JP2003534838A - 人間工学的に設計された車輪付きカバン - Google Patents

人間工学的に設計された車輪付きカバン

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JP2003534838A
JP2003534838A JP2001575857A JP2001575857A JP2003534838A JP 2003534838 A JP2003534838 A JP 2003534838A JP 2001575857 A JP2001575857 A JP 2001575857A JP 2001575857 A JP2001575857 A JP 2001575857A JP 2003534838 A JP2003534838 A JP 2003534838A
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handle
wheeled
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handle assembly
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JP2001575857A
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オーワド・ジェイ・ダバブネー
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/26Special adaptations of handles
    • A45C13/262Special adaptations of handles for wheeled luggage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/26Special adaptations of handles
    • A45C13/262Special adaptations of handles for wheeled luggage
    • A45C2013/267Special adaptations of handles for wheeled luggage the handle being slidable, extractable and lockable in one or more positions

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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ユーザにより床面を横切って移動される、人間工学的に設計された車輪付きカバンを開示する。車輪付きカバンは、少なくとも底面、背面および上面を有するカバンの本体であって、背面は底面および上面とそれぞれ交差する本体と、本体の底面に回転可能に支持された、間隔をおいた平行な少なくとも2つの車輪と、車輪を通って伸び、本体の背面および底面との交差部と平行な長手方向の軸を有する。車輪付きカバンはまた、本体に設けられたハンドルアセンブリを有する。ハンドルアセンブリは、車輪付きカバンが床面を横切って移動するときにユーザが握る細長いハンドルグリップを有する。ハンドルアセンブリは、ハンドルグリップが本体と同一平面をなす後退した第1の位置と、ハンドルグリップが本体の上方の選択的に調整可能な距離だけ伸びる第2の位置であって、ハンドルグリップがユーザに握られて、車輪の軸に対して垂直で、床面と実質的に平行に配置される第2の位置を有する。このように構成することで、ユーザはより自然な姿勢で車輪付きカバンを引くことができ、それにより快適さおよび疲労を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概してカバン(luggage)に関する。より具体的には、本発明は人
間工学的に設計された車輪付きカバンに関する。
【0002】
【従来の技術】
スーツケースおよび機内持ち込み用かばんを含む、非常に多くのタイプおよび
スタイルの車輪つきのカバンが知られている。最も人気のあるスタイルの車輪つ
き直立カバンは、一部分に固定された軸が設けられ、ケースの低い方のベース部
の長さ方向のエッジに沿って伸びる。そしてケースに回転可能に、かつその軸に
沿って取り付けられた、間隔をおいた一組の車輪を有する。車輪は、典型的には
広い側面の方に向けてケースが移動するようにされている。ケースの上面には入
れ子式ハンドルが設けられており、これによりユーザは2つの車輪上でバランス
を取る。よってハンドルを用いると、ケースは比較的容易に引くことができる。
【0003】 ケースおよびバッグを含む車輪付きカバンを、以下適宜「ケース」と呼ぶ。今
日の市販の車輪付きカバンは、ケースを引きまたは押すハンドルを有し、車輪の
軸と平行に配置されている。このような構成は、ユーザの腕は体から後ろの方に
伸び、通常の位置から約±90°回転してユーザに不自然な体勢や姿勢を強いる
ことになる。腕は通常、体の側面に沿って手のひらが脚に面している一方、ユー
