本体機構部は、定められた範囲で角度調整を行なうように規定することも、また外科医が自由に調整することも可能である。外科医が望むのであれば、リーマを定められた角度で留めるために止具を備えてもよい。
【0015】
図1から図6を更に詳細に説明すると、寛骨臼用の外科用リーマ装置10における本体機構部75は、中心軸60に沿って移動可能なスリーブ80を有する。また、本体機構部75は、リンク材95も備える。基部25は、開口部20に渡架する少なくとも1つ、好ましくは2つの支持部材90を含む。第1の具体案では、基部25は第2の旋回式リンク材65と共にリンク材85と連結する心棒55を含む。外科医は、図1から図3で示されるような、より小さな切開部に挿入する際に便利となる、展開する前の位置から、図4から図6で示されるような、リーマで寛骨臼腔を切削する際の展開した位置へと角度70を調整するようリンク材85を動かすために、中心軸60に沿ってスリーブ80を移動させることもできる。切欠部90は、切開部に挿入する際に装置の大きさをできる限り小さくするように、主軸部45を、展開する前の状態において部分的に球体の形をした中空のリーマ本体15に納めるために施されている。戻り止め96は、切開部に挿入する際に、寛骨臼用リーマ装置10を展開する前の状態で固定するために施されている。更にもう1つの戻り止め97は、切開部の中に挿入された後に切削作業を行なえるよう、寛骨臼リーマ装置10を展開した状態で固定するために施されている。この装置を用いることで、挿入する際と、切削のために中空のリーマ本体15を移動させる際の角度70を簡単に調整することができる。
【0016】
次に図7A及び図7Bを参照すると、寛骨臼用の外科用リーマ装置10のまた異なる具体案10’が開示されている。この具体案においては、本体機構部75’は可動ギア187と連動する駆動ギア185と、部分的に球体の形をした中空のリーマ本体15’とを有する。主軸部45’は、可動ギア187と旋回式リンク材(図示なし)を有する。旋回式リンク材55’は開口部20’に渡架する心棒55’として示されており、基部25’と連結する。図1から図6とは異なり、この場合の心棒55’と基部25’とは同じ構成部品である。駆動ギア185が起動されると、駆動ギア187と連動し、図7Bで示される展開する前の状態から、図7Aで示される展開した状態へと中空のリーマ本体を移動させる。このほかの具体案においても、部分的に球体の形をしたリーマ本体15’を切削する際に挿入と整復を行なえるように、角度70’を簡単に調整することができる。留意すべきは、駆動ギア185は、主にリーマ本体の中に納められた調帯(ベルト)及び/または駆動列を含む様々な方法で駆動することができる点である。
【0017】
次に図8A及び図8Bを参照すると、第3の具体案10’’が図示されており、これは本質的には駆動ギア185と可動ギア187の位置が逆になったもので、可動ギア187’がリーマ本体15’’の内側の表面に取付けられ、駆動ギア185’は主軸部45’’の先端部で駆動するよう固定される。駆動ギア185’を中心からずらした位置に配置することで、リーマ本体15’’が挿入と切削を行なう際の位置において、ギアをリーマ本体15’’によってより確実に覆い隠すことができる。リーマ本体15の内側表面に取付けられた可動ギア187’は、駆動ギア185’の歯がそれと噛み合い、リーマ本体を切削時の状態から挿入時の状態へと移動させるべく、簡単な孔線(図示なし)で代用することも可能である。図7Aから図8Bの太線で描かれた個所は、歯(図示なし)が配置されるピッチ線を示している。この具体案は、駆動が簡単で、リーマ本体が複雑な作りの駆動列を必要としないため安く製造できるという利点がある。
【0018】
図9A及び図9Bを次に参照すると、リンク材85がカム装置85’で代用された場合の具体案10’’’が開示されている。このカム装置85’は、スリーブ80’が主軸部45’’’の中心軸に沿って上げられるとカム表面202に沿って移動する旋回式カム200を含む。スリーブ80’は、ばね206によって止具204の位置で固定される。
【0019】
本発明の外科用回転式リーマ装置10、10’,または10’’は、人工装置の置換作業を円滑にし、損傷した骨を修繕するための再建手術を行なう際に骨や組織を関節腔から取り除くのに便利である。