ザが歩きながらケースを運ぶ際にはハンドルを握るために手のひらが上や下を向
く。
【0004】 腕や手の回転は、肩および前腕の回転の組み合わせにより実現される。ハンド
ルを前に引く際には、腕は体の後ろに向かって約10°から約40°伸びる。手
の位置によって、肩は約10°から約30°まで外転する。腕は肘が完全に伸ば
してまっすぐにされる。手首は尺骨方向に、概ね約15°から約25°までそれ
て、ユーザの手をカバンのハンドルと一直線に並ぶ。よって、必要な引く力に依
存して、手首もまた概ね約0°から約15°まで屈曲する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって車輪付きケースを引くのに必要な腕の位置は、ユーザを疲れさせ、
および/または反復動作タイプ、特に手首の運動に関連するタイプの傷害を引き
起こす。他の動作(例えば手首の障害に関連するキーボード操作)に関連する反
復動作タイプの傷害を既に患っている者に対して、現在入手できる車輪付きケー
スに必要となる手と腕の位置は、ユーザにひどい痛みおよび/またはさらなる傷
害を引き起こすおそれがある。
【0006】 さらに、現在入手可能なタイプの車輪付きのケースは、一般に「1サイズであ
らゆる人に適合させた」設計になっている。伸ばした時の伸縮ハンドルの長さは
固定され、「平均身長」の人に対してカバンの重さが車輪上でバランスするよう
に設計されている。これにより使用中は均衡のとれた、またはバランスのとれた
位置で、カバンを維持する力が必要最小限ですむ。しかし、より背が高い人は、
一般にハンドルに下向きの力をかけてカバンが後方に倒れないようにしなければ
ならない。またより背が低い人は、上向きの力をかけてカバンが床に転倒しない
ようにしなければならない。カバンがその人向けに設計された「平均身長」の人
でさえ、車輪付きのケースにカバンの追加のアイテムを取り付けまたは運ぶ場合
には、車輪上の重心の移動により同様に困難になるであろう。
【0007】 よって、必要とされているが周知のタイプの中からは現在入手できない車輪付
きケースまたはカバンに必要とされているのは、改良された人間工学的に設計さ
れた車輪付きカバンである。このカバンは、カバンの使用中のユーザの体勢また
は姿勢をより自然にできる。また、異なる身長のユーザに対して容易に調整でき
る人間工学的なハンドルを有する車輪付きケースの提供もまた好ましいであろう
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、人間工学的に設計された車輪付きカバンを提供し、この技術の設計
上の欠陥を克服する。車輪付きカバンは、スーツケース、バッグおよび他の形状
のカバンを含むが、これに限定されない。よって本発明は、使用するとより快適
で疲れにくいカバンを提供する。また本発明は、床面を横切ってカバンを運び、
または移動、運搬する際にユーザがより自然な姿勢をとることができるカバンを
提供する。そしてまたユーザがハンドル長を調整して、各人の身長、運搬物、お
よび/または荷物の条件に適合させることができる。これによりユーザの快適さ
を高めつつ、その一方で疲れを低減し、ユーザの傷害(腕および手首の反復動作
に一般的に関連する傷害を含む)の危険性を最小にする。さらに、本発明の人間
工学的に設計された車輪付きカバンは、カバンユーザに対する反復動作または絶
えず行われる動作の傷害の危険性を低減する。
【0009】 より具体的には、本発明は、ハンドルを有する車輪付きカバンを提供する。ハ
ンドルは、展開されると車輪の軸に実質的に垂直に位置され、使用者の身長に調
整できる。さらに本発明により、ユーザは、ユーザの身長に基づいてハンドルの
長さを調整できる。よって本発明は、人間工学的に設計された車輪付きカバンを
提供する。車輪付きカバンは、物を収容するのに用いられる4面を有するカバン
またはスーツケース本体を有する。カバンの本体は、底面、背面および上面を有
し、背面は底面および上面の両方とそれぞれ交差している。
【0010】 カバンはまた、カバン本体の底面の、背面が底面に交差する部分の近辺に回転
可能に取り付けられた少なくとも2つの車輪を有する。車輪を通過する長手方向
の軸は、カバンの背面および底面の交差部と平行である。ハンドルアセンブリも
また設けられる。ハンドルは、カバン本体の背面上にまたは隣接して設けられる
。ハンドルアセンブリは、ユーザが握り、車輪付きカバンを床面を横切って移動
し運搬するのに用いられるハンドルグリップを有する。使用しないときには、ハ
ンドルはカバン本体の上面と実質的に同一平面で重なる。
【0011】 使用において、ハンドルはカバン本体の上面の上方に調整可能な距離だけ伸び
、選択された距離または高さの固定位置でロックできる。伸ばされたとき、ハン
ドルグリップはユーザに握られ、車輪の軸と実質的に垂直になる。そしてハンド
ルの調整可能な距離または高さは、ユーザの身長に依存して選択的に変化できる
。好ましい実施の形態では、ユーザが床面を横切って車輪付きカバンを移動する
場合に、ハンドルのグリップ部が表面と実質的に平行になる。使用しないときに
は、ハンドルはカバン本体の上面および背面と実質的に同一平面で重なる。