【0020】
本発明の寛骨臼用リーマ装置10、10’、または10’’は、横を向いた縦断面の方が切削する際の動的縦断面より小さくなるため、横を向いた側面で切開部を通るように、展開する前の状態で挿入されるという有利点がある。
【0021】
リーマ装置10、10’、または10’’は、骨を切削するために展開した状態になるよう、切削位置に旋回するという有利点がある。
【0022】
リーマを展開する前の位置から展開した位置へ旋回するために、単純な本体機構部75、75’、75’’が用いられるという更なる利点がある。
【0023】
本文で説明された本発明の具体案において、様々な変化や応用を加えることは可能である。ここでは特定した解説の本発明の具体案が図示、説明されているが、上記に開示した具体案に多岐に渡る変更や応用、そして代用を行なうことも考慮できる。例えば本発明品において、その他の対応する要素を用いることなく、ある特定の要素だけを採用することもできる。従って、上記に記載した解説は、広い意味で解釈され、単なる実施案の一例を説明したに過ぎないことを理解してもらいたく、発明の特質及び範囲は、添付された請求の範囲の1つ、またはその他の更なる要項によってのみ規定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による旋回式リーマの展開する前の状態の側面図である。
【図2】本発明による旋回式リーマの展開する前の状態の背面図である。
【図3】本発明による旋回式リッマの展開する前の状態の透視図である。
【図4】本発明による旋回式リーマの展開した状態の側面図である。
【図5】本発明による旋回式リーマの展開した状態の背面図である。
【図6】本発明による旋回式リーマの展開した状態の透視図である。
【図7A】本発明の別の具体案において、展開した状態におけるギア装置を開示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図7B】本発明の別の具体案において、展開する前の状態におけるギア装置を開示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図8A/8B】本発明の更に別の具体案において、それぞれ図7Aと図7Bで示したギアの位置が逆に配置された場合における、展開する前の状態と展開した状態をそれぞれ図示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【図9A/9B】本発明の更に別の具体案において、カム装置を用いた場合における、展開する前の状態と展開した状態をそれぞれ図示した、部分的に断面図で示された側面図である。
【符号の説明】
10 リーマ装置
15 リーマ本体
20 開口部
25 基部
30 壁部
35 刃部
40 開口
45 主軸部
50 取付部
55 心棒
60 回転中心軸
65 旋回継手
70 角度
75 本体機構部
80 スリーブ
85 リンク材
85’ カム装置
90 支持部材
95 切欠部
96 戻り止め
97 戻り止め
185 駆動ギア
187 可動ギア
200 旋回カム
202 カム表面
204 止部
206 ばね
Claims (19)
- 駆動する主軸部に連結された回転式のリーマ本体を有し、上記リーマ本体は挿入時の位置から切削時の位置に、上記主軸部に対して旋回式に調節可能であり、切開部及び/または軟組織を通過するにあたって患者のトラウマを軽減するために、挿入時の縦断面が切削時よりも小さな静的挿入縦断面を持つことを特徴とする人工装置の取付けを円滑に行なうために骨や組織を関節腔から取り除く外科用回転式リーマ装置。
- 上記リーマ本体は、開口部、第1のリンク材を含む基部、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部、そして該壁部を貫通する孔を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部を有し、
上記リーマ装置の主軸部は、回転中心軸と第1の旋回式リンク材と連結する第2のリンク材とを有し、回転中心軸は基部との間に角度を形成し、