【0012】 本発明の車輪付きカバンはまた、ガイド部またはマークを備えており、これを
用いて、ユーザは容易に、かつ繰り返してハンドルの長さを身長および身体的特
徴にあわせて調整できる。例えばハンドルは、ユーザがハンドルの長さを調整す
る基準または測定器として使用する高さ、またはマークを有する。車輪付きカバ
ンはまた、「バブル」インジケータを備えている。このインジケータは、適当な
ハンドル長を調整するのに用いられる。ハンドルの長さは、ハンドルのグリップ
部が地面と実質的に平行であるときに、バブルインジケータにより示されるよう
にカバンの重心が車輪の上方またはほとんど上方に存在するように調整される。
これにより、ハンドル長は、カバンの重心が車輪の上方またはほとんど上方に存
在する。これによりハンドル長が調整され、カバンが引かれまたは押されて、重
心が車輪の真上にまたはほぼ真上に存在する場合に得られる最適な傾き角が実現
される。特定のユーザについて最適なハンドル長が一旦確立すると、ユーザはハ
ンドル上のマークまたは他のインジケータを用いて、ハンドル長を所望および所
定の長さに容易に調整できる。
【0013】 したがって本発明の目的は、改良され、人間工学的に設計された車輪付きカバ
ンを提供することである。本発明のこの目的、他の目的、特徴および効果に対し
ては、本発明が向けられている添付の図面を参照して明細書を読むことにより明
らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を詳細に参照して、図1は、従来から周知のタイプの車輪付きカバンを使
用する例を示す図である。周知の車輪付きカバンは、車輪の軸から間隔をおいて
、かつ平行に伸びたハンドルを有する。ケースのハンドルを保持するために、ユ
ーザの手のひらは、図示されるように前方または後方に面しなければならず、腕
および手首がいずれかの方向に約90°回転する必要がある。腕および手首の回
転は、肩と前腕の回転の組み合わせにより実現される。ハンドルを前に引く際に
は、肩は約10°から約40°の範囲で後方に伸び、それにより手をユーザの体
の後ろに配置できる。後方への腕の伸張、および、ユーザの手のひらの回転によ
り、肩が約10°から約30°で外転を生じ、手首が約15°から約25°で尺
骨方向へずれる。さらにユーザの腕は肘が完全に伸ばしてまっすぐにされる。よ
って必要となる引く力に依存して、ユーザの手首もまた概ね約0°から約15°
の範囲で屈曲する。大部分のユーザは、図1に示す運搬位置または移動位置を満
足しないであろう。特に長時間にわたる使用の間および/または重量物、バラン
スの悪い積荷の運搬時に満足しないであろう。
【0015】 さらに、従来の車輪付きカバンは、一般に固定長のハンドルを有する。よって
ユーザの身長はカバン本体と地面との間の傾きの角度に大きく影響する。図1で
は右側の女性には不都合がある。その理由は、図1の左側の男性と比較して、そ
の女性は、同じ大きさおよび重さの車輪付きカバンを引くのにより大きな力を出
さなければならないからである。これはハンドルが地面となす角度が異なること
に起因している。図1に示す従来の車輪付きカバンについて、図3に示すように
x軸およびy軸が紙面を構成すると定義すると、ハンドルの握り部の軸は、2つ
の車輪を共に連結するシャフトの軸と平行である。これらの軸は、z軸に沿って
延び紙面を出る。
【0016】 図2は、本発明のカバンの一般的な使用法を示す。図2に示すように、ユーザ
は車輪付きカバンのハンドルを握る際に、より自然な体勢または姿勢をとること
ができる。再びx軸およびy軸が紙面を構成するとして表現すると、本発明の車
輪付きカバンのハンドルの握り部はxy平面内にあり、またz軸に沿って伸びる
のではなく、車輪の間に伸びる軸に垂直である。よって、ユーザは腕を後方に伸
ばす必要はなくなり、および/または回転させて手のひらを前方または後方に向
ける必要はなくなる。図示されるように、ユーザは本発明の車輪付きカバンを引
くことができ、腕を後方に伸ばすことはなく、手首をひどく回転させることもな
い。
【0017】 図3は、本発明の車輪付きカバンを開発するのに用いられた、従来の車輪付き
カバンの自由体(free body)を示す。分析を簡単にするため、以下のように仮
定する。第1に、車輪の質量はカバンおよびその内容物に対して無視できる。第
2に、車輪の半径はカバンの全体の外形に対して小さい。第3に、車輪付きカバ
ンのすべての動きは床面を横切る車輪の回転によって生じる。第4に、車輪の回
転には摩擦はない。カバンのケースを移動するのに必要な力は、引く力(a pulli
ng force)を表す水平成分Fと、持ち上げ力(a lifting force)を表す垂直成
分Fに分けることができる。
【0018】 以下に示す黒は図3および以下の数式で用いられている。アスタリスク(*)
は、乗算のステップが行われることを表す。
【0019】 L:車輪の中心から、伸張したハンドルの端部までの長さ θ:地面に対する固生きの角度 φ:カバンのエッジと直線OCとの間の角度(ここでOは車輪の中心、Cは平
面内のカバンの重心を表す) W:カバンの重さ m:カバンの質量 aおよびb:それぞれカバンの高さおよび幅 F:持ち上げ力 F:引く力 F:垂直抗力 F:摩擦力(F=m*F) μ:車輪と地面との間の動摩擦係数 acc:垂直加速度ベクトル x方向の力を合計すると、以下の式が得られる。 (1)ΣF=F−F=m*acc この式は、純粋な回転運動に対しては (2)F=m*acc となる。またy方向の力の合計は0になるので、 (3)F=W−F となる。
【0020】 重心が、ケースの外形Cの中心に一致すると仮定すると、車輪の中心周りのモ
ーメントの合計は0であり、以下の式により表される。 (4)−F*L*cos(θ)+F*L*sin(θ)+W*a/2*cos(θ)−W*
b/2*sin(θ)−m*acc*1/2(a+b1/2*cos(θ+φ)=0 静止系またはacc=0の低速度で運動する系では、数(4)は、 (5)W*(a/2*cos(θ)−b/2*sin(θ)=Fl*L*cos(θ) ケースの傾き角θは、伸張したハンドル長Lの関数である。取扱者のグリップ
の高さHは、 (6)θ=arcsin(H/L) となる。
【0021】 各人のグリップの高さ(腕が側面に維持された場合の床から手までのおおまか
な距離)は全長Hの約45%であるので、高さの影響は上述の等式を用いて決定
できる。カバンのサイズと重さの典型的な値、例えばW=180ニュートン、a
=58cm、b=23cmおよびL=100cmを用いて、身長の関数としての
持ち上げ力の変化が図4に示されている。加速度は、静止または定常運動状態に
あることを表す0の場合、および典型的な加速度である0.8m/sの場合で
ある。図4から、回転するカバンの力学的な利点が明らかに見て取れる。
【0022】 よって、周知の構成を有する180ニュートンの車輪付きケースを定常的に引
くのに必要な力は、背の高い人では約26ニュートンから、背の低い人には約3
6ニュートンまで変化する。そのためより背が低い人はきわめて不都合であり、
より背の高い人よりも約50パーセントよりも大きい持ち上げ力を出さなければ
ならないであろう。そして、加速の間にはより大きな持ち上げ力が必要になる。
より背が高い人の相対的な利点は低減するものの、より背が低い人はより背が高
い人と比較して、いまだにより大きな力を出さなければならない。加速によって
水平方向の引く力が減少すると、車輪の軸周辺のモーメントが発生し、床に向か
ってハンドルが押されやすくなる。ケースを安定状態に保つために、垂直方向の
持ち上げ力はその反対方向にモーメントを生じさせなければならない。
【0023】 図5は、異なる身長の人々に対する、必要な持ち上げ力に関するハンドル長L
の影響を示す。1メートルのハンドル長では、より背の低い人々はより大きな持
ち上げ力を出さなければならず、再び不都合である。ハンドル長が長くなると、
背の低いユーザにとっての持ち上げ力は減少する。ハンドル長をさらに長くする
と、力の曲線は垂直に近づく。よって、背の低い人には幾分か長いハンドルが有
利であろう。もちろん、ハンドル長を単に伸ばすのは現実的なアプローチとは言
えない。扱いにくくなるであろうし、カバンの総重量が増加するからである。
【0024】 車輪付きカバンの重心が車輪のすぐ上にある場合には、ケースをバランスさせ
るために必要な持ち上げ力は本質的には0である。図3から、θ+φ=90の場
合には、重心は車輪の軸のすぐ上にある。カバン寸法を、典型的なa=58cm
、b=23cmとすると、φは約22°であろう。よって引いている間のカバン
の最適な傾きはθが約68°である。数(6)を用いてHを身長の約45パーセ
ントに等しく設定すると、最適なハンドル長は身長の約0.485倍である。こ
の値は概ね、体の側面に沿って腕と手を完全に伸ばして立ったときの床からの手
の位置に等しい。
【0025】 ハンドルの形状、サイズ、表面および方向をこれらの計算に沿うように調整し
て、手とハンドルの握りについての人間工学的なインターフェースを実現できる
。好ましくは、ハンドルグリップ32(図6のA、B,C、図7のA、B、C)
の表面は、滑らない圧縮性材料でコーティングされ、他には鋭いエッジがない。
必要であれば、指のくぼみ、その他のハンドルを握る際にユーザを手助けする手
段を設けてもよい。ハンドルの断面は、好ましくは円形、楕円形または角が丸め
られた矩形が好ましく、ユーザの手にぴったり適合し、ハンドルの不必要な回転
を防ぎ、ハンドルの方向感覚をユーザに与える。ハンドルのグリップ位置32の
長さは、もっとも大柄なユーザが、すべての指および親指で握りこぶしを作って
グリップするのに十分であることが好ましく、通常は、4インチまたはより長い
グリップ領域であれば十分である。ハンドル軸は、ハンドルがカバンを運び/移
動するのに用いられている場合に、車輪の軸に実質的に垂直である。ハンドルの
向きは、手首が過度にずれることなくカバンを利用できるようにする。必要であ
れば、ハンドルには、グリップの終端において滑りをなくし、または大きく低減
するフランジその他の手段を設けてもよい。または、ハンドルのグリップ位置に
狭い開口部(a closed opening)を設け、使用の間開口部内に指をぴったりと適
合させてもよい。
【0026】 本発明は、2つの人間工学設計の特徴を開示して、車輪付きカバンケースの設
計を改善する。第1には、入れ子式のハンドルの長さを調整できることであり、