上記リーマ装置は更に、中空のリーマ本体の基部に対する角度を、展開する前の状態から展開した後の状態に調整するための本体機構部を有することを特徴とする請求項1に記載のリーマ装置。 - 上記リーマ本体が球体の断面の形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の外科用リーマ装置。
- 上記リーマ本体が寛骨臼用のリーマであることを特徴とする請求項3に記載の外科用リーマ装置。
- 上記基部は、中空のリーマ本体の開口部に渡架する少なくとも1つの支軸部材を有することを特徴とする請求項2に記載の外科用リーマ装置。
- 上記支軸部材は第1及び第2の支軸部材からなり、この第2の支軸部材は第1の支軸部材からずらされた位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の外科用リーマ装置。
- 上記支軸部材は、リーマ本体と第2のリンク材とを連結するための心棒を含んでなることを特徴とする請求項6に記載の外科用リーマ装置。
- 中空のリーマ本体の角度を展開する前の状態から展開した状態に調整するための本体機構部は、回転中心軸に沿って移動可能なスリーブを有することを特徴とする請求項2に記載の外科用リーマ装置。
- 上記主軸部には、展開した状態でスリーブを固定させるための固定止具が施されていることを特徴とする請求項8に記載の外科用リーマ装置。
- 上記本体機構部がリンク材であることを特徴とする請求項2に記載の外科用リーマ装置。
- 上記本体機構部がカムであることを特徴とする請求項2に記載の外科用リーマ装置。
- 上記支軸部材と第1のリンク材とは、第2のリンク材を中空のリーマ本体に連結する複合体であることを特徴とする請求項5に記載の外科用リーマ装置。
- 第1のリンク材と第2のリンク材は、お互いにずれた位置に配置され、第2のリンク材は第1のリンク材と回転中心軸に沿って移動可能なスリーブとを旋回式に連結することを特徴とする請求項5に記載の外科用リーマ装置。
- 上記本体機構部がギアを有することを特徴とする、請求項12に記載の外科用リーマ装置。
- a)開口部と、開口部に渡架する基部と、心棒とを有する中空のリーマ本体、表面が中央の穴部を形成する壁部、そして上記壁部を貫通する開口を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部と、
b)回転中心軸が定められ、動力源に着脱可能に取付けられ、心棒と連結するリンク材を有し、上記中心軸は基部に対して角度を形成するよう設計された主軸部と、
c)展開する前の位置から展開した位置へ、中空のリーマ本体の基部に対する角度を調整するためのリンク材とから構成されることを特徴とする人工装置の取付けを円滑に行なえるよう腰関節から骨や組織を取り除くための寛骨臼用の外科用リーマ装置。 - 中空のリーマ本体の展開する前の位置から展開した位置の角度を調整するための本体機構部の構成部品は、回転中心軸に沿って移動可能なスリーブであることを特徴とする請求項15に記載の外科用リーマ装置。
- 上記主軸部には、展開した位置でスリーブを固定するための固定止具が施されていることを特徴とする請求項16に記載の外科用リーマ装置。
- リンク材の一方の端部はスリーブに旋回式に取付けられ、もう一方の端部は旋回中心点が第1のリンク材とずれた位置で、リーマ本体の基部に旋回式に取付けられることを特徴とする請求項16に記載の外科用リーマ装置。
- a)開口部と開口部に渡架する支軸部材を有する中空のリーマ本体、表面縁部が中央の穴部を形成する壁部、そして上記壁部を貫通する開口を形成し、間隔を空けて施された複数の刃部と、
b)動力源に着脱可能に取付けられ、駆動ギアと、心棒と連結する旋回式リンク材とを有し、中心軸は基部に対して角度を形成するよう設計された主軸部と、
c)展開する前の位置から展開した位置へ、中空のリーマ本体の基部に対する角度を調整するために、可動ギアと連動する駆動ギアとを有することを特徴とする人工装置の取付けを円滑に行なえるよう腰関節から骨や組織を取り除くための寛骨臼用の外科用リーマ装置。
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