それによりハンドル長は、ユーザの身長および/または体の釣り合いに依存して
適切かつ望ましい長さに設定できる。例えばユーザの身長に対する腕の長さであ
る。対照的に、周知のタイプの車輪付きカバンのハンドル長が調整されている場
合には、これは車輪付きカバンの重心に大きく影響することはない。所与のユー
ザに対する最適なハンドル長は、一般に、ユーザが体の側面に腕と手とを完全に
伸ばして立ちあがったときに、ユーザが容易にハンドルを握ることができる長さ
である。そしてこれは個々の人の身体的特徴に基づいて変化する。
【0027】 第2の設計的な問い口調は、ハンドルの向きである。本発明の車輪付きカバン
とともに利用される人間工学的に設計されたハンドルにより、ユーザはより快適
にかつ自然な体勢でカバンを引くことができる。人体のあらゆる関節には、人体
が最も強くかつ快適な、人間工学的に好ましい位置がある。よってユーザの快適
のために設計する際には、本発明によればユーザは好ましい、またはより自然な
体勢をとれ、または少なくともその体勢に近い体勢をとることができる。
【0028】 下記の表1は、車輪付きカバンを引くときに通常用いられる体の部分および関
節を列挙し、従来および本発明の車輪付きカバンの間での比較である。
【0029】
【表1】
【0030】 説明したように、本発明による車輪付きカバンは、特に手首、肩、前腕の位置
に関して、より自然な体勢をとれる。よって発明にかかる車輪付きカバンを用い
ることで、ユーザはより快適になり、疲れを低減させると共に、反復動作タイプ
の傷害の危険を低減できる。
【0031】 図6のA、B,C、図7のA、B、Cは、本発明の車輪付きカバンの種々の実
施例を示す。本発明の車輪付きカバンは、ハンドルアセンブリ12を設けたカバ
ン本体またはケース10を含む。ケースは1対の間隔をおかれた平行な車輪14
を備えている。車輪14は、ケースに回転可能に取り付けられ、それらを通過す
る共通の細長い長手方向の軸を有する。
【0032】 カバン本体またはケース10は、背面16、底面18、2つの対向する側面2
2、上面24および前面23で形成されている。これらは互いに共通する側面に
沿って、周知の様式で接続されている。図には剛体またはケースとして示されて
いるが、それに代えて本体は、ユーザの個人的な物(図示せず)を運び、中に入
れるために構成された半剛体、柔らかい本体、ケースまたはバッグでよい。ケー
スの背面および底面の交差部20は、2つの車輪14の軸と平行である。
【0033】 ハンドル12は、折りたたまれると、ケース内に規定されまたはケースにより
形成されたくぼみ34に収まる。好ましくは、ハンドルアセンブリ12がしまい
込まれた位置にあるとき、ハンドルはカバン本体、すなわち図6のAに示すよう
に、その上面24および背面16と実質的に同一平面をなしている。ハンドルア
センブリ12は、ケースのくぼみ内にしまい込まれた場合に、ロックされるよう
に構成される。図示されていないが、ハンドルアセンブリが使用されていない時
にジッパー付きまたはVelcro(登録商標)タイプのフックおよびループファスナカ
バーでくぼみ34を閉じ、密閉することで、ハンドルアセンブリが開いたり、お
よび/またはバッグの取り扱い中に損傷を受けるのを防いでもよい。ケース10
もまた、ケース本体の上面に取り付けられた従来の運搬ハンドル26を備えてい
てもよい。
【0034】 展開されると、ハンドルアセンブリは細長いハンドルグリップ32を与える。
細長いハンドルグリップ32は、ケースの車輪14の軸に実質的に垂直に配置さ
れ、またケースの背面16および底面18の交差部20に関して垂直である。こ
のように構成されたハンドルアセンブリにより、ハンドル全長を調整でき異なる
ユーザに適合できる。好ましくは、ハンドルグリップ32は展開されて、車輪付
きカバンが運搬される床または他の面と概ね平行になる。いうまでもなく、使用
位置にある場合のハンドルが車輪の軸に垂直である限り、図6のA、B、C、図
7のA、B、Cに示すようにハンドルアセンブリ12の異なる構成もまた利用で
きる。ハンドル長はカバンの重心に大きな影響を与えることなく、ユーザの身長
に調整され得る。
【0035】 図6のAは、収められた位置にあるハンドルアセンブリ12を示す。ハンドル
アセンブリ上にはロック/解除ボタン28が設けられ、図示される定位置にハン
ドルアセンブリをロックする。ロックボタン28でロックをかけると、ユーザは
ハンドルアセンブリを、図6のBおよびCに示す開使用位置に移行できる。使用
位置では、ハンドルグリップ32は車輪14の軸に垂直になるように配置される
【0036】 ハンドルアセンブリは、ユーザが手で握るハンドルグリップ32、ハンドルシ
ャフト36、スライド移動可能内部チューブ38および静止した外部チューブ4
0を有する。ハンドルシャフト36は、ほぼ中心位置またはピボットピン51に
形成されたヒンジ30によって内部チューブ38に取り付けられている。ハンド
ルアセンブリ(図6のA)の格納された位置では、ハンドルシャフト36は、内
部チューブ38および外部チューブ40と実質的に平行である。図6のBおよび
Cに示すようにハンドルが伸ばされると、ハンドルシャフト36はピボットピン
の周辺を回転し、矢印44で示すようにハンドルが使用位置にくる。ハンドルア
センブリを展開する際に、内部チューブ38は外部チューブ40内をスライド可
能に上方に移動され、所望のハンドル長を与える。ハンドル32のグリップ面は
、フレア端部33を有し、ユーザがより握りやすいようにできる。またはユーザ
が握ったときに手の滑りを最小にする。希望する場合には、ハンドルはまた開口
部33’を画定してもよい。ユーザは開口部33’に指を入れて、よりしっかり
とつかむことができる。
【0037】 ハンドルアセンブリが適切に配置され、伸ばされた位置(図6のC)で所望の
長さに調整されると、ハンドルアセンブリの内部チューブは、何種類かの周知の
タイプのロック装置および機構のひとつを用いて、外部チューブに対して定位置
にロックされる。例えば外部チューブは、選択的に内部チューブを圧迫して、内
部チューブに固く締め付ける取り付け部品を与える。または内部チューブは、間
隔を置いて画定された一連の開口部を有し、ピン(図示せず)が挿入されてその
開口部を通り、2本のチューブ38および40を共にロックし、所望の長さのハ
ンドルを与えてもよい。さらにマーク42を用いて、外部チューブ40に対する
内部チューブ38の延長位置、つまり伸びるハンドルの長さを測るのに使うこと
もできる。
【0038】 伸びたハンドルの長さは、上述の人間工学的な原理に基づいて決定される。特
定のユーザについてその長さが一旦決まると、内部チューブ38が所望の長さを
得るために外部チューブ40内で伸びるべき長さは、計測マークによりマークさ
れ、それ以外の場合には内部チューブ38上に示される。これによりユーザは、
将来、ハンドルアセンブリを容易に所望の長さに設定できる。バブルインジケー
タ46(図6のA)もまた設けられ、気泡を水準器内の中心に置き、伸びたハン
ドルシャフトおよびハンドルグリップを、車輪付きカバンが移動中に横切って進
む床と平行に配置することで、必要があれば、ユーザにとって正しい人間工学的
な位置にハンドルの長さを調整する手助けとなる。言うまでもなく、特定の人に
対しては、所望のハンドル長は経験的に、または当初の試行錯誤を経て決定され
るであろう。しかし本発明の特徴は、傾き角、すなわち地面に対しハンドルの低
い部分がなす角度θは、ハンドル長を変更しまたは調整することによっては大き
く変わることはない、ということである。
【0039】 カバン本体内の荷物の重量分布が、望ましいハンドル長を大きく変化させるこ
とは予期できないものの、別のカバンを追加して上面24上に配置し、または上
面24から吊り下げて、本体/ケース10の表面23にわたって伸ばすと、さら
にハンドル長を調整するのが望ましい程度までケースの重心が変化するであろう
。必要に応じてハンドル長は調整できるので、上述のように本発明による車輪付
きカバンは、荷物の分布が変化し、または1以上のユーザがカバンを使用しまた
は引くような状況で使用することが理想的には適切である。
【0040】 図7のA〜Cは、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図7では、2つ
のカバンの同様の要素を識別するために、同様の参照符号を用いている。ハンド
ルアセンブリ12は、カバン本体の背面16内に再び収容されている。ハンドル
アセンブリ12は、ハンドルグリップ32、ハンドルシャフト36、内部チュー
ブ38、外部チューブ40を有する。収納された位置(図7のA)では、ハンド
ルシャフト36および内部チューブ38はハンドルアセンブリの外部チューブ4
0に配列され、その内部に受け入れられている。ハンドルグリップのフレア端部
33は、ケースの凹部またはくぼみ34内に合わされている。
【0041】 ロックボタン28は、ケースの本体内の格納位置にハンドルアセンブリをロッ
クし、そこからハンドルアセンブリを開放するために再び設けられている。ハン
ドルアセンブリを使用位置に移動するため、ハンドルグリップ32はロックボタ
ン28を押下し、図7のCに示すようにハンドルグリップ32の所望の全長が得
られるまで上方にハンドルグリップ32を引き上げることにより開放される。そ
してハンドルグリップ32は、矢印44’で示すように、ピボット50および中
心ピン51の周りを回転する。このときハンドルグリップは、使用中は実質的に
地面と平行に配置され、図7のBに示すように車輪14の軸に垂直である。
【0042】 内部チューブ38には、所望の距離を示し、または測定するのに用いられる、
実際の高さのインジケータ52(図7のB)または任意のインジケータ52’(
図7のB)が設けられている。所望の距離は、所望のハンドル長を得るために、
内部チューブ38が外部チューブ40内で伸びるべき距離である。図7のCでは
、内部チューブ38は、5’5’’(5フィート5インチ;165.1cm)か
ら5’7’’(5フィート7インチ;170.1cm)までの範囲の身長を有す
る人に対して伸張され、または調整される。
【0043】 本実施の形態の車輪付きカバンはまた、上述の「バブル」インジケータを備え
ていてもよい。「バブル」インジケータは適切なハンドル長を調整するのに用い
られる。ハンドル長は、ハンドルのグリップ部が実質的に地面と平行に保持され
る場合に、カバンの重心がバブルインジケータ内の中心の気泡により示されるよ
うに、車輪の上方、またはほぼ上方に位置するように調整される。これにより、
ハンドル長は、重心がまさに上方に、またはほとんどすぐに車輪上に存在する場
合に生じる最適な傾き角が、カバンが引かれまたは押された場合に得られるよう
に調整できる。特定のユーザについて最適なハンドル長が一旦確立すると、ユー
ザはハンドル上のマークまたは他のインジケータを用いて、ハンドル長を所望お
よび所定の長さに容易に調整できる。
【0044】 ここまで本明細書では、本発明の種々の実施の形態を説明してきたが、これま
での説明および関連する図面に提示された教示の利益を有する当業者であれば、
本発明に関連する多くの変更および実施の形態に想到することが理解される。よ
って、本発明は、上記した本明細書に開示された特定の実施の形態に限定される
ことはなく、多くの変更および他の実施の形態が、特許請求の範囲の範囲内に含
まれることを意図している。さらに、本明細書(特許請求の範囲を含む)では特
定の用語を用いたが、それらは包括的かつ説明としての意味でしか用いられてお
らず、開示された発明(特許請求の範囲を含む)を限定する目的で用いられたの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 周知の車輪付きカバンを用いたときの、異なる身長の人が利用さ
れた引く位置を示す図である。
【図2】 本発明の車輪付きカバンを用いる人が、引く位置を示す図である
【図3】 本発明の車輪付きカバンを改良するのに用いられる車輪付きカバ
ンの自由体(free body)を示す図である。
【図4】 約1メートルのハンドル長を有する図1に示す従来の車輪付きカ
バンについての、持ち上げ力に関する身長および加速度の影響を示すグラフであ
る。
【図5】 図1の従来の車輪付きカバンについて、ハンドル長を変化させた
場合の持ち上げ力に関する身長の影響を示すグラフである。
【図6】 Aは、第1の実施の形態における、ハンドルアセンブリを有する
車輪付きカバンを示す図である。Bは、第1の実施の形態における、Aの車輪付
きカバンのハンドルアセンブリ部分の横立面図である。Cは、第2の実施の形態
における、Aの車輪付きカバンハンドルアセンブリ部分の横立面図である。
【図7】 Aは、第2の実施の形態における、ハンドルアセンブリを有する
本発明の車輪付きカバンを示す図である。Bは、Aのハンドルが移動位置に配置
された場合の、ハンドルアセンブリの横立面図である。Cは、車輪付きカバンか
ら最初に引き出された場合の、Aの車輪付きカバンのハンドルアセンブリの横立
面図である。
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザにより床面を横切って移動される車輪付きカバンであ
    って、 底面、背面および上面を含むカバンの本体であって、前記背面は前記底面およ
    び前記上面とそれぞれ交差している本体、 前記本体に回転可能に支持された、間隔をおいた平行な少なくとも2つの車輪
    、 前記車輪を通って伸び、前記本体の前記背面および前記底面との交差部と平行
    な長手方向の軸、および、 前記本体に設けられたハンドルアセンブリであって、 床面を横切って移動するときに前記ユーザが握るハンドルグリップと、 前記ハンドルグリップが前記本体と同一平面をなす後退した第1の位置と、 前記ハンドルグリップが、前記本体の前記上面上方の選択的に調整可能な距
    離だけ伸びる第2の位置であって、前記ハンドルグリップがユーザに握られて、
    前記軸に対して垂直に配置される、第2の位置と を有するハンドルアセンブリ を備えた車輪付きカバン。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルアセンブリは、前記第2の位置においてロック
    されるよう構成されている、請求項1に記載の車輪付きカバン。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルアセンブリは、前記第2の位置が前記ユーザの
    身長に関して選択的に変化するように構成されている、請求項1に記載の車輪付
    きカバン。
  4. 【請求項4】 前記第2の位置において、ユーザにより前記床面を横切って
    移動される際に、前記ハンドルグリップは前記床面と実質的に平行である、請求
    項1に記載の車輪付きカバン。
  5. 【請求項5】 前記ハンドルアセンブリは、 前記本体に設けられた固定された外部チューブと、 前記外部チューブ内にスライド可能に受け入れられた可動内部チューブと を備え、前記ハンドルグリップは、前記外部チューブの外に伸びる前記内部チ
    ューブの端部に取り付けられている、請求項1に記載の車輪付きカバン。
  6. 【請求項6】 前記ハンドルグリップは、前記外部チューブの外に伸びる前
    記内部チューブの端部に取り付けられた細長いハンドルシャフトを備えている、
    請求項5に記載の車輪付きカバン。
  7. 【請求項7】 前記内部チューブは、前記外部チューブ内で選択的に移動さ
    れて、前記ハンドルアセンブリの長さを変化させるように構成されている、請求
    項5に記載の車輪付きカバン。
  8. 【請求項8】 前記内部チューブは、間隔を置いた一連のマークであって、
    前記長さの少なくとも一部分に沿って伸びるマークを有し、前記マークは、前記
    外部チューブに関して前記内部チューブの移動量を測定するよう構成されている
    、請求項5に記載の車輪付きカバン。
  9. 【請求項9】 前記ハンドルアセンブリは、固定された外部チューブおよび
    可動内部チューブを備え、前記ハンドルグリップが、前記可動内部チューブに取
    り付けられ、前記可動内部チューブが前記外部チューブ内で運動して前記ハンド
    ルアセンブリの調整可能な距離を選択的に変更する、請求項1に記載の車輪付き
    カバン。
  10. 【請求項10】 前記内部チューブは、間隔を置いた一連のマークであって
    、前記長さの少なくとも一部分に沿って伸びるマークを有し、前記マークは、前
    記外部チューブに関して前記内部チューブの移動量を測定するよう構成されてい
    る、請求項9に記載の車輪付きカバン。
  11. 【請求項11】 カバンの前記本体に設けられたバブルレベルインジケータ
    であって、前記ユーザに適当な前記ハンドルアセンブリの長さを確立する際に用
    いられるバブルレベルインジケータをさらに備えた、請求項1に記載の車輪付き
    カバン。
  12. 【請求項12】 カバンの前記本体に設けられたバブルレベルインジケータ
    であって、前記ハンドルアセンブリおよび前記ハンドルグリップを、伸びた前記
    第2の位置に配置する際に用いられる、請求項1に記載の車輪付きカバン。
  13. 【請求項13】 ユーザにより床面を横切って移動される車輪付きカバンで
    あって、 底面、背面および上面を含むカバンの本体であって、前記背面は前記底面およ
    び前記上面とそれぞれ交差している本体、 前記本体に回転可能に支持された、間隔をおいた平行な少なくとも2つの車輪
    、 前記車輪を通って伸び、前記本体の前記背面および前記底面との交差部と平行
    な長手方向の軸、および、 ハンドルアセンブリ を備え、前記ハンドルアセンブリは、 前記本体に設けられた固定された外部チューブと、 前記外部チューブ内にスライド可能に受け入れられた可動内部チューブと、 前記外部チューブの外に伸びる前記内部チューブの端部に取り付けられた細
    長いハンドルシャフトと を有し、かつ前記ハンドルアセンブリは、 前記ハンドルグリップが前記本体と同一平面をなす後退した第1の位置と、 前記ハンドルグリップが、前記本体の前記上面上方の選択的に調整可能な距
    離だけ伸びる第2の位置であって、前記ハンドルグリップは前記第2の位置にお
    いて前記軸に対して垂直に配置される、第2の位置と を有し、 前記ハンドルアセンブリの前記内部チューブは、前記外部チューブ内で選択的
    に移動されて、前記ハンドルアセンブリの長さを変化させるように構成されてお
    り、かつ、前記ハンドルグリップが、前記ハンドルアセンブリの前記第2の位置
    においてロックされるよう構成されている、車輪付きカバン。
  14. 【請求項14】 前記ハンドルグリップは、前記外部チューブの外に伸びる
    前記内部チューブの端部に取り付けられた細長いハンドルシャフトを備えている
    、請求項13に記載の車輪付きカバン。
  15. 【請求項15】 前記第2の位置において、ユーザにより床面を横切って移
    動される際に、前記ハンドルグリップは前記床面から離れており、かつ前記床面
    と実質的に平行である、請求項13に記載の車輪付きカバン。
  16. 【請求項16】 前記内部チューブは、間隔を置いた一連のマークであって
    、前記長さの少なくとも一部分に沿って伸びるマークを有し、前記マークは、前
    記外部チューブに関して前記内部チューブの移動量を測定するよう構成されてい
    る、請求項13に記載の車輪付きカバン。
  17. 【請求項17】 カバンの前記本体に設けられたバブルレベルインジケータ
    であって、前記ユーザに適切な長さの前記ハンドルアセンブリを確立する際に用
    いられるバブルレベルインジケータをさらに備えた、請求項13に記載の車輪付
    きカバン。
  18. 【請求項18】 カバンの前記本体に設けられたバブルレベルインジケータ
    であって、前記ハンドルアセンブリおよび前記ハンドルグリップを、伸びた前記
    第2の位置に配置する際に用いられる、請求項13に記載の車輪付きカバン。
  19. 【請求項19】 後退した前記第1の位置において、前記内部チューブは折
    りたたまれて、前記外部チューブと実質的に平行に位置付けられる、請求項13
    に記載の車輪付きカバン。
  20. 【請求項20】 後退した前記第1の位置において、前記内部チューブは実
    質的に前記外部チューブ内に入れられている、請求項13に記載の車輪付きカバ
    ン。
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